JPH0828666A - 無段変速機の潤滑用ケースリブ - Google Patents
無段変速機の潤滑用ケースリブInfo
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- JPH0828666A JPH0828666A JP17075394A JP17075394A JPH0828666A JP H0828666 A JPH0828666 A JP H0828666A JP 17075394 A JP17075394 A JP 17075394A JP 17075394 A JP17075394 A JP 17075394A JP H0828666 A JPH0828666 A JP H0828666A
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- Japan
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- oil
- secondary pulley
- continuously variable
- variable transmission
- hydraulic pressure
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0487—Friction gearings
- F16H57/0489—Friction gearings with endless flexible members, e.g. belt CVTs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑性能の向上
【構成】 可動円錐部に設けられた油圧作動室と、油圧
作動室の外側に設けられた油圧補正室と、セカンダリプ
ーリシャフトに設けられ油圧補正室へ油を供給する油路
を有し、セカンダリプーリシャフトの油路と連通する油
路をケースに設けている無段変速機において、ケースに
アウトプットギアの下方に油溜まりのリブを設けた。
作動室の外側に設けられた油圧補正室と、セカンダリプ
ーリシャフトに設けられ油圧補正室へ油を供給する油路
を有し、セカンダリプーリシャフトの油路と連通する油
路をケースに設けている無段変速機において、ケースに
アウトプットギアの下方に油溜まりのリブを設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は無段変速機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の無段変速機としては、特開平１−
１１２０７７号の公報に記載されたものが知られてい
る。これはベルト式無段変速機であり、エンジンからの
回転力が入力される流体伝動装置、前後進切換機構、プ
ライマリプーリ、セカンダリプーリ、Ｖベルト、差動機
構などを有している。また、流体伝動装置と前後進切換
装置との間にはオイルポンプが設けられており、前後進
切換作動及びプーリの作動油の油圧を発生すると共に、
潤滑油を循環させる機能を有している。各々のプーリは
軸に固定された固定円錐部と軸に対して軸方向に移動可
能に設けられた可動円錐部とから構成されている。固定
円錐部と対面してＶ字溝間隔を形成するように可動円錐
部が設けられている。可動円錐部は軸上にボールスプラ
インを介して軸方向に移動可能に支持されている。可動
円錐部の外周部の固定円錐部対面側とは反対側に、油圧
作動室が設けられている。油圧作動室へ供給される油圧
を調整することにより可動円錐部が軸方向に移動して、
プーリの溝間隔を変更することにより変速比を変化させ
る。シリンダ室への油圧の供給は、軸の左端部から形成
されている軸方向の油路及び径方向の油路を通して行わ
れる。
１１２０７７号の公報に記載されたものが知られてい
る。これはベルト式無段変速機であり、エンジンからの
回転力が入力される流体伝動装置、前後進切換機構、プ
ライマリプーリ、セカンダリプーリ、Ｖベルト、差動機
構などを有している。また、流体伝動装置と前後進切換
装置との間にはオイルポンプが設けられており、前後進
切換作動及びプーリの作動油の油圧を発生すると共に、
潤滑油を循環させる機能を有している。各々のプーリは
軸に固定された固定円錐部と軸に対して軸方向に移動可
能に設けられた可動円錐部とから構成されている。固定
円錐部と対面してＶ字溝間隔を形成するように可動円錐
