JPH0273182A - 送受信制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は目標レーダを分析、識別してこれに妨害をす
る機能とレーダ機能とを併せもつ送受信制御装置に関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来から一般に用いられているレーダ等の目標に対する
妨害装置として第４図に示すものがあった。第４図にお
いて、１は目標レーダの送信波を受信する空中線、２は
空中線工で受信した電波を増幅、検波する受信器、３は
受信信号からレーダ諸元を測定し、パルスデータとじて
記憶する信号処理器、４は信号処理器３に蓄積されたパ
ルスデータを処理して目標レーダを分析するプロセッサ
、５はプロセッサ４から指令される妨害諸元により目標
レーダと同一の周波数をもつ妨害波を発生する変調器、
６は変調器５の出力を所要の電力に増幅する増幅器、７
は増幅器６で作成された妨害波を空中に放射する空中線
である。

次に動作について説明する。第４図において、予めプロ
セッサ４が保有する目標レーダの方位及び周波数情報に
基づいて指向性を有する空中線１は目標レーダの方向に
指向されており、これで受信された電波は受信器２に入
力される。また受信器２は目標レーダの周波数に同国さ
れた狭帯域の受信器であり、目標レーダ信号のみが増幅
、検波され、異なる周波数を有する他の目標レーダの信
号は落とされる。受信器２で増幅、検波された信号は信
号処理器３に入力され、ここでディジタル処理されてレ
ーダ諸元が測定され、信号処理器３内のメモリにレーダ
パルスデータとして蓄積される。プロセッサ４は信号処
理器３に蓄積されたパルスデータを分析して目標レーダ
を６１１　Ｌａし、方位的２周波数的に目標追尾する。

一方、変調器５においては、プロセッサ４から指令され
る妨害諸元データから目標レーダと同じ周波数を有する
妨害変調信号を発生し、増幅器６で所要のパワーまで増
幅される。空中線７は空中線１と同様指向性を有してお
り、目標レーダに指向されている。増幅器６で増幅され
た電波は妨害波として空中線７から空中に放射される。

第５図に以上の概念を示す。第５図の１８に示すルック
・スルー制御によって、ルック・スルー期間は妨害を停
止し、この期間に空中線１で受信される目標レーダ波１
７を受信分析し、目標レーダを確認追尾する。第５図の
１９にルック・スルー制御による妨害／受信の切替状況
を示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の送受信制御装置は以上のように構成されているの
で、目標レーダの方位２周波数を追尾しながら目標レー
ダに妨害をする°ことはできるが、目標レーダの位置を
知ることはできないという欠点があった。即ち、自分と
目標レーダまでの距離を測定することができなかった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、目標レーダに対する妨害機能と同時にレーダ
機能をも有する小型の送受信制御装置を得ることを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る送受信制御装置は、送受空中線及び増幅
器等を共用し、妨害波とレーダ送信波とを切り替えて送
信するとともに、目標レーダの送信波とレーダ反射波と
を同時に分析するようにし、目標レーダを追尾するとと
もに目標レーダまでの距離をも測定するようにして妨害
機能と同時にレーダ機能を実現するようにしたものであ
る。

〔作用〕

この発明においては、増幅器は妨害用及びレーダ送信用
に切り替えて使用され、受信空中線については通常Ｅ　
Ｓ　Ｍ　（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　５ｕｐｐｏｒｔ　Ｍ
ｅａｓｕｒｅ）　ｒ即ち目標レーダの送信波受信用、及
びレーダ受信用に共用され、送信空中線については通常
、妨害。

及びレーダ送信用に共用される。また別の手段によって
はＥＳＭ、及びレーダ送受信用に１つの空中線を共用し
、妨害用に他の空中線を使用する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例による送受信制御装置を示す
０図においてｌは目標レーダの送信波及び目標レーダ反
射波を受信する空中線、２は空中線１で受信した目標レ
ーダの送信波を増幅、検波する受信器、８は空中線１で
受信した目標レーダ反射波を増幅、検波する受信器、９
は受信器２及び受信器８から出力される信号からレーダ
諸元を測定１分類、記憶する信号処理器、４は信号処理
器９に蓄積されたパルスデータから目標レーダを分析、
識別すると同時に距離を検出するプロセッサ、５はプロ
セッサ４からの妨害諸元データから妨害変調波を発生す
る変調器、１０はレーダ送信に必要なパルス変調信号を
発生する変調器、１１は変調器５及び変調器１０の出力
を合成する合成回路、６は合成回路１１の出力を所要の
パワーに増幅する増幅器、７は増幅器６で作成された妨
害波及びレーダ送信波を空中に放射する空中線である。

次に動作について説明する。

第１図において、予めプロセッサ４が保有する目標レー
ダの方位及び周波数情報に基づいて指向性を有する空中
線１は目標レーダの方向に指向されており、これで受信
された電波は受信器１　（２）及び受信器２（８）に人
力される。受信器１　（２）は目標レーダの周波数に同
調された狭帯域の受信器であり、目標レーダ信号のみが
増幅、検波され異なる周波数を有する他の目標レーダの
信号は落とされる。−力受信器２（８）はレーダ送信周
波数（通常、干渉を防止するために目標レーダと異なる
周波数を使用する）と同じ周波数に同調された狭帯域受
信器であり、目標レーダ反射波のみが増幅、検波され、
異なる周波数を有する信号は落とされる。これらの受信
器の出力信号は信号処理器９においてディジタル処理が
なされて、レーダ諸元が測定され、信号処理器９内のメ
モリにパルスデータとして蓄積される。プロセッサ４は
信号処理器９に蓄積されたパルスデータを分析して目標
レーダを識別して方位的１周波数的に目標レーダを追尾
すると同時に目標レーダまでの距離を検出する。

変調器５においてプロセッサ４から指令される妨害諸元
データから目標レーダと同じ周波数を有する妨害変調信
号を発生し、変調器１ｏにおいてはレーダ送信用にパル
ス変調信号を発生する。

変調器１　（５）及び変調器２（１０）の出力を合成回
路１１で合成し、合成された信号を次段の増幅器６で所
要のパワーに増幅する。空中線７は空中線１と同様指向
性を有しており、目標レーダに指向されている。増幅器
６で作成された電波は妨害波及びレーダ送信波として空
中線７がら空中に放射される。

第６図に以上の概念を示す。第６図（ｂ）の１８に示ス
ルツク・スルー制御によってルック・スルー期間は妨害
を停止し、ルック・スルー期間に空中線１で受信される
第６図（ａｌの目標レーダ波１７を受信分析すると同時
に、第６図（Ｃ）の２０に示すレーダ送信波（前述のよ
うに通常、目標レーダの周波数と異なる周波数を有する
）を送信するとともにレーダ反射波を受信分析する。な
お、第６図（ｄ）の１９に示すようにルック・スルーの
間は送信を停止し、ルック・スルー以外は妨害に充当す
るようにする。

なお、上記実施例では受信器２．受信器８及び変調器１
（５）、変調器２（１０）を独立して設けているが、第
２図の本発明の他の実施例に示すように、受信器１２及
び変調器１４を１つずつで構成し、シーケンシャルにそ
れぞれの機能を達成するようにしてもよい。

第７図にこの実施例の制御の概念を示す、即ち、第６図
の場合に比し、第７図（ｂ）の２１で示すようにルック
・スルー時間を延長しく第７図（ｂｌの２１のＴ１分か
らＴ２分だけ延ばす）、このＴ２の期間にレーダ波の送
信及びレーダ反射波の受信分析を行う、第７図世）の２
１のＴ１の期間は目標レーダ波の受信分析に使用する。

なお、第７図（ｄ）の２３に示すようにルック・スルー
の間は送信を停止し、ルック・スルー以外は妨害に充当
するのは前記と同じである。

また、第３図は本発明のさらに他の実施例による送受信
制御装置を示し、これは送受信切替回路１６を設けて、
レーダ波の送信を空中線７がらではなく、空中線１５か
ら行うようにして妨害と同時にレーダ機能を達成し、で
きるだけルック・スルーを短縮して妨害効果を上げるよ
うにしたものである。

第８図にこの実施例の制御の概念を示す。第８図（ａ）
の目標レーダ波１７を第８図（ｂｌのルック・スルー１
８で受信分析し、第８図（Ｃ）の１９に示すようにこの
ルック・スルー以外で妨害するのは前述と同様であるが
、第８図（ｄ）の２４に示すように妨害中に空中線１５
を用いて異なる周波数でレーダ送信し、第８図（ｅ）の
２５の斜線に示す期間にレーダ反射波を受信分析するよ
うにしてルック・スルー１８をできるだけ短くし、妨害
効果を上げるものである。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係る送受信制御装置によれば
、目標レーダ用受信器とレーダ反射波用受信器を独立し
て設ける一方、妨害波発生用変調器とレーダ送信波発生
用変調器を設け、かつ受信空中線を目標レーダ波受信用
及びレーダ反射波受信用に共用し、また送信空中線及び
増幅器を妨害波及びレーダ波送信用に共用するように構
成したので、妨害機能とレーダ機能を同時に併せ持つ小
型で安価な装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による送受信制御装置を示
すブロック図、第２図及び第３図はこの発明の他の実施
例及びさらに他の実施例を示すブロック図、第４図は従
来の送受信制御装置のブロック図、第５図は従来装置の
制御の概念を示す図、第６図、第７図、第８図は本発明
の各実施例の制御の概念を示す図である。 図において、１は空中線、２は受信器１．３は信号処理
器、４はプロセッサ、５は変調器、６は増幅器、７は空
中線、８は受信器２．９は信号処理器、１０は変調器２
．１１は合成回路、１２は受信器、１３は信号処理器、
１４は変調器、１５は空中線、１６は送受信切替回路で
ある。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）目標レーダの送信波及び目標レーダ反射波の両者
   、あるいはその各々を受信する空中線、この空中線で受
   信した目標レーダの送信波、及び目標レーダ反射波、あ
   るいはその各々を増幅、検波する受信器、 該受信器で増幅、検波された受信信号からレーダ諸元を
   測定、分類、記憶する信号処理器、該信号処理器に蓄積
   されたパルスデータから目標レーダを分析、検出するプ
   ロセッサ、該プロセッサからの指令により周波数変調信
   号及びパルス変調信号、あるいはその各々を発生する変
   調器、 該変調器の出力、あるいはその合成出力を増幅する増幅
   器、及び 該増幅器の出力電波を空中に放射する空中線を備えたこ
   とを特徴とする送受信制御装置。