JPH08285934A - 妨害波除去システム - Google Patents
妨害波除去システムInfo
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- JPH08285934A JPH08285934A JP7093293A JP9329395A JPH08285934A JP H08285934 A JPH08285934 A JP H08285934A JP 7093293 A JP7093293 A JP 7093293A JP 9329395 A JP9329395 A JP 9329395A JP H08285934 A JPH08285934 A JP H08285934A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 DME地上局に定められた通常の送受信処理
に影響を及ぼさずに妨害波を除去可能とする。 【構成】 DMEトランスポンダ装置8のDME受信機
81は正規の受信処理を実施後、ある一定期間の受信休
止時間をブランキングゲート108として通知する。妨
害波捜索部6はブランキングゲート108が発生してい
る間、指向性データ発生部5に方位データ105を出力
し、各方位に指向性パターンを設定した場合にDME受
信機81から入力される受信ビデオ109のうち正規の
受信パルス以外の信号レベルを記憶する。妨害波捜索部
6はあるしきい値を超えたレベルの記録値がある場合に
妨害波が存在していると判定し、DME地上局が受信状
態となった時に妨害波到来方向をナル方位データ発生部
4に通知する。ナル方位データ発生部4は妨害波到来方
向にナルを設定したナル方位データを生成する。
に影響を及ぼさずに妨害波を除去可能とする。 【構成】 DMEトランスポンダ装置8のDME受信機
81は正規の受信処理を実施後、ある一定期間の受信休
止時間をブランキングゲート108として通知する。妨
害波捜索部6はブランキングゲート108が発生してい
る間、指向性データ発生部5に方位データ105を出力
し、各方位に指向性パターンを設定した場合にDME受
信機81から入力される受信ビデオ109のうち正規の
受信パルス以外の信号レベルを記憶する。妨害波捜索部
6はあるしきい値を超えたレベルの記録値がある場合に
妨害波が存在していると判定し、DME地上局が受信状
態となった時に妨害波到来方向をナル方位データ発生部
4に通知する。ナル方位データ発生部4は妨害波到来方
向にナルを設定したナル方位データを生成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は妨害波除去システムに関
し、特にDME(Distance Measurin
g Equipment:距離測定装置)地上装置の受
信妨害波除去システムの制御方法に関する。
し、特にDME(Distance Measurin
g Equipment:距離測定装置)地上装置の受
信妨害波除去システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DME/TACAN(Tacti
cal Air Navigation)バンド近傍の
使用頻度が高く、スプリアスによってDMEのサービス
が不可能になることがある。また、違法無線やCB(C
itizens Bands)無線と考えられるスプリ
アスが妨害波として混入し、DMEのサービスが不可能
になることもある。
cal Air Navigation)バンド近傍の
使用頻度が高く、スプリアスによってDMEのサービス
が不可能になることがある。また、違法無線やCB(C
itizens Bands)無線と考えられるスプリ
アスが妨害波として混入し、DMEのサービスが不可能
になることもある。
【0003】従来、妨害波除去システムにおいては、上
記のDMEのサービスが不可能になることを防止するた
めに用いられており、主にレーダ装置の耐ジャミング性
能を向上させるために用いられている。
記のDMEのサービスが不可能になることを防止するた
めに用いられており、主にレーダ装置の耐ジャミング性
能を向上させるために用いられている。
【0004】例えば、特開平2−285276号公報に
は、指向性アンテナからの妨害方向を予め入力し、フェ
ーズドアレーアンテナ(Phased Array A
ntenna)のサイドローブにナルを発生させてジャ
ミングからシステムを保護するとともに、妨害側への欺
瞞作用を行う技術が開示されている。
は、指向性アンテナからの妨害方向を予め入力し、フェ
ーズドアレーアンテナ(Phased Array A
ntenna)のサイドローブにナルを発生させてジャ
ミングからシステムを保護するとともに、妨害側への欺
瞞作用を行う技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の妨害波
除去システムでは、指向性アンテナからの妨害波到来方
向を予め与える必要があるが、全方位アンテナを使用し
ているDME地上装置では妨害波到来方向が不明である
ため、上記の特開平2−285276号公報に開示され
た技術を適用することはできない。
除去システムでは、指向性アンテナからの妨害波到来方
向を予め与える必要があるが、全方位アンテナを使用し
ているDME地上装置では妨害波到来方向が不明である
ため、上記の特開平2−285276号公報に開示され
た技術を適用することはできない。
【0006】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、DME地上局に定められた通常の送受信処理に影
響を及ぼさずに妨害波を除去することができる妨害波除
去システムを提供することにある。
消し、DME地上局に定められた通常の送受信処理に影
響を及ぼさずに妨害波を除去することができる妨害波除
去システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による妨害波除去
システムは、入力されるアンテナパターンにしたがって
指向性走査及び全方位走査を行う電子走査アンテナと、
前記電子走査アンテナを介して特定符号の送受信を行っ
て距離測定を行う距離測定装置とを含むシステムで前記
電子走査アンテナのナル方向を制御して妨害波を除去す
る妨害波除去システムであって、前記距離測定装置の受
信休止時間に前記電子走査アンテナで指向性走査を行う
ことにより前記妨害波の到来方向を捜索する捜索手段
と、前記捜索手段の捜索結果を基に前記電子走査アンテ
ナのナル方向を制御するためのアンテナパターンを生成
するナルパターン生成手段とを備えている。
システムは、入力されるアンテナパターンにしたがって
指向性走査及び全方位走査を行う電子走査アンテナと、
前記電子走査アンテナを介して特定符号の送受信を行っ
て距離測定を行う距離測定装置とを含むシステムで前記
電子走査アンテナのナル方向を制御して妨害波を除去す
る妨害波除去システムであって、前記距離測定装置の受
信休止時間に前記電子走査アンテナで指向性走査を行う
ことにより前記妨害波の到来方向を捜索する捜索手段
と、前記捜索手段の捜索結果を基に前記電子走査アンテ
ナのナル方向を制御するためのアンテナパターンを生成
するナルパターン生成手段とを備えている。
【0008】本発明による他の妨害波除去システムは、
上記の構成のほかに、前記指向性走査のアンテナパター
ンを生成する指向性パターン生成手段と、前記全方位走
査のアンテナパターンを生成するを全方位パターン生成
手段と、前記ナルパターン生成手段で生成されたアンテ
ナパターンと前記指向性パターン生成手段で生成された
アンテナパターンと前記全方位パターン生成手段で生成
されたアンテナパターンとを切換えて前記電子走査アン
テナに供給する切換手段とを具備している。
上記の構成のほかに、前記指向性走査のアンテナパター
ンを生成する指向性パターン生成手段と、前記全方位走
査のアンテナパターンを生成するを全方位パターン生成
手段と、前記ナルパターン生成手段で生成されたアンテ
ナパターンと前記指向性パターン生成手段で生成された
アンテナパターンと前記全方位パターン生成手段で生成
されたアンテナパターンとを切換えて前記電子走査アン
テナに供給する切換手段とを具備している。
【0009】
【作用】DMEトランスポンダ装置の受信休止時間(ブ
ランキング期間中)に指向性データ発生部からの指向性
データにより妨害波捜索部で妨害波到来方向を捜索し、
妨害波捜索部で妨害波があると判定された時にナル方位
データ発生部で妨害波到来方向にナルが設定されたナル
方位データを生成し、そのナル方位データを用いてDM
Eトランスポンダ装置で受信処理を行う。
ランキング期間中)に指向性データ発生部からの指向性
データにより妨害波捜索部で妨害波到来方向を捜索し、
妨害波捜索部で妨害波があると判定された時にナル方位
データ発生部で妨害波到来方向にナルが設定されたナル
方位データを生成し、そのナル方位データを用いてDM
Eトランスポンダ装置で受信処理を行う。
【0010】これによって、DME地上局に定められた
通常の送受信処理に影響を及ぼすことなく、妨害波を除
去することが可能となる。よって、従来、問題となって
いた妨害波が存在する環境にあっても、つまり違法無線
やCB無線と考えられるスプリアスが妨害波として混入
するような環境にあってもDME地上局を運用すること
が可能となる。
通常の送受信処理に影響を及ぼすことなく、妨害波を除
去することが可能となる。よって、従来、問題となって
いた妨害波が存在する環境にあっても、つまり違法無線
やCB無線と考えられるスプリアスが妨害波として混入
するような環境にあってもDME地上局を運用すること
が可能となる。
【0011】また、無指向性データ発生部からの無指向
性データとナル方位データ発生部からのナル方位データ
とをデータ切換部で切換えることで、妨害波が存在しな
い時にはDMEトランスポンダ装置で全方位受信を行う
ことが可能となる。
性データとナル方位データ発生部からのナル方位データ
とをデータ切換部で切換えることで、妨害波が存在しな
い時にはDMEトランスポンダ装置で全方位受信を行う
ことが可能となる。
【0012】さらに、データ切換部での無指向性データ
とナル方位データとの切換えがDMEトランスポンダ装
置のブランキング期間毎に行われるため、妨害が加えら
れた次の受信から妨害波を除去することが可能となる。
とナル方位データとの切換えがDMEトランスポンダ装
置のブランキング期間毎に行われるため、妨害が加えら
れた次の受信から妨害波を除去することが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例による妨
害波除去システムは電子走査アンテナ1と、データ切換
部2と、無指向性データ発生部3と、ナル方位データ発
生部4と、指向性データ発生部5と、妨害波捜索部6
と、送受信判定部7と、DMEトランスポンダ装置8と
から構成されている。
ック図である。図において、本発明の一実施例による妨
害波除去システムは電子走査アンテナ1と、データ切換
部2と、無指向性データ発生部3と、ナル方位データ発
生部4と、指向性データ発生部5と、妨害波捜索部6
と、送受信判定部7と、DMEトランスポンダ装置8と
から構成されている。
【0015】DMEトランスポンダ装置8は従来から用
いられているトランスポンダ装置であり、DME受信機
81と、遅延部82と、送信機83と、サーキュレータ
84とから構成されている。
いられているトランスポンダ装置であり、DME受信機
81と、遅延部82と、送信機83と、サーキュレータ
84とから構成されている。
【0016】図2は本発明の一実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。これら図1及び図2を用いて本発明
の一実施例による妨害波除去処理について説明する。
ーチャートである。これら図1及び図2を用いて本発明
の一実施例による妨害波除去処理について説明する。
【0017】電子走査アンテナ1から出力されるRF
(Radio Frequency)信号100はDM
Eトランスポンダ装置8に入力され、サーキュレータ8
4を通過して受信RF信号113としてDME受信機8
1に入力される。
(Radio Frequency)信号100はDM
Eトランスポンダ装置8に入力され、サーキュレータ8
4を通過して受信RF信号113としてDME受信機8
1に入力される。
【0018】DME受信機81は正規の受信パルスが入
力された場合のみデコード信号110を発生し、そのデ
コード信号110を送受信判定部7に入力する。DME
受信機81は正規の受信処理を実施後、ある一定期間の
受信休止時間を設けることになっており、通常、この受
信休止時間は60μmに設定されている。この時間はブ
ランキングゲート108として妨害波捜索部6及び送受
信判定部7に通知される。
力された場合のみデコード信号110を発生し、そのデ
コード信号110を送受信判定部7に入力する。DME
受信機81は正規の受信処理を実施後、ある一定期間の
受信休止時間を設けることになっており、通常、この受
信休止時間は60μmに設定されている。この時間はブ
ランキングゲート108として妨害波捜索部6及び送受
信判定部7に通知される。
【0019】送受信判定部7はDME受信機81からブ
ランキングゲート108が発生していることを確認し
(図2ステップS1)、データ切換部2に切換信号10
7を出力して指向性データ発生部5で生成される指向性
データ(指向性走査のアンテナパターン)を選択するよ
う指示する(図2ステップS2)。
ランキングゲート108が発生していることを確認し
(図2ステップS1)、データ切換部2に切換信号10
7を出力して指向性データ発生部5で生成される指向性
データ(指向性走査のアンテナパターン)を選択するよ
う指示する(図2ステップS2)。
【0020】データ切換部2は送受信判定部7からの切
換信号107に応じて指向性データ発生部5からの指向
性データを選択し、その指向性データを電子走査アンテ
ナ1に送出する。
換信号107に応じて指向性データ発生部5からの指向
性データを選択し、その指向性データを電子走査アンテ
ナ1に送出する。
【0021】妨害波捜索部6はDME受信機81からブ
ランキングゲート108が発生している間、指向性デー
タ発生部5に方位データ105を出力する。この場合、
妨害波捜索部6は妨害波到来方向を検出するために、指
向性データが磁北を0°として10°ずつ右回りとなる
ように指向性データ発生部5に対して方位データ105
で順次指示する。この指示は妨害波捜索部6が自発的に
行う。
ランキングゲート108が発生している間、指向性デー
タ発生部5に方位データ105を出力する。この場合、
妨害波捜索部6は妨害波到来方向を検出するために、指
向性データが磁北を0°として10°ずつ右回りとなる
ように指向性データ発生部5に対して方位データ105
で順次指示する。この指示は妨害波捜索部6が自発的に
行う。
【0022】これと同時に、妨害波捜索部6には各方位
(磁北を0°とした時の10°毎の方位)に指向性パタ
ーンを設定した場合の受信ビデオ109がDME受信機
81から入力される。妨害波捜索部6はDME受信機8
1からの受信ビデオ109のうち正規の受信パルス以外
の信号レベルを記憶する。
(磁北を0°とした時の10°毎の方位)に指向性パタ
ーンを設定した場合の受信ビデオ109がDME受信機
81から入力される。妨害波捜索部6はDME受信機8
1からの受信ビデオ109のうち正規の受信パルス以外
の信号レベルを記憶する。
【0023】妨害波捜索部6はその信号レベルの測定及
び記憶を全方位について行い、あるしきい値を超えたレ
ベルの記録値がある場合に妨害波が存在していると判定
する。妨害波捜索部6はこの判定結果を記憶するととも
に、信号レベルが最も大きい方位を妨害除去すべき方位
として記憶する。また、妨害波捜索部6はあるしきい値
を超えたレベルの記録値がない場合に妨害波が存在して
いないと判定し、その判定結果を記憶する(図2ステッ
プS3)。
び記憶を全方位について行い、あるしきい値を超えたレ
ベルの記録値がある場合に妨害波が存在していると判定
する。妨害波捜索部6はこの判定結果を記憶するととも
に、信号レベルが最も大きい方位を妨害除去すべき方位
として記憶する。また、妨害波捜索部6はあるしきい値
を超えたレベルの記録値がない場合に妨害波が存在して
いないと判定し、その判定結果を記憶する(図2ステッ
プS3)。
【0024】その後、妨害波捜索部6はデータ切換部2
に切換信号106を出力して無指向性データ発生部3で
生成される無指向性データ(全方位走査のアンテナパタ
ーン)を選択するよう指示する(図2ステップS4)。
に切換信号106を出力して無指向性データ発生部3で
生成される無指向性データ(全方位走査のアンテナパタ
ーン)を選択するよう指示する(図2ステップS4)。
【0025】データ切換部2は妨害波捜索部6からの切
換信号106に応じて無指向性データ発生部3からの無
指向性データを選択し、その無指向性データを電子走査
アンテナ1に送出する。これは正規の送信パルス111
がサーキュレータ84を通過して電子走査アンテナ1か
ら放射されるまで保持される。
換信号106に応じて無指向性データ発生部3からの無
指向性データを選択し、その無指向性データを電子走査
アンテナ1に送出する。これは正規の送信パルス111
がサーキュレータ84を通過して電子走査アンテナ1か
ら放射されるまで保持される。
【0026】送受信判定部7が送信機83からの送信確
認信号112によって正規の送信パルス111の送信が
終了したと判断すると(図2ステップS5)、DME地
上局は受信状態となる。このとき、妨害波捜索部6は記
憶しておいた判定結果に基づいて受信時のアンテナパタ
ーンを決定する。
認信号112によって正規の送信パルス111の送信が
終了したと判断すると(図2ステップS5)、DME地
上局は受信状態となる。このとき、妨害波捜索部6は記
憶しておいた判定結果に基づいて受信時のアンテナパタ
ーンを決定する。
【0027】すなわち、妨害波捜索部6は妨害波が存在
していると判定していれば(図2ステップS6)、記憶
しておいた妨害波到来方向を方位データ105としてナ
ル方位データ発生部4に通知する。ナル方位データ発生
部4は妨害波捜索部6から方位データ105で通知され
た妨害波が存在する方向にナルを設定する(図2ステッ
プS7)。
していると判定していれば(図2ステップS6)、記憶
しておいた妨害波到来方向を方位データ105としてナ
ル方位データ発生部4に通知する。ナル方位データ発生
部4は妨害波捜索部6から方位データ105で通知され
た妨害波が存在する方向にナルを設定する(図2ステッ
プS7)。
【0028】これと同時に、妨害波捜索部6はデータ切
換部2に切換信号106を出力してナル方位データ発生
部4で生成されるナル方位データを選択するよう指示す
る(図2ステップS8)。
換部2に切換信号106を出力してナル方位データ発生
部4で生成されるナル方位データを選択するよう指示す
る(図2ステップS8)。
【0029】データ切換部2は妨害波捜索部6からの切
換信号106に応じてナル方位データ発生部4からのナ
ル方位データ、つまり妨害波が存在する方向にナルが設
定されたナル方位データを選択し、そのナル方位データ
を電子走査アンテナ1に送出する。
換信号106に応じてナル方位データ発生部4からのナ
ル方位データ、つまり妨害波が存在する方向にナルが設
定されたナル方位データを選択し、そのナル方位データ
を電子走査アンテナ1に送出する。
【0030】一方、妨害波捜索部6は妨害波が存在して
いないと判定していれば(図2ステップS6)、データ
切換部2に切換信号106を出力して無指向性データ発
生部3で生成される無指向性データを選択するよう指示
する(図2ステップS4)。データ切換部2は妨害波捜
索部6からの切換信号106に応じて無指向性データ発
生部3からの無指向性データを選択する(図2ステップ
S9)。
いないと判定していれば(図2ステップS6)、データ
切換部2に切換信号106を出力して無指向性データ発
生部3で生成される無指向性データを選択するよう指示
する(図2ステップS4)。データ切換部2は妨害波捜
索部6からの切換信号106に応じて無指向性データ発
生部3からの無指向性データを選択する(図2ステップ
S9)。
【0031】このように、DMEトランスポンダ装置8
の受信休止時間(ブランキング期間中)に指向性データ
発生部5からの指向性データにより妨害波捜索部6で妨
害波到来方向を捜索し、妨害波捜索部6で妨害波がある
と判定された時にナル方位データ発生部4で妨害波到来
方向にナルが設定されたナル方位データを生成し、その
ナル方位データを用いてDMEトランスポンダ装置8で
受信処理を行うことによって、DME地上局に定められ
た通常の送受信処理に影響を及ぼすことなく、妨害波を
除去することが可能となる。
の受信休止時間(ブランキング期間中)に指向性データ
発生部5からの指向性データにより妨害波捜索部6で妨
害波到来方向を捜索し、妨害波捜索部6で妨害波がある
と判定された時にナル方位データ発生部4で妨害波到来
方向にナルが設定されたナル方位データを生成し、その
ナル方位データを用いてDMEトランスポンダ装置8で
受信処理を行うことによって、DME地上局に定められ
た通常の送受信処理に影響を及ぼすことなく、妨害波を
除去することが可能となる。
【0032】よって、従来、問題となっていた妨害波が
存在する環境にあっても、つまり違法無線やCB無線と
考えられるスプリアスが妨害波として混入するような環
境にあってもDME地上局を運用することができる。
存在する環境にあっても、つまり違法無線やCB無線と
考えられるスプリアスが妨害波として混入するような環
境にあってもDME地上局を運用することができる。
【0033】また、無指向性データ発生部3からの無指
向性データとナル方位データ発生部4からのナル方位デ
ータとをデータ切換部2で切換えることで、妨害波が存
在しない時にはDMEトランスポンダ装置8で全方位受
信を行うことができる。
向性データとナル方位データ発生部4からのナル方位デ
ータとをデータ切換部2で切換えることで、妨害波が存
在しない時にはDMEトランスポンダ装置8で全方位受
信を行うことができる。
【0034】さらに、データ切換部2での無指向性デー
タとナル方位データとの切換えがDMEトランスポンダ
装置8のブランキング期間毎に行われるため、妨害が加
えられた次の受信から妨害波を除去することが可能とな
る。
タとナル方位データとの切換えがDMEトランスポンダ
装置8のブランキング期間毎に行われるため、妨害が加
えられた次の受信から妨害波を除去することが可能とな
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、距
離測定装置の受信休止時間に電子走査アンテナで指向性
走査を行うことにより妨害波の到来方向を捜索し、この
捜索結果を基にアンテナパターンを生成して電子走査ア
ンテナのナル方向を制御することによって、DME地上
局に定められた通常の送受信処理に影響を及ぼさずに妨
害波を除去することができるという効果がある。
離測定装置の受信休止時間に電子走査アンテナで指向性
走査を行うことにより妨害波の到来方向を捜索し、この
捜索結果を基にアンテナパターンを生成して電子走査ア
ンテナのナル方向を制御することによって、DME地上
局に定められた通常の送受信処理に影響を及ぼさずに妨
害波を除去することができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
1 電子走査アンテナ 2 データ切換部 3 無指向性データ発生部 4 ナル方位データ発生部 5 指向性データ発生部 6 妨害波捜索部 7 送受信判定部 8 DMEトランスポンダ装置 81 DME受信機 83 送信機 84 サーキュレータ
Claims (3)
- 【請求項1】 入力されるアンテナパターンにしたがっ
て指向性走査及び全方位走査を行う電子走査アンテナ
と、前記電子走査アンテナを介して特定符号の送受信を
行って距離測定を行う距離測定装置とを含むシステムで
前記電子走査アンテナのナル方向を制御して妨害波を除
去する妨害波除去システムであって、前記距離測定装置
の受信休止時間に前記電子走査アンテナで指向性走査を
行うことにより前記妨害波の到来方向を捜索する捜索手
段と、前記捜索手段の捜索結果を基に前記電子走査アン
テナのナル方向を制御するためのアンテナパターンを生
成するナルパターン生成手段とを有することを特徴とす
る妨害波除去システム。 - 【請求項2】 前記指向性走査のアンテナパターンを生
成する指向性パターン生成手段と、前記全方位走査のア
ンテナパターンを生成するを全方位パターン生成手段
と、前記ナルパターン生成手段で生成されたアンテナパ
ターンと前記指向性パターン生成手段で生成されたアン
テナパターンと前記全方位パターン生成手段で生成され
たアンテナパターンとを切換えて前記電子走査アンテナ
に供給する切換手段とを含むことを特徴とする請求項1
記載の妨害波除去システム。 - 【請求項3】 前記捜索手段は、前記指向性パターン生
成手段に前記指向性走査のアンテナパターンの方位を指
示することで前記妨害波の到来方向を捜索するよう構成
されたことを特徴とする請求項2記載の妨害波除去シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7093293A JPH08285934A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 妨害波除去システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7093293A JPH08285934A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 妨害波除去システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285934A true JPH08285934A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14078340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7093293A Pending JPH08285934A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 妨害波除去システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08285934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008046088A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Toshiba Corp | レーダ装置 |
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