部が設けられている。可動円錐部は軸上にボールスプラ
インを介して軸方向に移動可能に支持されている。可動
円錐部の外周部の固定円錐部対面側とは反対側に、油圧
作動室が設けられている。油圧作動室へ供給される油圧
を調整することにより可動円錐部が軸方向に移動して、
プーリの溝間隔を変更することにより変速比を変化させ
る。シリンダ室への油圧の供給は、軸の左端部から形成
されている軸方向の油路及び径方向の油路を通して行わ
れる。
【０００３】セカンダリプーリの軸にはアウトプットギ
アが設けられている。セカンダリプーリの軸と平行にリ
ダクションシャフトが設けられ、ベアリングによりケー
スに支持されている。リダクションシャフトにはアイド
ラギアが設けられており、アイドラギアはアウトプット
ギアと噛み合っている。リダクションシャフトにはさら
にリダクションギアが設けられており、リダクションギ
アはディファレンシャルギアに設けられたファイナルギ
アと噛み合っている。
アが設けられている。セカンダリプーリの軸と平行にリ
ダクションシャフトが設けられ、ベアリングによりケー
スに支持されている。リダクションシャフトにはアイド
ラギアが設けられており、アイドラギアはアウトプット
ギアと噛み合っている。リダクションシャフトにはさら
にリダクションギアが設けられており、リダクションギ
アはディファレンシャルギアに設けられたファイナルギ
アと噛み合っている。
【０００４】上記従来例では、オイルポンプにより循環
された油は、プーリ、前後進切換装置の作動、潤滑に用
いられ、その後これらの油は、オイルパン及びケースの
底の部分に溜まる。ファイナルギアはケースの底の部分
に溜まった油に触れるのでファイナルギアとこれに噛み
合うリダクションギアが潤滑される。ファイナルギアの
潤滑に使われた油はオイルパンに溜まり、溜まった油は
オイルポンプにより循環される。
された油は、プーリ、前後進切換装置の作動、潤滑に用
いられ、その後これらの油は、オイルパン及びケースの
底の部分に溜まる。ファイナルギアはケースの底の部分
に溜まった油に触れるのでファイナルギアとこれに噛み
合うリダクションギアが潤滑される。ファイナルギアの
潤滑に使われた油はオイルパンに溜まり、溜まった油は
オイルポンプにより循環される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来例で
は、アウトプットギア及びこれに噛み合うアイドラギア
の潤滑はプーリの潤滑、作動に用いられた後の油および
ファイナルギアによりはね上げられた油により行われる
ため潤滑油が少なくなるという可能性がある。
は、アウトプットギア及びこれに噛み合うアイドラギア
の潤滑はプーリの潤滑、作動に用いられた後の油および
ファイナルギアによりはね上げられた油により行われる
ため潤滑油が少なくなるという可能性がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の請求項１記載の無段変速機では、セカンダリ
プーリシャフトに固定された固定円錐部とセカンダリプ
ーリシャフトにスプライン結合された可動円錐部から構
成されＶベルトを介してプライマリプーリに連結されて
いるセカンダリプーリと、セカンダリプーリシャフトに
設けられたアウトプットギアと、可動円錐部に設けられ
た油圧作動室と、可動円錐部の油圧作動室の外側に設け
られた油圧補正室と、セカンダリプーリシャフトに設け
られ油圧補正室へ油を供給する油路を有し、セカンダリ
プーリシャフトの油路と連通する油路をケースに設けて
いる無段変速機において、アウトプットギアの一部が浸
かる油溜まり部を設けた。
め本発明の請求項１記載の無段変速機では、セカンダリ
プーリシャフトに固定された固定円錐部とセカンダリプ
ーリシャフトにスプライン結合された可動円錐部から構
成されＶベルトを介してプライマリプーリに連結されて
いるセカンダリプーリと、セカンダリプーリシャフトに
設けられたアウトプットギアと、可動円錐部に設けられ
た油圧作動室と、可動円錐部の油圧作動室の外側に設け
られた油圧補正室と、セカンダリプーリシャフトに設け
られ油圧補正室へ油を供給する油路を有し、セカンダリ
プーリシャフトの油路と連通する油路をケースに設けて
いる無段変速機において、アウトプットギアの一部が浸
かる油溜まり部を設けた。
【０００７】また、上記の課題を解決するため本発明の
請求項２記載の無段変速機では上記油溜まり部をケース
