JPH08283521A - 常温架橋型エマルジョン - Google Patents

常温架橋型エマルジョン

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JPH08283521A
JPH08283521A JP8238395A JP8238395A JPH08283521A JP H08283521 A JPH08283521 A JP H08283521A JP 8238395 A JP8238395 A JP 8238395A JP 8238395 A JP8238395 A JP 8238395A JP H08283521 A JPH08283521 A JP H08283521A
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JP
Japan
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emulsion
weight
monomers
monomer
meth
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JP8238395A
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English (en)
Inventor
Kouji Kinoshita
鴻二 木下
Nobuyuki Takahata
信之 高畑
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Nissin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissin Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 保存安定性が良好で、得られる塗膜の特性に
優れた、一液性の常温架橋型共重合体エマルジョンの提
供。 【構成】(イ)メタ−又はパラ−イソプロペニル−α,
α−ジメチルベンジルイソシアネート:0.01〜15重量
%、(ロ)活性水素を有するエチレン性不飽和単量体か
ら選択される1種又は2種以上の単量体: 0.1〜15重量
%、(ハ)上記(イ)及び(ロ)以外の1種又は2種以
上のエチレン性不飽和単量体:残部、からなる単量体混
合物を、ラジカル重合開始剤の存在下で乳化重合させて
得られる常温架橋型エマルジョン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温で架橋する特性を
有し、このエマルジョンを用いた塗料の耐水性、耐熱性
等を向上させ、また接着剤の特性を向上させる等の優れ
た効果を示す一液性常温架橋型エマルジョンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリマーエマルジョンは、塗料あるいは
接着剤等に広く使用されているが、それらの中で非架橋
タイプのものは耐水性、耐熱性等が劣る欠点を持ってい
る。上記問題を解決するために、従来より、N−メチロ
ール化合物、エポキシ化合物等の種々の架橋剤が使用さ
れている。しかし、一液性の常温架橋タイプのエマルジ
ョンとして各種用途に用い得るようにするためには、こ
れらの架橋基含有単量体を重合中に共重合させる必要が
あるが、この際これらの架橋基が一部架橋してしまった
り、得られたエマルジョンの保管中に粘度が高くなった
り、共重合体の最低造膜温度が上昇したりして、経時安
定性を極めて阻害する結果におちいっている。
【0003】また、イソシアネート基をもつ化合物も架
橋剤として使用されているが、架橋に至るまでのポット
ライフの調整が極めて難しかったり、エマルジョン重合
中には極めて不安定であったり、この点を改良したブロ
ックタイプのイソシアネートでは高温解離が必要であっ
たりして、一液タイプのエマルジョンとして満足なもの
はなかった。特開昭 59-227911号公報には、そのイソシ
アネート基の安定性が高められたメタ−又はパラ−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート
が提案されているが、これを共重合したエマルジョンの
架橋はヒドロキシル又はアミン官能性を有する化合物を
別添する方法で行われており、一液性常温架橋型エマル
ジョンにしようとする考えは見られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑
み、本発明は、エマルジョンの安定性に優れ、常温で架
橋させることができ、その硬化塗膜が優れた耐水性、耐
熱性及び機械的特性を示すような、一液性の常温架橋型
エマルジョンを提供しようとしてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、メタ−又はパラ−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート
を含む特定範囲の単量体を乳化重合させて得たエマルジ
ョンによれば課題解決の可能性があることを見出し、さ
らに単量体の種類、量について試験を行い本発明に至っ
た。すなわち、本発明は前記の課題を解決したものであ
り、これは、 (イ)メタ−又はパラ−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ ート 0.01〜15重量% (ロ)活性水素を有するエチレン性不飽和単量体から選択される1種又は2種以 上の単量体 0.1〜15重量% (ハ)上記(イ)及び(ロ)以外の1種又は2種以上のエチレン性不飽和単量体 残部 からなる単量体混合物〔(イ)〜(ハ)の合計 100重量
%〕を、ラジカル重合開始剤の存在下で乳化重合させて
得られる常温架橋型エマルジョン、を要旨とするもので
ある。
【0006】以下に本発明について詳しく説明する。本
発明の常温架橋型エマルジョンは前記のとおり(イ)〜
(ハ)成分の単量体を原料として使用する。(イ)成分
の単量体としては、メタ−イソプロペニル−α,α−ジ
メチルベンジルイソシアネート(m−TMIと略記)又
はパラ−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
ソシアネート(p−TMIと略記)が使用される。(両
者を総合してTMIと略記) TMIは1分子中にラジカル重合性のイソプロペニル基
と活性水素化合物と反応するイソシアネート基を併せも
つモノマーであるが、イソシアネート基が3級炭素に結
合しているため安定で、本発明の如く官能基を有する単
量体との共重合体エマルジョンも極めて安定である。従
って当該エマルジョンは長期の保存安定性を示すが、エ
マルジョンが乾燥状態に移行するにつれて共重合体中の
イソシアネート基と活性水素化合物とが反応し塗膜に優
れた耐水性、耐熱性及び機械的特性が付与されることが
判明した。
【0007】この単量体の使用量は単量体全量のうち0.
01〜15重量%とするが、好ましくは0.3〜12重量%であ
る。0.01重量%未満の場合には耐水性、耐熱性、機械的
特性等が劣り、15重量%を超える場合にはエマルジョン
重合中に一部架橋が進行したり、得られたエマルジョン
の保存安定性が著しく損なわれる。
【0008】(ロ)成分の活性水素を有するエチレン性
不飽和単量体としては、1分子中にエチレン性不飽和基
の他にカルボキシル基又はその無水物、ヒドロキシル
基、アミド基、アミノ基などの活性水素をもつ基を有す
るものが挙げられる。このような活性水素含有単量体と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等
のカルボキシル基又はその無水物含有単量体、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有単
量体、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド等のアミド基
含有単量体、t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート等のアミノ基含有単量体などが例示される。なお、
(メタ)アクリルはアクリルとメタクリルの総称であ
る。
【0009】活性水素を有するエチレン性不飽和単量体
は、これらの中から1種のみまたは2種以上を組み合わ
せて用いることができる。この単量体はエマルジョンが
乾燥して塗膜化するときTMIと反応する活性水素を導
入するために必要なもので、その使用量は単量体全量の
うち 0.1〜15重量%とするが、好ましくは1〜13重量%
である。 0.1重量%未満の場合には耐水性、耐熱性、機
械的特性等が劣り、15重量%を超える場合にはエマルジ
ョン重合中に一部架橋が進行したり、得られたエマルジ
ョンの保存安定性が著しく損なわれる。
【0010】(ハ)成分は(イ)及び(ロ)成分以外の
エチレン性不飽和単量体であり、共重合体の骨格を形成
し上記(イ)、(ロ)成分だけでは発現できない物性、
塗膜特性を付与する。このような単量体としては、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
ト、アクリロニトリル、スチレン、スチレン誘導体、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジビニルベンゼン、ア
リル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、グリシジルアリルエーテル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチ
レン、ブタジエンなどが例示される。
【0011】乳化共重合により得られる共重合体のガラ
ス転移温度は、そのエマルジョンの用途に応じ、これら
の単量体の組み合わせを適宜選択することにより変える
ことができる。なお、本明細書中のガラス転移温度は次
の式により求めた。 1/Tg=Σ(Wi/Tgi) Tg:共重合体のガラス転移温度(絶対温度表示) Tgi:単量体成分(i)の単独重合体のガラス転移温
度(絶対温度表示) Wi:共重合体中の成分(i)の重量分率
【0012】本発明で使用する、エマルジョンを製造す
るための界面活性剤としては、アルキル又はアルキルア
リル硫酸塩、アルキル又はアルキルアリルスルホン酸
塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等のアニオン性界面活
性剤、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ア
ルキルベンジルアンモニウムクロライド等のカチオン性
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンカルボン酸エステル等のノニオン性界面活性
剤及び分子中にビニル基を持つ各イオン性の反応性界面
活性剤などが例示される。界面活性剤の使用量はエマル
ジョンに対して要求される性質に応じて変わり得るが、
一般に重合安定性を向上させる目的やエマルジョンの機
械的、化学的安定性を良好にする目的には界面活性剤の
使用量が多いことが望ましく、乾燥皮膜の耐水性を向上
させるためには逆に使用量が少ない方が望ましく、通常
は単量体の合計量 100重量部に対して1〜10重量部程度
の範囲から目的に応じて使用量が決められる。
【0013】本発明で使用する、エマルジョンを製造す
るためのラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素水、
t−ブチルハイドロパーオキシド、アゾビスアミジノプ
ロパンの塩酸塩等の水溶性タイプ、ベンゾイルパーオキ
シド、キュメンハイドロパーオキシド、ジブチルパーオ
キシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ク
ミルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオキシオ
クトエート、アゾビスイソブチロニトリル等の油溶性タ
イプなどが例示される。さらに必要に応じ、N,N−ジ
メチルアニリン、酸性亜硫酸ナトリウム、ロンガリッ
ト、アスコルビン酸等の還元剤を併用したレドックス系
も使用することができる。重合開始剤の使用量は全単量
体に対して通常はその0.01〜5重量%とすればよいが、
より好ましくは0.05〜2重量%である。
【0014】本発明のエマルジョンを製造するには、ま
ず上記した各種単量体を混合し、これに界面活性剤を加
え、さらに重合開始剤等を組み合せて水系で重合させれ
ばよい。この場合一括して仕込み重合する方法、各成分
を連続供給しながら重合する方法などが適用できる。重
合は通常10〜90℃の温度で攪拌下に行われる。なお、重
合の開始時あるいは終了後に塩基性物質を加えてpHを調
整することにより、エマルジョンの重合安定性、凍結安
定性、機械的安定性、化学的安定性等を向上させること
ができる。この場合、得られるエマルジョンのpHが6以
上となるように調整することが好ましく、塩基性物質と
しては、アンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、エタノールアミン、トリエタノール
アミン、ジメチルエタノールアミン、苛性ソーダ、苛性
カリ等を使用することができる。
【0015】
【実施例】本発明を実施例及び比較例に基づき具体的に
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。なお、例中の部及び%はそれぞれ重量部と重量%を
示す。また、実施例1〜5、比較例1〜3における各特
性の測定は下記のようにして行った。 a.MFT(最低造膜温度) 熱板の一方の端を高温に他方の端を低温に調整できる温
度勾配熱板型最低造膜温度測定器を用い、熱板が熱的平
衡に達したならば、高温側から低温側へ、アプリケータ
ーを用いて熱板上の厚さ35μmのアルミ箔上にエマルジ
ョンを膜厚が 100〜 200μmになるようにすばやく塗布
する。クラックの無い連続した均一な塗膜が形成される
最低の温度を読みとる。 b.MFT(最低造膜温度)の経時変化 エマルジョンを密閉容器中に入れ、50℃の雰囲気下に30
日間放置した後、室温まで冷却し、そのエマルジョンを
用いてaに記した方法でMFTを測定する。30日後のM
FTが初期MFTより上昇していなければエマルジョン
中では経時的架橋が起こっていないことを示している。
【0016】c.耐水性 ガラス板上にエマルジョンを膜厚が約25μmになるよう
に塗布した後、室温で24時間乾燥して試験片とした。得
られた試験片を80℃の温水中に8時間浸漬した後取り出
し、塗膜の白化状態を目視で観察する。 評価結果 〇:白化なし、△:少し白化、×:白化著し
い d.耐熱性 ガラス板上にエマルジョンを膜厚が約70μmになるよう
に塗布した後、室温で24時間乾燥して試験片とした。得
られた試験片上に上質紙をのせ25g/cm2 の荷重をかけ50
℃の雰囲気下に24時間放置した後、荷重を除いて上質紙
を剥した時の紙への塗膜の付着状態を目視で観察する。 評価結果 〇:付着なし、△:少し付着、×:付着著し
【0017】実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計、窒素ガス導入口および
原料滴下口を備えた重合容器に脱イオン水81.5部、ラウ
リル硫酸ナトリウム 2.6部、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル2部を仕込み、攪拌しながら70℃に昇
温して溶解した後、窒素置換した。これに、硫酸第1鉄
の1%水溶液3部を添加し、さらにアスコルビン酸の1
%水溶液10部を添加と同時にメチルメタクリレート34
部、エチルアクリレート60部、アクリル酸2部、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート2部、m−TMI2部の混
合物及び0.25%過酸化水素水10部を攪拌下に3時間を要
して均一に滴下させ、さらに攪拌下に70℃で2時間保持
してから冷却し、25%アンモニア水 0.1部で中和した。
得られたエマルジョンの固形分濃度は48.9%、粘度は70
0cP であった。得られたエマルジョンについて初期及び
30日後の最低造膜温度、耐水性、耐熱性を測定したとこ
ろ、結果は表1に示すとおりであった。
【0018】実施例2〜5、比較例1〜3 実施例1と同様にして表1に示される単量体の種類、量
で重合してエマルジョンを製造した。得られたエマルジ
ョンの特性についても同様にして評価し結果を表1に示
した。
【0019】
【表1】
【0020】また、実施例6〜9、比較例4〜6におけ
る各特性の測定は下記のようにして行った。 e.接着力 得られたエマルジョンを厚さ25μmのPETフィルム表
面にアプリケーターを用いて乾燥皮膜の厚みが20g/m2
なるように塗布したのち、室温で24時間乾燥して試験片
とした。25mm幅の短冊状に切断した試験片と#280 の耐
水研磨紙で研磨したSUS板を23℃で重ね合せ、2kgの
ゴムローラーを 300mm/分の速度で1往復して圧着し貼
り合せる。20分間放置後 300mm/分の速度で接着面を 1
80度剥離するときの力を測定する。 f.ボールタック 前記試験片について、J.Dow法により、助走距離10
cm、角度30度、測定温度23℃の条件で測定する。 g.保持力 25mm幅の短冊状に切断した試験片と#280 の耐水研磨紙
で研磨したSUS板を貼り合せ面積25mm×25mmになるよ
うに重ね合せ、2kgのゴムローラーを 300mm/分の速度
で1往復して圧着して貼り合せる。20分間放置後40℃の
雰囲気で試験片の片端に1kgの荷重をかけ接着面が剪断
剥離するまでの時間を測定する。
【0021】実施例6 攪拌機、コンデンサー、温度計、窒素ガス導入口及び原
料滴下口を備えた重合容器に脱イオン水81.5部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム 2.6部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル2部を仕込み、攪拌しながら70℃に昇温
して溶解したのち窒素置換した。これに、硫酸第1鉄の
1%水溶液3部を添加し、さらにアスコルビン酸の1%
水溶液10部を添加と同時にブチルアクリレート94.7部、
スチレン3部、アクリル酸1部、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート1部、m−TMI0.3部の混合物及び0.2
5%過酸化水素水10部を攪拌下に3時間を要して均一に
滴下させ、さらに攪拌下に70℃で2時間保持してから冷
却し、25%アンモニア水 0.1部で中和した。得られたエ
マルジョンの固形分濃度は48.7%、粘度は530cP であっ
た。得られたエマルジョンについて接着力、ボールタッ
ク、保持力を測定したところ、結果は表2に示すとおり
であった。
【0022】実施例7〜9、比較例4〜6 実施例6と同様にして表2に示される単量体の種類、量
で重合してエマルジョンを製造した。得られたエマルジ
ョンの特性についても同様にして評価し結果を表2に示
した。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明により、一液性でありながらエマ
ルジョンの保存安定性に優れ、常温乾燥でも架橋させる
ことができ、その硬化塗膜に優れた耐水性、耐熱性及び
機械的特性を付与することのできる架橋型エマルジョン
が提供された。この特性により、本発明のエマルジョン
は塗料、粘着剤、接着剤等に好適であり、実用的に極め
て有利である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)メタ−又はパラ−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネ ート 0.01〜15重量% (ロ)活性水素を有するエチレン性不飽和単量体から選択される1種又は2種以 上の単量体 0.1〜15重量% (ハ)上記(イ)及び(ロ)以外の1種又は2種以上のエチレン性不飽和単量体 残部 からなる単量体混合物〔(イ)〜(ハ)の合計 100重量
    %〕を、ラジカル重合開始剤の存在下で乳化重合させて
    得られる常温架橋型エマルジョン。
JP8238395A 1995-04-07 1995-04-07 常温架橋型エマルジョン Pending JPH08283521A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6037014A (en) * 1997-11-06 2000-03-14 The Edgington Co. Coating composition
JP2008201915A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Toyo Ink Mfg Co Ltd 弾性塗料用水性樹脂分散体とその製造方法、および水性弾性建築塗料

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