JPH08282055A - 白紙エリア判定方法及び印字制御方法 - Google Patents

白紙エリア判定方法及び印字制御方法

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JPH08282055A
JPH08282055A JP7085459A JP8545995A JPH08282055A JP H08282055 A JPH08282055 A JP H08282055A JP 7085459 A JP7085459 A JP 7085459A JP 8545995 A JP8545995 A JP 8545995A JP H08282055 A JPH08282055 A JP H08282055A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP7085459A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ichikawa
明 市川
Masayoshi Miki
正義 三樹
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7085459A priority Critical patent/JPH08282055A/ja
Publication of JPH08282055A publication Critical patent/JPH08282055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白紙エリア判定処理において処理時間の短縮
を図る。 【構成】 印字エリア52が白紙エリアであるか否かを
判定するにあたり、記憶領域に書き込まれた文字、図形
等の印字対象の各々に対して、該印字対象を囲む最も小
さい矩形領域である最小矩形60、62、64を設定
し、各最小矩形と印字エリア52とが重なるか否かを高
速処理可能な領域判定処理により判定する。ここで、少
なくとも1つの最小矩形において最小矩形60、62の
ように印字エリア52内に位置するか又は印字エリア5
2内外に跨がる場合は印字エリア52が白紙エリアでな
く、全ての最小矩形に関し最小矩形64のように印字エ
リア52外に位置する場合は印字エリア52が白紙エリ
アである、と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白紙エリア判定方法及
び印字制御方法に係り、より詳しくは、画像記録装置等
において文字、図形等の印字対象と該印字対象を印字す
るための各種制御データとで構成される所定の画像デー
タを印字する場合、実際の印字に先立ち、印字する範囲
を示す領域としての印字エリアが設定された所定のバッ
ファに画像データを展開した際に、印字エリアが白紙エ
リアであるか否かを判定する白紙エリア判定方法、及び
該印字エリアの印字を制御する印字制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
りレーザプリンタ等の印字装置においては、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置で作成された文字、図形
等の印字対象を含む画像データを受信した後、画像デー
タを記憶するための所定のバッファメモリに画像データ
をページ毎に展開し、しかる後各ページに対応する画像
データを所定の用紙に印字していた。
【0003】ところで、上記情報処理装置にて画像デー
タを作成する際に、印字行の設定ミス等により印字すべ
き印字対象が全く無いページ(以後、白紙ページと称
す)が作成されることがある。この白紙ページに対応す
る画像データが印字装置へ送信され、所定のバッファメ
モリに展開された後、印字されても、用紙は白紙のまま
排出される。そこで、このような無駄な用紙排出を回避
するべく、印字装置のバッファメモリにおいて、所定用
紙への印字範囲としての印字エリアが白紙ページに対応
する印字エリア(以後、白紙エリアと称す)であるか否
かを判定する白紙エリア判定処理を行い、白紙エリアと
判定されれば、該印字エリアに対する印字処理及び用紙
排出処理を回避する技術が知られている(特開平5−1
27449号公報、特開平4−220366号公報参
照)。この技術では、対象となる印字エリアの全ドット
のビット情報を検査し、全てのビット情報が「0」
(白)の場合は白紙エリアであり、少なくとも1つのビ
ット情報が「1」(黒)の場合は白紙エリアではない、
と判定していた。
【0004】しかしながら、上記技術では、対象となる
印字エリアの全ドットのビット情報を検査するため、白
紙エリア判定処理は多くの処理時間を要していた。
【0005】一方、近年の印字装置には、図3(A)に
示すように、各ページに対応する画像データを縮小し、
複数ページ分の画像データを1枚の用紙に印字する機能
を備えたものが普及しつつある。なお、以後便宜上、N
ページ分の画像データを1枚の用紙に印字することを、
Nアップで印字する、と称す。例えば、2アップで印字
する場合、バッファメモリにおいては、図3(A)に示
すように、1枚の用紙に対応する用紙領域50に、1ペ
ージ分の画像データを展開するための印字エリアが2つ
(即ち、印字エリア52、54)設定され、それら各々
に1ページ分の画像データが展開されることになる。
【0006】ところで、Nアップで印字する際に、前述
した白紙エリア判定処理も併せて行う場合には、各ペー
ジに対応する印字エリア毎に白紙エリアであるか否かの
判定が行われることになる。
【0007】しかしながら、Nアップで印字する際に設
定された各印字エリアは、例えば図3(A)に示すよう
に、対応するページのドットがバッファメモリのメモリ
アドレスとして不連続になるように設定されている。即
ち、通常、バッファメモリのメモリアドレスは用紙領域
50において左上から右下へラスタスキャンする方向に
順に割り振られているが、印字エリア54に対してビッ
