JPH08287341A - コイン収納箱の錠機構 - Google Patents

コイン収納箱の錠機構

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Publication number
JPH08287341A
JPH08287341A JP8966795A JP8966795A JPH08287341A JP H08287341 A JPH08287341 A JP H08287341A JP 8966795 A JP8966795 A JP 8966795A JP 8966795 A JP8966795 A JP 8966795A JP H08287341 A JPH08287341 A JP H08287341A
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JP
Japan
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storage box
shutter
coin
lock
coin storage
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Withdrawn
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JP8966795A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Morishita
▲吉▼巳 森下
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正行為の防止,取扱が容易,構造が簡単な
コイン収納箱の錠機構を提供することを目的とする。 【構成】 自動販売機Aの収納箱取付部材Bにピン案内
溝5とガイドレール7を設け、コイン収納箱Cに、コイ
ン受入口13を閉鎖する方向に付勢され、ピン29がピ
ン案内溝5に押されたときに全開位置に回動するシャッ
タ16と、全閉位置のシャッタ16に係合する方向に付
勢されたロックプレート17と、付勢反対方向に回動し
たロックプレート17に係合し、全開位置に回動したシ
ャッタ16に押動されたときにロックプレート17との
係合を解除するキーププレート18と、収納箱取付部材
Bに挿入されるときに全閉位置のシャッタ16との係合
を解除するスライドストッパ44を備えた錠機構を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集配人によって自動販
売機に装着され、コインが収納された後に回収されるコ
イン収納箱に設けられた錠機構に関する。
【0002】
【従来の技術】コイン受入口を開閉するシャッタを有
し、自動販売機の内部に着脱自在に装着され、装着され
たときにシャッタが開放可能となり、自動販売機に投入
されたコインを収納し、取り外されたときにはシャッタ
が閉鎖状態にロックされる自動販売機用のコイン収納箱
の錠機構に関しては、実開平4−78689号公報記載
の技術などがある。
【0003】このコイン収納箱には、上面に設けられた
コイン受入口と、このコイン受入口を開閉するシャッタ
が設けられ、自動販売機に装着されたときにシャッタが
開き、自動販売機に投入されたコインがこのコイン収納
箱に収納される。そして、集配人が定期的に自動販売機
を巡回し、コインが収納されたコイン収納箱を取外して
回収し、新たなコイン収納箱を装着する。
【0004】コイン収納箱は、取り外されたときにシャ
ッタが自動的に閉鎖され、且つ、ロック機構により閉鎖
状態にロックされる。集配人はこのシャッタが閉鎖され
たコイン収納箱を管理人のもとに届け、管理人が管理人
用錠を解錠しコイン収納箱を開くまでは、コインは回収
できないし、ロック機構のロックを解除することはでき
ないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このコイン収納箱は金
銭を取り扱う重要なものなので、その後、集配人の誤操
作を防止する機構や、不正行為を防止するための装着確
認用錠を追加したため、ますます構造が複雑になり、製
作費が高価になる問題や、取扱が複雑になる問題や、耐
久性の問題などが生じた。本発明はかかる課題を解決す
ることを目的としており、従来の機能を損なうことなく
構造を簡単にすることにより小型化して取り付け,取外
