JPH08285154A - フランジ継手 - Google Patents

フランジ継手

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Publication number
JPH08285154A
JPH08285154A JP7092765A JP9276595A JPH08285154A JP H08285154 A JPH08285154 A JP H08285154A JP 7092765 A JP7092765 A JP 7092765A JP 9276595 A JP9276595 A JP 9276595A JP H08285154 A JPH08285154 A JP H08285154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
pipe body
welded
fitted
tubular body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7092765A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Obata
義宏 小畑
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP7092765A priority Critical patent/JPH08285154A/ja
Publication of JPH08285154A publication Critical patent/JPH08285154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、管体の端部にフランジを溶接して
なるフランジ継手に関し、溶接部に作用する応力を従来
より大幅に低減することを目的とする。 【構成】 第1のフランジ31の貫通穴31aに第1の
管体35の端部を嵌挿し、前記第1のフランジ31の奥
側端面31bの内周を前記第1の管体35の外周に溶接
するとともに、第2のフランジ33の貫通穴33aに第
2の管体39の端部を嵌挿し、前記第2のフランジ33
の奥側端面33bの内周を前記第2の管体39の外周に
溶接し、前記第1のフランジ31と第2のフランジ33
とを相互に連結してなるフランジ継手において、前記第
1の管体35の端部に、前記第2の管体39の端部の前
記溶接部41より奥側まで嵌挿される嵌合部35aを形
成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジ継手に係わ
り、特に、管体の端部にフランジを溶接してなるフラン
ジ継手に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、排気管と排気管との接続のよう
に管体と管体との接続は、例えば、実開昭62−184
128号公報,実開平3−44295号公報等に開示さ
れるようなフランジ継手を用いて行なわれている。図2
は、この種のフランジ継手を示すもので、このフランジ
継手は、第1のフランジ11の貫通穴11aに第1の管
体13の端部を嵌挿し、第1のフランジ11の奥側端面
の内周を第1の管体13の外周に溶接Wして構成されて
いる。
【0003】また、第2のフランジ15の貫通穴15a
に第2の管体17の端部を嵌挿し、第2のフランジ15
の奥側端面の内周を第2の管体17の外周に溶接Wして
構成され、第1のフランジ11と第2のフランジ15と
が、ガスケット19を介して、ボルト21とナット23
により相互に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフランジ継手では、例えば、第1の管体13
が振動しない時に、第2の管体17のみが振動すると、
第1のフランジ11と第2のフランジ15とが強固に連
結されているため、第2のフランジ15の第2の管体1
7への溶接W部に応力が集中し、溶接W部に亀裂が発生
する虞があるという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、溶接部に作用する応力を従来より
大幅に低減することができるフランジ継手を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のフランジ継手
は、第1のフランジの貫通穴に第1の管体の端部を嵌挿
し、前記第1のフランジの奥側端面の内周を前記第1の
管体の外周に溶接するとともに、第2のフランジの貫通
穴に第2の管体の端部を嵌挿し、前記第2のフランジの
奥側端面の内周を前記第2の管体の外周に溶接し、前記
第1のフランジと第2のフランジとを相互に連結してな
るフランジ継手において、前記第1の管体の端部に、前
記第2の管体の端部の前記溶接部より奥側まで嵌挿され
る嵌合部を形成してなることを特徴とする。
【0007】請求項2のフランジ継手は、請求項1にお
いて、前記第1の管体と第2の管体とは、内径および外
径が同一径とされ、前記第1の管体の嵌合部が、前記第
1の管体の端部を縮径して形成されていることを特徴と
する。
【0008】
【作用】請求項1のフランジ継手では、第1の管体の端
部に、第2の管体の端部の溶接部より奥側まで嵌挿され
る嵌合部を形成したので、第2の管体の溶接部が嵌合部
により支持補強される。また、第1の管体の嵌合部が第
2の管体に支持されるため、第1の管体の溶接部が補強
される。
【0009】請求項2のフランジ継手では、第1の管体
の嵌合部が、第1の管体の端部を縮径して形成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明のフランジ継手の一実施例
を示しており、図において符号31,33は、例えば、
ステンレス鋼からなる第1のフランジ,第2のフランジ
である。第1のフランジ31の貫通穴31aには、第1
の管体35の端部が嵌挿され、第1のフランジ31の奥
側端面31bの内周が、第1の管体35の外周に溶接さ
れ、溶接部37が形成されている。
【0012】第2のフランジ33の貫通穴33aには、
第2の管体39の端部が嵌挿され、第2のフランジ33
の奥側端面33bの内周が、第2の管体39の外周に溶
接され、溶接部41が形成されている。この実施例で
は、第1の管体35と第2の管体39とは、例えば、ス
テンレス鋼からなり、内径および外径が同一径とされて
いる。
【0013】そして、肉厚が、1.2mm〜2.0mm、例
えば、1.5mmの比較的薄肉とされている。第1のフラ
ンジ31と第2のフランジ33には、同心状に複数の取
付穴43が形成されている。
【0014】そして、取付穴43に挿通されるボルト4
5にナット47が螺合され、第1のフランジ31と第2
のフランジ33とが相互に連結されている。第1の管体
35の端部には、第2の管体39の端部の溶接部41よ
り奥側まで嵌挿される嵌合部35aが形成されている。
この実施例では、嵌合部35aは、第1の管体35の端
部を、ロール成形等により縮径して形成されている。
【0015】また、嵌合部35aの長さが、第2の管体
39の外径とほぼ同一の長さとされている。第1のフラ
ンジ31と第2のフランジ33との間には、ガスケット
49が介在されている。この、ガスケット49は、第1
の管体35の嵌合部35aへの段部35bに位置されて
いる。
【0016】上述したフランジ継手では、第2の管体3
9に、第1の管体35の嵌合部35aを嵌挿した後、ガ
スケット49を介して、第1のフランジ31と第2のフ
ランジ33とを、ボルト45とナット47により連結す
ることにより、第1の管体35と第2の管体39とが連
結される。そして、上述したフランジ継手では、第1の
管体35の端部に、第2の管体39の端部の溶接部41
より奥側まで嵌挿される嵌合部35aを形成したので、
第2の管体39の溶接部41が嵌合部35aにより支持
補強され、これにより第2の管体39の溶接部41に作
用する応力を従来より大幅に低減することができる。
【0017】この結果、例えば、第1の管体35が振動
しない時に、第2の管体39のみが振動しても、第2の
管体39への溶接部41に応力が集中することがなくな
り、溶接部41に亀裂が発生する虞を低減することがで
きる。また、第1の管体35の嵌合部35aが第2の管
体39に支持されるため、第1の管体35の溶接部37
が補強され、これにより第1の管体35の溶接部37に
作用する応力を低減することができる。
【0018】さらに、上述したフランジ継手では、第1
の管体35の嵌合部35aが、第1の管体35の端部を
縮径して形成されるため、嵌合部35aを容易,確実に
形成することができる。なお、以上述べた実施例では、
第1の管体35と第2の管体39とを、同一径にした例
について述べたが、本発明は、かかる実施例に限定され
るものではなく、第1の管体と第2の管体とは異なる径
でも良い。
【0019】また、以上述べた実施例では、第1のフラ
ンジ31と第2のフランジ33とを、ボルト45とナッ
ト47により連結した例について述べたが、本発明は、
かかる実施例に限定されるものではなく、他の締結手段
により連結しても良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1のフランジ継手では、第1の管
体の端部に、第2の管体の端部の溶接部より奥側まで嵌
挿される嵌合部を形成したので、第2の管体の溶接部が
嵌合部により支持補強され、これにより第2の管体の溶
接部に作用する応力を従来より大幅に低減することがで
きる。
【0021】また、第1の管体の嵌合部が第2の管体に
支持されるため、第1の管体の溶接部が補強され、これ
により第1の管体の溶接部に作用する応力を低減するこ
とができる。請求項2のフランジ継手では、第1の管体
の嵌合部が、第1の管体の端部を縮径して形成されるた
め、嵌合部を容易,確実に形成することができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフランジ継手の一実施例を示す断面図
である。
【図2】従来のフランジ継手を示す断面図である。
【符号の説明】
31 第1のフランジ 31a,33a 貫通穴 31b,33b 奥側端面 33 第2のフランジ 35 第1の管体 35a 嵌合部 37,41 溶接部 39 第2の管体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフランジ(31)の貫通穴(31
    a)に第1の管体(35)の端部を嵌挿し、前記第1の
    フランジ(31)の奥側端面(31b)の内周を前記第
    1の管体(35)の外周に溶接するとともに、第2のフ
    ランジ(33)の貫通穴(33a)に第2の管体(3
    9)の端部を嵌挿し、前記第2のフランジ(33)の奥
    側端面(33b)の内周を前記第2の管体(39)の外
    周に溶接し、前記第1のフランジ(31)と第2のフラ
    ンジ(33)とを相互に連結してなるフランジ継手にお
    いて、 前記第1の管体(35)の端部に、前記第2の管体(3
    9)の端部の前記溶接部(41)より奥側まで嵌挿され
    る嵌合部(35a)を形成してなることを特徴とするフ
    ランジ継手。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフランジ継手において、 前記第1の管体(35)と第2の管体(39)とは、内
    径および外径が同一径とされ、前記第1の管体(35)
    の嵌合部(35a)が、前記第1の管体(35)の端部
    を縮径して形成されていることを特徴とするフランジ継
    手。
JP7092765A 1995-04-18 1995-04-18 フランジ継手 Pending JPH08285154A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100615539B1 (ko) * 2004-09-21 2006-08-25 한국전력기술 주식회사 원자로용 관통노즐의 인장잔류응력 감소장치 및 방법
CN104696635A (zh) * 2015-03-23 2015-06-10 浙江华立涂装设备有限公司 一种排风管结构

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