に設けたリブにより形成する。また、上記の課題を解決
するため本発明の請求項３記載の無段変速機では上記リ
ブを円弧状とした。また、上記の課題を解決するため本
発明の請求項４記載の無段変速機では上記リブをケース
に一体に形成した。
請求項２記載の無段変速機では上記油溜まり部をケース
に設けたリブにより形成する。また、上記の課題を解決
するため本発明の請求項３記載の無段変速機では上記リ
ブを円弧状とした。また、上記の課題を解決するため本
発明の請求項４記載の無段変速機では上記リブをケース
に一体に形成した。
【０００８】
【作用】上記の構成によると、本発明の請求項１記載の
無段変速機ではケースに設けられた油路から油圧補正室
へ油を供給する油とへ出力された油の一部は油圧補正室
に到達せずに、セカンダリプーリシャフト先端部から流
出する。セカンダリプーリシャフト先端部から流出した
油は油溜まり部に溜まる。するとアウトプットギアは油
溜まり部に溜まった油に触れるのでアウトプットギアが
潤滑される。
無段変速機ではケースに設けられた油路から油圧補正室
へ油を供給する油とへ出力された油の一部は油圧補正室
に到達せずに、セカンダリプーリシャフト先端部から流
出する。セカンダリプーリシャフト先端部から流出した
油は油溜まり部に溜まる。するとアウトプットギアは油
溜まり部に溜まった油に触れるのでアウトプットギアが
潤滑される。
【０００９】また、上記の構成によると、本発明の請求
項２記載の無段変速機では油溜まり部をケースに設けて
リブにより形成するので、油溜まり部の形成が容易にな
る。また、上記の構成によると、本発明の請求項３記載
の無段変速機ではリブを円弧状としたため、リブに溜ま
った油量に対してアウトプットギアに接する油量の割合
が大きくなるので潤滑の効率が良くなる。
項２記載の無段変速機では油溜まり部をケースに設けて
リブにより形成するので、油溜まり部の形成が容易にな
る。また、上記の構成によると、本発明の請求項３記載
の無段変速機ではリブを円弧状としたため、リブに溜ま
った油量に対してアウトプットギアに接する油量の割合
が大きくなるので潤滑の効率が良くなる。
【００１０】また、上記の構成によると、本発明の請求
項４記載の無段変速機ではリブをケースに一体に形成し
たため、リブがケースの補強の作用をすることができ
る。
項４記載の無段変速機ではリブをケースに一体に形成し
たため、リブがケースの補強の作用をすることができ
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１は無段変速機の断面を示している。図２
はリブ付近の拡大図である。図３はケース内部からリブ
方向を見たギアの配置を示している。セカンダリプーリ
シャフト２８に固定された固定円錐部３０とセカンダリ
プーリシャフト２８にスプライン結合された可動円錐部
３４から構成されＶベルト２４を介してプライマリプー
リ１６に連結されているセカンダリプーリ２６と、セカ
ンダリプーリシャフト２８に設けられたアウトプットギ
ア４６と、可動円錐部３４に設けられた油圧作動室３２
と、可動円錐部３４の油圧作動室３２の外側に設けられ
た油圧補正室８２と、セカンダリプーリシャフト２８に
設けられ油圧補正室８２へ油を供給する油路８６を有
し、油路８６と連通する油路１０９をケース７４に設け
ており、油溜まり部を形成するあるリブ７４Ａをアウト
プットギアの一部がリブ７４Ａに溜まった油に触れるよ
うにケース７４に設けている。また、リブ７４Ａは円弧
状でありケース７４に一体に形成されている。
説明する。図１は無段変速機の断面を示している。図２
はリブ付近の拡大図である。図３はケース内部からリブ
方向を見たギアの配置を示している。セカンダリプーリ
シャフト２８に固定された固定円錐部３０とセカンダリ
プーリシャフト２８にスプライン結合された可動円錐部
３４から構成されＶベルト２４を介してプライマリプー
リ１６に連結されているセカンダリプーリ２６と、セカ
ンダリプーリシャフト２８に設けられたアウトプットギ
ア４６と、可動円錐部３４に設けられた油圧作動室３２
と、可動円錐部３４の油圧作動室３２の外側に設けられ
た油圧補正室８２と、セカンダリプーリシャフト２８に
設けられ油圧補正室８２へ油を供給する油路８６を有
し、油路８６と連通する油路１０９をケース７４に設け
ており、油溜まり部を形成するあるリブ７４Ａをアウト
プットギアの一部がリブ７４Ａに溜まった油に触れるよ
うにケース７４に設けている。また、リブ７４Ａは円弧
