JPH08281768A - シート成形用金型の製造法 - Google Patents

シート成形用金型の製造法

Info

Publication number
JPH08281768A
JPH08281768A JP7091018A JP9101895A JPH08281768A JP H08281768 A JPH08281768 A JP H08281768A JP 7091018 A JP7091018 A JP 7091018A JP 9101895 A JP9101895 A JP 9101895A JP H08281768 A JPH08281768 A JP H08281768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
sheet
materials
heat treatment
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7091018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3212477B2 (ja
Inventor
Toshiya Moriyama
俊哉 森山
Yoshihiro Nakada
好洋 中田
Takahisa Nakamoto
孝契 中元
Koichi Umeda
孝一 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP09101895A priority Critical patent/JP3212477B2/ja
Publication of JPH08281768A publication Critical patent/JPH08281768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3212477B2 publication Critical patent/JP3212477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は金型素材に熱膨張率の異なる材質の
ライニング材をHIP処理により拡散接合した場合で
も、変形を防止し、材料歩留りを低下することなく高寸
法精度を確保した金型を得る方法を提供する。 【構成】 成形流路にほぼ等しい外形とされかつ離型処
理した中子型1を内装してカプセル4を製作し、該カプ
セル4における前記中子型1の外面と前記上・下部素材
2,3の内面との隙間8に耐食性および耐摩耗性の良好
なライニング用粉末17を充填し脱気密封して熱間等方
圧加圧処理を施すことにより、前記ライニング用粉末1
7を上・下部素材2,3の内面に拡散接合して樹脂をシ
ート状に成形する。前記上・下部素材2,3の材質を2
相合金とし、前記拡散接合が終了した後、前記合金相量
を調整する熱処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用プラスチック、エ
ンプラ、スーパーエンプラ、ゴム、エラストマー等の樹
脂をシート(フィルムを含む。)状に押出成形するため
のシート成形用金型、特に、金型本体材と異なる材質を
金型の樹脂成形流路に熱間等方圧加圧(HIP)処理に
より拡散接合して得る金型に関し、押出機等に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シート成形用金型の成形流路はメ
ッキ層であるのが一般的であったが、このメッキ金型で
のメッキ層の剥離による樹脂腐食等での耐久性劣化、及
びメッキ層の多孔質性による平滑性の問題からの樹脂流
動性劣化を改善し得る樹脂シート成形用金型の製造方法
として、金型の樹脂成形流路にHIP処理により任意の
厚みで耐食性、耐摩耗性の良好な合金粉末を拡散接合し
た樹脂シート成形用の製造方法を本件出願人は提案した
(特公昭6−61818号公報参照)。
【0003】この方法は、成形流路にほぼ等しい外形を
備えた中子型の外周面に耐熱性離型材を塗布した後、該
中子型を上部素材および下部素材の合わせ面に形成され
た上凹部および下凹部に充填用隙間を介して収納した状
態で両素材を重ね合わせ、該合わせ材の外周に現れた分
割線部を溶接し、ついで前記充填用隙間に耐食性、耐摩
耗性の良好な合金粉末を充填し脱気密封して熱間等方圧
加圧処理を施した後、該合わせ材を製品金型の前端面、
後端面および両側型の分割面に対応した面に沿って切断
し上下、左右各1対の素材を得、中子型を取出し、各素
材を仕上加工する方法である。
【0004】この方法では、中子型とHIP処理により
緻密固化された合金粉末ライニング層とは拡散接合せ
ず、両者は自然に分離され、上凹部および下凹部に樹脂
成形流路に近似した3次元内面を備えた複合素材を形成
でき、成形流路面の加工をほとんど省略できる。しか
も、1回のHIP処理で金型の素材4個を1度に得るこ
とができ、経済的に優れる。勿論、樹脂成形流路に形成
された内面は、厚肉で100%緻密な耐食性、耐摩耗性
の良好なライニング層が強固に接合被覆されているた
め、メッキの場合に生じた不都合をすべて解消できるも
のであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、HIP
処理による異材種の接合においては、HIP時の冷却過
程で接合材質間の熱膨張率の差により応力が発生する。
上述の技術により製造される樹脂シート成形用金型はシ
ートの生産性の点から長尺形状で長さが1mから長いも
のでは4m近いものもある。このような形状では、先の
発生応力によりHIP処理後の素材は容易に変形を生
じ、変形を見込んだ機械加工代を素材につける必要があ
り、材料歩留りを低下させる。
【0006】又、機械加工時においても残留応力のバラ
ンスが変化し、変形を生じ、高寸法精度を必要とする本
金型での寸法精度の確保が困難となる。本発明はかかる
問題点を解決するためになされたものであって、金型素
材に熱膨張率の異なる材質のライニング材をHIP処理
により拡散接合した場合でも、変形を防止し、材料歩留
りを低下することなく高寸法精度を確保した金型を得る
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の金型の製造方法は、金型の樹脂成形
流路にHIPにより任意の厚みで耐食性、耐摩耗性合金
粉末、及びそれら合金緻密体を接合した樹脂シート成形
用の製造方法において金型本体の材質を2相合金とし、
HIP中での拡散接合が終了した後、本体の合金相量を
調整する熱処理を行うことを発明の構成とするものであ
る。
【0008】すなわち、請求項1に係る本発明は、上部
素材2と下部素材3とを重ね合わせている合わせ材に、
成形流路にほぼ等しい外形とされかつ離型処理した中子
型1を内装してカプセル4を製作し、該カプセル4にお
ける前記中子型1の外面と前記上・下部素材2,3の内
面との隙間8に耐食性および耐摩耗性の良好なライニン
グ用粉末17を充填し脱気密封して熱間等方圧加圧処理
を施すことにより、前記ライニング用粉末17を上・下
部素材2,3の内面に拡散接合して樹脂をシート状に成
形するための成形流路を形成しているシート成形用金型
の製造法において、前記上・下部素材2,3の材質を2
相合金とし、前記拡散接合が終了した後、前記合金相量
を調整する熱処理を施すことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に係る本発明では、前記請求項1
に係る発明において、前記上・下部素材2,3の材質が
フェライト/オーステナイトの2相合金であり、前記熱
処理がフェライト/オーステナイトのいずれか一方の相
量を調整するものであることを特徴とするものである。
請求項3に係る本発明では、前記請求項1,2に係る発
明において、前記熱処理を、熱間等方圧加圧装置の処理
室18又は該処理室18から取出して別の炉19で行う
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項4に係る本発明では、前記請求項1
〜3に係る発明において、前記熱処理を施した後、前記
カプセル4を製品金型の前・後端面の分割面に対応した
面に沿って切断して上下金型用素材を得、前記中子型1
を取出して各素材を仕上加工することを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】次に図4および図5を参照して作用を説明す
る。図4は簡便の為に、長さ1500mm、厚み30m
mの金型(被接合材)の樹脂成形流路として4.5mm
の異材質(接合材)をHIP処理により拡散接合した場
合の、接合材と被接合材との熱膨張率差と長さ方向での
変化(曲がり)量との関係を表したもので、両材質間の
熱膨張率差が僅か0.5×10-6であっても3.5mm
の変形を生じ、変形を防止するには限りなく熱膨張率差
を減少させる必要があることが理解される。
【0012】図5は2相合金のフェライト/オーステナ
イトの相量の変化による熱膨張率の変化を表す。この場
合、同一材料でもフェライト/オーステナイトの相量に
より熱膨張率が変化することが理解される。これらのこ
とから、図5に表すように接合材の熱膨張率と同一な金
型素材すなわち2相合金のフェライト/オーステナイト
の相量を予め設定し、熱処理によりこの相量を調整すれ
ば任意の接合材と同一の熱膨張率を有する被接合材の組
合せでのHIP処理が可能となり、変形の防止が可能と
なる。
【0013】ここで、2相合金フェライト/オーステナ
イトの相量は熱処理条件により変化することから、予め
用いる合金の熱処理条件とフェライト/オーステナイト
の相量及び熱膨張率の関係を調べておくことが必要であ
る。従って、中子型1およびライニング粉末17が収納
され、脱気密封された上部素材2および下部素材3から
なるカプセル4は、HIP処理により、ライニング粉末
17が焼結一体化してライニング層が形成されると共
に、上部素材2の上凹部9および下部素材3の下凹部1
0の内面に拡散接合する。この際、中子型1は上部およ
び下部素材よりも熱膨張率の大きい金属材で形成されて
おり、かつその表面には耐熱性離型材が塗布されている
ので、中子型とライニング層とは拡散接合することな
く、また、冷却時に中子型が上部素材や下部素材より大
きく収縮し、ライニング層と自然に剥離する。尚、ライ
ニング層は上凹部および下凹部に拡散接合しており、上
部および下部素材の収縮に従って収縮するが、該両素材
2,3は2相合金よりなり前記拡散接合が終了した後、
合金相量を調整する熱処理を施すことにより、熱膨張差
に起因する曲がり変形は少なくなる。
【0014】
【実施例】以下、図1および図3を参照して本発明実施
例を説明する。図3は成形流路形成用の中子型1を配設
した上型製作用上部素材2を示しており、図1(A)は
下型製作用の下部素材3を、前記中子型1を備えた上部
素材2に重ね合わせたHIP処理用のカプセル4の断面
図を示す。
【0015】前記中子型1は、SUS304ステンレス
鋼厚板を素材とし、これに固定用の頭部6および製品金
型の成形流路にほぼ近似した三次元凸形状を有する本体
部7をNCミーリング加工によって形成したものであ
る。本体部7の加工に際しては、製品成形流路に可及的
に近似した寸法にHIP成形するため、上部および下部
素材2,3の材質との室温−HIP処理温度における相
対的熱膨張率を考慮した。
【0016】また、本体部7の表面粗度は、機械加工で
Rmax10〜6Sに加工した後、全面に研磨で加工目
的をつぶして3〜4Sにし、更に電解研磨を施して最終
的にRmax1S以下にした。一方、上部および下部素
材2,3は上型および下型の成形流路に対応した中子型
本体部7の上半分および下半分をライニング用粉末の充
填用隙間8を介して収納するための上凹部9および下凹
部10が両素材の合わせ面にNCミーリング加工によっ
て形成されており、また中央上部には前記中子型1の頭
部6を嵌合固定するための凹部11が設けられている。
更に上凹部9の下縁には、中子型本体部7の下縁を下部
素材3の合わせ面との間で摺動自在に保持するための段
部12が設けられており、該段部12は、HIP時に中
子型1に生じる上下方向の伸びを許容できる長さに形成
されている。
【0017】ここで、上部および下部素材2,3の材質
は例えば、フェトライト/オーステナイトの2相合金を
用いている。ライニング粉末充填用隙間の間隔8は、製
品金型のライニング層の厚さを粉末充填率(0.7程
度)で除した値とすればよい。例えば、製品のライニン
グ厚さを3mmとすれば、充填用隙間8の幅(厚さ)は
約4.5mmとすればよい。尚、13はライニング用粉
末の供給孔である。また、上部および下部素材の合わせ
面の側部および下部周縁には、両素材を正確に重ね合わ
せるための嵌合用段部(図示省略)がはめ合い公差e7
〜e8で形成されている。
【0018】前記中子型1と上部および下部素材2,3
との組み立てに際し、まず中子型1を脱脂し、本体部7
の全面に耐熱性離型材を塗布する。耐熱性離型材として
は、アルミナやジルコニア等の高融点酸化物粉末を骨材
とし、これに無機質バインダーを加えたものが使用され
る。塗布に際しては、水などの溶媒を加えて希釈し、ス
プレー塗布するとよい。塗布厚さは、ライニング層との
離型のためには、0.05mm〜0.5mmでよいが、
中子型の下縁はHIP処理の昇温時に段部内で摺動する
ため、0.5mm〜1.0mm程度とするのがよい。
尚、段部の隙間は、耐熱性離型材の塗布厚さを見込んだ
大きさに形成しておく。
【0019】次に、中子型1を上凹部9および下凹部1
0に収納した状態で上部および下部素材2,3を重ね合
わせて両者を嵌合する。これによって、カプセル4には
中子型本体部7と上凹部9および下凹部10との間にラ
イニング粉末充填隙間8からなるキャビティが形成され
ると共に、上凹部9の下部の段部12は下部素材3の合
わせ面に塞がれて摺動溝14となり、該摺動溝14に中
子型本体部7の縁が差し込まれた状態となる。
【0020】その後、カプセル4の供給孔13よりライ
ニング用粉末17を充填し、400℃程度まで脱気しつ
つ加熱し、供給孔13を密封した後、図1(B)で示す
HIP装置の処理室18内で960℃×1000kg/
cm2 のHIP条件で4時間保持したHIP処理を行う
ことによってライニング粉末を上部および下部素材2,
3の内面に拡散接合させ得た。
【0021】本発明においては、前記拡散接合が終了し
た後、HIP装置の処理室18からカプセル4を取出
し、図1(B)で示す炉19内で大気中で1000℃〜
1100℃で3時間の熱処理を行った。この熱処理は、
上部および下部素材2,3のフェライト/オーステナイ
トの相量を調整して熱膨張率の差に起因する曲がり量を
おさえるものである。
【0022】熱処理後、図3で示すようにカプセル4を
製品金型の前端面、後端面および両側型の分割面に対応
した面(図3のX−X,Y−Y,Z−Z)に沿って切断
し、上下一対の上型用および下型用素材、並びに左右一
対の側型用素材を得る。中子型本体部7は上型用および
下型用素材から自然に分離脱型され、成形流路形成面の
表面粗度はRmax3〜6Sであった。各素材は、仕上
加工が施され、製品部品となる。特に、前記成形流路形
成面は、ダイヤモンド砥粒によるポリッシング加工によ
り、0.05〜0.07Sの鏡面に加工することができ
た。
【0023】次に具体的な本発明の実施例と従来法とを
図2(A)(B)(C)および表1を参照して対比説明
する。金型本体材質としてSCM440、SUS329
J1、ライニング材としてA材(Ni−17.5wt%
Cr−24wt%Mo−3.6wt%B−3wt%Si
−1wt%Cu)、B材(Ni−34wt%Cr−2w
t%Mo−3wt%B−4.3wt%Si−4wt%W
−4.5wt%Fe−1wt%Cu−2wt%Nb)、
C材(Fe−1.2C−18Cr−1V)を用いて上記
製造工程で図2(A)(B)(C)に示す寸法のシート
成形用金型素材30を製作した。なお、素材30の一面
にはライニング層31をHIP処理により拡散接合して
おり、表1に示す試作No1〜8はすべて同一寸法であ
る。
【0024】表1に金型本体材質とライニング材の組み
合わせ、及びHIP処理後の熱処理条件を示す。
【0025】
【表1】
【0026】HIP、熱処理後、両端を切断し、図2
(B)の矢印tで示した寸法を測定し、表1の変形量欄
に示す。従来法としての本体材質がSCM440、ライ
ニング材がA材でHIP後に熱処理を行わなかった場合
での変形量と、本発明での本体材質がSUS329J
1、ライニング材がA材でHIP後に適切な熱処理が行
われた場合での変形量との比較で明確なように、本発明
方法により得られる金型素材のほうが変形が小さく、歩
留り良く製造することが可能となったものである。
【0027】なお、本発明においては、HIP処理後の
熱処理をHIP装置内で実施することもでき、また、フ
ェライト/オーステナイトの2相合金においてフェライ
トの相量を調整することもできる。更に、金型本体(素
材)の材質としては、フェライト/オーステナイトの2
相合金以外のものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、金型
素材とは熱膨張率の異なる材質のライニング材をHIP
処理によって拡散接合した場合でも、変形を防止し、材
料歩留りを低下することなく高寸法精度を確保したシー
ト成形用金型を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例を示し、(A)はカプセル
の断面図、(B)は製造工程図である。
【図2】本発明方法と従来例方法とを対比するための試
作素材を示し、(A)は平面図、(B)は曲がり量の説
明図、(C)は側面図である。
【図3】本発明方法に用いるカプセルの平面図である。
【図4】熱膨張率の差と曲がり量との関係を示すグラフ
である。
【図5】2相合金中のオーステナイト量と熱膨張係数の
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 中子型 2 上部素材 3 下部素材 4 カプセル 8 隙間 17 ライニング粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 孝一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部素材(2)と下部素材(3)とを重
    ね合わせている合わせ材に、成形流路にほぼ等しい外形
    とされかつ離型処理した中子型(1)を内装してカプセ
    ル(4)を製作し、該カプセル(4)における前記中子
    型(1)の外面と前記上・下部素材(2)(3)の内面
    との隙間(8)に耐食性および耐摩耗性の良好なライニ
    ング用粉末(17)を充填し脱気密封して熱間等方圧加
    圧処理を施すことにより、前記ライニング用粉末(1
    7)を上・下部素材(2)(3)の内面に拡散接合して
    樹脂をシート状に成形するための成形流路を形成してい
    るシート成形用金型の製造法において、 前記上・下部素材(2)(3)の材質を2相合金とし、
    前記拡散接合が終了した後、前記合金相量を調整する熱
    処理を施すことを特徴とするシート成形用金型の製造
    法。
  2. 【請求項2】 前記上・下部素材(2)(3)の材質が
    フェライト/オーステナイトの2相合金であり、前記熱
    処理がフェライト/オーステナイトのいずれか一方の相
    量を調整するものであることを特徴とする請求項1記載
    のシート成形用金型の製造法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理を、熱間等方圧加圧装置の処
    理室(18)又は該処理室(18)から取出して別の炉
    (19)で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のシート成形用金型の製造法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理を施した後、前記カプセル
    (4)を製品金型の前・後端面の分割面に対応した面に
    沿って切断して上下金型用素材を得、前記中子型(1)
    を取出して各素材を仕上加工することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のシート成形用金型の製造
    法。
JP09101895A 1995-04-17 1995-04-17 シート成形用金型の製造法 Expired - Fee Related JP3212477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09101895A JP3212477B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 シート成形用金型の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09101895A JP3212477B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 シート成形用金型の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08281768A true JPH08281768A (ja) 1996-10-29
JP3212477B2 JP3212477B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=14014831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09101895A Expired - Fee Related JP3212477B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 シート成形用金型の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3212477B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129622A1 (ja) * 2007-04-09 2008-10-30 Toshiaki Kitazawa 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法及び鉄鋼製品
WO2009034656A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034654A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Corporation 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034655A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034657A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体及び鉄鋼製品
JP2011235500A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Hirai Kogyo Kk 樹脂シート成形用金型とその製造方法
WO2012008234A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 平井工業株式会社 ダイとその製造方法
JP2012020214A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hirai Kogyo Kk 塗工ダイ及びその製造方法
JP2012020434A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hirai Kogyo Kk ダイ及びその製造方法
WO2014061144A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社 旭 複合金属材の製造方法、金型の製造方法、金属製品の製造方法及び複合金属材

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129622A1 (ja) * 2007-04-09 2008-10-30 Toshiaki Kitazawa 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法及び鉄鋼製品
JP5208106B2 (ja) * 2007-04-09 2013-06-12 株式会社Mole’S Act 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法及び鉄鋼製品
WO2009034656A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034654A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Corporation 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034655A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体、鉄鋼製品及びダイカスト製品
WO2009034657A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Seiko Epson Coporation 接合体及び鉄鋼製品
JP5198458B2 (ja) * 2007-09-14 2013-05-15 セイコーエプソン株式会社 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法、鉄鋼製品及びダイカスト製品
JP2011235500A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Hirai Kogyo Kk 樹脂シート成形用金型とその製造方法
JP2012020434A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hirai Kogyo Kk ダイ及びその製造方法
JP2012020214A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hirai Kogyo Kk 塗工ダイ及びその製造方法
WO2012008234A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 平井工業株式会社 ダイとその製造方法
WO2014061144A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社 旭 複合金属材の製造方法、金型の製造方法、金属製品の製造方法及び複合金属材
CN103889635A (zh) * 2012-10-18 2014-06-25 株式会社旭 复合金属材的制造方法、模具的制造方法、金属制品的制造方法及复合金属材
KR101473137B1 (ko) * 2012-10-18 2014-12-15 가부시키가이샤 아사히 복합 금속재의 제조 방법, 금형의 제조 방법, 금속 제품의 제조 방법 및 복합 금속재
CN103889635B (zh) * 2012-10-18 2016-03-30 株式会社旭 复合金属材的制造方法、模具的制造方法、金属制品的制造方法及复合金属材
US9604307B2 (en) 2012-10-18 2017-03-28 Asahi Co., Ltd. Method of manufacturing composite metal material, method of manufacturing mold, method of manufacturing metal product, and composite metal material

Also Published As

Publication number Publication date
JP3212477B2 (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2020283B1 (en) Process for producing a cavity mold
US4594219A (en) Powder metal consolidation of multiple preforms
KR101758067B1 (ko) 다이와 그 제조 방법
JP3212477B2 (ja) シート成形用金型の製造法
EP3033189B1 (en) Hip can manufacture process
JP2022501230A (ja) 対向面の作製方法、および前記対向面を使用して複雑な形を有する部品の製造方法
US5956561A (en) Net shaped dies and molds and method for producing the same
CN111432960A (zh) 用于制造刀具头部的方法
EP1154886B1 (en) Moulds and method of making the same
JP4882017B2 (ja) 塗工ダイ及びその製造方法
JP4151745B2 (ja) 光学素子成形用金型の製造方法
JPH0661818B2 (ja) シート成形用ダイの製造方法
JP5912038B2 (ja) ダイの製造方法
WO2018068458A1 (zh) 结构件的制备方法、壳体及电子设备
JP3255690B2 (ja) 光学素子成形用金型および製造方法
JPS60181208A (ja) プラスチツク成形機用多軸シリンダの製造法
JP2810706B2 (ja) 金型の製造方法
JPH03240940A (ja) プラスチック成形機用スクリューおよびその製造方法
JPH0243304A (ja) 複合部材の製造方法
JPS62177106A (ja) 複合弁体の製造方法
JP2651384B2 (ja) バイメタリックシリンダの製造方法
JPH1024471A (ja) 成形機用シリンダ
JPH03223405A (ja) プラスチック成形機用スクリューの製造方法
JPS61206540A (ja) 接合型工具
JPH03223404A (ja) プラスチック成形機用スクリューの製造方法および合金層の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees