JPH0828759A - 電磁波シールド・耐火用配管ユニット - Google Patents

電磁波シールド・耐火用配管ユニット

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JPH0828759A
JPH0828759A JP18304494A JP18304494A JPH0828759A JP H0828759 A JPH0828759 A JP H0828759A JP 18304494 A JP18304494 A JP 18304494A JP 18304494 A JP18304494 A JP 18304494A JP H0828759 A JPH0828759 A JP H0828759A
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JP
Japan
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electromagnetic wave
pipe
heat
wave shield
seal member
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JP18304494A
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English (en)
Inventor
Motoo Suzuki
元生 鈴木
Kiyoteru Taniai
清照 谷合
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DAIKO KUCHO KK
Tomoe Corp
Original Assignee
DAIKO KUCHO KK
Tomoe Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
    • F16L5/022Sealing by welding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火対策と電磁波シールド対策を備えたもの
となり、電磁波シールド室と他の室とを隔てる天井、床
または周壁である仕切りにおける配管の施工を可能にす
る電磁波シールド・耐火用配管ユニットを提供する。 【構成】 電磁波シールド部材2で覆った仕切り1に設
けた配管用貫通孔3に、耐火用配管ユニット本体4を、
固定支持部材5の円筒部27を貫通した状態で挿通し、
この固定支持部材5の円筒部27の端部を、その全周に
亘る溶接又は半田付けにより鞘管6の外周部に溶着し、
固定支持部材5の取付部28の外周部を、その全周に亘
る溶接又は半田付けにより電磁波シールド部材2に溶着
し、耐火用配管ユニット本体4の仕切り板10の周縁部
と鞘管6の内周面とを溶接又は半田付けイにより隙間な
く溶着し、仕切り板10と冷媒管8、9の外周部とを溶
接又は半田付けロ、ハにより隙間なく溶着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁波シールドを施し
た耐火用配管ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように室と室とを隔てる天
井、床または周壁である仕切り40の配管箇所には配管
用貫通孔41が設けてあり、この配管用貫通孔41に耐
火用配管ユニット42が装置してあって配管、例えば冷
媒管43、44が施工されている。
【0003】この耐火用配管ユニット42は、鞘管45
と、2枚の仕切り板46、47と、複数枚の板状の耐熱
シール部材48と、ボルト49とナット50より成る締
付け部材51とから構成された耐火用配管ユニット本体
42Aと固定支持部材58とを備えている。
【0004】すなわち、前記仕切り板46、47間に複
数枚の板状の耐熱シール部材48を介在させて、前記仕
切り板46の孔52、53、耐熱シール部材48の孔5
4、55及び仕切り板47の孔56、57にそれぞれ前
記冷媒管43、44を貫通させ、前記仕切り板46、4
7間に前記締付け部材51を取り付けて、前記鞘管45
に挿入して、締付け部材51のナット50を締付けるこ
とにより、前記仕切り板46、47で、積層された耐熱
シール部材48を圧縮して耐熱シール部材48をその直
径方向に変形させて、この耐熱シール部材48の周縁部
を前記鞘管45の内周面に圧接させると共に、耐熱シー
ル部材48の孔54、55の周縁部を前記冷媒管43、
44の外周面に圧着させ、耐熱シール部材48を前記ボ
ルト49の周面にも圧着させ、さらに、前記鞘管45内
にグラスウール61を詰め込んで前記耐火用配管ユニッ
ト本体42Aが構成してある。
【0005】そして、この耐火用配管ユニット本体42
Aを、固定支持部材58の円筒部59を貫通した状態
で、前記仕切り40の配管用貫通孔41に挿通し、この
固定支持部材58の円筒部59の端部を溶接かボルト等
の固着手段により前記鞘管45の周縁部に固着し、ま
た、固定支持部材58の取付部60の外周部を仕切り4
0にボルト等で固着してこの仕切り40に取付けてあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た耐火用配管ユニット42は耐火を目的としているため
に、前記仕切り板46の周縁部と鞘管45の内周面との
間、前記仕切り板46、47の孔52、53、56、5
7と前記冷媒管43、44の外周部との間には隙間があ
り、それぞれが連なっておらず、電磁波のシールドが考
慮されていない構造になっていた。
【0007】したがって、上記従来の耐火用配管ユニッ
トでは、電磁波の漏れがあって電磁波シールド室と他の
室とを隔てる天井、床または周壁である仕切りには使用
できないという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、耐火対策と
電磁波シールド対策を備えたものとなり、電磁波シール
ド室と他の室とを隔てる天井、床または周壁である仕切
りにおける配管の施工を可能にする電磁波シールド・耐
火用配管ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本発明に係わる電磁波シールド・耐火用配
管ユニットは、2枚の導電性の優れた金属製の仕切り板
間に耐熱シール部材を介在させて、一方の仕切り板、耐
熱シール部材及び他方の仕切り板にそれぞれ導電性の優
れた金属製の配管を貫通させ、締付け部材の締付けによ
り前記仕切り板で、前記耐熱シール部材を圧縮して耐熱
シール部材をその直径方向に変形させて、この耐熱シー
ル部材の周縁部を導電性の優れた金属製の鞘管の内周面
に圧接させると共に、耐熱シール部材を前記配管の外周
面に圧着させた耐火用配管ユニット本体と、この耐火用
配管ユニット本体に設けられた電磁波シールド手段と、
電磁波シールド部材で覆った仕切りの配管用貫通孔に貫
通された前記耐火用配管ユニット本体を保持し且つこの
耐火用配管ユニット本体を前記電磁波シールド部材に導
通させる電磁波シールドを施した固定支持部材とを備え
たことを特徴とする。
【0010】そして、前記電磁波シールド手段を、一方
の仕切り板の周縁部と前記鞘管の内周面とを溶接や半田
付等により溶着し、一方の仕切り板と配管の外周部とを
溶接又は半田付け等により溶着して構成してもよいし、
また、前記耐熱シール部材と共に、圧縮によりその直径
方向に変形させて前記鞘管の内周面及び配管の外周部に
接触する導電性の優れた金属材料からなる編組線部材で
構成してもよい。
【0011】
【作用】かかる構成により、耐火用配管ユニットが電磁
波シールド対策を備えたものとなり、電磁波シールド室
と他の室とを隔てる天井、床または周壁である仕切りに
おける配管の施工が可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】(実施例1)図1は本発明に係わる電磁波
シールド・耐火用配管ユニットの一実施例の縦断面図で
ある。電磁波シールド室Aと他の室Bとを隔てる天井、
床または周壁である仕切り1の電磁波シールド室A側は
導電性の優れた例えば、Al,Cu,Zn,真鍮等の金
属板等の電磁波シールド部材2で覆われており、この仕
切り1の配管箇所には配管用貫通孔3が設けてある。
【0014】本発明に係わる電磁波シールド・耐火用配
管ユニットは耐火用配管ユニット本体4と、この耐火用
配管ユニット本体4を前記仕切り1に固定する固定支持
部材5とを備えている。
【0015】前記耐火用配管ユニット本体4は導電性の
優れた例えば、Al,Cu,Zn,真鍮等の鞘管6を備
えており、この鞘管6内には配管支持機構7を介して導
電性の優れた金属製の配管である冷媒管8、9が固定し
てある。この配管支持機構7は、2枚の導電性の優れた
例えば、Al,Cu,Zn,真鍮等の金属板よりなる仕
切り板10、11と複数枚の板状の耐熱シール部材(例
えば、無機充填材、難燃材、有機質バインダー、無機繊
維、安定材、その他の混合物)12と、ボルト25とナ
ット26より成る締付け部材13とで構成してある。前
記仕切り板10、11は、前記鞘管6の内径よりやや小
さい直径を有する円板であり、仕切り板10には前記冷
媒管8、9が貫通する孔14、15とボルト貫通孔(図
示せず)とが形成してあり、仕切り板11には前記冷媒
管8、9が貫通する孔16、17とボルト貫通孔(図示
せず)とが形成してある。また、耐熱シール部材12に
は前記冷媒管8、9が貫通する孔22、23とボルト貫
通孔24とが形成してある。
【0016】そして、前記仕切り板10、11間に複数
枚の耐熱シール部材12を介在させて、前記仕切り板1
0の孔14、15、耐熱シール部材12の孔22、23
及び仕切り板11の孔16、17にそれぞれ前記冷媒管
8、9を貫通させ、前記仕切り板11のボルト貫通孔、
耐熱シール部材12のボルト貫通孔24及び仕切り板1
0のボルト貫通孔に前記ボルト25を貫通させ、このボ
ルト25にナット26を取り付ける。
【0017】このように仕切り板10、11、耐熱シー
ル部材12及び締付け部材13を取り付けた前記冷媒管
8、9を前記鞘管6に挿入して、締付け部材13のナッ
ト26を締付けることにより、前記仕切り板10、11
で積層された耐熱シール部材12を圧縮して耐熱シール
部材12をその直径方向に変形させて、この耐熱シール
部材12の周縁部を前記鞘管6の内周面に圧接させると
共に、耐熱シール部材12の孔22、23の周縁部を前
記冷媒管8、9の外周面に圧着させ、耐熱シール部材1
2のボルト貫通孔24の周縁部を前記ボルト25の周面
に圧着させて気密を保持している。
【0018】そして、前記仕切り板10は、前記鞘管6
のほぼ中央部において、その全周に亘って溶接又は半田
付けによりこの鞘管6の内周面に溶着されており、ま
た、前記冷媒管8、9の外周部は、その全周に亘って溶
接又は半田付けにより前記仕切り板10の孔14、15
の周縁部に溶着してある。したがって、前記仕切り板1
0の周縁部と鞘管6の内周面とは溶接又は半田付けイに
より溶着しあり、仕切り板10の孔14、15の周縁部
と冷媒管8、9の外周部とは溶接又は半田付けロ、ハに
より隙間なく溶着されており、仕切り板10のボルト貫
通孔はナット26に溶接又は半田付けにより溶着されて
いる。そして、これらの溶接又は半田付けイ、ロ、ハに
より、耐火用配管ユニット4の電磁波シールド手段を構
成している。また、前記鞘管6内にはグラスウール30
が詰め込まれている。
【0019】前記固定支持部材5は円筒部27の端部に
フランジ状の取付部28を形成したものであり、例え
ば、Al,Cu,Zn,真鍮等の導電性の優れた金属性
である。
【0020】そして、上記のように構成された耐火用配
管ユニット本体4は、前記固定支持部材5の円筒部27
を貫通した状態で、前記仕切り1の配管用貫通孔3に挿
通してあり、この固定支持部材5の円筒部27の端部
が、その全周に亘る溶接又は半田付けにより前記鞘管6
の周縁部に溶着してあり、また、固定支持部材5の取付
部28の外周部が、その全周に亘る溶接又は半田付けに
より前記電磁波シールド部材2に溶着してある。したが
って、前記固定支持部材5の円筒部27の端部の周縁部
と前記鞘管6の周縁部とは溶接又は半田付けニにより、
また、固定支持部材5の取付部28の外周部と前記電磁
波シールド部材2とは溶接又は半田付けホによりそれぞ
れ隙間なく溶着してある。そして、これら溶接又は半田
付けニ、ホが電磁波シールド手段になっている。
【0021】上記のように、前記仕切り板10の周縁部
と鞘管6の内周面とは溶接又は半田付けイにより隙間な
く溶着してあり、仕切り板10の孔14、15の周縁部
と冷媒管8、9の外周部とは溶接又は半田付けロ、ハに
より隙間なく溶着してあり、仕切り板10のボルト貫通
孔はナット26に溶接又は半田付けにより溶着されてい
る。また、前記固定支持部材5の円筒部27の端部の周
縁部と前記鞘管6の周縁部とは溶接又は半田付けニによ
り、また、固定支持部材5の取付部28の外周部と前記
電磁波シールド部材2とは溶接又は半田付けホによりそ
れぞれ隙間なく溶着してあるために、前記電磁波シール
ド室A内で発生した電磁波は外部に漏れることがない。
【0022】(実施例2)図2に本発明の他の実施例を
示す。この実施例にあっては、前記鞘管6を一方の分割
鞘管6Aと他方の分割鞘管6Bとの二つに分割し、一方
の分割鞘管6Aに前記配管支持機構7を介して冷媒管
8、9を固定して、他方の分割鞘管6B及びこの他方の
分割鞘管6Bに詰めるグラスウール30を除いた耐火用
配管ユニット本体4−1を構成し、この耐火用配管ユニ
ット本体4−1を、一方の分割鞘管6Aが前記固定支持
部材5の円筒部27を貫通した状態で前記仕切り1の配
管用貫通孔3に挿通し、この固定支持部材5の円筒部2
7の取付部28側の端部を、その全周に亘る溶接又は半
田付けにより前記鞘管6の周縁部に溶着し、また、固定
支持部材5の取付部28の外周部を、その全周に亘る溶
接又は半田付けにより前記電磁波シールド部材2に溶着
する。
【0023】この状態では、前記締付け部材13のナッ
ト26側には他方の分割鞘管6Bがないために、このナ
ット26の締付け操作や溶接作業等を楽に行うことがで
きる。したがって、このナット26の締付け操作を行っ
た後に、他方の分割鞘管6Bを前記固定支持部材5の円
