JPH08287103A - 情報検索方法及び装置 - Google Patents

情報検索方法及び装置

Info

Publication number
JPH08287103A
JPH08287103A JP7113581A JP11358195A JPH08287103A JP H08287103 A JPH08287103 A JP H08287103A JP 7113581 A JP7113581 A JP 7113581A JP 11358195 A JP11358195 A JP 11358195A JP H08287103 A JPH08287103 A JP H08287103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
search
condition
retrieval
processor
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7113581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900832B2 (ja
Inventor
Manabu Ueda
学 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7113581A priority Critical patent/JP2900832B2/ja
Publication of JPH08287103A publication Critical patent/JPH08287103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900832B2 publication Critical patent/JP2900832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが介在せずとも追加や関連した更なる
検索処理を自動的に続行する。 【構成】 情報が追加されるデータベース或いはデータ
ファイルを格納する情報記憶手段6と、複数のプロセッ
サ15−1〜15−nとを備え、データベースやデータ
ファイルに対して各プロセッサがそれぞれ所定の検索条
件に基づいて情報の検索を行う。ここに、プロセッサ
は、検索条件及び新たな検索条件の抽出条件を含んだ入
力条件を入力する条件入力手段21と、検索条件に基づ
いて情報記憶手段内の情報を検索する情報検索手段23
と、得られた検索結果を出力する出力手段4と、得られ
た検索結果を抽出条件に基づいて解析して新たな検索条
件を抽出する検索条件抽出手段24と、新たな検索条件
に基づいて他のプロセッサを起動する起動手段25と、
を備え、先に得られた検索結果から新たな検索条件を自
動的に抽出し、新たな検索条件に基づいて他のプロセッ
サに検索を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子情報を格納したデ
ータベースやデータファイルに対し情報の検索をマルチ
プロセッサで行い、特に、検索結果から抽出した新たな
検索条件に基づいて順次プロセッサを起動させて検索を
行う情報検索方法及び情報検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の電子情報を格納したデータファイ
ルや多数の電子情報を互いに関連性をもたせて格納した
データベースは、新たな電子情報を随時追加するために
利用されており、例えば、電子メールボックスや特許公
報データベース、論文データベース、新聞記事データベ
ース等として広く利用されている。このようなデータベ
ースやデータファイルに格納された情報は検索条件に基
づいて検索されるが、検索処理の高速化のために、従来
より、複数のプロセッサを用いたマルチプロセッサ環境
で検索処理を行うものがあった。
【0003】例えば、特開平6−4587号公報に記載
されるデータベース処理方法では、データベースを検索
するためのプロセッサを複数備え、予め設定された複数
の検索処理手順をこれらプロセッサがそれぞれ並行して
実行し、各プロセッサから得られる検索結果の内の一番
最初に処理が終了したもののみを出力するようにしてい
る。すなわち、従来のマルチプロセッサ環境における情
報検索は、各プロセッサがそれぞれの検索条件に基づい
て並行して検索処理を行うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、実際の情報検
索作業においては、検索結果に基づいて更に追加の検索
や関連した検索を行う必要が生ずる場合がある。例え
ば、特許公報のデータベース検索においては、或る検索
キーワードで検索した結果得られた多数の特許公報から
更に出願人を特定する等の条件を加えて検索を続行した
り、或いは、出願人を特定した検索結果を得た後に当該
出願人について将来的な検索を或る期間周期をもって行
う等といった場合がある。
【0005】しかしながら、従来の情報検索装置にあっ
ては、検索条件に対してそれに対応する検索結果を提供
するだけであるため、上記のような追加や関連した検索
を更に行おうとする場合には、検索結果の内容をユーザ
が確認して新たな検索条件を装置に入力し、これによっ
て再度の検索を行わなければならなかった。このため、
上記の必要性に対応するためには、その都度ユーザが介
在しなければならず、検索作業が極めて煩雑で効率の悪
いものとなっていた。
【0006】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、ユーザが介在せずとも追加や関連した更なる検索
処理を自動的に続行する情報検索方法及び装置を提供す
ることを目的とする。特に、請求項1の発明は、一旦得
られた検索結果から新たな検索条件を抽出して自動的に
更なる検索を続行する情報検索方法を提供することを目
的とする。また、請求項2の発明は、一旦得られた検索
結果から新たな検索条件を抽出して自動的に更なる検索
を続行する情報検索装置を提供することを目的とする。
また、請求項3の発明は、情報が追加されるデータベー
スやデータファイルに対して過去或いは将来の情報を定
期検索等し得る情報検索装置を提供することを目的とす
る。
【0007】また、請求項4の発明は、新たな検索条件
の下に順次起動される各世代のプロセッサに対して、世
代毎の検索条件を制御する情報検索装置を提供すること
を目的とする。また、請求項5の発明は、複数の新たな
検索条件が抽出された際に、起動されるプロセッサを少
数に抑え得る情報検索装置を提供することを目的とす
る。また、請求項6の発明は、検索処理の履歴をユーザ
に提供する情報検索装置を提供することを目的とする。
また、請求項7の発明は、起動の連鎖等に対して各プロ
セッサによる検索処理の終了を合理的に制御する情報検
索装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載した情報検索方法は、データベー
スやデータファイルに対して複数のプロセッサがそれぞ
れ所定の検索条件に基づいて情報の検索を行う情報検索
方法において、一のプロセッサにより得られた検索結果
を予め設定した所定の条件に基づいて解析して、当該検
索結果から新たな検索条件を自動的に抽出し、当該新た
な検索条件に基づいて他のプロセッサに検索を実行させ
ることを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載した情報検索装置
