JPH08279842A - 電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法 - Google Patents

電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法

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JPH08279842A
JPH08279842A JP8040081A JP4008196A JPH08279842A JP H08279842 A JPH08279842 A JP H08279842A JP 8040081 A JP8040081 A JP 8040081A JP 4008196 A JP4008196 A JP 4008196A JP H08279842 A JPH08279842 A JP H08279842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の番号割り当てモジュール（ＮＡＭ：
Number Assignment Module）を有する移動式通信装置に
おいて、ＮＡＭと電話番号ディレクトリのような電話機
能とを任意に関連させること。 【解決手段】 本発明の方法は、活性化されたＮＡＭに
基づいて複数個のディレクトリにアクセスする能力を与
えるために、ＮＡＭ及びディレクトリに対して識別コー
ドを設定し、かつそれらの識別コードを比較するステッ
プを含む便利で効率的なアクセスを与え、更にＮＡＭを
変更したり、または同じＮＡＭから受け取った時に電話
番号ディレクトリを変更するオプションを与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の電話機能
を、個々の番号割り当てモジュールに関連させる方法、
より詳細に言えば、電話帳の選択と、セルラー・フォン
（celluler phone）のような移動式通信装置に割り当て
られた特定のキャリヤ（搬送波）の電話アドレス、また
は電話番号とを、移動式通信装置のユーザによって自動
的に関連させることを可能にした方法に関する。本発明
によって、ユーザは、活動している番号割り当てモジュ
ール（ＮＡＭ）とは無関係に、任意の電話帳を所望の時
点で容易に参照することができる。
【０００２】
【従来の技術】多くの移動式セルラー・フォンにおい
て、ユーザは、同じキャリヤからか、または異なったキ
ャリヤからの複数の電話番号を単一の電話装置に登録さ
せ、番号割り当てモジュール（number assignment modu
le-ＮＡＭ）の中にこれら複数の電話番号をストアさせ
ることができる。また、従来の移動式セルラー・フォン
において、ユーザは電子式電話帳を作成することができ
るし、一組のスピード・ダイヤル番号を設定することも
できる。番号割り当てモジュール（ＮＡＭ）は、実際の
電話番号、または電話アドレスをストアしており、キャ
リヤは、実際の電話番号、または電話アドレスによって
特定の電話器を識別し、そして、電話器は、実際の電話
番号、または電話アドレスによって、他のセルラー・フ
ォンからアクセスされるか、あるいは通常の有線式電話
器からアクセスされる。単一の電話器に対して、ＮＡＭ
にストアされた複数の電話番号、または複数のキャリヤ
を持たせることによって、ユーザは異なった電話番号を
呼び出すことができる。この機能は、多くの理由によっ
て有用である。例えば、上述の機能によって、ユーザは
別個の支払い口座を有する２つの特別な電話番号を持つ
ことが可能となる結果、ユーザは、一方の電話番号を個
人の通話用とし、他方の電話番号を営業上の通話用とし
て使用することができる。また、１台の電話器に複数の
電話番号を割り当てることによって、ユーザが例えばフ
ロリダ州、ニューヨーク州、カリフォルニア州などの異
なった地域へ出張した時には、ユーザはその地域のキャ
リヤに切り換えることによって、その地域の低い地域電
話料金の利益を享受することができる。
【０００３】キャリヤによって割り当てられた電話器を
識別するための電話番号は、通常、番号割り当てモジュ
ール、即ちＮＡＭと呼ばれるモジュール中にストアされ
ている。番号割り当てモジュール（ＮＡＭ）は、セルラ
ー・フォン中に物理的に設けられた記憶手段、即ちメモ
リ手段であり、このメモリ手段によって、特定の１つの
電話器だけのために与えられた一組の電話番号を識別す
る。ＮＡＭは、複数の番号をストアすることのできるＲ
ＡＭ、ＲＯＭ、あるいはＰＲＯＭタイプのメモリ・バン
クであってよい。１台のセルラー・フォンは、割り当て
られた１つの電話番号の下でしか同時に動作しないけれ
ども、しかし、割り当てられた他の電話番号に切り換え
ることができるので所望の番号の下で動作させることが
できる。ＮＡＭは、ＮＡＭを活性化する「ＡＴ」コマン
ドを発生するために指定されたキーパッドの操作による
か、またはアプリケーション・プログラムによって動作
することができる。「ＡＴ」コマンドは、モデムと通信
するための通信分野において標準的な手段である。通信
分野において、ＡＴコマンドは多くのアプリケーション
