JPH08286882A

JPH08286882A - 情報処理装置と該情報処理装置の頁捲り方法

Info

Publication number: JPH08286882A
Application number: JP7113860A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Kimura; 満夫木村
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1995-04-14
Filing date: 1995-04-14
Publication date: 1996-11-01

Abstract

(57)【要約】【目的】情報処理装置において、複数枚の頁を一度に
捲りあげることができるようにした。【構成】タグをマウスでグリップしてタグに対応する
頁を選択し（Ｓ１）、グリップを離していない場合はマ
ウスが移動したか否かを判断し、マウスが移動したとき
は、マウスの移動に応じて頁を圧縮表示すると共に選択
された頁の部分表示を行う（Ｓ２→Ｓ３→Ｓ４）。ま
た、マウスのグリップを離したときはカーソル位置は他
方の頁上か否かを判断し、カーソル位置が他方の頁上に
あるときは頁切り換えを行う（Ｓ２→Ｓ５→Ｓ６）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置と該情報処
理装置における頁捲くり方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】グラフィカル・ユーザ・インターフェー
ス（以下、「ＧＵＩ」という）とは、文字ベース方式で
はなく、絵を介してコンピュータと人間との対話を実現
するソフトウェア製品をいい、情報処理装置では、現実
世界の本の中の任意の１頁が開いているかのように表示
画面上に当該頁を表示することができる。

【０００３】従来より、この種の情報処理装置は、頁上
の１点をカーソル等でグリップすることにより、当該頁
の横幅が前記カーソル等で指示された点まで圧縮され、
ユーザは頁が捲りあげられたかの如く感じる。そして、
このような頁の圧縮を受けて当該頁の横幅が縮小される
ことにより、次の頁が部分的に表示される。そしてこの
後、グリップしたままカーソルを左右に移動させること
により、頁の横幅が伸縮され、カーソルが当該頁の枠を
越えて他方の頁上に移動したときは頁が裏返ったかの如
く頁の裏側の横幅が圧縮された画像を表示画面上に表示
する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報処理装置は、頁上のいかなる点をグリップして
も頁を捲ることができるという利点を有するものの、頁
捲りは１頁毎にしか行うことができず、複数枚の頁を一
度に捲ることができないため、所望の頁を即座に開ける
ことができないという問題点があった。

【０００５】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、複数枚の頁を一度に捲りあげることがで
きる情報処理装置とその頁捲り方法を提供することを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明に係る情報処理装置は、本の中の特定
頁と関連付けられる複数のタグを格納したタグ格納手段
と、該タグ格納手段に格納された複数のタグを付して前
記本を表示画面上に表示する表示手段と、前記タグ格納
手段に格納された複数のタグの中から特定のタグを指示
する特定タグ指示手段とを備え、該特定タグ指示手段に
よるタグの指示を介して複数枚の頁捲りを一挙に行う頁
捲り手段を有していることを特徴としている。

【０００７】また、本発明に係る情報処理装置の頁捲り
方法は、本の中の特定頁と関連付けられる複数のタグを
付して前記本を表示画面上に表示し、該複数のタグの中
から特定のタグを指示し、複数枚の頁捲りを一挙に行う
ことを特徴としている。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説
する。

【０００９】図１は本発明に係る情報処理装置の一実施
例を示す要部ブロック構成図であって、該情報処理装置
は、ユーザからの指示を入力するマウスやキーボード等
からなる入力装置１と、所望の画像データを表示する表
示装置２と、頁の横幅の圧縮・伸長等所定の画像処理を
行う画像処理装置３と、所定のタグと該タグに対応する
頁との関連付けを行う頁制御装置４と、前記表示装置２
の表示画面と１対１に対応したアドレスを有するビデオ
ＲＡＭ（ＶＲＡＭ）５と、前記各構成要素に接続されて
これら各構成要素を制御する制御装置６とを備えてい
る。