は、情報が追加されるデータベース或いはデータファイ
ルを格納する情報記憶手段と、複数のプロセッサとを備
え、データベースやデータファイルに対して各プロセッ
サがそれぞれ所定の検索条件に基づいて情報の検索を行
う情報検索装置において、前記プロセッサは、検索条件
及び新たな検索条件の抽出条件を含んだ入力条件を入力
する条件入力手段と、検索条件に基づいて情報記憶手段
内の情報を検索する情報検索手段と、得られた検索結果
を出力する出力手段と、得られた検索結果を抽出条件に
基づいて解析して新たな検索条件を抽出する検索条件抽
出手段と、新たな検索条件に基づいて他のプロセッサを
起動する起動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載した情報検索装置
は、請求項2に記載の情報検索装置において、入力条件
にはプロセッサを起動する時期的条件が含まれており、
起動手段は当該時期的条件に基づいて他のプロセッサを
起動することを特徴とする。また、請求項4に記載した
情報検索装置は、請求項2又は請求項3に記載の情報検
索装置において、新たな検索条件に基づいて起動される
各プロセッサの世代を管理する世代管理手段を更に備
え、入力条件にはプロセッサの世代に応じた抽出条件が
含まれており、起動手段は当該世代条件に基づいて検索
結果から新たな検索条件を抽出することを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載した情報検索装置
は、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報
検索装置において、プロセッサは、新たな検索条件につ
いて他のプロセッサへ問い合わせる通信手段を更に備
え、起動手段は、当該問い合わせ結果に基づいて検索条
件に共通部分を有する他のプロセッサが既に存在する場
合には、両検索条件を合成させた新たな検索条件に基づ
いてプロセッサを起動することを特徴とする。
【0012】また、請求項6に記載した情報検索装置
は、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の情報
検索装置において、プロセッサは、実行した検索結果の
履歴情報を管理する検索履歴情報管理手段と、検索処理
の終了時に当該プロセッサが実行した検索処理の履歴情
報を出力手段に出力する後処理手段とを更に備えたこと
を特徴とする。また、請求項7に記載した情報検索装置
は、請求項6に記載の情報検索装置において、プロセッ
サは、履歴情報が所定の基準に達した場合に後処理手段
に出力処理を行わせる終了判定手段を更に備えたことを
特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の情報検索方法によると、或るプロセ
ッサによる検索処理で一旦得られた検索結果から、所定
の条件に基づいて新たな検索条件を自動的に抽出し、こ
の新たな検索条件に基づいて他のプロセッサを起動して
更なる検索処理を行う。例えば、特許公報データベース
に対する情報検索において、所定の条件を特定の発明者
及び定期検索に設定した場合には、検索キーワードに基
づいて検索された特許公報の集合の内から設定された発
明者に係る特許公報を検索するとともに、当該発明者に
係る特許公報を過去或いは将来的に検索する。
【0014】また、請求項2に記載した情報検索装置に
よると、データベースやデータファイルを格納した情報
記憶手段に対して、各プロセッサがそれぞれ所定の検索
条件に基づいて情報の検索を行う。このプロセッサによ
る検索処理は、条件入力手段から抽出条件とともに入力
された検索条件に基づいて情報検索手段が情報記憶手段
を検索することにより行い、得られた検索結果は出力手
段からユーザへ出力される。そして、この検索結果から
は検索条件抽出手段が前記の抽出条件に基づいて新たな
検索条件を抽出し、起動手段が新たな検索条件に基づい
て他のプロセッサを起動して更なる検索を続行させる。
すなわち、この情報検索装置によると上記の情報検索方
法が実施され、特許公報データベース等に対する情報検
索において上記と同様な更なる検索が実行される。
【0015】更に、請求項3に記載した情報検索装置に
よると、起動手段が時期的条件に基づいて他のプロセッ
サを起動して更なる検索を行わせる。例えば、時期的条
件を将来的な或る時点までの定期検索とすると、データ
ベース等に将来的に追加される情報に対して定期的に更
なる検索を続行する。
【0016】更に、請求項4に記載した情報検索装置に
よると、世代管理手段で各プロセッサの世代を管理し、
世代に応じた抽出条件に基づいて検索条件抽出手段が新
たな検索条件を抽出して更なる検索を続行する。例え
ば、共同発明者についての特許公報を定期検索している
場合に、他のプロセッサ には筆頭の発明者についての
みの特許公報を更に検索させるといったように、起動さ
れるプロセッサの世代毎に検索条件を新たにして検索を
続行する。
【0017】更に、請求項5に記載した情報検索装置に
よると、或るプロセッサの起動手段が更なる検索のため
にプロセッサを起動するに際して、通信手段により既に
起動されている他のプロセッサに問い合わせを行い、検
索条件に共通部分がある場合には検索条件を合成させた
新たな検索条件に基づいて更なる検索のためのプロセッ
サを起動する。すなわち、新たな検索条件によって起動
されるプロセッサが複数ある場合に共通性のある検索条
件はまとめ、まとめられた検索条件によって1つのプロ
セッサを起動し、起動されるプロセッサの数を少数に抑
える。
【0018】更に、請求項6に記載した情報検索装置に
よると、検索履歴情報管理手段で管理されている各プロ
セッサが実行した検索の履歴情報は、後処理手段が検索
処理の終了時に出力手段からユーザに対して出力され
る。例えば、検索に使用していた検索キーワードや検索
を行った回数等の履歴情報がユーザに提供され、ユーザ
が検索処理の実行状況を容易に把握できるようにする。
【0019】更に、請求項7に記載した情報検索装置に
よると、検索処理の終了に関する基準として終了判定手
段が履歴情報が所定の基準に達したかを判定し、基準に
達している場合に後処理手段に履歴情報の出力処理を行
わせる。例えば、所定の基準を検索回数が5回と設定す
れば、検索処理を5回繰り返した後に当該プロセッサの
履歴情報が出力され、当該プロセッサの稼動が終了す
る。したがって、プロセッサの稼動が所定の条件に基づ
いて合理的に制御され、稼動しているプロセッサから連
鎖的に他のプロセッサが無限に起動されるといった状況
が回避される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る情報検索方法
及び情報検索装置を図面を参照して説明する。まず、情
報検索方法を実施する情報検索装置について説明する。
図1に示すように、情報検索装置は、特許公報データベ
ースを格納した情報記憶手段1と、データベースから情
報検索処理を行う情報処理装置2と、ユーザが検索要求
を入力するデータ入力手段3と、検索結果を出力する出
力手段4とを備えており、これら手段1〜4をネットワ
ーク5で接続した構成となっている。
【0021】情報記憶手段1は、電子情報を読出書込自
在に格納するハードディスク装置6を備えており、この
ハードディスク装置6に特許公報データベースを読出書