状でありケース７４に一体に形成されている。
【００１２】プライマリプーリ１６はトルクコンバータ
１２及び前後進切換装置４０を介して図示しないエンジ
ンに連結されている。また、トルクコンバータ１２と前
後進切換装置４０との間にはオイルポンプ１５が設けら
れており、前後進切換作動及びプーリの作動油の油圧を
発生すると共に、潤滑油を循環させる機能を有してい
る。
１２及び前後進切換装置４０を介して図示しないエンジ
ンに連結されている。また、トルクコンバータ１２と前
後進切換装置４０との間にはオイルポンプ１５が設けら
れており、前後進切換作動及びプーリの作動油の油圧を
発生すると共に、潤滑油を循環させる機能を有してい
る。
【００１３】セカンダリプーリシャフト２８はベアリン
グ７０、７２によりケース７４に支持されている。セカ
ンダリプーリ２６の固定円錐部３０と対面してＶ字溝間
隔を形成するように可動円錐部３４が設けられている。
可動円錐部３４はセカンダリプーリシャフト２８上にボ
ールスプライン７６を介して軸方向に移動可能に支持さ
れている。可動円錐部３４の外周部の固定円錐部対面側
とは反対側に、油圧作動室３２が設けられている。油圧
作動室３２は可動円錐部３４とシリンダ部材７８と固定
ピストン部材８０とによって囲まれた部分によって構成
されている。シリンダ部材７８の外形部端部は、可動円
錐部３４に一体に結合されている。固定ピストン部材８
０はこれの内径部がセカンダリプーリシャフト２８に固
着されていると共に、外径部がシリンダ部材７８の外径
部の内周面にはめ合わされている。油圧作動室３２への
油圧の供給は、セカンダリプーリシャフト２８の左端部
から形成されている軸方向の油路９８および径方向の油
路１００および可動円錐部３４に形成されている油路１
０２を通して行われる。シリンダ部材７８と固定ピスト
ン部材８０との間に遠心圧力補正用の圧力補正室８２が
形成されている。圧力補正室８２にはセカンダリプーリ
シャフト２８の右側端部から形成されている軸方向の油
路８４と、これと連通する径方向の油路８６と固定ピス
トン部材８０を軸方向に拘束するためのプレートに設け
られた溝１０７とを通して油を供給可能である。セカン
ダリプーリシャフト２８の右側端部に対面するようにキ
ャップ８８が設けられている。キャップ８８はこれの後
述する大径部９０がケース７４に固定されており小径部
９２がセカンダリプーリシャフト２８の油路８４内に挿
入されている。なお、ケース７４とキャップ８８との間
の空間部は潤滑用油路１０９となっている。
グ７０、７２によりケース７４に支持されている。セカ
ンダリプーリ２６の固定円錐部３０と対面してＶ字溝間
隔を形成するように可動円錐部３４が設けられている。
可動円錐部３４はセカンダリプーリシャフト２８上にボ
ールスプライン７６を介して軸方向に移動可能に支持さ
れている。可動円錐部３４の外周部の固定円錐部対面側
とは反対側に、油圧作動室３２が設けられている。油圧
作動室３２は可動円錐部３４とシリンダ部材７８と固定
ピストン部材８０とによって囲まれた部分によって構成
されている。シリンダ部材７８の外形部端部は、可動円
錐部３４に一体に結合されている。固定ピストン部材８
０はこれの内径部がセカンダリプーリシャフト２８に固
着されていると共に、外径部がシリンダ部材７８の外径
部の内周面にはめ合わされている。油圧作動室３２への
油圧の供給は、セカンダリプーリシャフト２８の左端部
から形成されている軸方向の油路９８および径方向の油
路１００および可動円錐部３４に形成されている油路１
０２を通して行われる。シリンダ部材７８と固定ピスト
ン部材８０との間に遠心圧力補正用の圧力補正室８２が
形成されている。圧力補正室８２にはセカンダリプーリ
シャフト２８の右側端部から形成されている軸方向の油
路８４と、これと連通する径方向の油路８６と固定ピス
トン部材８０を軸方向に拘束するためのプレートに設け
られた溝１０７とを通して油を供給可能である。セカン
ダリプーリシャフト２８の右側端部に対面するようにキ
ャップ８８が設けられている。キャップ８８はこれの後
述する大径部９０がケース７４に固定されており小径部
９２がセカンダリプーリシャフト２８の油路８４内に挿
入されている。なお、ケース７４とキャップ８８との間
の空間部は潤滑用油路１０９となっている。
【００１４】キャップ８８はリング状の大径部９０とこ
れから軸方向に突出した小径部９２とから構成されてい
