JPH08286381A - 下地膜パターン形成方法 - Google Patents

下地膜パターン形成方法

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Publication number
JPH08286381A
JPH08286381A JP7085720A JP8572095A JPH08286381A JP H08286381 A JPH08286381 A JP H08286381A JP 7085720 A JP7085720 A JP 7085720A JP 8572095 A JP8572095 A JP 8572095A JP H08286381 A JPH08286381 A JP H08286381A
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JP
Japan
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pattern
electron beam
resist
difference
dimension
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7085720A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Kimura
泰樹 木村
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7085720A priority Critical patent/JPH08286381A/ja
Publication of JPH08286381A publication Critical patent/JPH08286381A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ビームリソグラフィー技術を用いて所定
の形状の下地膜パターンを形成する場合において、時間
的ロスを生じることなく近接効果により生じる問題点を
解決する方法を提供すること。 【構成】 Si基板11a、Si酸化膜11b、下地膜
13、EBレジスト15からなる構造体を用意する。次
に、設計パターンに基づいて、EBレジスト15に対し
て電子ビーム露光を行い、EBレジストパターン15a
を形成する。その後、このEBレジストパターン15a
をマスクとして、下地膜13をエッチングして下地膜パ
ターン13aを形成する。このとき、s1 とs2 とが等
しくなる条件でエッチングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は下地膜パターン形成方
法、特に電子ビームリソグラフィー技術を用いた下地膜
パターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ビームリソグラフィー技術を
用いて所定の形状の下地膜パターンを形成する場合、電
子ビームレジストに対する電子ビーム露光の際に生じる
近接効果が問題となっていた。ここで、電子ビーム露光
の際に生じる近接効果とは、以下に示す現象を言う。す
なわち、設計パターンに基づいて、電子ビームレジスト
に対して電子ビーム露光を行い電子ビームレジストパタ
ーンを形成する場合において、設計パターンの寸法と電
子ビームレジストパターンの寸法との差が、形成される
電子ビームレジストパターンの粗密によって相違する現
象である。すなわち、同一寸法の電子ビームレジストパ
ターンを形成することを目的として、電子ビームレジス
トに対して電子ビーム露光を行った場合、電子ビームレ
ジストパターンは粗な領域では密な領域と比較して細く
仕上がる。これは、主に電子ビームの後方散乱に起因し
て生じる。
【0003】従って、このような電子ビームレジストパ
ターンに基づいて形成される下地膜パターンにおいて
も、設計パターンとは異なり、粗な領域では細く、密な
領域では太く仕上がる恐れがあった。これが、近接効果
による問題点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまで以下に示す様
な近接効果補正方法を用いて、近接効果により生じる問
題点を解決していた。なお、電子ビームレジストパター
ンが粗な領域および密な領域とは、電子ビームレジスト
パターンが形成された素子のある1つの方向の断面を取
って見たときに、隣接するパターンの間隔が狭い領域お
よび広い領域を指す。この場合、隣接するパターンの間
隔が狭い領域のことを、隣接するパターンの間隔が広い
領域に対して密な領域という。逆に、隣接するパターン
の間隔が広い領域のことを、隣接するパターンの間隔が
狭い領域に対して粗な領域という。
【0005】第1の方法は、形成される電子ビームレジ
ストパターンが粗となる領域と、密となる領域とで電子
ビームの露光量を調節する方法である(文献:「J. Va
c. Sci. Technol. 」, B10(1), P133, 1992)。
【0006】第2の方法は、1回目の電子ビーム露光の
際の露光パターンとは反転した露光パターンで、2回目
の電子ビーム露光を行う方法である。この場合、1回目
の電子ビーム露光のときより小さい露光量で2回目の電
子ビーム露光を行う(文献:「J. Appl. Phys.」, 54
(6), P3573, 1983)。
【0007】第3の方法は、電子ビームレジストパター
ンの形成領域全面に、2回目の電子ビーム露光を行う方
法である。この場合、1回目の電子ビーム露光のときよ
り小さい露光量で2回目の電子ビーム露光を行う。
【0008】第4の方法は、あらかじめ電子ビーム露光
の際に生じる近接効果を考慮して、露光パターンを設計
し電子ビーム露光を行う方法である。
【0009】これらの第1〜第4の方法はいずれも、電
子ビームレジストパターンが粗な労域と密な領域とによ
って、電子ビームレジストパターンの寸法が相違するこ
とがないように電子ビームレジストパターンを作製する
方法である。
【0010】しかしながら、上述した第1〜第4の近接
効果補正方法では、以下に示す問題があった。
【0011】第1の方法では、電子ビームの露光量を調
整するための計算に時間がかかる。特に、半導体装置が
大規模になるにしたがってこの問題は顕著になる。
【0012】第2の方法では、電子ビーム露光を2回行
うため、露光時間が長くなる。また、露光方式によって
は、反転した露光パターンの作成に時間がかかる。
【0013】第3の方法では、第2の方法と同様に電子
ビーム露光を2回行うため、露光時間が長くなる。な
お、この方法では、第1および第2の方法ほど近接効果
を補正する効果が期待できない。
【0014】第4の方法では、電子ビームの露光パター
ンを設定するための計算に時間がかかる。
【0015】したがって、電子ビームリソグラフィー技
術を用いて所定の形状の下地膜パターンを形成する場合
において、時間的ロスを生じることがなく近接効果によ
り生じる問題点を解決する方法の出現が望まれていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の下
地膜パターン形成方法によれば、基材上に設けられ、最
終的にパターニングされる下地膜と、下地膜上に設けら
れた、電子ビームレジストまたは電子ビームレジストを
最上層に有する多層レジストとから成る構造体を用意
し、設計パターンに基づいて、電子ビームレジストに対