ト情報の検査を行う際には、ビット情報をメモリアドレ
ス順に順次読み出して検査することができない。これに
より、白紙エリア判定処理にてビット情報を検査する際
に、読み出すべきメモリアドレスの制御が必要であっ
た。これに伴い、白紙エリア判定処理はより複雑にな
り、より多くの処理時間を要することとなっていた。
【0008】本発明は、上記事実を考慮し、白紙エリア
判定処理又は白紙エリアの印字制御処理において、処理
時間の短縮を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、文字、図形等の印字対象
と該印字対象を印字するための各種制御データとで構成
される所定の画像データを印字する場合に、実際の印字
に先立ち、印字する範囲を示す領域としての印字エリア
が設定された所定のバッファに前記画像データを展開
し、前記印字対象の各々を囲む最も小さい矩形領域であ
る最小矩形領域を設定し、各印字対象の最小矩形領域と
前記印字エリアとが重なるか否かを判断し、全ての最小
矩形領域と該印字エリアとが重ならない場合に、該印字
エリアは白紙エリアであると判定する、ことを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、文字、図形
等の印字対象と該印字対象を印字するための各種制御デ
ータとで構成される所定の画像データを印字する場合
に、実際の印字に先立ち、印字する範囲を示す領域とし
ての印字エリアが設定された所定のバッファに前記画像
データを展開し、前記印字対象の各々を囲む最も小さい
矩形領域である最小矩形領域を設定し、各印字対象の最
小矩形領域と前記印字エリアとが重なるか否かを判断
し、少なくとも1つの最小矩形領域と前記印字エリアと
が重なる場合には、該印字エリアは白紙エリアでないと
識別し、全ての最小矩形領域と該印字エリアとが重なら
ない場合には、該印字エリアは白紙エリアであると識別
するフラグを設定し、設定したフラグを参照することに
よって、該印字エリアの印字を制御する、ことを特徴と
する。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、文字、図形等の印字
対象と該印字対象を印字するための各種制御データとで
構成される所定の画像データを印字する場合に、実際の
印字に先立ち、印字する範囲を示す領域としての印字エ
リアが設定された所定のバッファに画像データを展開
し、さらに印字対象の各々を囲む最も小さい矩形領域で
ある最小矩形領域を設定する。
【0012】そして、各印字対象の最小矩形領域と印字
エリアとが重なるか否かを判断する。ここで、全ての最
小矩形領域と該印字エリアとが重ならない場合に、該印
字エリアは白紙エリアであると判定する。
【0013】これにより、従来のように印字エリアの全
ドットのビット情報を検査する必要は無くなる。一方、
上述したように最小矩形領域を設定し、少なくとも1つ
の最小矩形領域と印字エリアとが重なるか否かを判断す
る処理は、従来よりクリップ処理において高速に実行さ
れている。従って、印字エリアが白紙エリアであるか否
かを判定する白紙エリア判定処理の処理時間を短縮する
ことができる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、文字、図
形等の印字対象と該印字対象を印字するための各種制御
データとで構成される所定の画像データを印字する場合
に、実際の印字に先立ち、印字する範囲を示す領域とし
ての印字エリアが設定された所定のバッファメモリに画
像データを展開し、さらに印字対象の各々を囲む最も小
さい矩形領域である最小矩形領域を設定する。
【0015】そして、各印字対象の最小矩形領域と印字
エリアとが重なるか否かを判断する。ここで、少なくと
も1つの最小矩形領域と前記印字エリアとが重なる場合
には、該印字エリアは白紙エリアでないと識別し、全て
の最小矩形領域と該印字エリアとが重ならない場合に
は、該印字エリアは白紙エリアであると識別するフラグ
を設定する。
【0016】例えば、印字エリアが白紙エリアである場
合に、該印字エリアに対応するフラグを「0」に設定
し、印字エリアが白紙エリアでない場合に、該印字エリ
アに対応するフラグを「1」に設定する。これにより、
当該印字エリアを印字する際には、設定したフラグを参
照し、フラグが「0」である場合には、該印字エリアは
白紙エリアであると判断し、フラグが「1」である場合
には、該印字エリアは白紙エリアでないと判断すること
ができる。
【0017】このように、印字エリアが白紙エリアであ
るか否かという状態と、フラグの状態と、が一義的に対
応することになるので、当該印字エリアを印字する際に
は、設定されたフラグを参照するだけで、該印字エリア
が白紙エリアであるか否かを判断し、その判断結果に応
じて該印字エリアの印字を制御することができる。
【0018】従って、白紙エリアの印字制御処理におい
て、処理時間を短縮することができる。
【0019】また、フラグの内容は記憶されるので、該
フラグの内容を参照可能な任意の時点において、該フラ
グの内容を参照するだけで白紙エリアの印字制御処理を
行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の白紙エリア
判定方法の一実施例として、当該白紙エリア判定方法に
基づく白紙エリア判定処理を含んだ画像印字処理につい
て説明する。
【0021】まず、白紙エリア判定処理を含んだ画像印
字処理を行う画像記録装置の概略構成を説明する。図1
に示すように、画像記録装置11は、画像の記録を専ら
行うプリンタ部分としての記録部12と、この記録部1
2に画像を供給する画像供給部13とを備えており、こ
れらには図示しない商用電源に接続された電源部14か
ら所定の交流電流が供給されるようになっている。ま
た、画像記録装置11本体の前面には、オペレータがコ
マンド等を入力するためのキーボードと、処理状況の目
視確認等を行うためのディスプレイと、アラーム音等の
