JPH08280692A - 医療用レーザ診断装置 - Google Patents

医療用レーザ診断装置

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JPH08280692A
JPH08280692A JP7085276A JP8527695A JPH08280692A JP H08280692 A JPH08280692 A JP H08280692A JP 7085276 A JP7085276 A JP 7085276A JP 8527695 A JP8527695 A JP 8527695A JP H08280692 A JPH08280692 A JP H08280692A
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JP
Japan
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light
fluorescence
lesion
detection means
reflected light
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Pending
Application number
JP7085276A
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English (en)
Inventor
Akira Kaneda
明 金田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光化学診断において、病巣部に凹凸があると
きなどでも、病巣情報の読み取り確度の高い医療用レー
ザ診断装置を提供することを目的とする。 【構成】 レーザ光源1と、導光ファイバー2と、イメ
ージファイバー3と、光感受性物質が発する蛍光を検知
する蛍光検知手段6と、レーザ光からの反射光を検知す
る反射光検知手段7と、反射光検知手段7が得る反射光
の強度情報で蛍光検知手段6が得る蛍光強度情報を補正
する形状補正手段8とを備えることにより、蛍光強度情
報を光感受性物質の集積濃度と比例した蛍光強度情報と
することができ、読み取り確度の高い医療用レーザ診断
装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光化学診断に用いる医療
用レーザ診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のレーザ技術の進歩にともなって、
医療分野でもレーザ光を応用した光化学診断(Phot
odynamic Diagnosis、以下PDDと
記す)が急速に発達しつつある。このPDDとは、腫瘍
に親和性を有し、かつ光により励起されたときに蛍光発
光や殺細胞作用などの光化学反応を有する光感受性物質
を、あらかじめ癌など腫瘍の病巣部に集積させておき、
この病巣部に光を照射することにより光感受性物質を励
起して、蛍光発光させ、その蛍光の測定により病巣部の
診断を行なうものであり、照射光としては光感受性物質
の吸収波長に適合した特定の波長の光を得易いレーザ光
を使用するのが一般的である。
【0003】従来、この種の医療用レーザ診断装置とし
ては、本発明者らが特開平6−246014号公報によ
って開示した医療用レーザ診断装置がある。以下この従
来の医療用レーザ診断装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0004】図3において、13はレーザ光源、14は
レーザ光源13からの照射用レーザ光20を病巣部に導
く導光ファイバー、15は病巣部およびその周辺からの
蛍光像を導光するためのイメージファイバーで、先端に
集光レンズ、他端に接眼レンズ(いずれも図示せず)を
備えている。16は導光ファイバー14およびイメージ
ファイバー15を内蔵して、生体内に挿入し病巣部付近
に導くカテーテルである。17は撮像・解析手段で、イ
メージファイバー15を通して得られる病巣部の蛍光像
を撮像して解析処理し、この結果は画像表示手段18に
表示される。19は使用する光感受性物質が発する特定
の波長付近の光のみを透過するバンドパスフィルターで
ある。
【0005】以上のように構成された従来の医療用レー
ザ診断装置について以下その動作を説明する。レーザ光
源13から出射されたレーザ光20は導光ファイバー1
4を介してあらかじめ光感受性物質を集積させた病巣部
11に照射される。このレーザ光20により集積してい
る光感受性物質が励起され、光感受性物質の集積濃度に
応じた蛍光が発光される。この蛍光は、照射レーザ光の
反射光とともにイメージファイバー15に入射され導光
されるが、バンドパスフィルター19により蛍光のみが
選択的に撮像・解析手段17に入力される。撮像・解析
手段17に入力された蛍光像は、撮像され解析処理され
て画像情報として画像表示手段18に出力され表示され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、病巣部に凹凸がある場合などに、カテーテ
ル先端から病巣部各点までの距離や、照射レーザ光が病
巣部に照射されるときの照射角や病巣部からの蛍光を集
光するときのイメージファイバーへの入射角などの照射
集光条件が病巣部各点ごとに不均一であるため、光感受
性物質の集積濃度と撮像解析手段に入力される蛍光強度
が比例せず、病巣情報の正確な解析、読み取りが困難で
あるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、病巣部に凹凸がある場合などでも、病巣情報の読み
取り確度の高い医療用レーザ診断装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の医療用レーザ診断装置は、病巣部に光を照射
する光照射手段と、光照射手段からの光を受けた光感受
性物質が発する蛍光を検知する蛍光検知手段と、光照射
手段からの光が病巣部およびその近傍から反射された反
射光を検知する反射光検知手段と、前記反射光検知手段
が得る情報により前記蛍光検知手段が得る情報を補正す
る形状補正手段とを備えている。
【0009】
【作用】この構成において、形状補正手段は、反射光検
知手段が得る病巣部とその近傍からの各点ごとの反射光
の強度情報を入力して解析することにより、病巣部の凹
凸形状を判断して形状補正値を設定し、この形状補正値
を用いて蛍光検知手段が得る蛍光の強度情報を補正す
る。これにより形状補正手段が出力する画像情報は病巣
部の光感受性物質の集積濃度を正確に読み取ったものと
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の医療用レーザ診断装置の一実
施例にいつて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本実施例の医療用レーザ診断装置の
構成を示すブロック図である。図1において、1はレー
ザ光源、2は導光ファイバー、3はイメージファイバ
ー、4はカテーテル、9は画像表示手段、10は照射レ
ーザ光、11は腫瘍部、12は正常組織部で、以上は図
3の構成と同様なものである。図3の構成と異なるの
は、撮像・解析手段17が蛍光検知手段6と、反射光検
知手段7と、蛍光検知手段6が得る情報を反射光検知手
段7が得る情報で補正する形状補正手段8とからなり、
また、バンドパスフィルター19に代えて検知光切り換
え手段5を備えている点である。この検知光切り換え手
段5は、反射レーザ光の強度を反射光検知手段7の検知
感度に適するまで弱めて透過する減衰フィルター(図示
せず)と、使用する光感受性物質が発する特定の波長付
近の光のみを透過するバンドパスフィルター(図示せ
ず)を備えている。
【0012】以上のように構成された医療用レーザ診断
装置について、図2を用いてその動作を説明する。
【0013】図2は一例として凸形状をもつ病巣部とそ
の近傍へのレーザ光の照射と病巣部からの蛍光および反
射光のイメージファイバー3への入射、および、蛍光検
知手段6と反射光検知手段7が検知した病巣部の各部位
ごとの蛍光強度と反射光強度の相対値を示したものであ
る。図2(a)の形状をした病巣部にレーザ光を照射し
光化学診断を行う場合、点Aでは、カテーテル先端から
病巣部までの距離が比較的近く、照射レーザ光が病巣部
にほぼ直角に入射するとともに、病巣部の光感受性物質
が発光した蛍光もイメージファイバーの対物レンズにほ
ぼ直角に入射される。一方、点Bでは、カテーテル先端
から病巣部までの距離が比較的長く、照射レーザ光が病
巣部に斜めに入射するとともに、病巣部の光感受性物質
が発した蛍光もイメージファイバーの対物レンズに斜め
に入射される。そのため、病巣部の点Aと点Bに、ほぼ
等量の光感受性物質が集積されているときでも、蛍光検
知手段が得る蛍光強度情報は、図2(b)に示すような
異なったものとなる。
【0014】一方、同様にして、反射光検知手段7が得
る反射光強度情報は、図2(c)に示すようなものとな
る。
【0015】形状補正手段8は、反射光検知手段7が得
た図2(c)に示す反射光強度情報を入力して、これを
もとに病巣部の凹凸形状を判断し、形状補正値を決定す
る。この形状補正値により、蛍光検知手段が得る蛍光強
度情報を補正し出力する。このようにして、画像表示手
段9は、光感受性物質の集積濃度と比例した画像情報を
表示する。
【0016】なお、蛍光強度情報は、検知光切り換え手
段5によりバンドパスフィルターを選択し、蛍光の観察
に障害となる照射レーザ光の反射光をカットして蛍光の
みを蛍光検知手段に導光して得られ、また、反射光強度
情報は、検知光切り換え手段5により減衰フィルターを
選択し、病巣部からの反射光の強度情報を反射光検知手
段7の感度に適合した状態まで減衰して得られる。
【0017】以上のように本実施例によれば、レーザ光
源1と、導光ファイバー2と、イメージファイバー3
と、光感受性物質が発する蛍光を検知する蛍光検知手段
6と、レーザ光からの反射光を検知する反射光検知手段
7と、反射光検知手段7が得る反射光の強度情報で蛍光
検知手段6が得る蛍光強度情報を補正する形状補正手段
8とを備えることにより、蛍光強度情報を光感受性物質
の集積濃度と比例した蛍光強度情報とすることができ
る。
【0018】なお、実施例においては、イメージファイ
バー3により導光された蛍光と反射光を検知光切り換え
手段5を設けて、独立して設けた蛍光検知手段6と、反
射光検知手段7に入力するとしたが、検知光切り換え手
段5が蛍光と反射光を時分割して一つの光検知手段が蛍
光と反射光を時分割検知してもよく、また、検知光切り
換え手段5は、導光された光を併置した2種類のフィル
ターで領域分割して、独立して設けた蛍光検知手段6
と、反射光検知手段7に入力しても良いことは言うまで
もない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、病巣部に光を照
射する光照射手段と、光照射手段からの光を受けた光感
受性物質が発する蛍光を検知する蛍光検知手段と、光照
射手段からの光が病巣部およびその近傍から反射された
反射光を検知する反射光検知手段と、前記反射光検知手
段が得る情報により前記蛍光検知手段が得る情報を補正
する形状補正手段とを備えることにより、凹凸があるな
ど蛍光情報のみの撮像解析では認識が難しい病巣部を的
確に診断することができ、読み取り確度の高い医療用レ
ーザ診断装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における医療用レーザ装置の
ブロック図
【図2】(a)は同実施例の医療用レーザ装置のカテー
テルと病巣部近傍の拡大断面図 (b)は同医療用レーザ装置の蛍光検知手段が検知する
相対蛍光強度の分布図 (c)は同じく反射光検知手段が検知する相対反射光強
度の分布図
【図3】従来の医療用レーザ診断装置のブロック図
【符号の説明】
1 レーザ光源(光照射手段) 6 蛍光検知手段 7 反射光検知手段 8 形状補正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光感受性物質をあらかじめ集積させてあ
    る病巣部に光を照射する光照射手段と、光照射手段から
    の光を受けた光感受性物質が発する蛍光を検知する蛍光
    検知手段と、光照射手段からの光が病巣部およびその近
    傍から反射された反射光を検知する反射光検知手段と、
    前記反射光検知手段が得る情報により前記蛍光検知手段
    が得る情報を補正する形状補正手段とを備えた医療用レ
    ーザ診断装置。
JP7085276A 1995-04-11 1995-04-11 医療用レーザ診断装置 Pending JPH08280692A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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