JPH08284818A - 揺動板式圧縮機の揺動板支持構造 - Google Patents

揺動板式圧縮機の揺動板支持構造

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JPH08284818A
JPH08284818A JP7108979A JP10897995A JPH08284818A JP H08284818 A JPH08284818 A JP H08284818A JP 7108979 A JP7108979 A JP 7108979A JP 10897995 A JP10897995 A JP 10897995A JP H08284818 A JPH08284818 A JP H08284818A
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thrust bearing
balance weight
oscillating plate
fastening member
load
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JP7108979A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nomura
寛 野村
Kazuo Eitai
和男 永躰
Minoru Kanaizuka
実 金井塚
Yoshiyuki Ishida
欣之 石田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • F04B27/1063Actuating-element bearing means or driving-axis bearing means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 揺動板とバランスウエイトとの間に配置され
るスラスト軸受の耐久性を向上させ、焼付きを防ぐ。 【構成】 バランスウエイト64のスラスト軸受側端面
67を上段面67aと下段面67bとで構成される段差
面に形成し、ロックナット66の締め込んでバランスウ
エイト67を撓ませたとき、上段面67aのエッジEだ
けをスラスト軸受62の半径方向中間部に接触させ、そ
のエッジEを介してロックナット66の荷重をスラスト
軸受62の半径方向中間部に掛けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は揺動板式圧縮機の揺動
板支持構造に関し、特にバランスウエイトを介してスラ
スト軸受に荷重を掛けるロックナットがドライブハブの
ボス部に螺着された揺動板式圧縮機の揺動板支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の揺動板式圧縮機の揺動板支持構造
として、図12及び図13に示すものが知られている
(実開平4−129886号公報)。
【0003】図12は従来の揺動板式圧縮機の縦断面
図、図13は図12の揺動板式圧縮機の一部を示す拡大
断面図である。この揺動板式圧縮機の揺動板支持構造
は、シャフト105に固定されたスラストフランジ14
0と、スラストフランジ140に連結され、シャフト1
05と一体に回転するドライブハブ141と、ドライブ
ハブ141に揺動可能に装着される揺動板110と、揺
動板110の一端面にスラスト軸受162を介して装着
されるバランスウエイト164と、ドライブハブ141
のボス部141aに螺着され、バランスウエイト164
を介してスラスト軸受162に荷重を掛けるロックナッ
ト166とを備えている。また、ドライブハブ141と
ドライブハブ141の回転につれて揺動する揺動板11
0と間には、ドライブハブ141と揺動板110との摺
動性を向上させるために、スラスト軸受161が配設さ
れている。
【0004】前記揺動板110の傾斜角度はピストン1
07に作用する圧縮圧力とクランク室108の圧力との
合力により変化し、吐出容量が増減する。吐出容量が大
きいとき揺動板110はピストン107によって前方
(図面右方向)へ押し付けられ、吐出容量が小さいとき
揺動板110はピストン107によって後方(図面左方
向)へ引っ張られる。すなわち、揺動板式圧縮機の吐出
容量の変化によって、揺動板110に掛かる荷重の方向
が変化する。
【0005】揺動板110の揺動に伴いスラスト軸受1
62が連れ廻りすると、揺動板110のスラスト軸受受
け面が摩耗するので、ロックナット166を締め込んで
バランスウエイト164を撓ませ、揺動板110のスラ
スト軸受受け面が摩耗してもスラスト軸受162に常に
適度な荷重が掛かるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、低負荷時の
最小吐出容量状態では、冷媒流量が減少し、スラスト軸
受162に供給される潤滑油の量も減り、しかも揺動板