しの操作を容易にすると共に、耐久性があり、製作費が
安価である利点を有し、不正行為を確実に防止する実用
的なコイン収納箱の錠機構を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコイン収納箱の錠機構は、前面に挿入用開
口を有し、後壁が自動販売機の扉の裏面に固着される収
納箱取付部材に、上壁に開口するコイン供給口と、上壁
の前面に開口するピン案内溝と、側壁内面に突出するガ
イドレールとを設け、下部ケースと、該下部ケースを開
閉する上部ケースと、該上部ケースを閉鎖状態に施錠す
る管理用錠とを有し、上記収納箱取付部材に着脱自在に
装着され、装着されたときに上記コイン供給口と重なる
コイン受入口を有するコイン収納箱のケース内に、該ケ
ースに一端を枢着され、上記コイン受入口を閉鎖する方
向に付勢され、上記コイン収納箱が装着されるときに他
端に設けられたピンが上記ピン案内溝に案内されて全開
方向に回動するシャッタと、上記ケースの内部から回動
操作可能な操作部を有するロックシャフトに固着され、
全閉状態の上記シャッタに係合する施錠角度に付勢され
るロックプレートと、上記ケースに一端を枢着され、上
記ロックプレートを解錠角度に係止する方向に付勢さ
れ、上記シャッタが全開方向に回動したときに上記シャ
ッタに押動されて上記ロックプレートの係止を解除する
キーププレートと、全閉された上記シャッタに係合する
方向に付勢され、上記ガイドレールに押動されたときに
付勢反対方向に移動するスライドストッパとを設けた。
【0007】上記シャッタには、上記シャッタが全閉位
置にあるときに、施錠角度にある上記ロックプレートが
係合する係合面と、上記シャッタが全閉まで回動してい
ない不完全位置にあるときに、施錠角度まで回動してい
ない不完全角度の上記ロックプレートの解錠方向回動を
阻止する開放阻止面を設けるとよい。
【0008】
【作用】上記のように構成されたコイン収納箱の錠機構
は、自動販売機に装着する前の状態では、管理用錠が施
錠されているので、コイン収納箱のケースを開けること
はできない。シャッタがコイン受入口を閉鎖する全閉位
置にあり、ロックプレートは解錠角度に回動してキープ
プレートに係合し、シャッタに係合していないが、スラ
イドストッパがシャッタに係合しているので、シャッタ
は閉鎖状態に施錠されている。
【0009】このコイン収納箱を収納箱取付部材に挿入
していくと、スライドストッパがガイドレールに押動さ
れ、シャッタとの係合を解除する方向に移動するので、
シャッタが回動可能になる。又、シャッタのピンが収納
箱取付部材のピン案内溝に案内され、シャッタが全開位
置まで回動し、キーププレートを押動する。押動された
キーププレートは、ロックプレートとの係合を解除する
方向に回動し、ロックプレートはシャッタに圧接する方
向に回動する。
【0010】コイン収納箱が完全挿入されたときには、
コイン受入口が収納箱取付部材のコイン供給口と重な
る。自動販売機にコインが投入されると、コインがコイ
ン受入口を経由してコイン収納箱の内部に収容される。
コインのたまったコイン収納箱は、各自動販売機を巡回
する集配人によって取り外され、新たに空のコイン収納
箱が取り付けられる。
【0011】コイン収納箱が取り外されるに伴って、シ
ャッタのピンがピン案内溝から開放され、閉鎖方向に付
勢されているシャッタが全閉方向に回動する。シャッタ
が全閉方向に回動するに従って、ロックプレートがシャ
ッタに圧接しながら回動し、シャッタが全閉されたとき
に施錠角度となり、シャッタの係合面に係合する。又、
ガイドレールの押動から開放されたスライドストッパが
付勢方向に移動して、全閉状態のシャッタに係合し、シ
ャッタは全閉状態に施錠される。
【0012】コインの入ったコイン収納箱を抜き取った
後には、新たに空のコイン収納箱が収納箱取付部材に取
り付けられる。コインの入ったコイン収納箱は、管理人
のもとに届けられ、管理人が管理人用錠を解錠操作する
と、ケースの上部ケースが取外し可能になる。管理人が
コインを回収した後に、ロックシャフトの操作部を操作
してロックプレートを解錠角度に回動すると、キーププ
レートがロックプレートに係合し、再び自動販売機に取
り付け可能になる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
ると、図13は扉Dを開いた自動販売機Aの斜視図であ
り、扉Dの裏面には収納箱取付部材Bの後壁が固着さ
れ、扉Dの表面に設けられたコイン投入口(図示しな
い)に挿入されたコインが、扉Dの裏面に設けられた検
銭器1を通過して、収納箱取付部材Bに着脱自在に装着
されたコイン収納箱Cの中に落下収納され(図11参
照)、扉Dの表面では、利用客の指定した商品が自動販
売される。
【0014】収納箱取付部材Bは、前面に挿入用開口2
が設けられ、上壁3に、コイン供給口4と、上壁3の前
面に開口しほぼL字形に屈曲するピン案内溝5が設けら
れ、側壁6の内面にガイドレール7が設けられる(図
2,図10参照)。ガイドレール7は、コイン収納箱C
の挿入方向に平行であり、先端には衝撃を和らげるため
の丸み7aが形成される。
【0015】コイン収納箱Cのケース8は、上面が開口
し内部にコインを収容する下部ケース9と、下部ケース
9の上に重合される上部ケース10とにより構成される
(図10参照)。上部ケース10は、上壁11の周縁に
側壁12が設けられ、上壁11には、収納箱取付部材B
に装着されたときにコイン供給口4と重なる位置にコイ
ン受入口13が設けられる(図10,図11参照)。
【0016】コイン受入口13は、コイン供給口4と同
形状のほぼ四角孔に形成され、コイン受入口13の相対
する隅部に円弧状の短い溝13a,13bが設けられ
る。この短い溝13a,13bは、後述するシャッタ1
6のピン29の回動を妨げないようにしたものである。
側壁12には、ガイドレール7との干渉を避ける凹部1
4が設けられる(図11参照)。
【0017】上部ケース10の内部に仕切り板15が取
付けられ、上部ケース10と仕切り板15のの間に形成
される隙間に、シャッタ16,ロックプレート17,キ
ーププレート18が収容される。仕切り板15にはコイ
ン受入口13に重なるコイン受入口13′と孔19,2
0が設けられ、孔19に支軸21の中間部が固着され、
孔20にはロックシャフト22が回動可能に挿入される
(図11参照)。
【0018】支軸21の上半部にシャッタ16が枢着さ
れ、支軸21の下半部にスプリング23が巻回され、ス
プリング23の脱落を防止する止め輪24が嵌着され
る。スプリング23に一端23aは上部ケース10の側
壁12に係止され、他端23bは、仕切り板15に設け
られた円弧状孔25を貫通してシャッタ16に係止され
る(図1,図11参照)。従って、シャッタ16は、支
軸21を支点としてコイン受入口13を全閉する方向
(図1及び図11において矢印R方向)に付勢される。
【0019】シャッタ16の構造は、図12に示すよう
に、厚肉の板材26と、厚肉の板材26の上面に固着さ
れる薄肉の板材27とにより構成され、厚肉の板材26
の輪郭には、係合面28aと開放阻止面28bを有する
凹部28が形成されることが薄肉の板材26の輪郭と相
違する。シャッタ16の上面にピン29が突出し、側面
に係合凹部30が設けられる。
【0020】ロックシャフト22は、仕切り板15より
上方に突出する上端部にロックプレート17が固着さ
れ、仕切り板15より下方に突出する下部分にスプリン
グ31が巻回され、スプリング31の脱落防止用の止め
輪32が嵌着される(図11参照)。スプリング31の
一端31aは、仕切り板15の下面に固着されたばね支
持片33に係止される。ロックシャフト22の下端面に
は、管理人が回動操作するためにスリットが刻設された
操作部34が設けられ、スプリング31の他端31b
は、このスリットに係止される(図5参照)。従って、
ロックプレート17は、図1において時計方向に付勢さ
れる。
【0021】仕切り板15の上面に軸35,36が立設
され、軸35にキーププレート18が枢着され、軸36
に巻回されたスプリング37の一端37aが側壁12に
係止され、他端37bがキーププレート18に圧接する
(図4,図11参照)。従って、キーププレート18
は、図4において時計方向に付勢され、付勢方向の外面
に形成された係止凹部38が、反時計方向(施錠角度)
に回動したロックプレート17に係合するようになって
いる(図4参照)。
【0022】仕切り板15の下面に、下部カバー39の
両端部がねじ止めされる 下部カバー39は、下部壁40の周縁に側壁41が設け
られ、下部壁40に設けられた孔42(図11参照)に
はロックシャフト22の操作部34が貫通する(図3参
照)。側壁41に設けられた長孔43にはスライドスト
