JPH0828266A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPH0828266A
JPH0828266A JP18307694A JP18307694A JPH0828266A JP H0828266 A JPH0828266 A JP H0828266A JP 18307694 A JP18307694 A JP 18307694A JP 18307694 A JP18307694 A JP 18307694A JP H0828266 A JPH0828266 A JP H0828266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling
engine
fan
radiator
Prior art date
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Pending
Application number
JP18307694A
Other languages
English (en)
Inventor
Godo Ozawa
吾道 小沢
Hirokazu Miyazaki
博和 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP18307694A priority Critical patent/JPH0828266A/ja
Publication of JPH0828266A publication Critical patent/JPH0828266A/ja
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの冷却装置に係わり、特にブルドー
ザや、ホイールローダの作業時の塵埃から、ラジエータ
の目詰まりを少なくする押し出しファンを用いた時、空
冷アフタクーラの冷却効率向上を図る。 【構成】 エンジン室30側から冷却風27を吐出する
方向の風流れとした冷却ファン13を設置し、冷却風2
7の上流側27aから空冷アフタクーラ12、ラジエー
タ11の順に配置したことを特徴とする。また、空冷ア
フタクーラ12をファンシュラウド14の内側14aに
設置したことを特徴とする。さらに、空冷アフタクーラ
12にファンシュラウド14を介してエンジン10を運
転するに必要な空気を流す最短での吸気配管21、22
で接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの冷却装置に
係わり、特にブルドーザやホイールローダの作業時の塵
埃からラジエータの目詰まりを少なくする押し出しファ
ンを用いた時、空冷アフタクーラの冷却効率の向上を図
るエンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示す様に、エンジン50の
高出力化やNOx低減を図り、冷却効率を向上させるた
めに、ターボチャージャ51により過給した空気52
は、配管53を介し、空冷式アフタクーラ54にて冷却
して配管55を経由して吸気マニホールド56に送り込
む方式を採用している。これらのエンジン50の冷却装
置においては、エンジン室57内に吸い込みファン58
を有し、吸い込みファン58の前面にラジエータ59を
設け、さらにラジエータ59の外側に空冷式アフタクー
ラ54を設置している。この様なエンジンの冷却装置に
おいては、冷却空気60は、吸い込みファン58によ
り、空冷式アフタクーラ54を通りさらに、ラジエータ
59を通り抜け、エンジン50の外周を経て後方に放出
される(例えば、特開昭63−50617号公報参
照)。吸い込みファン方式の場合、空冷式アフタクーラ
54はエンジン50の高出力化やNOx低減策に有利で
有るために、冷却空気温度が最も低い所に設置するよう
エンジンのラジエータ59の外側に設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エンジンの
冷却装置において、上記従来の吸い込みファン方式の提
案では、ブルドーザやホイールローダ等の建設機械に採
用すると、次の問題がある。 (イ)作業時の埃を冷却風と共にファン58で吸い込
み、空冷式アフタクーラ54や、ラジエータ59を目詰
りさせて冷却効率を低下させている。 (ロ)エアーコンデショナーを付けていないキャブ付車
両では、窓を開けて作業するときや、キャノピー付の車
両、あるいはキャブ無し車両においては、オペレータ
に、ラジエータにて熱交換された熱い風や、ファンで吸
い込まれた埃が直接当り作業環境を悪化させている。 (ハ)空冷式アフタクーラ54と、ターボチャージャ5
1および、吸気マニホールド56との間の各吸気配管5
3、55が長くなり吸気抵抗が増すと共に、かつラジエ
ータ59の外側を経由するので、エンジン室57の横幅
を、配管部分の寸法だけ広くする必要があった
【0004】そこで、本発明は、空冷式アフタクーラ5
4に接続する吸気配管53、55を短くし、かつエンジ
ン室57の横幅を吸気配管部分の寸法分広げない構造
で、ラジエータ59の目詰りのない作業環境の良いブル
ドーザやホイールローダ、その他建設機械等の車両のエ
ンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ブルドーザやホイールローダ、その他
建設機械等の車両において、エンジン室30側から冷却
風27を吐出する方向の風流れとした冷却ファン13を
設置し、冷却風の上流側27aから空冷アフタクーラ1
2、次にラジエータ11の順に配置している。
【0006】第1の発明を主体とする第2の発明は、ラ
ジエータ11と冷却ファン13外周部13aとの間にフ
ァンシュラウド14を設けると共に空冷アフタクーラ1
2をファンシュラウド14の内側14aに設置してい
る。
【0007】さらに、第3の発明は、空冷アフタクーラ
11にエンジン10を運転するに必要な空気を流す吸気
配管21、22をファンシュラウド14を介して接続し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成されたブルドーザやホイール
ローダの車両、その他建設機械等のエンジンの冷却装置
において、エンジン室30内側から冷却風27をエンジ
ン室外31に吐出する方向の風流れとした冷却ファン1
3を設置し、風の上流側27aの冷却ファン13側から
空冷アフタクーラ12、次にラジエータ11の順に配置
したから、空冷アフタクーラ12の冷却効率が向上する
と共に、作業時に作業機より発生する塵埃が、冷却ファ
ン13より吸い込まれてラジエータ11のコアー11a
や、空冷アフタクーラ12のコアー12aに付着しな
い。
【0009】また、ラジエータ11と冷却ファン13の
外周部13aとの間にフアンシュラウド14を設けると
共に空冷アフタクーラ12をファンシュラウド14の内
側14aに設置しているから、空冷アフタクーラ11に
ファンシュラウド14を介してエンジン10を駆動する
に必要な空気を、空冷アフタクーラ11とエンジン10
のターボチャージャ17と、吸気マニホールド23を短
かい吸気配管21、22の長さで構成したから吸気抵抗
が少なくなる。
【0010】さらに、空冷アフタクーラ12にファンシ
ュラウド14を介して吸入空気27を流すことを特徴と
しているから、空冷アフタクーラ12の冷却効率が上が
ると共に、空冷アフタクーラ12と配管21、22が分
割容易としている。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、本発明のエンジン冷却装置の平面図である。図
2は、本発明のエンジン冷却装置の側面図である。図3
は、本発明のエンジン冷却装置のA−A断面図である。
なお、図1から図3において共通する部品については同
一符号を付して説明する。
【0012】図1のターボチャジャ17付エンジン10
を搭載した建設車両32に、エンジン室外31側からラ
ジエータ11、空冷アフタクーラ12の順に配置装着す
る。ラジエータ11には、空冷アフタクーラ12を内装
したファンシュラウド14を装着する。エンジン10に
は、エンジン10にて回転する冷却ファン13が装着し
てある。ファンシュラウド14には冷却ファン13が内
装するようにガード15が装着してある。エンジン10
の冷却用水は、配管16a、16bにてラジエータ11
と結合されている。エンジン10には、エンジン10を
作動するに必要な空気を取り入れるターボチャジャ17
が組み込まれている。ターボチャジャ17は排気ガスで
作動するラジアルタービン18によって遠心圧縮機19
を駆動する構成としている。遠心圧縮機19はエアーク
リーナ20と、前記空冷アフタクーラ12に連結する吸
気配管21を接続する。空冷アフタクーラ12の出口側
吸気配管22は、エンジン10の吸気マニホールド23
に接続する。前記ターボチャジャ17のラジアルタービ
ン18の出口側には排気マフラー24が装着してあり、
排気出口25を設けている。図1においては冷却ファン
13とファンシュラウド14との位置関係が分かりやす
くするために、ファンシュラウド14と、ガード15の
一部が破断面にて描いてある。
【0013】図2において、ラジエータ11と冷却風2
7を吐出する方向の風流れとした冷却ファン13の外周
部13aとの間にファンシュラウド14を設けると共に
空冷アフタクーラ12をファンシュラウド14の内側1
4aに設置している。26は、エンジン10の排気マニ
ホールドである。また、空冷アフタクーラ12にエンジ
ン10を運転するに必要な空気を流す吸気配管21、2
2をファンシュラウド14を介して接続している。
【0014】また、図3は、図2のA−A断面図であ
り、円形に回転する冷却ファン13と、矩形のラジエー
タ11のコアー11aと、空冷アフタクーラ12のコア
ー12aである放熱部を覆っているファンシュラウド1
4は円形から矩形に形状が変化している風道を表してい
る。吸気配管21、22は、ファンシュラウド14を介
して各フランジ21a、22a接続している。
【0015】以上のように構成したから、冷却風27
は、エンジン10により駆動される冷却ファン13の回
転によりファンシュラウドの内側14a内をファン前面
に押し出されて、冷却風の上流側27aより空冷アフタ
クーラ12と、ラジエータ11の放熱部をそれぞれ通過
し、エンジン室外31に放出される。この際ターボチャ
ジャ17で圧縮された高温空気と、エンジン10の冷却
水と熱交換して大気に放出がおこなわれる。
【0016】また、ファンシュラウド14は、冷却ファ
ン13によりエンジン室30内の空気を押し出し冷却風
27がエンジン室30に逆流せぬよう、またラジエータ
11と、空冷アフタクーラ12に効率よく当たるように
円形から矩形に形状が変化しているために、熱交換に必
要な冷却空気の流れの方向がラジエータ11のコアー1
1aと、空冷アフタクーラ12のコアー12aに当たる
冷却風の上流側27aでは矩形に広がり押し出される。
さらに、冷却ファン13の回転時、危険防止のために、
ファンシュラウド14には手が入らぬ用ガード15は網
状にしている。
【0017】また、ターボチャジャ17は排気ガスで作
動するラジアルタービン18によって遠心圧縮機19を
駆動させている。遠心圧縮機19はエアークリーナ20
にて濾過した空気を圧縮して空気密度を高め、吸入空気
量の増大をはかるが、同時に空気も高温化される。エン
ジン10がさらに高出力が出せるようにその高温圧縮空
気を空冷アフタクーラ12にて冷却し、空気密度をさら
に高める。遠心圧縮機19から吐出した空気は吸気配管
21にて空冷アフタクーラ12に接続して、温度を下げ
た後出口側配管22を経由してエンジン10の吸気マニ
ホールド23に供給される。一方、エンジン10より排
出した排気ガスは、ラジアルタービン18を駆動させて
排気マフラー24に入り排気出口25より外部に排出す
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、ブルドーザやホイールローダの車両、その
他建設機械等のエンジンの冷却装置において、エンジン
ルームから冷却風を吐出する方向の風流れとした冷却フ
ァンを設置し、風の上流側から空冷アフタクーラ、次に
ラジエータの順に配置したから、空冷アフタクーラの冷
却効率が向上し、作業時に作業機より発生する塵埃より
目詰りを防止できるエンジンの冷却装置として提供して
いる。
【0019】また、ラジエータと冷却フアン間にファン
シュラウドを設けると共に空冷アフタクーラをファンシ
ュラウドの内側に設置しているから、最短での配管長さ
で構成でき、かつ吸気抵抗が少なくできるエンジンの冷
却装置として提供している。
【0020】さらに、空冷アフタクーラにファンシュラ
ウドを介して吸入空気を流すこと、すなわち、冷却ファ
ンから吐出された冷却風が、ファンシュラウドと空冷ア
フタクーラ配管部の隙間から漏れて、冷却風量が下がる
のを防ぐことを特徴としているから、空冷アフタクーラ
の冷却効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン冷却装置の平面図である。
【図2】本発明のエンジン冷却装置の側面図である。
【図3】本発明のエンジン冷却装置のA−A断面図であ
る。
【図4】従来のエンジン冷却装置の側面図である。
【符号の説明】
10 エンジン 11 ラジエー
タ 12 空冷アフタクーラ 13 冷却ファ
ン 14 ファンシュラウド 14a ファンシ
ュラウドの内側 21、22 吸気配管 27 冷却風 27a 冷却風の上流側 30 エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターボチャジャ付エンジン(10)を搭載し
    た建設車両において、エンジン室(30)側から冷却風(27)
    を吐出する方向の風流れとした冷却ファン(13)を設置
    し、冷却風(27)の上流側(27a) から空冷アフタクーラ(1
    2)、ラジエータ(11)の順に配置したことを特徴とするエ
    ンジンの冷却装置
  2. 【請求項2】 請求項1の方式において、ラジエータ(1
    1)と冷却ファン(13)の外周部(13a) との間にファンシュ
    ラウド(14)を設けると共に空冷アフタクーラ(12)をファ
    ンシュラウド(14)の内側(14a) に設置したことを特徴と
    するエンジンの冷却装置
  3. 【請求項3】 ターボチャジャ付エンジン(10)を搭載し
    た建設車両において、空冷アフタクーラ(12)にエンジン
    (10)を運転するに必要な空気を流す吸気配管(21 、22)
    をファンシュラウド(14)を介して接続したことを特徴と
    するエンジンの冷却装置
JP18307694A 1994-07-13 1994-07-13 エンジンの冷却装置 Pending JPH0828266A (ja)

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JP18307694A JPH0828266A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エンジンの冷却装置

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JP18307694A JPH0828266A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エンジンの冷却装置

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ID=16129340

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JP18307694A Pending JPH0828266A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 エンジンの冷却装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8857548B2 (en) 2012-07-26 2014-10-14 Komatsu Ltd. Work vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8857548B2 (en) 2012-07-26 2014-10-14 Komatsu Ltd. Work vehicle

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