・プログラムに用いられている。上述の例における特定
のＡＴコマンドは、特定のＮＡＭを「活性化」させるス
イッチとして動作する。
【０００４】既に述べたように、移動通信装置、または
セルラー・フォンは、割り当てられた電話番号を個々の
ＮＡＭロケーション中にプログラムするマイクロプロセ
ッサを持っている。従来のセルラー・フォンは、割り当
てられたキャリヤ番号に対応する番号をストアするため
に、ＮＡＭの選択番号によって、通常、プログラムされ
ている。例えば、ＩＢＭ社のＣＤＰＤモービル通信モジ
ュール（CDPD MobileCommunications Module−ＩＢＭ社
の商標）は、４個までの割り当てられた電話番号、また
は電話番号アドレスをストアする４個のＮＡＭを持つセ
ルラー・フォンを含んでいる。また、多くの従来のセル
ラー・フォン、または移動電話器中のマイクロプロセッ
サは、営業用及び個人用の電話番号をストアするための
実際の電子式電話帳を備えている。このような電話帳を
与えることによって、ユーザは、呼び出そうとする電話
番号を容易に参照できるし、スピード・ダイヤル動作を
行なうことができる。加えて、最新型の移動式電話器、
またはセルラー・フォンはコンピュータに接続できるよ
うに設計されており、このような最新型の電話器は、コ
ンピュータ自身のマイクロプロセッサの利点及び電話帳
の利点を利用するＩＢＭ社のThinkPad 750（ＩＢＭ社の
商標）のような携帯用コンピュータと電気的に接続する
アダプタを持っている。ＩＢＭ社のＣＤＰＤモービル通
信モジュールは、ThinkPad 750に適合する電話器の１例
である。この装置は、コンピュータに接続されるのでは
なくモデムに接続される通常のセルラー・フォンとは異
なっている。コンピュータに接続された電話器は、セル
ラー・フォンのネットワークを通して、コンピュータに
データを転送するための手段を与える。現在のところ、
ＩＢＭ社のＣＤＰＤモービル通信モジュールだけが上述
の目的を達成できるコンピュータである。これらの電話
器のためのＮＡＭは、対応するコンピュータ・ソフトウ
ェアによって定義される。電話器がそれ自身のマイクロ
プロセッサを持っているか否か、あるいは、電話器が携
帯用コンピュータにより動作されるか否かに拘わらず、
多くのセルラー・フォンは、割り当てられた複数の電話
番号をストアする能力を持っているけれども、しかし、
すべてのＮＡＭに対して活動する１つの電話帳だけしか
使用することができない。その結果、ユーザが他のＮＡ
Ｍに変更した時、スピード・ダイヤルのディレクトリ及
び電話帳はそのままに残される。
【０００５】従って、従来の通常の電子式電話帳及びス
ピード・ダイヤル番号は、特定のＮＡＭだけに相関して
構成されている。従って、ユーザがデフォルト（省略
時）ＮＡＭから補助ＮＡＭに切り換えた時、スピード・
ダイヤル番号及び電話帳の機能は、そのままに残され、
切換えられたＮＡＭに対しては使用不能なものになる
か、または不正確なものになる。ＮＡＭが活性化された
時、電話番号ディレクトリと、個々のＮＡＭとを関連さ
せる方法、または装置が従来技術において存在しないの
で、ユーザによって複数の電話帳及びスピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリを設定することができ、かつ、これ
らの機能と、任意に選択されたＮＡＭとを自動的に関連
させることのできる移動式通信モジュール・システム及
びその方法が必要である。このような特徴は、異なった
地域に散在する複数の顧客、または依頼人を持つ企業の
電話ユーザとか、選ばれた地域の間で頻繁に移動する人
達にとって特に有用な機能である。
【０００６】従来から、コンピュータに接続可能な電話
器及びマイクロプロセッサを含む電話器は、複数の電話
帳及びＮＡＭを、セルラー・フォン装置に組み入れるソ
フトウェアを備えていなかったので、複数の電話帳と、
任意所望のＮＡＭ設定値とを選択的に容易に関連させる
アイディアは、今までに考えられたことがなかった。従
って、複数の電話帳と複数のＮＡＭとを選択的に関連さ
せる処理は、容易に発明することができるものではな
い。以下に説明されるように、ＮＡＭを走査し、かつ電
話帳及びスピード・ダイヤル番号の情報にアクセスする
種々のセルラー・フォン及び電話装置は従来から存在す
るけれども、これらの電話装置は本発明によって示唆さ
れた問題を解決するものではない。複数の電話帳を複数
のＮＡＭレジスタに関連させる構想は、従来の電話技術
によって示唆されていない。更に、従来の移動電話シス
テムは、ソフトウェアで動作するものではなく、従っ
て、電話帳及びスピード・ダイヤル番号レジスタと、Ｎ
ＡＭ設定値とを、所望のように、自由に関連させる能力
を持っていない。
【０００７】例えば、米国特許第５２５９０１８号は、
携帯用電話器を識別する電話番号をストアするためのＮ
ＡＭに着脱可能に装着された携帯用電話器を含む無線式
電話システムを開示している。この米国特許の技術は、
単一のＮＡＭを含む携帯用電話器の技術を指向している
だけで、交換可能な電話帳に対して、別々に相関させる
ことのできる複数個のＮＡＭを有するセルラー・フォ