ッパ44の先端部44aが出没可能に設けられ(図3,
図11参照)、スライドストッパ44の後端部に屈曲形
成される係合部45は、シャッタ16の係合凹部30に
係脱可能である。
【0023】スライドストッパ44にスプリング支持ピ
ン46と長孔47が設けられ、仕切り板15に立設され
たスプリング支持ピン48が、長孔47より突出する。
スプリング支持ピン46,48に、スプリング49の両
端部が係止され、スライドストッパ44は、図1におい
て右方向に付勢され、先端部44aが仕切り板15の側
壁41から突出すると共に、係合部45がシャッタ16
の係合凹部30に係合する。
【0024】下部ケース9は、上部が開口する箱形状に
形成され、一側にシリンダ錠より成る管理用錠50が取
付けられ、管理者が管理用キーKで管理用錠50を施錠
すると、管理用錠50のロータに固着されたタング51
が、下部カバー39に設けられた係止用長孔52に係入
してケース8が施錠される(図9,図11参照)。下部
ケース9には、内部に収納コインと管理用錠50とを仕
切る隔壁53が設けられ、隔壁53と下部ケース9の側
壁の内壁面にそれぞれ2個の突起54が設けられる(図
11参照)。
【0025】上部ケース10を下部ケース9の上に重ね
合わせるときに、下部ケース9の側壁の突起54は、上
部ケース10の側壁12に設けられた長孔55(図11
参照)に係入し(図4参照)、隔壁53の突起54は、
下部カバー39の下部壁40の下面の固着される係止部
材56の長孔57(図11参照)に係入する。係止部材
56の係止用長孔52′は、係止部材56が下部カバー
39の下部壁40に取付けられたときに、係止用長孔5
2に重なる孔である。収納箱取付部材Bの正面には、内
部に挿入されたコイン収納箱Cが飛び出さないように係
止するためのストッパ58が回動可能に取付けられる
(図10参照)。
【0026】次に、以上のように構成されたコイン収納
箱Bの錠装置の作用を、各図面を参照しながら説明す
る。自動販売機Aに装着される前のコイン収納箱Cの錠
機構は、上部ケース10と下部ケース9が重ね合わせら
れた後に管理用錠50により施錠されているので、ケー
ス8を開くことはできない。図1に示すように、支軸2
1を支点として時計方向に付勢されているシャッタ16
は、コイン受入口13を全閉する位置にあり、シャッタ
16のピン29は、溝13bに挿入されている。
【0027】ロックプレート17は、反時計方向に回動
した解錠角度にあり、キーププレート18の係止凹部3
8に係合している。スライドストッパ44の先端部44
aは、下部カバー39の側壁41の長孔43から突出
し、スライドストッパ44の係合部45はシャッタ16
の係合凹部30に係入しているので、シャッタ16を開
くことはできない(図1及び図2参照)。
【0028】自動販売機Aの扉Dを開き、収納箱取付部
材Bのストッパ58を、コイン収納箱Cの挿入の邪魔に
ならない上方に回動し、コイン収納箱Cを収納箱取付部
材Bに挿入していくと、スライドストッパ44の先端部
44aがガイドレール7に当たって没入し、スライドス
トッパ44の係合部45がシャッタ16の係合凹部30
から離脱するので、シャッタ16が回動可能になる(図
4参照)。
【0029】従って、コイン収納箱Cを収納箱取付部材
Bに挿入するにつれて、シャッタ16のピン29が収納
箱取付部材Bのピン案内溝5内を移動し、ピン案内溝5
の屈曲部に当たると移動を阻止されるので、シャッタ1
6が支軸21を支点として反時計方向に回動し、次第に
全開する。シャッタ16の反時計方向回動により、シャ
ッタ16に押動されたキーププレート18が、軸35を
支点として反時計方向に回動し、係止凹部38とロック
プレート17との係合が解除される(図5参照)。係合
を解除されたロックプレート17は、付勢されている時
計方向に回動しよとするが全開されたシャッタ16によ
り阻止される。
【0030】コイン収納箱Cが収納箱取付部材Bに完全
挿入されたときには、コイン受入口13が収納箱取付部
材Bのコイン供給口4と重なり、シャッタ16が全開さ
れている。最後に、ストッパ58を下ろし、コイン収納
箱Cが収納箱取付部材Bより脱落するのを防止すると、
コイン収納箱Cの装着が完了する。
【0031】自動販売機Aにコインが投入されると、コ
インがコイン受入口13を経由してコイン収納箱Cの内
部に収容される。コインのたまったコイン収納箱Cは、
各自動販売機を巡回する集配人によって取り外され、新
たに空のコイン収納箱Cが取り付けられる。
【0032】コインが収容されたコイン収納箱Cを収納
箱取付部材Bから取り外すには、ストッパ58を上方に
回動して、コイン収納箱Cを引き出すと、シャッタ16
のピン29がピン案内溝5の押圧力から次第に開放さ
れ、閉鎖方向に付勢されているシャッタ16が全閉方向
に回動する。シャッタ16が全閉方向に回動するに従っ
て、時計方向に付勢されているロックプレート17がシ
ャッタ16に圧接しながら回動し、シャッタ16が全閉
されたときに施錠角度となり、シャッタ16の係合面2
8aに係合する(図6参照)。
【0033】コイン収納箱Cが収納箱取付部材Bから取
り外される前に、スライドストッパ44の先端44aが
ガイドレール7から離れ、スライドストッパ44の先端
44aが下部カバー39の側壁40より突出する方向に
移動し、係合部45が、全閉位置のシャッタ16の凹部
28の係合面28aに係合する。従って、コイン収納箱
Cは取り出されたときには、シャッタ16が全閉位置に
施錠され、集配人は内部のコインを勝手に取り出すこと
ができない(図7参照)。
【0034】コインの入ったコイン収納箱Cを抜き取っ
た後には、新たに空のコイン収納箱Cが収納箱取付部材
Bに取り付けられる。コインの入ったコイン収納箱C
は、管理人のもとに届けられ、管理人が管理人用キーK
により管理人用錠50を解錠操作すると、タング51が
回動して下部カバー39の係止用孔52から離脱するの
で、下部ケース9から上部ケース10を取外すことがで
きる。
【0035】管理人は、下部ケース10内のコインを回
収した後に、ロックシャフト22の操作部34のスリッ
トにドライバ等を係入し、図7において反時計方向にほ
ぼ180度回動すると、ロックプレート17がキーププ
レート18の係合凹部38に係合し、図7に示す状態か
ら図1に示す装着前に状態に復帰する。そして、再び、
自動販売機を巡回する集配人により収納箱取付部材Bに
取り付け可能になる。
【0036】コイン収納箱Cはコインを収容する大切な
ものであり、コインを抜き取る不正行為が確実に防止さ
れる信頼性の高いものでなければならない。不正行為が
生じる可能性としては、コイン収納箱Cを抜き取る過程
で、シャッタ16は閉まる寸前に、すなわち、ロックプ
レート17が係合面28aに係合する寸前に、シャッタ
16とコイン受入口13との隙間E(図8参照)に工具
などの先端を挿入してシャッタ16の全閉を阻止し、コ
イン収納箱Cを収納箱取付部材Bから取り出した後に、
挿入した工具によりシャッタ16を全開途中まで回動
し、コインを取り出す虞が考えられる。
【0037】然し、シャッタ16には、凹部28に当接
するロックプレート17の先端が反時計方向に回動する
のを阻止する係止段部を有する開放阻止面28bが形成
されているので、閉まりかけたシャッタ16を開放方向
に回動することができない。従って、集配人に不心得者
がいたとしても不正行為を行うことができないので、コ
イン収納箱Cの中のコインは確実に管理人のもとに届け
られる。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 本発明のコイン収納箱の錠機構は、自動販売機の収
納箱取付部材に挿入する簡単な操作で装着され、装着に
よりシャッタが自動的に開いてコインの受入が可能にな
るので、装着操作が極めて容易である。又、コイン収納
箱を収納箱取付部材から取り出すとシャッタが自動的に
全閉され、全閉状態に係止されるので、取り出し操作も
容易である。 (2) コイン収納箱は、収納箱取付部材から取り出すと同
時にシャッタが全閉状態に係止され、シャッタが全閉さ
れる前に工具を差し込んだとしてもシャッタを開くこと
はできないので、不正行為が確実に防止される信頼性の
高いものである。 (3) 本発明のコイン収納箱の錠機構は、構造が簡単であ
るので、製作費が安価になり、取扱が簡単で、且つ、耐
久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納箱取付部材に装着する前のコイン収納箱の
横断面図である。
【図2】収納箱取付部材の平面図である。
【図3】上部ケースの縦断面図である。
【図4】収納箱取付部材にコイン収納箱を装着する状態
の説明図である。
【図5】収納箱取付部材に装着したコイン収納箱の横断
面図である。