110はピストン107によって後方へ引っ張られ、バ
ランスウエイト164の撓み量が増え、図13に示すよ
うに、スラスト軸受162のエッジ(内周縁)に荷重が
集中して掛かるので、スラスト軸受162の寿命が低下
するとともに、焼付きが生ずるという問題がある。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は揺動板とバランスウエイトとの間
に配置されるスラスト軸受の耐久性を向上させ、焼付き
を防ぐことができる揺動板式圧縮機の揺動板支持構造を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の揺動板式圧縮機の揺動板支持構
造は、回転軸と一体に回転可能な駆動力伝達部材と、前
記駆動力伝達部材に揺動可能に装着された揺動板に、ス
ラスト軸受を介して装着されるバランスウエイトと、前
記駆動力伝達部材に締結され、前記バランスウエイトを
介して前記スラスト軸受に所定の荷重を掛ける締結部材
とを備えた揺動板式圧縮機の揺動板支持構造において、
前記締結部材の締込みにより前記バランスウエイトが撓
んだとき、前記締結部材の荷重を前記スラスト軸受の半
径方向中間部に掛けるエッジロード防止手段を備えてい
る。
【0009】請求項2記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、前記エッジロード防止手段として、前
記バランスウエイトのスラスト軸受側端面を上段面と下
段面とで構成される段差面に形成し、前記締結部材の締
込みにより前記バランスウエイトが撓んだとき、前記上
段面のエッジが前記スラスト軸受の半径方向中間部に接
触するようにした。
【0010】請求項3記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、前記エッジロード防止手段として、前
記スラスト軸受の少なくとも一方のレースのバランスウ
エイト側端面を、前記スラスト軸受のローラのの半径方
向中間部を境界とする上段面と下段面とで構成される段
差面に形成し、前記締結部材の締込みにより前記バラン
スウエイトが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラ
スト軸受側端面が前記上段面のエッジに接触するように
した。
【0011】請求項4記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、前記エッジロード防止手段として、前
記バランスウエイトのスラスト軸受側端面と前記スラス
ト軸受のバランスウエイト側端面との間に環状のスペー
サを装着し、前記締結部材の締込により前記バランスウ
エイトが撓んだとき、前記スラスト軸受の半径方向中間
部に位置する前記スペーサの内周縁と前記バランスウエ
イトのスラスト軸受側端面とが接触するようにした。
【0012】請求項5記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、回転軸と一体に回転可能な駆動力伝達
部材と、前記駆動力伝達部材に揺動可能に装着された揺
動板に、スラスト軸受を介して装着されるバランスウエ
イトと、前記駆動力伝達部材に締結され、前記バランス
ウエイトを介して前記スラスト軸受に所定の荷重を掛け
る締結部材とを備えた揺動板式圧縮機の揺動板支持構造
において、前記締結部材の締込みにより前記バランスウ
エイトが撓んだとき、前記締結部材の荷重を前記スラス
ト軸受のバランスウエイト側端面全体にほぼ均一に掛け
るエッジロード防止手段を備えている。
【0013】請求項6記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、前記エッジロード防止手段として、前
記バランスウエイトのスラスト軸受側端面をテーパ面に
形成し、前記締結部材の締込みによって前記バランスウ
エイトが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラスト
軸受側端面が前記スラスト軸受のバランスウエイト側端
面に面接触するようにした。
【0014】請求項7記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造は、前記エッジロード防止手段として、前
記スラスト軸受の少なくとも一方のレースにテーパ面に
形成し、前記締結部材の締込みにより前記バランスウエ
イトが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラスト軸
受側端面が前記スラスト軸受のバランスウエイト側端面
に面接触するようにした。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明の揺動板式圧縮機の揺動板
支持構造では、締結部材の締込みによりバランスウエイ
トが撓んだとき、締結部材の荷重を前記スラスト軸受の
半径方向中間部に掛けるエッジロード防止手段を備えて
いるので、締結部材の荷重が集中的に加わる位置をスラ
スト軸受の内周縁から外すことができる。
【0016】請求項2記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、エッジロード防止手段として、バラ
ンスウエイトのスラスト軸受側端面を上段面と下段面と
で構成される段差面に形成し、締結部材の締込みにより
バランスウエイトが撓んだとき、上段面のエッジがスラ
スト軸受の半径方向中間部に接触するようにしたので、
締結部材の荷重が集中的に加わる位置がスラスト軸受の
内周縁から外れ、上段面のエッジを介して締結部材の荷
重がスラスト軸受の半径方向中間部に集中的に掛かる。
【0017】請求項3記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、エッジロード防止手段として、スラ
スト軸受の少なくとも一方のレースのバランスウエイト
側端面を、スラスト軸受のローラの半径方向中間部を境
界とする上段面と下段面とで構成される段差面に形成
し、締結部材の締込みによりバランスウエイトが撓んだ
とき、バランスウエイトのスラスト軸受側端面が上段面
のエッジに接触するようにしたので、締結部材の荷重が
集中的に加わる位置がスラスト軸受の内周縁から外れ、
上段面のエッジを介して締結部材の荷重がスラスト軸受
の半径方向中間部に集中的に掛かる。
【0018】請求項4記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、エッジロード防止手段として、バラ
ンスウエイトのスラスト軸受側端面とスラスト軸受のバ
ランスウエイト側端面との間に環状のスペーサを装着
し、締結部材の締込によりバランスウエイトが撓んだと
き、スラスト軸受の半径方向中間部に位置するスペーサ
の内周縁とバランスウエイトのスラスト軸受側端面とが
接触するようにしたので、締結部材の荷重が集中的に加
わる位置がスラスト軸受の内周縁から外れ、スペーサの
内周縁を介して締結部材の荷重がスラスト軸受の半径方
向中間部に集中的に掛かる。
【0019】請求項5記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、締結部材の締込みによりバランスウ
エイトが撓んだとき、締結部材の荷重をスラスト軸受の
バランスウエイト側端面全体にほぼ均一に掛けるエッジ
ロード防止手段を備えているので、締結部材の荷重がス
ラスト軸受の内周縁に集中的に加わるのを防ぐことがで
きる。
【0020】請求項6記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、エッジロード防止手段として、バラ
ンスウエイトのスラスト軸受側端面をテーパ面に形成
し、締結部材の締込みによってバランスウエイトが撓ん
だとき、バランスウエイトのスラスト軸受側端面が前記
スラスト軸受のバランスウエイト側端面に面接触するよ
うにしたので、締結部材の荷重はスラスト軸受のバラン
スウエイト側端面全体にほぼ均一に掛かり、締結部材の
荷重がスラスト軸受の内周縁に集中的に加わるのを防ぐ
ことができる。
【0021】請求項7記載の発明の揺動板式圧縮機の揺
動板支持構造では、エッジロード防止手段として、スラ
スト軸受の少なくとも一方のレースにテーパ面に形成
し、締結部材の締込みによりバランスウエイトが撓んだ
とき、バランスウエイトのスラスト軸受側端面がスラス
ト軸受のバランスウエイト側端面に面接触するようにし
たので、締結部材の荷重はスラスト軸受のバランスウエ
イト側端面全体にほぼ均一に掛かり、締結部材の荷重が
スラスト軸受の内周縁に集中的に加わるのを防ぐことが
できる。
【0022】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】図2はこの発明の一実施例に係る揺動板支
持構造を備えた揺動板式圧縮機の縦断面図、図1は図2
の揺動板支持構造を示す拡大断面図であり、図3はバラ
ンスウエイトを示し、同図(a)はバランスウエイトの
平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線に沿う断面
図、図4は揺動板支持構造を示す拡大断面図であって、
同図(a)はスラスト軸受に荷重を掛けない状態を示す
図、同図(b)は荷重を掛けた状態を示す図である。
【0024】この圧縮機のシリンダブロック1の一端面
にはバルブプレート2を介してリヤヘッド3が、他端面
にはフロントヘッド4がそれぞれ固定されている。
【0025】前記シリンダブロック1には、シャフト
(回転軸)5を中心にして周方向に所定間隔おきに複数
のシリンダボア6が配設されている。これらのシリンダ
ボア6内にはそれぞれピストン7が摺動自在に収容され
ている。
【0026】前記フロントヘッド4内にはクランク室8
が形成され、このクランク室8内には、シャフト5の回
転に連動してヒンジボール9を中心に揺動する揺動板1
0が収容されている。この揺動板10はコネクチングロ
ッド11を介してピストン7に連結され、揺動板10の
揺動によりピストン7がシリンダボア6内を往復運動す
る。
【0027】前記リヤヘッド3内には、吐出室12と、
この吐出室12の周囲に位置する吸入室13とが形成さ
れている。吐出室12内は隔壁14によって吐出空間1
2aと吐出空間12bとに仕切られ、両吐出空間12
a,12bは、隔壁14に穿設された絞り孔14aを介
して連通している。
【0028】前記バルブプレート2には、シリンダボア
6と吐出空間12aとを連通させる吐出ポート16と、
シリンダボア6と吸入室13とを連通させる吸入ポート
15とが、それぞれ周方向に所定間隔おきに設けられて
いる。吐出ポート16は吐出弁17により開閉され、吐
出弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面に弁押
さえ18とともにボルト19により固定され、ボルト1
9はバルブプレート2の中心孔2aを介してシリンダブ
ロック1のねじ孔20に螺着されている。ボルト19に
は、吐出空間12aの高圧の冷媒ガスをシリンダブロッ
ク1の小径孔22へ導くガイド孔27が設けられてい
る。また、吸入ポート15は吸入弁21により開閉さ
れ、吸入弁21はバルブプレート2とシリンダブロック
1との間に配設されている。
【0029】また、シリンダブロック1の中央部には、
互いに連通するねじ孔20、小径孔22及び大径孔23
がシリンダブロック1の中心線に沿って設けられてい
る。小径孔22にはラジアル軸受24が、大径孔23に
はスラスト軸受25がそれぞれ収容されている。ラジア
ル軸受24及びスラスト軸受25はシャフト5のリヤ側
端部を支持し、シャフト5のフロント側端部はフロント
ヘッド4内に配設されたラジアル軸受26によって支持
されている。
【0030】更に、シリンダブロック1には吸入室13
とクランク室8とを連通させる連通路31が設けられ、
この連通路31の途中には圧力調整弁32が設けられ、
この圧力調整弁32により吸入室13内とクランク室8
内との圧力調整を行う。
【0031】前記シャフト5のフロントヘッド側端部に
はシャフト5の回転をドライブハブ41に伝達するため
のスラストフランジ40が固定され、このスラストフラ
ンジ40はスラスト軸受33を介してフロントヘッド4
の内壁面に支持されている。スラストフランジ40の一
端部とドライブハブ41の一端部とはリンクアーム42
を介して連結され、スラストフランジ40の他端部に対
しドライブハブ41の他端部が離れたり、接触したりす
ることができる。スラストフランジ40とドライブハブ
41とで駆動力伝達部材が構成される。
【0032】前記揺動板10はラジアル軸受60を介し
てドライブハブ41のボス部41aにに装着され、揺動
板10のドライブハブ側端面とドライブハブ41の揺動
板側端面との間にはスラスト軸受61が配置されてい
る。ドライブハブ41は、シャフト5に軸線方向に摺動
可能に装着されたヒンジボール9を介して、シャフト5
に装着されている。ドライブハブ41のヒンジボール受
け面41bはヒンジボール9の外周面に遊嵌され、ドラ
イブハブ41の回転と傾斜動作とが妨げられない。揺動
板10内には半径方向にレストレイントピン50が挿入
され、レストレイントピン50の一端部にはスリッパ5
1が装着されている。
【0033】ヒンジボール9とスラストフランジ40と
の間のシャフト5の外周には、巻バネ44が装着され、
この巻バネ44によりヒンジボール9がシリンダブロッ
ク1側へ付勢されている。また、ヒンジボール9よりシ
リンダブロック1側のシャフト5にはストッパ45が固
定され、ストッパ45とヒンジボール9との間のシャフ
ト5の外周には、複数の皿バネ46及び巻バネ47が順
次装着され、これらのバネ46,47によりヒンジボー
ル9がスラストフランジ40側へ付勢されている。
【0034】ドライブハブ41のボス部41aの先端部
外周面には雄ネジ63が設けられ、ボス部41aの外周
にはバランスウエイト64及びロックワッシャ65が装
着され、バランスウエイト64及びロックワッシャ65
はボス部41aの雄ネジ63に締め込まれるロックナッ
ト(締結部材)66によって固定される。
【0035】前記バランスウエイト64は、図3に示す
ように、環状体をなし、その一方の面にはおもり部64
aが形成され、他方の面(スラスト軸受側端面)67に
は突当て凸部64bが形成されている。バランスウエイ
ト64のスラスト軸受側端面67は上段面67aと下段
面67bとで構成される段差面(エッジロード防止手
段)に形成されている。
【0036】前記ロックワッシャ65は環状体をなし、
その外周縁には一定間隔おきに凸片65aが設けられ、
内周縁には1個の凸片65bが設けられ、凸片65aは
所定角度折れ曲がっている。
【0037】前記ロックナット66は環状体をなし、そ
の外周縁には一定間隔おきに凹部66aが設けられ、ロ
ックナット66の一方の面はロックワッシャ65の凸片
65aの傾斜角度とほぼ等しい角度のテーパに形成され
ている。
【0038】次に、バランスウエイト64等の組付けに
ついて説明する。
【0039】まず、ドライブハブ41にスラスト軸受6
2を介してバランスウエイト64を装着し、バランスウ
エイト64の凸片64cをボス部41aの凹部50に係
合させる。その後、ロックワッシャ65を装着し、その
凸片65bをドライブハブ41のボス部41aの凹部5
0に係合させる。最後に、ドライブハブ41のボス部4
1aの雄ネジ63にロックナット66を締め込み、ロッ
クワッシャ65の凸片65aの1つを折り曲げ、その凸
片65aをロックナット60の凹部66aに係合させ
(図2参照)、ロックナット66の回り止めをする。
【0040】ロックナット66を締め込む前では、図4
(a)に示すように、バランスウエイト64の上段面6
7a全体がスラスト軸受62のレース62aの一部(レ
ース62aの外側半分)と面接触している。この場合、
バランスウエイト64には荷重がほとんど掛かっていな
い。これに対し、バランスウエイト64に所定の荷重を
掛けるため、ロックナット66を所定量締め込んだ場
合、バランスウエイト64が揺動板10側に押圧され、
図4(b)に示すように、バランスウエイト64が大き
く撓み、その結果バランスウエイト64の上段面67a
のエッジEがスラスト軸受62の半径方向の中間部に線
接触し、ロックナット66の荷重はスラスト軸受62の
半径方向中間部に掛かる。
【0041】次に、この揺動板式圧縮機の作動を説明す
る。
【0042】図示しない車載エンジンの回転動力がシャ
フト5に伝達されると、シャフト5はスラストフランジ
40及びドライブハブ41とともに回転し、その回転に
ともなって揺動板10が揺動し、この揺動によりピスト
ン7がシリンダボア6内を往復動し、その結果シリンダ
ボア6内の容積が変化し、この容積変化によって冷媒ガ
スの吸入、圧縮及び吐出が順次行なわれ、揺動板10の
傾斜角度に応じた容量の高圧冷媒ガスが吐出される。
【0043】すなわち、熱負荷が小さくなり圧力調整弁
32が連通路31を閉じ、クランク室8内の圧力が増加
すると揺動板10の傾斜角度が小さくなり、これによっ
てピストン7のストローク量が少なくなって吐出容量が
減少する。
【0044】熱負荷が大きくなり圧力調整弁32が連通
路31を開き、クランク室8内の圧力が減少すると揺動
板10の傾斜角度が大きくなり、これによってピストン
7のストローク量が増えて吐出容量が多くなる。
【0045】また、冷媒ガス中には潤滑油が含まれてい
るので、その潤滑油によってラジアル軸受24,26,
60やスラスト軸受25,33,61,62の潤滑が行
われる。低負荷時の最小吐出量状態では、冷媒ガスの流
量が減少するので潤滑油の供給量も減り、揺動板10が
ピストン7によって後方(図2の左方向)に引っ張ら
れ、バランスウエイト64の撓み量が増えてスラスト軸
受62に掛かる荷重も増えるが、撓んだバランスウエイ
ト64の上段面67のエッジEを介してロックナット6
6の荷重がスラスト軸受62の半径方向中間部に掛かる
ので、スラスト軸受62の内周縁に極端に大きな荷重
(エッジロード)が掛かるのを防ぐことができ、スラス
ト軸受33の耐久性を向上させることができるととも
に、焼付きを防ぐことができる。
【0046】図5はこの発明の第1実施例の変形例に係
る揺動板支持構造を示す拡大断面図、図6は同図(a)
はスラスト軸受に荷重を掛けない状態を示す図、同図
(b)は荷重を掛けた状態を示す図である。前述の実施
例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0047】前述の第1実施例では、エッジロード防止
手段として、バランスウエイト64のスラスト軸受側端
面67を、上段面67aと下段面67bとで構成される
段差面に形成した場合について述べたが、これに代え、
図6に示すように、バランスウエイト74のスラスト軸
受側端面77を突き当て凸部74bを除いて平坦面と
し、スラスト軸受72のレース72aのバランスウエイ
ト側端面78を上段面78aと下段面78bとで構成さ
れる段差面に形成してもよい。レース72aのバランス
ウエイト側端面78の上段面78aのエッジEはスラス
ト軸受72の半径方向のほぼ中間部に位置する。
【0048】ロックナット66を所定量締め込む前の状
態(スラスト軸受72に荷重がほとんど掛かっていない
状態)では、図6(a)に示すように、バランスウエイ
ト74のスラスト軸受側端面77の一部がレース72a
のバランスウエイト側端面78の上段面78aと面接触
している。
【0049】ロックナット66を所定量締め込んだ場
合、図6(b)に示すように、バランスウエイト74が
大きく撓み、バランスウエイト74のスラスト軸受側端
面77の一部がレース72aのバランスウエイト側端面
72の上段面78aのエッジEに線接触し、そのエッジ
Eはスラスト軸受72のほぼ中間部(半径方向の中間
部)に位置するので、ロックナット66の荷重がレース
72aのほぼ中間部に掛かる。
【0050】この変形例の揺動板支持構造によれば、第
1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0051】図7はこの発明の第2実施例に係る揺動板
支持構造を示す拡大断面図であって、同図(a)はスラ
スト軸受に荷重を掛けない状態を示す図、同図(b)は
荷重を掛けた状態を示す図である。前述の実施例と共通
する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0052】前述の第1実施例では、エッジロード防止
手段として、バランスウエイト64のスラスト軸受側端
面67を、上段面67aと下段面67bとで構成される
段差面に形成した場合について述べたが、第2実施例で
は、エッジロード防止手段として、図7に示すように、
バランスウエイト74のスラスト軸受側端面77を突き
当て凸部74bを除いて平坦面とし、バランスウエイト
74のスラスト軸受側端面77とスラスト軸受62のレ
ース62aとの間に、断面鉤形のスペーサ79を配置
し、スペーサ79の一端部をスラスト軸受62のレース
62aの外周縁に係合させてもよい。スペーサ79の半
径方向幅はスラスト軸受62の半径方向幅のほぼ半分に
設定されている。
【0053】ロックナット66を所定量締め込む前の状
態(スラスト軸受62に荷重がほとんど掛かっていない
状態)では、図7(a)に示すように、バランスウエイ
ト74のスラスト軸受側端面77の一部がスペーサ74
と面接触している。
【0054】ロックナットを所定量締め込んだ場合、図
7(b)に示すように、バランスウエイト74が大きく
撓み、バランスウエイト74のスラスト軸受側端面77
の一部がスペーサ79の内周縁に線接触する。
【0055】この第2実施例の揺動板支持構造によれ
ば、スペーサ79の内周縁はスラスト軸受62のほぼ中
間部(半径方向の中間部)に位置するので、ロックナッ
ト66の荷重がスラスト軸受62のほぼ中間部に掛か
り、スラスト軸受62のレース62aの内周縁に極端に
大きな荷重が掛かるのを防ぐことができるので、スラス
ト軸受33の耐久性を向上させることができるととも
に、焼付きを防ぐことができる。
【0056】図8はこの発明の第2実施例の変形例に係
る揺動板支持構造を示す拡大断面図であって、同図
(a)はスラスト軸受に荷重を掛けない状態を示す図、
同図(b)は荷重を掛けた状態を示す図である。前述の
実施例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【0057】前述の第2実施例では、エッジロード防止
手段として、バランスウエイト74のスラスト軸受側端
面77を突き当て凸部74bを除いて平坦面とし、バラ
ンスウエイト74のスラスト軸受側端面77とスラスト
軸受62のレース62aとの間に、断面鉤形のスペーサ
79を配置し、スペーサ79の一端部をスラスト軸受6
2のレース62aの外周縁に係合させた場合について述
べたが、これに代え、図8に示すように、バランスウエ
イト84のスラスト軸受側端面87を上段面87aと下
段面87bとで構成される段差面に形成し、バランスウ
エイト84のスラスト軸受側端面87の下段面87bと
スラスト軸受62のレース62aとの間に断面矩形のス
ペーサ85を配置するようにしてもよい。スペーサ85
の内周縁はスラスト軸受62の半径方向幅のほぼ中間部
に設定し、スペーサ85の厚さはスラスト軸受側端面8
7の上段面87aと下段面87bとの差のほぼ2倍に設
定する。また、スラスト軸受側端面87の下段面87a
は上段面87bの外側に位置する(第1実施例と反対の
位置関係)。
【0058】ロックナット66を所定締め込む前の状態
(スラスト軸受64に荷重がほとんど掛かっていない状
態)では、図8(a)に示すように、バランスウエイト
84のスラスト軸受側端面87の下段面87bだけがス
ペーサ85と面接触している。
【0059】ロックナット66を所定量締め込んだ場
合、図8(b)に示すように、バランスウエイト84が
大きく撓み、スペーサ85の内周縁がスラスト軸受62
のレース62aに線接触し、スペーサ85の内周縁はス
ラスト軸受62のほぼ中間部(半径方向の中間部)に位
置するので、ロックナット66の荷重がスラスト軸受6
2のほぼ中間部に掛かる。
【0060】この変形例の揺動板支持構造によれば、第
2実施例と同様の効果を得ることができる。
【0061】図9はこの発明の第3実施例に係る揺動板
支持構造を示す拡大断面図、図10(a)はスラスト軸
受に荷重を掛けない状態を示す図、同図(b)は荷重を
掛けた状態を示す図である。前述の実施例と共通する部
分には同一符号を付して説明を省略する。
【0062】前述の第1実施例では、エッジロード防止
手段として、バランスウエイト64のスラスト軸受側端
面67を、上段面67aと下段面67bとで構成される
段差面に形成した場合について述べたが、これに代え、
図10(a)に示すように、バランスウエイト94のス
ラスト軸受側端面97をテーパに形成し、ロックナット
66を所定量締め込んだとき、図10(b)に示すよう
に、バランスウエイト94のスラスト軸受側端面97が
スラスト軸受62のレース62aに面接触するようにし
てもよい。
【0063】この第3実施例の揺動板支持構造によれ
ば、ロックナット66の荷重がスラスト軸受64にほぼ
均一に掛かり、スラスト軸受62の内周縁に極端に大き
な荷重が掛かるのを防ぐことができるので、スラスト軸
受62の耐久性を向上させることができるとともに、焼
付きを防ぐことができる。
【0064】図11はこの発明の第3実施例の変形例に
係る揺動板支持構造を示す拡大断面図であって、同図
(a)はスラスト軸受に荷重を掛けない状態を示す図、
同図(b)は荷重を掛けた状態を示す図である。前述の
実施例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【0065】前述の第3実施例では、エッジロード防止
手段として、バランスウエイト94のスラスト軸受側端
面97をテーパに形成し、ロックナット66を所定量締
め込んだとき、バランスウエイト94のスラスト軸受側
端面97がスラスト軸受62のレース62aに面接触す
るようにした場合について述べたが、これに代え、図1
1に示すように、スラスト軸受82のレース82aのバ
ランスウエイト側端面99をテーパに形成し、ロックナ
ット66を所定量締め込んだとき、バランスウエイト7
4のスラスト軸受側端面99がスラスト軸受82のレー
ス82aのバランスウエイト側端面99全体に面接触す
るようにしてもよい。
【0066】この変形例の揺動板支持構造によれば、第
3実施例と同様の効果を得ることができる。
【0067】なお、この変形例では、スラスト軸受82
の一方のレース82aのバランスウエイト側端面をテー
パに形成したが、別の変形例として、スラスト軸受の両
方のレースのバランスウエイト側端面をテーパに形成す
るようにしても同様の効果を得ることができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、2、3又
は4記載の発明の揺動板式圧縮機の揺動板支持構造によ
れば、締結部材の締込みによりバランスウエイトが撓ん
だとき、締結部材の荷重をスラスト軸受の半径方向中間
部に掛けるようにして、締結部材の荷重がスラスト軸受
の内周縁に集中的に加わるのを防ぐようにしたので、ス
ラスト軸受の耐久性を向上させることができるととも
に、焼付きを防ぐことができる。
【0069】請求項5、6又は7記載の発明の揺動板式
圧縮機の揺動板支持構造によれば、締結部材の締込みに
よりバランスウエイトが撓んだとき、締結部材の荷重を
スラスト軸受のバランスウエイト側端面全体にほぼ均一
に掛けるようにして、締結部材の荷重がスラスト軸受の
内周縁に集中的に加わるのを防ぐようにしたので、スラ
スト軸受の耐久性を向上させることができるとともに、
焼付きを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る揺動板支持構
造を示す断面図である。
【図2】図2は図1の揺動板支持構造を備えた揺動板式
圧縮機の縦断面図である。
【図3】図3はバランスウエイトを示す図である。
【図4】図4は揺動板支持構造を示す拡大断面図であ
る。
【図5】図5はこの発明の第1実施例の変形例に係る揺
動板支持構造を示す断面図である。
【図6】図6は図5の揺動板支持構造を示す拡大断面図
である。
【図7】図7はこの発明の第2実施例に係る揺動板支持
構造を示す拡大断面図である。
【図8】図8はこの発明の第2実施例の変形例に係る揺
動板支持構造を示す拡大断面図である。
【図9】図9はこの発明の第3実施例に係る揺動板支持
構造を示す断面図である。
【図10】図10は図9の揺動板支持構造を示す拡大断
面図である。
【図11】図11はこの発明の第3実施例の変形例に係
る揺動板支持構造を示す拡大断面図である。
【図12】図12は揺動板支持構造を備えた揺動板式圧
縮機の縦断面図である。
【図13】図13は図12の揺動板支持構造を示す拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 5 シャフト 10 揺動板 40 スラストフランジ 41 ドライブハブ 62,72,82 スラスト軸受 63a,72a,82a レース 64,74,84、94 バランスウエイト 66 ロックナット 67,77,87,97 スラスト軸受側端面 67a,87a バランスウエイトのスラスト軸受側端
面の上段面 67b,87b バランスウエイトのスラスト軸受側端
面の下段面 78,99 レースのバランスウエイト側端面 78a レースのバランスウエイト側端面の上段面 78b レースのバランスウエイト側端面の下段面 79,85 スペーサ E エッジE
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 欣之 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と一体に回転可能な駆動力伝達部
    材と、 前記駆動力伝達部材に揺動可能に装着された揺動板に、
    スラスト軸受を介して装着されるバランスウエイトと、 前記駆動力伝達部材に締結され、前記バランスウエイト
    を介して前記スラスト軸受に所定の荷重を掛ける締結部
    材とを備えた揺動板式圧縮機の揺動板支持構造におい
    て、 前記締結部材の締込みにより前記バランスウエイトが撓
    んだとき、前記締結部材の荷重を前記スラスト軸受の半
    径方向中間部に掛けるエッジロード防止手段を備えてい
    ることを特徴とする揺動板式圧縮機の揺動板支持構造。
  2. 【請求項2】 前記エッジロード防止手段として、前記
    バランスウエイトのスラスト軸受側端面を上段面と下段
    面とで構成される段差面に形成し、前記締結部材の締込
    みにより前記バランスウエイトが撓んだとき、前記上段
    面のエッジが前記スラスト軸受の半径方向中間部に接触
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の揺動板
    式圧縮機の揺動板支持構造。
  3. 【請求項3】 前記エッジロード防止手段として、前記
    スラスト軸受のバランスウエイト側レースのバランスウ
    エイト側端面を、前記スラスト軸受のローラのの半径方
    向中間部を境界とする上段面と下段面とで構成される段
    差面に形成し、前記締結部材の締込みにより前記バラン
    スウエイトが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラ
    スト軸受側端面が前記上段面のエッジに接触するように
    したことを特徴とする請求項1記載の揺動板式圧縮機の
    揺動板支持構造。
  4. 【請求項4】 前記エッジロード防止手段として、前記
    バランスウエイトのスラスト軸受側端面と前記スラスト
    軸受のバランスウエイト側端面との間に環状のスペーサ
    を装着し、前記締結部材の締込により前記バランスウエ
    イトが撓んだとき、前記スラスト軸受の半径方向中間部
    に位置する前記スペーサの内周縁と前記バランスウエイ
    トのスラスト軸受側端面とが接触するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の揺動板式圧縮機の揺動板支持
    構造。
  5. 【請求項5】 回転軸と一体に回転可能な駆動力伝達部
    材と、 前記駆動力伝達部材に揺動可能に装着された揺動板に、
    スラスト軸受を介して装着されるバランスウエイトと、 前記駆動力伝達部材に締結され、前記バランスウエイト
    を介して前記スラスト軸受に所定の荷重を掛ける締結部
    材とを備えた揺動板式圧縮機の揺動板支持構造におい
    て、 前記締結部材の締込みにより前記バランスウエイトが撓
    んだとき、前記締結部材の荷重を前記スラスト軸受のバ
    ランスウエイト側端面全体にほぼ均一に掛けるエッジロ
    ード防止手段を備えていることを特徴とする揺動板式圧
    縮機の揺動板支持構造。
  6. 【請求項6】 前記エッジロード防止手段として、前記
    バランスウエイトのスラスト軸受側端面をテーパ面に形
    成し、前記締結部材の締込みによって前記バランスウエ
    イトが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラスト軸
    受側端面が前記スラスト軸受のバランスウエイト側端面
    に面接触するようにしたことを特徴とする請求項5記載
    の揺動板式圧縮機の揺動板支持構造。
  7. 【請求項7】 前記エッジロード防止手段として、前記
    スラスト軸受の少なくとも一方のレースにテーパ面に形
    成し、前記締結部材の締込みにより前記バランスウエイ
    トが撓んだとき、前記バランスウエイトのスラスト軸受
    側端面が前記スラスト軸受のバランスウエイト側端面に
    面接触するようにしたことを特徴とする請求項5記載の
    揺動板式圧縮機の揺動板支持構造。
JP7108979A 1995-04-10 1995-04-10 揺動板式圧縮機の揺動板支持構造 Withdrawn JPH08284818A (ja)

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