JPH0828302B2 - プリント板変成器 - Google Patents
プリント板変成器Info
- Publication number
- JPH0828302B2 JPH0828302B2 JP62062844A JP6284487A JPH0828302B2 JP H0828302 B2 JPH0828302 B2 JP H0828302B2 JP 62062844 A JP62062844 A JP 62062844A JP 6284487 A JP6284487 A JP 6284487A JP H0828302 B2 JPH0828302 B2 JP H0828302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- circuit board
- printed circuit
- amplifier
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一次巻線をプリント基板に形成してなるプ
リント板変成器に関するものである。
リント板変成器に関するものである。
例えば、計測用の変成器（変圧器，変流器）において
は、１次と２次との関係は単にエネルギーの伝達手段で
はなく、正確な比例関係を備えていることが必要であ
る。変成器は鉄心とコイル及び耐圧の為の絶縁手段が主
要構成であり、これに関してIC等に見られるような飛躍
的な進歩が無い現状にある。
は、１次と２次との関係は単にエネルギーの伝達手段で
はなく、正確な比例関係を備えていることが必要であ
る。変成器は鉄心とコイル及び耐圧の為の絶縁手段が主
要構成であり、これに関してIC等に見られるような飛躍
的な進歩が無い現状にある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、鉄心を不要とし、かつ１次と２次に正確な比例
関係を有する新規な変成器を提供することを目的とした
ものである。
もので、鉄心を不要とし、かつ１次と２次に正確な比例
関係を有する新規な変成器を提供することを目的とした
ものである。
本発明は上記の目的を達成するために、プリント基板
の一面にパターンとしてプリントされた一次巻線とこの
プリント基板の他面に取付けられてなるボビンに巻回さ
れた二次巻線よりなり無誘導巻きで鉄心を用いない変成
器と、この変成器の二次巻線に誘起した電圧を増幅する
増幅器と、この増幅器の出力を積分し前記増幅器と共に
プリント基板に取付けられた積分器とで構成したもので
ある。以下、実施例について詳細に説明する。
の一面にパターンとしてプリントされた一次巻線とこの
プリント基板の他面に取付けられてなるボビンに巻回さ
れた二次巻線よりなり無誘導巻きで鉄心を用いない変成
器と、この変成器の二次巻線に誘起した電圧を増幅する
増幅器と、この増幅器の出力を積分し前記増幅器と共に
プリント基板に取付けられた積分器とで構成したもので
ある。以下、実施例について詳細に説明する。
第１図（イ），（ロ）は本発明に係るプリント板変成
器の要部の構成図で、（イ）はプリント基板Ｐの裏面
図、（ロ）図は側面図である。（イ）図において、N11,
N12はプリント基板Ｐの裏面にパターンとしてプリント
された変成器の一次巻線、Ｊはジャンパー線、T1,T2は
端子である。一次巻線N11,N12は８の字状にプリントさ
れており、その交差部の一方は切断され、切断部の一端
は端子T1に、他端はジャンパー線Ｊを介して端子T2に接
続されている。即ち、一次巻線N11とN12は無誘導巻とす
る為に逆方向に巻回される構成となっいる。
器の要部の構成図で、（イ）はプリント基板Ｐの裏面
図、（ロ）図は側面図である。（イ）図において、N11,
N12はプリント基板Ｐの裏面にパターンとしてプリント
された変成器の一次巻線、Ｊはジャンパー線、T1,T2は
端子である。一次巻線N11,N12は８の字状にプリントさ
れており、その交差部の一方は切断され、切断部の一端
は端子T1に、他端はジャンパー線Ｊを介して端子T2に接
続されている。即ち、一次巻線N11とN12は無誘導巻とす
る為に逆方向に巻回される構成となっいる。
第１図の（ロ）において、N21,N22は夫々専用のボビ
ンに多数回巻回された二次巻線で、これら２個のボビン
はプリント基板Ｐの裏面に形成した一次巻線N11,N12に
対応する位置において、プリント基板Ｐの表面に取付け
られている。二次巻線N21,N22は無誘導巻とする為に２
つの巻線は直列に接続され、かつ逆巻回方向となってい
る。
ンに多数回巻回された二次巻線で、これら２個のボビン
はプリント基板Ｐの裏面に形成した一次巻線N11,N12に
対応する位置において、プリント基板Ｐの表面に取付け
られている。二次巻線N21,N22は無誘導巻とする為に２
つの巻線は直列に接続され、かつ逆巻回方向となってい
る。
第２図は第１図に示す変成器を含む本発明に係るプリ
ント板変成器の電気回路図である。図において、CTは第
１図に示した変成器で、その一次巻線は直列に接続さ
れ、互に逆方向に巻回された一対の巻線N11,N12よりな
る。同様に、二次巻線も直列に接続され、互に逆方向に
接続された一対の巻線N21,N22よりなる。第１図で説明
したように一次巻線はプリント基板Ｐの裏面にパターン
として形成され、二次巻線はボビンに巻回し、このボビ
ンをプリント基板Ｐの表面に取付けたものである。
ント板変成器の電気回路図である。図において、CTは第
１図に示した変成器で、その一次巻線は直列に接続さ
れ、互に逆方向に巻回された一対の巻線N11,N12よりな
る。同様に、二次巻線も直列に接続され、互に逆方向に
接続された一対の巻線N21,N22よりなる。第１図で説明
したように一次巻線はプリント基板Ｐの裏面にパターン
として形成され、二次巻線はボビンに巻回し、このボビ
ンをプリント基板Ｐの表面に取付けたものである。
AMPは演算増幅器Ｕと、抵抗素子R1,R2よりなる増幅器
で、前記二次巻線N21の一端は演算増幅器Ｕの比反転入
力端子に接続され、反転入力端子は抵抗素子R1を介して
基準電位点COMに接続されると共に、抵抗素子R2を介し
て演算増幅器Ｕの出力端子に接続されている。このよう
な構成の増幅器AMPの増幅度Ａは周知のように、 Ａ＝１＋（R2/R1） で表わされる。
で、前記二次巻線N21の一端は演算増幅器Ｕの比反転入
力端子に接続され、反転入力端子は抵抗素子R1を介して
基準電位点COMに接続されると共に、抵抗素子R2を介し
て演算増幅器Ｕの出力端子に接続されている。このよう
な構成の増幅器AMPの増幅度Ａは周知のように、 Ａ＝１＋（R2/R1） で表わされる。
INGは演算増幅器U1とコンデンサＣ及び抵抗素子R3とR
4よりなる積分器である。前記した増幅器AMPの出力端は
抵抗素子R3を介して演算増幅器U1の非反転入力端子に接
続され、コンデンサＣはU1の非反転入力端子と出力端子
間に接続されている。このような構成において、その動
作を説明すると次の如くなる。
4よりなる積分器である。前記した増幅器AMPの出力端は
抵抗素子R3を介して演算増幅器U1の非反転入力端子に接
続され、コンデンサＣはU1の非反転入力端子と出力端子
間に接続されている。このような構成において、その動
作を説明すると次の如くなる。
入力端子T1,T2より一次巻線N11,N12に電流I1を供給す
ると、このI1により一次巻線N11,N12で生じる磁束は第
１図（ロ）のA,Bで示す如く方向で発生し、この磁束は
空気を介して二次巻線N21,N22に鎖交する。その結果、
二次巻線N21,N22にはe2なる電圧が誘起する。一次巻線N
11,N12で発生する磁束は前記したように空気を介して二
次巻線N21,N22に鎖交する為、巻線N21,N22に誘起する二
次電圧e2は磁束を微分した値に比例する。即ち、 e2∝N2・（dI1/dt） …（１） この電圧が増幅器AMPでそのゲインＡで増幅される。
この場合、二次電圧e2のレベルが低いことと、二次巻線
側で電流を取るとその反磁場により一次巻線側による磁
束の微分が正確に成立しなくなるので、電圧e2のみを検
出し、増幅器AMPで増幅されたのち、積分器INGで積分す
る。積分器INGの出力をeOとすると、eOは次式の如く表
わされる。
ると、このI1により一次巻線N11,N12で生じる磁束は第
１図（ロ）のA,Bで示す如く方向で発生し、この磁束は
空気を介して二次巻線N21,N22に鎖交する。その結果、
二次巻線N21,N22にはe2なる電圧が誘起する。一次巻線N
11,N12で発生する磁束は前記したように空気を介して二
次巻線N21,N22に鎖交する為、巻線N21,N22に誘起する二
次電圧e2は磁束を微分した値に比例する。即ち、 e2∝N2・（dI1/dt） …（１） この電圧が増幅器AMPでそのゲインＡで増幅される。
この場合、二次電圧e2のレベルが低いことと、二次巻線
側で電流を取るとその反磁場により一次巻線側による磁
束の微分が正確に成立しなくなるので、電圧e2のみを検
出し、増幅器AMPで増幅されたのち、積分器INGで積分す
る。積分器INGの出力をeOとすると、eOは次式の如く表
わされる。
e2∝∫Ａ・e2・dt＝∫N2・Ａ・（dI1/dt）＝N2・Ａ・I1
…（２） なお、変成器CTは外部磁界に対して無誘導とする為
に、一次，二次巻線とも夫々互に逆方向に巻回した２つ
のコイルを直列に接続して相殺されるように構成したの
で、均等な外部磁界に影響されないものとなっている。
…（２） なお、変成器CTは外部磁界に対して無誘導とする為
に、一次，二次巻線とも夫々互に逆方向に巻回した２つ
のコイルを直列に接続して相殺されるように構成したの
で、均等な外部磁界に影響されないものとなっている。
以上説明したように、本発明においては一次巻線をプ
リント基板の一面にプリントされたパターンとし、この
プリント基板を介して多数巻回された二次巻線に結合す
ることで変成器を構成し、この変成器の二次巻線に誘起
した電圧を増幅したのち積分するように構成したので、
変成器として従来のように鉄心がたなく、しかも１次と
２次に正確な比例関係を有する新規で安価な変成器を得
ることができる。
リント基板の一面にプリントされたパターンとし、この
プリント基板を介して多数巻回された二次巻線に結合す
ることで変成器を構成し、この変成器の二次巻線に誘起
した電圧を増幅したのち積分するように構成したので、
変成器として従来のように鉄心がたなく、しかも１次と
２次に正確な比例関係を有する新規で安価な変成器を得
ることができる。
第１図（イ），（ロ）は本発明に係るプリント板変成器
の一実施例の要部の構成図で、（イ）はプリント基板の
裏面図、（ロ）図は側面図、第２図は本発明に係るプリ
ント板変成器の電気的接続図である。 Ｐ……プリント基板、Ｔ……変成器、N11,N12……一次
巻線、N21,N22……二次巻線、AMP……増幅器、ING……
積分器。
の一実施例の要部の構成図で、（イ）はプリント基板の
裏面図、（ロ）図は側面図、第２図は本発明に係るプリ
ント板変成器の電気的接続図である。 Ｐ……プリント基板、Ｔ……変成器、N11,N12……一次
巻線、N21,N22……二次巻線、AMP……増幅器、ING……
積分器。
Claims (1)
- 【請求項１】プリント基板の一面にパターンとしてプリ
ントされた一次巻線とこのプリント基板の他面に取付け
られてなるボビンに巻回された二次巻線よりなり無誘導
巻きで鉄心を用いない変成器、この変成器の二次巻線に
誘起した電圧を増幅する増幅器、及びこの増幅器の出力
を積分し前記増幅器と共にプリント基板に取付けられた
積分器よりなるプリント板変成器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62062844A JPH0828302B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | プリント板変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62062844A JPH0828302B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | プリント板変成器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63228706A JPS63228706A (ja) | 1988-09-22 |
| JPH0828302B2 true JPH0828302B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=13212019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62062844A Expired - Lifetime JPH0828302B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | プリント板変成器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828302B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001257085A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-21 | Hitachi Ferrite Electronics Ltd | 放電灯起動装置 |
-
1987
- 1987-03-18 JP JP62062844A patent/JPH0828302B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63228706A (ja) | 1988-09-22 |
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