JPH08285177A - 防水パンの支脚構造 - Google Patents

防水パンの支脚構造

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JPH08285177A
JPH08285177A JP7112597A JP11259795A JPH08285177A JP H08285177 A JPH08285177 A JP H08285177A JP 7112597 A JP7112597 A JP 7112597A JP 11259795 A JP11259795 A JP 11259795A JP H08285177 A JPH08285177 A JP H08285177A
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waterproof pan
support leg
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mounting
supporting leg
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JP7112597A
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Toshiki Yamashita
敏樹 山下
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体重量の軽減化及び耐久性の向上を図ると
ともに、設置面に対するレベル調整幅の自由度を大きく
する。 【構成】 FRPからなる防水パン本体1の底面1aの
支脚取付部位の支持面2aに、FRP成形品の支脚本体
10を着脱自在に取付ける。この支脚本体10にボルト
挿通孔14を貫通形成し、このボルト挿通孔14の開口
端14a側に保持ナット15を一体に埋設するととも
に、このナット15に高さ調整用ボルト16を螺着し保
持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばシステムバス
などの床面に設置される繊維強化プラスチック(以下、
これをFRPと略記する)からなる防水パンに関し、特
に、防水パン本体底面にFRP成形品からなる支脚本体
を着脱自在に取付け、この支脚本体に高さ調整用ボルト
を螺着することにより、防水パン全体重量の軽減化及び
耐久性の向上を図るとともに、設置面に対するレベル調
整幅の自由度を大きくするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水パンにおいては、例
えば図4に示すように、防水パン本体aの設置面Gに対
するレベル調整を行なう場合、防水パン本体aの底面に
ネジbにて固定されるハット型あるいは角パイプ状の鉄
鋼部品cを用い、この鉄鋼部品cの内底部に溶接した保
持ナットdに高さ調整用ボルトeを螺着して保持させて
なるものや、図5に示すように、SMC成形法による防
水パン本体aの成形時に、防水パン本体aの底面に直接
保持ナットdを一体的に埋設し、この保持ナットdに高
さ調整用ボルトeを螺着し保持させてなる構成を有する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造のものでは、図4に示すような防水パン本
体aの底面に鉄鋼部品cにより高さ調整用ボルトeを保
持した場合、重い鉄鋼部品cの取付けによって防水パン
aの全体重量が重くなり、しかも、鉄鋼部品c自体が錆
び易いために、耐久性の低下は避けられない。
【0004】また、図5に示すような防水パン本体aの
底面に直接一体的に埋設した保持ナットdに高さ調整用
ボルトeを螺着し保持させてなるものでは、高さ調整用
ボルトeの螺合範囲が少ないために、レベル調整幅の自
由度が小さく、しかも、保持ナットdの保持部が外力に
より破損すると、再使用ができないという問題があっ
た。
【0005】
【発明の目的】この発明の目的は、全体重量の軽減化及
び耐久性の向上を図るとともに、設置面に対するレベル
調整幅の自由度を大きくすることができるようにした防
水パンの支脚構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、FRPからなる防水パン本体底面
の支脚取付部位に、FRP成形品からなる支脚本体を着
脱自在に取付け、この支脚本体にボルト挿通孔を貫通形
成し、このボルト挿通孔の開口端側に保持ナットを一体
に埋設するとともに、この保持ナットに高さ調整用ボル
トを螺着し保持させてなる構成としたもので、この場
合、前記支脚本体は、逆円錐筒台のハット型形状を有
し、その外周側面に強度維持のための補強リブが形成さ
れている。
【0007】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、防水パン本体底面の支脚取付部位に着脱自
在に取付けられるFRP成形品からなる支脚本体に、ボ
ルト挿通孔を貫通形成し、このボルト挿通孔の開口端側
に保持ナットを一体に埋設するとともに、この保持ナッ
トに高さ調整用ボルトを螺着し保持させてなるために、
支脚本体自体を軽くすることが可能になり、防水パン全
体重量の軽減化及び耐久性の向上が図れるとともに、設
置面に対するレベル調整幅の自由度が大きくなる。
【0008】また、防水パン本体に対して支脚本体が着
脱自在になっているために、破損による支脚本体の交
換、あるいは、支脚本体に換わる吊架台等の他の部品の
支脚取付部位への取付けが容易に行なえ、他の部品との
互換性に優れる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図3に
示す図面を参照しながら詳細に説明すると、図1に示す
ように、図中1はSMC成形法にて成形されたFRP製
の防水パン本体である。
【0010】この防水パン本体1の底面1aには、図2
及び図3に示すように、補強リブ2が格子状に一体に突
設され、かつこれら補強リブ2の互いに交差する支脚取
付部位となる各々の支持面2aに取付穴3が形成されて
いるとともに、この取付穴3の開口端3a側には、取付
ナット4が一体に埋設されている。
【0011】また、図中10はFRP成形品からなる逆
円錐筒台のハット型形状を有する支脚本体で、この支脚
本体10の上端周縁10aには、取付フランジ部11が
一体に形成され、この取付フランジ部11の各々の隅部
11aには、後述する取付ボルト5が挿入される取付孔
12が前記防水パン本体1の各々の支持面2aに埋設し
た取付ナット4に対応させて穿設されているとともに、
その外周側面には、前記防水パン1の荷重を支えるに充
分な強度を維持するための補強リブ13が上下方向に沿
って複数条に形成されている。
【0012】さらに、前記支脚本体10の下端面10b
には、ボルト挿通孔14が貫通形成され、このボルト挿
通孔14の開口端14aには、保持ナット15が一体に
埋設されているとともに、この保持ナット15には、高
さ調整用ボルト16が螺着され保持されている。
【0013】すなわち、前記支脚本体10は、その取付
フランジ部11を前記防水パン本体1の底面1aの支脚
取付部位に当接し、それらの取付孔12を前記防水パン
本体1の補強リブ2の交差部の各々の支持面2aに設け
た取付穴3に対応させるとともに、これらの取付穴3に
設けた取付ナット4に取付ボルト5を螺合させることに
より、着脱自在に締付け固定してなるもので、前記防水
パン本体1の設置面Gに対するレベル調整を行なうにあ
たっては、前記高さ調整用ボルト16の回動によって行
なわれるようになっている。
【0014】なお、上記の実施例において、前記防水パ
ン本体1の支脚取付部位に支脚本体10に代えて吊架台
等の他の部品を取付けることも可能であり、この場合に
は、吊架台等に前記防水パン本体1の支脚取付部位に対
応する取付部材を固定し、前記防水パン本体1の支脚取
付部位に設けた取付ナット4に取付ボルト5を螺着する
ことにより行なわれる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明は、防
水パン本体底面の支脚取付部位に着脱自在に取付けられ
るFRP成形品からなる支脚本体に、ボルト挿通孔を貫
通形成し、このボルト挿通孔の開口端側に保持ナットを
一体に埋設するとともに、この保持ナットに高さ調整用
ボルトを螺着し保持させてなるために、支脚本体自体を
軽くすることができ、これによって、防水パン全体重量
の軽減化及び耐久性の向上を図ることができるととも
に、設置面に対するレベル調整幅の自由度を大きくする
ことができる。
【0016】また、防水パン本体に対して支脚本体が着
脱自在になっているために、破損による支脚本体の交
換、あるいは、支脚本体に換わる吊架台等の他の部品の
支脚取付部位への取付けを容易に行なうことができ、他
の部品との互換性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る防水パンの支脚構造の一実施例
を示す概略的説明図。
【図2】図1A部における要部拡大断面図。
【図3】同じく防水パン本体への支脚本体の取付状態を
示す要部分解斜視図。
【図4】従来の防水パンのレベル調整構造の一例を示す
要部拡大断面図。
【図5】従来の防水パンのレベル調整構造の他の例を示
す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1・・・防水パン本体、 1a・・・底面、 2・・・補強リブ、 2a・・・支脚取付部位(支持面)、 3・・・取付穴、 3a・・・開口端、 4・・・取付ナット、 5・・・取付ボルト、 10・・・支脚本体、 10a・・・上端縁、 10b・・・下端面、 11・・・取付フランジ部、 12・・・取付孔、 13・・・補強リブ、 14・・・ボルト挿通孔、 14a・・・開口端、 15・・・保持ナット、 16・・・高さ調整用ボルト、 G・・・設置面(床面)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRPからなる防水パン本体底面の支脚
    取付部位に、FRP成形品からなる支脚本体を着脱自在
    に取付け、この支脚本体にボルト挿通孔を貫通形成し、
    このボルト挿通孔の開口端側に保持ナットを一体に埋設
    するとともに、このナットに高さ調整用ボルトを螺着し
    保持させたことを特徴とする防水パンの支脚構造。
  2. 【請求項2】 支脚本体は、逆円錐筒台のハット型形状
    を有し、その外周側面に補強リブを形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の防水パンの支脚構造。
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