筒部27内に挿入してこの分割鞘管6Bの端部を分割鞘
管6Aの端部に合わせ、前記固定支持部材5の円筒部2
7の端部の周縁部を前記分割鞘管6Bの周縁部に全周に
亘る溶接又は半田付けにより溶着して電磁波シールド・
耐火用配管ユニットを構成している。この場合、前記固
定支持部材5の円筒部27の端部の周縁部と前記分割鞘
管6Bの周縁部とは溶接又は半田付けヘにより隙間なく
溶着してある。また、前記分割鞘管6A、6B内にはグ
ラスウール30が詰め込まれる。
【0024】上記のように、前記仕切り板10の周縁部
と一方の分割鞘管6Aの内周面とは溶接又は半田付けイ
により隙間なく溶着してあり、仕切り板10の孔14、
15の周縁部と冷媒管8、9の外周部とは溶接又は半田
付けロ、ハにより隙間なく溶着してあり、仕切り板10
のボルト貫通孔はナット26に溶接又は半田付けにより
溶着されている。また、前記固定支持部材5の円筒部2
7の端部の周縁部と前記分割鞘管6Bの周縁部とは溶接
又は半田付けヘにより、また、固定支持部材5の取付部
28の外周部と前記電磁波シールド部材2とは溶接又は
半田付けホによりそれぞれ隙間なく溶着してあるため
に、前記電磁波シールド室A内で発生した電磁波は外部
に漏れることがない。
【0025】(実施例3)図3に本発明の他の実施例を
示す。この実施例にあっては、実施例1に示した電磁波
シールド・耐火用配管ユニットにおいて、前記仕切り板
10の周縁部と鞘管6の内周面との溶接又は半田付け、
仕切り板10の孔14、15の周縁部と冷媒管8、9の
外周部との部分の溶接又は半田付けをすることなく、耐
熱シール部材12間に編組線部材31を介在させた構成
である。この編組線部材31は多数本の導電性のすぐれ
た金属線、例えば銅線を網状に組み積層したものであ
り、耐火用配管ユニット本体4の電磁波シールド手段に
なっている。
【0026】前記締付け部材13のナット26を締付け
ることにより、前記仕切り板10、11により、積層さ
れた耐熱シール部材12を圧縮してこの耐熱シール部材
12をその直径方向に変形させて、この耐熱シール部材
12の周縁部を前記鞘管6の内周面に圧接させると共
に、耐熱シール部材12の孔22、23の周縁部を前記
冷媒管8、9の外周面に圧着させ、耐熱シール部材12
のボルト貫通孔24の周縁部を前記ボルト25の周面に
圧着させた場合に、前記編組線部材31も同様にその直
径方向に変形させて、その周縁部が前記鞘管6の内周面
に圧接し、前記冷媒管8、9の外周面及び前記ボルト2
5の周面に接触する。
【0027】したがって、前記編組線部材31と鞘管6
の内周面とは電気的に接続することになり、前記編組線
部材31と冷媒管8、9の外周部とを電気的に接続し、
ボルト貫通孔はボルト25とナット26の締付けにより
編組線が電気的に接続される。また、前記固定支持部材
5の円筒部27の端部の周縁部と前記鞘管6の周縁部と
は溶接又は半田付けニにより、また、固定支持部材5の
取付部28の外周部と前記電磁波シールド部材2とは溶
接又は半田付けホによりそれぞれ隙間なく溶着してある
ために、前記電磁波シールド室A内で発生した電磁波は
外部に漏れることがない。尚、上記した実施例では溶着
を溶接又は半田付けとしてあるがロー付け作業でも当然
やれることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる電
磁波シールド・耐火用配管ユニットは、2枚の導電性の
優れた金属製の仕切り板間に耐熱シール部材を介在させ
て、一方の仕切り板、耐熱シール部材及び他方の仕切り
板にそれぞれ導電性の優れた金属製の配管を貫通させ、
締付け部材の締付けにより前記仕切り板で、前記耐熱シ
ール部材を圧縮して耐熱シール部材をその直径方向に変
形させて、この耐熱シール部材の周縁部を導電性の優れ
た金属製の鞘管の内周面に圧接させると共に、耐熱シー
ル部材を前記配管の外周面に圧着させた耐火用配管ユニ
ット本体と、この耐火用配管ユニット本体に設けられた
電磁波シールド手段と、電磁波シールド部材で覆った仕
切りの配管用貫通孔に貫通された前記耐火用配管ユニッ
ト本体を保持し且つこの耐火用配管ユニット本体を前記
電磁波シールド部材に導通させる電磁波シールドを施し
た固定支持部材とを備えたから、耐火対策と電磁波シー
ルド対策を備えたものとなり、電磁波シールド室と他の
室とを隔てる天井、床または周壁である仕切りにおける
配管の施工が可能になる。
【0029】また、本発明にあっては、請求項1記載の
電磁波シールド・耐火用配管ユニットにおいて、前記電
磁波シールド手段を、一方の仕切り板の周縁部と前記鞘
管の内周面とを溶接又は半田付け等により溶着し、一方
の仕切り板と配管の外周部とを溶接又は半田付け等によ
り溶着して構成したから、前記溶接又は半田付け等によ
