JPH08281998A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08281998A
JPH08281998A JP9245195A JP9245195A JPH08281998A JP H08281998 A JPH08281998 A JP H08281998A JP 9245195 A JP9245195 A JP 9245195A JP 9245195 A JP9245195 A JP 9245195A JP H08281998 A JPH08281998 A JP H08281998A
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JP9245195A
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Shigeru Kagayama
茂 加賀山
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパチャ電極体に付着したトナーを簡単に除
去することができるとともに、画像情報の区切りを示す
マークをも同時に施すことができる。 【構成】 本画像形成装置は、たとえば洋服の生地とし
て用いられる布地を記録媒体20として、多数の開口部
(アパチャ)6が列状に形成されたアパチャ電極体1の
制御電極4に制御電圧を印加し、帯電トナー16の開口
部毎の通過を制御することによって、洋服一着分の裁断
パターンPを画像として記録するとともに、背面電極ロ
ーラ(対向電極)22を、裁断パターンPの区切りに対
応した位置で上昇させることにより、記録媒体20をア
パチャ電極体1の開口部6付近に接触させる。これによ
って、開口部6の近傍周辺に付着しているトナー16を
記録媒体20に転移させて、そのクリーニングを行うと
同時に、画像の区切りを示すエンドマークを記録媒体2
0に施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に適用される画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置の1つとし
て、複数の開口部(アパチャ)が形成された電極を用い
て、その電極に対して画像データに基いて電圧を印加
し、所定の極性に帯電されたトナー粒子(荷電粒子)が
前記アパチャを通過し得るよう制御して、通過したトナ
ー粒子により記録媒体上に画像を形成するものが、米国
特許第3689935号の明細書において開示されてい
る。
【0003】この画像形成装置は、絶縁体よりなる平板
と、この平板の一方の面に形成される連続した基準電極
と、他方の面に形成される互いに絶縁された複数の制御
電極とからなり、各制御電極毎にそれら3者を貫いて少
なくとも1列のアパチャが形成されたアパチャ電極体
と、基準電極と制御電極との間に選択的に電位を与える
手段と、印加された電位によってアパチャを通過するト
ナー粒子の流れが変調されるよう帯電したトナー粒子を
供給する手段と、記録媒体とアパチャ電極体とが相対的
に移動し得るよう記録媒体を粒子流路中に位置決めする
手段とから構成されている。
【0004】しかしながら、上述したような画像形成装
置では、帯電したトナー粒子の流れを制御するためにア
パチャ内の電界を利用しているため、アパチャ外の電界
は非常に弱くなっていた。そのため、アパチャ下に供給
されたトナー粒子をアパチャ内に引き込む力が弱いこと
から、単位時間当りのトナー通過量が少なく、画像形成
速度が低いという欠点があった。また、トナーのアパチ
ャ通過の制御性を上げるためにはアパチャ内の電界を強
くする必要があり、そのために、高価な高電圧の制御用
駆動素子を必要とする等の欠点があった。
【0005】そこで、本出願人は、特開平6−1557
98号公報に示されるように、複数の開口部(アパチ
ャ)を列状に配置した絶縁性シートからなるアパチャ電
極体(トナー流制御手段)を、その一面側がトナー供給
源(トナー担持ローラ)の周面に対向するように配置す
るとともに、そのアパチャ電極体のトナー担持ローラと
反対側の面、すなわち、記録媒体と対向する側の面に、
帯電したトナー(荷電粒子)の開口部通過を制御する制
御電極を各開口部毎に区分して設置し、さらに、所定の
極性の電圧が印加された背面電極ローラ(対向電極)
を、記録媒体の裏面側に接触するように配置して、前記
開口部から引き出されたトナーを静電気力で記録媒体の
表面に向かって飛翔させるようにした画像形成装置を提
案した。
【0006】この画像形成装置によれば、トナーの制御
性が良いため、高画質の画像が容易に得られるととも
に、低い制御電圧でトナーの流れを適確に制御すること
ができるので、高価な制御用駆動素子等を必要とせず、
安価で、しかも信頼性が高い等の効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置は、開口部(アパチャ)を
通過したトナーがすべて記録媒体に向かって飛翔するわ
けではなく、その一部がアパチャ電極体の表面側であっ
て開口部の近傍周辺に付着してしまう。この付着トナー
はプリントを重ねるごとに堆積してゆき、その付着量が
限度を超えると、開口部を塞いでトナー流の発生を阻害
したり、また、制御電圧の印加とは無関係にトナーが記
録媒体に向かって飛翔して、画像にかぶりが発生する等
の問題があった。さらに、記録媒体と対峙する側のアパ
チャ電極体の表面にトナーが多量に堆積すると、記録媒
体の移動に伴って、その表面に前記堆積したトナーが接
触して、記録媒体の表面を汚してしまうという問題もあ
った。
【0008】この問題を解決する手段として、アパチャ
電極体の表面に付着したトナーを除去するクリーニング
装置を、当該アパチャ電極体の表面と背面電極ローラと
の間に配置することも考えられるが、アパチャ電極体の
表面と背面電極ローラとの間隙は、その構成上約0.5
mm〜1mm程度の微小なものであり、配置する部品の
密集度も高いことから、複雑な構成のクリーニング装置
を配置することができなかった。
【0009】また、上記のような画像形成装置を適用し
て、たとえば、洋服の生地として用いられる布地を記録
媒体として、その布地表面に裁断パターンを記録するよ
うにした装置では、一着分の裁断パターンを記録する毎
に、裁断パターンの区切りを示すマークを、布地に施す
必要があった。すなわち、何着分かの裁断パターンを連
続して記録した場合、布地のどこからどこまでの部分が
一着分に相当するかを示すマークがないと、布地を裁断
する際に、裁断生地を一着分ずつ取揃えるが困難となる
からである。
【0010】さらに、ロール状に巻回された、あるいは
連続して折り畳まれた記録用紙を使用して、複数ページ
の画像情報を連続的に記録するようにした装置において
は、ページの区切りを示すマーク、すなわち、記録用紙
のどこからどこまでの画像情報が1ページに相当するか
を示すマークがあれば、各ページ毎の画像情報を明確に
区分して容易に判読することができるようになるし、ま
た、各ページ毎に切り離したい場合には、きわめて好都
合である。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、アパチャ電極体の表面に付着
したトナーを簡単に除去することができることはもとよ
り、さらには、画像情報の区切りを示すマークをも同時
に施すことができる画像形成装置を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、画像を記録するためにそ
の長手方向に沿って搬送される帯状の記録媒体と、その
記録媒体の搬送方向と略直交する方向に複数の開口部が
列状に形成されるとともに、その開口部毎にトナーの通
過を制御する制御電極が設けられたトナー流制御手段
と、そのトナー流制御手段に対して記録媒体を搬送する
に必要な間隙をおいて配置された対向電極とを有するも
のであって、さらには、トナー流制御手段と記録媒体と
を、その記録媒体に記録した画像の区切りに対応して相
互に接触させることにより、トナー流制御手段の開口部
付近に付着したトナーを記録媒体に転移させるマーキン
グ兼クリーニング手段を備えたことを特徴としている。
【0013】また、マーキング兼クリーニング手段は、
トナー流制御手段と記録媒体とを相互に接触させた状態
で、記録媒体を一定期間搬送するように構成されている
ことを特徴としている。
【0014】さらに、記録媒体が、洋服の生地として用
いられる布地であって、その布地表面に裁断パターンが
画像として記録されるとともに、一着分の裁断パターン
が記録される毎に、裁断パターンの区切りを示すマーク
がマーキング兼クリーニング手段によってマーキングさ
れることを特徴としている。
【0015】又更に、記録媒体が、ロール状に巻回され
た、あるいは連続して折り畳まれた記録用紙であって、
その長手方向に画像情報が複数ページにわたって記録さ
れるとともに、1ページ分の画像情報が記録される毎
に、ページの区切りを示すマークがマーキング兼クリー
ニング手段によってマーキングされることを特徴として
いる。
【0016】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置によ
れば、トナー流制御手段と記録媒体とを、その記録媒体
に記録した画像の区切りに対応して相互に接触させるよ
うにしたので、トナー流制御手段の開口部付近に付着し
たトナーを記録媒体に転移させることができ、これによ
って、開口部付近の表面をクリーニングすることができ
ると同時に、画像の区切りに対応したマークを記録媒体
に施すことができる。
【0017】また、トナー流制御手段と記録媒体とを相
互に接触させた状態で、記録媒体を一定期間搬送するよ
うに構成されているので、開口部付近に付着したトナー
を記録媒体に確実に転移させることができ、これによっ
て、開口部付近のクリーニングと区切りマークのマーキ
ングとを適確に実施することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0019】図1は、本発明を具体化した画像形成装置
の概略構成図であり、トナー流制御手段(荷電粒子制御
手段)としてのアパチャ電極体1の下側には、0.5m
m〜1mmの間隙を有して、対向電極としての背面電極
ローラ22が回動可能に配設されており、前記間隙に挿
入される帯状の記録媒体20を、搬送ローラ28や熱定
着装置26の一対のローラ等と協働して搬送し得るよう
に構成されている。また、前記アパチャ電極体1の上側
には、記録媒体20の搬送方向と略直交する方向に沿っ
て、トナー供給装置10が配設されており、さらに、前
記背面電極ローラ22等によって搬送される記録媒体2
0の進行先には、一対の加熱ローラと加圧ローラとから
なる熱定着装置26が配設されている。
【0020】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、ハウジングを兼ねるト
ナーケース11と、そのトナーケース11内に収納され
るトナー、望ましくは絶縁性トナー16と、供給ローラ
12と、トナー供給源たるトナー担持ローラ14と、ト
ナー層規制ブレード18とから構成されている。ここに
おいて、前記トナー担持ローラ14はトナー16を担持
し、アパチャ電極体1に向かって搬送するものであり、
前記供給ローラ12は、トナー担持ローラ14に対して
トナー16を供給するものである。
【0021】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11に図示する矢印方向に
回転可能に支持されており、両者は接した状態で平行に
配設されている。また、トナー層規制ブレード18は、
トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の層厚が
ローラ面上で均一になるよう調整するとともに、そのト
ナー16を均一に帯電させるためのものであり、トナー
担持ローラ14に圧接するようにトナーケース11の一
部に取付けられている。
【0022】前記アパチャ電極体1は、図2に詳細に示
されるように、厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シー
ト2により構成されており、その長手方向に沿って、記
録媒体20の搬送方向と略直交する方向に、直径40μ
m〜100μmの多数の開口部(アパチャ)6が一列に
形成され、また、その下面には、各開口部6を独立して
取り囲むように厚さ1μm〜10μmの多数の制御電極
4が、銅あるいは金等の金属膜によって形成されてい
る。そして、前記アパチャ電極体1は、図1に示される
ように、記録媒体20側に制御電極4を対向させた状態
で、絶縁シート2の全ての開口部(アパチャ)6がトナ
ー担持ローラ14に圧接するように、トナーケース11
の下面および一側面に沿って取付けられている。
【0023】ここにおいて、前記アパチャ電極体1の開
口部6とトナー担持ローラ14との位置関係の詳細を説
明すると、各開口部(アパチャ)6は各々の中心がトナ
ー担持ローラ14の周面の最下部分と、トナー担持ロー
ラ14の中心軸とを通過するように配置されている。こ
れによれば、各開口部6は、トナー担持ローラ14の周
面の最下部分を基準として、左右に均等に配置されるこ
とにより、各開口部6を通過するトナー16の分布を開
口部(アパチャ)6内の全域で均一にすることができ
る。また、開口部6の壁面とトナー16の飛翔方向とが
平行であるため、安定してトナー16を飛翔させること
ができる。
【0024】さらに、アパチャ電極体1自体は、トナー
担持ローラ14に対して、開口部6の列を中心として絶
縁性シート2が記録媒体20の搬送方向の上流側と下流
側に略同じ角度(3゜程度)だけ上方にたわむように圧
接されている。これにより、アパチャ電極体1とトナー
担持ローラ14との接触面積を大きくすることができる
とともに、開口部6の上部周辺を左右均一に圧接するこ
とができるため、トナーの濃度むらが発生することを極
力抑えることができる。
【0025】また、前記制御電極4とトナー担持ローラ
14の間には、制御電圧印加回路8が接続されている。
この制御電圧印加回路8は、画像信号に基いて制御電極
4に対して正負の電圧、たとえば、画像部に対応して+
50V程度の正電圧、非画像部に対応して−20V程度
の負電圧を印加するとともに、画像記録時以外のときに
は、制御電極4に対する電圧の印加を停止する(0Vと
する)ように構成されている。一方、前記背面電極ロー
ラ22とトナー担持ローラ14との間には、直流高圧電
源24が接続されており、背面電極ローラ22に対して
+1kV程度の高電圧を印加し得るようになっている。
【0026】なお、本実施例における背面電極ローラ2
2は、その回動中心軸がトナー担持ローラ14の中心軸
と平行状態を保ったままで、さらには、高電圧を印加し
た状態のままで、アパチャ電極体1の開口部(アパチ
ャ)6付近に対して、接近乃至離隔移動可能に取付けら
れており、これによって、マーキング兼クリーニング手
段としても機能するように構成されている。すなわち、
背面電極ローラ22は、図1に示される通常の印字動作
位置にあるときには、背面電極ローラ22の周面の最上
部分とアパチャ電極体1との間に、0.5mm〜1mm
程度の間隙を形成して、同間隙内を記録媒体20が通過
可能としているが、後述する背面電極切換用駆動ソレノ
イド44等の適宜の駆動手段を介して、図6に示される
クリーニング位置に向かって、アパチャ電極体1と接近
する方向に上昇移動されたときには、その移動に伴っ
て、前記間隙内にある記録媒体20を、アパチャ電極体
1の開口部(アパチャ)6付近に弾性的に接触させると
ともに、その接触状態を保ったまま、記録媒体20を搬
送可能としている。
【0027】また、本実施例における画像記録装置は、
図3に示されるように、記録媒体20が、洋服の生地と
して用いられる布地からなり、その布地表面に洋服の一
着分に必要な裁断パターンPが画像として連続的に順次
記録される装置に適用されている。ここにおいて、記録
媒体20は、洋服一着分ずつの長さの生地を、一枚ずつ
供給することも可能ではあるが、できれば、数着分ある
いは数十着分の長さの生地を連続的に供給することが望
ましく、より好適には、図1に示されるように、ロール
状に巻回された反物の生地を用意して、その生地を回転
させながら順次供給するようにすることが望ましい。
【0028】次に、図4を参照して、画像形成装置の電
気的構成を説明する。
【0029】本実施例におけるマーキング兼クリーニン
グ手段としても機能する中央制御装置は、周知のマイマ
ロプロセッサ(以下単にCPUと称す)30で構成され
ており、制御プログラムを記憶したROM32と、裁断
パターン等からなる画像データを記憶し、かつ読出し可
能なRAM34とが接続される。このCPU30は、I
/Oインターフェイス36を介して外部(ホストコンピ
ータ)から入力される画像情報、たとえば、裁断パター
ンの画像データをRAM34に記憶するとともに、その
画像データに基づいて、前記アパチャ電極体1への制御
電圧の印加、ならびに、記録媒体20の搬送等を制御す
る。
【0030】すなわち、CPU30は、搬送系駆動制御
回路38を介して前記記録媒体20の搬送制御が可能で
あり、具体的には、搬送に関与するローラ、たとえば、
熱定着装置26の一対のローラを始めとして、背面電極
ローラ22、および、搬送ローラ28等を、搬送系駆動
モータ46の回転によって駆動制御することが可能であ
るとともに、トナー供給系駆動制御回路40を介してト
ナー16の供給制御が可能であり、具体的には、トナー
担持ローラ14と供給ローラ12とを、トナー供給系駆
動モータ48の回転によって駆動制御することが可能で
ある。
【0031】また、前記CPU30は、前記制御電圧印
加回路8を介して、前記アパチャ電極体1の制御電極4
に印加する電圧が制御可能であるとともに、直流高圧電
源24を介して、背面電極ローラ22への高電圧の印加
が制御可能である。さらに、前記CPU30は、マーキ
ング兼クリーニング手段として機能する背面電極切換用
駆動回路42を介して、これに接続された背面電極切換
用駆動ソレノイド44を選択的に駆動することにより、
適宜のバネ手段を介して、前記背面電極ローラ22を、
図1に示される通常の印字動作位置から図6に示される
クリーニング位置に向かって上昇させることができ、あ
るいは、その逆にクリーニング位置から通常の印字動作
位置に復帰させることが可能である。
【0032】なお、前記熱定着装置26は、周知のもの
と同様に、その一方の加熱ローラに内蔵されたヒータの
通電制御によって、熱定着に適当な温度に保たれる。
【0033】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を、図5に示されるフローチャートを参照しな
がら説明する。
【0034】まず始めに、CPU30は、外部(ホスト
コンピータ)からI/Oインターフェイス36を介して
画像データ(裁断パターン情報)が入力され、RAM3
4に記憶されると、その画像データに基づく印字動作を
開始するべく、ステップS1にて、搬送系駆動制御回路
38を介して、熱定着装置26の一対のローラ、背面電
極ローラ22、搬送ローラ28等を、搬送系駆動モータ
46の回転によって駆動するとともに、直流高圧電源2
4を介して背面電極ローラ22に高電圧(+1kV)を
印加することにより、記録媒体20の搬送を開始させ
る。
【0035】また、同ステップS1にて、前記CPU3
0は、トナー供給系駆動制御回路40を介して、トナー
供給系駆動モータ48を駆動する。これによって、トナ
ー担持ローラ14と供給ローラ12とが、図1に示され
る矢印方向に回転することにより、供給ローラ12から
送られてくるトナー16は、トナー層規制ブレード18
によってトナー担持ローラ14に擦りつけられ、所定の
極性、ここでは負極性(マイナス)に帯電させられて、
トナー担持ローラ14上に薄く均一な厚みのトナー層と
なって担持される。
【0036】そして、トナー担持ローラ14上に担持さ
れたトナー16は、トナー担持ローラ14の回転に伴っ
て、アパチャ電極体1に向かって搬送される際、アパチ
ャ電極体1の絶縁シート2とトナー担持ローラ14の表
面との摺動によって、せん断力による運動エネルギーが
与えられ、トナー担持ローラ14へのトナー付着力が緩
和されつつ,開口部(アパチャ)6付近に供給される。
【0037】ここで、前記CPU30は、ステップS2
にて、RAM34に記憶された画像情報に基づいて、ア
パチャ電極体1の開口部6付近に供給された帯電トナー
(荷電粒子)16の流れを制御するが、かかる帯電トナ
ー(荷電粒子)16は、トナー担持ローラ14との付着
力が充分に緩和された状態で供給されるために、かなり
低い制御電圧によって開口部6の通過を制御することが
できる。すなわち、画像部分に対応する制御電極4に、
制御電圧印加回路8を介して正電圧(+50V)が印加
されると、その制御電極4に対応する開口部6の近傍に
は、制御電極4とトナー担持ローラ14の間の電位差に
より、制御電極4よりトナー担持ローラ14に向かう電
界が形成される。それにより、マイナスに帯電している
トナー(荷電粒子)16は電位の高い方向に静電力を受
け、トナー担持ローラ14上から開口部6を通過して制
御電極4側に引き出される。引き出されたトナー16
は、さらに、背面電極ローラ22に印加されている+1
kVの高電圧によって、記録媒体20とアパチャ電極体
1との間に形成される電界により、記録媒体20に向か
って飛翔し、同録媒体20上に堆積して画素を形成す
る。
【0038】一方、前記CPU30は、非画像部分に対
応する制御電極4には、制御電圧印加回路8を介して−
20V程度の負電圧を印加する。その結果、トナー担持
ローラ14と制御電極4との間には、制御電極4よりト
ナー担持ローラ14に向かう電界が形成されず、開口部
6を通過し得ない。しかも、制御電極4にはトナー担持
ローラ14よりも低い負電圧が印加されるため、それら
の間に前記画像部分に対応する電界とは逆の電界が形成
されることとなり、トナー16の飛翔がより効果的に抑
止される。よって、かぶりの少ない画像を形成すること
ができ、特に、記録媒体20として使用されている布地
を、かぶりトナーによって汚すことなく、裁断パターン
Pのみをコントラスト良く記録することができる。
【0039】なお、上記の印字プロセスにおいて、制御
電極4による制御電界が、制御電極4と開口部6の内
部、および、その開口部6と対向するトナー担持ローラ
14のトナー担持面との間に形成されるので、担持され
るトナー16に対し制御電界を効果的に印加することが
でき、制御効率がよい。しかも、トナー担持ローラ14
とアパチャ電極体1とが、トナー層を挟んでかなり近接
した距離で対向することとなるので、制御電圧をかなり
低くでき、安価な制御用駆動素子を使用することができ
る。また、トナー16として絶縁性トナーが採用される
ことにより、トナー担持ローラ14と制御電極4との間
の絶縁性が保たれるので、開口部6を誤って絶縁破壊す
る虞れがない。さらに、アパチャ電極体1の絶縁性シー
ト2によって、トナー担持ローラ14と制御電極4との
間の絶縁性が保たれるので、トナー供給系の不具合でト
ナー担持ローラ14上にトナー16が存在しない場合で
も、制御電極4とトナー担持ローラ14とが接触して電
気的に短絡し、制御用駆動素子を破壊する虞れもない。
【0040】上記のようにして、トナー16の飛翔によ
り1列の画素が形成される記録媒体20は、搬送系駆動
制御回路38を介して熱定着装置26の一対のローラ、
背面電極ローラ22、および、搬送ローラ28等が回転
駆動されるに伴い、背面電極ローラ22の周面の最上部
分とアパチャ電極体1との間の間隙を通って、開口部
(アパチャ)6の列と直交する方向に1画素分送られ
る。そして、前記CPU30は、ステップS3にて、洋
服の一着分に相当する裁断パターンPの記録が終了した
か否かをチェックし、そうでなければ、上記のプロセス
を繰り返して、記録媒体20の表面に一着分に相当する
裁断パターンPを、トナー像として記録する。なお、こ
の記録媒体20に記録されたトナー像は、その後、熱定
着装置26の一対のローラ間を通ることによって、記録
媒体20上に定着される。
【0041】以上によって、洋服の一着分に相当する裁
断パターンPの記録が終了したならば、次に、前記CP
U30は、裁断パターンPの区切りを示すマークEを、
記録媒体20に施すべく、マーキング兼クリーニング動
作を実行する。すなわち、まず、ステップS4にて、全
ての制御電極4に対する正負電圧の印加を停止する(0
Vとする)とともに、トナー供給系駆動制御回路40に
よるトナー担持ローラ14と供給ローラ12との回転を
停止させ、搬送系駆動制御回路38による記録媒体20
の搬送動作のみが行われる状態とする。
【0042】そして、前記CPU30は、ステップS5
にて、一定時間t1が経過するのを待ってから、ステッ
プS6にて、背面電極切換用駆動回路42を介して駆動
ソレノイド44を駆動することにより、適宜のバネ手段
を介して、背面電極ローラ22を、図1に示される通常
の印字動作位置から図6に示されるクリーニング位置に
向かって上昇させる。
【0043】ここで、一定時間t1は、図3に示される
ように、記録媒体20に記録される洋服一着分の裁断パ
ターンPの最後の記録位置から、その裁断パターンPの
区切りを示すマークE(一着分に相当する裁断パターン
Pの終わりを示すエンドマークでもある)が付される位
置までの距離L1を、記録媒体20が搬送されるのに必
要な時間であって、適宜に設定可能なものではあるが、
布地の無駄な使用をさける上では、できるだけ短い時間
に設定することが望ましい。
【0044】次いで、前記CPU30は、同ステップS
6にて、クリーニング位置に向かって上昇させた背面電
極ローラ22を、該クリーニング位置に一定時間t2だ
け保持したのち、図1に示される通常の印字動作位置に
向かって復帰させる。ここで、一定時間t2は、裁断パ
ターンPの区切りを示すマークEの幅Wに相当する距離
を、記録媒体20が搬送されるのに必要な時間であっ
て、開口部(アパチャ)6に付着したトナー16を擦り
取るのに必要かつ充分で、しかも、マーク幅Wとしても
適当となる時間、たとえば、マーク幅Wが略5mmとな
る時間がおおむね適当であるが、これに何等限定される
ものでもない。
【0045】上記ステップS6の実行によって、特に、
背面電極ローラ22が、図1に示される通常の印字動作
位置から図6に示されるクリーニング位置に向かって上
昇されると、その上昇とともに記録媒体20がアパチャ
電極体1の開口部(アパチャ)6付近に弾性的に接触
し、かつ、その接触状態を保ったまま、記録媒体20が
一定期間(t2時間)搬送される。
【0046】これによって、ステップS2の画像記録時
において、アパチャ電極体1の下面側であって開口部6
の近傍周辺に堆積したトナー、すなわち、開口部6の列
に沿って記録媒体20の搬送方向と略直交する方向に延
びている付着トナー16は、これに弾性的に接触する記
録媒体20によって確実に擦り取られ、特に、記録媒体
20がこの種の付着トナーの拭き取りに適した布地材よ
りなる場合にあっては、そのクリーニングがより効果的
に行われるとともに、該クリーニングによって擦り取ら
れたトナー16が記録媒体20の表面に転移される。し
かも、この転移されたトナー16は、記録媒体20の搬
送方向と略直交する方向に延びた一筋のライン(幅Wが
略5mm)として転移されるため、これが洋服一着分の
裁断パターンPの区切りを示すマークE(一着分に相当
する裁断パターンPの終わりを示すエンドマークでもあ
る)として形成される。
【0047】このようにして、マーキング兼クリーニン
グ動作が実行されたのち、前記CPU30は、ステップ
S7にて、続いて記録すべき画像データがあるか否かを
チェックし、若しあれば、ステップS8にて、トナー供
給系駆動制御回路40によるトナー16の供給を再開す
るとともに、ステップS9にて、一定時間t3が経過す
るのを待ってから、ステップS2に移行して、次の画像
データに基づく裁断パターンPの記録動作を開始する。
【0048】ここで、一定時間t3は、図3に示される
ように、先に記録された裁断パターンPの区切りを示す
マーク(エンドマーク)Eが付された位置から、次に記
録される裁断パターンPの最初の記録位置までの距離L
2を、記録媒体20が搬送されるのに必要な時間であっ
て、適宜に設定可能なものではあるが、布地の無駄な使
用をさける上では、前記距離L1と同様に、できるだけ
短い時間に設定することが望ましい。
【0049】一方、ステップS7にて、続いて記録すべ
き画像データがない場合には、ステップS10にて、一
定時間t4が経過するのを待ってから、ステップS11
にて、搬送系駆動制御回路38による熱定着装置26の
一対のローラ、背面電極ローラ22、および搬送ローラ
28等の回転駆動を停止するとともに、直流高圧電源2
4による背面電極ローラ22への高電圧の印加を中止し
て、記録媒体20の搬送を停止する。そして、ステップ
S12にて、新たな印字開始命令を待つ待機モードに入
り、若し、新たな印字開始命令があれば、ステップS1
からの動作を再開する。
【0050】ここで、一定時間t4は、先に記録媒体2
0に付された区切りのマーク(エンドマーク)Eが、少
なくとも、熱定着装置26を通って定着されるのに充分
な時間であるが、これに何等限定されることなく、たと
えば、新たな印字開始命令が比較的短時間に入力される
ような場合であって、未定着のままで放置される虞れの
ない場合には、ステップS9と同様に、一定時間t3が
経過(この時点ではマークEの部分が熱定着装置26を
通過していない)した後、すなわち、次に記録される裁
断パターンPの記録開始位置の部分が、アパチャ電極体
1の開口部6に対応するまで、記録媒体20が搬送され
るのを待ってから、その搬送を停止するようにしてもよ
い。もちろん、一定時間t3以前(たとえば区切りのマ
ークEが付された直後)に搬送を停止するようにしても
よく、この場合には、新たな印字開始命令を受けたとき
に、次の記録開始位置までの搬送を行ってから、印字を
再開するようにすれば、なんら支障は生じない。
【0051】
【変形例】尚、本発明は、以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更を加えることが可能である。
【0052】たとえば、上記実施例では、一着分の裁断
パターンPが記録されたのち、記録媒体20の搬送をさ
らに続行して、区切りを示すマークEが記録されるべき
位置が到来した時点で、記録媒体20の搬送を続行させ
ながら、背面電極ローラ22を、通常の印字動作位置か
らクリーニング位置に向かって、一定時間(t2時間)
だけ上昇させるようにしたものであるが、これに限定さ
れることなく、図7に示されるようなフローチャートに
基づく制御であってもよい。
【0053】すなわち、図7は、図5に示されるフロー
チャートにおいて、ステップS5とステップS7との間
の制御を一部変更したものであって、前述と同様のステ
ップS5にて、一定時間t1が経過するのを待ってか
ら、一旦、記録媒体20の搬送を中止し(ステップS2
0)、そうした状態で、背面電極ローラ22を通常の印
字動作位置からクリーニング位置に向かって上昇させ
(ステップS21)、これに伴って、記録媒体20をア
パチャ電極体1の開口部6付近に接触させる。そうした
状態で、再び記録媒体20の搬送を再開し(ステップS
22)、一定時間(t2時間)記録媒体20が搬送され
るのを待ってから(ステップS23)、背面電極ローラ
22をクリーニング位置から通常の印字動作位置に向か
って復帰させる(ステップS24)。その後は、前述と
同様のステップS7に移行する。
【0054】このような制御によれば、背面電極ローラ
22を通常の印字動作位置からクリーニング位置に向か
って上昇させる際に、その動作時間にバラツキがあった
としても、マークEの印字位置を一定とし得る利点があ
る。
【0055】また、これと同様に、ステップS24に
て、背面電極ローラ22をクリーニング位置から通常の
印字動作位置に向かって復帰させる際にも、一旦、記録
媒体20の搬送を中止させてから、背面電極ローラ22
を復帰させるようにしてもよく、この場合には、その復
帰の動作時間にバラツキがあっても、マークEの幅Wを
一定とし得る利点がある。
【0056】また、上記実施例では、アパチャ電極体1
の下面側であって開口部6の近傍周辺に堆積したトナ
ー、すなわち、開口部6の列に沿って記録媒体20の搬
送方向と略直交する方向に延びている付着トナー16
を、記録媒体20に転移させることによって、マーキン
グ兼クリーニング動作を実行するようにしたものである
が、このような付着トナー16が、画像形成毎にいつも
同じ量だけ堆積するとは限らないし、また、アパチャ電
極体1の各開口部6おいて同じ量のトナーが付着すると
は限らない。その結果として、マーキングが濃くなされ
る場合もあれば、薄くなされる場合もあるし、部分的に
濃淡差のあるマークEが付される場合もある。しかしな
がら、このような濃淡のあるマークEであっても、画像
の区切りを示すマークとしては充分にその目的を達成す
ることができ、実用上なんら支障は生じない。
【0057】もっとも、上記開口部6の近傍周辺に堆積
するトナー16が非常に少ない(たとえば、画像部の信
号が極端に少ない)ために、淡いマークEしか記録され
ず、その認識が難しいと予想されるような場合には、以
下のような方法によって、解決することができる。
【0058】すなわち、裁断パターンPの記録が終了し
たのち、背面電極ローラ22を通常の印字動作位置から
クリーニング位置に上昇させて、マーキング兼クリーニ
ング動作を実行する前に、トナー供給系駆動制御回路4
0を介して、トナー担持ローラ14と供給ローラ12と
を、図1に示される矢印方向に所定量だけ回転させる
(このとき、制御電極4には正負の制御電圧を印加せ
ず、0Vのままとする)。すると、同担持ローラ14の
回転に伴って、絶縁シート2との間に供給されたトナー
16の一部が、開口部6を通って制御電極4側に押し出
されて、同開口部6の近傍周辺に堆積するトナーの付着
量が増える。これによって、その後のマーキング兼クリ
ーニング動作によって、記録媒体20に転移されるトナ
ーの量が増大し、望ましい(認識し易い)濃度のマーク
Eが記録されるようになる。
【0059】また、上記実施例では、裁断パターンPを
記録したのち、続いて記録すべき画像データがない場合
には、裁断パターンPの区切りを示すマーク(エンドマ
ーク)Eを記録してから、記録媒体20の搬送を停止し
て、次の新たな印字開始命令を待つ待機モードに入るよ
うにしているが、これに代えて、裁断パターンPの記録
を完了するとともに、直ちに記録媒体20の搬送を停止
し、次の新たな印字開始命令があったときに、区切りを
示すマーク(エンドマーク)Eを記録してから、新たな
裁断パターンPの記録を開始するようにしてもよい。
【0060】また、上記実施例では、アパチャ電極体1
と記録媒体20とを接触させるために、適宜のバネ手段
を介して、背面電極ローラ22を通常の印字動作位置か
らクリーニング位置に向かって上昇させるようにしてい
るが、たとえば、背面電極ローラ22をクリーニング位
置に向かって上昇させるように付勢するバネ手段と、そ
のバネ手段に抗して背面電極ローラ22を通常の印字動
作位置に配置する保持手段とを設け、マーキング兼クリ
ーニング動作時に、前記保持手段の作用を解除すること
により、前記バネ手段の弾性力で背面電極ローラ22を
通常の印字動作位置からクリーニング位置に向かって上
昇させるとともに、その弾性力で記録媒体20をアパチ
ャ電極体1に接触させるようにしてもよい。
【0061】また、背面電極ローラ22とは別に、その
背面電極ローラ22の前後(記録媒体の搬送方向の上流
側と下流側)に位置する記録媒体20を、アパチャ電極
体1に向かって上昇させる押上手段を設け、その押上手
段を選択的に動作させることによって、記録媒体20を
アパチャ電極体1に弾性的に接触させるようにしてもよ
い。また、これとは逆に、アパチャ電極体1およびトナ
ー担持ローラ14等を含むトナーケース11全体を、背
面電極ローラ22に対して接近乃至離隔移動可能として
もよいし、あるいは、それら背面電極ローラ22とアパ
チャ電極体1等の両者を、互いに接近乃至離隔移動可能
として、それらをマーキング兼クリーニング動作時に接
近させることにより、記録媒体20とアパチャ電極体1
とを相互に接触させるようにしてもよい。
【0062】また、上記実施例では、洋服の生地として
用いられる布地を記録媒体20として、その表面に裁断
パターンPを記録するようにしたものであるが、これに
限らず、たとえば、図8に示されるように、ロール状に
巻回されたロール紙、あるいは連続して折り畳まれたフ
ァンフォールド紙を使用して、複数ページの画像情報を
連続的に記録するようにした画像形成装置に適用しても
よい。
【0063】この場合、ページの区切りを示すマーク
(記録用紙のどこからどこまでの画像情報が1ページに
相当するかを示すマーク)Eを記録することによって、
各ページ毎の画像情報を明確に区分して容易に判読する
ことができるようになるし、また、各ページ毎に切り離
して、定型用紙(A4版など)として保存する場合等に
は、用紙の寸法に応じた間隔(A4版であれば、297
mm)毎に付されたページの区切りを示すマークEが切
り離しの目安となって、きわめて好都合である。しか
も、1ページ毎にマークEが付されるため、結果とし
て、アパチャ電極体1のクリーニングが頻繁に実行され
ることとなり、開口部6の近傍周辺に付着するトナー1
6の堆積をより効果的に防止して、常に高画質の画像を
記録することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、トナー流制御手段と記録媒体とを、その
記録媒体に記録した画像の区切りに対応して相互に接触
させるようにしたので、トナー流制御手段の開口部付近
に付着したトナーを記録媒体に転移させることができ、
これによって、開口部付近の表面をクリーニングするこ
とができると同時に、画像の区切りに対応したマークを
記録媒体に施すことができる。したがって、専用のクリ
ーニング手段とマーキング手段とを別々に用意する必要
がなく、構成も至って簡単であって、安価かつ容易に製
作できる。
【0065】また、トナー流制御手段と記録媒体とを相
互に接触させた状態で、記録媒体を一定期間搬送するよ
うに構成されているので、開口部付近に付着したトナー
を記録媒体に確実に転移させることができ、これによっ
て、開口部付近のクリーニングと区切りマークのマーキ
ングとを適確に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した画像形成装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図2】アパチャ電極体の開口部付近を下方から視た一
部切欠斜視図である。
【図3】記録媒体の一実施例を示す一部切欠上面図であ
る。
【図4】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の作用を説明するための図である。
【図7】変形例を示すフローチャートである。
【図8】記録媒体の他の実施例を示す一部切欠上面図で
ある。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体(トナー流制御手段) 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 開口部(アパチャ) 8 制御電圧印加回路 16 トナー(荷電粒子) 20 記録媒体 22 マーキング兼クリーニング手段として機能する背
面電極ローラ(対向電極) 24 直流高圧電源 30 CPU(中央制御装置) 38 搬送系駆動制御回路 40 トナー供給系駆動制御回路 42 背面電極切換用駆動回路 44 背面電極切換用駆動ソレノイド 46 搬送系駆動モータ 48 トナー供給系駆動モータ P 裁断パターン(画像) E 区切りを示すマーク(エンドマーク)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録するためにその長手方向に沿
    って搬送される帯状の記録媒体と、 その記録媒体の搬送方向と略直交する方向に複数の開口
    部が列状に形成されるとともに、その開口部毎にトナー
    の通過を制御する制御電極が設けられたトナー流制御手
    段と、 そのトナー流制御手段に対して記録媒体を搬送するに必
    要な間隙をおいて配置された対向電極とからなる画像形
    成装置において、 前記トナー流制御手段と記録媒体とを、その記録媒体に
    記録した画像の区切りに対応して相互に接触させること
    により、トナー流制御手段の開口部付近に付着したトナ
    ーを記録媒体に転移させるマーキング兼クリーニング手
    段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記マーキング兼クリーニング手段は、
    トナー流制御手段と記録媒体とを相互に接触させた状態
    で、記録媒体を一定期間搬送するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が、洋服の生地として用い
    られる布地であって、その布地表面に裁断パターンが画
    像として記録されるとともに、一着分の裁断パターンが
    記録される毎に、裁断パターンの区切りを示すマークが
    マーキング兼クリーニング手段によってマーキングされ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体が、ロール状に巻回され
    た、あるいは連続して折り畳まれた記録用紙であって、
    その長手方向に画像情報が複数ページにわたって記録さ
    れるとともに、1ページ分の画像情報が記録される毎
    に、ページの区切りを示すマークがマーキング兼クリー
    ニング手段によってマーキングされることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JP9245195A 1995-04-18 1995-04-18 画像形成装置 Pending JPH08281998A (ja)

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JP9245195A JPH08281998A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6176567B1 (en) * 1998-08-25 2001-01-23 Minolta Co., Ltd. Direct printing apparatus with automatic cleaning of excess print particles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6176567B1 (en) * 1998-08-25 2001-01-23 Minolta Co., Ltd. Direct printing apparatus with automatic cleaning of excess print particles

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