【００１０】上記情報処理装置においては、マウスによ
るタグのグリップが入力装置１から制御装置６に入力さ
れると、該制御装置６は前記タグが選択されたことを頁
制御装置４に知らせる。次いで、頁制御装置４は、前記
制御装置６からの報告を受信すると前記タグに対応する
頁を制御装置６に知らせる。そして、グリップが行われ
た状態でマウスの移動が入力装置１から制御装置６に入
力されると現在表示されている頁の画像データがビデオ
ＲＡＭ５から読み出され、当該画像データが画像処理装
置３に送出される。この時、マウスの移動した横幅デー
タも一緒に前記画像処理装置３に送られ、該画像処理装
置３は画像データを前記横幅データに基づいて圧縮し、
圧縮画像データを作成する。次いで、制御装置６は、前
記画像処理装置３により作成された圧縮画像データに基
づいてビデオＲＡＭ５の記憶内容を書き換え、さらに頁
の圧縮によって形成された余白部分には、頁制御装置４
によって選択された頁情報を部分的に出力する。そし
て、カーソルを移動させて該カーソルが右側頁と左側頁
との境界を越えて右側頁から左側頁に移動したことがカ
ーソル座標位置により判断されると、制御装置６はタグ
の付いた頁の裏側の頁を頁制御装置４から受け取り、予
め格納されている頁情報を画像処理装置３により、該画
像処理装置３から圧縮画像データを得る。そして、該制
御装置６は、圧縮画像データをビデオＲＡＭ５に書き込
み、表示装置２にその内容を表示させる。

【００１１】そしてこの後、入力装置１によってカーソ
ルのグリップが離されたことを制御装置６が受信する
と、圧縮表示していた頁と部分的に表示していた頁の画
像データを、圧縮していない画像データで置換してビデ
オＲＡＭ５に書き込み、該圧縮していない画像データを
表示装置２に表示する。

【００１２】図２は上記情報処理装置における頁捲くり
方法の動作手順を示したフローチャートである。

【００１３】まず、ステップＳ１ではタグをマウスでグ
リップしてタグに対応する頁を選択する。次いで、ステ
ップＳ２ではグリップを離したか否かを判断し、未だグ
リップを離していない場合はステップＳ３に進んでマウ
スが移動したか否かを判断する。そして、マウスが移動
していないときはステップＳ２に戻る一方、マウスが移
動したときは、ステップＳ４に進み、マウスの移動に応
じて頁を圧縮表示すると共に選択された頁の部分表示を
行い、ステップ２に戻る。そして、ステップＳ２でマウ
スのグリップを離したと判断されたときはカーソル位置
は他方の頁上か否かを判断し、他方の頁上にないときは
そのまま処理を終了する一方、他方の頁上にあるときは
頁切り換えを行って処理を終了する。

【００１４】このように構成された情報処理装置におい
ては、図３に示すように、タグ１１をマウスでグリップ
し、そのカーソルをそのまま画面中央に移動させてゆく
と頁１２の横幅が圧縮され、このタグが付された頁１２
の次の頁１３が部分的に見えるようになる。そして、こ
のままカーソルを図中の左方に移動させて画面中央を通
過するとタグの付された頁の裏側が画面中央からカーソ
ルの位置までの幅に圧縮され、次いでグリップが離され
ると圧縮表示されていた頁が通常の横幅と同一となって
表示され、したがってタグの付された頁は開かれた状態
となって頁切り換えが終了する。

【００１５】尚、頁選択を容易にするにはタグを所定順
列にしたがって並べるのが好ましい。すなわち、タグを
頁の大きい方から、或いは小さい方から順に並べること
により頁選択の容易化を図ることができる。

【００１６】次に、図４〜図６を参照しながら本発明の
他の実施例について述べる。

【００１７】図４は頁順に並べられたタグ表示部分の拡
大図である。すなわち、本のタグ領域にＢ、Ｃ、Ｄ、Ｅ
のタグが夫々付されており、タグＢに関する頁が現在開
かれている。この場合、入力装置１に削除コマンドを設
け、ユーザが該削除コマンドを選択することにより、図
５に示すように、タグＢが削除され、即座にタグＣに関
する頁を先頭に配することが可能となる。

【００１８】また、図６に示すように、現在先頭にある
タグＢに関する頁の前にタグＡに関する頁を載せたい場
合は、入力装置１に挿入コマンドを設け、ユーザが該挿
入コマンドを選択することにより、タグの順序を乱すこ
となく他のタグＢ、Ｃ、Ｄ、Ｅの位置をずらしてタグＡ
を挿入することができる。

【００１９】このようにタグは頁の区切りとして好適し
た頁に予め付しておくだけでなく、ユーザがタグを自由
に挿入したり、削除したりすることにより、より一層都
合のよい頁選択が可能となる。

【００２０】さらに、タグが所定順列で並べられている
ときにタグを挿入・削除する場合においては、他のタグ
の表示位置を自動的にずらす表示間隔調整手段を設ける
ことにより、所望のタグ順序が厳守され、タグ表示領域
を無駄にすることもない。

【００２１】

【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る情報処
理装置と該情報処理装置における頁捲り方法によれば、
複数頁捲りを容易に実現することができ、さらにタグ挿
入手段やタグ削除手段を設けることにより、ユーザが選
択したい頁を即座に指定して開けることができる。ま
た、表示間隔を調整する調整手段を設けることにより、
所望のタグ順序が厳守され、タグ表示領域を無駄にする
こともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報処理装置の一実施例を示す要
部構成図である。

【図２】上記情報処理装置の頁捲り方法の動作手順を示
すフローチャートである。

【図３】本発明に係る頁捲り方法で頁が捲くられる場合
の画面表示例を示す図である。

【図４】タグ表示部分の拡大図である。

【図５】タグの削除を行った後のタグ表示部分の拡大図
である。

【図６】タグの挿入を行った後のタグ表示部分の拡大図
である。

【符号の説明】

１入力装置（特定タグ指示手段）２表示装置（表示手段）６制御装置（タグ格納手段、頁捲り手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本の中の特定頁と関連付けられる複数の
タグを格納したタグ格納手段と、該タグ格納手段に格納
された複数のタグを付して前記本を表示画面上に表示す
る表示手段と、前記タグ格納手段に格納された複数のタ
グの中から特定のタグを指示する特定タグ指示手段とを
備え、該特定タグ指示手段によるタグの指示を介して複数枚の
頁捲りを一挙に行う頁捲り手段を有していることを特徴
とする情報処理装置。
【請求項２】前記表示手段に表示される本の端部にタ
グ表示領域が設けられていることを特徴とする請求項１
記載の情報処理装置。
【請求項３】前記特定タグ指示手段はマウスからなる
ことを特徴とする請求項１記載の情報処理装置。
【請求項４】前記特定タグ指示手段はマウスからなる
と共に、前記表示手段に表示される本の端部にタグ表示
領域が設けられ、前記マウスにより前記タグ表示領域に
表示される特定タグを指示することを特徴とする請求項
１記載の情報処理装置。
【請求項５】前記タグ格納手段に格納される複数のタ
グは、所定順列に並べられて前記表示手段の表示画面上
に表示されることを特徴とする請求項１乃至請求項４の
いずれかに記載の情報処理装置。
【請求項６】前記タグ格納手段に新規なタグを挿入す
るタグ挿入手段を有していることを特徴とする請求項１
乃至請求項５のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項７】前記タグ格納手段から特定タグを削除す
るタグ削除手段を有していることを特徴とする請求項１
乃至請求項６のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項８】全てのタグが表示画面上に所定表示可能
となるように表示間隔を調整する調整手段を有している
こと特徴とする請求項１乃至請求項７のいずれかに記載
の情報処理装置。
【請求項９】本の中の特定頁と関連付けられる複数の
タグを付して前記本を表示画面上に表示し、前記複数の
タグの中から特定のタグを指示し、複数枚の頁捲りを一
挙に行うことを特徴とする情報処理装置の頁捲り方法。
【請求項１０】表示画面上に所定順列で表示されたタ
グに新規なタグを挿入することを特徴とする請求項９記
載の情報処理装置の頁捲り方法。
【請求項１１】表示画面上に所定順列で表示された複
数のタグのうち、特定タグを削除することを特徴とする
請求項９又は請求項１０記載の情報処理装置の頁捲り方
法。
【請求項１２】全てのタグが表示画面上に所定表示可
能となるように表示間隔を調整することを特徴とする請
求項９乃至請求項１１のいずれかに記載の情報処理装置
の頁捲り方法。