音を発する小型スピーカと、から構成される操作パネル
15が配置されており、この操作パネル15は画像供給
部13に接続されている。なお、操作パネル15のディ
スプレイとしては、一例として液晶表示ディスプレイ
(LCD:Liquid Crystal Display)を用いることがで
きる。
【0022】この画像記録装置11では、文字、図形等
の画像データを外部機器から2つの系統で入力できるよ
うになっている。その1つは図示しないホストコンピュ
ータやパーソナルコンピュータ等から通信ケーブル及び
マシンインタフェース端子17を介して入力する系統で
あり、もう一方は図示しないネットワークに接続された
複数のワークステーション等から当該ネットワーク及び
ネットワークインタフェース端子18を介して入力する
系統である。後者におけるネットワークとしては、IS
DN(Integrated Services Digital Network )等のデ
ィジタルネットワーク網やイーサネット等のLAN(Lo
cal Area Network)等に適用することができる。このよ
うに画像記録装置11は、マシンインタフェース端子1
7或いはネットワークインタフェース端子18を介して
各種のホストコンピュータやワークステーション等の情
報処理装置から画像データの供給を受けることができ
る。
【0023】ところで、上記情報処理装置には多くの種
類があり、それらが送信する制御データは必ずしも統一
されていない。例えば、ある情報処理装置が送信する制
御データは記録すべき用紙のサイズや文字の大きさ等を
細かく指定するようになっていても、別の情報処理装置
の制御データはこのような細かい指定を行うことができ
ない場合がある。そこで、この画像記録装置11では、
オペレータが操作パネル15から記録に関する必要な指
示情報19を入力することができ、指示情報19を画像
供給部13に送信することができるようになっている。
画像供給部13は指示情報19を正常に受信した場合、
指示情報19を正常に受信した旨を通知するための応答
情報21を操作パネル15に返送するようになってい
る。これにより、操作パネル15には、指示情報19が
画像供給部13に正常に送信された旨のメッセージが表
示され、オペレータは指示情報19の入力が正常に終了
したことを確認することができる。
【0024】なお、記録を行う用紙のサイズや文字の大
きさ等が制御データによって情報処理装置側から指定さ
れた場合でも、オペレータが制御データにより指定され
た内容を操作パネル15から変更・追加することによ
り、指示情報19を作成することも可能である。また、
情報処理装置側からの制御データにより指定された内容
を優先させることも可能であり、さらに、時間的に後で
指示を与えた方を優先させることも可能である。
【0025】記録部12は、例えばレーザプリンタから
構成されており、画像供給部13と各種の信号の授受を
行って記録作業を行い、片面又は両面に記録の行われた
記録用紙23を排出するようになっている。また、記録
部12は、例えば該記録部12が装備した図示しないカ
セットトレイにどのように記録用紙が収容されている
か、図示しない定着部が定着温度に到達したか否か、と
いった記録部12における各種の状態を示す状態信号2
4を画像供給部13に送信する。また、記録部12は、
画像の転送について画像供給部13との間で同期をとる
ための同期パルス25も画像供給部13に送信する。一
方の画像供給部13は、これらに対して各種の動作指令
信号26や記録すべき画像データを表す画像信号27を
記録部12に送信するようになっている。
【0026】図2に示すように、画像供給部13は画像
記録装置11における各種制御の中枢的な機能を果たす
CPU31を備えており、このCPU31は、システム
バス32を介して後述する各種の回路装置に相互に接続
されている。このうちパネルインタフェース(I/F)
回路33は図1に示す操作パネル15とのインタフェー
スをとるための回路であり、オペレータにより操作パネ
ル15のキーボードが操作された場合、そのキー操作に
対応した指示信号がパネルインタフェース回路33によ
り出力されシステムバス32上を転送されることにな
る。また、操作パネル15のディスプレイに所定の情報
を表示させるための指示情報はシステムバス32を介し
てパネルインタフェース回路33へ転送され、パネルイ
ンタフェース回路33により操作パネル15に所定の情
報の表示の指示信号が出力される。
【0027】マシンインタフェース(I/F)回路34
は、図1に示すマシンインタフェース端子17及びネッ
トワークインタフェース端子18に接続され、前述した
ホストコンピュータやワークステーション等の情報処理
装置とのインタフェースをとる機能を有する。このマシ
ンインタフェース回路34は、例えばホストコンピュー
タから入力する印字データをRS232C規格やセント
ロニクス準拠に基づいて受信するような回路構成となっ
ている。
【0028】不揮発性記憶装置(NVM:Non-Volatile
Memory )37は図示しない電池によってバックアップ
された記憶装置であり、画像記録装置11自体の電源が
オフされた状態でも、記憶されたデータを保持すること
ができる。RAM38は、作業用のメモリであり、この
画像記録装置11の各種の制御を行う上で必要なデータ
やマシンインタフェース回路34から入力された印字デ
ータ等を一時的に記憶するようになっている。プログラ
ムメモリ39は、画像記録装置11の制御を行うための
各種プログラムを格納したメモリである。文字パターン
メモリ41は所謂フォントメモリと呼ばれるメモリであ
り、プリントアウトを行う時の文字パターンを格納して
いる。上記RAM38の一部は、記録すべき画像データ
を一時記憶するためのページメモリ42とされている。
【0029】このページメモリ42には、図3(A)に
示すような所定用紙1枚分に対応する記憶領域としての
用紙領域50を設定することができる。さらに各用紙領
域50においては、仮想の2次元座標系(X,Y)を設
定すると共に、オペレータにより指定されたNアップ値
に基づいてN個の印字エリア52、54を設定すること
が可能とされている。
【0030】また、前述したCPU31では、各印字エ
リアが白紙エリアであるか否かを判定するために、印字
対象の各々に対する最小矩形(印字対象を囲む最も小さ
い矩形領域)の算出処理、及び算出した各最小矩形と印
字エリアとの座標比較処理を行うことにより、各最小矩
形と印字エリアとの位置関係を求めることが可能とされ
ている。即ち、図4において、最小矩形60、62、6
4のそれぞれに対し、最小矩形60は印字エリア52内
に位置し、最小矩形62は印字エリア52内外に跨がっ
て位置し、そして最小矩形64は印字エリア52外に位
置する、と判定することができる。なお、上記最小矩形
の算出処理及び各最小矩形と印字エリアとの座標比較処
理は、従来よりクリップ処理において高速な実行が可能
とされているため、本実施例における後述する白紙エリ
ア判定処理も高速な実行が可能とされている。
【0031】記録部インタフェース(I/F)回路43
は、ページメモリ42に確保された出力用のワークメモ
リに一時記憶された画像データから該画像データを示す
画像信号27を形成し、図1に示す記録部12にこの画
像信号27を送信する。また、記録部インタフェース回
路43は、画像供給部13が図1に示すこの他の各種信
号24〜26を記録部12との間で送受信するためのイ
ンタフェース回路とされている。ビットマップコントロ
ーラ44は、ページメモリ42と記録部インタフェース
回路43との両方に接続され、これらページメモリ4
2、記録部インタフェース回路43の間での画像データ
の転送に関する制御を行うように構成されている。
【0032】この画像記録装置11は、前述したように
各種の情報処理装置と接続可能なので、これらの各種情
報処理装置から送信されてくるさまざまな画像データや
制御データに対応したプログラムや文字パターンが必要
とされる。そこで、前述した標準装備のプログラムメモ
リ39及び文字パターンメモリ41に加え、各種印字デ
ータや制御データに対応したプログラム、文字パターン
をそれぞれ格納したプログラムメモリ46、文字パター
ンメモリ47が設置されている。プログラムメモリ4
6、文字パターンメモリ47はともに、着脱自在のIC
カード形式又はSIMM形式のROMであり、バーコー
ド記録時の特殊な仕様を充足するため又は将来的なプロ
グラム、文字パターンの追加・変更等のために、画像記
録装置11に選択的に接続されるようになっている。
【0033】また、画像供給部13では、マシンインタ
フェース(I/F)回路35を増設し、同時に複数の情
報処理装置から記録すべきデータを入力することもでき
る。また、大容量の不揮発性記憶装置としてハードディ
スク48をシステムバス32に接続することもでき、こ
のハードディスク48を、文字パターンの追加、フォー
ムデータやロゴデータの保存、ホストコンピュータから
の入力データの保持等のために使用することができる。
【0034】次に、本実施例の作用を説明する。ここで
は、本発明の白紙エリア判定方法が適用された画像印字
処理について説明する。なお、画像印字処理の印字対象
は、文字、風景画像等のイメージ、グラフィックス(図
形)の3種類に分類されるものとする。
【0035】オペレータにより、印字対象(画像デー
タ)の範囲、Nアップ値、白紙排出指定、用紙サイズ、
印字倍率等の各種指定値が操作パネル15を介して指定
され、画像印字処理のスタートコマンドが入力される
と、図7に示す制御ルーチンが実行開始される。
【0036】ステップ102では図8に示す印字情報の
蓄積処理のサブルーチンを実行する。ステップ122で
は、指定された用紙サイズ、印字倍率、Nアップ値に基
づいて、ページメモリ42に対し、用紙領域及び印字エ
リアを設定する。例えば2アップ使用時には、図3
(A)に示すように、用紙領域50内に印字エリア5
2、54の2つの印字エリアが設定される。また、ステ
ップ122では、設定された全ての印字エリアの各々に
関する書込みフラグ、即ち少なくとも1つの印字対象が
書き込まれた印字エリアであることを示すフラグ、を
「0」に初期設定すると共に、カウンタnを「1」に初
期設定する。
【0037】次のステップ124では、マシンインタフ
ェース端子17やネットワークインタフェース端子18
を介して外部の情報処理装置等から入力された画像デー
タを、ステップ122で設定した用紙領域(対象の用紙
領域)へ展開する。
【0038】次のステップ126では図9に示す最小矩
形の算出処理のサブルーチンを実行する。なお、この処
理では図13(A)に示す左下端点53A(xmin ,y
min)と右上端点53B(xmax ,ymax )の各々の座
標値を算出することにより、対応する最小矩形53を算
出している。
【0039】ステップ202では印字対象がグラフィッ
クスか否かを判定する。ここで、印字対象がグラフィッ
クスでなく、例えば図5(A)に示すような文字66で
ある場合は、ステップ204では開始位置(点A)のX
座標値である開始X座標値をxmin に代入し、矢印Bで
示す文字幅に相当するX方向サイズを開始X座標値に加
えた値、即ち「開始X座標値+X方向サイズ」をxmax
に代入する。さらに、ステップ208では開始位置(点
A)のY座標値である開始Y座標値をymin に代入し、
矢印Cで示す文字高さに相当するY方向サイズを開始Y
座標値に加えた値、即ち「開始Y座標値+Y方向サイ
ズ」をymax に代入する。これにより、図5(A)に点
線で示す最小矩形68の左下端点と右上端点の各々の座
標値が算出されることになり、当該最小矩形68を設定
することが可能となる。なお、印字対象が図5(B)に
示すようなイメージ70である場合も同様にして、最小
矩形72の左下端点と右上端点の各々の座標値が算出さ
れることになり、当該最小矩形72を設定することが可
能となる。
【0040】一方、ステップ202で印字対象が図6
(A)に示すようなグラフィックス74である場合は、
ステップ212で輪郭を表す全ての頂点74A、74
B、74C、74DのX座標値の中から最小値を求め、
ステップ214では求めた最小X座標値をxmin に代入
する。次に、ステップ216では輪郭を表す全ての頂点
74A、74B、74C、74DのX座標値の中から最
大値を求め、次のステップ218では求めた最大X座標
値をxmax に代入する。次に、ステップ220では輪郭
を表す全ての頂点74A、74B、74C、74DのY
座標値の中から最小値を求め、次のステップ222では
求めた最小Y座標値をymin に代入する。さらに、ステ
ップ224では輪郭を表す全ての頂点74A、74B、
74C、74DのY座標値の中から最大値を求め、次の
ステップ226では求めた最大Y座標値をymax に代入
する。これにより、図6(A)に点線で示す最小矩形7
6の左下端点と右上端点の各々の座標値が算出されるこ
とになり、当該最小矩形76を設定することが可能とな
る。なお、印字対象が図6(B)に示すような曲線のグ
ラフィックス78である場合も同様にして、最小矩形8
0の左下端点と右上端点の各々の座標値が算出されるこ
とになり、当該最小矩形80を設定することが可能とな
る。
【0041】上記のステップ202〜226の処理は、
ステップ124で対象の用紙領域に展開した画像データ
に含まれる全ての印字対象に対して実行される。全ての
印字対象に対し実行が完了すると、リターンする。
【0042】図8に示す次のステップ128では図10
に示す最小矩形と印字エリアnとの座標比較処理のサブ
ルーチンを実行する。なお、この処理において最小矩形
は、図13(A)に示す最小矩形53のように、左下端
点53A(xmin ,ymin )と右上端点53B
(xmax ,ymax )とを対角線の両端点とする矩形であ
るとする。一方、印字エリアnは、図13(A)に示す
印字エリア52のように、左下端点52A(Xmin ,Y
min )と右上端点52B(Xmax ,Ymax )とを対角線
の両端点とする矩形であるとする。
【0043】ステップ242ではxmin がXmax よりも
大きいか否かを判定し、図13(B)のように最小矩形
53が印字エリア52の右側(X軸正方向)に位置し、
mi n がXmax よりも大きい場合は、ステップ268へ
進み、「最小矩形は印字エリア外に位置する」と判定す
る。一方、ステップ242でxmin がXmax よりも大き
くない場合はステップ244へ進む。
【0044】ステップ244ではxmin がXmin よりも
小さいか否かを判定し、xmin がX min よりも小さい場
合は、ステップ248へ進み、xmin がXmin よりも小
さくない場合はステップ246へ進む。
【0045】ステップ248ではxmax がXmin よりも
小さいか否かを判定し、図13(A)のように最小矩形
53が印字エリア52の左側(X軸負方向)に位置し、
ma x がXmin よりも小さい場合は、ステップ268へ
進み、「最小矩形は印字エリア外に位置する」と判定す
る。一方、ステップ248でxmax がXmin よりも小さ
くない場合はステップ252へ進み、「最小矩形は印字
エリア内外に跨がって位置する」と一時判定する。即
ち、X座標のみを比較した段階で、最小矩形は印字エリ
ア内外に跨がって位置すると想定される。但し、真に最
小矩形が印字エリア内外に跨がって位置するか否かは、
後述するステップ254以降のY座標の比較処理におい
て判定される。
【0046】ステップ246ではxmax がXmax よりも
大きいか否かを判定し、xmax がX max よりも大きい場
合は、ステップ252へ進み、「最小矩形は印字エリア
内外に跨がって位置する」と一時判定する。一方、ステ
ップ246でxmax がXmaxよりも大きくない場合はス
テップ250へ進み、「最小矩形は印字エリア内に位置
する」と一時判定する。
【0047】ステップ254ではymin がYmax よりも
大きいか否かを判定し、図13(D)のように最小矩形
53が印字エリア52の上側(Y軸正方向)に位置し、
mi n がYmax よりも大きい場合は、ステップ268へ
進み、「最小矩形は印字エリア外に位置する」と判定す
る。一方、ステップ254でymin がYmax よりも大き
くない場合はステップ256へ進む。
【0048】ステップ256ではymin がYmin よりも
小さいか否かを判定し、ymin がY min よりも小さい場
合は、ステップ260へ進み、ymin がYmin よりも小
さくない場合はステップ258へ進む。
【0049】ステップ260ではymax がYmin よりも
小さいか否かを判定し、図13(C)のように最小矩形
53が印字エリア52の下側(Y軸負方向)に位置し、
ma x がYmin よりも小さい場合は、ステップ268へ
進み、「最小矩形は印字エリア外に位置する」と判定す
る。一方、ステップ260でymax がYmin よりも小さ
くない場合は、「ymin <Ymin ≦ymax 」が成立し、
図14(C)に示すような最小矩形53と印字エリア5
2との位置関係であると考えられるため、ステップ26
6へ進み「最小矩形は印字エリア内外に跨がって位置す
る」と判定する。
【0050】ステップ258ではymax がYmax よりも
大きいか否かを判定し、ymax がY max よりも大きい場
合は、「ymin ≦Ymax <ymax 」が成立し、図14
(D)に示すような最小矩形53と印字エリア52との
位置関係であると考えられるため、ステップ266へ進
み「最小矩形は印字エリア内外に跨がって位置する」と
判定する。
【0051】一方、ステップ258でymax がYmax
りも大きくない場合は、「Ymin ≦ymin <ymax ≦Y
max 」が成立し、Y座標のみを比較すると、最小矩形は
印字エリア内に位置すると想定される。そこで、ステッ
プ262へ進み、ステップ242〜252のX座標の比
較で「最小矩形は印字エリア内に位置する」と一時判定
されたか否かを判定する。
【0052】このステップ262で、X座標の比較でも
「最小矩形は印字エリア内に位置する」と一時判定され
ていた場合は、ステップ264で「最小矩形は印字エリ
ア内に位置する」と判定する。一方、ステップ262
で、X座標の比較では「最小矩形は印字エリア内に位置
する」と一時判定されていない場合は、図14(A)又
は(B)に示すように、「Ymin ≦ymin <ymax ≦Y
max 」が成立し、Y座標のみを比較すると、最小矩形は
印字エリア内に位置すると想定されるものの、X座標の
比較では最小矩形は印字エリア内外に跨がって位置する
と一時判定された場合に相当するため、ステップ266
へ進み「最小矩形は印字エリア内外に跨がって位置す
る」と判定する。
【0053】なお、上記ステップ268で「最小矩形は
印字エリア外に位置する」と判定された場合のみ、ステ
ップ270へ進む。ステップ270では全ての最小矩形
に対し座標比較処理を実行済か否かを判定し、全ての最
小矩形に対し座標比較処理を実行済でない場合は、ステ
ップ242へ戻り、未処理の最小矩形に対し座標比較処
理を実行する。
【0054】このようにして、1つ1つの最小矩形に対
し座標比較処理が実行され、ステップ264で「最小矩
形は印字エリア内に位置する」と判定されるか、ステッ
プ266で「最小矩形は印字エリア内外に跨がって位置
する」と判定された場合には、すぐに座標比較処理のサ
ブルーチンからリターンし、ステップ268で「最小矩
形は印字エリア外に位置する」と判定された場合は、次
の最小矩形に対し座標比較処理が実行されていく。全て
の最小矩形に対し座標比較処理が実行完了すると、座標
比較処理のサブルーチンからリターンする。
【0055】そして、座標比較処理のサブルーチンから
リターンすると、図8のステップ130へ進み、全ての
最小矩形が印字エリアの外に位置すると判定されたか否
かを判断する。少なくとも1つの最小矩形が印字エリア
の外に位置しないと判定された場合は、ステップ130
で否定されステップ134へ進み、当該印字エリアは白
紙エリアではなく、少なくとも1つの印字対象が書き込
まれていることを示すために、印字エリアnの書込みフ
ラグを「1」にセットする。その後、後述するステップ
136へ進む。
【0056】一方、ステップ130で、全ての最小矩形
が印字エリアの外に位置すると判定された場合は、当該
印字エリアは白紙エリアであると判断されるため、印字
エリアnの書込みフラグは「0」に初期設定されたま
ま、次のステップ136へ進む。
【0057】このように印字エリアが白紙エリアである
か否かの判定処理を、従来のような印字エリアの全ドッ
トのビット情報の検査ではなく、上記のような最小矩形
領域の算出、及び該最小矩形領域と印字エリアとの座標
比較により、実行することができる。ここでの最小矩形
領域の算出、及び該最小矩形領域と印字エリアとの座標
比較は、従来よりクリップ処理において高速に実行され
ているため、白紙エリアを判定する判定処理の処理時間
を従来よりも短縮することができる。
【0058】また、印字エリアが白紙エリアであるか否
かと、該印字エリアの書込みフラグのオフ/オン状態
と、が一義的に対応することになるので、しかる後、該
印字エリアを対象として白紙エリアであるか否かを判定
する際には、上記最小矩形の算出処理(図9)及び最小
矩形と印字エリアとの座標比較処理(図10)を実行せ
ずとも、所定の書込みフラグを参照することによって、
当該判定を行うことができる。これにより、白紙エリア
の判定処理をより迅速に行うことができる。
【0059】ステップ136では、カウンタnを増分
「1」でインクリメントし、次のステップ138ではカ
ウンタnがNアップ値よりも大きくなったか否かを判定
する。この判定は、対象の用紙領域内に設定された全て
の印字エリアに対してステップ128〜136の座標比
較処理等を実行したか否かの判定に相当する。カウンタ
nがNアップ値以下である場合は、未処理の印字エリア
が残っているため、ステップ128へ戻り未処理の印字
エリアに対してステップ128〜136の処理を実行す
る。一方、ステップ138でカウンタnがNアップ値よ
りも大きくなり、即ち全ての印字エリアに対して処理済
となった場合は、図8のサブルーチンからリターンす
る。
【0060】図8のサブルーチンからリターンすると、
図7のステップ104へ進み、図11に示す印字処理の
サブルーチンが実行される。
【0061】ここで、図11に示す印字処理のサブルー
チンを説明する。ステップ152でカウンタkを「1」
に初期設定し、次のステップ154ではオペレータから
「白紙排出」の指定、即ち印字対象が書き込まれていな
い白紙エリアに対しても出力処理を行うとの指定、があ
ったか否かを判定する。
【0062】「白紙排出」の指定が無い場合は、ステッ
プ156へ進み印字エリアkの書込みフラグが「1」で
あるか否かを判定する。印字エリアkの書込みフラグが
「1」である、即ち印字エリアkは白紙エリアでない場
合は後述するステップ158へ進む。一方、ステップ1
56で印字エリアkの書込みフラグが「1」でない、即
ち印字エリアkは白紙エリアである場合は、後述するス
テップ162の画像データの出力やステップ164の用
紙排出等を行うことなく、ステップ166へ進む。これ
により、「白紙排出」の指定が無く、且つ印字エリアk
が白紙エリアである場合には、当該印字エリアkの画像
データの出力及び用紙排出が行われないことになる。従
って、無駄な白紙の排出を回避することができる。
【0063】ステップ154で「白紙排出」の指定が無
い場合は、ステップ158へ進み、ページメモリ内の印
字エリアkに展開された画像データを、ページメモリ4
2の別の領域に確保された出力データ形成用のワークメ
モリへ転送する。次のステップ160では当該ワークメ
モリ内の画像データが用紙1枚分に達したか否かを判定
する。ワークメモリ内の画像データが用紙1枚分に達し
ていない場合はステップ166へ進み、ワークメモリ内
の画像データが用紙1枚分に達した場合はステップ16
2へ進む。
【0064】ステップ162ではワークメモリに蓄積さ
れた用紙1枚分の画像データを所定の用紙へ出力し、次
のステップ164で当該用紙を排出する。
【0065】次のステップ166では、カウンタkを増
分「1」でインクリメントし、次のステップ168では
カウンタkがNアップ値よりも大きくなったか否かを判
定する。この判定は、対象の用紙領域内に設定された全
ての印字エリアに対して上述した印字処理を実行したか
否かの判定に相当する。カウンタkがNアップ値以下で
ある場合は、未処理の印字エリアが残っているため、ス
テップ154へ戻り未処理の印字エリアに対してステッ
プ154〜164の処理を実行する。一方、ステップ1
68でカウンタkがNアップ値よりも大きくなり、即ち
全ての印字エリアに対して処理済となった場合は、図1
1のサブルーチンからリターンする。
【0066】図11のサブルーチンからリターンする
と、図7のステップ106へ進み、オペレータにより指
定された全ての画像データに対し、上述したステップ1
02の印字情報の蓄積処理及びステップ104の印字処
理が済んだか否かを判定する。未処理の画像データが有
る場合は、ステップ102へ戻り、その未処理の画像デ
ータに対してステップ102、104の処理を実行す
る。
【0067】一方、ステップ106で全ての画像データ
に対し、ステップ102の印字情報の蓄積処理及びステ
ップ104の印字処理が済んでいる場合は、ステップ1
08へ進み、ワークメモリ内の未出力画像データを所定
の用紙へ強制的に出力し、次のステップ110で当該用
紙の排出を行う。これにより、ワークメモリ内に用紙1
枚に満たない量の画像データが残っていても、当該画像
データが未出力のままワークメモリ内に残ることなく、
所定の用紙へ出力され当該用紙が排出されることにな
る。
【0068】次に、上記の画像印字処理を、図12
(A)に示す4ページ分の画像データに対して実行した
実行結果について説明する。
【0069】まず、1アップで「白紙排出指定」有りの
場合、1アップなので図3(B)に示すようにページメ
モリでは1用紙領域に1つの印字エリアが設定されるこ
とになり、2ページ目及び3ページ目に対応する印字エ
リアは白紙エリアとなる。また、「白紙排出指定」有り
なので、前述した印字処理サブルーチン(図11)のス
テップ154では肯定され、印字エリアが白紙エリアで
あるか否かにかかわらず印字エリアの画像データはワー
クメモリへ転送され、しかる後所定用紙に印字されるこ
とになる。よって、図12(B)に示すように、2枚目
の用紙84Bと3枚目の用紙84Cとが白紙となり、合
計4枚の用紙が排出されることになる。
【0070】次に、1アップで「白紙排出指定」無しの
場合、1アップなのでページメモリでは1用紙領域に1
つの印字エリアが設定されることになり、2ページ目及
び3ページ目に対応する印字エリアは白紙エリアとな
る。また、「白紙排出指定」無しなので、前述した印字
処理サブルーチン(図11)のステップ154では否定
され、ステップ156の書込みフラグ判定が行われる。
このステップ156で、白紙エリアに対してのみ、否定
判定され、画像データの出力及び用紙の排出が行われず
に、ステップ166へ進むことになる。よって、図12
(C)に示すように、図12(A)の2ページ目、3ペ
ージ目の画像データが展開された白紙エリアが印字の対
象から除外され、白紙の排出が回避されることになる。
次に、2アップで「白紙排出指定」有りの場合、2アッ
プなので図3(A)に示すようにページメモリでは1用
紙領域に2つの印字エリアが設定されることになり、図
12(A)の2ページ目及び3ページ目に対応する印字
エリアは白紙エリアとなる。また、「白紙排出指定」有
りなので、前述した印字処理サブルーチン(図11)の
ステップ154では肯定され、印字エリアが白紙エリア
であるか否かにかかわらず印字エリアの画像データはワ
ークメモリへ転送され、しかる後所定用紙に印字される
ことになる。よって、図12(D)に示すように、白紙
エリアに対応する1枚目の用紙88Aの右半分と2枚目
の用紙88Bの左半分とが空白となる。
【0071】更に、2アップで「白紙排出指定」無しの
場合、2アップなのでページメモリでは1用紙領域に2
つの印字エリアが設定されることになり、2ページ目及
び3ページ目に対応する印字エリアは白紙エリアとな
る。また、「白紙排出指定」無しなので、前述した印字
処理サブルーチン(図11)のステップ154では否定
され、ステップ156の書込みフラグ判定が行われる。
このステップ156で、白紙エリアに対してのみ、否定
判定され、画像データの出力及び用紙の排出が行われず
に、ステップ166へ進むことになる。よって、図12
(A)の2ページ目、3ページ目の画像データが展開さ
れた白紙エリアが印字の対象から除外され、図12
(D)に示すような白紙エリアに対応する用紙の空白部
分が発生することを回避することができる。即ち、図1
2(E)に示すように、白紙エリアでない印字エリアの
みの画像データが出力され、結果的に1枚の用紙90が
排出されることになる。
【0072】なお、本実施例では、所定の画像データを
印字する処理に本発明の白紙エリア判定方法を適用し、
無駄な白紙の排出を回避する例を示したが、本発明の白
紙エリア判定方法は、情報処理装置等の記憶装置におい
て特定の記憶領域に何らかの情報が記憶されているか否
かを判定する処理等の他の処理にも適用することができ
る。
【0073】また、本実施例では、印字エリアが少なく
とも1つの印字対象が書き込まれた印字エリアであるこ
とを示す書込みフラグを使用し、印字エリアが白紙エリ
アでない場合に「1」が当該書込みフラグに設定される
例を示したが、その逆に、印字エリアが白紙エリアであ
る場合に所定のフラグに「1」が設定されるようにして
も良い。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印字エリ
アが白紙エリアであるか否かを判定する白紙エリア判定
処理の処理時間を短縮することができる、という効果が
得られる。
【0075】また、請求項2記載の発明によれば、印字
エリアを印字する際には、印字エリアに対応するフラグ
を参照するだけで、該印字エリアが白紙エリアであるか
否かを判断し、その判断結果に応じて該印字エリアの印
字を制御することができるので、白紙エリアの印字制御
処理において、処理時間を短縮することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像記録装置の概略構成図である。
【図2】画像供給部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図3】(A)は2アップの印字が指定された場合の用
紙領域を示す図であり、(B)は1アップの印字が指定
された場合の用紙領域を示す図である。
【図4】最小矩形と印字エリアとの位置関係の例を示す
図である。
【図5】(A)は印字対象が文字である場合に最小矩形
を算出する例を示す図であり、(B)は印字対象がイメ
ージである場合に最小矩形を算出する例を示す図であ
る。
【図6】(A)及び(B)は印字対象のグラフィックス
の例を示す図であり、(C)及び(D)はそれぞれ
(A)、(B)のグラフィックスに対する最小矩形を示
す図である。
【図7】本実施例に係る画像印字処理の制御ルーチンを
示す流図である。
【図8】印字情報の蓄積処理のサブルーチンを示す流図
である。
【図9】最小矩形の算出処理のサブルーチンを示す流図
である。
【図10】最小矩形と印字エリアとの座標比較処理のサ
ブルーチンを示す流図である。
【図11】印字処理のサブルーチンを示す流図である。
【図12】(A)は白紙エリアを含む用紙領域を示す図
である。(B)は白紙排出指定が有る場合に排出される
用紙を、(C)は白紙排出指定が無い場合に排出される
用紙を、それぞれ示す図である。(D)は2アップで白
紙排出指定が有る場合に排出される用紙を、(E)は2
アップで白紙排出指定が無い場合に排出される用紙を、
それぞれ示す図である。
【図13】(A)乃至(D)は最小矩形が印字エリア外
にある場合の例を示す図であり、(A)は最小矩形が印
字エリアの左側に位置する例を、(B)は最小矩形が印
字エリアの右側に位置する例を、(C)は最小矩形が印
字エリアの下側に位置する例を、(D)は最小矩形が印
字エリアの上側に位置する例を、それぞれ示している。
【図14】(A)及び(D)は最小矩形が印字エリアの
内外に跨がる場合の例を示す図であり、(A)は最小矩
形が印字エリアの左端垂直線を跨がっている例を、
(B)は最小矩形が印字エリアの右端垂直線を跨がって
いる例を、(C)は最小矩形が印字エリアの下端水平線
を跨がっている例を、(D)は最小矩形が印字エリアの
上端水平線を跨がっている例を、それぞれ示している。
【符号の説明】
11 画像記録装置 12 記録部 13 画像供給部 31 CPU 38 RAM 42 ページメモリ(バッファ) 50 用紙領域 52 印字エリア 53 最小矩形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 9288−5L G06F 15/20 566D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形等の印字対象と該印字対象を
    印字するための各種制御データとで構成される所定の画
    像データを印字する場合に、実際の印字に先立ち、印字
    する範囲を示す領域としての印字エリアが設定された所
    定のバッファに前記画像データを展開し、 前記印字対象の各々を囲む最も小さい矩形領域である最
    小矩形領域を設定し、 各印字対象の最小矩形領域と前記印字エリアとが重なる
    か否かを判断し、 全ての最小矩形領域と該印字エリアとが重ならない場合
    に、該印字エリアは白紙エリアであると判定する、 ことを特徴とする白紙エリア判定方法。
  2. 【請求項2】 文字、図形等の印字対象と該印字対象を
    印字するための各種制御データとで構成される所定の画
    像データを印字する場合に、実際の印字に先立ち、印字
    する範囲を示す領域としての印字エリアが設定された所
    定のバッファに前記画像データを展開し、 前記印字対象の各々を囲む最も小さい矩形領域である最
    小矩形領域を設定し、 各印字対象の最小矩形領域と前記印字エリアとが重なる
    か否かを判断し、 少なくとも1つの最小矩形領域と前記印字エリアとが重
    なる場合には、該印字エリアは白紙エリアでないと識別
    し、全ての最小矩形領域と該印字エリアとが重ならない
    場合には、該印字エリアは白紙エリアであると識別する
    フラグを設定し、 設定したフラグを参照することによって、該印字エリア
    の印字を制御する、 ことを特徴とする印字制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061736A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、及び、画像形成プログラム
JP2010167689A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Ricoh Co Ltd ページプリンタコントローラ、ページプリンタ

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JP2009061736A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、及び、画像形成プログラム
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