込自在に格納している。また、情報記憶手段1はハード
ディスク装置6をネットワーク5に接続するデータベー
ス管理サーバ7を有しており、管理サーバ7の制御の下
にネットワーク5を介して送られてきた新たな特許公報
データが随時ハードディスク装置6に格納される。した
がって、情報記憶手段1に格納される特許公報データは
将来的に順次追加される。
【0022】データ入力手段3はキーボード8及びマウ
ス9を備えており、ユーザがこれらキーボード8等を用
いて検索式等の検索条件や新たな検索式を生成するため
の抽出条件等を含んだ入力条件を検索要求として入力す
る。出力手段4はディスプレイ装置10及びプリンタ装
置11を備えており、検索結果や検索履歴をディスプレ
イ画面に表示出力し、或いは、紙媒体に印刷出力する。
【0023】情報処理装置2は、中央処理装置(CP
U)12と、主記憶装置13と、CPU12と主記憶装
置13との間及びこれらとネットワーク5との間の情報
授受を管理するI/Oハンドラ14とを備えている。主
記憶装置13には検索処理を実行するための複数のプロ
グラムが格納され、これらプログラムがCPU12と共
働して各プログラムに対応した複数のプロセッサ15−
1、15−2、15−3、・・・15−nが構成され
る。なお、、以後の説明では、特に必要がない限り、代
表符号15によって個々のプロセッサ15−1、15−
2、15−3、・・・15−nを表すものとする。
【0024】また、主記憶装置13には、各プロセッサ
15の世代を管理するプログラム、情報記憶手段1に格
納されたデータベースのクライアントプログラム、日時
を管理する時計プログラムも格納され、これらプログラ
ムとCPU12とが共働して、世代管理手段16、デー
タベースクライアント手段17、時計手段18が構成さ
れている。また、主記憶装置13にはオペレーティング
システムも格納されており、CPU12による基本的動
作が制御されている。なお、上記のプログラムは常駐す
るものではなく、必要に応じて外部の記憶装置から読み
込まれるものであってもよい。
【0025】検索処理を実行するための各プロセッサ1
5はそれぞれ図2に示すような構成を有している。すな
わち、後述する検索のために入力条件が入力される入力
手段21と、入力条件を保持する入力条件保持手段22
と、入力条件に含まれた検索条件に従ってクライアント
17及びサーバ7を介してデータベース6から特許公報
データを検索する情報検索手段23と、入力条件に含ま
れた抽出条件に従って情報検索手段23による検索結果
から新たな検索条件を抽出する検索条件抽出手段24
と、入力条件に含まれた起動条件及び抽出された新たな
検索条件に従って他のプロセッサ15を起動するプロセ
ッサ起動手段25と、入力条件に含まれた終了条件に従
って検索処理の終了を判定する終了判定手段26と、検
索終了時に出力手段4からユーザに対して検索履歴情報
を出力させる後処理手段27と、後処理手段27で出力
処理を行う検索履歴情報を保持管理する検索履歴情報保
持手段28と、次世代のプロセッサ15を起動するため
にプロセッサ起動手段25で作成された入力条件を他の
プロセッサ15の入力手段21へ出力する出力手段29
と、をプロセッサ15は備えている。
【0026】上記の入力条件は、起動時期条件、検
索条件、抽出条件、起動条件、終了条件を含んで
おり、初期的にはデータ入力手段3からユーザによって
入力されて入力手段21から取り込まれるが、検索条件
はプロセッサ15からの検索結果及び抽出条件に基づい
て順次新たな検索条件に変更され、他の条件と共に先世
代のプロセッサ15から次世代のプロセッサ15へ入力
される。すなわち、幾つものプロセッサ15が順次起動
されて世代が進むと、先世代のプロセッサ15から次世
代のプロセッサ15の入力手段21へ入力される。な
お、起動時期条件、抽出条件、起動条件、終了条件は起
動されるプロセッサ15の各世代毎に予め設定されてお
り、検索を開始する初期においてユーザから入力され
る。
【0027】本実施例の起動時期条件は、プロセッサの
世代番号、プロセッサの識別子(ID)、定期検索フラ
グ、定期検索周期、、定期検索開始日時、定期検索終了
日時、検索結果の報告先、検索結果の報告方法、履歴情
報の報告先、履歴情報の報告方法を含んでおり、プロセ
ッサ15を起動する際に当該条件に基づいて検索を実行
するかが判定される。
【0028】プロセッサの世代番号は、初代(親)のプ
ロセッサは”0”であり、順次、(子)、(孫)、・・
・と世代が進む毎に”1”、”2”・・・と番号を1つ
ずつ進められる。プロセッサの識別子(ID)は、ユー
ザID、システムが割り付けたプロセスID、親、子、
孫・・・のプロセッサが共通にもつファミリーID、こ
れらに世代番号を組み合わせたもの等が用いられる。定
期検索フラグは、定期検索が”1”、定期検索でない一
時の検索が”0”として指定する。定期検索周期は、定
期検索を行う周期を指定し、例えば、7日、24時間等
といったように指定する。定期検索開始日時は定期検索
の開始日時を、定期検索終了日時は定期検索の終了日時
をそれぞれ指定し、例えば、それぞれ”1995010
1”と”19951231”といったように年月日で指
定する。検索結果の報告先はユーザ名やユーザが属する
グループ名等で指定され、検索結果の報告方法は電子メ
ール、プリンタ、ファクシミリ等の出力手段で指定され
る。履歴情報の報告先はユーザ名、グループ名、システ
ムの管理者名等で指定され、履歴情報の報告方法は電子
メール、プリンタ、ファクシミリ等の出力手段で指定さ
れる。
【0029】本実施例の検索条件は検索期間、検索式を
含んでおり、情報検索手段23はこの検索条件に基づい
てデータベース6の検索を行う。検索期間は検索対象と
なる情報の期間的な範囲を指定し、例えば、7日前から
本日までというように指定する。検索式はデータベース
6への問い合わせ言語で指定され、例えば、特許公報の
国際分類と検索キーワードとの組合せ論理により、
{(IPC=G06F15)*(検索キーワード=(検
索*(並列+マルチプロセッサ+マルチプロセ
ス)))}というように指定する。
【0030】本実施例の抽出条件は検索結果から新たな
検索結果を抽出する基準を含んでおり、検索条件抽出手
段24は情報検索手段23で得た検索を抽出条件に基づ
いて解析し、次世代のプロセッサ15を起動するための
新たな検索条件を抽出する。抽出条件は特許公報の出願
日についての時期的範囲や発明者名といった条件で指定
され、検索結果として得られた特許公報について次世代
のプロセッサ15は当該条件に基づいた検索を行う。
【0031】本実施例の起動条件は世帯毎に新たな入力
条件をどのようなものとするかの生成条件を含んでお
り、この生成条件に基づいてプロセッサ起動手段25は
次世代のプロセッサ15に出力する入力条件を作成す
る。プロセッサ起動手段25は起動条件に基づいて、例
えば、世代が”1(子)”については、上記の抽出条件
に従って或る発明者に関する検索を定期検索或いは一時
的な検索をして、その検索結果をユーザ名で電子メール
により報告する入力条件を作成し、世代が”2(孫)”
については、上記の抽出条件に従った筆頭の発明者のみ
関する一時的な検索をして、その検索結果をグループ名
でプリンタ出力により報告する入力条件を作成する。
【0032】本実施例の終了条件は各プロセッサ15の
検索処理を終了させる条件を含んでおり、この終了条件
に基づいて終了判定手段26が検索処理の終了可否を判
