JPH08283217A - 4,5−ジハロアニリン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

4,5−ジハロアニリン誘導体およびその製造方法

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JPH08283217A
JPH08283217A JP7089036A JP8903695A JPH08283217A JP H08283217 A JPH08283217 A JP H08283217A JP 7089036 A JP7089036 A JP 7089036A JP 8903695 A JP8903695 A JP 8903695A JP H08283217 A JPH08283217 A JP H08283217A
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喜久雄 安宅
Yasuhiro Yoneda
康洋 米田
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の製造方法に比べると、高収率でキノリン
類を得ることができる製造方法に用いる3−フルオロ−
4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドアセタ−ル
類、3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアル
デヒドおよびそれら製造方法を提供する。 【構成】3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズ
アルデヒド、3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベ
ンズアルデヒドアセタ−ル類およびそれらの製造方法に
係わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4,5−ジハロ−アニ
リン誘導体及びその製造方法、更に詳しくはは3−フル
オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド、3−
フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドア
セタ−ル類およびそれらの製法に関する。前述の3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド、3
−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド
アセタ−ル類は、例えばWO94/19345号公報に
記載されたような抗アレルギ−剤を合成する際に中間体
として有用である。
【0002】本発明の目的化合物の1つである3−フル
オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドアセタ
−ル類は、例えば、参考例に記載された方法に準じてp
−トルエンスルホン酸の存在下、ピルビン酸アルキルエ
ステルと反応させて縮合を行うことにより6−フルオロ
−7−クロロキノリン−2−カルボン酸エステルに誘導
され、更に水素化ホウ素ナトリウムと反応させて、6−
フルオロ−7−クロロ−2−キナルジンメタノ−ルに誘
導でき、
【0003】WO94/19345号公報に記載された
方法に準じて、抗アレルギ−活性を持つキノリン誘導体
を得ることができる。
【0004】本発明の目的化合物の1つである3−フル
オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドは、例
えば、参考例に記載された方法に準じて酢酸の存在下、
ピルビン酸アルキルエステルと反応させて縮合を行うこ
とにより6−フルオロ−7−クロロキノリン−2−カル
ボン酸エステルに誘導され、更に水素化ホウ素ナトリウ
ムと反応させて、6−フルオロ−7−クロロ−2−キナ
ルジンメタノ−ルに誘導でき、WO94/19345号
公報に記載された方法に準じて、抗アレルギ−活性を持
つキノリン誘導体を得ることができる。
【0005】
【従来技術】一般にキノリン環の形成方法としては、以
下に示すような方法がある。 .ケミカル レビュ−ス(Chemical Rev
iews、第35巻、153頁、1944年)には、ア
ニリン類と不飽和アルデヒド類とを反応させるDoeb
ner−Miller反応が記載されている。WO94
/19345号公報記載の製造方法も本方法である。し
かし、この方法はベンゼン環に置換基がある場合、環化
の方向が2通りあるため選択性が悪く、また酸化反応を
伴うので還元化合物の副生が否めなく通常収率が極めて
低いという点で問題があった。 .オルガニック リアクションズ(Organic
reactions,第7巻、80頁、1953年)に
は、アニリン類とグリセリン類とを反応させるSkra
up反応が記載されている。しかし、この方法は収率が
極めて低いという点で問題があった。
【0006】.ヘテロサイクリック コンパウンズ
ス、(R.C,Elderfield編、Hetero
cyclic Compounds、第4巻、47頁、
1952年)には、イサチン類とケトン類とを反応させ
るPfitzinger反応が記載されている。しか
し、この方法は4位が無置換のキノリン化合物に適用す
るには、4位のカルボキシル基を脱炭酸させる必要があ
り、2位、4位にカルボキシル基を持つキノリン化合物
に適用するには、4位のカルボキシル基のみを選択的に
脱炭酸させることが困難であるという点で問題があっ
た。 .ヘテロサイクリック コンパウンズス(R.C.E
lderfield編、Heterocyclic C
ompounds、第4巻、60頁、1952年)に
は、2−アシルアミノアセトフェノン類を環化させるC
amp反応が記載されている。しかし、この方法は、キ
ノリン環の4位にヒドロキシル基が残留し、4位無置換
キノリン類の製法としては採用できない。
【0007】.ヘテロサイクリック コンパウンズス
(R.C.Elderfield編、Heterocy
clic Compounds、第5巻、331頁、1
957年)には、アントラニル酸類とケトン類とを反応
させるNiementowski反応が記載されてい
る。しかし、この方法は、キノリン環の4位にヒドロキ
シル基が残留し、4位無置換キノリン類の製法としては
採用できない。従って、公知の〜のいずれもが、4
位に置換基を持たず、2位に官能基を持つキノリン類を
製造する場合の工業的製法としては不満があった。
【0008】本発明者らは、前記公知の製法における問
題点を解決すべく、例えばオルガニック リアクション
ズ(Organic reactions,第28巻、
37頁、1982年)に記載されているo−アミノベン
ズアルデヒド類とケトン類とを反応させてキノリン環を
形成させるFriedlander反応(Friedl
ander中のaはaウムラウトを表す。以下同様であ
る。)を用いることにより、特定の位置に塩素、フッ素
を有するキノリン環を効率よく形成させることができる
のではないかと着想し、Friedlander反応に
用いる前駆体について鋭意検討した。
【0009】その検討過程において、同一分子内に、ニ
トロ基、ハロゲン原子およびアルデヒド基またはアセタ
−ル基のような、接触還元反応に反応し易い官能基を有
する芳香族化合物のニトロ基のみを還元する反応が、キ
ノリン環形成反応にFriedlander反応を用い
るために必要になった。
【0010】従来のニトロ基とアルデヒド基を有する化
合物の接触水素還元によりアミノアルデヒド得る方法は
少ないながらも報告されており、また芳香族ニトロアル
デヒドの選択的還元には以下のような方法がある。
【0011】.ジャ−ナル オブ メディシナル ケ
ミストリ−(Journal ofMedicinal
Chemistry、第29巻、2354頁、198
6年)には、無置換芳香族ニトロアルデヒドの塩化スズ
により還元する方法が記載されている。しかし、この方
法は、触媒反応ではなく量論反応であり、使用触媒はス
ズ触媒である点で本発明の製法とは異なり、また反応に
使用化合物の濃度が低く、収率も低い点で問題があっ
た。 .ジャ−ナル オブ ヘテロサイクリック ケミスト
リ−(Journalof Heterocyclic
Chemistry、第29巻、1859頁、199
2年)には、フッ素原子、塩素原子で置換されている芳
香族ニトロアルデヒドのナトリウムジチオナイトにより
還元する方法が記載されている。しかし、この方法は、
触媒反応ではなく量論反応である点で本発明の製法とは
異なり、また反応に使用化合物の濃度が極めて低く、収
率も極めて低い点で問題があった。
【0012】.ジャ−ナル オブ メディシナル ケ
ミストリ−(Journal ofMedicinal
Chemistry、第30巻、1774頁、198
7年)には、無置換芳香族ニトロアルデヒドの硫酸鉄に
より還元する方法が記載されている。しかし、この方法
は、触媒反応ではなく量論反応であり、使用触媒は鉄触
媒である点で本発明の製法とは異なり、また反応に使用
化合物の濃度が低く、収率も低い点で問題があった。 .ケミストリ− レタ−ズ(Chemistry L
etters、361頁、1988年)には、無置換芳
香族ニトロアルデヒドのFe3 (OAc)6 (Py)6
により還元する方法が記載されている。しかし、この方
法は、触媒反応ではなく量論反応であり、使用触媒は鉄
触媒である点で本発明の製法とは異なり、また反応に使
用化合物の濃度が低く、収率も低い点で問題があった。
【0013】. 特開昭62−238250号公報に
は、無置換芳香族ニトロアルデヒドを、シアナミドまた
はジシアンジアミドなどで被毒したラネ−ニッケルによ
り還元する方法が記載されている。しかし、この方法
は、ハロゲン置換の芳香族ニトロアルデヒドについて
は、収率が記載されてなく、またアルデヒドとニトロ基
がメタ位、パラ位の位置関係にある芳香族ニトロアルデ
ヒドは記載されているが、オルトの位置関係にある化合
物は記載されてない。 .特開平2−72159号公報には、ハロゲン置換芳
香族ニトロアセタ−ルを、触媒としてラネ−ニッケルな
どの存在下、接触還元させてハロゲン置換芳香族アミノ
アセタ−ルを生成させる反応が記載されている。しか
し、この公報の明細書には、アセタ−ル基とニトロ基と
の芳香族環上の位置関係が、パラ位にある化合物のみ記
載されており、オルト位およびメタ位の位置関係にある
化合物の記載はない。また、この公報の明細書には、触
媒としてニッケル、白金、パラジウム、ロジウム、ルテ
ニウムおよびレニウムが記載されているが、実施例はラ
ネ−ニッケルのみが記載されているにすぎない。本発明
者らは、本願化合物を、炭素を担体とするパラジウム、
ルテニウム触媒の存在下、接触還元させたが、3,4−
ジハロ−6−アミノベンズアルデヒド又は3,4−ジハ
ロ−6−アミノベンズアルデヒドアセタ−ル類はほとん
ど得られないか、低収率であった。
【0014】.ジャ−ナル オブ アメリカン ケミ
カル ソサイティ−(Journal of Amer
ican Chemical Society、第87
巻、2767頁、1965年)には、ジハロゲン化ニト
ロベンゼンを白金硫黄炭素によるにより還元する方法が
記載されている。しかし、この方法は、ハロゲン含有芳
香族ニトロ化合物にのみ適用されており、化合物の分子
内に容易に還元されるアルデヒド基もしくはアセタ−ル
基を、ハロゲン原子とニトロ基を同時に持つ化合物には
言及されていない。
【0015】従って、公知の製法〜のいずれもが、
本発明の製法のような4,5−ジハロアニリン誘導体を
得る工業的方法としては不満があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】本発明者らは、前記公知のキノリン環の製
法における問題点を解決すべく、前記のFriedla
nder反応を用いることにより、特定の位置に塩素、
フッ素を有するキノリン環を効率よく形成させることが
できるのではないかと着想し、Friedlander
反応に用いる前駆体について鋭意検討した結果、3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドアセ
タ−ル類から出発する場合、3−フルオロ−4−クロロ
−6−アミノベンズアルデヒドアセタ−ル類を経由する
ことによりキノリン環を高収率で得ることができること
を見出した。また、3−フルオロ−4−クロロ−6−ア
ミノベンズアルデヒドアセタ−ル類を含む3、4−ジク
ロロ−6−アミノベンズアルデヒドアセタ−ル類を高収
率で得ることができる製造方法も見出した。
【0018】本発明は、キノリン環の特定の位置に塩
素、フッ素を有するキノリン環合成を、選択性に優れた
Friedlander反応を用いて行うための前駆体
およびそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0019】本発明の第1の発明は、式(I)
【0020】
【化5】
【0021】で表される3−フルオロ−4−クロロ−6
−アミノベンズアルデヒドに関し、本発明の第2の発明
は、一般式(1)
【0022】
【化6】
【0023】(式中、R1 、R2 は互いに結合していて
もよい炭素原子数1〜4のアルキル基を示す。)で表さ
れる3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアル
デヒドアセタ−ル類に関し、
【0024】本発明の第3の発明は、一般式(2)
【0025】
【化7】
【0026】〔式中、Yはホルミル基、−CH(O
1 )(OR2 )で示されるアセタ−ル基を示し
(R1 、R2 は前記と同じ意味を示す。)、X1 、X2
は互いに独立してハロゲン原子を示す。〕で表される
4,5−ジハロニトロベンゼン誘導体を、白金含有触媒
またはルテニウム含有触媒で、有機溶媒中、加圧下、接
触水素還元することを特徴とする4,5−ジハロアニリ
ン誘導体の製造方法に関し、
【0027】本発明の第4の発明は、4,5−ジハロニ
トロベンゼン誘導体が3−フルオロ−4−クロロ−6−
ニトロベンズアルデヒドである請求項1に記載の3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドの製
造方法に関し、
【0028】本発明の第5の発明は、4,5−ジハロニ
トロベンゼン誘導体が、一般式(3)
【0029】
【化8】
【0030】(式中、R1 、R2 は前記と同じ意味を示
す。)で表される3−フルオロ−4−クロロ−6−ニト
ロベンズアルデヒドアセタ−ル類である特許請求の範囲
第2項に記載の3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノ
ベンズアルデヒドアセタ−ル類の製造方法に関し、
【0031】本発明の第6の発明は、触媒が、白金硫黄
炭素である請求項3に記載の製造方法に関し、
【0032】本発明の第7の発明は、触媒が、ルテニウ
ム−アルミナ触媒である請求項3に記載の製造方法に関
し、
【0033】本発明の第8の発明は、有機溶媒が酢酸の
炭素原子数1〜4のアルキルエステルである請求項3、
請求項4、請求項5、請求項6、請求項7に記載の製造
方法に関し、
【0034】本発明の第9の発明は、反応系に合成ゼオ
ライトを添加する、請求項3、請求項4、請求項5、請
求項6、請求項7、請求項8に記載の製造方法に関す
る。
【0035】本発明の目的化合物である4,5−ジハロ
アニリン誘導体の一つは、式(I)で表される3−フル
オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド〔以下
化合物(1)ともいう〕である。
【0036】本発明の目的化合物である4,5−ジハロ
アニリン誘導体のもう一つは、一般式(1)で表される
3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒ
ドアセタ−ル類〔以下化合物(2)ともいう〕におけ
る、R1 、R2 は互いに結合していてもよい炭素原子数
1〜4のアルキル基を示し、互いに結合していない場合
には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基(異性
体を含む)、ブチル基(異性体を含む)のようなアルキ
ル基を挙げることができ、特にメチル基、エチル基が好
ましく、互いに結合してしている場合には、R1 、R2
は一緒になって、例えばエチレン基、トリメチレン基、
テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン
基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基のようなポリ
メチレン基を構成することができ、特にエチレン基を構
成することが好ましい。
【0037】本発明の目的化合物である4,5−ジハロ
アニリン誘導体のもう一つの目的化合物である、一般式
(1)で表される3−フルオロ−4−クロロ−6−アミ
ノベンズアルデヒドアセタ−ル類の化合物としては、例
えば3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアル
デヒドジメチルアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ
−6−アミノベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、3
−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド
ジプロピルアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ−6
−アミノベンズアルデヒドジブチルアセタ−ル、3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチ
レンアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ−6−アミ
ノベンズアルデヒドトリメチレンアセタ−ル、2−(3
−フルオロ−4−クロロ−6−アミノフェニル)−4−
メチル−1,3−ジオキソラン(異性体を含む)、2−
(3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノフェニル)−
4,4−ジメチル−1,3−ジオキシソラン、2−(3
−フルオロ−4−クロロ−6−アミノフェニル)−4,
5−ジメチル−1,3−ジオキシソラン(異性体を含
む)、を挙げることができ、3−フルオロ−4−クロロ
−6−アミノベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3
−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド
ジエチルアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ−6−
アミノベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル、が好まし
い。
【0038】前記の4,5−ジハロアニリン誘導体は、
例えば反応式(1)
【0039】
【化9】
【0040】で表される反応により製造される。反応式
(1)で表される反応は、一般式(2)で表される4,
5−ジハロニトロベンゼン誘導体を、白金含有触媒また
はルテニウム含有触媒で、有機溶媒中、加圧下、接触水
素還元させることにより4,5−ジハロアニリン誘導体
を生成させる反応である。
【0041】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体の表すYは、アルデヒド基または−C
H(OR1 )(OR2 )で示されるアセタ−ル基を示
し、該アセタ−ル基の示すR1、R2 は前記のR1 、R
2 を示す。
【0042】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体の表すX1 、X2 は、互いに独立して
ハロゲン原子を示し、ハロゲン原子としては、例えばフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を挙げるこ
とができ、フッ素原子、塩素原子が好ましい。
【0043】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体としては、Yがアルデヒド基を示す場
合には、前記のX1 、X2 を持つ化合物であり、例えば
3,4−ジフルオロ−6−ニトロベンズアルデヒド、
3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアルデヒド、3,
4−ジブロモ−6−ニトロベンズアルデヒド、3−フル
オロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド、3−
クロロ−4−フルオロ−6−ニトロベンズアルデヒド、
3−フルオロ−4−ブロモ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドなどの3,4−ジハロニトロベンズアルデヒドを挙げ
ることができ、3,4−ジフルオロ−6−ニトロベンズ
アルデヒド、3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアル
デヒド、3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズ
アルデヒド、3−クロロ−4−フルオロ−6−ニトロベ
ンズアルデヒドが好ましく、3,4−ジクロロ−6−ニ
トロベンズアルデヒド、3−フルオロ−4−クロロ−6
−ニトロベンズアルデヒドがさらに好ましい。
【0044】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体は、Yがアルデヒド基を示す場合に
は、例えば、参考例に記載された方法に準じて、3−フ
ルオロ−4−クロロベンズアルデヒドと濃硫酸および発
煙硝酸よりなる混酸とを反応させて3−フルオロ−4−
クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドに誘導することが
できる。
【0045】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体としては、Yが−CH(OR1 )(O
2)で示されるアセタ−ル基を示す場合、前記の
1 、R2 、X1 、X2 を持つ化合物であり、例えば
3,4−ジフルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドジメ
チルアセタ−ル、3,4−ジフルオロ−6−ニトロベン
ズアルデヒドジエチルアセタ−ル、3,4−ジフルオロ
−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル、
3,4−ジフルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドジト
リメチレンアセタ−ル、3,4−ジクロロ−6−ニトロ
ベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3,4−ジクロ
ロ−6−ニトロベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、
3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレ
ンアセタ−ル、3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズア
ルデヒドトリメチレンアセタ−ル、3−フルオロ−4−
クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドジメチルアセタ−
ル、3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドジエチルアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ
−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル、3
−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド
トリメチレンアセタ−ル、3−フルオロ−4−ブロモ−
6−ニトロベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3−
フルオロ−4−ブロモ−6−ニトロベンズアルデヒドジ
エチルアセタ−ル、3−フルオロ−4−ブロモ−6−ニ
トロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル、3−フルオ
ロ−4−ブロモ−6−ニトロベンズアルデヒドトリメチ
レンアセタ−ル、3−クロロ−4−フルオロ−6−ニト
ロベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3−クロロ−
4−フルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドジエチルア
セタ−ル、3−クロロ−4−フルオロ−6−ニトロベン
ズアルデヒドエチレンアセタ−ル、3−フルオロ−4−
ブロモ−6−ニトロベンズアルデヒドトリメチレンアセ
タ−ル、2−(3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノ
フェニル)−4−メチル−1,3−ジオキソラン(異性
体を含む)、2−(3−フルオロ−4−クロロ−6−ア
ミノフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ジオキシ
ソラン、2−(3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノ
フェニル)−4,5−ジメチル−1,3−ジオキシソラ
ン(異性体を含む)、などの3,4−ジハロ−6−ニト
ロベンズアルデヒドアセタ−ル類を挙げることができ、
【0046】3,4−ジフルオロ−6−ニトロベンズア
ルデヒドジメチルアセタ−ル、3,4−ジフルオロ−6
−ニトロベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、3,4
−ジフルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンア
セタ−ル、3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアルデ
ヒドジメチルアセタ−ル、3,4−ジクロロ−6−ニト
ロベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、3,4−ジク
ロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−
ル、3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアルデヒドト
リメチレンアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ−6
−ニトロベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドジエ
チルアセタ−ル、3−クロロ−4−フルオロ−6−ニト
ロベンズアルデヒドジメチルアセタ−ル、3−クロロ−
4−フルオロ−6−ニトロベンズアルデヒドジエチルア
セタ−ル、3−クロロ−4−フルオロ−6−ニトロベン
ズアルデヒドエチレンアセタ−ルが好ましく、
【0047】3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドジメチルアセタ−ル、3,4−ジクロロ−6−ニ
トロベンズアルデヒドジエチルアセタ−ル、3,4−ジ
クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−
ル、3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドジメチルアセタ−ル、3−フルオロ−4−クロロ
−6−ニトロベンズアルデヒドジエチルアセタ−ルがさ
らに好ましい。
【0048】本発明の製法において原料化合物として使
用される、一般式(2)で表される4,5−ジハロニト
ロベンゼン誘導体は、Yが−CH(OR1 )(OR2
で示されるアセタ−ル基を示す場合には、例えば、参考
例に記載された方法に準じて、前記の3−フルオロ−4
−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドと脂肪族アルコ
−ル、脂肪族ジオ−ルまたはトリアルキルオルソ酸エス
テルとを、酸触媒の存在下、反応させることにより3−
フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドア
ルキレンアセタ−ル又は3−フルオロ−4−クロロ−6
−ニトロベンズアルデヒドジアルキレンアセタ−ルに誘
導できる。
【0049】本発明の製法において使用される触媒とし
ては、通常白金またはルテニウムを含有する触媒が好ま
しく用いられる。白金を含有する触媒としては、白金硫
黄触媒(Platinum on sulfied c
arbon)が好ましく、ルテニウムを含有する触媒と
しては、ルテニウム−アルミナ触媒が好ましい。なお、
白金硫黄触媒、ルテニウム−アルミナ触媒は、試薬とし
て販売されており、入手は容易である。
【0050】前記白金またはルテニウム含有触媒におけ
る、白金またはルテニウム金属の担持量は、通常担体に
対して0.1〜20重量%の割合になる量であり、1〜
10重量%の割合になる量が好ましい。触媒としての使
用量は、通常、前記4,5−ジハロニトロベンゼン誘導
体に対して1〜100重量%の割合になる量であり、2
〜80重量%になる量が好ましい。
【0051】本発明の製法における水素圧は、通常1〜
50気圧の範囲で用いられ、圧力が高いほど反応速度も
速い傾向にあるが、工業的には1〜30気圧の範囲で十
分な反応速度が得られる。本発明の製法における反応温
度は、使用する4,5−ジハロニトロベンゼン誘導体に
よって異なるが、通常0〜150℃の範囲であり、10
〜100℃の範囲が好ましい。
【0052】本発明の製法において用いられる有機溶媒
としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸s
ec−ブチルのような、酢酸の炭素原子数1〜4の直鎖
又は分枝状のアルキル基とのエステルが好ましく、酢酸
エチルが好ましい。本発明の製法において用いられる有
機溶媒の使用量は、4,5−ジハロニトロベンゼン誘導
体に対して、通常等量〜50倍量(容量/重量)の割合
になる量であり、2〜20倍量(容量/重量)の割合に
なる量が好ましい。
【0053】本発明の製法において用いられる有機溶媒
として、従来接触還元反応によく使用されるアルコ−ル
系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、エ−テル系溶媒を用い
た場合、本反応は進行するが、選択性が極めて悪く、多
くの副生物が生じる。
【0054】本発明の製法において、脱水剤としてモレ
キュラ−シ−ブス(合成ゼオライト)を反応系に添加す
ることにより、副生物の生成を抑制することができる。
本発明の製法におけるモレキュラ−シ−ブスの添加量
は、4,5−ジハロニトロベンゼン誘導体1gに対し
て、通常0.1〜3gの割合になる量でよい。モレキュ
ラ−シ−ブスの使用する規格としては、4A,3Aなど
が使用可能であり、使用する形態としては、粉末でも粒
状でも使用可能であるが、攪拌操作上、粉末のモレキュ
ラ−シ−ブスであることが好ましい。
【0055】本発明の製法における反応時間は、使用す
る水素圧、反応温度によって大きく異なるが、通常1〜
50時間で行われる。
【0056】本発明の製法において、生成した4,5−
ジハロアニリン誘導体を含む反応混合液から該化合物を
得る方法は、通常の抽出操作、洗浄操作、分離操作を組
み合わせて行えばよく、例えば、反応混合液に有機溶媒
を添加して溶媒抽出を行い、さらに希アルカリ水溶液で
洗浄した後に、減圧濃縮を行って粗精製物を得て、この
粗精製物を通常の、蒸留、再結晶等の操作により生成物
を得ることが好ましい。
【0057】
【発明の効果】本発明の目的化合物である、3−フルオ
ロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド、3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドアセ
タ−ル類を用いれば、従来の製造方法に比べると、高収
率でキノリン類を得ることができる製造方法を用いるこ
とができる。本発明の製法を用いれば、4,5−ジハロ
ニトロベンゼン誘導体より4,5−ジハロアニリン誘導
体を、選択性よく、高収率で得ることができる。
【0058】
【実施例】以下に実施例および参考例を示す。
【0059】実施例1 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル4.0g(16.2ミリモル)を
酢酸エチル40ミリリットルに溶解し、得られた酢酸エ
チル溶液に5%ルテニウム−アルミナ0.8gと粉末モ
レキュラ−シ−ブス4A 5.0gとを加え、20気圧
の水素雰囲気下で、80℃に保ちながら5時間加熱攪拌
して反応させた。得られた反応溶液を濾過し、減圧濃縮
し、得られた残渣をカラムクロマトグム(アルミナ、活
性度 1;溶離液;n−ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)に付して、3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノ
ベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル2.97g(1
3.6ミリモル)を得た(3−フルオロ−4−クロロ−
6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル基準の
収率=84%)。HPLCで定量分析すると反応収率は
95%であった。 融点:55.5〜56.5℃1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=4.00−4.11(6H,m,O−C
2 CH2 −O、NH2 ) 5.78(1H,s,O−CH−O) 6.69(1H,d,J=6.69Hz,Ar−H) 7.14(1H,d,J=9.15Hz,Ar−H)
【0060】実施例2 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル3.0g(12.1ミリモル)を
酢酸エチル30ミリリットルに溶解し、得られた酢酸エ
チル溶液に5%ルテニウム−アルミナ0.8gを加え、
20気圧の水素雰囲気下で、80℃に保ちながらで5時
間加熱攪拌して反応させた。得られた反応溶液1を濾過
し、生成した3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベ
ンズアルデヒドエチレンアセタ−ルを分離していない濾
液を、60℃に加熱したp−トルエンスルホン酸230
mg(1.2ミリモル)とピルビン酸メチル12.4g
(121ミリモル)との混合溶液に、2.5時間で滴下
した。滴下後、さらに60℃に保ったまま5時間加熱攪
拌して反応させた。得られた反応溶液2を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液30ミリリットルで洗浄した後、メタ
ノ−ル30ミリリットルを加えた。生成した6−フルオ
ロ−7−クロロキノリン−2−カルボン酸メチルを分離
せずに、さらに水素化ホウ素ナトリウム4.0g(10
6ミリモル)を加えて、2時間攪拌して反応させた。
【0061】得られた反応溶液3に水60ミリリットル
を加えて分液し、水層を酢酸エチル40ミリリットルで
抽出した。合わせた有機層に、2N−塩酸20ミリリッ
トル、1N−塩酸水溶液10ミリリットルを加えて、2
回抽出した。合わせた水層を5N−水酸化ナトリウム水
溶液でアルカリ性とし、析出した6−フルオロ−7−ク
ロロ−2−キナルジンメタノ−ルを1.13g(5.3
ミリモル)を得た(3−フルオロ−4−クロロ−6−ニ
トロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル基準の収率=
44%)。
【0062】融点:139.5〜140.5℃1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=4.23(1H,t,OH) 4.91(2H,d,J=4.28Hz,O−CH2 ) 7.32(1H,d,J=8.54Hz,Ar−H) 7.53(1H,d,J=9.15Hz,Ar−H) 8.07(1H,d,J=8.54Hz,Ar−H) 8.15(1H,d,J=7.32Hz,Ar−H)
【0063】実施例3 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ド4.0g(19.7ミリモル)を酢酸エチル72ミリ
リットルに溶解し得られた酢酸エチル溶液に、5%白金
硫黄炭素0.72gを加え、4気圧の水素雰囲気下で、
5時間攪拌して反応させた。得られた反応溶液を濾過
後、減圧濃縮して3−フルオロ−4−クロロ−6−アミ
ノベンズアルデヒド3.34g(純度95%、3−フル
オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドとして
18.3ミリモル)を得た(3−フルオロ−4−クロロ
−6−ニトロベンズアルデヒド基準の収率=93%)。1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=6.05(2H,br−s,NH2 ) 6.72(1H,d,J=5.50Hz,Ar−H) 7.25(1H,d,J=8.54Hz,Ar−H) 9.77(1H,s,CHO)
【0064】実施例4 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル0.50g(2.0ミリモル)を
酢酸エチル10ミリリットルに溶解し、得られた酢酸エ
チル溶液に5%ルテニウム−アルミナ0.1gを加え、
20気圧の水素雰囲気下で、50℃に保ちながらで4時
間加熱攪拌して反応させた。得られた反応溶液を濾過
後、HPLCで定量分析すると、3−フルオロ−4−ク
ロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル
0.38g(1.75ミリモル)を含む酢酸エチル溶液
が得られたことがわかった(3−フルオロ−4−クロロ
−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル基準
の反応収率=88%)。
【0065】実施例5 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル0.50g(2.0ミリモル)と
炭酸ナトリウム0.10gとをメタノ−ル10ミリリッ
トルに懸濁した、得られた懸濁液に5%ルテニウム−ア
ルミナ0.10gを加え、20気圧の水素雰囲気下で、
50℃に保ちながら5時間加熱攪拌して反応させた。得
られた反応溶液を濾過後、濃縮し、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(C−200、溶離
液;n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)に付して3−
フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエ
チレンアセタ−ル0.31g(1.4ミリモル)を得た
(3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデ
ヒドエチレンアセタ−ル基準の収率=70%)。
【0066】実施例6 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル4.0g(16.2ミリモル)、
粉末モレキュラ−シ−ブス 4A 5.0gと5%ルテ
ニウム−アルミナ0.80gとを酢酸エチル40ミリリ
ットルに懸濁し、得られた懸濁液を、4気圧の水素雰囲
気下で、80℃に保ちながら15時間加熱攪拌して反応
させた。得られた反応溶液を濾過後、HPLCで定量分
析すると3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズ
アルデヒドエチレンアセタ−ル3.36g(15.5ミ
リモル)を含む酢酸エチル溶液が得られたことがわかっ
た(3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドエチレンアセタ−ル基準の反応収率=95.7
%)。
【0067】実施例7 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル2.0g(8.1ミリモル)、5
%白金硫黄炭素0.32gとを酢酸エチル20ミリリッ
トルに懸濁し、得られた懸濁液を、4気圧の水素雰囲気
下で、40℃に保ちながら6時間加熱攪拌して反応させ
た。得られた反応溶液を濾過後、HPLCで定量分析す
ると3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアル
デヒドエチレンアセタ−ル0.76g(3.5ミリモ
ル)を含む酢酸エチル溶液が得られたことがわかった
(3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデ
ヒドエチレンアセタ−ル基準の反応収率=43%)。
【0068】実施例8 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ド0.50g(2.5ミリモル)と5%ルテニウム−ア
ルミナ50mgとをメタノ−ル5ミリリットルに懸濁
し、得られた懸濁液を、20気圧の水素雰囲気下で、7
0℃に保ちながら5時間加熱攪拌して反応させた。得ら
れた反応溶液を濾過し、HPLCで定量分析すると3−
フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒド
0.33g(1.9ミリモル)を含むメタノ−ル溶液が
得られたことがわかった(3−フルオロ−4−クロロ−
6−ニトロベンズアルデヒド基準の反応収率=77
%)。
【0069】実施例9 3,4−ジクロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレ
ンアセタ−ル2.14g(8.14ミリモル)を酢酸エ
チル20ミリリットルに溶解し、得られた酢酸エチル溶
液に5%ルテニウム−アルミナ0.40g,粉末モレキ
ュラ−シ−ブス4A 2.5gを加え、20気圧の水素
雰囲気下で、70℃に保ちながら5時間加熱攪拌して反
応させた。得られた反応溶液を、濾過し、減圧濃縮し、
得られた残渣をカラムクロマトグラフィ−〔フロリジ−
ル(商品名:和光純薬工業株式会社製)、溶離液;n−
ヘキサン:酢酸エチル=2:1〕に付して、3,4−ジ
クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチレンアセタ−
ル 1.51g(6.5ミリモル)を得た(3,4−ジ
クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−
ル基準の収率=80%)。
融点76〜78℃1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=3.99〜4.11(4H,m,OCH
2 −CH2 −O) 4.24(2H,br,NH2 ) 5.76(1H,s,O−CH−O) 6.75(1H,s,Ar−H) 7.37(1H,s,Ar−H)
【0070】比較例1 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル0.50g(2.5ミリモル)、
5%ルテニウム−炭素0.10gと炭酸ナトリウム0.
10gとをメタノ−ル10ミリリットルに懸濁し、得ら
れた懸濁液を、20気圧の水素雰囲気下で、80℃に保
ちながら4時間加熱攪拌して反応させた。 得られた反
応溶液を濾過し、HPLCで定量分析すると3−フルオ
ロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチレン
アセタ−ルは全く認められなかった。主生成物は、4−
クロロ−3−メトキシ−6−ニトロベンズアルデヒドエ
チレンアセタ−ルであった。
【0071】比較例2 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル0.50g(2.5ミリモル)、
5%パラジウム−炭素0.10gと炭酸ナトリウム0.
20gとをメタノ−ル10ミリリットルに懸濁し、得ら
れた懸濁液を、4気圧の水素雰囲気下で2時間攪拌し、
次いで1気圧の水素雰囲気下で1時間攪拌して反応させ
た。得られた反応溶液を濾過し、HPLCで定量分析す
ると3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベンズアル
デヒドエチレンアセタ−ルは全く認められなかった。主
生成物は、3−フルオロ−6−ニトロベンズアルデヒド
エチレンアセタ−ルであった。
【0072】比較例3 特開昭62−238250号公報の記載の方法に準じ
て、3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドエチレンアセタ−ル0.5g(2.0ミリモ
ル)、ラネ−ニッケル20mgとジシアンジアミド20
mgとをメチルエチルケトン6.5ミリリットルに懸濁
し、得られた懸濁液を、4気圧の水素雰囲気下で1時間
攪拌し、次いで60℃に昇温させた後、2時間攪拌して
反応させたが、反応は進行しなかった。更にラネ−ニッ
ケル20mgを追加して、20気圧の水素雰囲気下で、
60℃を保ったまま2時間攪拌して反応させたが、懸濁
液を濾過し、HPLCで定量分析すると3−フルオロ−
4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチレンアセ
タ−ルは全く認められず、反応はほとんど進行していな
かった。
【0073】比較例4 3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
ドエチレンアセタ−ル0.50g(2.0ミリモル)と
5%パラジウム−炭素0.10gとをメタノ−ル10ミ
リリットルに懸濁し、得られた懸濁液を、1気圧の水素
雰囲気下で、5時間攪拌して反応させた。得られた反応
溶液を、濾過後、HPLCで定量分析すると3−フルオ
ロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドエチレン
アセタ−ル91mg(0.42ミリモル)を含むメタノ
−ル溶液が得られたことがわかった(3−フルオロ−4
−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ
−ル基準の反応収率=17%)。
【0074】比較例5 特開平2−72159号公報の記載の方法に準じて、3
−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド
エチレンアセタ−ル1.31g(5.0ミリモル)とラ
ネ−ニッケル200mgとをテトラヒドロフラン10ミ
リリットルに懸濁し、得られた懸濁液を、1気圧の水素
雰囲気下で、50℃に昇温させて2.5時間攪拌して反
応させたが、ほとんど反応は進行しなかった。更に4気
圧の水素雰囲気下で、50℃を保ったまま5.5時間攪
拌して反応させた。(特開平2−72159号公報の記
載の方法には、還元反応時間の記載がない。) 得られた反応懸濁液を、濾過後、HPLCで定量分析す
ると3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアル
デヒドエチレンアセタ−ルの転化率は80%であった
が、目的物の3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベ
ンズアルデヒドエチレンアセタ−ルは10%の反応収率
(3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデ
ヒドエチレンアセタ−ル基準)であることがわかった。
【0075】参考例1:3−フルオロ−4−クロロベン
ズアルデヒド50.6gを〔フルオロケム社製(英
国)〕濃硫酸40ミリリットルに懸濁し、得られた懸濁
液に氷冷下、発煙硝酸(比重1.52)89.7gを、
反応温度が10℃を越えない速度で滴下攪拌して反応さ
せた。滴下終了後、さらに同温度に保ったまま、15分
間攪拌して反応させた。得られた反応混合物の液温を室
温に戻した後、反応混合物を氷水500ミリリットル中
に加え、トルエン300ミリリットル、トルエン200
ミリリットルで2回抽出した。合わせた抽出有機層を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液300ミリリットルで3回
洗浄した後、減圧濃縮して、黄色固体の3−フルオロ−
4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド57.1gを
粗精製物として得た。本固体はガスクロマトグラフで測
定すると、94.5%の純度があり、精製しなくても次
工程の使用には問題がなかった。該黄色固体10gを、
トルエン5ミリリットルとヘキサン10ミリリットルと
の混合溶液から再結晶を行って純度99.4%の3−フ
ルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド8.
2gを精製物として得た。 精製物の物性 融点:68.5〜70.0℃1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=7.74(1H,d,J=7.94H
z,Ar−H) 8.29(1H,d,J=6.10Hz,Ar−H) 10.41(1H,d,J=2.44Hz,CHO)
【0076】参考例2:前記の参考例1で得られた粗精
製3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデ
ヒド30gをエチレングリコ−ル24.6ミリリットル
に溶解して、得られたエチレングリコ−ル溶液にp−ト
ルエンスルホン酸560mgを添加して、120℃に保
ったまま12時間加熱攪拌して反応させた。得られた反
応溶液を室温まで冷却した後、1N−水酸化ナトリウム
水溶液250ミリリットルを加え、トルエン300ミリ
リットル、トルエン150ミリリットルを加えて、2回
抽出した。合わせた有機層を水100ミリリットルで3
回洗浄した後、減圧濃縮し、得られた残渣をトルエン
3.7ミリリットルとヘキサン110ミリリットルとの
混合溶媒で再結晶して3−フルオロ−4−クロロ−6−
ニトロベンズアルデヒドエチレンアセタ−ル30gを得
た。HPLC分析による純度は97%であった。 融点:47〜48.5℃1 H−NMR(CDCl3 ,270MHz) δ(ppm)=3.99−4.11(4H,m,O−C
2 −CH2 −O) 6.48(1H,s,O−CH−O) 7.61(1H,d,J=9.16Hz,Ar−H) 8.09(1H,s,J=6.10Hz,Ar−H)
【0077】参考例3 前記の実施例3で得られた3−フルオロ−4−クロロ−
6−アミノベンズアルデヒド0.66gをピルビン酸メ
チル1.16gに懸濁し、得られた懸濁液に、酢酸5ミ
リモルを加えた後、110℃に昇温させ、同温度を保っ
たまま5時間加熱攪拌して反応させた。得られた反応溶
液を室温(20℃)まで冷却し、酢酸エチル20ミリリ
ットルを加えた後、0℃に冷却し、1N−水酸化ナトリ
ウム水溶液85ミリモル、飽和炭酸水素ナトリウム30
ミリリットルで洗浄した後、抽出した。得られた有機層
を、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した後、減圧乾
燥を行って6−フルオロ−7−クロロキノリン−2−カ
ルボン酸メチル0.82gを得た。 融点:139.5〜141.0℃1 H−NMR(CDCl3 、400MHz) δ(ppm)=4.09(3H,s,CH3 ) 7.60(1H,d,J=8.79Hz,Ar−H) 8.22(1H,d,J=7.81Hz,Ar−H) 8.26(1H,d,J=8.79Hz,Ar−H) 8.41(1H,d,J=6.84Hz,Ar−H)
【0078】参考例4 ピルビン酸メチルの代わりにピルビン酸エチル1.32
gを用いた他は参考例3と同様にして、6−フルオロ−
7−クロロキノリン−2−カルボン酸エチル0.53g
を得た。 融点:122〜123.℃1 H−NMR(CDCl3 、400MHz) δ(ppm)=1.49(3H,t,CH3 ) 4.56(2H,q,OCH2 ) 7.59(1H,d,J=8.78Hz,Ar−H) 8.20(1H,d,J=8.30Hz,Ar−H) 8.25(1H,d,J=8.30Hz,Ar−H) 8.46(1H,d,J=7.32Hz,Ar−H)
【0079】なお、本実施例などにおいて、使用した分
析方法は下記に示す方法である。 1:高速液体クロマトグラフ(HPLC)分析法 カラム:ODS−80TM 150mm x 4.6φ カラム温度:40℃ 溶離液:アセトニトリル:水:トリエチルアミン=50
0:500:1の溶液を酢酸でpH6.5に調整した液
体。 検出器:UV 254nm 流速:1.0ミリリットル/min. 内部標準物質:ジフェニルエ−テル
【0080】2:ガスクロマトグラフ(GC)分析法 カラム:OV−17 10% ユニポ−トHP カラム長:1m カラム温度:100〜230℃、5℃/min.昇温 注入部温度:230℃ 検出部温度:230℃ 検出器:FID キャリア−ガス:窒素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 221/00 C07C 221/00 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 で表される3−フルオロ−4−クロロ−6−アミノベン
    ズアルデヒド。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 (式中、R1 、R2 は互いに結合していてもよい炭素原
    子数1〜4のアルキル基を示す。)で表される3−フル
    オロ−4−クロロ−6−アミノベンズアルデヒドアセタ
    −ル類。
  3. 【請求項3】 一般式(2) 【化3】 〔式中、Yはホルミル基、−CH(OR1 )(OR2
    で示されるアセタ−ル基を示し(R1 、R2 は前記と同
    じ意味を示す。)、X1 、X2 は互いに独立してハロゲ
    ン原子を示す。〕で表される4,5−ジハロニトロベン
    ゼン誘導体を、白金含有触媒またはルテニウム含有触媒
    で、有機溶媒中、加圧下、接触水素還元することを特徴
    とする4,5−ジハロアニリン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 4,5−ジハロニトロベンゼン誘導体が
    3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒ
    ドである請求項3に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 4,5−ジハロニトロベンゼン誘導体
    が、一般式(3) 【化4】 (式中、R1 、R2 は前記と同じ意味を示す。)で表さ
    れる3−フルオロ−4−クロロ−6−ニトロベンジルア
    ルデヒドアセタ−ル類である請求項3項に記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 触媒が、白金硫黄炭素である請求項3に
    記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 触媒が、ルテニウム−アルミナ触媒であ
    る請求項3に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 有機溶媒が酢酸の炭素原子数1〜4のア
    ルキルエステルである請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6、請求項7に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 反応系に合成ゼオライトを添加する、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請
    求項8に記載の製造方法。
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