【図6】収納箱取付部材よりコイン収納箱を抜き取る状
態の説明図である。
【図7】抜き取られたのコイン収納箱の状態を説明する
横断面図である。
【図8】不正行為の防止を説明するコイン収納箱の横断
面図である。
【図9】管理用錠によるケースの施錠状態の説明図であ
る。
【図10】収納箱取付部材と装着前のコイン収納箱の斜
視図である。
【図11】コイン収納箱の分解斜視図である。
【図12】シャッタの構造を説明する斜視図である。
【図13】扉を開いた自動販売機の斜視図である。
【符号の説明】
A 自動販売機 B 収納箱取付部材 C コイン収納箱 D 扉 2 挿入用開口 4 コイン供給口 5 ピン案内溝 7 ガイドレール 8 ケース 9 上部ケース 10 下部ケース 13 コイン受入口 16 シャッタ 17 ロックプレート 18 キーププレート 22 ロックシャフト 23,31 スプリング 28a 係合面 28b 開放阻止面 29 ピン 30 係合凹部 34 操作部 37,49 スプリング 38 係止凹部 44 スライドストッパ 44a 先端部 45 係合部 50 管理用錠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に挿入用開口を有し、後壁が扉の裏
    面に固着される収納箱取付部材に、上壁に開口するコイ
    ン供給口と、上壁の前面に開口するピン案内溝と、側壁
    内面に突出するガイドレールとを設け、 下部ケースと、該下部ケースを開閉する上部ケースと、
    該上部ケースを閉鎖状態に施錠する管理用錠とを有し、
    上記収納箱取付部材に着脱自在に装着され、装着された
    ときに上記コイン供給口と重なるコイン受入口を有する
    コイン収納箱のケース内に、該ケースに一端を枢着さ
    れ、上記コイン受入口を閉鎖する方向に付勢され、上記
    コイン収納箱が装着されるときに他端に設けられたピン
    が上記ピン案内溝に案内されて全開方向に回動するシャ
    ッタと、上記ケースの内部から回動操作可能な操作部を
    有するロックシャフトに固着され、全閉状態の上記シャ
    ッタに係合する施錠角度に付勢されるロックプレート
    と、上記ケースに一端を枢着され、上記ロックプレート
    を解錠角度に係止する方向に付勢され、上記シャッタが
    全開方向に回動したときに上記シャッタに押動されて上
    記ロックプレートの係止を解除するキーププレートと、
    全閉された上記シャッタに係合する方向に付勢され、上
    記ガイドレールに押動されたときに付勢反対方向に移動
    するスライドストッパとを設けたことを特徴とするコイ
    ン収納箱の錠機構。
  2. 【請求項2】上記シャッタには、上記シャッタが全閉位
    置にあるときに、施錠角度にある上記ロックプレートが
    係合する係合面と、上記シャッタが全閉まで回動してい
    ない不完全位置にあるときに、施錠角度まで回動してい
    ない不完全角度の上記ロックプレートの解錠方向回動を
    阻止する開放阻止面が設けられることを特徴とする請求
    項1記載のコイン収納箱の錠機構。
JP8966795A 1995-04-14 1995-04-14 コイン収納箱の錠機構 Withdrawn JPH08287341A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006040493A1 (fr) * 2004-10-11 2006-04-20 Parkeon Machine a pieces a receptacle de pieces de monnaie amovible

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040493A1 (fr) * 2004-10-11 2006-04-20 Parkeon Machine a pieces a receptacle de pieces de monnaie amovible
US7766148B2 (en) 2004-10-11 2010-08-03 Parkeon Money handling unit provided with a removable coin receptacle

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