JP2000250921A - データベースの管理方法およびシステム - Google Patents

データベースの管理方法およびシステム

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JP2000250921A
JP2000250921A JP11049664A JP4966499A JP2000250921A JP 2000250921 A JP2000250921 A JP 2000250921A JP 11049664 A JP11049664 A JP 11049664A JP 4966499 A JP4966499 A JP 4966499A JP 2000250921 A JP2000250921 A JP 2000250921A
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Hiroyuki Gosho
弘幸 御所
Koji Kimura
耕治 木村
Yoichi Kondo
近藤  洋一
Kiyonobu Hara
聖宣 原
Kazuyuki Takazawa
和之 高澤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来,データベースのグループ化演算にハッシ
ュ法を適用する技術では,グループ化済みレコードをグ
ループ化カラム値でソートする必要がある場合の高速化
方法が考慮されておらず,作業用ファイルや主記憶装置
の使用量などが多くなるという問題があった。本発明
は,ハッシュ法を適用し,グループ化カラム値でソート
する必要があるグループ化演算を,作業用ファイルなど
を用いることなく高速に実行できるよう解決するもので
ある。 【解決手段】主記憶上の予約領域中のグループ化済みレ
コードを,グループ化カラム値の順に取り出すことがで
きるように関連付け,その関連付けを常に維持する。ま
た,主記憶上の予約領域が不足して作業用ファイルを併
用する場合でも,作業用ファイルから導出したグループ
化済みレコードと主記憶上の予約領域中のグループ化済
みレコードをマージしながら取り出すことができるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,データベースの管
理方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】GROUP BY句,ORDER BY
句,集合関数,副問合せなどについては,例えば,「デ
ータベース言語SQL,JIS X3005」(日本工
業規格)と題する出版物などに記述されている。グルー
プ化演算に関連する従来の技術としては,例えば文献
「DB2 Design & Development
Guide(Gablielle Wiorkowsk
i,David Kull著,Addison−Wes
ley Publishing Company,In
c.発行)」の201頁,228頁〜229頁,あるい
は文献「DB2Applications Devel
opment Handbook(Carl Fitc
h,Charles Hinchey,James L
arson著,McGraw−Hill Book C
ompany発行)」の191頁に開示されているよう
に,グループ化カラム値によるソートを前提とする方法
がある。また,グループ化カラム値によるソートを前提
としないハッシュ法を適用したグループ化演算に関連す
る従来の技術の特許としては,例えば米国特許第551
1190号,特開平10−97544号などが挙げられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のハッシュ法を適
用した従来の技術は,主記憶上の予約領域が十分に活用
できる範囲でグループ化演算を高速化する機能は備えて
いるが,グループ化済みレコードをグループ化カラム値
でソートする必要がある場合の高速化方法が考慮されて
おらず,作業用ファイルの容量を多く必要とし,作業用
ファイルへの入出力を多く発生させ,あるいは主記憶上
の新たな予約領域を必要とし,問合せ結果を求めるまで
に多くの資源と多くの処理時間を要してしまうという問
題があった。本発明の目的は,ハッシュ法を適用し,グ
ループ化カラム値でソートする必要があるグループ化演
算を高速に実行できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、問合せ処理
要求に応じて、データベースに対する処理を行うデータ
ベース管理システムであって、前記データベースからレ
コードを取り出しハッシュ法を用いてグループ化する手
段と、前記グループ化したレコードをソートする手段と
を有することにより達成する。また、問合せ処理要求に
応じて、データベースに対する処理を行うデータベース
管理システムにおけるデータベース管理方法であって、
前記データベースからレコードを取り出しハッシュ法を
用いてグループ化し、前記グループ化したグループ化済
みレコードを記憶領域に記憶し、前記記憶領域上のグル
ープ化済みレコードのうち同じハッシュ値により分類さ
れたレコードをソートし、前記記憶領域上のグループ化
済みレコードのうち異なるハッシュ値により分類された
レコードをグループ化カラム値でソートすることにより
達成する。また、グループ化演算を繰り返して実行する
場合、グループ化カラム値でソートしたグループ化済み
レコードの完全なリストを保持し,ソート処理を繰り返
すことなく高速に問合せ結果を得ることにより達成す
る。
【0005】すなわち、ハッシュに用いる主記憶上の予
約領域の中では,グループ化カラム値をキーとしたハッ
シュ値が衝突してシノニムレコード(同じハッシュ値に
より分類されたレコード)が発生した場合に,これらの
シノニムレコードをグループ化カラム値の順に取り出す
ことができるようにするため,シノニムレコードどうし
をグループ化カラム値でソートして関連付けるようにし
たものである。また,ハッシュに用いる主記憶上の予約
領域の中では,異なるハッシュ値により分類された一連
のグループ化済みレコードをグループ化カラム値の順に
取り出すことができるようにするために,異なるハッシ
ュ値により分類された一連のグループ化済みレコードど
うしをグループ化カラム値でソートして関連付けるよう
にし,グループ化済みレコードを1レコードずつ取り出
すごとにこの関連付けを維持していくようにしたもので
ある。さらに,例えば,当該グループ化演算を副問合せ
中などで繰り返し実行するような場合にも,ソート処理
を繰り返すことなく高速にグループ化済みレコードを取
り出すことができるようにするために,ハッシュに用い
る主記憶上の予約領域の中では,グループ化済みレコー
ドを1レコードずつ取り出すときに,取り出し済みのグ
ループ化済みレコードどうしをその取り出し順で関連付
けるように維持することで,グループ化カラム値でソー
トしたグループ化済みレコードの完全なリストを保持す
るようにしたものである。さらに,ハッシュに用いる主
記憶上の予約領域が不足して作業用ファイルにグループ
化前レコードを格納する場合でも,グループ化カラム値
でソートされた問合せ結果を保証できるようにするため
に,当該グループ化前レコードをグループ化カラム値で
ソートして求めたグループ化済みレコードと,主記憶上
の予約領域中のグループ化済みレコードをマージしなが
ら取り出すことができるようにしたものである。さら
に,上述した手段を、グループ化カラム値によりソート
された問合せ結果を保証する必要がある場合に限り適用
することで,ソートされた問合せ結果を保証する必要が
ない場合においては,主記憶上の予約領域および処理時
間を節約するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0007】図1は,本発明における実施例の概要を表
す図である。まず,図1を用いて,本実施例の構成につ
いて説明する。本実施例のグループ化演算方法は,ユー
ザアプリケーションプログラム110が発行するGRO
UP BY句を含む問合せを解析し,最適なアクセス手
順に展開して実行を制御するSQL(Structured Query
Language)解析・実行111,GROUP BY句を
含む問合せで指定されたデータベース101のグループ
化前レコードを1件ずつ取り出し,グループ化前レコー
ドのグループ化カラム値をキーにしてハッシュ関数10
3からハッシュ値を求めて,ハッシュグループ化領域1
04にグループ化済みレコードを作成し,作業用ファイ
ルや主記憶上の新たな予約領域を用いることなく当該グ
ループ化済みレコードをグループ化カラム値のソート順
で関連付けていくハッシュグループ化102,ハッシュ
関数103,グループ化済みレコードを格納する主記憶
上の予約領域であるハッシュグループ化領域104,ハ
ッシュグループ化領域104からグループ化カラム値の
ソート順にしたがってグループ化済みレコードを取り出
し,当該ソート順を常に維持していくグループ化済みレ
コード取り出し106,ハッシュグループ化領域104
の不足により作業用ファイル105に格納されたグルー
プ化前レコードをグループ化カラム値でソートし,グル
ープ化済みレコードを作成して再び作業用ファイル10
5に格納し,当該グループ化済みレコードを1件ずつ取
り出すソートグループ化107,グループ化済みレコー
ド取り出し106が取り出したグループ化済みレコード
と,ソートグループ化107が取り出したグループ化済
みレコードを,グループ化カラム値によりマージして問
合せ結果のグループ化済みレコードとし,ユーザアプリ
ケーションプログラム110に渡すグループ化済みレコ
ードマージ108,により構成される。これらの装置を
プログラム化することにより,本発明を利用できる。
【0008】図7は,本発明における処理の流れを表す
フローチャートである。以下,図1および図7を用い
て,本発明の実施例の動作について説明する。ユーザア
プリケーションプログラム110は,GROUP BY
句を含む問合せを発行する。問合せは,SQL解析・実
行111で解析され,最適なアクセス手順に展開され
て,ハッシュグループ化102に送られる。ハッシュグ
ループ化102では,GROUP BY句を含む問合せ
で指定されたデータベース101のグループ化前レコー
ドを1件ずつ取り出し(S1),グループ化前レコード
のグループ化カラム値をキーにしてハッシュ関数103
からハッシュ値を求めて(S2),ハッシュグループ化
領域104にグループ化済みレコードを作成して,当該
グループ化済みレコードをグループ化カラム値のソート
順で関連付けていく(S3)。ハッシュグループ化領域
104が不足した場合は,グループ化前レコードを作業
用ファイル105に格納する(S4)。ハッシュグルー
プ化領域104へのグループ化済みレコードの作成およ
び作業用ファイル105へのグループ化前レコードの格
納は,データベース101のグループ化前レコードがな
くなるまで繰り返す。グループ化済みレコード取り出し
106では,ハッシュグループ化領域104から,グル
ープ化カラム値のソート順にしたがってグループ化済み
レコードを取り出し,当該ソート順を常に維持していく
(S6)。ソートグループ化107では,作業用ファイ
ル105に格納されたグループ化前レコードをグループ
化カラム値でソートし,グループ化済みレコードを作成
して再び作業用ファイル105に格納し(S5),当該
グループ化済みレコードを1件ずつ取り出す(S7)。
グループ化済みレコードマージ108では,グループ化
済みレコード取り出し106が取り出したグループ化済
みレコードと,ソートグループ化107が取り出したグ
ループ化済みレコードを,グループ化カラム値によりマ
ージして,問合せ結果のグループ化済みレコードとし
(S8),ユーザアプリケーションプログラム110に
渡す。グループ化済みレコードのマージは,グループ化
済みレコード取り出し106が取り出すグループ化済み
レコードと,ソートグループ化107が取り出すグルー
プ化済みレコードがなくなるまで繰り返す。
【0009】図9は,ハッシュグループ化領域104の
構成を表す図である。ハッシュグループ化領域104
は,ハッシュ用バケット表201,ソート用バケット表
208,バケット間ソート先頭ポインタ213,レコー
ド間ソート先頭ポインタ209,グループ化済みレコー
ド902,により構成される。ハッシュ用バケット表2
01は,有限数個のハッシュ用ポインタの配列であり,
ハッシュ関数103で求めたハッシュ値をインデクスと
して参照される。ソート用バケット表208は,ハッシ
ュ用バケット表201のハッシュ用ポインタで示される
先頭のグループ化済みレコードのソート順を示す有限数
個のソート用ポインタの配列である。ソート用ポインタ
はハッシュ用ポインタと1対1で対応している。バケッ
ト間ソート先頭ポインタ213は,グループ化カラム値
のソート順に従ってグループ化済みレコード取り出し1
06が次に取り出すべきグループ化済みレコードを間接
的に示す。すなわち,バケット間ソート先頭ポインタ2
13が示すソート用ポインタに対応するハッシュ用ポイ
ンタが示すグループ化済みレコードが,次に取り出すべ
き対象となる。レコード間ソート先頭ポインタ209
は,グループ化済みレコード取り出し106が最初に取
り出したグループ化済みレコード,すなわち,最も小さ
い(逆順の場合には最も大きい)グループ化カラム値を
持つグループ化済みレコードを示すためのポインタであ
る。グループ化済みレコード取り出し106がすべての
グループ化済みレコードを取り出すことで,レコード間
ソート先頭ポインタ209を起点として,すべてのグル
ープ化済みレコードをグループ化カラム値のソート順に
示し,完全なリストとして保持するようにするためのも
のである。従来の技術にはない,これらのソート用バケ
ット表208,バケット間ソート先頭ポインタ213,
レコード間ソート先頭ポインタ209が,本発明におけ
る特徴である。なお,これらのソート用バケット表20
8,バケット間ソート先頭ポインタ213,レコード間
ソート先頭ポインタ209は,グループ化カラム値によ
りソートされた問合せ結果を保証する必要がある場合に
限りハッシュグループ化領域に作成する。これによっ
て,従来の技術の範囲でハッシュ法を適用してグループ
化演算を施す場合には,主記憶上の予約領域を節約し,
不要なソート処理を省くようにすることも特徴である。
【0010】図8は,グループ化済みレコードの詳細を
表す図である。グループ化済みレコードは,次のレコー
ドへのポインタ,グループ化カラム値の数,グループ化
カラム値へのポインタの並び,グループ化カラム値の並
び,集合関数値の数,集合関数値へのポインタの並び,
集合関数値の並び,により構成される。
【0011】図2は,ハッシュグループ化領域104の
詳細を表す図である。ここでは,ハッシュグループ化1
02によるグループ化演算が終了して,6個のグループ
化済みレコードが格納されている場合を想定している。
ハッシュグループ化領域104は,ハッシュグループ化
102が作成する。グループ化済みレコード202〜2
07は,データベース101中でグループ化カラム値と
して「A」「C」「D」「F」「G」「K」を持つグル
ープ化前レコードについて,グループ化カラム値をハッ
シュ関数103にかけて得られたハッシュ値「x」
「y」「z」によりグループ化された結果である。グル
ープ化済みレコード202〜207は,ハッシュ値
「x」「y」「z」をインデクスとして参照されるハッ
シュ用バケット表201のハッシュ用ポインタ210,
211,212から示される。ここで,グループ化済み
レコード203,204,205は,同一のハッシュ値
「y」を持ち,シノニムレコードとなったことを表す。
また,グループ化済みレコード206,207は,同一
のハッシュ値「z」を持ち,シノニムレコードとなった
ことを表す。このとき,ハッシュ用ポインタ210,2
11,212から示されるグループ化済みレコードは,
グループ化カラム値のソート順でチェーンすることが特
徴である。例えば,ハッシュ用ポインタ211が示すグ
ループ化済みレコード203,204,205は,グル
ープ化カラム値である「C」「G」「K」の順でチェー
ンされている。このソート順は,異なるグループ化前レ
コードが同一のハッシュ値を持つときに,それらが同一
のグループに所属するかどうかをグループ化カラム値を
比較することによって判断する際,その比較結果を利用
して決定する。このことによって,シノニムレコードを
ソートする目的でグループ化カラム値を改めて比較し直
す必要がなくなる。ソート用バケット表208は,ハッ
シュ用バケット表201のハッシュ用ポインタ210,
211,212で示される先頭のグループ化済みレコー
ド202,203,206のグループ化カラム値「F」
「C」「A」のソート順を示している。ここでは,バケ
ット間ソート先頭ポインタ213,ソート用ポインタ2
16,215,214の順で,グループ化済みレコード
206,203,202の順,すなわち,グループ化カ
ラム値「A」「C」「F」のソート順を示す。レコード
間ソート先頭ポインタ209は,ハッシュグループ化1
02がハッシュグループ化領域104を作成した時点で
は,空である。
【0012】図3は,グループ化済みレコード取り出し
106によって一つ目のグループ化済みレコードを取り
出した後の様子を表す図である。前述の図2において,
最初に取り出すグループ化済みレコードは,バケット間
ソート先頭ポインタ213が示すソート用ポインタ21
6に対応するハッシュ用ポインタ212が示すグループ
化済みレコード206である(グループ化カラム値が最
も小さい「A」である)。このグループ化済みレコード
206の取り出しにおいて,グループ化済みレコード取
り出し106は,まず,レコード間ソート先頭ポインタ
209でグループ化済みレコード206を示すようにす
る。次に,取り出したグループ化済みレコード206が
示す次のグループ化済みレコード207をハッシュ用ポ
インタ212で示すように変更する。次に,ハッシュ用
ポインタ210,211,212が示すグループ化済み
レコード202,203,207のグループ化カラム値
「F」「C」「D」を比較し,バケット間ソート先頭ポ
インタ213,ソート用ポインタ214,215,21
6の関係を,グループ化カラム値「C」「D」「F」の
順になるように更新する。これにより,次に取り出す二
つ目のグループ化済みレコード203(グループ化カラ
ム値によるソート順で「A」の次である「C」)が決ま
ることが特徴である。
【0013】図4は,前述の図3の状態から,グループ
化済みレコード取り出し106によって二つ目のグルー
プ化済みレコードを取り出した後の様子を表す図であ
る。二つ目のグループ化済みレコード203の取り出し
において,グループ化済みレコード取り出し106は,
まず,レコード間ソート先頭ポインタ209が示すグル
ープ化済みレコード206から,グループ化済みレコー
ド203を示すようにする。次に,グループ化済みレコ
ード203が示す次のグループ化済みレコード204を
ハッシュ用ポインタ211で示すように変更する。次
に,ハッシュ用ポインタ210,211,212が示す
グループ化済みレコード202,204,207のグル
ープ化カラム値「F」「G」「D」を比較し,バケット
間ソート先頭ポインタ213,ソート用ポインタ21
4,215,216の関係を,グループ化カラム値
「D」「F」「G」の順になるように更新する。これに
より,次に取り出す三つ目のグループ化済みレコード2
07(グループ化カラム値によるソート順で「C」の次
である「D」)が決まることが特徴である。
【0014】図5は,グループ化済みレコード取り出し
106によってすべてのグループ化済みレコードを取り
出した後の様子を表す図である。前述の図3および図4
のような動作によりすべてのグループ化済みレコードを
取り出すと,レコード間ソート先頭ポインタ209を起
点として,すべてのグループ化済みレコードをグループ
化カラム値「A」「C」「D」「F」「G」「K」の順
に示すことができ,完全なリストとして保持することが
できる。したがって,グループ化済みレコード取り出し
106を再び起動して,グループ化済みレコードを最初
から繰り返して取り出すような問合せに対する処理で
は,ソート処理を繰り返すことなく,レコード間ソート
先頭ポインタ209を起点して単純かつ高速に取り出し
ていくことができるという特徴がある。
【0015】図6は,グループ化済みレコードマージ1
08の動作を表す図である。ハッシュグループ化102
では,ハッシュグループ化領域104の空きが不足し,
新たなグループ化済みレコードを格納できなくなった場
合,グループ化前レコードを作業用ファイル105に格
納する。ソートグループ化107は,格納されたグルー
プ化前レコード群601をグループ化カラム値(この例
では「B」「E」「H」「J」「L」)によりソート
し,グループ化済みレコード602〜606を作成する
(従来の技術)。この時点で,グループ化済みレコード
は,ハッシュグループ化領域104と作業用ファイル1
05の双方に存在している。グループ化済みレコードマ
ージ108は,グループ化済みレコード取り出し106
とソートグループ化107のそれぞれに対し,グループ
化済みレコードを1件ずつ取り出すように指示する。こ
こで,グループ化済みレコード取り出し106の動作に
ついては前述の通りである。また,ソートグループ化1
07は,作業用ファイル105から,グループ化カラム
値の順にグループ化済みレコードを取り出す(従来の技
術)。グループ化済みレコードマージ108は,グルー
プ化済みレコード取り出し106が取り出したグループ
化済みレコードとソートグループ化107が取り出した
グループ化済みレコードのグループ化カラム値を比較
し,その大小関係により,問合せの結果としてどちらの
グループ化済みレコードを先に出力するかを決定する。
図6において,例えば,グループ化済みレコード取り出
し106がグループ化済みレコード206(グループ化
カラム値「A」)を取り出し,ソートグループ化がグル
ープ化済みレコード602(グループ化カラム値
「B」)を取り出した場合,グループ化済みレコード2
06(グループ化カラム値「A」)を先に出力する。ま
た,例えば,グループ化済みレコード取り出し106が
グループ化済みレコード202(グループ化カラム値
「F」)を取り出し,ソートグループ化がグループ化済
みレコード603(グループ化カラム値「E」)を取り
出した場合,グループ化済みレコード603(グループ
化カラム値「E」)を先に出力する。したがって,グル
ープ化済みレコードマージ108を設けることで,ハッ
シュグループ化領域104に作成したグループ化済みレ
コードを作業用ファイルに格納することなくそのまま取
り出すことができ,かつ,ハッシュグループ化領域に格
納できなかったグループ化済みレコードとの間で,グル
ープ化カラム値でソートされた状態を保証することがで
きるという特徴がある。
【0016】本実施例によれば,例えば,ORDER
BY句のカラムの指定がGROUPBY句のカラムの指
定に含まれるような問合せのように,グループ化カラム
値によりソートされた結果を保証する必要がある場合
に,グループ化済みレコードのすべてを作業用ファイル
や主記憶上の新たな予約領域に格納してグループ化カラ
ム値でソートし直すことや,あるいは,ハッシュ法の適
用を除外してソートグループ化(従来方式)を採用する
必要がないため,作業用ファイルの使用量および入出力
回数を削減し,あるいは主記憶装置の使用量を削減し
て,グループ化演算に対するハッシュ法の適用範囲を拡
張することができ,グループ化演算を高速に処理するこ
とができる。これによって,非定型的な業務におけるデ
ータベースアクセスの処理時間短縮に貢献することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ハッシュ法を適用した
グループ化演算の結果をソートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の概要を表す図である。
【図2】ハッシュグループ化領域の詳細を表す図であ
る。
【図3】一つ目のグループ化済みレコードを取り出した
後の様子を表す図である。
【図4】二つ目のグループ化済みレコードを取り出した
後の様子を表す図である。
【図5】すべてのグループ化済みレコードを取り出した
後の様子を表す図である。
【図6】グループ化済みレコードマージの動作を表す図
である。
【図7】本発明における処理の流れを表すフローチャー
トである。
【図8】グループ化済みレコードの詳細を表す図であ
る。
【図9】ハッシュグループ化領域の構成を表す図であ
る。
【符号の説明】
101…データベース、 102…ハッシュグループ化、 103…ハッシュ関数、 104…ハッシュグループ化領域、 105…作業用ファイル、 106…グループ化済みレコード取り出し、 107…ソートグループ化、 108…グループ化済みレコードマージ、 109…データベース管理システム、 110…ユーザアプリケーションプログラム、 111…SQL解析・実行、 201…ハッシュ用バケット表、 208…ソート用バケット表、 209…レコード間ソート先頭ポインタ、 213…バケット間ソート先頭ポインタ、 601…グループ化前レコード群、 607…問合せ結果、 902…グループ化済みレコード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 洋一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 原 聖宣 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 高澤 和之 広島県広島市中区銀山町3番1号 日立中 国ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B075 NR15 QT06 5B082 BA06 GA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】問合せ処理要求に応じて、データベースに
    対する処理を行うデータベース管理システムであって、
    前記データベースからレコードを取り出しハッシュ法を
    用いてグループ化する手段と、前記グループ化したレコ
    ードをソートする手段とを有することを特徴とするデー
    タベース管理システム。
  2. 【請求項2】問合せ処理要求に応じて、データベースに
    対する処理を行うデータベース管理システムにおけるデ
    ータベース管理方法であって、前記データベースからレ
    コードを取り出しハッシュ法を用いてグループ化し、前
    記グループ化したグループ化済みレコードを記憶領域に
    記憶し、前記記憶領域上のグループ化済みレコードのう
    ち同じハッシュ値により分類されたレコードをソート
    し、前記記憶領域上のグループ化済みレコードのうち異
    なるハッシュ値により分類されたレコードをグループ化
    カラム値でソートすることを特徴とするデータベース管
    理方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデータベース管理方法であ
    って、グループ化演算を繰り返して実行する場合、グル
    ープ化カラム値でソートしたグループ化済みレコードの
    完全なリストを保持し,ソート処理を繰り返すことなく
    高速に問合せ結果を得ることを特徴とするデータベース
    管理方法。
JP11049664A 1999-02-26 1999-02-26 データベースの管理方法およびシステム Pending JP2000250921A (ja)

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