り電磁波シールドを確実に実施することができて、耐火
対策と電磁波シールド対策を備えたものとなり、電磁波
シールド室と他の室とを隔てる天井、床または周壁であ
る仕切りにおける配管の施工が可能になる。
【0030】また、本発明にあっては、請求項1記載の
電磁波シールド・耐火用配管ユニットにおいて、前記耐
熱シール部材と共に、圧縮によりその直径方向に変形さ
せて前記鞘管の内周面及び配管の外周部に接触する導電
性の優れた金属材料からなる編組線部材で構成したか
ら、溶接又は半田付け等を行うことなく編組線部材によ
り電気的に接続することで電磁波シールドを確実に実施
することができて、耐火対策と電磁波シールド対策を備
えたものとなり、電磁波シールド室と他の室とを隔てる
天井、床または周壁である仕切りにおける配管の施工が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電磁波シールド・耐火用配管ユ
ニットの一実施例(実施例1)の縦断面図である。
【図2】本発明に係わる電磁波シールド・耐火用配管ユ
ニットの他の実施例(実施例2)の縦断面図である。
【図3】本発明に係わる電磁波シールド・耐火用配管ユ
ニットの他の実施例(実施例3)の縦断面図である。
【図4】従来の耐火用配管ユニットの縦断面図である。
【図5】図4のX方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1 仕切り 2 電磁波シールド部材 3 配管用貫通孔 4 耐火用配管ユニット本体 5 固定支持部材 8、9 冷媒管(配管) 10、11 仕切り板 12 耐熱シール部材 13 締付け部材 27 円筒部 28 取付部 イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ 溶接又は半田付け等

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の導電性の優れた金属製の仕切り板
    間に耐熱シール部材を介在させて、一方の仕切り板、耐
    熱シール部材及び他方の仕切り板にそれぞれ導電性の優
    れた金属製の配管を貫通させ、締付け部材の締付けによ
    り前記仕切り板で、前記耐熱シール部材を圧縮して耐熱
    シール部材をその直径方向に変形させて、この耐熱シー
    ル部材の周縁部を導電性の優れた金属製の鞘管の内周面
    に圧接させると共に、耐熱シール部材を前記配管の外周
    面に圧着させた耐火用配管ユニット本体と、 この耐火用配管ユニット本体に設けられた電磁波シール
    ド手段と、 電磁波シールド部材で覆った仕切りの配管用貫通孔に貫
    通された前記耐火用配管ユニット本体を保持し且つこの
    耐火用配管ユニット本体を前記電磁波シールド部材に導
    通させる電磁波シールドを施した固定支持部材とを備え
    たことを特徴とする電磁波シールド・耐火用配管ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記電磁波シールド手段を、一方の仕切
    り板の周縁部と前記鞘管の内周面とを溶接又は半田付け
    等により溶着し、一方の仕切り板と配管の外周部とを溶
    接や半田付け等により溶着して構成した請求項1記載の
    電磁波シールド・耐火用配管ユニット。
  3. 【請求項3】 前記電磁波シールド手段を、前記耐熱シ
    ール部材と共に、圧縮によりその直径方向に変形させて
    前記鞘管の内周面及び配管の外周部に接触する導電性の
    優れた金属材料からなる編組線部材で構成した請求項1
    記載の電磁波シールド・耐火用配管ユニット。
JP18304494A 1994-07-13 1994-07-13 電磁波シールド・耐火用配管ユニット Pending JPH0828759A (ja)

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JP18304494A Pending JPH0828759A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 電磁波シールド・耐火用配管ユニット

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JP (1) JPH0828759A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4875694B2 (ja) * 2005-05-30 2012-02-15 ロックステック アクティエボラーグ シールドされた枠体

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