して電子ビーム露光を行い電子ビームレジストパターン
を形成する。その後、電子レジストパターン、または多
層レジストパターンをマスクとして、下地膜をエッチン
グすることにより下地膜パターンを形成するに当たり、
以下に示す条件で下地膜をエッチングする。電子ビーム
レジストパターンの粗な領域および密な領域のそれぞれ
の電子ビームレジストパターンに対応する設計パターン
の寸法をt1 およびt2 とし、粗な領域および密な領域
のそれぞれの電子ビームレジストパターンの寸法をT1
およびT2 とし、T1 およびT2 の寸法の電子ビームレ
ジストパターンにより、またはT1 およびT2 の寸法の
電子ビームレジストパターンに基づいて形成される下地
膜パターンの寸法をs1 およびs2 とし、寸法t1 とT
1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法t2 とT2 との差
2 −t2 をδ2 とし、寸法t1 とs1との差s1 −t1
をΔ1 とし、前記寸法t2 とs2 との差s2 −t2
Δ2 としたとき、|δ2 −δ1 |>|Δ2 −Δ1 |とな
る条件で、下地膜をエッチングして下地膜パターンを形
成することを特徴とする。なお、多層レジストとから成
る構造体の場合には、電子ビームレジストの下側に設け
られた1または複数のレジスト層をエッチングして、多
層レジストパターンを形成する。その後、多層レジスト
パターンをマスクとして、下地膜をエッチングする。
【0017】また、この発明の他の下地膜パターン形成
方法によれば、基材上に設けられ、最終的にパターニン
グされる下地膜と、下地膜上に設けられた、電子ビーム
レジストを最上層に有する多層レジストとから成る構造
体を用意し、設計パターンに基づいて、電子ビームレジ
ストに対して電子ビーム露光を行い電子ビームレジスト
パターンを形成する。その後、電子ビームレジストの下
側に設けられた1または複数のレジスト層をエッチング
して、多層レジストパターンを形成する。その後、多層
レジストパターンをマスクとして、下地膜をエッチング
することにより下地膜パターンを形成するに当たり、以
下に示す条件で電子ビームレジストの下側に設けられた
1または複数のレジスト層および下地膜をエッチングす
る。電子ビームレジストパターンの粗な領域および密な
領域のそれぞれの電子ビームレジストパターンに対応す
る設計パターンの寸法をt1 およびt2 とし、粗な領域
および密な領域のそれぞれの電子ビームレジストパター
ンの寸法をT1 およびT2とし、T1 およびT2 の寸法
の電子ビームレジストパターンに基づいて形成される多
層レジストパターンの最下層レジストパターンの寸法を
1 およびS2 とし、S1 およびS2 の寸法の多層レジ
ストパターンの最下層レジストパターンにより形成され
る下地膜パターンの寸法をs1 およびs2 とし、寸法t
1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法t2 とT2
との差T2 −t2 をδ2 とし、寸法t1 とS1 との差S
1 −t1 をα1 とし、寸法t2 とS2 との差S2 −t2
をα2とし、寸法t1 とs1 との差s1 −t1 をΔ1
し、寸法t2 とs2 との差s2−t2 をΔ2 としたと
き、|δ2 −δ1 |>|α2 −α1 |となる条件で、電
子ビームレジストの下側に設けられた1または複数のレ
ジスト層をエッチングし、|α2 −α1 |≧|Δ2 −Δ
1 |となる条件で、下地膜をエッチングして下地膜パタ
ーンを形成することを特徴とする。
【0018】
【作用】先ず、この発明の作用を説明する前に、ドライ
エッチングの際に生じる寸法変換差CDが生じる原理に
ついて説明する。ここで寸法変換差CDとは、マスクパ
ターンの幅と、ドライエッチング後の被エッチング層パ
ターンの底部の幅との差である。要するに、CD=(被
エッチング層のパターンの底部の幅)−(マスクパター
ンの幅)である。
【0019】ここでは、マスクパターン下側の被エッチ
ング層をドライエッチングする場合に以下の仮定が成り
立つモデルについて説明する。
【0020】仮定1:縦方向のエッチング速度は、異方
性エッチング成分、等方性エッチング成分および等方性
デポジション成分の和である。横方向のエッチング速度
は、等方性エッチング成分および等方性デポジション成
分の和である。
【0021】仮定2:被エッチング層パターンの形状に
直接的に寄与するのは、等方性エッチング成分と等方性
デポジション成分との和(以下、総等方性成分と称する
場合がある。)である。要するに、横方向のエッチング
速度である。
【0022】仮定3:縦方向のエッチング速度は、被エ
ッチング層パターンの形状に間接的に寄与する。すなわ
ち、縦方向のエッチング速度により被エッチング層のエ
ッチング時間が決まる。そして、このエッチング時間中
のみ、横方向のエッチングが行われる。 以上の仮定より、以下に示すことが予測される。
【0023】予測1:総等方性成分が0の場合、被エッ
チング層パターンの形状は矩形、すなわち長方形にな
る。異方性エッチング成分が変化しても被エッチング層
パターンの形状は変化しない。
【0024】予測2:総等方性成分が0以外の場合、異
方性エッチング成分が大きいほど、被エッチング層パタ
ーンの形状は矩形に近づく。
【0025】これらの予測は、文献:「Jpn. J. Appl.
Phys., Vol.33(1994), pp.4450-4453 」において検証さ
れており、上記のモデルは正しいと考える。
【0026】そして、この出願に係る発明者は、このモ
デルに基づいて寸法変換差CDを以下の(1)式で示す
ことができるという結論に達した。
【0027】 CD=aHRi /(Ri +Ra )・・・・・・・・・・(1) a :定数, H :エッチング深さ Ri :総等方性成分, Ra :異方性エッチング成分 次に、以上のモデルから得られる予測に基づいて、被エ
ッチング層パターンの粗な領域と密な領域における寸法
変換差CDの差異について説明する。
【0028】図8(A)および(B)は、被エッチング
層パターンが粗な領域および密な領域における総等方性
成分の被エッチング層パターンへの入射方向を表した図
である。図8(A)中、隣接する2つの被エッチング層
パターン31aおよび31bの間隔はt1 であり、図8
(B)中、隣接する2つの被エッチング層パターン33
aおよび33bの間隔はt2 である。ただし、t1 >t
2 である。また、図8(A)および(B)中、被エッチ
ング層パターンの高さh1 およびh2 は同じである。
【0029】図8(A)および(B)から理解出来るよ
うに、被エッチング層パターンが粗な領域における隣接
する被エッチング層パターンまでの距離、すなわち、被
エッチング層パターンの間隔t1 は、被エッチング層パ
ターンが密な領域における隣接する被エッチング層パタ
ーンまでの距離、すなわち、被エッチング層パターンの
間隔t2 より大きい。そのため、総等方性成分が、粗な
領域における被エッチング層パターンの底部に入射する
場合の入射角θ1 は、密な領域における被エッチング層
パターンの底部に入射する場合の入射角θ2 より大き
い。従って、総等方性成分の、密な領域の被エッチング
層パターンの底部への入射を無視することができる場合
においても、粗な領域の被エッチング層パターンの底部
への入射を無視できない場合がある。
【0030】また、この入射角θ1 およびθ2 はエッチ
ング深さが大きくなるにつれて小さくなる。従って、総
等方性成分の被エッチング層パターンの底部への入射量
はエッチング深さが大きくなるに従って減少する。
【0031】一方、異方性エッチング成分は被エッチン
グ層パターンの粗密による入射制限を受けない。
【0032】以上のことを考慮すると、被エッチング層
パターンが粗な領域では、等方性デポジション成分が等
方性エッチング成分に対し優勢なエッチング条件におい
て、被エッチング層パターンの幅はマスクパターンの幅
より大きくなる。これに対して、被エッチング層パター
ンが密な領域では、被エッチング層パターンの形状は矩
形に近く仕上がる場合がある。要するに、被エッチング
層パターンが粗な領域と密な領域とでは寸法変換差CD
が異なることになる。
【0033】なお、寸法変換差CDは、異方性エッチン
グ成分、等方性エッチング成分および等方性デポジショ
ン成分によって制御することができる。従って、被エッ
チング層パターンが粗な領域における寸法変換差と密な
領域における寸法変換差との差ΔCDも、異方性エッチ
ング成分、等方性エッチング成分および等方性デポジシ
ョン成分によって制御することができる。
【0034】さらに、各成分について検討すると、異方
性エッチング成分は、エッチングガスの種類、エッチン
グガスの組成、エッチングガスの流量、エッチングガス
の圧力、異方性エネルギー束(イオン線、中性粒子線、
電子線、光線等)などによって直接制御することができ
る。
【0035】また、等方性エッチング成分および等方性
デポジション成分は、温度、エッチングガスの種類、エ
ッチングガスの組成、エッチングガスの流量、エッチン
グガスの圧力、プラズマ密度などで直接制御することが
でき、異方性エネルギー束(イオン線、中性粒子線、電
子線、光線等)などによって間接的に制御することがで
きる。
【0036】次に、エッチングガス組成、具体的にはエ
ッチングガス中のエタノール濃度によって、寸法変換差
CDおよび寸法変換差の差ΔCDが変化する例について
説明する。エッチングガス組成によって異方性エッチン
グ成分、等方性エッチング成分および等方性デポジショ
ン成分を制御することができるということは、上述した
通りである。
【0037】図9は、寸法変換差CDの被エッチング層
パターン間隔依存性を、横軸に被エッチング層パターン
の間隔(μm)を取り、縦軸に寸法変換差CD(μm)
を取って示した特性図である。なお、寸法変換差CD
は、主に被エッチング層パターン間隔に依存し、被エッ
チング層パターンの寸法には大きくは依存しない。図9
中、曲線(a)は、エッチングガス中のエタノール濃度
が30vol%の場合、曲線(b)はエッチングガス中
のエタノール濃度が10vol%の場合の曲線図であ
る。なお、ここでは、電子ビームレジストと下層有機膜
とからなる2層レジストを用い、上層の電子ビームレジ
ストパターンをマスクとして厚さ1.2μmの下層有機
膜をエッチングする場合について示している。そして、
エッチングは以下に示す条件で行った。
【0038】装置 :MX−328SX ECRエッ
チャー(日立製作所社製) 圧力 :10mTorr ガス組成:酸素(O2 )、窒素(N2 )およびエタノー
ルの混合 ガス流量:200SCCM パワー :1kW(ECR:電子サイクロトン共鳴)、
30W(RFバイアス) 曲線(a)は、等方性エッチング成分より等方性デポジ
ション成分が大きい場合、すなわち、寸法変換差CDが
正の場合である。そして、被エッチング層パターンの間
隔が大きくなるに従って、寸法変換差CDが大きくな
る。一方、曲線(b)は、等方性エッチング成分より等
方性デポジション成分が小さい場合、すなわち、寸法変
換差CDが負の場合である。そして、被エッチング層パ
ターンの間隔が大きくなるに従って、寸法変換差CDが
小さくなる。
【0039】この結果から、被エッチング層パターンの
間隔が同じ場合でも、エタノール濃度、要するにエッチ
ングガス組成によって寸法変換差CDが異なることが理
解できる。また、被エッチング層パターンの間隔が広い
場合の寸法変換差と被エッチング層パターンの間隔が狭
い場合の寸法変換差との差、すなわち被エッチング層パ
ターンが粗な領域における寸法変換差と密な領域におけ
る寸法変換差との差ΔCDは、エッチングガス組成によ
って異なることが理解できる。
【0040】また、この出願の発明者は、曲線(a)お
よび(b)から、寸法変換差CDの被エッチング層パタ
ーン間隔に対する依存性は、下記の(2)式で近似する
ことが出来ることを見出した。
【0041】 CD=A(bW/(1+bW))・・・・・・・・・・(2) A:係数, b:エッチング深さに依存する係数 W:被エッチング層パターンの間隔 上述のモデルを考慮すると、(2)式はエッチング深さ
Hと被エッチング層パターンの間隔Wとの比に依存する
と考えられる。従って、(2)式は下記の(3)式に変
形することが出来る。
【0042】 CD=A(c(W/H)/(1+c(W/H))・・・(3) また、被エッチング層パターンの間隔Wが∞になると、
(3)式は(1)式と一致する。従って、(3)式は下
記の(4)式に変形することが出来る。
【0043】 CD=(aHRi/(Ri+Ra))×(c(W/H)/(1+c(W/H))) ・・・・(4) ここで、被エッチング層パターンが粗な領域における寸
法変換差と密な領域における寸法変換差との差ΔCD、
すなわち、(粗な領域における寸法変換差)−(密な領
域における寸法変換差)は、下記の(5)式で表すこと
が出来る。この場合、被エッチング層パターンが粗な領
域での被エッチング層パターンの間隔Wを∞とし、被エ
ッチング層パターンが粗な領域での被エッチング層パタ
ーンの間隔WをW1 とする。
【0044】 ΔCD=(aHRi/(Ri+Ra))×(1/(1+cW1/H))・・・・・・(5) このように、HおよびW1 を特定した場合、被エッチン
グ層パターンが粗な領域と密な領域における寸法変換差
の差ΔCDは、総等方性成分Ri および異方性エッチン
グ成分Ra に依存する。すなわち、この場合には、エタ
ノール濃度に依存することになる。同様なことが、総等
方性成分Ri および異方性エッチング成分Ra を制御す
る他の条件についても成り立つと考えられる。
【0045】この発明の下地膜パターンの形成方法によ
れば、近接効果によって、電子ビーム露光によって形成
される電子ビームレジストパターン寸法と、設計パター
ンの寸法とは異なる。そして、上述したマスクパターン
の粗密に起因した寸法変換差の差を用いて下地膜パター
ンの寸法を設計パターンの寸法に近づける。
【0046】すなわち、基材と、基材上の下地膜と、下
地膜上の、電子ビームレジストまたは電子ビームレジス
トを最上層に有する多層レジストとから成る構造体から
下地膜パターンを形成する場合、以下に示す条件で下地
膜のエッチングを行う。先ず、電子ビームレジストパタ
ーンの粗な領域および密な領域のそれぞれの電子ビーム
レジストパターンに対応する設計パターンの寸法をt1
およびt2 とする。また、粗な領域および密な領域のそ
れぞれの電子ビームレジストパターンの寸法をT1 およ
びT2 とする。また、T1 およびT2 の寸法の電子ビー
ムレジストパターンにより、またはT1 およびT2 の寸
法の電子ビームレジストパターンに基づいて形成される
下地膜パターンの寸法をs1 およびs2 とする。そし
て、寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法
2 とT2 との差T2 −t2 をδ2とし、寸法t1 とs1
との差s1 −t1 をΔ1 とし、寸法t2 とs2 との差
2−t2 をΔ2 とする。この場合、|δ2 −δ1 |>
|Δ2 −Δ1 |となる条件で、下地膜をエッチングして
下地膜パターンを形成する。
【0047】また、基材と、基材上の下地膜と、下地膜
上の、電子ビームレジストを最上層に有する多層レジス
トとから成る構造体から下地膜パターンを形成する場
合、以下に示す条件で電子ビームレジストの下側に設け
られた1または複数のレジスト層および下地膜のエッチ
ングを行っても良い。先ず、電子ビームレジストパター
ンの粗な領域および密な領域のそれぞれの電子ビームレ
ジストパターンに対応する設計パターンの寸法をt1
よびt2 とする。また、粗な領域および密な領域のそれ
ぞれの電子ビームレジストパターンの寸法をT1 および
2 とする。また、T1 およびT2 の寸法の電子ビーム
レジストパターンに基づいて形成される多層レジストパ
ターンの最下層レジストパターンの寸法をS1 およびS
2 とする。また、S1 およびS2 の寸法の多層レジスト
パターンの最下層レジストパターンにより形成される下
地膜パターンの寸法をs1 およびs2 とする。そして、
寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法t2
とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、寸法t1 とS1
の差S1 −t1 をα1 とし、寸法t2 とS2 との差S2
−t2 をα2 とし、寸法t1 とs1 との差s1 −t1
Δ1 とし、寸法t2 とs2 との差s2 −t2 をΔ2 とす
る。この場合、|δ2 −δ1 |>|α2 −α1|となる
条件で、電子ビームレジストの下側に設けられた1また
は複数のレジスト層をエッチングし、|α2 −α1 |≧
|Δ2 −Δ1 |となる条件で、下地膜をエッチングして
下地膜パターンを形成する。
【0048】従って、電子ビームリソグラフィー技術を
用いて所定の形状の下地膜パターンを形成する場合にお
いて、時間的ロスを生じることがなく近接効果により生
じる問題点を解決することができる。
【0049】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。これらの図面において、各構成成分は、この
発明が理解出来る程度に各構成成分の形状、大きさ、お
よび配置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、
説明に用いる各図において、同様な構成成分については
同一の番号を付して示してある。また、以下の説明中で
述べる、使用材料、膜厚などの数値的条件は、この発明
の範囲内の好適例にすぎない。従って、この発明がこれ
らの条件にのみ限定されるものでないことは理解された
い。
【0050】1.第1実施例 図1(A)〜(D)は、実施例の製造工程中の主な工程
での得られる構造体の様子を、ある方向の断面図(ただ
し、切り口の図)によって示した工程図である。ただ
し、図1中、一部分の断面にのみ、ハッチングを付して
いる。
【0051】先ず、基材11上に設けられ、最終的にパ
ターニングされる下地膜13と、下地膜13上に設けら
れた電子ビームレジスト(以下、EBレジストと称する
場合がある。)15とから成る構造体を用意する。この
第1実施例では、Si基板11a上に、順にSi酸化膜
11b、例えば厚さ0.4μmの下地膜13であるポリ
シリコン膜、例えば厚さ0.8μmのEBレジスト15
を形成した構造体を用意した(図1(A))。この場
合、Si基板11aおよびSi酸化膜11bが基材11
に当たる。また、EBレジスト15として、ポジ型のP
MMA(ポリメチルメタクリレート)、ネガ型のCMS
(東ソー社製)、SAL−601(シプレー社製)を用
いることができる。
【0052】次に、設計パターンに基づいて、EBレジ
スト15に対して電子ビーム露光を行った。その後、E
Bレジスト15を現像することにより電子ビームレジス
トパターン(以下、EBレジストパターンと称する場合
がある。)15aを形成した(図1(B))。設計パタ
ーンは、最終的に形成したい下地膜パターンに相当する
形状を有している。この実施例では、最終的に形成した
い下地膜パターンには、粗な領域の下地膜パターンおよ
び密な領域の下地膜パターンがある。粗な領域の下地膜
パターンは隣接する下地膜パターンとの間隔が5μm以
上であり、密な領域の下地膜パターンは隣接する下地膜
パターンとの間隔が0.3μm程度である。そして、そ
れぞれの下地膜パターンは、例えば0.4μm程度で同
一の寸法であり、かつ平行である。従って、ここで、設
計パターンに基づいて形成されるEBレジストパターン
15aには、粗な領域のEBレジストパターン15a1
および密な領域のEBレジストパターン15a2 があ
る。そして、それぞれのEBレジストパターン15a1
および15a2 は平行である。しかし、EBレジストパ
ターン15aの寸法は、近接効果によって、設計パター
ンとは異なり、密な領域では0.4μmであり設計パタ
ーンと同じであった。一方、粗な領域ではそれより細く
仕上がった。ここで、下地膜パターンの寸法およびEB
レジストパターンの寸法とは、下地膜パターンおよびE
Bレジストパターンの長手方向と垂直な方向の長さ(以
下、下地膜パターンの幅およびEBレジストパターンの
幅と称する場合がある。)である。ただし、この第1実
施例では、下地膜パターンの寸法とは、下地膜パターン
の底部の寸法である。
【0053】次に、このEBレジストパターン15aを
マスクとして、下地膜13をエッチングすることにより
下地膜パターン13aを形成する(図1(C))。この
場合、下地膜13のエッチングは、一般に次の条件で行
う。すなわち、粗な領域のEBレジストパターン15a
1 の寸法をT1 とし、密な領域のEBレジストパターン
15a2 の寸法をT2 とする。また、EBレジストパタ
ーン15aの粗な領域および密な領域のそれぞれのEB
レジストパターン15a1 および15a2 に対応する設
計パターンの寸法をt1 およびt2 とする。また、T1
およびT2 の寸法のEBレジストパターン15a1 およ
び15a2 により形成される下地膜パターン13a1
よび13a2 の寸法をs1 およびs2 とする。そして、
寸法t1とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法t2
とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、寸法t1 とs1
の差s1 −t1 をΔ1 とし、寸法t2 とs2 との差s2
−t2 をΔ2 としたとき、下記の条件でエッチングす
る。
【0054】 |δ2 −δ1 |>|Δ2 −Δ1 |・・・・・・・・・・(6) この実施例では、t1 =t2 であるため、(6)式は次
式の様に表される。
【0055】 |T2 −T1 |>|s2 −s1 |・・・・・・・・・・(7) 上述した(7)式の条件でエッチングするため、先ず、
粗な領域のEBレジストパターン15a1 の寸法T1
よび密な領域のEBレジストパターン15a2の寸法T2
を測定し、寸法差|T2 −T1 |を求める。そして、
この寸法差|T2 −T1 |より、粗な領域の下地膜パタ
ーン13a1 の寸法s1 および密な領域の下地膜パター
ン13a2 の寸法s2 の寸法差|s2 −s1 |が小さく
なるようにエッチングするため、図2を用いてエッチン
グ条件を定める。図2は、寸法変換差の差ΔCDのガス
流量依存性を、横軸にガス流量(SCCM)を取り、縦
軸にΔCD(μm)を取って示した特性図である。図2
は、この第1実施例と同様に、厚さ0.4μmのポリシ
リコン膜を、隣接するEBレジストパターンとの間隔が
5μm以上である粗な領域と、隣接するEBレジストパ
ターンとの間隔が0.3μm程度である密な領域とをも
つEBレジストパターンをマスクとしてエッチングした
場合の結果である。なお、粗な領域および密な領域のE
Bレジストパターンの寸法は共に0.4μmとした。そ
の他のエッチング条件を下記に示す。
【0056】装置 :TCPポリシングルウエハー
エッチャー(ラムリサーチ社製) 圧力 :2mTorr エッチングガス:塩素ガス(Cl2 ) パワー :400W(TCP:トランスフォーマーカ
ップルドプラズマ)、10W(RFバイアス) 例えば、|T2 −T1 |が0.1μmであった場合、図
2より、ΔCD=(粗な領域における寸法変換差)−
(密な領域における寸法変換差)が0<ΔCD<0.2
となる条件でエッチングすると上述の(7)式の条件が
成り立つが、好ましくは、ΔCD=0.1μmの条件で
エッチングするのが良い。要するにガス流量が40SC
CMの条件でエッチングするのが良い。この条件でエッ
チングすると、粗な領域の下地膜パターン13a1 の断
面は台形となり、密な領域の下地膜パターン13a2
断面は矩形に仕上がった。この場合、粗な領域の下地膜
パターン13a1 の寸法s1 、すなわち底部の寸法と、
密な領域の下地膜パターンの底部13a2 の寸法s2
すなわち底部の寸法とが等しくなる。また、この実施例
では、密な領域の設計パターンの寸法t2 、EBレジス
トパターンの寸法T2および下地膜パターンの寸法s2
は同じであり、下地膜パターンの底部の寸法はすべての
領域で等しく、0.4μmとなった。
【0057】最後に、電子ビームレジストパターン15
aを除去する(図1(D))。
【0058】以上の様にして下地膜パターン13aを形
成した場合、近接効果によって、電子ビーム露光によっ
て形成される電子ビームレジストパターンの寸法と、設
計パターンの寸法とは異なる。しかし、マスクパターン
の粗密に起因した寸法変換差の差を用いることにより下
地膜パターンの寸法を設計パターンの寸法に近づけるこ
とができる。従って、電子ビームリソグラフィー技術を
用いて所定の形状の下地膜パターンを形成する場合にお
いて、時間的ロスを生じることがなく近接効果により生
じる問題点を解決することができる。
【0059】なお、この第1実施例では、エッチングガ
ス流量により、エッチング条件を制御していたがエッチ
ングガス圧力や、RFバイアス等で制御することも可能
である。
【0060】また、上述の第1実施例では、下地膜13
上にはEBレジスト15のみを設けた場合について説明
したが、EBレジストを最上層に有する多層レジストを
下地膜上に設けた場合にも、同様の効果が得られる。こ
の場合、EBレジストの1または複数のレジスト層をエ
ッチングして、多層レジストパターンを形成し、その
後、多層レジストパターンをマスクとして、下地膜をエ
ッチングして下地膜パターンを形成する。
【0061】2.第2実施例 図3(A)〜(D)、図4は、実施例の製造工程中の主
な工程での得られる構造体の様子を断面図(ただし、切
り口の図)によって示した工程図である。ただし、図3
および図4中、一部分の断面にのみ、ハッチングを付し
ている。
【0062】先ず、基材11上に設けられ、最終的にパ
ターニングされる下地膜13と、下地膜13上に設けら
れた、EBレジスト15を最上層に有する多層レジスト
17とから成る構造体を用意する。この第2実施例で
は、Si基板11a上に、順にSi酸化膜11b、例え
ば、厚さ0.4μmの下地膜13であるポリシリコン
膜、例えば、厚さ1.2μmの下層有機膜19、例え
ば、厚さ0.3μmのEBレジスト15を形成した構造
体を用意した(図3(A))。この場合、Si基板11
aおよびSi酸化膜11bが基材11に当たる。また、
多層レジスト17として、下層有機膜19およびEBレ
ジスト15からなる2層レジストを用いた。この場合、
EBレジスト15として、Si含有のEBレジスト1
5、例えば、ネガ型のCMS(東ソー社製)、SAL−
601(シプレー社製)を用いることができる。また、
下層有機膜19として、HPR204(富士ハント社
製)、BCR(東京応化社製)を用いることができる。
【0063】次に、第1実施例と同様に、設計パターン
に基づいて、EBレジスト15に対して電子ビーム露光
を行った。その後、EBレジスト15を現像することに
よりEBレジストパターン15aを形成した(図3
(B))。
【0064】次に、このEBレジストパターン15aを
マスクとして、下層有機膜19をエッチング(ドライ現
像と称する場合がある。)することによりEBレジスト
パターン15aを最上層に有する多層レジストパターン
17aを形成する(図3(C))。多層レジストパター
ン17aは、EBレジストパターン15aおよび下層有
機膜パターン19aにより構成されている。この場合、
下層有機膜19のエッチングは次の条件で行う。すなわ
ち、粗な領域のEBレジストパターン15a1の寸法を
1 とし、密な領域のEBレジストパターン15a2
寸法をT2 とする。また、EBレジストパターン15a
の粗な領域および密な領域のそれぞれのEBレジストパ
ターン15a1 および15a2 に対応する設計パターン
の寸法をt1 およびt2 とする。また、T1 およびT2
の寸法のEBレジストパターン15a1 および15a2
に基づいて形成される多層レジストパターンの最下層レ
ジストパターン、要するに、下層有機膜パターン19a
1 および19a2 の寸法をS1 およびS2 とする。そし
て、寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸法
2 とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、寸法t1 とS
1 との差S1 −t1をα1 とし、寸法t2 とS2 との差
2 −t2 をα2 としたとき、下記の条件でエッチング
する。
【0065】 |δ2 −δ1 |>|α2 −α1 |・・・・・・・・・・(8) この実施例では、t1 =t2 であるため、(8)式は次
式の様に表される。
【0066】 |T2 −T1 |>|S2 −S1 |・・・・・・・・・・(9) 上述した(9)式の条件でエッチングするため、先ず、
粗な領域のEBレジストパターン15a1 の寸法T1
よび密な領域のEBレジストパターン15a2の寸法T2
を測定し、寸法差|T2 −T1 |を求める。そして、
この寸法差|T2 −T1 |より、粗な領域の下層有機膜
パターン19a1 の寸法S1 および密な領域の下層有機
膜パターン19a2 の寸法S2 の寸法差|S2 −S1
が小さくなるようにエッチングするため、図5を用いて
エッチング条件を定める。ただし、この第2実施例で
は、下層有機膜パターンの寸法とは、下層有機膜パター
ンの底部の寸法である。図5は、寸法変換差の差ΔCD
のガス組成依存性を、横軸にエタノール組成(vol
%)を取り、縦軸にΔCD(μm)を取って示した特性
図である。図5は、この第2実施例と同様に、厚さ1.
2μmの下層有機膜(この膜は、例えば、ノボラック樹
脂(東京応化社製の商品名BCR)を用いて形成す
る。)を、隣接するEBレジストパターンとの間隔が5
μm以上である粗な領域と、隣接するEBレジストパタ
ーンとの間隔が0.3μm程度である密な領域とをもつ
EBレジストパターンをマスクとしてエッチングした場
合の結果である。なお、粗な領域および密な領域のEB
レジストパターンの寸法は共に0.3μmとした。その
他のエッチング条件を下記に示す。
【0067】装置 :MX−328SX ECRエッ
チャー(日立製作所製) 圧力 :10mTorr ガス組成:酸素(O2 )、窒素(N2 )およびエタノー
ルの混合 ガス流量:200SCCM パワー :1kW(ECR)、30W(RFデバイス) 例えば、|T2 −T1 |が0.1μmであった場合、図
5より、ΔCD=(粗な領域における寸法変換差)−
(密な領域における寸法変換差)が0<ΔCD<0.2
となる条件でエッチングすると上述の(9)式の条件が
成り立つが、好ましくは、ΔCD=0.1μmの条件で
エッチングするのが良い。要するにエタノール組成が約
35vol%の条件でエッチングするのが良い。この条
件でエッチングすると、粗な領域の下層有機膜パターン
19a1 の断面は台形となり、密な領域の下層有機膜パ
ターン19a2 の断面は矩形に仕上がった。この場合、
粗な領域の下層有機膜パターン19a1 の寸法S1 、す
なわち底部の寸法と、密な領域の下層有機膜パターンの
寸法S2 、すなわち底部の寸法とが等しくなる。また、
この実施例では、密な領域の設計パターンの寸法t2
EBレジストパターンの寸法T2 および下層有機膜パタ
ーンの寸法S2 は同じであるため、下層有機膜パターン
19aの底部の寸法はすべての領域で等しく、0.3μ
mであった。
【0068】次に、この多層レジストパターン17aを
マスクとして、下地膜13をエッチングすることにより
下地膜パターン13aを形成する(図3(D))。この
場合、下地膜13のエッチングは、一般に次の条件で行
う。すなわち、S1 およびS2 の寸法の下層有機膜パタ
ーン19a1 および19a2 により形成される下地膜パ
ターンの寸法をs1 およびs2 とする。そして、寸法t
1 とs1 との差s1 −t1 をΔ1 とし、寸法t2 とs2
との差s2 −t2 をΔ2 とたとき、下記の条件でエッチ
ングする。
【0069】 |α2 −α1 |≧|Δ2 −Δ1 |・・・・・・・・・(10) この実施例では、t1 =t2 であるため、(10)式は
次式の様に表される。
【0070】 |S2 −S1 |≧|s2 −s1 |・・・・・・・・・(11) また、この実施例では、下層有機膜パターンの底部の寸
法は、すべての領域で等しく、S1 =S2 である。従っ
て、Δ2 =Δ1 の条件、要するに、ΔCD=0の条件で
エッチングする。この条件でエッチングすると、粗な領
域および密な領域の下地膜パターン13a1 および13
2 の断面は矩形に仕上がる。この場合、粗な領域の下
地膜パターン13a1 の寸法s1 と、密な領域の下地膜
パターン13a2 の寸法s2 とが等しくなる。また、こ
の実施例では、密な領域の設計パターンの寸法t2 、E
Bレジストパターンの寸法T2 、下層有機膜パターンの
寸法S2 および下地膜パターンの寸法s2 は同じであ
り、下地膜パターンの寸法13aはすべての領域で等し
く、0.3μmであった。
【0071】最後に、多層レジストパターン17aを除
去する(図4)。
【0072】以上の様にして下地膜パターン13aを形
成した場合、第1実施例と同様な効果を得ることが出来
る。また、第2実施例では、下層有機膜および下地膜の
エッチング条件を制御することにより設計パターンに相
当する下地膜パターンを形成することが出来る。すなわ
ち、すべての領域において、同一寸法であって、かつ同
一形状の下地膜パターンを得ることが出来る。
【0073】また、上述の第2実施例では、下地膜上に
EBレジストと下層有機膜とからなる2層レジストを設
けた場合について説明したが、EBレジストを最上層に
有する3層レジストを下地膜上に設けた場合にも、同様
の効果が得られる。
【0074】なお、この第2実施例では、ガス組成によ
りエッチング条件を制御していたが、エッチングガス圧
力や、RFバイアス等で制御することも可能である。
【0075】3.第3実施例 図6(A)〜(C)、図7(A)〜(C)は、実施例の
製造工程中の主な工程での得られる構造体の様子を断面
図(ただし、切り口の図)によって示した工程図であ
る。ただし、図6および図7中、一部分の断面にのみ、
ハッチングを付している。
【0076】先ず、基材11上に設けられ、最終的にパ
ターニングされる下地膜13と、下地膜13上に設けら
れた、EBレジスト15を最上層に有する多層レジスト
17とから成る構造体を用意する。この第3実施例で
は、Si基板11a上に、順にSi酸化膜11b、例え
ば、厚さ0.4μmの下地膜13であるポリシリコン
膜、例えば、厚さ1.5μmの下層有機膜19、例え
ば、厚さ0.1μm程度の中間膜21として機能するポ
リシリコン膜、例えば、厚さ0.4μmのEBレジスト
15を形成した構造体を用意した(図6(A))。この
場合、Si基板11aおよびSi酸化膜11bが基材1
1に当たる。また、多層レジスト17として、下層有機
膜19、中間膜21として機能するポリシリコン膜およ
びEBレジスト15からなる3層レジストを用いた。こ
のとき、EBレジスト15として、例えば、ポジ型のP
MMAを用いることができる。また、下層有機膜19と
して、HPR204(富士ハント製)、BCR(東京応
化社製)を用いることができる。なお、中間膜21とし
て、下層有機膜19およびEBレジスト15との選択性
が良好なポリシリコン膜を用いた。
【0077】次に、第1実施例と同様に、設計パターン
に基づいて、EBレジスト15に対して電子ビーム露光
を行った。その後、EBレジスト15を現像することに
よりEBレジストパターン15aを形成した(図6
(B))。
【0078】次に、このEBレジストパターン15aの
下側に設けられた中間膜21および下層有機膜19をエ
ッチング(ドライ現像と称する場合がある。)すること
により多層レジストパターン17aを形成する(図6
(C)、図7(A))。ただ、下層有機膜19をエッチ
ングする際、EBレジストパターン15aも同時にエッ
チングされ、削除される。これは、EBレジストと下層
有機膜とが共に有機物によって構成されているためであ
る。従って、多層レジストパターンは、中間膜パターン
21aおよび下層有機膜パターン19aにより構成され
ている。この場合、中間膜21および下層有機膜19の
エッチングは次の条件で行う。すなわち、粗な領域のE
Bレジストパターン15a1 の寸法をT1 とし、密な領
域のEBレジストパターン15a2 の寸法をT2 とする
(図6(B)参照)。また、EBレジストパターン15
aの粗な領域および密な領域のそれぞれのEBレジスト
パターン15a1 および15a2 に対応する設計パター
ンの寸法をt1 およびt2 とする。また、T1 およびT
2 の寸法のEBレジストパターン15a1 および15a
2 に基づいて形成される多層レジストパターンの最下層
レジストパターン、要するに、下層有機膜パターン19
1 および19a2 の寸法をS1 およびS2 とする。そ
