JPH08282747A - インクジェット記録シート収納体 - Google Patents
インクジェット記録シート収納体Info
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- JPH08282747A JPH08282747A JP7113763A JP11376395A JPH08282747A JP H08282747 A JPH08282747 A JP H08282747A JP 7113763 A JP7113763 A JP 7113763A JP 11376395 A JP11376395 A JP 11376395A JP H08282747 A JPH08282747 A JP H08282747A
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Abstract
装置にセットしても記録シートが確実に給送され、高解
像度画像が確実に得られるインクジェット記録シート収
納体を提供する。 【構成】 表面にインク受容層を有するインクジェット
記録シートSをポリプロピレン製の袋3に収納した収納
体であって、その袋の内面3aと対向するインクジェッ
ト記録シートSnの裏面Snaと袋の内面3aとの間に
保護シートPSを介在させたことを特徴とする。
Description
ト収納体に関する。特に、表面にインク受容層を有する
インクジェット記録シート(以下単に記録シートとも言
う)の収納体に関するものである。
上にインク滴を吐出し、そのドットで画像(文字を含
む)を形成して記録を行なう記録方式である。
られる記録シートとしては、普通紙の他、コート紙等
(コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)用
シート、光沢紙、光沢フィルム等、以下同じ)が知られ
ている。
面に多孔性のインク受容層を有している。インク受容層
は、顔料、バインダー、および助剤で構成されている。
顔料としては、高いインク吸収性と発色濃度とを得るた
めに、多孔性で屈折率の低いものが用いられており、無
定型シリカが最も多く用いられている。バインダーとし
ては、定着強度、インク吸収性を得るために、成膜性の
良い水溶性樹脂が用いられており、PVA(ポリビニル
アルコール)、ポリマーラテックスが良く用いられてい
る。助剤としては、耐水性向上のためのカチオン性樹
脂、耐光性向上のための光安定剤、白色度向上のための
蛍光増白剤、等が用いられている。
比べて高い発色濃度、鮮明な色相を持つ記録状態、すな
わち色再現性の大きな記録状態が得られる。また、パル
プ繊維に沿ってヒゲ状ににじむフェザリング現象が抑え
られドットの真円性が向上する。更に、インク受容層中
の成分の選択によりドット径を制御できることから高解
像度化を図ることも可能である。
解像度のカラー画像を得るのに適している。
レン製の袋に複数枚収納されて販売等されていた。
置としては、図4に示すようなものが知られている。
フィードローラ、13は搬送ローラ、14はピンチロー
ラ、15はインクジェットヘッド、16は排出ローラ、
17は排出ギザローラである。
枚積層状態でセットされる。給紙トレイ11は、記録シ
ートの給送時にフィードローラ12に向けて記録シート
Sを所定の力F1で押圧する。
ともその表面にゴム層を有しているローラをいう。以下
同じ)であり、給送時に回転して、最上位にある記録シ
ートS1を給送する。
にピンチローラ14が所定の力F2で押圧されている。
少なくとも搬送ローラ13は駆動ローラとして構成され
ている。したがって、給送された記録シートSは搬送ロ
ーラ13とピンチローラ14とで挟圧されながら搬送さ
れる。
Sの表面にインク滴を吐出し画像を形成する。
に排出ギザローラ17が所定の力F3で押圧されてい
る。排出ローラ16は駆動ローラとして構成されてお
り、通常排出ギザローラ17は従動ローラとして構成さ
れている。したがって、記録済の記録シートは、排出ロ
ーラ16と排出ギザローラ17とで挟圧されながら搬送
され、そして排出される。
の周速に対して多少増速されており、記録中の記録シー
トSは、搬送ローラ13と排出ローラ16との間で張ら
れるような状態で搬送される。したがって、排出ローラ
16による搬送力は、記録中の記録媒体の搬送精度に影
響を与える。
1から給送された記録シートSは搬送ローラ13に巻き
回されることにより反転し、給紙トレイ11側に排出さ
れる。
(非記録面)が上側に位置する状態で給紙トレイ11に
セットされる。
なう場合、記録シートSは、フィードローラ12によっ
て確実に1枚ずつ給送される必要がある。
レン製の袋から複数枚の記録シートを全て取り出し、こ
れをそのまま給紙トレイ11にセットして装置を作動さ
せた際、最上位にある記録シートS1が給送されないこ
とがあるという問題があった。
ン製の袋には、その取扱い性を向上させるために、スリ
ップ剤が比較的多量に含有されており、このスリップ剤
が最上位にある記録シートS1の裏面に付着するため、
フィードローラ12がスリップしてしまうためであると
いうことが分かった。
された場合でも、その裏面にポリプロピレン製の袋から
のスリップ剤が付着しているために、搬送ローラ13、
排出ローラ16による搬送精度が低下し、インク受容層
の作用で得られるべき高解像度画像の品質が損なわれる
ことがあるという問題もあった。
し、記録シートを収納袋から取り出してそのまま装置に
セットしても記録シートが確実に給送され、高解像度画
像が確実に得られるインクジェット記録シート収納体を
提供することにある。
に請求項1記載のインクジェット記録シート収納体は、
表面にインク受容層を有するインクジェット記録シート
をポリプロピレン製の袋に収納した収納体であって、そ
の袋の内面と対向する前記インクジェット記録シートの
裏面と前記袋の内面との間に保護シートを介在させたこ
とを特徴とする。
収納体は、請求項1記載のインクジェット記録シート収
納体において、前記インクジェット記録シートの基材
が、透明あるいは白色のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムであることを特徴とする。
収納体は、請求項1または2記載のインクジェット記録
シート収納体において、前記保護シートの厚さが50μ
m〜2mmであることを特徴とする。
体によれば、表面にインク受容層を有するインクジェッ
ト記録シートをポリプロピレン製の袋に収納してあるか
ら、袋の取扱い性、例えば自動包装機等における取扱い
性が損なわれない。
クジェット記録シートの裏面と、前記袋の内面との間に
は保護シートが介在しているので、インクジェット記録
シートの裏面には袋からのスリップ剤が付着しない。
出してそのまま記録装置にセットしても記録シートが確
実に給送されることとなる。
付着しないので、搬送ローラ等による搬送精度が低下せ
ず、インク受容層の作用で得られるべき高解像度画像が
確実に得られる。
レートフィルムである場合、これをポリプロピレン製の
袋に収納したとすると、スリップ剤がより付着し易いと
いう問題が生じる。
材がポリエチレンテレフタレートフィルムである場合に
特に有効である。
収納体によれば、請求項1または2記載のインクジェッ
ト記録シート収納体において、前記保護シートの厚さが
50μm〜2mmであるので、次のような作用が得られ
る。
レン製の袋に収納される保護シートの厚さが50μm以
下であると、袋に収納される記録シートの枚数が少ない
場合に収納体が曲がり易くなり、したがって、記録シー
トが曲がり易くなってしまうという問題が生じる。
ると、収納体の輸送時等における振動で、袋が破け易く
なるという問題が生じる。また、コストアップの原因と
もなる。
ト記録シート収納体によれば、保護シートの厚さが50
μm〜2mmであるから、袋に収納される記録シートの
枚数が少ない場合にでも記録シートが曲がり難く、ま
た、収納体の輸送時等における振動で袋が破け難くな
り、しかも、コストダウンを図ることもできる。
して説明する。
ート収納体の一実施例を示す概略図である。
ット記録シート収納体10は、複数枚のインクジェット
記録シートSをポリプロピレン製の袋3に収納した収納
体であって、その袋3の内面3aと対向する記録シート
Snの裏面Snaと、前記袋の内面3aとの間に保護シ
ートPSを介在させた構成となっている。
ト状基材1の表面に、多孔性のインク受容層2を有して
いる。
合成樹脂フィルム(例えばポリエチレンテレフタレート
フィルム)等で構成されている。
いることができる。例えば、顔料、バインダー、および
助剤で構成し、顔料としては無定型シリカを用い、バイ
ンダーとしては、PVA(ポリビニルアルコール)、ポ
リマーラテックス等、成膜性の良い水溶性樹脂を用い
る。また、助剤としては、耐水性向上のためのカチオン
性樹脂、耐光性向上のための光安定剤、白色度向上のた
めの蛍光増白剤、等を用いる。
ことができ、その塗工方法としては、ブレードコータ
ー、エアナイフコーター、ロールコーター、キスコータ
ー、スクイズコーター、カーテンコーター、バーコータ
ー、グラビアコーター、コンマコーター等の公知の塗工
機を用いた塗工方法の中から適宣選択して使用すること
ができる。
が記録シートSnに付着するのを防止することができる
シート材であれば良く、例えば、紙を用いることができ
る。
mとすることが望ましい。
ると、袋3に収納される記録シートSの枚数が少ない場
合に収納体が曲がり易くなり、したがって、記録シート
Sが曲がり易くなってしまう。逆に、保護シートPSの
厚さが2mm以上であると、収納体の輸送時等における
振動で、袋3が破け易くなり、また、コストアップの原
因ともなる。
μm〜2mmとすることにより、袋3に収納される記録
シートSの枚数が少ない場合にでも記録シートSが曲が
り難くなり、また、収納体の輸送時等における振動で袋
3が破け難くなり、しかも、コストダウンを図ることも
できる。
体10によれば、表面にインク受容層2を有するインク
ジェット記録シートSをポリプロピレン製の袋3に収納
してあるから、袋3の取扱い性、例えば自動包装機等に
おける取扱い性が損なわれない。
録シートSnの裏面と前記袋の内面3aとの間には保護
シートPSが介在しているので、記録シートSnの裏面
Snaには袋3からのスリップ剤が付着しない。なお、
記録シートSn以外の記録シートについてはこれに隣接
する記録シート自体が保護シートの役割をなすので、や
はりその裏面には袋3からのスリップ剤が付着しない。
取り出してそのまま記録装置にセットしても記録シート
Sが確実に給送されることとなる。
が付着しないので、搬送ローラ等による搬送精度が低下
せず、インク受容層2の作用で得られるべき高解像度画
像が確実に得られる。
録面)1aには、必要に応じて滑剤を塗布することがで
きる。
層2を有する記録シートSは、その表面が普通紙に比べ
て平滑であるため、これを積層すると互いに密着し易
い。したがって、記録装置の給紙トレイに記録シートS
を積層状態でセットすると、相互の密着性によって重送
される(2枚以上の記録媒体が共送りされる)おそれが
ある。例えば、図4において給紙トレイ11の最上位に
あって給送されるべき記録シートS1がその下位にある
記録シートS2に対して滑り難くなり、記録シートS1
とともに記録シートS2もが給送されてしまい易くな
る。
に、記録シートSの裏面1aには、必要に応じて滑剤を
塗布することができる。
トSの重送が防止される程度の材質および塗布量で形成
されるが、裏面に滑剤が塗布された記録シートSが、仮
に従来技術として説明したようなポリプロピレン製の袋
に直接収納されたとすると、ポリプロピレン製袋のスリ
ップ剤が滑剤の塗布層に付着し、フィードローラ等のゴ
ムローラに対して一層滑り易くなる。
内面3aと対向する記録シートSnの裏面と、前記袋の
内面3aとの間に保護シートPSを介在させる構成によ
れば、記録シートSの裏面に滑剤を塗布したとしても、
フィードローラ等のゴムローラと記録シートSの裏面1
aとの摩擦係数は充分に確保される。
録面と、袋の内面3aとの間にも保護シート(図示せ
ず)を介在させてもかまわない。
プリンタの一例の内部構造を示す側面図である。
の形式を有しており、したがって、図3において、図4
に示した装置の部分と対応する部分には同一の符号が付
してある。
イ11に、記録シートSを収納袋3から取り出してその
ままセットして画像を記録したところ、給送不良(重送
も含む)は生じず、搬送ローラ13および排出ローラ1
6におけるスリップも生じず、高品質のカラー画像を得
ることができた。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
数は、複数枚ではなく1枚でもかまわない。
ら取り出してそのまま装置にセットしても記録シートが
確実に給送され、高解像度画像が確実に得られる。
の一実施例を示す概略図。
す側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面にインク受容層を有するインクジェ
ット記録シートをポリプロピレン製の袋に収納した収納
体であって、その袋の内面と対向する前記インクジェッ
ト記録シートの裏面と、前記袋の内面との間に保護シー
トを介在させたことを特徴とするインクジェット記録シ
ート収納体。 - 【請求項2】 前記インクジェット記録シートの基材
が、透明あるいは白色のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムであることを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェット記録シート収納体。 - 【請求項3】 前記保護シートの厚さが50μm〜2m
mであることを特徴とする請求項1または2記載のイン
クジェット記録シート収納体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11376395A JP3603384B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | インクジェット記録シート収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11376395A JP3603384B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | インクジェット記録シート収納体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282747A true JPH08282747A (ja) | 1996-10-29 |
JP3603384B2 JP3603384B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=14620533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11376395A Expired - Lifetime JP3603384B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | インクジェット記録シート収納体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3603384B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187971A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Taiyo Seiki Kk | 冊子用用紙 |
JP2013006618A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Dainippon Printing Co Ltd | Idカード包装体、idカード包装方法およびidカード装填方法 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP11376395A patent/JP3603384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187971A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Taiyo Seiki Kk | 冊子用用紙 |
JP4626974B2 (ja) * | 2005-01-07 | 2011-02-09 | 太陽精機株式会社 | 冊子用用紙 |
JP2013006618A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Dainippon Printing Co Ltd | Idカード包装体、idカード包装方法およびidカード装填方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3603384B2 (ja) | 2004-12-22 |
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