定する。終了条件としては、例えば、一時的な検索につ
いては検索結果が得られた時点で検索処理を終了し、定
期検索については検索結果の特許公報が5件以上得られ
且つ最近から過去5回の検索によって1件も検索結果が
得られなくなった時点で検索処理を終了するといった指
定がなされる。
【0033】上記した検索履歴情報保持手段28は情報
検索手段23が検索処理を行う毎にその検索結果の概要
や検索条件等の検索処理に関する履歴を格納管理し、当
該プロセッサ15による検索処理が終了した際に、後処
理手段27は検索履歴情報保持手段28に保持されてい
る履歴情報を出力手段4に表示出力する。また、上記し
た世代管理手段16は個々のプロセッサ15−1、15
−2、15−3、・・・15−nが起動された世代を統
括して管理しており、プロセッサ起動手段25等が世代
に応じた処理を行う際には世代管理手段16で管理して
いる世代情報を参照する。また、上記した時計手段18
は日々刻々の日時を計測管理しており、終了判定手段2
6等が日時に応じた処理を行う際には時計手段18で管
理している日時情報を参照する。
【0034】上記構成の情報検索装置により実施される
本実施例の検索方法を図3〜図9に示すフローチャート
を参照して説明する。本発明の検索処理ではユーザから
の入力された入力条件に基づいて親世代のプロセッサ1
5が起動され、この親世代のプロセッサ15の検索結果
に基づいて子世代更には孫世代といった次世代のプロセ
ッサ15が起動される。まず、図3に示すジェネラルフ
ローチャートを参照して検索処理の全般を概説する。
【0035】ユーザがデータ入力手段3から入力条件
(起動時期条件、検索条件、抽出条件、起動条
件、終了条件)を入力し、当該入力条件が親世代とな
る或るプロセッサ15の入力手段21に入力されると
(ステップS1)、この入力条件は入力条件保持手段2
2によって保持される(ステップS2)。次いで、情報
検索手段23が入力条件の内の起動時期条件に基づいて
データベース6に対する検索処理を実行すべきかを判断
し(ステップS3)、検索すべき時には入力条件の内の
検索条件に基づいて検索を実行する(ステップS4)。
そして、検索処理が終了すると、検索履歴情報保持手段
28が検索結果や検索条件等の履歴情報を保持するとと
もに(ステップS5)、検索結果として得られた特許公
報の件数が0件(すなわち、検索によって結果が得られ
ているか)を判断して(ステップS6)、結果を得てい
る場合には当該検索結果を出力手段4から出力させる
(ステップS7)。
【0036】次いで、検索条件抽出手段24が入力条件
の内の抽出条件に基づいて上記の検索結果を解析し、当
該検索結果から新たな検索条件を抽出する(ステップS
8)。そして、この新たな検索条件に基づいてプロセッ
サ起動手段25が子世代となる他のプロセッサ15を起
動させるとともに(ステップS9)、終了判定手段26
が自らのプロセッサ15による検索処理を終了すべきか
を入力条件の内の終了条件に基づいて判定する(ステッ
プS10)。なお、上記のステップS3、S6、S10
の処理で判断基準を満たさない場合には、ステップS3
からの処理を繰り返し行い、検索処理を繰り返す毎の履
歴情報が検索履歴情報保持手段28に保持される。
【0037】自己のプロセッサ15による検索処理の終
了条件が満たされた場合には、後処理手段27が検索履
歴情報保持手段28に保持している内容を読み出して出
力手段4からユーザに対して出力し(ステップS1
1)、一連の検索処理を終了する。但し、この終了は親
世代のプロセッサ15についてであり、ステップS9で
起動された子世代のプロセッサ15については上記と同
様にして自らが終了判定を行う。したがって、親世代の
プロセッサ15はユーザ入力を起因として検索処理を実
行して所定の条件に基づいてその処理を終了させ、子世
代のプロセッサ15は親世代のプロセッサ15による検
索結果に基づいて検索処理を実行して所定の条件に基づ
いてその処理を終了させ、孫世代のプロセッサ15は子
世代のプロセッサ15による検索結果に基づいて検索処
理を実行して所定の条件に基づいてその処理を終了させ
る、というように世代を連ねて順次各プロセッサ15が
処理を続行する。すなわち、上記の処理に係わる処理手
順(プログラム)は各プロセッサ15について同様であ
り、処理手順の共用化が図られている。
【0038】図4には上記の起動時期判定処理(ステッ
プS3)に関する詳細な処理手順を示してある。まず、
起動時期条件が入力されると(ステップS31)、定期
検索フラグが”0”であるか(一時的検索か)を判断し
(ステップS32)、一時的な検索である場合には図5
に示すような手順で検索処理を実行する。一方、定期検
索である場合には時計手段18から現時点の日時を読み
出して(ステップS33)、起動時期条件に含まれてい
る検索開始日時の指定と比較する(ステップS34)。
【0039】この結果、現時点の日時が検索開始日時以
降である場合には図5に示す検索処理を実行し、現時点
の日時が検索開始日時以前である場合には、検索開始日
時に定期検索周期を加えた日時を新たな検索開始日時と
して遅延タイマーにかけ(ステップS35、S36)、
上記ステップS34の条件を満たしたところで検索処理
を実行する。したがって、起動時期条件をユーザが指定
しておくことにより自動的にプロセッサ15による検索
が開始され、起動時期条件を親世代のプロセッサ15か
ら受け継いだ子世代、孫世代等のプロセッサ15も自動
的に検索を開始する。
【0040】図5には上記の検索実行処理(ステップS
4)に関する詳細な処理手順を示してある。この検索実
行処理では、目標件数を設定し、検索条件が厳しくなる
(検索結果の件数が少なくなる)順に想定して複数の検
索式をリストとして設定し、目標件数になるまで検索条
件を順に実行し、検索件数が絞り込めた場合は、その検
索式によって、今度は件数ではなく全文を検索する。検
索件数が絞りこめない(目標件数を下回らない)場合、
あるいは、検索件数が0件になった場合には、実行を中
止し後処理を行ってユーザーに絞りこめなかった状況を
通知する。なお、ここでは、検索条件はn個の検索式を
含んだリストとして入力され、検索結果として得られる
特許公報の件数に目標値50件を指定したものとする。
まず、起動時期条件が入力されると(ステップS4
1)、検索式の初期値を”1”とし(ステップS4
2)、リスト中の1番目の検索式を用いて検索を行う
(ステップS43)。
【0041】そして、検索結果として得られた件数を目
標件数と比較し(ステップS44)、目標件数以下で検
索結果が0件でない場合には、検索結果として得られた
特許公報の全件について当該1番目の検索式を用いて公
報の内容の全文検索を行い(ステップS48)、履歴情
報の登録及び出力処理を行う。一方、目標件数を上回る
或いは、検索結果が0件となった場合にはリスト中の検
索式を全て用いたかを判断した後(ステップS45)、
リスト中に未だ検索式が残っているときには次の検索式
を用いて上記の処理を繰り返し行う(ステップS4
6)。一方、リスト中の検索式の全てについて検索した
場合には、検索式及び検索結果を履歴情報として検索履
歴情報保持手段28に格納して(ステップS47)、後
処理手段27による処理を行う。
【0042】図6には上記の検索条件抽出処理(ステッ
プS8)に関する詳細な処理手順を示してある。なお、
ここでは、抽出条件は、世代番号”1”(子)に対して
