JPH08284592A - 岩石掘削機 - Google Patents
岩石掘削機Info
- Publication number
- JPH08284592A JPH08284592A JP10901995A JP10901995A JPH08284592A JP H08284592 A JPH08284592 A JP H08284592A JP 10901995 A JP10901995 A JP 10901995A JP 10901995 A JP10901995 A JP 10901995A JP H08284592 A JPH08284592 A JP H08284592A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter unit
- boom
- disk
- rock
- excavating
- Prior art date
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】旋回、上下動可能な回転駆動デイスクカッタユ
ニットに回転自由に取り付けられたデイスクカッタによ
り岩石の自由面に対し剥ぎ取るように掘削するため掘削
動力が小さくてすみ、また簡単な構造で掘削効率が良
く、しかも掘削部の摩耗が少なく、粉塵の発生を極めて
少なくできる岩石掘削機を提供すること。 【構成】デイスクカッタユニットを先端に回転可能に取
りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設した岩石
掘削機において、前記掘削ブームに配設した前記デイス
クカッタユニットに回転駆動力を伝達させ、該回転する
デイスクカッタユニットに装備された回転自由の複数の
回転軸先端のデイスクカッタにより岩石を剥ぎ取るよう
に掘削することを特徴としている。
ニットに回転自由に取り付けられたデイスクカッタによ
り岩石の自由面に対し剥ぎ取るように掘削するため掘削
動力が小さくてすみ、また簡単な構造で掘削効率が良
く、しかも掘削部の摩耗が少なく、粉塵の発生を極めて
少なくできる岩石掘削機を提供すること。 【構成】デイスクカッタユニットを先端に回転可能に取
りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設した岩石
掘削機において、前記掘削ブームに配設した前記デイス
クカッタユニットに回転駆動力を伝達させ、該回転する
デイスクカッタユニットに装備された回転自由の複数の
回転軸先端のデイスクカッタにより岩石を剥ぎ取るよう
に掘削することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル、坑道などの固
く摩耗性の高い硬岩などを剥ぎ取るように掘削する岩石
掘削機に係り、特に掘削ブームにより旋回、上下動可能
な回転駆動デイスクカッタユニットに回転自由に取り付
けられたデイスクカッタを有する複数の回転軸を装備し
た掘削機に関する。
く摩耗性の高い硬岩などを剥ぎ取るように掘削する岩石
掘削機に係り、特に掘削ブームにより旋回、上下動可能
な回転駆動デイスクカッタユニットに回転自由に取り付
けられたデイスクカッタを有する複数の回転軸を装備し
た掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル、坑道などの岩石掘削機
として、例えばブーム付トンネル掘削機(ロッドヘッ
ダ、ブームヘッダ)は、駆動モータからの駆動力を減速
機を介してトランスミッションシャフトに伝達し、トラ
ンスミッションシャフトに取付けられた掘削ドラムを回
転させてドラムに固定された掘削用のピックで岩石を掘
削していた。
として、例えばブーム付トンネル掘削機(ロッドヘッ
ダ、ブームヘッダ)は、駆動モータからの駆動力を減速
機を介してトランスミッションシャフトに伝達し、トラ
ンスミッションシャフトに取付けられた掘削ドラムを回
転させてドラムに固定された掘削用のピックで岩石を掘
削していた。
【0003】上記従来の岩石掘削機は、図5および図6
に示すように、自走式クローラ1の上に基台2を設け、
この基台2の中央部にコンベア3を枢着し、このコンベ
ア3の前部には破砕岩石用掻き込み装置4が装備され、
これには掻き込み爪5が回動可能に取り付けられてい
る。そしてこの基台2の前部には掘削ブーム6の後部支
持ブラケット7が水平方向に旋回可能に旋回軸受8によ
って取付けられており、この掘削ブーム6は基台2に対
してブーム左右旋回シリンダ9によって左右方向に旋回
可能であり、さらにこの掘削ブーム6は支持ブラケット
7に対しブーム上下方向揺動シリンダ10によって上下
方向に揺動可能である。そして掘削ブーム6の先端には
周囲に多数のピックを植設された掘削ドラム11が着脱
可能に装備されていて、この掘削ドラム11は押圧シリ
ンダ12によって支持体13を介して岩石面に押圧され
る。また、前記基台2には運転台14、モータ駆動油圧
ユニットなどが配置されている。符号15は岩石掘削機
のアウトリガである。
に示すように、自走式クローラ1の上に基台2を設け、
この基台2の中央部にコンベア3を枢着し、このコンベ
ア3の前部には破砕岩石用掻き込み装置4が装備され、
これには掻き込み爪5が回動可能に取り付けられてい
る。そしてこの基台2の前部には掘削ブーム6の後部支
持ブラケット7が水平方向に旋回可能に旋回軸受8によ
って取付けられており、この掘削ブーム6は基台2に対
してブーム左右旋回シリンダ9によって左右方向に旋回
可能であり、さらにこの掘削ブーム6は支持ブラケット
7に対しブーム上下方向揺動シリンダ10によって上下
方向に揺動可能である。そして掘削ブーム6の先端には
周囲に多数のピックを植設された掘削ドラム11が着脱
可能に装備されていて、この掘削ドラム11は押圧シリ
ンダ12によって支持体13を介して岩石面に押圧され
る。また、前記基台2には運転台14、モータ駆動油圧
ユニットなどが配置されている。符号15は岩石掘削機
のアウトリガである。
【0004】また、特公昭59ー27836号公報によ
って開示されたトンネル堀削機械のように、上記ブーム
はスルーイングリングを介して本体に取付けられ、そし
てこのブームは一方では上下動可能にトラニオンを介し
て前記スルーイングリングに取付けられ、スルーイング
リングはジャッキにより旋回可能でブームもまたジャッ
キより上下動可能に構成されている。そして、このよう
な構成のもとに高圧水を噴射させながらドラムを回転駆
動させ、ドラムを岩石中に貫入し、スルーイングリング
を旋回させてブームを左右、上下に移動させることによ
り岩石を左右上下に掘削ドラムによって掘削するものが
知られている。
って開示されたトンネル堀削機械のように、上記ブーム
はスルーイングリングを介して本体に取付けられ、そし
てこのブームは一方では上下動可能にトラニオンを介し
て前記スルーイングリングに取付けられ、スルーイング
リングはジャッキにより旋回可能でブームもまたジャッ
キより上下動可能に構成されている。そして、このよう
な構成のもとに高圧水を噴射させながらドラムを回転駆
動させ、ドラムを岩石中に貫入し、スルーイングリング
を旋回させてブームを左右、上下に移動させることによ
り岩石を左右上下に掘削ドラムによって掘削するものが
知られている。
【0005】そのドラム前面のピックは、機体反力で岩
石に押付けられ掘削中の側面ピックはブーム用の押付け
ジャッキで岩石に押付けられ、ピック先端に与えられる
回転トルクによって岩石を掘削する。このトンネル堀削
機はトランスミッションシャフトを支持するブームがス
ルーイングリングを介して堀削機本体に取りつけられ、
そのブーム及びスルーイングリングはジャッキを介して
堀削機本体に対して旋回、上下動可能に取りつけられて
いる。
石に押付けられ掘削中の側面ピックはブーム用の押付け
ジャッキで岩石に押付けられ、ピック先端に与えられる
回転トルクによって岩石を掘削する。このトンネル堀削
機はトランスミッションシャフトを支持するブームがス
ルーイングリングを介して堀削機本体に取りつけられ、
そのブーム及びスルーイングリングはジャッキを介して
堀削機本体に対して旋回、上下動可能に取りつけられて
いる。
【0006】また、この種の掘削装置のカッタヘッドと
しては特公昭56−51279号公報に記載されたもの
が公知であり、このカッターブーム1は掘削装置4のシ
ヤーシに関する垂直軸2と水平軸3のまわりで枢軸運動
を行なうよう配設されている。カッタービットを備えた
ソロバン玉状の一対のカッターヘッド6と7は、カッタ
ーブーム1の前端部5の両サイドで、軸8のまわりで回
転可能に配設されている。カッチングヘッドの前進は、
矢印9と10の方向に垂直軸2のまわりでカッターブー
ムを交互に旋回させることによって行なわれる。カッチ
ングヘッド7は、矢印9の方向に進むと掘削を行ない、
一方、カッチングヘッド6は、矢印10の方向に進むと
掘削を行なうものである。
しては特公昭56−51279号公報に記載されたもの
が公知であり、このカッターブーム1は掘削装置4のシ
ヤーシに関する垂直軸2と水平軸3のまわりで枢軸運動
を行なうよう配設されている。カッタービットを備えた
ソロバン玉状の一対のカッターヘッド6と7は、カッタ
ーブーム1の前端部5の両サイドで、軸8のまわりで回
転可能に配設されている。カッチングヘッドの前進は、
矢印9と10の方向に垂直軸2のまわりでカッターブー
ムを交互に旋回させることによって行なわれる。カッチ
ングヘッド7は、矢印9の方向に進むと掘削を行ない、
一方、カッチングヘッド6は、矢印10の方向に進むと
掘削を行なうものである。
【0007】また、従来のトンネル堀削機は実公平6−
34467号公報に記載されたように、ブーム1中のド
ラム駆動回転軸2の先端部3に複数のピック4を植設し
た掘削ドラム5を取りつけている。その取付構造として
は、掘削ドラム本体5の内部に円筒状ボス6基部に設け
られたフランジ7の外周部を溶接などによって固定し、
一体化したものを上記回転軸2の先端部3に穿設したス
プライン溝8にボス6内面の突条を挿入、嵌合し、掘削
ドラム本体5の表面からボス6を介してボルト9によっ
て締着したものであった。
34467号公報に記載されたように、ブーム1中のド
ラム駆動回転軸2の先端部3に複数のピック4を植設し
た掘削ドラム5を取りつけている。その取付構造として
は、掘削ドラム本体5の内部に円筒状ボス6基部に設け
られたフランジ7の外周部を溶接などによって固定し、
一体化したものを上記回転軸2の先端部3に穿設したス
プライン溝8にボス6内面の突条を挿入、嵌合し、掘削
ドラム本体5の表面からボス6を介してボルト9によっ
て締着したものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭59ー27836号公報によって開示されたトンネ
ル堀削機械は、高圧水を噴射させながらドラムを回転駆
動させ、ドラムを岩石中に貫入し、スルーイングリング
を旋回させてブームを左右、上下に移動させることによ
り岩石を左右上下に掘削ドラムによって掘削するもので
あり、また特公昭56−51279号公報に記載された
切削装置による掘削は、カッタービットを備えたソロバ
ン玉状の一対のカッターヘッド6と7を垂直軸2のまわ
りでカッターブームを交互に旋回させることによって行
なわれるものであり、さらに実公平6−34467号公
報に記載されたトンネル堀削機は全てブーム1中のドラ
ム駆動回転軸2の先端部3に複数のピック4を植設した
掘削ドラム5を取りつけ、この掘削ドラム5を回転駆動
して掘削を行なうものである。
公昭59ー27836号公報によって開示されたトンネ
ル堀削機械は、高圧水を噴射させながらドラムを回転駆
動させ、ドラムを岩石中に貫入し、スルーイングリング
を旋回させてブームを左右、上下に移動させることによ
り岩石を左右上下に掘削ドラムによって掘削するもので
あり、また特公昭56−51279号公報に記載された
切削装置による掘削は、カッタービットを備えたソロバ
ン玉状の一対のカッターヘッド6と7を垂直軸2のまわ
りでカッターブームを交互に旋回させることによって行
なわれるものであり、さらに実公平6−34467号公
報に記載されたトンネル堀削機は全てブーム1中のドラ
ム駆動回転軸2の先端部3に複数のピック4を植設した
掘削ドラム5を取りつけ、この掘削ドラム5を回転駆動
して掘削を行なうものである。
【0009】したがって、上記したように従来のトンネ
ル、坑道などの岩石掘削機は全てピックまたはビットを
植設した掘削ドラムによって岩石を掘削するものである
ために掘削中常にピックまたはビットの摩耗が発生し、
かつ岩石は細かく切削されて粉塵が発生し、そのために
散水装置や集塵装置が必要である。また、これら従来の
掘削ドラムによる岩石掘削においては多数のピックまた
はビットにより岩石を必要以上に細かく切削するために
掘削用の駆動動力が大きくなるという欠点があった。
ル、坑道などの岩石掘削機は全てピックまたはビットを
植設した掘削ドラムによって岩石を掘削するものである
ために掘削中常にピックまたはビットの摩耗が発生し、
かつ岩石は細かく切削されて粉塵が発生し、そのために
散水装置や集塵装置が必要である。また、これら従来の
掘削ドラムによる岩石掘削においては多数のピックまた
はビットにより岩石を必要以上に細かく切削するために
掘削用の駆動動力が大きくなるという欠点があった。
【0010】さらに、トンネル、坑道などの固く摩耗性
の高い硬岩を掘削する場合には、掘削用の駆動動力が一
段と大きなものが必要となり、そして反対にこの掘削用
駆動動力をあまり大きなものを使用すると掘削ドラムに
装着したピックまたはビットが破壊されてしまう欠点が
あった。
の高い硬岩を掘削する場合には、掘削用の駆動動力が一
段と大きなものが必要となり、そして反対にこの掘削用
駆動動力をあまり大きなものを使用すると掘削ドラムに
装着したピックまたはビットが破壊されてしまう欠点が
あった。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、旋回、上下動可能な回転駆動デイスクカッタ
ユニットに回転自由に取り付けられたデイスクカッタに
より岩石の自由面に対し剥ぎ取るように掘削するため掘
削動力が小さくてすみ、また簡単な構造で掘削効率が良
く、しかもデイスクカッタの摩耗が少なく、粉塵の発生
を極めて少なくできる岩石掘削機を提供することを目的
としている。
のであり、旋回、上下動可能な回転駆動デイスクカッタ
ユニットに回転自由に取り付けられたデイスクカッタに
より岩石の自由面に対し剥ぎ取るように掘削するため掘
削動力が小さくてすみ、また簡単な構造で掘削効率が良
く、しかもデイスクカッタの摩耗が少なく、粉塵の発生
を極めて少なくできる岩石掘削機を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、デイスクカッタユニットを先端に回転可
能に取りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設し
た岩石掘削機において、前記掘削ブームに配設した前記
デイスクカッタユニットに回転駆動力を伝達させ、該回
転するデイスクカッタユニットに装備された回転自由の
複数の回転軸先端のデイスクカッタにより岩石を剥ぎ取
るように掘削することを特徴とし、またデイスクカッタ
ユニットを先端に回転可能に取りつけた掘削ブームを旋
回、上下動可能に配設した岩石掘削機において、前記掘
削ブームに装備した原動機の回転駆動力を減速機を介し
て前記デイスクカッタユニットに伝達させ、該デイスク
カッタユニットにはデイスクカッタを備えた複数の回転
軸を回転自由に取り付けたことを特徴とし、さらに円錐
台状をしたデイスクカッタを先端に備えた2個以上の複
数回転軸を軸受により回転自由にデイスクカッタユニッ
トに取り付けたことを特徴としている。
成するために、デイスクカッタユニットを先端に回転可
能に取りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設し
た岩石掘削機において、前記掘削ブームに配設した前記
デイスクカッタユニットに回転駆動力を伝達させ、該回
転するデイスクカッタユニットに装備された回転自由の
複数の回転軸先端のデイスクカッタにより岩石を剥ぎ取
るように掘削することを特徴とし、またデイスクカッタ
ユニットを先端に回転可能に取りつけた掘削ブームを旋
回、上下動可能に配設した岩石掘削機において、前記掘
削ブームに装備した原動機の回転駆動力を減速機を介し
て前記デイスクカッタユニットに伝達させ、該デイスク
カッタユニットにはデイスクカッタを備えた複数の回転
軸を回転自由に取り付けたことを特徴とし、さらに円錐
台状をしたデイスクカッタを先端に備えた2個以上の複
数回転軸を軸受により回転自由にデイスクカッタユニッ
トに取り付けたことを特徴としている。
【0013】
【作用】次に、本発明の作用について説明すると、切羽
面を掘削する際には、掘削ブームを駆動してデイスクカ
ッタユニットを旋回、上下動させながら掘削ブームに装
備した原動機の回転駆動力を減速機により減速し、これ
をデイスクカッタユニットに伝達させてデイスクカッタ
ユニットを回転駆動させ、その際回転するデイスクカッ
タユニットに装備されたデイスクカッタを備えた回転自
由の複数の回転軸が各自自転しながら公転し、円錐台状
をしたデイスクカッタにより岩石の自由面に対して円錐
台状をしたデイスクカッタの周縁がくい込み剥ぎ取るよ
うに掘削する。そのため固く摩耗性の高い硬岩に対して
も掘削効率が良く、デイスクカッタの摩耗が少なく、し
かも掘削された岩石塊が大きくデイスクカッタの傾斜面
により岩石を割っていくので粉塵の発生が少ない。
面を掘削する際には、掘削ブームを駆動してデイスクカ
ッタユニットを旋回、上下動させながら掘削ブームに装
備した原動機の回転駆動力を減速機により減速し、これ
をデイスクカッタユニットに伝達させてデイスクカッタ
ユニットを回転駆動させ、その際回転するデイスクカッ
タユニットに装備されたデイスクカッタを備えた回転自
由の複数の回転軸が各自自転しながら公転し、円錐台状
をしたデイスクカッタにより岩石の自由面に対して円錐
台状をしたデイスクカッタの周縁がくい込み剥ぎ取るよ
うに掘削する。そのため固く摩耗性の高い硬岩に対して
も掘削効率が良く、デイスクカッタの摩耗が少なく、し
かも掘削された岩石塊が大きくデイスクカッタの傾斜面
により岩石を割っていくので粉塵の発生が少ない。
【0014】
【実施例】本発明に係る岩石掘削機の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本実施例の正面図、図
2は本実施例の平面図であり、図において従来の岩石掘
削機と同一もしくは同等な部分については同一の符号を
付して詳しい説明は省略する。
図面を参照して説明する。図1は本実施例の正面図、図
2は本実施例の平面図であり、図において従来の岩石掘
削機と同一もしくは同等な部分については同一の符号を
付して詳しい説明は省略する。
【0015】本実施例は図1ないし図4に示すように自
走式クローラ1の上に基台2を設け、この基台2の中央
部にコンベア3を枢着し、このコンベア3の前部には破
砕岩石用掻き込み装置4が装備され、これには掻き込み
爪5が回動可能に取り付けられている。そしてこの基台
2の前部には掘削ブーム6の後部支持ブラケット7が水
平方向に旋回可能に旋回軸受8によって取付けられてお
り、この掘削ブーム6は基台2に対してブーム左右旋回
シリンダ9によって左右方向に旋回可能であり、さらに
この掘削ブーム6は支持ブラケット7に対して水平ピン
7Aによって取付けられており、掘削ブーム6はブーム
上下方向揺動シリンダ10によって上下方向に揺動可能
である。そして掘削ブーム6には原動機16と減速機1
7が装備され、その回転を伝達する駆動回転軸18の先
端にはデイスクカッタユニット19が取り付けられてい
る。このデイスクカッタユニット19には円錐台状をし
たデイスクカッタ20を備えた2個以上の複数回転軸2
1が軸受22により回転自由に取り付けられており、押
圧シリンダ12によってトンネルT内の切羽岩石Fの自
由面に押圧される。
走式クローラ1の上に基台2を設け、この基台2の中央
部にコンベア3を枢着し、このコンベア3の前部には破
砕岩石用掻き込み装置4が装備され、これには掻き込み
爪5が回動可能に取り付けられている。そしてこの基台
2の前部には掘削ブーム6の後部支持ブラケット7が水
平方向に旋回可能に旋回軸受8によって取付けられてお
り、この掘削ブーム6は基台2に対してブーム左右旋回
シリンダ9によって左右方向に旋回可能であり、さらに
この掘削ブーム6は支持ブラケット7に対して水平ピン
7Aによって取付けられており、掘削ブーム6はブーム
上下方向揺動シリンダ10によって上下方向に揺動可能
である。そして掘削ブーム6には原動機16と減速機1
7が装備され、その回転を伝達する駆動回転軸18の先
端にはデイスクカッタユニット19が取り付けられてい
る。このデイスクカッタユニット19には円錐台状をし
たデイスクカッタ20を備えた2個以上の複数回転軸2
1が軸受22により回転自由に取り付けられており、押
圧シリンダ12によってトンネルT内の切羽岩石Fの自
由面に押圧される。
【0016】したがって、本実施例の動作は掘削ブーム
6をブーム左右旋回シリンダ9,ブーム上下方向揺動シ
リンダ10,押圧シリンダ12によってデイスクカッタ
ユニット19を切羽面に押圧し旋回、上下動させながら
掘削ブーム6に装備した原動機16の回転駆動力を減速
機17により減速し、駆動回転軸18を介してデイスク
カッタユニット19に伝達させてデイスクカッタユニッ
ト19を回転駆動すると、その回転するデイスクカッタ
ユニット19に装備されたデイスクカッタ20を備えた
回転自由の複数の回転軸21が各自自転しながら公転
し、前面が平らで円錐台状をしたデイスクカッタ20に
よりトンネルT内の切羽岩石Fを自由面に対してその周
縁がくい込み剥ぎ取るように掘削する。
6をブーム左右旋回シリンダ9,ブーム上下方向揺動シ
リンダ10,押圧シリンダ12によってデイスクカッタ
ユニット19を切羽面に押圧し旋回、上下動させながら
掘削ブーム6に装備した原動機16の回転駆動力を減速
機17により減速し、駆動回転軸18を介してデイスク
カッタユニット19に伝達させてデイスクカッタユニッ
ト19を回転駆動すると、その回転するデイスクカッタ
ユニット19に装備されたデイスクカッタ20を備えた
回転自由の複数の回転軸21が各自自転しながら公転
し、前面が平らで円錐台状をしたデイスクカッタ20に
よりトンネルT内の切羽岩石Fを自由面に対してその周
縁がくい込み剥ぎ取るように掘削する。
【0017】本実施例によれば、回転するデイスクカッ
タユニット19に装備されたデイスクカッタ20の回転
軸21が自転しながら公転するから、円錐台状をしたデ
イスクカッタ20によって岩石Fにその周縁がくい込み
剥ぎ取るように掘削することができる。そのため、固く
摩耗性の高い硬岩に対しても岩石を引張り力により破砕
するので掘削効率が良く、また各回転軸の掘削部は回転
自由であるから掘削の際にデイスクカッタ20の摩耗が
少なく、しかも掘削された岩石塊が大きくデイスクカッ
タ20の傾斜面により岩石を割っていくので粉塵の発生
が少ないという効果がある。
タユニット19に装備されたデイスクカッタ20の回転
軸21が自転しながら公転するから、円錐台状をしたデ
イスクカッタ20によって岩石Fにその周縁がくい込み
剥ぎ取るように掘削することができる。そのため、固く
摩耗性の高い硬岩に対しても岩石を引張り力により破砕
するので掘削効率が良く、また各回転軸の掘削部は回転
自由であるから掘削の際にデイスクカッタ20の摩耗が
少なく、しかも掘削された岩石塊が大きくデイスクカッ
タ20の傾斜面により岩石を割っていくので粉塵の発生
が少ないという効果がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、デイスク
カッタユニットを先端に回転可能に取りつけた掘削ブー
ムを旋回、上下動可能に配設し、掘削ブームに装備した
原動機の回転駆動力を減速機を介してデイスクカッタユ
ニットに伝達させてデイスクカッタユニットを回転駆動
するから、その回転するデイスクカッタユニットに装備
されたデイスクカッタを備えた回転自由の複数の回転軸
が各自自転しながら公転して、円錐台状をしたデイスク
カッタが各自自転、公転しながら切羽岩石の自由面に対
してその周縁がくい込み剥ぎ取るように掘削することが
できる。
カッタユニットを先端に回転可能に取りつけた掘削ブー
ムを旋回、上下動可能に配設し、掘削ブームに装備した
原動機の回転駆動力を減速機を介してデイスクカッタユ
ニットに伝達させてデイスクカッタユニットを回転駆動
するから、その回転するデイスクカッタユニットに装備
されたデイスクカッタを備えた回転自由の複数の回転軸
が各自自転しながら公転して、円錐台状をしたデイスク
カッタが各自自転、公転しながら切羽岩石の自由面に対
してその周縁がくい込み剥ぎ取るように掘削することが
できる。
【0019】そのため、固く摩耗性の高い硬岩に対して
も岩石を引張り力により破砕するので掘削効率が良く、
また各デイスクカッタは回転自由であるから掘削の際の
摩耗が少なく、しかも掘削された岩石塊が大きくデイス
クカッタの傾斜面により岩石を割っていくので粉塵の発
生が少ない効果がある。
も岩石を引張り力により破砕するので掘削効率が良く、
また各デイスクカッタは回転自由であるから掘削の際の
摩耗が少なく、しかも掘削された岩石塊が大きくデイス
クカッタの傾斜面により岩石を割っていくので粉塵の発
生が少ない効果がある。
【図1】本実施例の平面図である。
【図2】本実施例の要部拡大一部断面図である。
【図3】本実施例の要部拡大前面図である。
【図4】本実施例の側面図である。
【図5】従来例の側面図である。
【図6】従来例の平面図である。
1 自走式クローラ 2 基台 3 コンベア 4 掻き込み装置 5 掻き込み爪 6 掘削ブーム 7 後部支持ブラケット 8 旋回軸受 9 ブーム左右旋回シリンダ 10 ブーム上下方向揺動シリンダ 12 押圧シリンダ 13 支持体 14 運転台 15 アウトリガ 16 原動機 17 減速機 18 駆動回転軸 19 デイスクカッタユニット 20 デイスクカッタ 21 回転軸 22 軸受 F 切羽岩石 T トンネル
Claims (3)
- 【請求項1】 デイスクカッタユニットを先端に回転可
能に取りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設し
た岩石掘削機において、前記掘削ブームに配設した前記
デイスクカッタユニットに回転駆動力を伝達させ、該回
転するデイスクカッタユニットに装備された回転自由の
複数の回転軸先端のデイスクカッタにより岩石を剥ぎ取
るように掘削することを特徴とした岩石掘削機。 - 【請求項2】 デイスクカッタユニットを先端に回転可
能に取りつけた掘削ブームを旋回、上下動可能に配設し
た岩石掘削機において、前記掘削ブームに装備した原動
機の回転駆動力を減速機を介して前記デイスクカッタユ
ニットに伝達させ、該デイスクカッタユニットにはデイ
スクカッタを備えた複数の回転軸を回転自由に取り付け
たことを特徴とする岩石掘削機。 - 【請求項3】 円錐台状をしたデイスクカッタを先端に
備えた2個以上の複数回転軸を軸受により回転自由にデ
イスクカッタユニットに取り付けたことを特徴とする請
求項1または2記載の岩石掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10901995A JP3456679B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 岩石掘削機 |
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JP10901995A JP3456679B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 岩石掘削機 |
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Family Applications (1)
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JP10901995A Expired - Fee Related JP3456679B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 岩石掘削機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3456679B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017531749A (ja) * | 2014-10-06 | 2017-10-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 切削装置 |
CN108952743A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-07 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种搭载悬切刀破岩的悬臂掘进机及其施工方法 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP10901995A patent/JP3456679B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017531749A (ja) * | 2014-10-06 | 2017-10-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 切削装置 |
US10364675B2 (en) | 2014-10-06 | 2019-07-30 | Sandvik Intellectual Property Ab | Cutting apparatus |
CN108952743A (zh) * | 2018-08-16 | 2018-12-07 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种搭载悬切刀破岩的悬臂掘进机及其施工方法 |
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