る。小径部９２の内部には大径部９０の内部空間と連通
した通路９４が形成されている。小径部９２の先端には
通路９４よりも小径のオリフィス９６が形成されてい
る。セカンダリプーリシャフト２８の固定円錐部３０と
反対側の端部にはアウトプットギア４６が設けられてい
る。アウトプットギア４６の外周の下方部を囲うように
油溜まり部を形成するリブ７４Ａがケース７４に形成さ
れている。
れから軸方向に突出した小径部９２とから構成されてい
る。小径部９２の内部には大径部９０の内部空間と連通
した通路９４が形成されている。小径部９２の先端には
通路９４よりも小径のオリフィス９６が形成されてい
る。セカンダリプーリシャフト２８の固定円錐部３０と
反対側の端部にはアウトプットギア４６が設けられてい
る。アウトプットギア４６の外周の下方部を囲うように
油溜まり部を形成するリブ７４Ａがケース７４に形成さ
れている。
【００１５】セカンダリプーリシャフト２８と平行にリ
ダクションシャフト５２が設けられ、ベアリング５２
Ａ、５２Ｂによりケース７４に支持されている。リダク
ションシャフト５２にはアイドラギア４８が設けられて
おり、アイドラギア４８はアウトプットギア４６と噛み
合っている。リダクションシャフト５２にはさらにリダ
クションギア５４が設けられており、リダクションギア
５４はディファレンシャルギア５６に設けられたファイ
ナルギア４４と噛み合っている。
ダクションシャフト５２が設けられ、ベアリング５２
Ａ、５２Ｂによりケース７４に支持されている。リダク
ションシャフト５２にはアイドラギア４８が設けられて
おり、アイドラギア４８はアウトプットギア４６と噛み
合っている。リダクションシャフト５２にはさらにリダ
クションギア５４が設けられており、リダクションギア
５４はディファレンシャルギア５６に設けられたファイ
ナルギア４４と噛み合っている。
【００１６】以下作用を説明する。油圧作動室３２内に
はセカンダリプーリシャフト２８の油路９８、１００お
よび可動円錐部材３４の油路１０２を通して油圧が供給
されている。また、圧力補正室８２内にはキャップ８８
のオリフィス９６から油路８４内に出力された油が油路
８６を通って供給されている。セカンダリプーリ２６が
回転すると油圧作動室３２内の油に遠心力が発生し、そ
の分だけ油圧作動室３２内の油圧が上昇することにな
る。また、これと同時に、油圧補正室８２内の油にも遠
心力が作用しこれによって発生する油圧が油圧作動室３
２の油に遠心力が作用して発生する油圧を打ち消す方向
に作用する。これにより、油圧作動室３２に発生する遠
心力に基づく油圧が補正されることになる。圧力補正室
８２内に供給される油はセカンダリプーリシャフト２８
端部に位置するオリフィス９６から出力される。
はセカンダリプーリシャフト２８の油路９８、１００お
よび可動円錐部材３４の油路１０２を通して油圧が供給
されている。また、圧力補正室８２内にはキャップ８８
のオリフィス９６から油路８４内に出力された油が油路
８６を通って供給されている。セカンダリプーリ２６が
回転すると油圧作動室３２内の油に遠心力が発生し、そ
の分だけ油圧作動室３２内の油圧が上昇することにな
る。また、これと同時に、油圧補正室８２内の油にも遠
心力が作用しこれによって発生する油圧が油圧作動室３
２の油に遠心力が作用して発生する油圧を打ち消す方向
に作用する。これにより、油圧作動室３２に発生する遠
心力に基づく油圧が補正されることになる。圧力補正室
８２内に供給される油はセカンダリプーリシャフト２８
端部に位置するオリフィス９６から出力される。
【００１７】ここで、オリフィス９６から出力された油
の一部は油圧補正室８２に到達せずに、セカンダリプー
リシャフト２８先端部から流出する。セカンダリプーリ
シャフト２８先端部から流出した油はリブ７４Ａに図３
のＡの様に溜まる。するとアウトプットギア４６はリブ
７４Ａに溜まった油に触れるのでアウトプットギア４６
とこれに噛み合うアイドラギア４８とが潤滑される。こ
こで、リブ７４Ａが円弧状であるため、リブ７４Ａに溜
まった油量に対してアウトプットギア４６が触れる油量
の割合が他の形状にリブ７４Ａを形成した場合に比べて
大きくなる。即ち、図３のＡの位置が同じ油量では他の
形状でリブ７４Ａを形成した場合に比べて円弧状に形成
した場合の方が高くなる。このため、潤滑の効率がよ
い。
の一部は油圧補正室８２に到達せずに、セカンダリプー
リシャフト２８先端部から流出する。セカンダリプーリ