は、親世代で得られた検索結果から発明者を解析し、4
年間遡った期間的範囲で発明者に同一性のある特許公報
を全て再検索する処理を現時点から一時的又は将来の或
る時点まで定期的に行わせる検索条件を抽出させるもの
であり、世代番号”2”(孫)に対しては、子世代で得
られた検索結果から発明者を解析し、4年間遡った期間
的範囲で筆頭の発明者に同一性のある特許公報を全て再
検索する処理を現時点から一時的又は将来の或る時点ま
で定期的に行わせる検索条件を抽出させるものである。
【0043】すなわち、自己のプロセッサ15の世代番
号が”0”(親)かを判断し(ステップS51)、親で
あった場合には、子世代への検索条件であることを示す
ため世代番号を1つ増加させて、定期検索フラグを”
0”とした一時的な検索のための検索条件(ステップS
52)と定期検索フラグを”1”として検索周期、検索
開始日時及び検索終了日時を指定した定期検索のための
検索条件(ステップS53)とを、発明者同一性を指定
して作成する。そして、これら新たに作成した検索条件
を含んだ入力条件を親世代のプロセッサ15から子世代
のプロセッサ15へそれぞれ入力して、一時的な検索を
行うプロセッサ15と定期的な検索を行うプロセッサ1
5とをそれぞれ起動させる。
【0044】一方、上記の判断の結果、親世代でない場
合には、自己のプロセッサ15の世代番号が”1”
(子)かを判断し(ステップS54)、子であった場合
には、孫世代への検索条件であることを示すため世代番
号を1つ増加させて、定期検索フラグを”0”とした一
時的な検索のための検索条件(ステップS556)と定
期検索フラグを”1”として検索周期、検索開始日時及
び検索終了日時を指定した定期検索のための検索条件
(ステップS57)とを、筆頭の発明者についての同一
性を指定して作成する(ステップS55)。そして、こ
れら新たに作成した検索条件を含んだ入力条件を子世代
のプロセッサ15から孫世代のプロセッサ15へそれぞ
れ入力して、一時的な検索を行うプロセッサ15と定期
的な検索を行うプロセッサ15とをそれぞれ起動させ
る。なお、本実施例では、起動されるプロセッサ15は
孫の世代までとしており、世代番号が2以上のプロセッ
サ15からの検索結果からは新たな検索条件を抽出しな
い。
【0045】図7には上記の新たなプロセッサの起動処
理(ステップS9)に関する詳細な処理手順を示してあ
る。なお、ここでは、新たな検索条件だn個抽出され
て、これら検索条件をそれぞれ含むn個の入力条件によ
り子世代のプロセッサ15を起動する場合を例とする。
まず、n個の入力条件を含むリストがプロセッサ起動手
段25に与えられると(ステップS61)、入力条件の
初期値を”1”とし(ステップS62)、リスト中の1
番目の入力条件を用いて子世代のプロセッサ15の起動
処理を行う。
【0046】まず、リスト中の1番目の入力条件を取り
出し(ステップS63)、入力条件中に含まれた検索条
件と同じ検索条件で既に起動されているプロセッサ15
が存在するかを調べ(ステップS64)、このようなプ
ロセッサ15が既に存在しないときにのみ当該入力条件
を用いて新たに他のプロセッサ15を起動させる(ステ
ップS65)。ここで、同じ検索条件で既に起動されて
いるプロセッサ15が存在するかの判断は、プロセッサ
起動手段25が既に起動されている各プロセッサ15の
履歴情報を調べることによりなされ、前記した検索履歴
情報保持手段28は主記憶装置13に各プロセッサ15
からアクセスできる共通ファイルとして構成されてい
る。
【0047】次いで、リスト中の入力条件の全てについ
て起動処理を行ったかを判断した後(ステップS6
6)、リスト中に未だ入力条件が残っているときには次
の入力条件を用いて上記の処理を繰り返し行う(ステッ
プS67)。すなわち、先世代の検索結果に基づいて作
成された入力条件によって次世代のプロセッサが自動的
に順次起動され、この際、同一の検索条件による重複し
たプロセッサ15の起動は防止される。
【0048】図8には上記の終了判定処理(ステップS
10)に関する詳細な処理手順を示してある。まず、入
力条件中の定期検索フラグを調べて(ステップS7
1)、定期検索である場合には現時点と定期検索周期と
を加えた日時が指定された検索終了日時を越えないかを
調べる(ステップS72)。更に、検索履歴情報に基づ
いて当該プロセッサ15による今までの検索結果から
(ステップS73)、所定の終了条件が成り立つかを調
べ(ステップS74)、終了条件が成り立つ場合には後
処理を行って当該プロセッサによる処理を終了する。
【0049】ここでは、上記の終了条件を検索処理が5
回以上行われて、最近の5回の検索では検索結果が1件
も得られなかった状態を規定しており、このような状態
ではこれ以上検索を行っても結果を得られないというこ
とが合理的に考えられる。一方、上記の判断の結果、一
時的な検索である場合、定期検索でも検索終了日時を越
えている場合或いは終了条件を満たす場合には、終了さ
せる理由を検索履歴情報保持手段28に記録した後(ス
テップS75)、後処理を行って当該プロセッサによる
処理を終了する。
【0050】図9には上記の後処理処理(ステップS1
1)に関する詳細な処理手順を示してある。まず、検索
履歴情報保持手段28から処理が終了するプロセッサ1
5の履歴情報を読み出し(ステップS81)、その中か
ら当該プロセッサ15が起動された日時、検索を行った
回数、各検索処理の実行日時、検索結果の件数、検索結
果の内容の一部等を読み出す(ステップS82)。次い
で、処理を終了した現時点の日時、使用していた検索条
件、成り立った終了条件等を終了判定手段26から読み
出し(ステップS83)、上記の読み出した情報を起動
時期条件で指定されている報告先へ指定の報告方法で報
告する(ステップS84)。
【0051】すなわち、上記の実施例によれば、先世代
のプロセッサが得た検索結果からの抽出条件に基づいて
新たな検索条件を抽出し、これによって新たなプロセッ
サが起動されて、検索結果に対して追加或いは関連する
更なる検索を続行する。そして、新たな検索条件の抽
出、新たなプロセッサの起動、各プロセッサの処理の終
了は、ユーザが初期に入力した抽出条件、起動条件、終
了条件及び起動時期条件に基づいて自動的に且つ合理的
に行われる。
【0052】図10には本発明の他の一実施例に係るプ
ロセッサ15の構成を示してある。本実施例のプロセッ
サ15は、他のプロセッサ15と通信を行う通信手段3
1と、通信を制御するとともに通信結果に基づいてプロ
セッサ起動手段25を制御する制御手段32とを備えて
いる。なお、上記以外の構成は前述の実施例と同様であ
るので、同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0053】本実施例は、新たなプロセッサ15を起動
させる際に検索条件に共通部分を含む場合には、これら
検索条件を合成させた検索条件によりプロセッサを起動
させ、部分的に重複した検索処理を行うプロセッサ15
が多数起動されるのを防止している。したがって、前述
した実施例とは新たなプロセッサに起動処理において異
なっており、当該処理を図11に基づいて説明する。
【0054】まず、n個の入力条件を含むリストがプロ
セッサ起動手段25に与えられると(ステップS9
1)、制御手段32が通信手段31によって起動されて
いる全てのプロセッサ15の履歴情報保持手段28に問
い合わせを行って、これら全てのプロセッサ15のリス
