JPH06103324B2 - 電流検出回路 - Google Patents

電流検出回路

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JPH06103324B2
JPH06103324B2 JP62279922A JP27992287A JPH06103324B2 JP H06103324 B2 JPH06103324 B2 JP H06103324B2 JP 62279922 A JP62279922 A JP 62279922A JP 27992287 A JP27992287 A JP 27992287A JP H06103324 B2 JPH06103324 B2 JP H06103324B2
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JP
Japan
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current
coil
primary coil
detection circuit
current transformer
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誠一 浜崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電子式電力量計などに用いられる電流検出回
路に関するものである。
[従来の技術] 一般に電力量計は電気回路に設けられた変圧器および交
流器のそれぞれの2次出力を積算して電力量を計数する
ものである。電流検出回路は電気回路に設けられた変流
器(以下、電流検出回路の変流器と区別するためCTと略
称する)の2次電流から、その電流値に比例した電圧を
出力するためのものである。
電子式電力量計に用いられる従来の電流検出回路を第3
図を用いて説明する。
従来の電流検出回路は、変流器(1)と、オペレーショ
ナルアンプ(以下OPアンプ)(5)および抵抗(6)で
構成されている。変流器(1)の1次コイル(2)には
電気回路に設けられたCT(図示せず)の2次電流が流れ
る。また変流器(1)の2次コイル(3)には1次コイ
ル(2)と2次コイル(3)の巻線比に比例した2次電
流が発生する。2次コイル(3)の一端(3a)は接地さ
れ、他端(3b)はOPアンプ(5)の反転入力端子(5a)
に接続されている。OPアンプ(5)の非反転入力端子
(5b)は接地され、反転入力端子(5a)と出力端子(5
c)の間には抵抗(6)が接続されている。
次に動作について説明する。変流器(1)の2次コイル
(3)の出力電流は、OPアンプ(5)の反転入力端子
(5a)に入力される。OPアンプ(5)の増幅度が非常に
大きい場合、OPアンプ(5)にはほとんど電流が流れ
ず、抵抗(6)に流れる電流は変流器(1)の2次コイ
ル(3)に発生した2次電流とほぼ等しくなる。OPアン
プ(5)の出力端子(5c)には変流器(1)の2次コイ
ル(3)に流れる2次電流に比例した電圧が出力として
発生する。OPアンプ(5)の反転入力端子(5a)と非反
転入力端子(5b)との間に発生する電位差はほとんどOV
であり、変流器(1)に発生する磁化電流を小さくする
ように設計されている。
[発明が解決しようとする問題点] 以上述べた従来の電流検出回路は、当初から電子式電力
量計などに用いることを目的として電流検出回路の変流
器(1)の1次側のコイル(2)の電流の負荷力率が1
に近い場合に適合するように設計されている。そのた
め、従来の誘導形電力量計を電子式電力量計に置換する
場合に、誘導形電力量計の電流検出回路の負荷力率に合
わせて調整されたCT(電気回路に設けられた変流器)と
組合せて使用する場合、計測誤差が許容範囲を超えてし
まう場合が生じるという問題点を有していた。
この発明は以上のような問題点を解決するためになされ
たものであり、誘導形電力量計用に調整されたCTと組合
せて使用することができる電流検出回路を提供すること
を目的としている。
[問題点を解決するための手段] 第1の発明に係る電流検出回路は、 被検出電流を流すための1次コイルと、1次コイルに電
磁的に結合され、1次コイルに対する巻線比に比例した
2次電流を発生させるための2次コイルとを有する変流
器と、 変流器の1次コイルに流れる電流により発生する磁束を
集中させるための補償用コアと、 を具備している。
第2の発明に係る電流検出回路は、 被検出電流を流すための1次コイルと、前記1次コイル
に電磁的に結合され、1次コイル部に対する巻線比に比
例した2次電流を発生させるための2次コイルとを有す
る変流器と、 変流器の1次コイルに電磁的に結合され、1次コイルに
流れる電流により発生する磁束を集中させるための補償
用コアと、 補償用コアに電磁的に結合された補償用コイルと、 補償用コイルに電気的に接続されたインピーダンス部
と、 を具備している。
[作用] 変流器はコアの周囲に巻かれた1次コイルおよび2次コ
イルを有し、1次コイルに被検出電流を流すことによ
り、2次コイルには、1次コイルと2次コイルの巻線比
に比例した2次電流が発生する。
1次コイルに電磁的に結合された補償用コアは、例えば
1次コイルの電線がその内部を貫通する環状鉄心であ
り、1次コイルを流れる1次電流により発生した磁束を
集中して1次コイルの磁気抵抗を低下させるように作用
する。その結果等価的に1次コイルのリアクタンス成分
を増大させる。
以上の作用は第1および第2の発明において共通する。
第2の発明における補償用コイルは、例えば補償用コア
の回りに巻付けられており、インピーダンス部と電気的
に直列に接続されている。インピーダンス部は例えばコ
イルであり、トランスの変成作用により、電流器の1次
コイルと補償用コイルの巻線数比の二乗に比例して影響
を及ぼし、1次コイルにコイルを直列に接続した場合と
等価となる。
[実施例] 第1の発明に係る電流検出回路を一実施例を示す第1図
を用いて説明する。なお、第3図に示す従来例と同一の
符号を付した要素は、同一の機能を有するものとする。
第1の発明に係る電流検出回路は、変流器(1)と、OP
アンプ(5)、抵抗(6)および変流器(1)の1じコ
イル(2)に電磁的に結合された補償用コア(4)で構
成されている。変流器(1)の1次コイル(2)には電
気回路に設けられたCT(図示せず)の2次電流が流れ
る。また変流器(1)の2次コイル(3)には1次コイ
ル(2)と2次コイル(3)の巻線比に比例した2次電
流が発生する。2次コイル(3)の一端(3a)は接地さ
れ、他端(3b)はOPアンプ(5)の反転入力端子(5a)
に接続されている。OPアンプ(5)の非反転入力端子
(5b)は接地され、反転入力端子(5a)と出力端子(5
c)の間には抵抗(6)が接続されている。
次に動作について説明する。変流器(1)の2次コイル
(3)の出力電流は、OPアンプ(5)の反転入力端子
(5a)に入力される。OPアンプ(5)の増幅度が非常に
大きい場合OPアンプ(5)にはほとんど電流が流れず、
抵抗(6)に流れる電流は変流器(1)の2次コイル
(3)に発生した2次電流とほぼ等しくなる。OPアンプ
(5)の出力端子(5c)には変流器(1)の2次コイル
(3)に流れる2次電流に比例した電圧が出力として発
生する。OPアンプ(5)の反転入力端子(5a)と非反転
入力端子(5b)との間に発生する電位差はほとんどOVで
あり、変流器(1)の1次コイル(2)に発生する磁化
電流成分はほとんどOAとなり、従来例と同様変流器
(1)の2次コイル(2)以降の回路では変流器(1)
の1次コイル(2)に流れる1次電流の負荷力率を低下
させる要因は発生しない。
1次コイル(2)に電磁的に結合される補償用コア
(4)として1次コイル(2)に流れる1次電流で発生
する磁束では飽和しないようなもの、例えばフェライト
ビーズのようなコア単体を使用する。この補償用コア
(4)は1次コイル(2)の磁気抵抗を低下させるよう
に作用し、1次コイル(2)のリアクタンス成分を増大
させることと等価となる。すなわち、以上のように構成
することにより、変流器(1)の1次コイル(2)にコ
イルを直列に接続した場合と同様に効果を有し、1次コ
イル(2)の負荷力率を変化させる。
次に第2の発明に係る電流検出回路を別の実施例を示す
第2図を用いて説明する。
第2図において、補償用コア(4)には電磁的に結合さ
れた補償用コイル(7)として巻線を施し、この補償用
コイル(7)をインピーダンス部(8)で閉じるように
構成されている。なお、それ以外の構成は第1図に示し
た実施例と同一であるため、説明は省略する。
インピーダンス部(8)に例えばコイルを用いると、ト
ランスの変成作用により、変流器(1)の1次コイル
(2)と補償用コイル(7)のそれぞれの巻線比の二乗
に比例して1次コイル(2)の磁気抵抗を低下させるよ
うに作用する。すなわち、以上のように構成することに
より、先に述べた第1図に示す実施例と同様、変流器
(1)の1次コイル(2)にコイルを直列にした場合等
価となり、1次コイル(2)の負荷力率を変化させる。
なお、変流器(1)の1次コイル(2)に電磁的に結合
する補償用コア(4)、補償用コイル(7)およびリア
クタンス部(8)はその目的により、例えば従来の誘導
形電力量計用に調整されたCTと組合せて用いる場合は誘
導形電力計の負荷力率と等しくなるようなものが選択さ
れることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のようにこれらの発明によれば、変流器の1次コイ
ルに補償用コイル等を電磁的に結合させることにより、
1次コイルの負荷力率を任意に変更することができるた
め、従来の誘導形電力量計用に調整されたCTと組合せて
使用するこができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明に係る電流検出回路の一実施例を示
す図、第2図は第2の発明に係る電流検出回路の別の実
施例を示す図、第3図は従来の電流検出回路を示す図で
ある。 図中、(1)は変流器、(2)は1次コイル、(3)は
2次コイル、(4)は補償用コア、(5)はOPアンプ、
(6)は抵抗である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出電流を流すための1次コイル部と、
    1次コイル部に電磁的に結合され、1次コイルに対する
    巻線比に比例した2次電流を発生させるための2次コイ
    ルとを有する変流器と、 前記変流器の1次コイルに流れる電流により発生する磁
    束を集中させるための補償用コアと、 を具備した電流検出回路。
  2. 【請求項2】被検出電流を流すための1次コイルと、前
    記1次コイルに電磁的に結合され、1次コイイル部に対
    する巻線比に比例した2次電流を発生させるための2次
    コイルとを有する変流器と、 前記1次コイルに電磁的に結合され、1次コイルに流れ
    る電流により発生する磁束を集中させるための補償用コ
    アと、 前記補償用コアに電磁的に結合された補償用コイルと、 前記補償用コイルに電気的に接続されたインピーダンス
    部と、 を具備した電流検出回路。
JP62279922A 1987-11-05 1987-11-05 電流検出回路 Expired - Lifetime JPH06103324B2 (ja)

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JPH01121763A JPH01121763A (ja) 1989-05-15
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