シャフト２８先端部から流出した油はリブ７４Ａに図３
のＡの様に溜まる。するとアウトプットギア４６はリブ
７４Ａに溜まった油に触れるのでアウトプットギア４６
とこれに噛み合うアイドラギア４８とが潤滑される。こ
こで、リブ７４Ａが円弧状であるため、リブ７４Ａに溜
まった油量に対してアウトプットギア４６が触れる油量
の割合が他の形状にリブ７４Ａを形成した場合に比べて
大きくなる。即ち、図３のＡの位置が同じ油量では他の
形状でリブ７４Ａを形成した場合に比べて円弧状に形成
した場合の方が高くなる。このため、潤滑の効率がよ
い。
【００１８】なお、ファイナルギア４４はケース７４の
底の図３のＢの部分に溜まった油に触れるのでファイナ
ルギア４４とこれに噛み合うリダクションギア５４が潤
滑される。ファイナルギア４４の潤滑に使われた油はオ
イルパン４２に溜まり、溜まった油はオイルポンプ１５
により循環される。以上のように、ケース７４に油溜ま
り部を形成するリブ７４Ａを設けたことにより、油がリ
ブ７４Ａに溜まりアウトプットギア４６が十分に潤滑さ
れる。また、リブ７４Ａをケース７４に一体に形成した
ため、リブによりケースが補強される。
底の図３のＢの部分に溜まった油に触れるのでファイナ
ルギア４４とこれに噛み合うリダクションギア５４が潤
滑される。ファイナルギア４４の潤滑に使われた油はオ
イルパン４２に溜まり、溜まった油はオイルポンプ１５
により循環される。以上のように、ケース７４に油溜ま
り部を形成するリブ７４Ａを設けたことにより、油がリ
ブ７４Ａに溜まりアウトプットギア４６が十分に潤滑さ
れる。また、リブ７４Ａをケース７４に一体に形成した
ため、リブによりケースが補強される。
【００１９】
【発明の効果】本発明の請求項１記載の無段変速機によ
れば、可動円錐部の油圧作動室の外側に設けられた油圧
補正室と、セカンダリプーリシャフトに設けられ油圧補
正室へ油を供給する油路を有し、セカンダリプーリシャ
フトの油路と連通する油路をケースに設けている無段変
速機において、油溜まり部を設けたため、ケースの油路
からセカンダリプーリシャフトの油路へ出力される油の
一部がセカンダリプーリシャフトの油路の先端から流出
して油溜まり部に溜まる。油溜まり部に溜まった油にア
ウトプットギアの一部が浸かるのでアウトプットギアの
潤滑が十分に行われるという効果がある。
れば、可動円錐部の油圧作動室の外側に設けられた油圧
補正室と、セカンダリプーリシャフトに設けられ油圧補
正室へ油を供給する油路を有し、セカンダリプーリシャ
フトの油路と連通する油路をケースに設けている無段変
速機において、油溜まり部を設けたため、ケースの油路
からセカンダリプーリシャフトの油路へ出力される油の
一部がセカンダリプーリシャフトの油路の先端から流出
して油溜まり部に溜まる。油溜まり部に溜まった油にア
ウトプットギアの一部が浸かるのでアウトプットギアの
潤滑が十分に行われるという効果がある。
【００２０】また本発明の請求項３記載の無段変速機に
よれば、油溜まり部をケースに設けたリブにより形成す
るので、油溜まり部の形成が容易になるという効果があ
る。また本発明の請求項３記載の無段変速機によれば、
リブが円弧状であるため、アウトプットギアの潤滑に利
用される油量の割合が大きくなるという効果がある。
よれば、油溜まり部をケースに設けたリブにより形成す
るので、油溜まり部の形成が容易になるという効果があ
る。また本発明の請求項３記載の無段変速機によれば、
リブが円弧状であるため、アウトプットギアの潤滑に利
用される油量の割合が大きくなるという効果がある。
【００２１】また本発明の請求項４記載の無段変速機に
よれば、リブによりケースが補強されるという効果があ
る。
よれば、リブによりケースが補強されるという効果があ
る。
【図１】無段変速機の断面図
【図２】本発明の実施例の拡大図
【図３】軸の配置を示す断面図
１…無段変速機、１２…トルクコンバータ、１５…オイ
ルポンプ １６…プライマリプーリ、２４…Ｖベルト、２６…セカ
ンダリプーリ ２８…セカンダリプーリシャフト、３０…固定円錐部、
３２…油圧作動室 ３４…可動円錐部、４０…前後進切換装置、４４…ファ
イナルギア ４６…アウトプットギア、４８…アイドラギア、５２Ａ
…ベアリング ５２ｂ…ベアリング、５４…リダクションギア ５６…ディファレンシャルギア、７０…ベアリング、７
２…ベアリング ７４…油路、７４…ケース、７４Ａ…リブ、７６…ボー
ルスプライン ７８…シリンダ部材、８０…固定ピストン部材、８２…
油圧補正室 ８６…油路、９０…大径部、９２…小径部、９４…通
路、９６…オリフィス ９８…油路、１００…油路、１０２…油路、１０７…
溝、１０９…潤滑用油路
ルポンプ １６…プライマリプーリ、２４…Ｖベルト、２６…セカ
ンダリプーリ ２８…セカンダリプーリシャフト、３０…固定円錐部、
３２…油圧作動室 ３４…可動円錐部、４０…前後進切換装置、４４…ファ
イナルギア ４６…アウトプットギア、４８…アイドラギア、５２Ａ
…ベアリング ５２ｂ…ベアリング、５４…リダクションギア ５６…ディファレンシャルギア、７０…ベアリング、７
２…ベアリング ７４…油路、７４…ケース、７４Ａ…リブ、７６…ボー
ルスプライン ７８…シリンダ部材、８０…固定ピストン部材、８２…
油圧補正室 ８６…油路、９０…大径部、９２…小径部、９４…通
路、９６…オリフィス ９８…油路、１００…油路、１０２…油路、１０７…
溝、１０９…潤滑用油路
Claims (4)
- 【請求項１】 セカンダリプーリシャフトに固定された
固定円錐部とセカンダリプーリシャフトにスプライン結
合された可動円錐部から構成されＶベルトを介してプラ
イマリプーリに連結されているセカンダリプーリと、セ
カンダリプーリシャフトに設けられたアウトプットギア
と、上記可動円錐部に設けられた油圧作動室と、上記可
動円錐部の上記油圧作動室の外側に設けられた油圧補正
室と、セカンダリプーリシャフトに設けられ上記油圧補
正室へ油を供給する油路を有し、セカンダリプーリシャ
フトの上記油路と連通する油路をケースに設けている無
段変速機において、上記アウトプットギアの一部が浸か
る油溜まり部を設けたことを特徴とする無段変速機。 - 【請求項２】 上記油玉リブはケースに設けたリブによ
り形成されることを特徴とする請求項１記載の無段変速
機。 - 【請求項３】 上記リブは円弧状であることを特徴とす
る請求項２記載の無段変速機。 - 【請求項４】 上記リブはケースに一体に形成されてい
ることを特徴とする請求項２及び請求項３記載の記載の
無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17075394A JPH0828666A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無段変速機の潤滑用ケースリブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17075394A JPH0828666A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無段変速機の潤滑用ケースリブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0828666A true JPH0828666A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15910756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17075394A Pending JPH0828666A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 無段変速機の潤滑用ケースリブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828666A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021656A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | デファレンシャル装置の潤滑構造 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17075394A patent/JPH0828666A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021656A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Daihatsu Motor Co Ltd | デファレンシャル装置の潤滑構造 |
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