して、寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、寸
法t2 とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、寸法t1
1 との差S1 −t1 をα1 とし、寸法t2 とS2 との
差S2 −t2 をα2 としたとき、下記の条件を満たすよ
うに中間膜21および下層有機膜19をエッチングす
る。
【0079】 |δ2 −δ1 |>|α2 −α1 |・・・・・・・・・(12) この実施例では、t1 =t2 であるため、(12)式は
次式の様に表される。
【0080】 |T2 −T1 |>|S2 −S1 |・・・・・・・・・(13) 上述した(13)式の条件でエッチングするため、先
ず、粗な領域のEBレジストパターン15a1 の寸法T
1 および密な領域のEBレジストパターン15a2 の寸
法T2 を測定し、寸法差|T2 −T1 |を求める。そし
て、この寸法差|T2 −T1 |より、粗な領域の中間膜
パターン21a1 の寸法D1 および密な領域の中間膜パ
ターン21a2 の寸法D2 の寸法差|D2 −D1 |が小
さくなるように中間膜21をエッチングする。次に、|
2 −D1 |より、粗な領域の下層有機膜パターン19
1 の寸法S1 および密な領域の下層有機膜パターン1
9a2 の寸法S2 の寸法差|S2 −S1 |が同一または
小さくなるようにエッチングする。この場合のエッチン
グ条件は、第1実施例および第2実施例と同様な方法で
決めることができる。この実施例では、粗な領域の中間
膜パターン21a1 の寸法D1 と、密な領域の中間膜パ
ターンの寸法D2 とが等しくなる条件で中間膜21をエ
ッチングした。その後、粗な領域の下層有機膜パターン
19a1 の寸法S1 と密な領域の下層有機膜パターン1
9a2 の寸法S2 とが等しくなる条件で下層有機膜19
をエッチングした。ただし、この第3実施例では、中間
膜パターンの寸法とは、中間膜パターンの底部の寸法で
ある。この条件でエッチングすると、粗な領域の中間膜
パターン21a1 の断面は台形となり、密な領域の中間
膜パターン21a2 の断面は矩形に仕上がる。また、粗
な領域および密な領域の下層有機膜パターン19a1
よび19a2 の断面は矩形に仕上がる。また、この実施
例では、密な領域の設計パターンの寸法t2 、EBレジ
ストパターンの寸法T2 および下層有機膜パターンの寸
法S2 は同じであるため、下層有機膜パターンの底部の
寸法はすべての領域で等しい。
【0081】次に、この多層レジストパターン17aを
マスクとして、下地膜13をエッチングすることにより
下地膜パターン13aを形成する(図7(B))。この
場合、下地膜13のエッチングは、一般に次の条件で行
う。すなわち、S1 およびS2 の寸法の下層有機膜パタ
ーン19a1 および19a2 により形成される下地膜パ
ターンの寸法をs1 およびs2 とする。そして、寸法t
1 とs1 との差s1 −t1 をΔ1 とし、寸法t2 とs2
との差s2 −t2 をΔ2 とたとき、下記の条件でエッチ
ングする。
【0082】 |α2 −α1 |≧|Δ2 −Δ1 |・・・・・・・・・(14) この実施例では、t1 =t2 であるため、(14)式は
次式の様に表される。
【0083】 |S2 −S1 |≧|s2 −s1 |・・・・・・・・・(15) また、この実施例では、下層有機膜パターンの底部の寸
法は、すべての領域で等しく、S1 =S2 である。従っ
て、Δ2 =Δ1 の条件、要するに、ΔCD=0の条件で
エッチングする。この条件でエッチングすると、粗な領
域および密な領域の下地膜パターンの断面は矩形に仕上
がる。この場合、粗な領域の下地膜パターンの寸法と、
密な領域の下地膜パターンの寸法とが等しくなる。ま
た、この実施例では、密な領域の設計パターンの寸法t
2 、EBレジストパターンの寸法T2 、下層有機膜パタ
ーンの寸法S2 および下地膜パターンの寸法s1 は同じ
である。下地膜パターンの寸法はすべての領域で等し
く、0.3μmであった。
【0084】最後に、多層レジストパターン17aを除
去する(図7(C))。
【0085】以上の様にして下地膜パターン13aを形
成した場合、第2実施例と同様な効果を得ることが出来
る。また、中間膜21として、下層有機膜19およびE
Bレジスト15との選択性が良好な膜を用いると、下層
有機膜19とEBレジスト15との選択性が悪くても、
同一の効果を得ることができる。
【0086】この発明は、上述した実施例に限定される
ものではないことは明らかである。例えば、第1〜第3
実施例において、下地膜としてポリシリコン膜を用いて
いたが、アルミニウムやタングステンなどでも可能であ
る。また、この発明は、主に配線層の形成やゲート電極
の形成に用いることが出来るが、これには限らない。
【0087】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の下地膜パターンの形成方法によれば、近接効果
によって、電子ビーム露光によって形成される電子ビー
ムレジストパターンの寸法と、設計パターンの寸法とは
異なる。しかし、マスクパターンの粗密に起因した寸法
変換差の差を用いることにより下地膜パターンの寸法を
設計パターンの寸法に近づけることが出来る。従って、
電子ビームリソグラフィー技術を用いて所定の形状の下
地膜パターンを形成する場合において、時間的ロスを生
じることがなく近接効果により生じる問題点を解決する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は第1実施例の下地膜パターン
の形成方法の説明に供する図である。
【図2】第1実施例の説明に供する寸法変換差の差のガ
ス流量依存性である。
【図3】(A)〜(D)は第2実施例の下地膜パターン
の形成方法の説明に供する図である。
【図4】図3に続く第2実施例の下地膜パターンの形成
方法の説明に供する図である。
【図5】第2実施例の説明に供する寸法変換差の差のエ
タノール組成依存性を表した図である。
【図6】(A)〜(C)は第3実施例の下地膜パターン
の形成方法の説明に供する図である。
【図7】(A)〜(C)は、図6に続く第3実施例の下
地膜パターンの形成方法の説明に供する図である。
【図8】(A)および(B)は、被エッチング層パター
ンが粗な領域および密な領域における総等方性成分の被
エッチング層パターンへの入射方向を表した図である。
【図9】寸法変換差の被エッチング層パターン間隔依存
性である。
【符号の説明】
11:基材 11a:Si基板 11b:Si酸化膜 13:下地膜 13a:下地膜パターン 13a1 :粗な領域の下地膜パターン 13a2 :密な領域の下地膜パターン 15:EBレジスト 15a:EBレジストパターン 15a1 :粗な領域のEBレジストパターン 15a2 :密な領域のEBレジストパターン 17:多層レジスト 17a:多層レジストパターン 19:下層有機膜 19a:下層有機膜パターン 19a1 :粗な領域の下層有機膜パターン 19a2 :密な領域の下層有機膜パターン 21:中間膜 21a:中間膜パターン 21a1 :粗な領域の中間膜パターン 21a2 :密な領域の中間膜パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 573

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に設けられ、最終的にパターニン
    グされる下地膜と、該下地膜上に設けられた電子ビーム
    レジストとから成る構造体を用意し、 設計パターンに基づいて、前記電子ビームレジストに対
    して電子ビーム露光を行い電子ビームレジストパターン
    を形成し、 その後、前記電子ビームレジストパターンをマスクとし
    て、前記下地膜をエッチングすることにより下地膜パタ
    ーンを形成するに当たり、 電子ビームレジストパターンの粗な領域および密な領域
    のそれぞれの電子ビームレジストパターンに対応する設
    計パターンの寸法をt1 およびt2 とし、 前記粗な領域および密な領域のそれぞれの電子ビームレ
    ジストパターンの寸法をT1 およびT2 とし、 前記T1 およびT2 の寸法の電子ビームレジストパター
    ンにより形成される下地膜パターンの寸法をs1 および
    2 とし、 前記寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、前記
    寸法t2 とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、前記寸法
    1 とs1 との差s1 −t1 をΔ1 とし、前記寸法t2
    とs2 との差s2 −t2 をΔ2 としたとき、 |δ2 −δ1 |>|Δ2 −Δ1 | となる条件で、下地膜をエッチングすることを特徴とす
    る下地膜パターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 基材上に設けられ、最終的にパターニン
    グされる下地膜と、該下地膜上に設けられた、電子ビー
    ムレジストを最上層に有する多層レジストとから成る構
    造体を用意し、 設計パターンに基づいて、前記電子ビームレジストに対
    して電子ビーム露光を行い電子ビームレジストパターン
    を形成し、 その後、前記電子ビームレジストの下側に設けられた1
    または複数のレジスト層をエッチングして、多層レジス
    トパターンを形成し、 その後、前記多層レジストパターンをマスクとして、前
    記下地膜をエッチングすることにより下地膜パターンを
    形成するに当たり、 電子ビームレジストパターンの粗な領域および密な領域
    のそれぞれの電子ビームレジストパターンに対応する設
    計パターンの寸法をt1 およびt2 とし、 前記粗な領域および密な領域のそれぞれの電子ビームレ
    ジストパターンの寸法をT1 およびT2 とし、 前記T1 およびT2 の寸法の電子ビームレジストパター
    ンに基づいて形成される下地膜パターンの寸法をs1
    よびs2 とし、 前記寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、前記
    寸法t2 とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、前記寸法
    1 とs1 との差s1 −t1 をΔ1 とし、前記寸法t2
    とs2 との差s2 −t2 をΔ2 としたとき、 |δ2 −δ1 |>|Δ2 −Δ1 | となる条件で、下地膜をエッチングすることを特徴とす
    る下地膜パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 基材上に設けられ、最終的にパターニン
    グされる下地膜と、該下地膜上に設けられた、電子ビー
    ムレジストを最上層に有する多層レジストとから成る構
    造体を用意し、 設計パターンに基づいて、前記電子ビームレジストに対
    して電子ビーム露光を行い電子ビームレジストパターン
    を形成し、 その後、前記電子ビームレジストの下側に設けられた1
    または複数のレジスト層をエッチングして、多層レジス
    トパターンを形成し、 その後、前記多層レジストパターンをマスクとして、前
    記下地膜をエッチングすることにより下地膜パターンを
    形成するに当たり、 電子ビームレジストパターンの粗な領域および密な領域
    のそれぞれの電子ビームレジストパターンに対応する設
    計パターンの寸法をt1 およびt2 とし、 前記粗な領域および密な領域のそれぞれの電子ビームレ
    ジストパターンの寸法をT1 およびT2 とし、 前記T1 およびT2 の寸法の電子ビームレジストパター
    ンに基づいて形成される多層レジストパターンの最下層
    レジストパターンの寸法をS1 およびS2 とし、 前記S1 およびS2 の寸法の多層レジストパターンの最
    下層レジストパターンにより形成される下地膜パターン
    の寸法をs1 およびs2 とし、 前記寸法t1 とT1 との差T1 −t1 をδ1 とし、前記
    寸法t2 とT2 との差T2 −t2 をδ2 とし、前記寸法
    1 とS1 との差S1 −t1 をα1 とし、前記寸法t2
    とS2 との差S2 −t2 をα2 とし、前記寸法t1 とs
    1 との差s1 −t1 をΔ1 とし、前記寸法t2 とs2
    の差s2 −t2 をΔ2 としたとき、 |δ2 −δ1 |>|α2 −α1 | となる条件で、前記電子ビームレジストの下側に設けら
    れた1または複数のレジスト層をエッチングし、 |α2 −α1 |≧|Δ2 −Δ1 | となる条件で、下地膜をエッチングすることを特徴とす
    る下地膜パターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の下地膜パターン形成方
    法において、前記多層レジストを、2層レジストとした
    ことを特徴とする下地膜パターン形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の下地膜パターン形成方
    法において、前記多層レジストを、3層レジストとした
    ことを特徴とする下地膜パターン形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650389B1 (en) 1998-09-14 2003-11-18 Nec Lcd Technologies, Ltd. Liquid crystal display device and method of manufacturing the same
JP2009080349A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Toshiba Corp 寸法変換差予測方法、フォトマスクの製造方法、電子部品の製造方法、および寸法変換差予測プログラム

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JP2009080349A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Toshiba Corp 寸法変換差予測方法、フォトマスクの製造方法、電子部品の製造方法、および寸法変換差予測プログラム

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