トを作成する(ステップS92)。次いで、入力条件の
初期値を”1”とし(ステップS93)、リスト中の1
番目の入力条件を用いて次世代のプロセッサ15の起動
処理を行う。
【0055】すなわち、リスト中の1番目の入力条件を
取り出し(ステップS94)、入力条件中に含まれた検
索条件と共通性のある検索条件で既に起動されているプ
ロセッサ15が存在するかを、プロセッサリストにある
全てのプロセッサに対して通信手段31から問い合わせ
(ステップS95)、このようなプロセッサ15が存在
しないときにのみ当該入力条件を用いて新たに他のプロ
セッサ15を起動させる(ステップS96)。一方、検
索条件に共通性のあるプロセッサ15が既に存在する場
合には、これら検索条件を合成させて、プロセッサ起動
手段25に合成させた検索条件によって新たなプロセッ
サ15を起動させるとともに、既存のプロセッサに対し
ては通信手段31を介してその処理動作を停止させる
(ステップS97)。
【0056】このような起動処理は、リスト中の入力条
件の全てについて行ったかを判断した後(ステップS9
8)、リスト中に未だ入力条件が残っているときには次
の入力条件を用いて上記の処理を繰り返し行う(ステッ
プS99)。すなわち、先世代の検索結果に基づいて作
成された入力条件によって次世代のプロセッサが自動的
に順次起動されるが、この際、検索条件に共通性を有す
る場合には合理的に1つにまとめたプロセッサ15を起
動させて、多数のプロセッサ15が起動されてしまう事
態が防止される。
【0057】なお、上記実施例ではユーザからの入力を
起因として検索処理を開始する例を示したが、本発明で
は、データベース6に新たなデータが追加される日時、
或いは、新たなデータが追加される毎に、これら追加処
理をトリガーとして検索処理を開始するようにしてもよ
い。また、本発明は、例えば、個々人のワークステーシ
ョンとして実施する、或いは、専門のワークステーショ
ンが個々人のワークステーションから電子メール等で各
プロセッサの入力条件を受け取って各プロセッサの実行
を行う、或いは、データベースやデータファイルを管理
しているワークステーションが個々人のワークステーシ
ョンから電子メール等で各プロセッサの入力条件を受け
取って各プロセッサの実行を行う等の構成として実施す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た情報検索方法によれば、一旦得られた検索結果から新
たな検索条件を抽出して自動的に更なる検索を続行する
ようにしたため、ユーザが介在せずとも追加や関連した
更なる検索処理を自動的に続行することができ、検索作
業の負担が大幅に軽減される。また、請求項2に記載し
た情報検索装置によると、一旦得られた検索結果から検
索条件抽出手段が新たな検索条件を抽出して、起動手段
が新たな検索条件に基づいて自動的に他のプロセッサを
起動して更なる検索を続行するようにしたため、ユーザ
が介在せずとも追加や関連した更なる検索処理を自動的
に続行することができ、検索作業の負担が大幅に軽減さ
れる。
【0059】また、請求項3に記載した情報検索装置に
よると、プロセッサを所定の起動条件で起動するように
したため、上記効果に加え、ユーザの意図に沿った状態
でプロセッサが起動されて所期の検索処理が確実に実施
される。また、請求項4に記載した情報検索装置による
と、新たな検索条件を所定の抽出条件で抽出するように
したため、上記効果に加え、ユーザの意図に沿った状態
で追加や関連する更なる検索処理が確実に実施される。
【0060】また、請求項5に記載した情報検索装置に
よると、新たにプロセッサを起動する際に検索条件に共
通性のあるものはまとめるようにしたため、上記の効果
に加え、効果の低いプロセッサが多数起動されてしまう
事態を防止することができる。また、請求項6に記載し
た情報検索装置によると、各プロセッサの検索履歴情報
を後処理によって出力するようにしたため、上記の効果
に加え、ユーザが検索処理の状況を確実に把握すること
ができる。また、請求項7に記載した情報検索装置によ
ると、検索履歴が所定の基準に達した場合に各プロセッ
サの処理を終了させるようにしたため、上記の効果に加
え、特に合理的に定期検索処理を終了させて、無駄なプ
ロセッサの稼動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る情報検索装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例に係るプロセッサの構成を
示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例に係る情報検索処理の手順
を示すフローチャートである。
【図4】 起動時期判定処理の一例に係る手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】 検索実行処理の一例に係る手順を示すフロー
チャートである。
【図6】 検索条件抽出処理の一例に係る手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】 新たなプロセッサ起動処理の一例に係る手順
を示すフローチャートである。
【図8】 終了判定処理の一例に係る手順を示すフロー
チャートである。
【図9】 後処理の一例に係る手順を示すフローチャー
トである。
【図10】 本発明の他の一実施例に係るプロセッサの
構成を示すブロック図である。
【図11】 新たなプロセッサ起動処理の他の一例に係
る手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・情報記憶手段、 4・・・出力手段、 6・・
・データベース、15−1〜15−n・・・プロセッ
サ、 16・・・世代管理手段、21・・・入力手段、
23・・・情報検索手段、24・・・検索条件抽出手
段、 25・・・プロセッサ起動手段、26・・・終了
判定手段、 27・・・後処理手段、28・・・検索履
歴情報保持手段、 31・・・通信手段、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースやデータファイルに対して
    複数のプロセッサがそれぞれ所定の検索条件に基づいて
    情報の検索を行う情報検索方法において、 一のプロセッサにより得られた検索結果を予め設定した
    所定の条件に基づいて解析して、当該検索結果から新た
    な検索条件を自動的に抽出し、当該新たな検索条件に基
    づいて他のプロセッサに検索を実行させることを特徴と
    する情報検索方法。
  2. 【請求項2】 情報が追加されるデータベース或いはデ
    ータファイルを格納する情報記憶手段と、複数のプロセ
    ッサとを備え、データベースやデータファイルに対して
    各プロセッサがそれぞれ所定の検索条件に基づいて情報
    の検索を行う情報検索装置において、前記プロセッサ
    は、 検索条件及び新たな検索条件の抽出条件を含んだ入力条
    件を入力する条件入力手段と、 検索条件に基づいて情報記憶手段内の情報を検索する情
    報検索手段と、 得られた検索結果を出力する出力手段と、 得られた検索結果を抽出条件に基づいて解析して新たな
    検索条件を抽出する検索条件抽出手段と、 新たな検索条件に基づいて他のプロセッサを起動する起
