JPH08286949A - プログラム情報表示装置 - Google Patents
プログラム情報表示装置Info
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- JPH08286949A JPH08286949A JP7083832A JP8383295A JPH08286949A JP H08286949 A JPH08286949 A JP H08286949A JP 7083832 A JP7083832 A JP 7083832A JP 8383295 A JP8383295 A JP 8383295A JP H08286949 A JPH08286949 A JP H08286949A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プログラムの分岐に応じて、各流れの情報を
並行して表示する。 【構成】 位置情報の入力に応じて、検索手段101
が、テキスト格納手段102から該当するソースコード
を検索し、表示手段103に表示するプログラム情報表
示装置において、各セクションに対応するセクション情
報を保持するセクション情報保持手段111と、セクシ
ョン間の遷移を検出し、遷移先のセクションを示す検出
結果を出力する第1の検出手段112と、この検出結果
に応じて、既存のソースコードと新規のソースコードと
をそれぞれのセクションに対応して保持するコード保持
手段113と、新しいセクションの検出に応じて、新し
い表示領域を割り当てる表示領域割当手段114と、こ
の割り当て結果に基づいて、各セクションに対応して保
持されたソースコードをそれぞれ対応する表示領域を指
定して表示手段103に送出する第1の表示制御手段1
15とを備える。
並行して表示する。 【構成】 位置情報の入力に応じて、検索手段101
が、テキスト格納手段102から該当するソースコード
を検索し、表示手段103に表示するプログラム情報表
示装置において、各セクションに対応するセクション情
報を保持するセクション情報保持手段111と、セクシ
ョン間の遷移を検出し、遷移先のセクションを示す検出
結果を出力する第1の検出手段112と、この検出結果
に応じて、既存のソースコードと新規のソースコードと
をそれぞれのセクションに対応して保持するコード保持
手段113と、新しいセクションの検出に応じて、新し
い表示領域を割り当てる表示領域割当手段114と、こ
の割り当て結果に基づいて、各セクションに対応して保
持されたソースコードをそれぞれ対応する表示領域を指
定して表示手段103に送出する第1の表示制御手段1
15とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムの誤りを検
出して取り除くためのデバッガ装置およびプロセッサの
動作を模擬するソフトウェアシミュレータに関するもの
である。近年の情報処理技術の発展に伴って、情報処理
装置の高速化,高機能化が進んでおり、また、これらを
動かすソフトウェアもより複雑で大規模なものとなって
きている。
出して取り除くためのデバッガ装置およびプロセッサの
動作を模擬するソフトウェアシミュレータに関するもの
である。近年の情報処理技術の発展に伴って、情報処理
装置の高速化,高機能化が進んでおり、また、これらを
動かすソフトウェアもより複雑で大規模なものとなって
きている。
【0002】このような大規模のプログラムを開発する
際には、プログラムの詳細な動作を確認し、その誤りを
もれなく検出する必要があるため、デバッガ装置の重要
性がこれまで以上に増している。また、新しいプロセッ
サの開発に並行して、そのプロセッサに適合したコンパ
イラやリンカを開発する必要性から、ソフトウェアシミ
ュレータの重要性も増大している。
際には、プログラムの詳細な動作を確認し、その誤りを
もれなく検出する必要があるため、デバッガ装置の重要
性がこれまで以上に増している。また、新しいプロセッ
サの開発に並行して、そのプロセッサに適合したコンパ
イラやリンカを開発する必要性から、ソフトウェアシミ
ュレータの重要性も増大している。
【0003】ソフトウェア開発者などの利用者がデバッ
ガ装置やソフトウェアシミュレータを利用する際の使い
勝手は、プログラムのデバッグ作業や開発作業の効率を
向上する上で重要であるため、利用者にとって使い易い
デバッガ装置およびソフトウェアシミュレータが必要と
されている。
ガ装置やソフトウェアシミュレータを利用する際の使い
勝手は、プログラムのデバッグ作業や開発作業の効率を
向上する上で重要であるため、利用者にとって使い易い
デバッガ装置およびソフトウェアシミュレータが必要と
されている。
【0004】
【従来の技術】図7に、従来のプログラム情報表示装置
を適用したデバッガ装置の構成例を示す。図7に示すよ
うに、デバッガ装置に備えられた命令実行部401は、
命令ポインタの入力に応じて、メモリ402に格納され
た命令を実行する構成となっている。
を適用したデバッガ装置の構成例を示す。図7に示すよ
うに、デバッガ装置に備えられた命令実行部401は、
命令ポインタの入力に応じて、メモリ402に格納され
た命令を実行する構成となっている。
【0005】この場合に、ソースコード表示処理部41
0は、命令ポインタ(IP)の入力に応じて、対応するソ
ースコードを表わす表示データを作成し、ディスプレイ
装置(ディスプレイ)403を介して、実行中の命令に
対応するソースプログラムの情報を利用者に提供する構
成となっている。このソースコード表示処理部410
は、命令ポインタと対応するソースコードとの対応関係
を示す対応テーブル412を備えており、検索処理部4
11が、命令ポインタの入力に応じて、この対応テーブ
ル412を参照し、該当するソースコードが含まれてい
るテキストファイルとその行番号に関する情報を検索す
る構成となっている。
0は、命令ポインタ(IP)の入力に応じて、対応するソ
ースコードを表わす表示データを作成し、ディスプレイ
装置(ディスプレイ)403を介して、実行中の命令に
対応するソースプログラムの情報を利用者に提供する構
成となっている。このソースコード表示処理部410
は、命令ポインタと対応するソースコードとの対応関係
を示す対応テーブル412を備えており、検索処理部4
11が、命令ポインタの入力に応じて、この対応テーブ
ル412を参照し、該当するソースコードが含まれてい
るテキストファイルとその行番号に関する情報を検索す
る構成となっている。
【0006】また、読出処理部413は、上述した検索
結果の入力に応じて、該当するテキストファイル414
から指定された行番号のソースコードを読み出して、表
示データ作成部415に送出し、これに応じて、表示デ
ータ作成部415が、このソースコードを表わす表示デ
ータを作成して、ディスプレイ装置403による表示処
理に供する構成となっている。
結果の入力に応じて、該当するテキストファイル414
から指定された行番号のソースコードを読み出して、表
示データ作成部415に送出し、これに応じて、表示デ
ータ作成部415が、このソースコードを表わす表示デ
ータを作成して、ディスプレイ装置403による表示処
理に供する構成となっている。
【0007】ここで、上述した対応テーブル412は、
リンカが、ソースコードに対応するオブジェクトコード
をリンクして実行形式のファイルを作成する際に、リン
ク情報に基づいて作成しておけばよい。このようにし
て、従来のデバッガ装置におけるソースコード情報の表
示が実現されており、これにより、利用者によるデバッ
グ作業を支援している。
リンカが、ソースコードに対応するオブジェクトコード
をリンクして実行形式のファイルを作成する際に、リン
ク情報に基づいて作成しておけばよい。このようにし
て、従来のデバッガ装置におけるソースコード情報の表
示が実現されており、これにより、利用者によるデバッ
グ作業を支援している。
【0008】ソフトウェアシミュレータにおいても、同
様にして、実行中の命令そのものを表示して利用者に提
供する機能が採用されている。図8に、従来の命令表示
処理部を適用したソフトウェアシミュレータの構成例を
示す。 この場合は、この命令実行部421に入力され
る命令列そのものが、命令表示処理部430の表示デー
タ作成部431に入力されており、また、レジスタ情報
抽出部432により、命令実行部421の動作状態を示
す情報として、レジスタ群422に属する各レジスタの
値が抽出され、表示データ作成部431による処理に供
されている。
様にして、実行中の命令そのものを表示して利用者に提
供する機能が採用されている。図8に、従来の命令表示
処理部を適用したソフトウェアシミュレータの構成例を
示す。 この場合は、この命令実行部421に入力され
る命令列そのものが、命令表示処理部430の表示デー
タ作成部431に入力されており、また、レジスタ情報
抽出部432により、命令実行部421の動作状態を示
す情報として、レジスタ群422に属する各レジスタの
値が抽出され、表示データ作成部431による処理に供
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデバッガ装置およびソフトウェアシミュレータにお
いては、単純に、現在の命令ポインタに対応するソース
コードあるいは現在の命令そのものを表示しているの
で、サブルーチンや割込み処理など別のプログラムセク
ション(以下、セクションと称する)が呼び出される
と、呼び出し元の情報はサブルーチンの情報によって置
き換えられてしまい、表示されなくなってしまう。
来のデバッガ装置およびソフトウェアシミュレータにお
いては、単純に、現在の命令ポインタに対応するソース
コードあるいは現在の命令そのものを表示しているの
で、サブルーチンや割込み処理など別のプログラムセク
ション(以下、セクションと称する)が呼び出される
と、呼び出し元の情報はサブルーチンの情報によって置
き換えられてしまい、表示されなくなってしまう。
【0010】しかしながら、デバッガ装置が、大規模化
したプログラムに対応するためには、呼出元のセクショ
ンと分岐先のセクションとの間のパラメータの受け渡し
や、記述の論理的な誤り、更には、プログラムの流れそ
のものを、より容易に把握できるように支援する必要が
ある。同様に、ソフトウェアシミュレータにおいて、オ
ブジェクトコードの詳細な流れを検証するためには、セ
クション間の遷移を直感的に把握できるように支援する
必要がある。
したプログラムに対応するためには、呼出元のセクショ
ンと分岐先のセクションとの間のパラメータの受け渡し
や、記述の論理的な誤り、更には、プログラムの流れそ
のものを、より容易に把握できるように支援する必要が
ある。同様に、ソフトウェアシミュレータにおいて、オ
ブジェクトコードの詳細な流れを検証するためには、セ
クション間の遷移を直感的に把握できるように支援する
必要がある。
【0011】本発明は、プログラムの流れの分岐に応じ
て、複数の流れの情報を並行して表示することが可能な
プログラム情報表示装置を提供することを目的とする。
て、複数の流れの情報を並行して表示することが可能な
プログラム情報表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の発明
の原理ブロック図である。請求項1の発明は、オブジェ
クトプログラムにおいて現在実行中の命令の位置を示す
位置情報の入力に応じて、検索手段101が、テキスト
格納手段102からオブジェクトプログラムに対応する
ソースプログラムの該当するソースコードを検索し、表
示手段103に表示するプログラム情報表示装置におい
て、オブジェクトプログラムにおいて、順次に実行され
る一連の命令からなるセクションのそれぞれに対応し
て、その位置情報の範囲を示すセクション情報を保持す
るセクション情報保持手段111と、入力される位置情
報とセクション情報とに基づいて、実行中の命令の位置
が別のセクションに遷移したことを検出し、遷移先のセ
クションを示す情報を検出結果として出力する第1の検
出手段112と、第1の検出手段112の検出結果に応
じて、検索手段101によってそれまでに得られたソー
スコードを遷移元のセクションに対応して保存するとと
もに、検索手段101から新しく得られるソースコード
を遷移先のセクションに対応して保持するコード保持手
段113と、検出結果として、新しいセクションを示す
情報が入力された場合に、該当するセクションに表示手
段103の新しい表示領域を割り当てる表示領域割当手
段114と、表示領域割当手段114による割り当て結
果に基づいて、コード保持手段113に各セクションに
対応して保持されたソースコードをそれぞれ対応する表
示領域を指定して表示手段103に送出する第1の表示
制御手段115とを備えたことを特徴とする。
の原理ブロック図である。請求項1の発明は、オブジェ
クトプログラムにおいて現在実行中の命令の位置を示す
位置情報の入力に応じて、検索手段101が、テキスト
格納手段102からオブジェクトプログラムに対応する
ソースプログラムの該当するソースコードを検索し、表
示手段103に表示するプログラム情報表示装置におい
て、オブジェクトプログラムにおいて、順次に実行され
る一連の命令からなるセクションのそれぞれに対応し
て、その位置情報の範囲を示すセクション情報を保持す
るセクション情報保持手段111と、入力される位置情
報とセクション情報とに基づいて、実行中の命令の位置
が別のセクションに遷移したことを検出し、遷移先のセ
クションを示す情報を検出結果として出力する第1の検
出手段112と、第1の検出手段112の検出結果に応
じて、検索手段101によってそれまでに得られたソー
スコードを遷移元のセクションに対応して保存するとと
もに、検索手段101から新しく得られるソースコード
を遷移先のセクションに対応して保持するコード保持手
段113と、検出結果として、新しいセクションを示す
情報が入力された場合に、該当するセクションに表示手
段103の新しい表示領域を割り当てる表示領域割当手
段114と、表示領域割当手段114による割り当て結
果に基づいて、コード保持手段113に各セクションに
対応して保持されたソースコードをそれぞれ対応する表
示領域を指定して表示手段103に送出する第1の表示
制御手段115とを備えたことを特徴とする。
【0013】図2は、請求項2の発明の原理ブロック図
である。請求項2の発明は、オブジェクトプログラムを
構成する命令列の入力に応じて、命令列を表示手段10
3に表示するプログラム情報表示装置において、入力さ
れる各命令に基づいて、順次に実行される一連の命令か
らなるセクション間の遷移を検出し、遷移先のセクショ
ンを示す情報を検出結果として出力する第2の検出手段
121と、検出結果に応じて、それまでに得られた命令
列を遷移元のセクションに対応して保存するとともに、
新しく入力される命令列を遷移先のセクションに対応し
て保持する命令保持手段122と、検出結果として、新
しいセクションを示す情報が入力された場合に、該当す
るセクションに表示手段103の新しい表示領域を割り
当てる表示領域割当手段114と、表示領域割当手段1
14による割り当て結果に基づいて、命令保持手段12
2に各セクションに対応して保持された命令列をそれぞ
れ対応する表示領域を指定して表示手段103に送出す
る第2の表示制御手段123とを備えたことを特徴とす
る。
である。請求項2の発明は、オブジェクトプログラムを
構成する命令列の入力に応じて、命令列を表示手段10
3に表示するプログラム情報表示装置において、入力さ
れる各命令に基づいて、順次に実行される一連の命令か
らなるセクション間の遷移を検出し、遷移先のセクショ
ンを示す情報を検出結果として出力する第2の検出手段
121と、検出結果に応じて、それまでに得られた命令
列を遷移元のセクションに対応して保存するとともに、
新しく入力される命令列を遷移先のセクションに対応し
て保持する命令保持手段122と、検出結果として、新
しいセクションを示す情報が入力された場合に、該当す
るセクションに表示手段103の新しい表示領域を割り
当てる表示領域割当手段114と、表示領域割当手段1
14による割り当て結果に基づいて、命令保持手段12
2に各セクションに対応して保持された命令列をそれぞ
れ対応する表示領域を指定して表示手段103に送出す
る第2の表示制御手段123とを備えたことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】請求項1の発明は、セクション情報保持手段1
11に保持されたセクション情報に基づいて、第1の検
出手段112がセクション間の遷移を検出し、この検出
結果に応じて、コード保持手段113と表示領域割当手
段114とが動作することにより、検索手段101がテ
キスト102を検索して得られたソースコードを対応す
るセクションごとに保持し、第1の表示制御手段114
を介して、表示手段103の各セクションに対応する表
示領域に表示することができる。
11に保持されたセクション情報に基づいて、第1の検
出手段112がセクション間の遷移を検出し、この検出
結果に応じて、コード保持手段113と表示領域割当手
段114とが動作することにより、検索手段101がテ
キスト102を検索して得られたソースコードを対応す
るセクションごとに保持し、第1の表示制御手段114
を介して、表示手段103の各セクションに対応する表
示領域に表示することができる。
【0015】請求項2の発明は、第2の検出手段121
が、入力命令そのものに基づいてセクション間の遷移を
検出し、この検出結果に応じて、命令列保持手段122
と表示領域割当手段114とが動作することにより、入
力された命令を対応するセクションごとに保持し、第2
の表示制御手段123を介して、表示手段103の各セ
クションに対応する表示領域に表示することができる。
が、入力命令そのものに基づいてセクション間の遷移を
検出し、この検出結果に応じて、命令列保持手段122
と表示領域割当手段114とが動作することにより、入
力された命令を対応するセクションごとに保持し、第2
の表示制御手段123を介して、表示手段103の各セ
クションに対応する表示領域に表示することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3に、本発明のプログラム情報表
示装置を適用したデバッガ装置の実施例構成を示す。図
3において、ソースコード表示処理部210は、請求項
1のプログラム情報表示装置に相当するものである。
て詳細に説明する。図3に、本発明のプログラム情報表
示装置を適用したデバッガ装置の実施例構成を示す。図
3において、ソースコード表示処理部210は、請求項
1のプログラム情報表示装置に相当するものである。
【0017】このソースコード表示処理部210は、図
7に示したソースコード表示処理部410に、遷移検出
部211とセクションテーブル212と分岐判定部21
3と遷移情報保持部214と表示制御部215とコード
保持部216とを付加し、表示データ作成部415に代
えて表示データ作成部217を備えて構成されている。
7に示したソースコード表示処理部410に、遷移検出
部211とセクションテーブル212と分岐判定部21
3と遷移情報保持部214と表示制御部215とコード
保持部216とを付加し、表示データ作成部415に代
えて表示データ作成部217を備えて構成されている。
【0018】このソースコード表示処理部210におい
て、セクションテーブル212は、セクション情報保持
手段111に相当するものであり、遷移検出部211,
分岐判定部213および遷移情報保持部214は、第1
の検出手段112に相当するものである。図3におい
て、遷移検出部211は、命令ポインタ(IP)の入力に
応じて、セクションテーブル212を参照し、現在の命
令ポインタが属するセクションと直前の命令ポインタが
属するセクションとの不一致をセクション間の遷移とし
て検出し、分岐した先の新しいセクションに関する情報
を遷移情報保持部214に格納する構成となっている。
また、分岐判定部213は、遷移検出部211で検出さ
れた新しいセクションに関する情報と、遷移情報保持部
214に格納された情報とに基づいて、検出されたセク
ション間の遷移の種類を判定し、表示制御部215およ
びコード保持部216に通知する構成となっている。
ここで、上述したセクションテーブル212は、メイン
ルーチンおよび各サブルーチンや割込み処理などのセク
ションのそれぞれを示すセクション番号に対応して、命
令ポインタの範囲を示す情報を格納する構成となってお
り、実行形式のファイルを作成する際に、リンカによっ
て作成しておけばよい。
て、セクションテーブル212は、セクション情報保持
手段111に相当するものであり、遷移検出部211,
分岐判定部213および遷移情報保持部214は、第1
の検出手段112に相当するものである。図3におい
て、遷移検出部211は、命令ポインタ(IP)の入力に
応じて、セクションテーブル212を参照し、現在の命
令ポインタが属するセクションと直前の命令ポインタが
属するセクションとの不一致をセクション間の遷移とし
て検出し、分岐した先の新しいセクションに関する情報
を遷移情報保持部214に格納する構成となっている。
また、分岐判定部213は、遷移検出部211で検出さ
れた新しいセクションに関する情報と、遷移情報保持部
214に格納された情報とに基づいて、検出されたセク
ション間の遷移の種類を判定し、表示制御部215およ
びコード保持部216に通知する構成となっている。
ここで、上述したセクションテーブル212は、メイン
ルーチンおよび各サブルーチンや割込み処理などのセク
ションのそれぞれを示すセクション番号に対応して、命
令ポインタの範囲を示す情報を格納する構成となってお
り、実行形式のファイルを作成する際に、リンカによっ
て作成しておけばよい。
【0019】したがって、上述した遷移検出部211
は、セクション間の遷移を検出したときに、検出結果と
して、遷移先のセクションを示すセクション番号を出力
して分岐判定部213と遷移情報保持部214に送出す
ればよい。この場合は、遷移情報保持部214が、遷移
先のセクション番号を順次に保持していくことにより、
セクション間の遷移に関する履歴情報を収集することが
できる。
は、セクション間の遷移を検出したときに、検出結果と
して、遷移先のセクションを示すセクション番号を出力
して分岐判定部213と遷移情報保持部214に送出す
ればよい。この場合は、遷移情報保持部214が、遷移
先のセクション番号を順次に保持していくことにより、
セクション間の遷移に関する履歴情報を収集することが
できる。
【0020】この場合は、上述した遷移検出部211
は、命令ポインタに基づいてセクションテーブル212
から該当するセクション番号を検索し、このセクション
番号を遷移情報保持部214の現在のセクションを示す
最後のセクション番号と照合することで、セクション間
の遷移を検出することができる。また、分岐判定部21
3により、遷移先のセクション番号と遷移情報保持部2
14に直前のセクションの1つ前に保持されたセクショ
ン番号とを照合することで、遷移検出部211で検出さ
れたセクション間の遷移が、新しいセクションへの分岐
かあるいは呼び出し元のセクションへの復帰かを判定す
ることができる。
は、命令ポインタに基づいてセクションテーブル212
から該当するセクション番号を検索し、このセクション
番号を遷移情報保持部214の現在のセクションを示す
最後のセクション番号と照合することで、セクション間
の遷移を検出することができる。また、分岐判定部21
3により、遷移先のセクション番号と遷移情報保持部2
14に直前のセクションの1つ前に保持されたセクショ
ン番号とを照合することで、遷移検出部211で検出さ
れたセクション間の遷移が、新しいセクションへの分岐
かあるいは呼び出し元のセクションへの復帰かを判定す
ることができる。
【0021】また、図3において、検索処理部411,
対応テーブル412,読出処理部413は、請求項1で
述べた検索手段101に相当するものであり、従来と同
様にして、テキスト格納手段102に相当するテキスト
ファイル414から、命令ポインタに対応するソースコ
ードを検索して、表示データ作成部217に送出する構
成となっている。
対応テーブル412,読出処理部413は、請求項1で
述べた検索手段101に相当するものであり、従来と同
様にして、テキスト格納手段102に相当するテキスト
ファイル414から、命令ポインタに対応するソースコ
ードを検索して、表示データ作成部217に送出する構
成となっている。
【0022】コード保持部216は、分岐判定部213
による判定結果に応じて、読出処理部413で得られた
ソースコードをセクションごとに保持する構成となって
おり、これにより、請求項1で述べたコード保持手段1
13の機能を果たす構成となっている。また、表示制御
部215と表示データ作成部217とは、第1の表示制
御手段114に相当するものであり、表示データ作成部
217が、表示制御部215からの指示に応じて動作す
る構成となっている。
による判定結果に応じて、読出処理部413で得られた
ソースコードをセクションごとに保持する構成となって
おり、これにより、請求項1で述べたコード保持手段1
13の機能を果たす構成となっている。また、表示制御
部215と表示データ作成部217とは、第1の表示制
御手段114に相当するものであり、表示データ作成部
217が、表示制御部215からの指示に応じて動作す
る構成となっている。
【0023】また、表示制御部215は、上述した遷移
検出部211および分岐判定部213によって、新しい
セクションへの分岐が検出されたときに、表示領域割当
手段114として動作し、この新しいセクションに対応
する新しい表示領域を作成し、表示データ作成部217
に通知する構成となっている。したがって、表示データ
作成部217は、この通知に応じてコード保持部216
内の新しいセクションに対応するソースコードと表示領
域との対応関係を認識し、既存のセクションに対応する
表示データとともに、新しいセクションのソースコード
を該当する表示領域に表示するための表示データを作成
すればよい。
検出部211および分岐判定部213によって、新しい
セクションへの分岐が検出されたときに、表示領域割当
手段114として動作し、この新しいセクションに対応
する新しい表示領域を作成し、表示データ作成部217
に通知する構成となっている。したがって、表示データ
作成部217は、この通知に応じてコード保持部216
内の新しいセクションに対応するソースコードと表示領
域との対応関係を認識し、既存のセクションに対応する
表示データとともに、新しいセクションのソースコード
を該当する表示領域に表示するための表示データを作成
すればよい。
【0024】図4に、ソースコード情報表示処理動作を
表わす流れ図を示す。ステップ301における命令ポイ
ンタの入力に応じて、まず、遷移検出部211が動作
し、命令ポインタが遷移情報保持部214で示される現
在のセクションに属しているか否かに基づいて、セクシ
ョンの遷移が発生したか否かを判定する(ステップ30
2)。
表わす流れ図を示す。ステップ301における命令ポイ
ンタの入力に応じて、まず、遷移検出部211が動作
し、命令ポインタが遷移情報保持部214で示される現
在のセクションに属しているか否かに基づいて、セクシ
ョンの遷移が発生したか否かを判定する(ステップ30
2)。
【0025】ステップ302における否定判定の場合
は、従来と同様にして、検索処理部411および読出処
理部413が動作し、対応テーブル412の検索結果に
基づいて、該当するテキストファイルから命令ポインタ
に対応するソースコードが読み出される(ステップ30
3,304)。この読出処理部413によって読み出さ
れたソースコードは、コード保持部216の現在のセク
ションに対応する領域に保持され(ステップ305)、
このコード保持部216を介して、表示データ作成部2
17による表示処理に供される。
は、従来と同様にして、検索処理部411および読出処
理部413が動作し、対応テーブル412の検索結果に
基づいて、該当するテキストファイルから命令ポインタ
に対応するソースコードが読み出される(ステップ30
3,304)。この読出処理部413によって読み出さ
れたソースコードは、コード保持部216の現在のセク
ションに対応する領域に保持され(ステップ305)、
このコード保持部216を介して、表示データ作成部2
17による表示処理に供される。
【0026】これに応じて、表示データ作成部217
は、コード保持部216の各領域に保持されたソースコ
ードをそれぞれ対応する表示領域に表示するための表示
データを作成し(ステップ306)、表示手段103に
相当するディスプレイ装置403に送出すればよい。例
えば、プログラムがメインルーチンからまだ分岐してい
ない場合は、コード保持部215には、このメインルー
チンに対応するセクションの命令ポインタで示されるソ
ースコードのみが格納されており、上述した処理によ
り、図5(a) に示すように、これらのソースコードが現
在実行中の現セクションのソースコード情報として表示
される。
は、コード保持部216の各領域に保持されたソースコ
ードをそれぞれ対応する表示領域に表示するための表示
データを作成し(ステップ306)、表示手段103に
相当するディスプレイ装置403に送出すればよい。例
えば、プログラムがメインルーチンからまだ分岐してい
ない場合は、コード保持部215には、このメインルー
チンに対応するセクションの命令ポインタで示されるソ
ースコードのみが格納されており、上述した処理によ
り、図5(a) に示すように、これらのソースコードが現
在実行中の現セクションのソースコード情報として表示
される。
【0027】次に、命令ポインタの入力が終了したか否
かを判定し(ステップ307)、否定判定に応じて、ス
テップ301に戻り、新しい命令ポインタについての処
理を開始すればよい。 このようにして、現在のセクシ
ョンに属する命令ポインタに対応するソースコードを順
次に表示していくことにより、従来と同様に現セクショ
ンのソースコードを表示して、利用者に提供することが
できる。
かを判定し(ステップ307)、否定判定に応じて、ス
テップ301に戻り、新しい命令ポインタについての処
理を開始すればよい。 このようにして、現在のセクシ
ョンに属する命令ポインタに対応するソースコードを順
次に表示していくことにより、従来と同様に現セクショ
ンのソースコードを表示して、利用者に提供することが
できる。
【0028】その後、セクションの遷移が発生すると、
ステップ302における肯定判定に応じて、分岐判定部
213は、検出されたセクション番号と遷移情報保持部
214に保持された履歴情報とに基づいて、この遷移が
新しいセクションへの分岐であるか否かを判定する(ス
テップ308)。このステップ308における肯定判定
の場合に、遷移情報保持部214は、新しいセクション
に対応するセクション番号を現セクションを示す情報と
して保持し(ステップ309)、また、コード保持部2
16は、新しいセクションに対応する領域を確保する
(ステップ310)。
ステップ302における肯定判定に応じて、分岐判定部
213は、検出されたセクション番号と遷移情報保持部
214に保持された履歴情報とに基づいて、この遷移が
新しいセクションへの分岐であるか否かを判定する(ス
テップ308)。このステップ308における肯定判定
の場合に、遷移情報保持部214は、新しいセクション
に対応するセクション番号を現セクションを示す情報と
して保持し(ステップ309)、また、コード保持部2
16は、新しいセクションに対応する領域を確保する
(ステップ310)。
【0029】また、表示制御部213は、新しいセクシ
ョンに対応する表示領域として、例えば、元のセクショ
ンに対応する表示領域に一部が重なった新しい表示領域
を割り当て(ステップ311)、表示データ作成部21
6に、現セクションに対応する表示領域として通知すれ
ばよい。次に、ステップ312において、表示データ作
成部217が、この通知に応じて、例えば、指定された
表示領域を一番手前に表示するなどして、現セクション
である旨の表示を行えばよい。
ョンに対応する表示領域として、例えば、元のセクショ
ンに対応する表示領域に一部が重なった新しい表示領域
を割り当て(ステップ311)、表示データ作成部21
6に、現セクションに対応する表示領域として通知すれ
ばよい。次に、ステップ312において、表示データ作
成部217が、この通知に応じて、例えば、指定された
表示領域を一番手前に表示するなどして、現セクション
である旨の表示を行えばよい。
【0030】その後、ステップ303に進んで、従来と
同様のテキストファイルの検索処理を行い、得られたソ
ースコードに対応する表示データを作成すればよい。こ
の場合は、コード保持部216には、現セクションとと
もに呼び出し元のセクションのソースコードが保持され
ているから、表示データ作成部217が、これらの各セ
クションに対応するソースコードについて、ステップ3
06において、表示データの作成処理を行うことによ
り、図5(b) に示すように、現セクションと呼び出し元
のセクションとを並行して表示する表示データを得るこ
とができる。
同様のテキストファイルの検索処理を行い、得られたソ
ースコードに対応する表示データを作成すればよい。こ
の場合は、コード保持部216には、現セクションとと
もに呼び出し元のセクションのソースコードが保持され
ているから、表示データ作成部217が、これらの各セ
クションに対応するソースコードについて、ステップ3
06において、表示データの作成処理を行うことによ
り、図5(b) に示すように、現セクションと呼び出し元
のセクションとを並行して表示する表示データを得るこ
とができる。
【0031】また、遷移検出部211で検出された新し
いセクションのセクション番号と呼び出し元のセクショ
ン番号とが一致した場合に、分岐判定部213は、分岐
先のセクションから呼び出し元のセクションへの復帰で
あるとして、ステップ308の否定判定とする。この場
合に、分岐判定部213は、遷移情報保持部214に新
しいセクション番号を格納する代わりに、最後に格納さ
れたセクション番号を削除して(ステップ313)、呼
び出し元のセクションを示すセクション番号を履歴情報
の最後とすればよい。
いセクションのセクション番号と呼び出し元のセクショ
ン番号とが一致した場合に、分岐判定部213は、分岐
先のセクションから呼び出し元のセクションへの復帰で
あるとして、ステップ308の否定判定とする。この場
合に、分岐判定部213は、遷移情報保持部214に新
しいセクション番号を格納する代わりに、最後に格納さ
れたセクション番号を削除して(ステップ313)、呼
び出し元のセクションを示すセクション番号を履歴情報
の最後とすればよい。
【0032】また、これに応じて、表示制御部215
は、呼び出し元のセクションに対応する表示領域が現セ
クションに対応する表示領域である旨を通知し(ステッ
プ314)、これに応じて、ステップ315において、
表示データ作成部217が、上述したステップ312と
同様にして、呼び出し元のセクションに対応する表示領
域が現セクションに対応する旨の表示を行えばよい。
は、呼び出し元のセクションに対応する表示領域が現セ
クションに対応する表示領域である旨を通知し(ステッ
プ314)、これに応じて、ステップ315において、
表示データ作成部217が、上述したステップ312と
同様にして、呼び出し元のセクションに対応する表示領
域が現セクションに対応する旨の表示を行えばよい。
【0033】例えば、図5(d) に示すように、呼び出し
元のセクションに対応する表示領域を1番手前に表示
し、その後、ステップ303〜ステップ306の処理を
行って、呼び出し元のセクションの命令ポインタに対応
するソースコードをこの表示領域に表示すればよい。こ
のようにして、入力された全ての命令ポインタについて
の表示処理が終了したときに、上述したステップ307
の肯定判定として、処理を終了すればよい。
元のセクションに対応する表示領域を1番手前に表示
し、その後、ステップ303〜ステップ306の処理を
行って、呼び出し元のセクションの命令ポインタに対応
するソースコードをこの表示領域に表示すればよい。こ
のようにして、入力された全ての命令ポインタについて
の表示処理が終了したときに、上述したステップ307
の肯定判定として、処理を終了すればよい。
【0034】このように、遷移検出部211および分岐
判定部213による検出結果に応じて、表示制御部21
5および表示データ作成部217が動作することによ
り、プログラムの流れの分岐に応じて、それぞれの流れ
に対応するソースコードを表示して、利用者に提供する
ことが可能となる。この場合は、利用者は、分岐先のセ
クションの情報とともに、呼び出し元のセクションの情
報を参照しながらデバッグ作業を進めることができ、こ
れにより、セクション間のパラメータの授受やプログラ
ムの流れの把握が容易となる。
判定部213による検出結果に応じて、表示制御部21
5および表示データ作成部217が動作することによ
り、プログラムの流れの分岐に応じて、それぞれの流れ
に対応するソースコードを表示して、利用者に提供する
ことが可能となる。この場合は、利用者は、分岐先のセ
クションの情報とともに、呼び出し元のセクションの情
報を参照しながらデバッグ作業を進めることができ、こ
れにより、セクション間のパラメータの授受やプログラ
ムの流れの把握が容易となる。
【0035】このようにして、利用者のデバッグ作業を
支援し、利用者にとっての使い勝手を向上することによ
り、デバッグ作業の効率を大幅に向上することができ
る。次に、請求項2のプログラム情報表示装置を適用し
たソフトウェアシミュレータの実施例について説明す
る。図6に、請求項2のプログラム情報表示装置を適用
したソフトウェアシミュレータの実施例構成図を示す。
支援し、利用者にとっての使い勝手を向上することによ
り、デバッグ作業の効率を大幅に向上することができ
る。次に、請求項2のプログラム情報表示装置を適用し
たソフトウェアシミュレータの実施例について説明す
る。図6に、請求項2のプログラム情報表示装置を適用
したソフトウェアシミュレータの実施例構成図を示す。
【0036】図6において、命令表示部230は、請求
項2のプログラム情報表示装置に相当するものであり、
図8に示した従来の命令表示部430に備えられた表示
データ作成部431に代えて表示データ作成部217を
備え、また、コマンド検出部231と分岐監視部232
とともに、上述したデバッガ装置と同様のコード保持部
216と表示制御部215とを付加して構成されてい
る。
項2のプログラム情報表示装置に相当するものであり、
図8に示した従来の命令表示部430に備えられた表示
データ作成部431に代えて表示データ作成部217を
備え、また、コマンド検出部231と分岐監視部232
とともに、上述したデバッガ装置と同様のコード保持部
216と表示制御部215とを付加して構成されてい
る。
【0037】この場合は、入力された命令そのものを直
接に、命令列保持手段122に相当するコード保持部2
16に入力し、表示データ作成部217の処理に供する
構成となっている。また、レジスタ情報抽出部432
は、レジスタ群422から抽出したレジスタ情報をコー
ド保持部216を介して表示データ作成部217に送出
し、コード保持部216は、各セクションに対応して、
所定の数の命令列とレジスタ情報とを保持する構成とな
っている。
接に、命令列保持手段122に相当するコード保持部2
16に入力し、表示データ作成部217の処理に供する
構成となっている。また、レジスタ情報抽出部432
は、レジスタ群422から抽出したレジスタ情報をコー
ド保持部216を介して表示データ作成部217に送出
し、コード保持部216は、各セクションに対応して、
所定の数の命令列とレジスタ情報とを保持する構成とな
っている。
【0038】また、図6において、コマンド検出部23
1および分岐監視部232は、第2の検出手段121に
相当するものであり、セクションの分岐を検出し、この
検出結果に応じて、コード保持部216および表示制御
部215が動作する構成となっている。ここで、コマン
ド検出部231は、入力された命令列からブランチ命令
及びコール命令とリターン命令とをセクションの遷移を
示す命令として検出し、これに応じて、分岐監視部23
2が、後述する履歴情報に基づいて、セクション間の遷
移の種類を判別するとともに、新しく分岐したセクショ
ンを検出し、コード保持部216および表示制御部21
5に通知する構成となっている。このとき分岐監視部2
32は、コマンド検出部231によってブランチ命令あ
るいはコール命令が検出されたときに、これらの命令で
指定された新しいセクション検出し、まず、このセクシ
ョンに新しいセクション番号を与える。次に、このセク
ション番号と呼び出し元のセクションに対応するセクシ
ョン番号との組み合わせを該当する遷移に関する履歴情
報として、内部に設けた分岐テーブル233に格納し、
新しいセクションに分岐した旨をコード保持部216お
よび表示制御部215に通知すればよい。
1および分岐監視部232は、第2の検出手段121に
相当するものであり、セクションの分岐を検出し、この
検出結果に応じて、コード保持部216および表示制御
部215が動作する構成となっている。ここで、コマン
ド検出部231は、入力された命令列からブランチ命令
及びコール命令とリターン命令とをセクションの遷移を
示す命令として検出し、これに応じて、分岐監視部23
2が、後述する履歴情報に基づいて、セクション間の遷
移の種類を判別するとともに、新しく分岐したセクショ
ンを検出し、コード保持部216および表示制御部21
5に通知する構成となっている。このとき分岐監視部2
32は、コマンド検出部231によってブランチ命令あ
るいはコール命令が検出されたときに、これらの命令で
指定された新しいセクション検出し、まず、このセクシ
ョンに新しいセクション番号を与える。次に、このセク
ション番号と呼び出し元のセクションに対応するセクシ
ョン番号との組み合わせを該当する遷移に関する履歴情
報として、内部に設けた分岐テーブル233に格納し、
新しいセクションに分岐した旨をコード保持部216お
よび表示制御部215に通知すればよい。
【0039】この通知に応じて、コード保持部216お
よび表示制御部215が、上述したステップ310、3
11と同様の処理を行うことにより、各セクションに属
する命令列およびレジスタ情報をそれぞれ対応する表示
領域に並行して表示することができる。一方、リターン
命令が検出された場合に、分岐監視部232は、分岐テ
ーブル233に格納された履歴情報から呼び出し元のセ
クション番号を検索し、得られたセクション番号で示さ
れる呼び出し元のセクションに復帰した旨をコード保持
部216および表示制御部215に通知すればよい。
よび表示制御部215が、上述したステップ310、3
11と同様の処理を行うことにより、各セクションに属
する命令列およびレジスタ情報をそれぞれ対応する表示
領域に並行して表示することができる。一方、リターン
命令が検出された場合に、分岐監視部232は、分岐テ
ーブル233に格納された履歴情報から呼び出し元のセ
クション番号を検索し、得られたセクション番号で示さ
れる呼び出し元のセクションに復帰した旨をコード保持
部216および表示制御部215に通知すればよい。
【0040】この通知に応じて、コード保持部216お
よび表示制御部215は、上述したステップ314、3
15と同様にして、呼び出し元のセクションが現セクシ
ョンである旨の表示を行えばよい。このようにして、入
力される命令に基づいてセクション間の遷移を検出し、
プログラムの分岐のそれぞれについての情報を並行して
表示するとともに、検出した遷移に応じて、現在実行中
のセクションを示す情報を利用者に提供することができ
る。
よび表示制御部215は、上述したステップ314、3
15と同様にして、呼び出し元のセクションが現セクシ
ョンである旨の表示を行えばよい。このようにして、入
力される命令に基づいてセクション間の遷移を検出し、
プログラムの分岐のそれぞれについての情報を並行して
表示するとともに、検出した遷移に応じて、現在実行中
のセクションを示す情報を利用者に提供することができ
る。
【0041】この場合は、利用者は、分岐先のセクショ
ンの情報とともに、呼び出し元のセクションの情報を参
照することができるから、セクション間のパラメータの
授受やプログラムの流れの把握が容易となる。特に、各
セクションに対応して、命令コードとともにレジスタ情
報を表示したことにより、セクション間でのパラメータ
の授受をレジスタの値によって直接に確認することが可
能となり、セクション間の遷移に関してより詳細な情報
を得ることができ、コンパイラやリンカの性能検証作業
に供することができる。
ンの情報とともに、呼び出し元のセクションの情報を参
照することができるから、セクション間のパラメータの
授受やプログラムの流れの把握が容易となる。特に、各
セクションに対応して、命令コードとともにレジスタ情
報を表示したことにより、セクション間でのパラメータ
の授受をレジスタの値によって直接に確認することが可
能となり、セクション間の遷移に関してより詳細な情報
を得ることができ、コンパイラやリンカの性能検証作業
に供することができる。
【0042】このようにして、ソフトウェアシミュレー
タの命令表示機能を強化したことにより、利用者にとっ
ての使い勝手を向上し、コンパイラやリンカの性能検証
作業の効率を大幅に向上することができる。
タの命令表示機能を強化したことにより、利用者にとっ
ての使い勝手を向上し、コンパイラやリンカの性能検証
作業の効率を大幅に向上することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高級言語
およびアセンブラ言語の両方に対応し、プログラムの分
岐に応じて、各セクションに対応するプログラム情報を
並行して表示することができる。したがって、本発明の
プログラム情報表示装置をデバッガ装置やソフトウェア
シミュレータに適応することによって、利用者がプログ
ラムの流れを把握する作業を支援し、使い勝手を大幅に
向上することができるから、プログラム開発作業の効率
向上が期待できる。
およびアセンブラ言語の両方に対応し、プログラムの分
岐に応じて、各セクションに対応するプログラム情報を
並行して表示することができる。したがって、本発明の
プログラム情報表示装置をデバッガ装置やソフトウェア
シミュレータに適応することによって、利用者がプログ
ラムの流れを把握する作業を支援し、使い勝手を大幅に
向上することができるから、プログラム開発作業の効率
向上が期待できる。
【図1】請求項1の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項2の発明の原理ブロック図である。
【図3】請求項1のプログラム情報表示装置を適用した
デバッガ装置の実施例構成図である。
デバッガ装置の実施例構成図である。
【図4】ソースコード表示処理動作を表わす流れ図であ
る。
る。
【図5】ソースコード表示処理結果を説明する図であ
る。
る。
【図6】請求項2のプログラム情報表示装置を適用した
ソフトウェアシミュレータの実施例構成図である。
ソフトウェアシミュレータの実施例構成図である。
【図7】従来のソースコード表示処理部を適用したデバ
ッガ装置の構成例を示す図である。
ッガ装置の構成例を示す図である。
【図8】従来の命令表示処理部を適用したソフトウェア
シミュレータの構成例を示す図である。
シミュレータの構成例を示す図である。
101 検索手段 102 テキスト格納手段 103 表示手段 111 セクション情報保持手段 112 第1の検出手段 113 コード保持手段 114 表示領域割当手段 115 第1の表示制御手段 121 第2の検出手段 122 命令列保持手段 123 第2の表示制御手段 210、410 ソースコード表示処理部 211 セクションテーブル 212 遷移検出部 213 分岐検出部 214 遷移情報保持部 215 表示制御部 216 コード保持部 217、234、415、431 表示データ作成部 230、430 命令表示処理部 231 コマンド検出部 232 遷移監視部 233 遷移テーブル 401 命令実行部 402 メモリ 403 ディスプレイ装置(ディスプレイ) 411 検索処理部 412 対応テーブル 413 読出処理部 414 テキストファイル 422 レジスタ群 432 レジスタ情報抽出部
Claims (2)
- 【請求項1】 オブジェクトプログラムにおいて現在実
行中の命令の位置を示す位置情報の入力に応じて、検索
手段が、テキスト格納手段から前記オブジェクトプログ
ラムに対応するソースプログラムの該当するソースコー
ドを検索し、表示手段に表示するプログラム情報表示装
置において、 前記オブジェクトプログラムにおいて、順次に実行され
る一連の命令からなるセクションのそれぞれに対応し
て、その位置情報の範囲を示すセクション情報を保持す
るセクション情報保持手段と、 入力される前記位置情報と前記セクション情報とに基づ
いて、実行中の命令の位置が別のセクションに遷移した
ことを検出し、遷移先のセクションを示す情報を検出結
果として出力する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出結果に応じて、前記検索手段
によってそれまでに得られたソースコードを遷移元のセ
クションに対応して保存するとともに、前記検索手段か
ら新しく得られるソースコードを遷移先のセクションに
対応して保持するコード保持手段と、 前記検出結果として、新しいセクションを示す情報が入
力された場合に、該当するセクションに前記表示手段の
新しい表示領域を割り当てる表示領域割当手段と、 前
記表示領域割当手段による割り当て結果に基づいて、前
記コード保持手段に各セクションに対応して保持された
ソースコードをそれぞれ対応する表示領域を指定して前
記表示手段に送出する第1の表示制御手段とを備えたこ
とを特徴とするプログラム情報表示装置。 - 【請求項2】 オブジェクトプログラムを構成する命令
列の入力に応じて、前記命令列を表示手段に表示するプ
ログラム情報表示装置において、 入力される前記各命令に基づいて、順次に実行される一
連の命令からなるセクション間の遷移を検出し、遷移先
のセクションを示す情報を検出結果として出力する第2
の検出手段と、 前記検出結果に応じて、それまでに得られた命令列を遷
移元のセクションに対応して保存するとともに、新しく
入力される命令列を前記遷移先のセクションに対応して
保持する命令列保持手段と、 前記検出結果として、新しいセクションを示す情報が入
力された場合に、該当するセクションに前記表示手段の
新しい表示領域を割り当てる表示領域割当手段と、 前記表示領域割当手段による割り当て結果に基づいて、
前記命令保持手段に各セクションに対応して保持された
命令列をそれぞれ対応する表示領域を指定して前記表示
手段に送出する第2の表示制御手段とを備えたプログラ
ム情報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083832A JPH08286949A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | プログラム情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083832A JPH08286949A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | プログラム情報表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08286949A true JPH08286949A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13813678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7083832A Withdrawn JPH08286949A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | プログラム情報表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08286949A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011101706A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP7083832A patent/JPH08286949A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011101706A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |