JPH07311224A - 電流検知装置 - Google Patents

電流検知装置

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JPH07311224A
JPH07311224A JP7032752A JP3275295A JPH07311224A JP H07311224 A JPH07311224 A JP H07311224A JP 7032752 A JP7032752 A JP 7032752A JP 3275295 A JP3275295 A JP 3275295A JP H07311224 A JPH07311224 A JP H07311224A
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JP
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current
conductor
magnetic core
conductors
toroidal magnetic
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JP7032752A
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David Carl Coburn
デイビッド・カール・コバーン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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    • G01R1/20Modifications of basic electric elements for use in electric measuring instruments; Structural combinations of such elements with such instruments
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気計器用に適した、正確に入力電流を検知
する装置を提供する。 【構成】 入力電流の第1の部分を導通する第1の導通
手段13と、入力電流の第2の部分を導通する第2の導
通手段15と、第1および第2の導通手段の間で電流を
導通する相互接続手段20と、相互接続手段に磁気結合
され、相互接続手段に流れる電流に関連する出力信号を
発生する検知手段11とを有する。検知手段はトロイド
状磁心26を含み、相互接続手段は磁心の孔を通り抜け
る導体を有し、これが一次巻線を構成する。検知手段は
磁心に巻かれた二次巻線30,32を有する。これによ
り、入力電流に対して大きさおよび位相が関連する出力
信号が発生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流を検知するセンサ
に関し、更に詳しくは、入力電流に関連した出力信号を
発生する電流センサに関する。
【0002】
【従来の技術】電力およびエネルギ使用量を計測する電
子式電力計および誘導型または電子式電力量計のような
多くの電気装置は、線路電流を検知して、該線路電流に
関連した出力信号を発生する電流センサを必要とする。
これらの装置は、広い範囲の線路電流に対して正確なセ
ンサを必要とする。
【0003】長い間、誘導型電力量計を使用して、個々
の電気エネルギの需要家のエネルギ消費量をキロワット
時で測定していた。誘導型電力量計は典型的には別々の
電圧コイルおよび電流コイルを有するとともに、両コイ
ルの磁束を組み合わせて駆動される回転ディスクを有し
ている。通常の誘導型電力量計は電流検知回路を有し、
該回路では線路電流の流れる導体が鉄心に巻回されて電
流コイルを形成している。導体に流れる電流により鉄心
に磁束が形成される。鉄心の磁束が同様な電圧コイルか
らの磁束と組み合わされて、需要家の電気エネルギ消費
速度に関連する速度で円板を回転させる。
【0004】比較的大きな線路電流すなわち約320A
(アンペア)よりも大きな線路電流を適切にスケールダ
ウンすなわち逓減するために必要な鉄心のまわりのター
ンの数すなわち巻数が非常に多くなるので、上述した電
流検知回路に対して変流器を使用して、このような比較
大きな線路電流を逓減する。変流器は線路導体と電流検
知回路との間に設けられる。このような変流器は一般に
その二次巻線に5Aの公称電流を有することを定格とし
て定められているが、変流器の熱定格を越えずに約20
Aの二次電流を通常流すことができる。従って、線路導
体と電流検知回路との間に変流器を設けた場合でも、誘
導型電力量計はまだ20Aのような比較的大きな電流を
計測できなければならない。
【0005】しかしながら、このような比較的大きな電
流は、一般に電子回路または集積回路を利用して、個々
の電気エネルギの需要家の電流および電圧使用量を計測
する電子式電力量計または他の電子式計測装置のような
電子式電気計器で正確に検知することができない。一般
に、集積回路は典型的には2mA未満および5ボルト未
満のような小さな信号レベルを受けて測定するように設
計された用途特定集積回路(”ASIC”)である。従
って、電子式電力量計の電流センサは、比較的大きな線
路電流をセンサの集積回路によって受け入れられる比較
的小さな入力レベルに逓減する大きな変成比を有してい
なければならない。
【0006】このような比較的小さな信号を出力するた
めに、典型的な変流器は非常に大きく、高価なものにな
る。このように大きく且つ高価になる一つの理由は、適
切な動作のために一次巻線および二次巻線のアンペアタ
ーン(アンペア回数)が等しくなければならないという
要求条件によるものである。また、巻線数は、最大入力
線路電流を集積回路用に2mAの未満の電流限界値に逓
減するように選択しなければならない。線路電流は典型
的には0.5Aから320Aまで変化するので、典型的
な変流器の変成比は、320Aの線路電流を2mAの出
力電流に逓減するために約160000:1とする必要
がある。しかしながら、160000:1の変成比で
は、比較的大きな巻数が必要となり、また非常に大きく
高価な変流器が必要となる。
【0007】非常に大きく高価であることに加えて、典
型的な変流器の磁心は、線路導体を流れる交流(AC)
に直流(DC)が重畳すると、飽和する。直流(従っ
て、磁心の飽和)は、一般に線路導体に接続された種々
の電気装置によるAC信号の半波整流により生じるか、
または適切な電流検知および消費電気エネルギの計測を
妨げて電力料金をごまかそうとする人物によって故意に
DC成分を線路導体上に重畳することに起因する。
【0008】更に、典型的な変流器は、多相電力量計の
他の変流器のような隣接する電気装置に悪影響を及ぼす
外部磁界を発生する。また、典型的な変流器はその変流
作用が、多相電力量計に使用されている隣接する電流セ
ンサのような外部発生源からの発生する磁界によって悪
影響を受ける。このような典型的な変流器に対する代わ
りの電流センサが、米国特許第4,182,982号お
よび米国特許第4,492,919号に記載されてい
る。これらの特許は、線路導体を異なる断面積を有する
1つ以上の主分路と並列の補助分路とに分割することを
開示している。電流はこれらの2つの分路の断面積にほ
ぼ比例して該2つの分路に分割される。変流器が、トロ
イド状磁心、トロイド状磁心の孔を通り抜けて1巻き
(ターン)の一次巻線を形成する補助分路、および二次
巻線を形成するトロイド状磁心のまわりに巻回された多
巻き巻線の組み合せにより形成されている。
【0009】しかしながら、広い範囲にわたって変わり
得る線路電流を適切に逓減するためには、主分路の断面
積が非常に大きくなり、補助分路の断面積が非常に小さ
くなる。更に、並列の主分路および補助分路は、外部発
生源から発生する磁界のみならず他方の分路の電流によ
って発生する磁界によっても影響される。例えば、主分
路の電流は補助分路の電流によって生じる磁界によって
影響される。その上、分流器内の並列の導体間の磁気結
合より、これらの導体間に相互インダクタンスが生じ
る。このインダクタンスは比較的簡単な抵抗分圧器を複
雑なインピーダンス分圧器に変え、並列の主分路および
補助分路の電流の位相シフトがこのインピーダンスに依
存する。適切な計測精度は電流センサの逓減出力信号の
大きさおよび位相角の両方が線路電流の大きさおよび位
相角を正確に反映することを必要とするので、上述した
ような並列の分路の位相シフト(これは電流センサの出
力信号に反映される)は、計測精度を阻害する。
【0010】同軸電流センサが、ここに引用する米国特
許第5,066,904号に開示されている。この同軸
電流センサは、線路導体の電流を2本の同軸構成の導体
に分割しており、その中心同軸導体がトロイド状磁心の
孔に通されて、トロイド状磁心に起磁力を誘起する。ま
た、検知およびフィードバック用の二次巻線がトロイド
状磁心のまわりに巻回されている。トロイド状磁心の起
磁力の時間変化により、該時間変化に比例した電圧が検
知用巻線に誘起される。該検知用二次巻線に誘起された
電圧に応答して、増幅器がフィードバック用二次巻線に
制御または補償信号を供給する。該制御信号によるフィ
ードバック用巻線の電流は、中心同軸導体の電流によっ
て誘起される起磁力に対して大きさがほぼ等しく、極性
が反対の起磁力をトロイド状磁心に発生する。その結果
生じるトロイド状磁心内の正味のAC起磁力は定常状態
においてほぼゼロである。従って、磁心の飽和の可能性
は著しく低減する。更に、トロイド状磁心中の電流は主
に入力電流の変化に起因し、中心同軸導体の電流に関連
して誘起される。また、フィードバック用二次巻線は中
心同軸導体の電流に比例した出力電流を発生する。
【0011】差動電流センサが、ここに引用する米国特
許出願第08/043,903号(特眼平6−0688
33号)に開示されている。この差動電流センサは、入
力線路電流を所定の比率をもって第1および第2の部分
に分割している。第1および第2の部分の間の電流差
は、その後、入力電流の第1および第2の部分に磁気結
合しているトロイド状巻線によって検知される。この第
1および第2の部分の間の検知された電流差に基づい
て、出力電流が前記電流差および入力電流に関連して発
生される。
【0012】特に、入力電力は第1および第2の部分に
分割され、トロイド状巻線の孔を通って延在している第
1および第2の導体をそれぞれ流れる。入力電流の第1
の部分はトロイド状巻線の孔を通って第1の方向に流
れ、入力電流の第2の部分はトロイド状巻線の孔を通っ
て第1の方向と反対の第2の方向に流れる。第1および
第2の部分の間の電流差はトロイド状巻線に電圧を誘起
する。差動電流センサは、トロイド状巻線に誘起された
電圧を磁気的に検知し、その検知電圧に応じて出力電流
を発生する手段を有することが好ましい。電流差を磁気
的に検知する手段は、典型的には上述したようにトロイ
ド状磁心のまわりに巻回された検知およびフィードバッ
ク用二次巻線である。
【0013】同軸電流センサおよび差動電流センサは、
特に電子式電力量計のような電気計器に使用するため
に、線路電流を検知して逓減する技術において非常に進
歩しているが、更なる改良が望ましい。特に、同軸電流
センサの同軸導体は各導体の電流によって生じる磁界お
よびその結果生じる他の導体の自己インダクタンスによ
って磁気結合する。この相互インダクタンスは結果とし
て生じる逓減された出力電流に位相シフト、すなわちエ
ラーを生じさせる。
【0014】更に、電流が同軸導体間で分割される比率
は導体の断面積に依存しているので、電流分割比は、導
体の第1の端部から材料の一部に孔をあけること等によ
って導体の抵抗値を調整することにより調整することが
できる。この導体の削除または孔あけ処理は導体の位置
合わせおよび大きさのために困難である。更に、同軸電
流センサおよび差動電流センサの両者は比較的複雑な設
計であり、従って製造するのに費用がかかる。
【0015】また更に、差動電流センサのトロイド状磁
心の孔は、この孔の外側の電流センサによって導通され
る電流の第1および第2の部分にほぼ直角である。従っ
て、トロイド状磁心の孔の外側の電流センサに流れる電
流によって誘起される磁束は、検知およびフィードバッ
ク用二次巻線に磁気結合し、逓減された出力電流に位相
シフトを生じさせる。更に、同軸電流センサおよび差動
電流センサの両者は比較的複雑な設計であり、従って製
造するのに費用がかかる。
【0016】特に電子式電力量計のような電気計器で線
路電流を検知するのに使用するために、入力電流に関連
する大きさおよび位相角を有する出力電流を発生する電
流センサを提供することが望ましいが、電流センサはま
だ複雑で高価な設計であること、出力信号に位相シフト
を生じさせる好ましくない磁気結合あること等の多くの
問題を有している。特に、需要家の消費電気エネルギを
計測するための電子回路または集積回路を利用した電気
計器に使用するために、入力電流の大きさおよび位相に
関連する約2−3mAの大きさを有する出力信号を発生
する比較的簡単な設計の電流センサを提供することが望
ましい。
【0017】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、入力電流を検
知する改良された方法および装置を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、入力電流信号を検知し、関連
する出力電流信号を発生する改良された方法および装置
を提供することにある。
【0018】本発明の別の目的は、入力電流信号を検知
し、該入力電流信号に大きさおよび位相において関連す
る出力電流信号を発生する改良された方法および装置を
提供することにある。
【0019】
【発明の概要】これらのおよび他の目的を達成するため
に、本発明では、相互接続導通手段によって接続された
第1および第2の導通手段を含み、該相互接続導通手段
に検知手段が磁気結合されている電流センサを提供す
る。第1の導通手段は、入力電流の第1の部分導通し、
好ましくは第1および第2の導体、典型的には第1およ
び第2の所定の抵抗値をそれぞれ持つ第1および第2の
抵抗を有する。第2の導通手段は、入力電流の第2の部
分を導通し、好ましくは第3および第4の導体、典型的
には第3および第4の所定の抵抗値をそれぞれ持つ第3
および第4の抵抗を有する。
【0020】相互接続導通手段は、好ましくは中心導体
すなわち第5の導体、典型的には第5の所定の抵抗値を
持つ第5の抵抗を有し、この第5の抵抗はブリッジ回路
を形成するように第1および第2の導体間の第1の端部
から第3および第4の導体間の第2の端部まで延在す
る。この相互接続導体(相互接続導通手段)には入力電
流に対して所定の関係を有する電流が生じる。次に、検
知手段が相互接続導体の電流に関連する出力信号を発生
する。この出力電流は、需要家の消費電気エネルギを正
確に計測するために電子式電力量計のような電子式電気
計器の中の集積回路によって検出される。
【0021】検知手段は好ましくは環状電流比較器であ
り、更に好ましくは貫通する孔を持つトロイド状磁心を
有する。相互接続導体はトロイド状磁心の孔を通り抜け
て、電流比較器の1巻きの一次巻線を形成する。相互接
続導体を通る電流は関連する起磁力をトロイド状磁心に
誘起する。誘起された起磁力によって相互接続導体の電
流、従って入力電流を検知することにより、出力信号
は、入力電流信号中の過渡電圧を抑制して電流センサを
保護するように入力電流信号から隔離(isolat
e)される。
【0022】また、検知手段は、トロイド状磁心内に誘
起された起磁力の変化速度を磁気的に検知する手段を有
することが好ましい。トロイド状磁心内に誘起される起
磁力の変化速度を磁気的に検知する手段は、出力信号を
発生するためにトロイド状磁心のまわりに巻回されて、
トロイド状磁心に磁気結合された二次巻線を有すること
が好ましい。トロイド状磁心内の起磁力の変化速度を磁
気的に検知する手段は、フィードバック用二次巻線およ
び検知用二次巻線を有することが更に好ましく、各二次
巻線はトロイド状磁心のまわりに巻回されて、トロイド
状磁心に磁気結合され、両二次巻線間に増幅回路が設け
られる。フィードバックおよび検知用二次巻線および関
連する増幅回路の組合せによって、入力電流信号の大き
さおよび位相に関連する(好ましくは比例する)出力信
号を発生する。また、二次巻線および関連する増幅回路
は、磁心の正味のAC起磁力が定常状態においてほぼゼ
ロとなり、トロイド状磁心の起磁力のどのような変化も
相互接続導体の電流の変化によるものであるように、相
互接続導体の電流によって誘起される起磁力に大きさが
等しく、極性が反対の起磁力を誘起する。
【0023】第3および第4の導体の第3および第4の
所定の抵抗値に対する第1および第2の導体の第1およ
び第2の所定の抵抗値の比率は、導体の温度が変化して
も一定のままであることが好ましい。更に詳しくは、第
1および第4の導体は、コペル(Copel)すなわち
銅ニッケル合金またはマンガニン(Manganin)
すなわちマグネシウム銅合金のような第1の材料、およ
び銅のような第2の材料の両者で構成されることが好ま
しい。第2および第3の導体は、銅のような第2の材料
のみで構成されることが好ましい。第1の材料の固有抵
抗は温度につれて著しく変化しないことが好ましい。し
かしながら、銅のような第2の材料の固有抵抗は温度に
つれて変化する。導体を構成する第1および第2の材料
の相対量は、第3および第4の所定の抵抗値に対する第
1および第2の所定の抵抗値の比率が温度につれて変化
しないように選択されることが好ましい。
【0024】導体が形成される材料の固有の特性に加え
て、導体の抵抗値は一般に断面積に依存している。抵抗
値は、導体に切込みを形成したり、または導体から材料
を取り除くことにより、容易に調整することができ、第
1および第2の所定の抵抗値と第3および第4の所定の
抵抗値との適当な比率を得ることができる。第1および
第3の抵抗は、第1および第2のアームを有する第1の
ほぼU字形の部材で形成されることが好ましく、それら
の第1の端部は第1の脚部に接続されている。また、第
2および第4の抵抗も、第1および第2のアームを有す
る第2のほぼU字形の部材で形成されることが好まし
く、それらの第1の端部は第1および第3の抵抗の第2
の端部に接続され、それらの第2の端部は第2の脚部に
接続されることが好ましい。相互接続導体は、第1およ
び第3の抵抗のそれぞれの第2の端部間に接続されたワ
イヤであることが好ましく、トロイド状磁心の孔を通っ
て延在する。トロイド状磁心の孔によって定められる縦
軸は、ほぼU字形の部材の電流とトロイド状磁心のまわ
りの二次巻線との間の磁気結合を低減するように第1お
よび第2のほぼU字形の部材に平行であることが好まし
い。入力電流は第1の脚部を通ることが好ましく、出力
電流は第2の脚部を通ることが好ましい。更に、第1お
よび第2の脚部は、通常のメータのソケットに係合し、
電気的に接触するように設計されることが好ましい。
【0025】本発明の電流検知方法および装置は、入力
電流信号を検知し、不平衡ブリッジ回路の相互接続導体
すなわち中央導体の電流に基づいて入力電流信号の大き
さおよび位相に関連する出力電流信号を発生することが
できる。ブリッジ回路の相互接続導体すなわち中央導体
の電流はブリッジ回路に供給される入力電流信号に正比
例するので、出力電流信号は入力電流信号の大きさおよ
び位相に関連する。更に、本発明の電流センサは、第1
および第2の導通手段すなわち枝路とトロイド状磁心の
まわりの二次巻線との間の相互インダクタンスすなわち
結合による出力信号の位相のエラーを少なくする。
【0026】
【好適実施例の説明】次に、好適実施例が示されている
添付図面を参照して本発明について以下に更に詳しく説
明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で
実施することができるものであり、ここに説明する実施
例に限定されるものと解釈されるべきものではなく、む
しろ本実施例はこの開示が完璧かつ完全であり、本技術
分野に専門知識を有する者に本発明の範囲を十分に伝え
るように示されているものである。同じ符号は全体にわ
たって同じ構成要素を示している。
【0027】まず、図1および図3を参照すると、本発
明による電流センサ10が例示されている。この電流セ
ンサ10は、入力電流IINの第1および第2の部分をそ
れぞれ流すための第1および第2の枝路13および15
のような第1および第2の導通手段と、ブリッジ回路を
形成するように前記第1および第2の枝路13および1
5の間に延在している中央導体20のような相互接続導
通手段とを有している。また、電流センサ10は、中央
導体20に磁気結合し、位相および大きさが入力電流I
INに関連している出力信号IOUTを発生する検知手段1
1を有する。
【0028】図3に示すように、第1の導通手段すなわ
ち第1の枝路13は、第1および第2の導体12および
14、好ましくは第1および第2の所定の抵抗値R1
よびR2 をそれぞれ持つ第1および第2の抵抗を有す
る。同様に、第2の導通手段すなわち第2の枝路15
は、第3および第4の導体16および18、好ましくは
第3および第4の所定の抵抗値R3 およびR4 をそれぞ
れ持つ第3および第4の抵抗を有する。更に、相互接続
手段すなわち中央導体20は、好ましくは第5の所定の
抵抗値RC を持つ抵抗を有し、第1の導通手段の第1お
よび第2の導体12および14の間の第1の端部22か
ら第2の導通手段の第3および第4の導体16および1
8の間の第2の端部24まで延在している。
【0029】第1の枝路13は、好ましくは入力電流I
INの第1の部分I1 を導通し、第2の枝路15は入力電
流IINの第2の部分I2 を導通する。上記のようにして
構成されたブリッジ回路は、第1および第2の枝路13
および15の第1および第2の電流部分が等しくなく、
電圧差が相互接続導体すなわち中央導体20の両端に生
じるように不平衡であることが好ましい。従って、電流
C が相互接続導体すなわち中央導体20に生じる。相
互接続導体すなわち中央導体20の電流は、第1および
第2の枝路13および15における入力電流IINの第1
および第2の部分に関連しており、従って入力電流IIN
に関連している。特に、相互接続導体すなわち中央導体
20の電流は入力電流IINに正比例し、次式のように計
算することができる。
【0030】
【数1】 IC =[(R14−R23)IIN ]/ΔR (1) ここで、 ΔR ≡[(R1+R2)(R3+R4)+RC(R1+R2
3+R4)] 上式で、R1 ,R2 ,R3 ,R4 およびRC は、それぞ
れ第1、第2、第3、第4の導体および相互接続導体の
抵抗値である。
【0031】典型的には、第1および第4の所定の抵抗
値は、第2および第3の所定の抵抗値よりも非常に大き
くなるように選択される。例えば、第1および第4の所
定の抵抗値は、第2および第3の所定の抵抗値よりも2
5倍ないし40倍大きいことが好ましい。従って、
(1)式は次のように簡単化することができる。
【0032】
【数2】 IC =[(R14)IIN ]/[(R14)+RC(R1+R4)] (2) 従って、所定の入力電流IINに対する相互接続導体すな
わち中央導体20の電流IC の所望の値に基づいて、第
1および第4の抵抗値が決定され、また相互接続導体す
なわち中央導体20の抵抗値(第5の抵抗値)も決定さ
れる。代わりに、第1、第4および第5の抵抗値が所定
の値である場合、入力電流IINに対する相互接続導体す
なわち中央導体20の電流IC の比率が次式のように決
定され得る。
【0033】
【数3】 IC /IIN=(R14)/[(R14)+RC(R1+R4)] (3) 検知手段11は、相互接続導体すなわち中央導体20の
電流IC に関連する(好ましくは比例する)出力電流I
OUT を発生する。好ましいことには、検知手段11は環
状電流比較器を有し、更に好ましくは、図2および図3
に示すように貫通する孔28を持つトロイド状磁心26
を有する。トロイド状磁心26は一般にフェライトのよ
うな材料で構成されている。図2および図3に示すよう
に、相互接続導体すなわち中央導体20は好ましくはト
ロイド状磁心26の孔28を通り抜け、該トロイド状磁
心に磁気結合されている。
【0034】特に、相互接続導体すなわち中央導体20
の電流IC は、トロイド状磁心26に磁束すなわち起磁
力を誘起する。このトロイド状磁心26に誘起された起
磁力は相互接続導体すなわち中央導体20の電流IC
関連し(好ましくは比例し)、従って入力電流IINに関
連する(好ましくは比例する)。誘起された起磁力に基
づいて入力電流IINを検知することにより、電流センサ
10は出力信号IOUTと入力線路電流IINとの間を隔離
して、入力電流IIN上の高い過渡電圧を抑制し、該過渡
電圧から電流センサ10を保護する。
【0035】また、検知手段11は、トロイド状磁心2
6内に誘起された起磁力の変化速度を磁気的に検知する
手段を有することが好ましい。トロイド状磁心26内の
起磁力の変化速度を磁気的に検知する手段は、出力信号
OUT を発生するためにトロイド状磁心26のまわりに
巻回されて、該トロイド状磁心に磁気結合される二次巻
線を有することが好ましい。
【0036】更に好ましいことには、トロイド状磁心2
6内の起磁力の変化速度を磁気的に検知する手段は、図
3に示すように、フィードバック用二次巻線30、検知
用二次巻線32および増幅回路34を有する。トロイド
状磁心26内の起磁力の変化速度により該起磁力の変化
速度に比例した電圧が検知巻線32に誘起される。増幅
回路34は検知巻線32に誘起された電圧に応答して、
制御信号または補償信号をフィードバック巻線30に供
給する。制御信号によるフィードバック巻線30の電流
は、トロイド状磁心26に起磁力を発生する。この起磁
力は相互接続導体20の電流によって誘起された起磁力
と大きさがほぼ等しく、極性が反対である。その結果、
定常状態におけるトロイド状磁心26の正味のAC起磁
力は、ほぼゼロである。定常状態における正味の起磁力
を最小に維持することによりトロイド状磁心26の飽和
が防止されるので、入力電流IINの変化によりトロイド
状磁心26に誘起される起磁力は、相互接続導体20の
電流ICに関連して誘起される。また、フィードバック
用二次巻線30は入力電流信号IINの大きさおよび位相
に関連する(好ましくは比例する)出力信号IOUT を発
生する。
【0037】集積回路を利用する電子式電力量計によっ
て要求される大きな変成比を得るために、2つの変成比
を定める2つの異なる変成が本発明の電流センサ10に
より行われる。2つの変成比の積が電流センサ10全体
の変成比であり、検知された出力信号IOUT の大きさと
入力電流IINの大きさとの間の関係を定める。詳しく説
明すると、第1の変成比は、(3)式に示すような相互
接続導体すなわち中央導体20の電流IC と入力電流I
INとの間の関係によって得られる。一実施例では、第1
のブリッジ回路は、好ましくは200Aの入力電流IIN
に対して3Aの電流IC が相互接続導体すなわち中央導
体20に設定されるように3:200の変成比を定め
る。
【0038】第2の変成比は、トロイド状磁心26のま
わりの二次巻線の数によって得られる。更に詳しくは、
電流比較器の一次側および二次側の両方のアンペアター
ンが同じであることが好ましい。相互接続導体すなわち
中央導体20は実効的にトロイド状磁心26のまわりに
1巻きの一次巻線を形成しているのに対して、フィード
バック用二次巻線30はその巻数を可変にして、出力信
号IOUT を最適化することができる。一次巻線の1巻き
(ターン)と相互接続導体すなわち中央導体20の電流
との積、すなわち1巻き×3A=3アンペアターンは、
フィードバック用二次巻線30の巻数と該巻線によって
生じる出力信号IOUT との積に等しい。従って、フィー
ドバック用二次巻線30の巻数を増大すると、その結果
生じる出力信号IOUT は、電流比較器の一次側と二次側
のアンペアターンが等しくなるように減少する。
【0039】電流センサ10全体の変成比、従って出力
信号IOUT と入力電流IINの大きさの関係は、入力電流
INに対する相互接続導体すなわち中央導体20の電流
Cの比率によって定められる第1の変成比と、電流比
較器を形成しているトロイド状磁心26の一次巻線およ
び二次巻線間のアンペアターン関係に基づく第2の変成
比との積である。特に、電流センサ10全体の変成比
は、出力電流IOUT が関連の集積回路すなわちASIC
によって受け入れられレベルになるように、入力線路電
流IINを約2mAの出力電流IOUTに逓減することが好
ましい。
【0040】従って、200Aの最大入力電流を受ける
ように設計された電子式電力量計の場合、電流センサ1
0全体の変成比は、2mAの出力電流IOUT を出力する
ために100000:1でなければならない。上述した
ように、ブリッジ回路によって得られる第1の変成比
は、200Aの入力電流IINに基づいて相互接続導体す
なわち中央導体20に3Aの電流を発生する。トロイド
状磁心26の一次および二次巻線間のアンペアターン関
係によって得られる第2の変成比は、相互接続導体すな
わち中央導体20の3Aの電流から2mAの出力電流I
OUT を発生することが好ましい。従って、相互接続導体
20によって形成される1巻きの一次巻線に対する二次
巻線の比率は、第2の変成比を得るように1500:1
でなければならない。
【0041】図1および図2に示すように、第1および
第4の導体12および18は第1および第2の材料を組
み合わせて構成されることが好ましい。対照的に、第2
および第3の導体14および16は第2の材料を除いて
構成されることが好ましい。本発明の精神および範囲か
ら逸脱することなく、種々の材料を使用することができ
るが、第1の材料はコペル(Copel)のような銅と
ニッケルの合金またはマンガニン(Manganin)
のようなマグネシウムと銅の合金であることが好まし
い。好ましいことに、第1の材料の抵抗は温度によって
著しく変化しない。例えば、マンガニンの固有抵抗は
0.000015Ω/゜Cで変化する。
【0042】これに対して、銅またはアルミニウムのよ
うな第2の材料は、第1の材料に比較して比較的低い抵
抗値を有することが好ましい。例えば、第1の材料の抵
抗値は第2の材料の抵抗値の少なくとも25倍大きいこ
とが好ましい。第2および第3の導体14および16の
抵抗値は、比較的大きな抵抗値を持つ第1の材料を含む
第1および第4の導体12および18の抵抗値に比較し
て小さいことが好ましい。しかしながら、第2の材料の
抵抗値は温度によって特徴的に変化する。
【0043】第2の材料の抵抗値が温度により変化した
としても、電流センサ10の特性は温度により変化しな
いことが好ましい。それぞれの導体の所定の抵抗値によ
って設定される変成比は温度に無関係でなければならな
い。従って、第3および第4の所定の抵抗値に対する第
1および第2の所定の抵抗値の比率は、導体の温度が変
化しても一定のままである。従って、入力電流IINに対
する相互接続導体すなわち中央導体20の電流IC の相
対的大きさおよび位相は温度の変化に対して一定のまま
である。
【0044】銅のような第2の材料は温度により変化す
る固有抵抗を有しているので、各導体は、第3および第
4の所定の抵抗値に対する第1および第2の所定の抵抗
値の比率が全体として温度変化に無関係になるように第
2の材料を所定の量含んでいることが好ましい。特に、
相互接続導体すなわち中央導体20は直線的である必要
はないが、各導体が第2の材料を所定量含むように図1
および図2に示す構成することができる。例えば、図1
および図2に示すように第2の端部24のような一端
は、第1および第2の枝路の抵抗値の比率が一定で、か
つ温度に無関係であるように、選択可能に位置決めする
ことができる。
【0045】導体を構成する材料の特性に加えて、導体
の固有抵抗は導体の断面積によって設定される。各導体
のそれぞれの抵抗値を調整するには、図1に示すように
導体の少なくとも1つに切込みまたは平らな部分36を
形成したり、または別の方法では導体の1つから材料を
取り除いて、その抵抗を増大し、電流を減少させること
ができる。切込みまたは平らな部分が形成された導体の
抵抗値は、切込みまたは平らな部分36の大きさまたは
取り除かれた材料の量に比例して変化し、大きな切込み
は抵抗を大きくし、また取り除かれる材料の量が大きい
と抵抗は大きくなる。導体の所定の抵抗値の更なる調
節、およびその結果の第1および第2の枝路の間の抵抗
値の比率は導体の調整によって得ることができる。
【0046】また、相互接続導体20は第1の材料で構
成することが好ましい。従って、相互接続導体20は、
第2の材料から構成される第2および第3の導体14お
よび16に比べて比較的大きな抵抗値を持つ。相互接続
導体20の抵抗値は、他の導体およびその長さに比べ
て、その比較的小さな断面積によって更に増大する。図
1および図2に示すように、入力電流は、第1および第
2の枝路の両方の第1の端部が接続されている典型的に
は銅またはアルミニウムからなる第1の脚部38によっ
て供給することが好ましい。第1および第2の枝路の両
方の第2の端部は、出力負荷電流IO を需要家の計測さ
れる電気負荷に供給する第2の脚部40に接続すること
が好ましい。第1および第2の脚部38および40は、
需要家に供給される出力負荷電流IO を計測し得るよう
に標準のメータソケットまたは取付器具に係合して電気
接続されるように設計される。
【0047】また図1および図2に示すように、第1お
よび第3の導体12および16は、第1および第2のア
ームを有する第1のほぼU字形の部材で形成することが
好ましく、それぞれの第1の端部が第1の脚部38に接
続されている。同様に、第2および第4の導体14およ
び18は、第1および第2のアームを有する第2のほぼ
U字形の部材で形成することが好ましく、それぞれの第
1の端部が第2の脚部40に接続されている。更に、第
1および第2のほぼU字形の部材はそれぞれ第1および
第2の脚部に電子ビーム溶接されることが好ましい。
【0048】第1のほぼU字形の部材の第1および第2
のアームの第2の端部は、第2のほぼU字形の部材の第
1および第2のアームの第2の端部にそれぞれ接続され
ている。更に、第1および第2のほぼU字形の部材は、
図1および図2に示すように同一平面上にあることが好
ましい。また更に、中央導体20は、第1および第2の
ほぼU字形の部材の第1のアームのそれぞれの第2の端
部と第1および第2のほぼU字形の部材の第2のアーム
のそれぞれの第2の端部との間に延在するワイヤである
ことが好ましい。
【0049】図2および図3に示すように、該ワイヤは
トロイド状磁心26の孔28を通って延在している。こ
の孔28は縦軸28aを定める。この縦軸は第1および
第2のほぼU字形の部材にほぼ平行であり、更に好まし
くは該部材と同一平面上にある。従って、第1および第
2のほぼU字形の部材の電流とトロイド状磁心26に巻
回された二次巻線との間の磁気結合が減少し、その結果
出力電流IOUT と入力線路電流IIN間の位相エラーが減
少する。
【0050】電流センサ10の特定の構造は広範に変え
得るが、検知手段11はその動作および寿命を向上する
ように絶縁材料42によってカプセル封じすることが好
ましい。更に好ましくは、この絶縁材はプラスチック材
である。更に、図1において、前記カプセル封じされた
検知手段11から延在しているワイヤ44が外部の増幅
回路(図示せず)に接続される。ワイヤ44は共通プリ
ント回路基板46から延在し、該プリント回路基板上に
おいて検知およびフィードバック用二次巻線30および
32の各端部とワイヤ44の一端とが電気的に接続され
る。外部の増幅回路30は、本発明の範囲から逸脱する
ことなく、検知手段11と一緒にカプセル封じすること
により、該検知手段11から延在するワイヤ44を除去
することができる。代わりに、検知およびフィードバッ
ク用巻線30および32の各端部ならびにアース用ワイ
ヤは、カプセル封じされた検知手段11内でプンリト回
路基板に接続することなく、カプセル封じされた検知手
段11から延在させることができる。
【0051】上述したように、本発明の電流センサの第
1および第2の脚部38および40は通常のメータソケ
ットと係合するように設計される。従って、製造価格が
比較的安価であり、かつ電子式電力量計のような多数の
電子式電気計器に取り入れることができる本発明の電流
センサによって得られる潜在的な価格の節約はかなりの
ものである。更に、本発明の電流センサの設計は第1お
よび第2の枝路13および15と二次巻線との間の相互
インダクタンスすなわち磁気結合を低減し、従来の設計
に比較して電流センサの抵抗対リアクタンス比を増大す
る。従って、出力電流IOUT の位相角は入力電流IIN
位相角をより正確に反映する。
【0052】図面および明細書において、本発明の典型
的な好適実施例を開示した。また、特定の用語を使用し
たが、これらの用語は一般的および記述的意味において
のみ使用されたのであり、限定のために使用されている
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電流センサの斜視図である。
【図2】図1の線2−2に沿った図1の電流センサの拡
大断面図である。
【図3】図1の電流センサの電気的構成図である。
【図4】トロイド状巻線と検知およびフィードバック用
二次巻線を有する本発明による電流センサの概略回路図
である。
【符号の説明】
10 電流センサ 11 検知手段 12 第1の導体 13 第1の導通手段を構成する第1の枝路 14 第2の導体 15 第2の導通手段を構成する第2の枝路 16 第3の導体 18 第4の導体 20 相互接続導体 26 トロイド状磁心 28 孔 30 フィードバック用二次巻線 32 検知用二次巻線 34 増幅回路 38 第1の脚部 40 第2の脚部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流を検知する装置であって、 前記入力電流の第1の部分を導通する第1の導通手段
    と、 前記入力電流の第2の部分を導通する第2の導通手段
    と、 前記第1および第2の導通手段の間で電流を導通する相
    互接続手段と、 前記相互接続手段に磁気結合され、前記相互接続手段に
    流れる電流に関連する出力信号を発生する検知手段とを
    そなえている電流検知装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の導通手段は、第1および第2
    の所定の抵抗値をそれぞれ持つ第1および第2の導体を
    有し、前記第2の導通手段は、第3および第4の所定の
    抵抗値をそれぞれ持つ第3および第4の導体を有してい
    る請求項1記載の電流検知装置。
  3. 【請求項3】 前記相互接続手段は、第5の所定の抵抗
    値を持つ第5の導体であり、前記検知手段は、貫通する
    孔を持つトロイド状磁心を有している請求項2記載の電
    流検知装置。
  4. 【請求項4】 前記第5の導体は、前記第1の導通手段
    の前記第1および第2の導体間の第1の端部から前記第
    2の導通手段の前記第3および第4の導体間の第2の端
    部まで延在しており、前記第5の導体はまた前記トロイ
    ド状磁心の前記孔を通り抜けている請求項3記載の電流
    検知装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、前記相互接続手段に流
    れる電流によってトロイド状磁心内に誘起された起磁力
    の変化速度を磁気的に検知する手段を有している請求項
    1記載の電流検知装置。
  6. 【請求項6】 前記トロイド状磁心に誘起された起磁力
    の変化速度を磁気的に検知する前記手段は、前記トロイ
    ド状磁心のまわりに巻回されて、前記トロイド状磁心に
    磁気結合された、前記出力信号を発生する二次巻線を有
    している請求項5記載の電流検知装置。
  7. 【請求項7】 前記トロイド状磁心に誘起された起磁力
    の変化速度を磁気的に検知する前記手段は、 前記トロイド状磁心のまわりに巻回され、前記トロイド
    状磁心に磁気結合された検知用二次巻線と、 該検知用二次巻線に接続された入力を有する増幅手段
    と、 前記トロイド状磁心のまわりに巻回されて、前記トロイ
    ド状磁心に磁気結合され、かつ第1の端部が前記増幅手
    段の出力に接続されたフィードバック用二次巻線とを有
    している請求項5記載の電流検知装置。
  8. 【請求項8】 前記第3および第4の所定の抵抗値に対
    する前記第1および第2の所定の抵抗値の比率は、前記
    第1、第2、第3および第4の導体の温度が変化しても
    一定のままである請求項2記載の電流検知装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第4の導体は第1および
    第2の材料から構成され、前記第2および第3の導体は
    前記第2の材料から構成されている請求項8記載の電流
    検知装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の材料はその固有抵抗が温度
    により変化せず、前記第2の材料はその固有抵抗が温度
    により変化するものであり、前記導体は、前記第3およ
    び第4の所定の抵抗値に対する前記第1および第2の所
    定の抵抗値の比率が前記第1および第2の材料の温度変
    化により変化しないように、前記第2の材料を所定量含
    んでいる請求項9記載の電流検知装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の導体は切込みを有し、前記
    第1の導体の抵抗値は前記切込みの大きさに関連して変
    化する請求項2記載の電流検知装置。
  12. 【請求項12】 入力電流を導通する第1の脚部と、 それぞれの第1端部が前記第1の脚部に接続された第1
    および第2のアームを有する第1のほぼU字形の部材
    と、 それぞれの第2端部が前記第1のほぼU字形の部材の前
    記第1および第2のアームにそれぞれ接続された第1お
    よび第2のアームを有する第2のほぼU字形の部材と、 前記第1のほぼU字形の部材の前記第1のアームの第2
    端部と前記第1のほぼU字形の部材の前記第2のアーム
    の第2端部との間に延在するワイヤと、 前記第2のほぼU字形の部材の前記第1および第2のア
    ームのそれぞれの第1の端部に接続された、出力電流を
    導通する第2の脚部と、 前記ワイヤが通り抜ける孔を有するトロイド状磁心であ
    って、前記孔が前記第1および第2のほぼU字形の部材
    にほぼ平行に延在する縦軸を定めている前記トロイド状
    磁心とをそなえている電流検知装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のほぼU字形の部材の前記第
    2のアームおよび前記第2のほぼU字形の部材の前記第
    1のアームは第1および第2の材料で構成され、前記第
    1のほぼU字形の部材の前記第1のアームおよび前記第
    2のほぼU字形の部材の前記第2のアームは前記第2の
    材料で構成されている請求項12記載の電流検知装置。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2のほぼU字形の部
    材は前記第1および第2の脚部に電子ビーム溶接されて
    いる請求項12記載の電流検知装置。
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