    動手段と、を備えたことを特徴とする情報検索装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報検索装置におい
    て、 入力条件にはプロセッサを起動する時期的条件が含まれ
    ており、起動手段は当該時期的条件に基づいて他のプロ
    セッサを起動することを特徴とする情報検索装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の情報検索
    装置において、 新たな検索条件に基づいて起動される各プロセッサの世
    代を管理する世代管理手段を更に備え、 入力条件にはプロセッサの世代に応じた抽出条件が含ま
    れており、検索条件抽出手段は当該世代条件に基づいて
    検索結果から新たな検索条件を抽出することを特徴とす
    る情報検索装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の情報検索装置において、プロセッサは、 新たな検索条件について他のプロセッサへ問い合わせる
    通信手段を更に備え、 起動手段は、当該問い合わせ結果に基づいて検索条件に
    共通部分を有する他のプロセッサが既に存在する場合に
    は、両検索条件を合成させた新たな検索条件に基づいて
    プロセッサを起動することを特徴とする情報検索装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の情報検索装置において、プロセッサは、 実行した検索結果の履歴情報を管理する検索履歴情報管
    理手段と、 検索処理の終了時に当該プロセッサが実行した検索処理
    の履歴情報を出力手段に出力する後処理手段とを更に備
    えたことを特徴とする情報検索装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報検索装置におい
    て、プロセッサは、 履歴情報が所定の基準に達した場合に後処理手段に出力
    処理を行わせる終了判定手段を更に備えたことを特徴と
    する情報検索装置。
JP7113581A 1995-04-14 1995-04-14 情報検索装置 Expired - Fee Related JP2900832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7113581A JP2900832B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 情報検索装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7113581A JP2900832B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 情報検索装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08287103A true JPH08287103A (ja) 1996-11-01
JP2900832B2 JP2900832B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=14615862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7113581A Expired - Fee Related JP2900832B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 情報検索装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900832B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198689A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Minolta Co Ltd 情報処理装置及び記録媒体
JPH11232302A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Hitachi Ltd 予約型情報検索配信方法及びシステム
JP2001101189A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Fujitsu Ltd 情報検索装置、情報検索結果の表示方法および情報検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6584460B1 (en) 1998-11-19 2003-06-24 Hitachi, Ltd. Method of searching documents and a service for searching documents
WO2005017773A3 (en) * 2003-08-18 2005-09-22 Sap Ag Search result based automatic query reformulation
JP2006053798A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Yamanashi Tlo:Kk クエリ導出方法
JP2007034598A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 情報調査装置、情報調査方法、記録媒体
US7533074B2 (en) 2004-07-23 2009-05-12 Sap Ag Modifiable knowledge base in a mobile device

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60173629A (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 Fujitsu Ltd 異種情報検索システム間連結方式
JPS641030A (en) * 1987-06-24 1989-01-05 Canon Inc File retrieval system
JPS6472231A (en) * 1987-09-11 1989-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Information retrieving device
JPS6476116A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Fujitsu Ltd Data base retrieving and processing system
JPH01296339A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Toshiba Corp データ検索方式
JPH02113368A (ja) * 1988-10-24 1990-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 情報検索方法
JPH0561915A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Hitachi Ltd 情報取得方法および情報取得装置
JPH07168854A (ja) * 1993-08-24 1995-07-04 At & T Corp データベースについての質問処理結果の表示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60173629A (ja) * 1984-02-17 1985-09-07 Fujitsu Ltd 異種情報検索システム間連結方式
JPS641030A (en) * 1987-06-24 1989-01-05 Canon Inc File retrieval system
JPS6472231A (en) * 1987-09-11 1989-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Information retrieving device
JPS6476116A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Fujitsu Ltd Data base retrieving and processing system
JPH01296339A (ja) * 1988-05-25 1989-11-29 Toshiba Corp データ検索方式
JPH02113368A (ja) * 1988-10-24 1990-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 情報検索方法
JPH0561915A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Hitachi Ltd 情報取得方法および情報取得装置
JPH07168854A (ja) * 1993-08-24 1995-07-04 At & T Corp データベースについての質問処理結果の表示装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198689A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Minolta Co Ltd 情報処理装置及び記録媒体
JPH11232302A (ja) * 1998-02-19 1999-08-27 Hitachi Ltd 予約型情報検索配信方法及びシステム
US6584460B1 (en) 1998-11-19 2003-06-24 Hitachi, Ltd. Method of searching documents and a service for searching documents
US7693910B2 (en) 1998-11-19 2010-04-06 Hitachi, Ltd. Method of searching documents and a service for searching documents
JP2001101189A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Fujitsu Ltd 情報検索装置、情報検索結果の表示方法および情報検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2005017773A3 (en) * 2003-08-18 2005-09-22 Sap Ag Search result based automatic query reformulation
US7533074B2 (en) 2004-07-23 2009-05-12 Sap Ag Modifiable knowledge base in a mobile device
JP2006053798A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Yamanashi Tlo:Kk クエリ導出方法
JP2007034598A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp 情報調査装置、情報調査方法、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900832B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10210256B2 (en) Anchor tag indexing in a web crawler system
JP3870666B2 (ja) 文書検索方法および装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体
EP1209582B1 (en) Document retrieval method and system and computer readable storage medium
WO2007085187A1 (fr) Procédé d'extraction de données, procédé de production de fichiers d'index et moteur de recherche
WO2015103997A1 (zh) 一种基于关键词检索的网络爬虫调度方法及系统
TW201027375A (en) Search system, search method and program
JP2002207726A (ja) 文書管理装置、関連文書抽出方法、文書操作支援方法
US6055534A (en) File management system and file management method
JPH08287103A (ja) 情報検索方法及び装置
JP2000285134A (ja) 文書管理方法および文書管理装置および記憶媒体
JP3746233B2 (ja) 知識分析システムおよび知識分析方法
JP2001117934A (ja) 電子文書管理方法及びシステム並びに記録媒体
JP2005202714A (ja) 文書検索システム
JP3531344B2 (ja) 情報検索装置
JPH10111821A (ja) クライアント・サーバー・システム
JP2000048024A (ja) 構造化文書処理装置
JPH117445A (ja) 統合化文書管理装置
JPH11265378A (ja) 自動情報検索装置及び文書作成支援システム
JP2000250921A (ja) データベースの管理方法およびシステム
EP2083364A1 (en) Method for retrieving a document, a computer-readable medium, a computer program product, and a system that facilitates retrieving a document
JP2002117043A (ja) 文書検索装置、文書検索方法およびその方法を実施するためのプログラムを記録した記録媒体
Nørvåg et al. Creating synthetic temporal document collections
JP2002304414A (ja) 情報検索装置
JP2000020293A (ja) プログラムソース中の特定関数の検索方法
JP2003316560A (ja) ジョブ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees