JPH08284961A - 主軸軸受潤滑装置 - Google Patents
主軸軸受潤滑装置Info
- Publication number
- JPH08284961A JPH08284961A JP7089699A JP8969995A JPH08284961A JP H08284961 A JPH08284961 A JP H08284961A JP 7089699 A JP7089699 A JP 7089699A JP 8969995 A JP8969995 A JP 8969995A JP H08284961 A JPH08284961 A JP H08284961A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixed gas
- main shaft
- housing
- lubrication
- lubricating oil
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で複数の軸受を効率よく潤滑する
とともに、潤滑油の大気放出量を低減する。 【構成】 主軸２の工具取付側端部２ａとハウジング１
との間に非接触シール部４を設ける。ハウジング１に潤
滑用混合気体Ｇの供給路５を非接触シール部４の内側近
傍で開口するように形成するとともに、清浄空気Ａのみ
を非接触シール部４に向けて噴射する噴射孔７を設け
る。主軸２上にその正回転に伴い潤滑用混合気体Ｇを軸
受３Ａ〜３Ｃに向けて順次圧送する圧縮ロータ８Ａ〜８
Ｃを固定する。ハウジング１に工具取付側とは反対側の
主軸２の端面を覆うカバー１０を装着し、その内部に送
風ファン１１及び集油フィルタ１２からなる潤滑油回収
機構を設ける。
とともに、潤滑油の大気放出量を低減する。 【構成】 主軸２の工具取付側端部２ａとハウジング１
との間に非接触シール部４を設ける。ハウジング１に潤
滑用混合気体Ｇの供給路５を非接触シール部４の内側近
傍で開口するように形成するとともに、清浄空気Ａのみ
を非接触シール部４に向けて噴射する噴射孔７を設け
る。主軸２上にその正回転に伴い潤滑用混合気体Ｇを軸
受３Ａ〜３Ｃに向けて順次圧送する圧縮ロータ８Ａ〜８
Ｃを固定する。ハウジング１に工具取付側とは反対側の
主軸２の端面を覆うカバー１０を装着し、その内部に送
風ファン１１及び集油フィルタ１２からなる潤滑油回収
機構を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械において主軸
の軸受を潤滑するための装置に関するものである。
の軸受を潤滑するための装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の装置として、従来、潤滑用混合
気体を軸受に噴射するオイルミスト潤滑装置、又は、潤
滑用加圧油を軸受に噴射するオイルジェット潤滑装置が
知られている。
気体を軸受に噴射するオイルミスト潤滑装置、又は、潤
滑用加圧油を軸受に噴射するオイルジェット潤滑装置が
知られている。
【０００３】図３は従来のオイルミスト潤滑装置を例示
するもので、ハウジング１の内部には主軸２が複数の転
がり軸受３により回転可能に支持されている。主軸２の
工具取付側端部２ａとハウジング１との間には非接触シ
ール部４が設けられている。ハウジング１の両端部には
潤滑用混合気体Ｇを供給する供給路５が形成され、それ
らの内端にはノズル５ａがシール部４側から各軸受３に
対向するように設けられている。
するもので、ハウジング１の内部には主軸２が複数の転
がり軸受３により回転可能に支持されている。主軸２の
工具取付側端部２ａとハウジング１との間には非接触シ
ール部４が設けられている。ハウジング１の両端部には
潤滑用混合気体Ｇを供給する供給路５が形成され、それ
らの内端にはノズル５ａがシール部４側から各軸受３に
対向するように設けられている。
【０００４】そして、通常は、主軸２の回転時にハウジ
ング１の内部空間に発生する負圧を利用し、混合気体Ｇ
を供給路５を介しノズル５ａから軸受３の内部に向けて
噴射し、混合気体Ｇ中の潤滑油によって軸受３を潤滑で
きるように構成されている。なお、従来のオイルジェッ
ト潤滑装置においても、ノズルが図３と同様の位置に設
けられていて、ここから加圧された潤滑油を各軸受の内
部に向けて噴射することで潤滑が行われる。
ング１の内部空間に発生する負圧を利用し、混合気体Ｇ
を供給路５を介しノズル５ａから軸受３の内部に向けて
噴射し、混合気体Ｇ中の潤滑油によって軸受３を潤滑で
きるように構成されている。なお、従来のオイルジェッ
ト潤滑装置においても、ノズルが図３と同様の位置に設
けられていて、ここから加圧された潤滑油を各軸受の内
部に向けて噴射することで潤滑が行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の潤滑
装置において、複数の軸受３を効率よく潤滑するために
は、供給路５及びノズル５ａを各軸受３ごとに設ける必
要があって、ハウジング１側の構造が複雑化するという
問題点があった。また、主軸２には工具等が取り付けら
れるため、主軸２の両端を共に密閉することは実際上不
可能である。このため、従来装置によると、ハウジング
１の内部空間に供給された混合気体Ｇが、工具取付側端
部２ａで非接触シール部４を通り、反対側では軸受３の
隙間を通り、つまり主軸２の両端から大気中に放出され
る。しかも、高速回転時に軸受３の内部に混合気体Ｇを
送り込むためには、その圧力を高くする必要があり、こ
れに伴って、潤滑油の大気放出量が増え、作業環境が汚
染されるという不都合があった。また、オイルジェット
潤滑装置においては高圧とすることにより供給される油
量が増加するため、軸受での撹拌熱が大きくなるという
不都合があった。
装置において、複数の軸受３を効率よく潤滑するために
は、供給路５及びノズル５ａを各軸受３ごとに設ける必
要があって、ハウジング１側の構造が複雑化するという
問題点があった。また、主軸２には工具等が取り付けら
れるため、主軸２の両端を共に密閉することは実際上不
可能である。このため、従来装置によると、ハウジング
１の内部空間に供給された混合気体Ｇが、工具取付側端
部２ａで非接触シール部４を通り、反対側では軸受３の
隙間を通り、つまり主軸２の両端から大気中に放出され
る。しかも、高速回転時に軸受３の内部に混合気体Ｇを
送り込むためには、その圧力を高くする必要があり、こ
れに伴って、潤滑油の大気放出量が増え、作業環境が汚
染されるという不都合があった。また、オイルジェット
潤滑装置においては高圧とすることにより供給される油
量が増加するため、軸受での撹拌熱が大きくなるという
不都合があった。
【０００６】そこで、本発明の課題は、簡単な構造で複
数の軸受を効率よく潤滑できるとともに、潤滑油の大気
放出量を低減できる主軸軸受潤滑装置を提供することに
ある。
数の軸受を効率よく潤滑できるとともに、潤滑油の大気
放出量を低減できる主軸軸受潤滑装置を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１の発明による主軸軸受潤滑装置は、ハウ
ジングの内部に主軸を複数の軸受により回転可能に支持
し、主軸の工具取付側端部とハウジングとの間に非接触
シール部を設け、ハウジングに潤滑用混合気体の供給路
を非接触シール部の内側近傍で開口するように形成し、
主軸上に潤滑用混合気体を各軸受に対し圧送又は吸引す
るロータを固定して構成される。
めに、請求項１の発明による主軸軸受潤滑装置は、ハウ
ジングの内部に主軸を複数の軸受により回転可能に支持
し、主軸の工具取付側端部とハウジングとの間に非接触
シール部を設け、ハウジングに潤滑用混合気体の供給路
を非接触シール部の内側近傍で開口するように形成し、
主軸上に潤滑用混合気体を各軸受に対し圧送又は吸引す
るロータを固定して構成される。
【０００８】請求項２の発明による主軸軸受潤滑装置
は、上記解決手段に加え、ハウジングに工具取付側とは
反対側の主軸の端面を覆うカバーを装着し、カバーの内
部に潤滑油回収機構を設けて構成される。
は、上記解決手段に加え、ハウジングに工具取付側とは
反対側の主軸の端面を覆うカバーを装着し、カバーの内
部に潤滑油回収機構を設けて構成される。
【０００９】また、本発明の好ましい実施態様では、ハ
ウジングに清浄空気のみを非接触シール部に向けて噴射
する噴射孔が設けられる。
ウジングに清浄空気のみを非接触シール部に向けて噴射
する噴射孔が設けられる。
【００１０】
【作用】請求項１の発明によれば、潤滑用混合気体が供
給路を介して非接触シール部の内側近傍から主軸周りの
空間に供給される。そして、主軸の一方向への回転に伴
い、混合気体は圧縮ロータにより非接触シール部から離
間する方向へ付勢され、複数の軸受に向けて順次圧送さ
れる。従って、主軸上に圧縮ロータを設けるだけの簡単
な構造で複数の軸受が効率よく潤滑される。
給路を介して非接触シール部の内側近傍から主軸周りの
空間に供給される。そして、主軸の一方向への回転に伴
い、混合気体は圧縮ロータにより非接触シール部から離
間する方向へ付勢され、複数の軸受に向けて順次圧送さ
れる。従って、主軸上に圧縮ロータを設けるだけの簡単
な構造で複数の軸受が効率よく潤滑される。
【００１１】請求項２の発明によれば、圧縮ロータが混
合気体を非接触シール部から離間する方向へ圧送するの
で、主軸の工具取付側における混合気体の放出量が減少
する。また、各軸受を通過した混合気体は工具取付側と
は反対側の主軸の端面からカバーの内部に入り、ここで
体積膨張して減圧されるとともに、混合気体中の潤滑油
が回収機構によって回収される。従って、主軸の両端に
おける潤滑油の大気放出量が大幅に減少する。
合気体を非接触シール部から離間する方向へ圧送するの
で、主軸の工具取付側における混合気体の放出量が減少
する。また、各軸受を通過した混合気体は工具取付側と
は反対側の主軸の端面からカバーの内部に入り、ここで
体積膨張して減圧されるとともに、混合気体中の潤滑油
が回収機構によって回収される。従って、主軸の両端に
おける潤滑油の大気放出量が大幅に減少する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図１は本発明によるオイルミスト潤
滑装置を例示するもので、ハウジング１の内部には主軸
２が３個の転がり軸受３Ａ，３Ｂ，３Ｃによって回転可
能に支持されている。主軸２の工具取付側端部２ａとハ
ウジング１との間には、非接触の状態で相嵌合する凹部
及び凸部からなるシール部４が設けられている。
基づいて説明する。図１は本発明によるオイルミスト潤
滑装置を例示するもので、ハウジング１の内部には主軸
２が３個の転がり軸受３Ａ，３Ｂ，３Ｃによって回転可
能に支持されている。主軸２の工具取付側端部２ａとハ
ウジング１との間には、非接触の状態で相嵌合する凹部
及び凸部からなるシール部４が設けられている。
【００１３】シール部４近傍のハウジング１には、潤滑
用混合気体Ｇが通る供給路５が配設され、その内端には
ノズル５ａがシール部４の内側近傍で開口するように形
成されている。潤滑用混合気体Ｇは、調圧された清浄空
気と潤滑油とを外部のミキシング装置（図示略）によっ
て所定の比率で混合して生成され、供給路５を介しノズ
ル５ａから主軸２の周囲の空間６に噴射される。また、
供給路５と隣接する位置のハウジング１には、清浄空気
Ａのみを混合気体Ｇよりも高い圧力でシール部４に向け
て噴射する噴射孔７が設けられている。
用混合気体Ｇが通る供給路５が配設され、その内端には
ノズル５ａがシール部４の内側近傍で開口するように形
成されている。潤滑用混合気体Ｇは、調圧された清浄空
気と潤滑油とを外部のミキシング装置（図示略）によっ
て所定の比率で混合して生成され、供給路５を介しノズ
ル５ａから主軸２の周囲の空間６に噴射される。また、
供給路５と隣接する位置のハウジング１には、清浄空気
Ａのみを混合気体Ｇよりも高い圧力でシール部４に向け
て噴射する噴射孔７が設けられている。
【００１４】主軸２上には３個の圧縮ロータ８Ａ，８
Ｂ，８Ｃが固定されている。各ロータ８Ａ〜８Ｃはそれ
ぞれ図２に示すような形状で形成され、図１において左
側の第１ロータ８Ａはシール部４と第１軸受３Ａとの間
に、中間の第２ロータ８Ｂは第２軸受３Ｂと主軸回転用
ロータ９との間に、また、右側の第３ロータ８Ｃは回転
用ロータ９と第３軸受３Ｃとの間にそれぞれ位置決めさ
れている。そして、各ロータ８Ａ〜８Ｃは、主軸２の正
回転に伴い、前記空間６の潤滑用混合気体Ｇを圧縮加圧
して、各軸受３Ａ，３Ｂ，３Ｃに向けて順次圧送するよ
うに構成されている。
Ｂ，８Ｃが固定されている。各ロータ８Ａ〜８Ｃはそれ
ぞれ図２に示すような形状で形成され、図１において左
側の第１ロータ８Ａはシール部４と第１軸受３Ａとの間
に、中間の第２ロータ８Ｂは第２軸受３Ｂと主軸回転用
ロータ９との間に、また、右側の第３ロータ８Ｃは回転
用ロータ９と第３軸受３Ｃとの間にそれぞれ位置決めさ
れている。そして、各ロータ８Ａ〜８Ｃは、主軸２の正
回転に伴い、前記空間６の潤滑用混合気体Ｇを圧縮加圧
して、各軸受３Ａ，３Ｂ，３Ｃに向けて順次圧送するよ
うに構成されている。
【００１５】一方、ハウジング１の後端面には、工具取
付側とは反対側の主軸２の端面を覆うようにカバー１０
が装着されている。カバー１０の内部には、送風ファン
１１及び集油フィルタ１２からなる潤滑油回収機構が設
けられ、ハウジング１より漏出した混合気体Ｇをカバー
１０の内部で減圧し、送風ファン１１で集油フィルタ１
２に誘導し、集油フィルタ１２で混合気体Ｇ中の潤滑油
を吸着回収した後、清浄な空気をカバー１０の開口部１
０ａから大気に放出するようになっている。
付側とは反対側の主軸２の端面を覆うようにカバー１０
が装着されている。カバー１０の内部には、送風ファン
１１及び集油フィルタ１２からなる潤滑油回収機構が設
けられ、ハウジング１より漏出した混合気体Ｇをカバー
１０の内部で減圧し、送風ファン１１で集油フィルタ１
２に誘導し、集油フィルタ１２で混合気体Ｇ中の潤滑油
を吸着回収した後、清浄な空気をカバー１０の開口部１
０ａから大気に放出するようになっている。
【００１６】上記のように構成された本実施例の軸受潤
滑装置においては、潤滑用混合気体Ｇが供給路５を介し
ノズル５ａから主軸周りの空間６に供給される。そし
て、主軸２の正方向への高速回転に伴い（高速回転時の
主軸の回転方向は、通常、正回転に限定されている）、
混合気体Ｇは圧縮ロータ８Ａ〜８Ｃによりシール部４か
ら離間する方向へ付勢され、各軸受３Ａ〜３Ｃに向けて
順次圧送される。従って、主軸２上に圧縮ロータ８Ａ〜
８Ｃを設けるだけの簡単な構造で、複数の軸受３Ａ〜３
Ｃを効率よく潤滑することができる。
滑装置においては、潤滑用混合気体Ｇが供給路５を介し
ノズル５ａから主軸周りの空間６に供給される。そし
て、主軸２の正方向への高速回転に伴い（高速回転時の
主軸の回転方向は、通常、正回転に限定されている）、
混合気体Ｇは圧縮ロータ８Ａ〜８Ｃによりシール部４か
ら離間する方向へ付勢され、各軸受３Ａ〜３Ｃに向けて
順次圧送される。従って、主軸２上に圧縮ロータ８Ａ〜
８Ｃを設けるだけの簡単な構造で、複数の軸受３Ａ〜３
Ｃを効率よく潤滑することができる。
【００１７】また、圧縮ロータ８Ａ〜８Ｃが混合気体Ｇ
をシール部４から離間する方向へ圧送するので、主軸２
の工具取付側における混合気体Ｇの放出量が減少する。
特に、本実施例では、噴射孔７から高圧の清浄空気Ａが
シール部４に向けて噴射されるので、主軸２の停止時又
は低速回転時でも混合気体Ｇの逆流を阻止できて、工具
取付側における潤滑油漏れを効果的に防止できる。しか
も、各軸受３Ａ〜３Ｃを通過した混合気体Ｇは工具取付
側とは反対側の主軸２の端面からカバー１０の内部に入
り、ここで体積膨張して減圧されるとともに、混合気体
Ｇ中の潤滑油が集油フィルタ１２によって効率よく回収
される。従って、主軸２の両端における潤滑油の大気放
出量を大幅に減少させて、作業環境を改善することがで
きる。
をシール部４から離間する方向へ圧送するので、主軸２
の工具取付側における混合気体Ｇの放出量が減少する。
特に、本実施例では、噴射孔７から高圧の清浄空気Ａが
シール部４に向けて噴射されるので、主軸２の停止時又
は低速回転時でも混合気体Ｇの逆流を阻止できて、工具
取付側における潤滑油漏れを効果的に防止できる。しか
も、各軸受３Ａ〜３Ｃを通過した混合気体Ｇは工具取付
側とは反対側の主軸２の端面からカバー１０の内部に入
り、ここで体積膨張して減圧されるとともに、混合気体
Ｇ中の潤滑油が集油フィルタ１２によって効率よく回収
される。従って、主軸２の両端における潤滑油の大気放
出量を大幅に減少させて、作業環境を改善することがで
きる。
【００１８】さらに、潤滑油の回収効率が向上すること
により、軸受３Ａ〜３Ｃに高圧の混合気体Ｇを供給でき
て高い潤滑効果を期待できる。しかも、混合気体Ｇの圧
力媒体が空気であるため、潤滑油の希薄な混合気体Ｇを
使用でき、軸受３Ａ〜３Ｃにおける潤滑油の撹拌熱を低
く抑えることも可能である。そのうえ、大量の混合気体
Ｇが主軸２の周囲に供給されるので、主軸２及びそれに
接する軸受内輪の冷却効果が高まり、軸受３Ａ〜３Ｃに
おける内外輪の温度差による軸受予圧量の増加を抑制す
ることもできる。
により、軸受３Ａ〜３Ｃに高圧の混合気体Ｇを供給でき
て高い潤滑効果を期待できる。しかも、混合気体Ｇの圧
力媒体が空気であるため、潤滑油の希薄な混合気体Ｇを
使用でき、軸受３Ａ〜３Ｃにおける潤滑油の撹拌熱を低
く抑えることも可能である。そのうえ、大量の混合気体
Ｇが主軸２の周囲に供給されるので、主軸２及びそれに
接する軸受内輪の冷却効果が高まり、軸受３Ａ〜３Ｃに
おける内外輪の温度差による軸受予圧量の増加を抑制す
ることもできる。
【００１９】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、圧縮ロータの形状又は個数を適宜
に変更したり、潤滑油回収機構の構成を変更しても良
い。また、圧縮ロータは混合気体の進行方向手前側に設
け、軸受側に圧送するのが好ましいが、特に機械剛性面
等から主軸先端の軸受からの主軸の突出し量を小さくし
たい場合等では軸受後方にロータを配置して、混合気体
を吸引するように構成しても良く、この他本発明の主旨
を逸脱しない範囲で、各部を任意に変更して具体化する
ことも可能である。
のではなく、例えば、圧縮ロータの形状又は個数を適宜
に変更したり、潤滑油回収機構の構成を変更しても良
い。また、圧縮ロータは混合気体の進行方向手前側に設
け、軸受側に圧送するのが好ましいが、特に機械剛性面
等から主軸先端の軸受からの主軸の突出し量を小さくし
たい場合等では軸受後方にロータを配置して、混合気体
を吸引するように構成しても良く、この他本発明の主旨
を逸脱しない範囲で、各部を任意に変更して具体化する
ことも可能である。
【００２０】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項１の発明に
よれば、潤滑用混合気体を圧縮ロータで圧送するように
構成したので、主軸上に圧縮ロータを設けるだけの簡単
な構造で、複数の軸受を効率よく潤滑できるという優れ
た効果を奏する。
よれば、潤滑用混合気体を圧縮ロータで圧送するように
構成したので、主軸上に圧縮ロータを設けるだけの簡単
な構造で、複数の軸受を効率よく潤滑できるという優れ
た効果を奏する。
【００２１】請求項２の発明によれば、潤滑用混合気体
を圧縮ロータで非接触シール部から離間する方向へ圧送
するとともに、工具取付側とは反対側のカバーの内部に
潤滑油回収機構を設けたので、主軸の両端における潤滑
油の大気放出量を大幅に減少できるという効果がある。
を圧縮ロータで非接触シール部から離間する方向へ圧送
するとともに、工具取付側とは反対側のカバーの内部に
潤滑油回収機構を設けたので、主軸の両端における潤滑
油の大気放出量を大幅に減少できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す主軸軸受潤滑装置の断
面説明図である。
面説明図である。
【図２】同潤滑装置の圧縮ロータを示す斜視図である。
【図３】従来の主軸軸受潤滑装置を示す断面説明図であ
る。
る。
１・・ハウジング、２・・主軸、２ａ・・工具取付側端
部、３Ａ〜３Ｃ・・軸受、４・・非接触シール部、５・
・供給路、７・・噴射孔、８Ａ〜８Ｃ・・圧縮ロータ、
１０・・カバー、１１・・送風ファン、１２・・集油フ
ィルタ、Ｇ・・潤滑用混合気体、Ａ・・清浄空気。
部、３Ａ〜３Ｃ・・軸受、４・・非接触シール部、５・
・供給路、７・・噴射孔、８Ａ〜８Ｃ・・圧縮ロータ、
１０・・カバー、１１・・送風ファン、１２・・集油フ
ィルタ、Ｇ・・潤滑用混合気体、Ａ・・清浄空気。
Claims (2)
- 【請求項１】 ハウジングの内部に主軸を複数の軸受に
より回転可能に支持し、主軸の工具取付側端部とハウジ
ングとの間に非接触シール部を設け、ハウジングに潤滑
用混合気体の供給路を非接触シール部の内側近傍で開口
するように形成し、主軸上に潤滑用混合気体を各軸受に
対し圧送又は吸引するロータを固定してなる主軸軸受潤
滑装置。 - 【請求項２】 ハウジングに工具取付側とは反対側の主
軸の端面を覆うカバーを装着し、カバーの内部に潤滑油
回収機構を設けてなる請求項１記載の主軸軸受潤滑装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7089699A JPH08284961A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 主軸軸受潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7089699A JPH08284961A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 主軸軸受潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08284961A true JPH08284961A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13978027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7089699A Pending JPH08284961A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 主軸軸受潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08284961A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1995
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