JPH08284148A - ソイルセメントコラム構築用のドリル - Google Patents

ソイルセメントコラム構築用のドリル

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Publication number
JPH08284148A
JPH08284148A JP11245795A JP11245795A JPH08284148A JP H08284148 A JPH08284148 A JP H08284148A JP 11245795 A JP11245795 A JP 11245795A JP 11245795 A JP11245795 A JP 11245795A JP H08284148 A JPH08284148 A JP H08284148A
Authority
JP
Japan
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fixed
ring
shaft
gears
drill
Prior art date
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Pending
Application number
JP11245795A
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English (en)
Inventor
Masaki Sugawara
正喜 菅原
Akira Kagaya
明 加賀谷
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Original Assignee
Individual
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 土が撹拌翼といっしょに回るのを防止する。 【構成】 駆動軸12の下端に掘削翼15を固定する。
ロッド下部は4段にわたって撹拌翼16を有しており、
各撹拌翼は、中空軸11に回転自在に支持したリング1
7に固定する。駆動軸は12、上から第1〜第5段部分
12a〜12eに分割されており、各段の駆動軸は第1
〜第4ギア装置20a〜20dでそれぞれ連結する。各
ギア装置20は、それぞれが駆動軸に固定された、互い
に対向する上下一対の傘歯車21、22とそれら両方の
歯車の間にあって両歯車と噛合する複数の傘歯車23か
らなる。傘歯車23は、中空軸11に回転自在に支持さ
れた水平軸25の内端に固定する。水平軸25の外端に
も傘歯車26を固定し、この歯車26は、リング17の
上面に刻まれた歯27と噛み合っている。駆動軸12の
中心には、固化剤液を送るための孔29が通っている。
各段の駆動軸と駆動軸の間はスイベル継手30を置き、
これで孔を連続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はソイルセメントコラム
を地中に構築するためのドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソイルセメントコラム構築用ドリ
ルは、図1に示すように、ロッド1の先端に掘削翼2が
あり、ロッドの途中には何段かにわたって撹拌翼3が設
けられている。ロッド上部をモータで回転駆動し、掘削
翼2で土中を垂直に掘り進んでいくとき、ロッドの先の
孔6から固化剤液を吐出する。吐出された固化剤は、回
転する撹拌翼により土と混ぜ合わされる。こうして固化
剤が硬化すると、地中に構造物の基礎となる強固なソイ
ルセメントコラム4が構築される。
【0003】ところで、土壌が粘土質の場合、土が団子
状になって撹拌翼といっしょに回転する傾向があり、固
化剤と土の均一な混合ができず、充分な強度が得られな
いことがある。
【0004】このような共回り現象を起こらなくするた
めに、静止翼5をロッドに回転自在に取り付けたものが
ある(特公昭58−29374)。静止翼は他の翼より
大径にできていて、掘進時に回転せずに静止しており、
これによって土の共回りを抑制するようになっている。
【0005】しかし、このものでも共回り防止の効果が
充分でなく、粘土の高い土壌では何度も装置を上げ下げ
するなどの操作が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ソイルセ
メントコラム構築用ドリルにおいて、もっと効果の高い
共回り防止手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のソイルセメン
トコラム構築用ドリルは、各撹拌翼が、隣のものと逆方
向に回ることを特徴とする。すなわち、中空軸の中に回
転自在に支持した駆動軸の下端に掘削翼を固定し、中空
軸に何段かにわたってリングを回転自在に支持し、各リ
ングに撹拌翼をそれぞれ設ける。駆動軸は途中にギア装
置があってそれらギア装置で連結されている。各ギア装
置は、それぞれが駆動軸に固定された、互いに対向する
上下一対の傘歯車とそれら両方の歯車と噛合し、該中空
軸に直角に回転自在に支持され水平軸に固定された傘歯
車からなる。この水平軸の外端に傘歯車を固定し、該リ
ングに歯を刻んでこの歯車と噛合させる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図2〜図4に基づいて説
明する。この発明のドリルは、ロッド10が2本の軸、
すなわち、中空軸11とその中に回転自在に支持された
駆動軸12からなっている。符号13は駆動軸の軸受で
ある。駆動軸12の下端に掘削翼15を固定する。ロッ
ド下部は4段にわたって撹拌翼16を有しており、各撹
拌翼は、中空軸11に回転自在に支持したリング17に
固定する。符号はリング18を支えているベアリングで
ある。
【0009】駆動軸は12、上から第1〜第5段部分1
2a〜12eに分割されており、各段の駆動軸は第1〜
第4ギア装置20a〜20dでそれぞれ連結されてい
る。各ギア装置20は、それぞれが駆動軸に固定され
た、互いに対向する上下一対の傘歯車21、22とそれ
ら両方の歯車の間にあって両歯車と噛合する複数の傘歯
車23からなる。傘歯車23は、中空軸11に回転自在
に支持された水平軸25の内端に固定されている。水平
軸25の外端にも傘歯車26を固定し、この歯車26
は、リング17の上面に刻まれた歯27と噛み合ってい
る。
【0010】駆動軸12の中心には、固化剤液を送るた
めの孔29が通っている。各段の駆動軸と駆動軸の間は
スイベル継手30を置き、これで孔を連続させる。符号
31は固化剤液の吐出口である。
【0011】このドリルは以上のように構成されてお
り、掘進時、駆動軸12aの上端をモータで上から見て
時計まわりに回転駆動する。すると、図3で分るよう
に、第1段ギア装置20aの上側の傘歯車21が時計ま
わりに回転し、これに噛合する傘歯車23は駆動軸側か
ら見ると、時計まわりに回る。傘歯車23に噛合する傘
歯車22およびこれと一体の第2段駆動軸12bは上か
ら見て反時計まわりに回る。
【0012】このように、第1段駆動軸12aが時計方
向に回ると、第2段12bは反時計方向に回り、同様に
して、第3段12cは時計方向、第4段12dは反時計
方向、第5段駆動軸12eは時計方向に回転する。こう
して、下まで動力が伝えられ、掘削翼15が時計まわり
に回転して土中を掘り進む。
【0013】第1段ギア装置20aの傘歯車23は駆動
軸側から見ると、時計まわりに回るわけであるが、これ
と水平軸25で繋がる傘歯車26も時計まわりに回り、
これに噛合するリング17、したがって第1段目の撹拌
翼16aは、反時計まわりに回転する。同様にして、第
2段撹拌翼16bは時計回り、第3段翼16cは反時計
まわり、第4段撹拌翼16dは時計回りに回転する。こ
のように交互に反対方向に回る一連の撹拌翼16a〜1
6dにより、掘削翼で掘り進んだ後の土は、吐出口31
から噴出する固化剤と均一に混ぜ合わされる。
【0014】
【発明の効果】請求項1のソイルセメントコラム構築用
ドリルは、ロッドの下端に掘削翼を設け、ロッドの途中
に何段かにわたって撹拌翼を設けたソイルセメントコラ
ム構築用ドリルにおいて、各撹拌翼が、隣のものと逆方
向に回ることを特徴とするものであり、土が撹拌翼とい
っしょに回る共回り現象が起こりにくく、固化剤液と土
とを均一に混ぜ合わすことが可能である。
【0015】請求項2のソイルセメントコラム構築用ド
リルは、中空軸の中に回転自在に支持した駆動軸の下端
に掘削翼を固定し、中空軸に何段かにわたってリングを
回転自在に支持し、各リングに撹拌翼をそれぞれ設け、
該駆動軸は途中にギア装置があってそれらギア装置で連
結されており、各ギア装置は、それぞれが駆動軸に固定
された、互いに対向する上下一対の傘歯車とそれら両方
の歯車と噛合し、該中空軸に直角に回転自在に支持され
水平軸に固定された傘歯車からなり、この水平軸の外端
に傘歯車を固定し、該リングに歯を刻んでこの歯車と噛
合させたものであり、簡単な構成ながら各撹拌翼を隣の
ものと逆方向に回して、土の共回りを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のセメントソイルコラム構築用度立の斜視
図である。
【図2】この発明によるドリルの要部立面図である。
【図3】ロッドの縦断面図である。
【図4】ロッドの水平断面図である。
【符号の説明】
10 ロッド 11 中空軸 12 駆動軸 15 掘削翼 16 撹拌翼 17 リング 20 ギア装置 21 傘歯車 22 傘歯車 23 傘歯車 25 水平軸 26 傘歯車 27 歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッド(10)の下端に掘削翼(15)
    を設け、ロッドの途中に何段かにわたって撹拌翼(1
    6)を設けたソイルセメントコラム構築用ドリルにおい
    て、各撹拌翼が、隣のものと逆方向に回ることを特徴と
    するソイルセメントコラム構築用ドリル。
  2. 【請求項2】中空軸(11)の中に回転自在に支持した
    駆動軸(12)の下端に掘削翼(15)を固定し、該中
    空軸に何段かにわたってリング(17)を回転自在に支
    持し、各リングに撹拌翼(16)をそれぞれ設け、該駆
    動軸は途中にギア装置(20)があってそれらギア装置
    で連結されており、各ギア装置は、それぞれが該駆動軸
    に固定された、互いに対向する上下一対の傘歯車(2
    1、22)とそれら両方の歯車と噛合し、該中空軸に直
    角に、かつ、回転自在に支持され水平軸(25)に固定
    された傘歯車(23)からなり、該水平軸の外端に傘歯
    車(26)を固定し、該リングに歯(27)を刻んでこ
    の歯車(26)と噛合させたソイルセメントコラム構築
    用ドリル。
JP11245795A 1995-04-12 1995-04-12 ソイルセメントコラム構築用のドリル Pending JPH08284148A (ja)

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JP11245795A JPH08284148A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 ソイルセメントコラム構築用のドリル

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JPH08284148A true JPH08284148A (ja) 1996-10-29

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JP11245795A Pending JPH08284148A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 ソイルセメントコラム構築用のドリル

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