ン、または他の携帯用電話器の技術には向けられていな
い。米国特許第４７４２５６０号は、トラッキング交換
機能及びストアされた秘密番号を持つ広帯域のセルラー
移動通信システムにおける移動式無線装置を開示してい
る。この米国特許には、複数個の補助的なＮＡＭ設定値
から選択されたＮＡＭ設定値と電話帳とを交換可能に関
連させる技術の開示がない。米国特許第５０２００９１
号は、通話するのに最も経済的な電話番号、即ち地域の
電話番号を検出するために、電話システム中にストアさ
れたＮＡＭを走査する処理技術を開示している。この米
国特許に開示された処理は、ＮＡＭ中の電話番号を、対
応するシステム識別コードによってストアして、通信チ
ャネルを通して走査する時に、システム識別コードと、
ＮＡＭのメモリ中の電話番号とを比較する。この比較の
一致が検出された時に、無線電話は、必要に応じて新し
い電話番号を選択するために、ユーザにプロンプト表示
を与える。然しながら、この米国特許第５０２００９１
号は、選択用電話帳またはスピード・ダイヤル番号と、
補助的なＮＡＭ設定番号のメニューからの１つの対応Ｎ
ＡＭ番号とを相関させる技術を開示していない。米国特
許第５２４７５７２号は、電話器中に情報をストアする
動作を制御する装置を開示している。この米国特許に開
示された装置は、電話帳、または簡略ダイヤル番号の情
報を不注意により消去されるのを防止するために、簡略
ダイヤル番号のメモリを有する電話器の制御装置に制御
信号を供給する制御信号発生装置を含んでいる。本発明
とは対照的に、この米国特許は、電話帳と、選択された
ＮＡＭ設定番号とを相関させる技術についての開示がな
い。最後に、米国特許第５３０３２８８号は、電話のユ
ーザに電話帳及びスピード・ダイヤル番号のデータを与
えるための複数モードのセルラー・フォン制御装置及び
方法を開示している。この米国特許は、各電話番号に関
連したスピード・ダイヤル番号のコードか、またはアル
ファベット順にされた氏名かのいずれかによって、スト
アされた電話番号にアクセスするために選択可能なモー
ドを与えているけれども、この米国特許は、複数の電話
帳または一組のスピード・ダイヤル番号と、与えられた
ＮＡＭのグループからの個々のＮＡＭとを関連させるた
めの自動化された方法を開示していない。
【０００８】本発明とは対照的に、従来の技術において
説明したどの刊行物にも、複数個のＮＡＭ、電話帳及び
スピード・ダイヤル番号をストアし、そして、所望のＮ
ＡＭを使用するために、特定の電話帳及びスピード・ダ
イヤル番号のレジスタを動作させる方法は開示されてい
ない。このような方法は、複数のＮＡＭ及び電話帳を必
要とするユーザに対して、有用で、便利で、かつ経済的
な解決方法を与える。本発明は、セルラー・フォンの使
用効率を改良するための新規で有用な解決方法を与える
ものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、セル
ラー・フォンまたは他の携帯用セルラー通信装置の選択
用電話帳及びスピード・ダイヤル番号の機能と、独立し
たＮＡＭ設定番号を持つモジュール、即ちセルラー・フ
ォンに割り当てられた電話番号をストアするために用い
られるモジュールとを、ユーザが他のＮＡＭに切り換え
た時、ユーザの選択によって相関させるための自動化さ
れた方法を提供することにある。
【００１０】本発明の他の目的は、スピード・ダイヤル
番号及び電話帳などの電話装置機能を失なうことなく、
携帯用通信装置のユーザがＮＡＭの切り換えを自動的に
遂行できる方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、スピード・ダ
イヤル番号及び電話帳などの電話機能が持つ利点を喪失
することなく、セルラー・フォンのユーザ、あるいはコ
ンピュータ・ソフトウェアで動作するセルラー・フォン
のユーザが、ＮＡＭの設定値を自動的に変更する方法、
または割り当てられた電話番号を自動的に変更する方法
を与える。つまり、本発明は、電子式電話帳及びスピー
ド・ダイヤル番号を自動的に与え、これにより、ユーザ
は、補助電話帳及びスピード・ダイヤル番号の設定値
と、活性化された任意のＮＡＭとを自由に関連させるこ
とができる。本発明は、セルラー・フォンの電話番号の
識別子と対応する番号をストアするための１つ以上の番
号割り当てモジュール（ＮＡＭ）を持つ移動式セルラー
通信装置の実現を意図している。複数個のＮＡＭを用い
ることによって、電話器のユーザは「動き回ること」に
よる労力や、費用を費やすことなく「自前の」サービス
による利益を享受することができる。従って、ユーザが
電話呼び出しの地域を変更した時、ユーザは、変更した
その電話呼び出し地域に対応するＮＡＭに切り換えるこ
とができる。これと同時に、ユーザは、従来の装置とは
異なって、新しい電話帳、または予め作成された電話帳
及びスピード・ダイヤル番号と、活性化された任意のＮ
ＡＭとを接続させる、即ち関連させることができ、しか
も、ＮＡＭ設定値を変更した時他の電話帳及び／又はス
ピード・ダイヤル番号に切り換えることができる。任意
のＮＡＭ設定値が活性化されている間で、ユーザは、特
定の電話帳の中の電話番号が個々のＮＡＭエントリ（Ｎ
ＡＭ設定値）に関係する地域電話番号と対応するよう
に、新しい電話帳を作成したり、あるいは、現用の電話
帳及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリを編集する
ことができる。
【００１２】これらの設定値は、アプリケーション・プ
ログラムか、あるいは電話器のキーパットを通して作成
し、または編集することができる。従って、セールスマ
ンあるいは出張社員が、責任を持つ幾つかの地域、また
は頻繁に訪れる幾つかの地域を持っている場合、それら
の人達は、これらの責任地域での電話連絡を満足させる
ために、キャリヤに関するプログラムを含む３個以上の
ＮＡＭか、または、キャリヤの手続き及び要件に基づい
てキヤリヤの情報を電話器のキーパッドにより入力した
３個以上のＮＡＭを保持するよう選択することができ
る。従って、所定の責任地域に対応するＮＡＭは、その
人達が担当地域内にいる時に使用するＮＡＭに切り換え
ることによって活性化される。電話器のユーザは、活性
化された特定のＮＡＭに関連した電話番号を含む電子式
電話帳を作成して、その電話帳と各ＮＡＭとを関連させ
ることができる。
【００１３】割り当てられた電話番号の各々は、個々の
ＮＡＭのレジスタ中にストアされる。ユーザは、電話器
またはコンピュータの表示装置上に表示されたＮＡＭオ
プションのメニュー（ＮＡＭの設定値のメニュー）によ
るか、または表示されたＮＡＭ識別子をスクロール操作
することによって所望のＮＡＭを取り出し、「入力」ボ
タンを押すことによってそのＮＡＭを活性化する。従っ
て、本発明は、選択されたＮＡＭエントリを、自動的な
処理か、またはユーザの手操作による処理かの何れかに
よって補充する電話帳ディレクトリ及び／又はスピード
・ダイヤル番号ディレクトリを活性化する。電話帳ディ
レクトリ及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリは、
自動的な設定処理の後で変更することができ、そして、
任意のＮＡＭと対応させるための交換用として選択され
る。
【００１４】他の電話帳ディレクトリ及び／又はスピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリと、特定のＮＡＭとを相
関させるために、ユーザは、先ず、ＮＡＭエントリの内
の１つを選択し、活性化する。ＮＡＭ設定値は、デフォ
ルトＮＡＭ、補助ＮＡＭ、あるいは新しく構成されるＮ
ＡＭの選択値であってよい。既に述べたように、ＮＡＭ
は、動作する電話器、または電話口座を識別するために
排他的に使用されるサービス番号、またはキャリヤ番号
をストアする番号割り当てモジュールそのものである。
電話器を動作させる時、デフォルトＮＡＭが自動的に活
性化される。既に述べたように、他のＮＡＭ、即ち補助
ＮＡＭを選択する方法は、例えばＮＡＭのエントリを選
択して、「入力」ボタンを押すことである。
【００１５】所望のＮＡＭを選択した後、そのＮＡＭに
対応するデフォルト電話帳ディレクトリ及びデフォルト
・スピード・ダイヤル番号ディレクトリは、自動的に活
性化される。実際上では、ＮＡＭが選択された時、その
ＮＡＭと対応する電話帳ディレクトリ及び／又はスピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリもまた活性化されるよう
に、ユーザは、電話帳及びスピード・ダイヤル番号ディ
レクトリとＮＡＭとを事前に関連させる。然しながら、
ユーザは、活性化されるべき補助電話帳及び／又はスピ
ード・ダイヤル番号ディレクトリを選択するオプション
（選択肢）が与えられている。つまり、ユーザは、デフ
ォルトＮＡＭ設定値と相関しているデフォルト電話帳デ
ィレクトリを選択することができ、または、電話器のス
クリーンまたは携帯用電話器のコンピュータ・スクリー
ン上に表示された電話帳オプションのメニューから任意
の補助電話帳ディレクトリを選択することができ、ある
いは、ユーザは新しい電話帳ディレクトリを構成するこ
とができると言うことである。また、ユーザは、スピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリ・オプションのメニュー
から任意のスピード・ダイヤル番号ディレクトリを選択
して活性化することができるし、デフォルト・スピード
・ダイヤル番号ディレクトリを単に利用することもでき
る。従って、任意の電話帳ディレクトリまたはスピード
・ダイヤル番号ディレクトリは、ユーザの自由裁量で、
活性化された任意のＮＡＭと関連させるために選択する
ことができる。電話帳ディレクトリ及びスピード・ダイ
ヤル番号ディレクトリのレジスタは、通常特定の電話帳
と対応しているスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
と、特定のＮＡＭとに対応するよう通常、構成されてい
る。然しながら、スピード・ダイヤル番号ディレクトリ
は任意の電話帳、またはＮＡＭと関連付けるために活性
化することができる。各電話帳及びスピード・ダイヤル
番号ディレクトリがどのＮＡＭに最も便利に対応するか
を、ユーザに知らせるための標識が各電話帳及びスピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリに与えられている。
【００１６】電話器、または移動式セルラー通信装置の
電源をオンにした時、ＮＡＭ設定値が活性化される。然
しながら、ユーザは、新しいキャリヤを設定した新しい
電話口座に基づく新しいＮＡＭ設定値を構成し、そして
新しい電話帳及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
のレジスタを構成することができる。すべてのソフトウ
ェアは、セルラー・フォン上のファンクション・キー、
または通常の態様の論理的な選択操作を行なうユーザ用
コンピュータ・キーボードの何れかによって実行するこ
とができる。選択することと、編集することと、新しい
ＮＡＭ及び現用のＮＡＭを構成することと、電話帳ディ
レクトリ及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリを構
成することなどに用いられるアプリケーション・プログ
ラムは、通常、メニューで駆動される。従って、ユーザ
は、ソフトウェア中にあるＮＡＭオプション、電話帳オ
プションあるいはスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
・オプションなどの任意のオプションの処理に何時でも
入ることができ、あるいは、若しユーザの特定の要求に
対して、デフォルト設定値が適当ならば、ユーザは上述
のすべてのオプション処理を完全にバイパスすることが
できる。若しデフォルト設定値が適当ならば、ユーザ
は、電話器の動作電源を単純にオンにした後、通信接続
路を設定するために、電話番号に対してはデフォルト電
話帳を参照するか、またはスピード・ダイヤル番号の機
能に対してはスピード・ダイヤル番号ディレクトリを参
照することにより、これらの初期設定値から電話器を動
作させるか、あるいは、目的の電話器に送られる電話番
号を単純に手動で入力する。
【００１７】同じように、スピード・ダイヤル番号ディ
レクトリは電話帳に関連させることができ、これによ
り、スピード・ダイヤル番号ディレクトリは、関連した
電話帳中にある最も頻繁に用いられる電話番号を持たせ
ることができる。スピード・ダイヤル番号ディレクトリ
は、特定の電話帳の設定値と合致するデフォルト設定値
を含んでおり、これは転じてＮＡＭの設定値と対応す
る。スピード・ダイヤル番号ディレクトリは、関連した
電話帳と対応するけれども、スピード・ダイヤル番号デ
ィレクトリは、任意の特定の電話帳またはＮＡＭと関連
させることができるし、あるいはそれらとの関連を断つ
こともできる。つまり、デフォルト電話帳に従属するよ
うに、ユーザは特定のＮＡＭと、電話帳ディレクトリに
は関係なしにユーザが選択した対応スピード・ダイヤル
番号ディレクトリとを選択することができる。他方、ユ
ーザは特定のＮＡＭを活性化し、対応する電話帳ディレ
クトリとのリンクを設定した後、補助スピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリを活性化することができる。
【００１８】従って、本発明のアプリケーション・プロ
グラムは、３つのレベルの自由を持つ方法を与える。任
意特定のＮＡＭは、電話帳またはスピード・ダイヤル番
号ディレクトリとの組み合せで動作することができる。
電話帳、スピード・ダイヤル番号ディレクトリ及びＮＡ
Ｍとを関連付けることと、それらとの関連を断つことは
ユーザの制御の下で行なわれる。本発明の方法は、幾つ
かの異なった地域に頻繁に移動しなければならない人達
のために極めて便利な機能を提供するものである。
【００１９】電話器がＮＡＭの下で活性化されている間
で電話番号ディレクトリまたはスピード・ダイヤル番号
ディレクトリが作成される時、電話番号ディレクトリ及
びスピード・ダイヤル番号ディレクトリは、その特定の
ＮＡＭと自動的に関連される。従って、これらのディレ
クトリは、そのＮＡＭ用のデフォルト・ディレクトリと
なる。加えて、ＮＡＭと、対応ディレクトリまたは選択
されたディレクトリとの選択及び活性化は、制御ソフト
ウェア、ファンクション・キー、またはアプリケーショ
ン・プログラムによって移動されるポインタを用いるこ
とによって行なわせ、そして、電話器の動作電源がオン
にされた時、即ちＮＡＭが活性化された時、ポインタ
は、最初の設定値、またはデフォルト設定値を自動的に
指し示すようにすることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】添付図面を参照すると、図１乃至
図５は、図７に示されたソフトウェアで動作される電話
帳３０及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリ４０
と、図７に示されたシステムと同じようなシステム中の
セルラー・フォン装置１０中にプログラムされたセルラ
ー式ＮＡＭ２０とを自動的に選択し、編集し、そして関
連させるための方法を示す図である。
【００２１】本発明は、番号割り当てモジュール（ＮＡ
Ｍ）２０、電子式電話帳ディレクトリ３０及びスピード
・ダイヤル番号ディレクトリ４０を付加し、編集し、あ
るいは削除するための方法と、活性化されたＮＡＭ２０
を、任意の電話帳ディレクトリ３０、またはスピード・
ダイヤル番号ディレクトリ４０とを選択的に相関するた
めの方法とを教示するものである。本発明は、２個また
はそれ以上のＮＡＭ２０及びマイクロプロセッサ５０の
能力を有するセルラー通信に使用される形式のセルラー
・フォン装置１０に適用される。本発明は、個々のＮＡ
Ｍと電話帳機能とを関連させ、そして、電話帳ディレク
トリ（電話帳登録簿）及びスピード・ダイヤル番号ディ
レクトリの各々が関連するＮＡＭに夫々対応しているこ
とが望ましい複数個の電話帳ディレクトリ及びスピード
・ダイヤル番号ディレクトリをプログラムし、かつスト
アするものである。換言すれば、本発明においては、１
つのＮＡＭが活性化された時、対応する電話番号ディレ
クトリ（例えば、電話帳ディレクトリ、あるいはスピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリ）が変更されなければ、
電話番号ディレクトリも又活性化されると言うことであ
る。本発明は、選択されたＮＡＭと関連して動作させる
ために、選択されたＮＡＭ及び電話帳ディレクトリか、
選択されたＮＡＭ及びスピード・ダイヤル番号ディレク
トリか、あるいは、選択されたＮＡＭ及び電話帳ディレ
クトリ、スピード・ダイヤル番号ディレクトリの両方か
を活性化する方法を与える。また、本発明は、デフォル
トＮＡＭ、デフォルト電話帳ディレクトリ及びデフォル
ト・スピード・ダイヤル番号ディレクトリを最初に活性
化するけれども、更に、任意の時間で変更することので
きるＮＡＭ設定値と任意のディレクトリとを自由に関連
させることができる。
【００２２】プログラム可能なすべての機能、つまり、
ＮＡＭ、電話帳ディレクトリ及び／又はスピード・ダイ
ヤル番号ディレクトリを編集すること、またはプログラ
ムすることは、コンピュータ中のアプリケーション・プ
ログラムによるか、あるいは、携帯用電話器中のマイク
ロ・コードによるか、または、マイクロプロセッサと関
連して動作する電話器のボタンによって行なわれる。通
常、キーパッド装置を有するユーザ・インターフェース
６０において該当するファンクション・キーを押すこと
によって、対応するディレクトリ、またはＮＡＭを選択
するスイッチ、またはリレーを動作させる。
【００２３】図７を参照して説明すると、ユーザは、電
話帳ディレクトリ３０及びスピード・ダイヤル番号ディ
レクトリ４０について付加したり、削除したり、あるい
は、変更を行なうために、ユーザ・インターフェース６
０を介してＮＡＭを活性化する。入力は、マイクロプロ
セッサ５０中で動作するアプリケーション・プログラム
によって受け取られ、マイクロプロセッサ５０は、選択
されたＮＡＭ、電話帳ディレクトリ、またはスピード・
ダイヤル番号ディレクトリを活動させる夫々のスイッチ
を付勢する。マイクロプロセッサは、ユーザへの出力信
号を介して受け取りを通知する信号を送って、ユーザ・
インターフェースにおいて、選ばれたディレクトリを表
示することによって応答し、これにより、選択されたデ
ィレクトリが活性化されたことをユーザに通知する。次
に、ユーザはＮＡＭ、電話帳及び／又はスピード・ダイ
ヤル番号ディレクトリを編集したり、あるいはそれらを
利用する。
【００２４】図１を参照すると、電話帳ディレクトリ及
びスピード・ダイヤル番号ディレクトリを設定し、電話
帳ディレクトリ及びスピード・ダイヤル番号ディレクト
リと、１個またはそれ以上のＮＡＭとを関連付ける方法
を説明するための流れ図１００が示されている。これら
のディレクトリ及びＮＡＭを設定するために、ユーザは
先ず、ＮＡＭ番号（＃ｘｘｘ）を活性化し（ブロック１
２０）、そして、電話帳の記録及びスピード・ダイヤル
番号の記録の組を作成する（ブロック１１０）。ユーザ
によって作成された電話帳ディレクトリ及びスピード・
ダイヤル番号ディレクトリの両方は、名称が与えられ、
そしてその名称の下で、電話帳のログ・ファイル３０及
びスピード・ダイヤル番号ディレクトリのログ・ファイ
ル４０（図７）の中にストアされる（ブロック１１
０）。ユーザが、電話帳及びスピード・ダイヤル番号デ
ィレクトリの内のいずれか一方、または、それらの両方
を選択することを望んだ時、ユーザは、ログ・ファイル
がストアされているユーザ・インターフェース６０を介
して電話帳及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリの
名称を単に引き出して、これらのログ・ファイルを活性
化する選択を行なう。電話番号のファイルは、陰極線管
（ＣＲＴ）ディスプレイ、液晶ディスプレイ（ＬＣ
Ｄ）、あるいは他の形式のディスプレイのようなコンピ
ュータの表示装置のスクリーンを有するセルラー・フォ
ン装置中のメニュー領域中の一行形式の表示によって、
ストアされた名称を一行づつスクロールして表示するこ
とができる。
【００２５】電話帳のロゴ・ファイルや、スピード・ダ
イヤル番号ディレクトリのようなディレクトリを関連さ
せるために、ユーザは、図１のブロック１２０において
示されているように、利用可能なＮＡＭのメニューか
ら、その電話器が動作される１つのＮＡＭ２０を先ず活
性化する。その後、活性化されたＮＡＭに関連されるべ
きログ・ファイル３０及び４０から（ブロック１３０参
照）、ユーザは、電話帳及び／又はスピード・ダイヤル
番号ディレクトリを選択し、活性化する。実際上１つの
ＮＡＭを活性化するために、ユーザは、利用可能なＮＡ
Ｍの番号をスクロールするか、またはＮＡＭオプション
のメニューを採用するかの何れかの方法を選択し、そし
て、マイクロプロセッサ５０の中で実行されるソフトウ
ェアを通して活性化するために、そのＮＡＭ番号を入力
する。この処理は、アプリケーション・プログラムを利
用するか、または、ユーザ・インターフェース６０に設
けられた専用のファンクション・キーを押すか、電話器
のキーパッドを利用するかの何れかの方法で行なわれ
る。同様に、１つまたはそれ以上の電話帳ディレクトリ
３０及び／又は１つまたはそれ以上のスピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリ４０が選択され、そして活性化され
る。つまり、電話帳ログ・ファイル３０の選択メニュー
を取り出し、所望の選択を行ない、そして選択された電
話帳を入力することによって、選択された１つ以上の電
話帳と、活性化されたＮＡＭとを関連させる。また、ユ
ーザはスピード・ダイヤル番号ディレクトリを活性化し
て、スピード・ダイヤル番号ディレクトリのログ・ファ
イル４０のオプション・メニューから特定のスピード・
ダイヤル番号ディレクトリを選択することによって、前
に設定されたように、スピード・ダイヤル番号ディレク
トリと、活性化されたＮＡＭとを関連させることができ
る。図１の最後の説明として付記すると、個々の電話帳
ディレクトリのログ・ファイル及びスピード・ダイヤル
番号ディレクトリのログ・ファイルは、デフォルトＮＡ
Ｍと一致するデフォルト・ファイルとして選択すること
ができる（ブロック１４０参照）。
【００２６】図２を参照すると、本発明のより基本的な
ステップを簡単な形式で示した流れ図が示されている。
ブロック２１０において示されているように、ユーザ
は、先ず電話器の動作電源をオンにしなければならな
い。次に、ブロック２１４に示されているように、ユー
ザは、デフォルトＮＡＭと、それに関連した電話帳及び
スピード・ダイヤル番号ディレクトリとの下で電話器を
動作することができ、それらは、デフォルト設定値とし
てプログラムされており、かつ自動的に活性化される。
然しながら、ブロック２１２の記載から判るように、ユ
ーザは電話器を動作するために、他のＮＡＭ、即ち補助
ＮＡＭに切り換えることができる。ＮＡＭを選択し、そ
してＮＡＭを活性化した後、ユーザは、活性化されたＮ
ＡＭに予め関連付けられたデフォルト電話帳及びデフォ
ルト・スピード・ダイヤル番号ディレクトリを使用する
選択権を持っている。代表的な実施例において、個々の
補助ＮＡＭに関連付けられるように予めプログラムされ
た対応電話帳及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
は、ユーザによって選択されたＮＡＭと一緒に活性化さ
れる。然しながら、ブロック２１８から判るように、ユ
ーザは、電話帳ディレクトリ、またはスピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリの何れか１つ、または両方を変更す
るように、電話帳ディレクトリ及び／又はスピード・ダ
イヤル番号ディレクトリを選択することができる。既に
説明したように、ユーザは、電話帳表示メニューから電
話帳のログ・ファイル３０を選択して活性化し、そし
て、スピード・ダイヤル番号表示メニューからスピード
・ダイヤル番号ディレクトリのログ・ファイル４０を選
択する。次に、電話器のキーパッドのファンクション・
キーか、または、ユーザとソフトウェアとをインターフ
ェースさせるアプリケーション・プログラムによるファ
ンクション・キーかの何れかを用いることによって、ユ
ーザは所望の選択を行ない、これにより、ディレクトリ
と、活性化されたＮＡＭとを関連させる。活性化された
ＮＡＭが所望の電話帳及び／又はスピート・ダイヤル番
号ディレクトリと関連された後、ユーザは、電話番号の
ダイヤル動作を自動的に発生させるか、または手操作で
電話番号のダイヤル動作を行ない、そしてソフトウェア
はその電話番号をセルラー・フォンに送り、転じて、そ
の電話番号を用いてセルラー・フォンと目的の通信装置
との通信路を設定する。従って、本発明においては、Ｎ
ＡＭが活性化されると共に、電話帳の機能か、またはス
ピード・ダイヤル番号ディレクトリの機能、あるいはそ
れら両方の機能が活性化される。
【００２７】図３及び図４は、本発明の良好な実施例を
示した図であり、この実施例３００において、ユーザ
は、所望のオプションを選択することによって、ＮＡ
Ｍ、電話帳、またはスピード・ダイヤル番号のエントリ
を、任意の時間で付加、変更、または削除することがで
きる。ユーザは、先ず、通信モジュールの動作電源をオ
ンにし（ブロック３１０）、電話器が動作するデフォル
トＮＡＭを活性化する（ブロック３１２）。データ、フ
ァクシミリ、電話器、スピード・ダイヤル手段及び／又
は電話帳ディレクトリを動作させるアプリケーション・
プログラムは、ユーザがユーザ・インターフェースに設
けられた適当なファンクション・キーを押すことによっ
て、ＮＡＭ設定値を変更するオプションを選択したこと
を確認する動作を含むユーザの選択によって、ＮＡＭオ
プションの処理経路を取らせる（ブロック３１４参
照）。アプリケーション・プログラムがＮＡＭオプショ
ンの処理経路をとらせた場合、ソフトウェアは、ＮＡＭ
設定値を表示することによってどのＮＡＭを活性化する
かをユーザに決定させるために、セルラー・フォン上に
プロンプト表示を与える（ブロック３１６）。ユーザ
は、キーパッド操作による入力に基づく切り換え機能に
よって活性化される新しいＮＡＭ（補助ＮＡＭ）を、ユ
ーザ・インターフェース６０から選択する（ブロック３
１８、３２０参照）。多くの携帯用セルラー・フォンの
ＮＡＭは、ＮＡＭを活性化するための、ＮＡＭ番号に対
応するファンクション・キーのようなキーの打鍵操作に
よって単純に切り換わる。ＮＡＭ、または電話番号ディ
レクトリを切り換えるのに用いられるハードウェアは、
従来の装置でよい。本発明は、電話帳、スピード・ダイ
ヤル番号ディレクトリ及び他の機能と、活性化された任
意のＮＡＭとを自由に関連させることに、より重点を置
いたものである。このＮＡＭオプションは、若しユーザ
がデフォルトＮＡＭ設定値の下で動作するように決定し
たならば、デフォルトＮＡＭは、通信装置がブートした
時に自動的に活性化されるので、バイパスすることがで
きる。同じように、与えられたデフォルト電話帳及びス
ピード・ダイヤル番号ディレクトリは、通常、デフォル
トとしてプログラムされたＮＡＭに基づいたデフォルト
電話帳及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリとして
プログラムされている。ＮＡＭ、電話帳、またはスピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリのためのデフォルトの設
定値は、ユーザにより、何時でも新しいデフォルト設定
値に変更することができる。
【００２８】図３のブロック３２２を参照すると、デフ
ォルト電話帳は、活性化されたＮＡＭに基づいて自動的
に選択されることが示されている。従って、若しオリジ
ナルのデフォルトＮＡＭがユーザによって選択されたＮ
ＡＭならば、そのデフォルトＮＡＭに関連した電話帳が
ユーザの選択により活性化され、ＮＡＭオプションの処
理はバイパスされる。同様に、ＮＡＭオプションにおい
て、若し補助ＮＡＭが選択されたならば、ブロック３２
２に示されているように、活性化された補助ＮＡＭの対
応デフォルト電話帳が活性化される。ブロック３２４に
おいて示されているように、活性化された電話帳は、補
助電話帳オプションの処理経路に入れることによって変
更することができる。若しユーザが、活性化されたデフ
ォルト電話帳を使用することを決めたならば、電話帳オ
プションの処理はバイパスされ、ユーザは、スピード・
ダイヤル番号オプションのような他の機能を用いるか、
または、他の機能の処理をバイパスすることによって所
望の電話番号を手操作で入力するかの選択権を持ってい
る。若しユーザが電話帳オプションにアクセスすること
を決めたならば、その決定を確認するユーザの応答が、
所定のキー、またはファンクション・キーを押すことに
よって処理手段中に入れられる（ブロック３２４参
照）。次に、ユーザは、デフォルト電話帳設定値をその
まま維持するか、あるいは、電話帳オプションの処理に
入ることによって活性化することのできる表示装置中に
示された電話帳オプションに基づいた補助電話帳を選択
して活性化するかの選択権を持っている（図４のブロッ
ク２２６及び２２８参照）。若しユーザが電話帳オプシ
ョンの表示に基づいてデフォルト電話帳を維持したいと
望むならば、ユーザは、補助電話帳オプションをバイパ
スするか、またはデフォルト設定値を選択する。デフォ
ルト電話帳を選択した後にデフォルト電話帳のエントリ
が表示され、ユーザは、表示をスクロールすることによ
って、呼び出されるべき電話番号の選択を行なう（ブロ
ック２３４参照）。然しながら、若しユーザが電話帳の
設定値を補助ディレクトリのコードに変更するよう決定
したならば、ユーザは、ユーザの選択を確認する応答を
ユーザ・インターフェース６０を介して入力する。次い
で、種々の電話帳オプションが表示され、対応するファ
ンクション・キーを押すことによって電話帳の選択が行
なわれる（ブロック２３０参照）。所望の電話帳を選択
した後、電話帳のエントリが表示され、ユーザは、呼び
出されるべき所望の電話番号を見い出すために、電話帳
エントリの表示をスクロールする（ブロック２３２参
照）。
【００２９】本発明の良好な実施例において、図３の決
定ブロック２３８に示されているように、ユーザは、補
助スピード・ダイヤル番号ディレクトリを活性化するオ
プションを持っている。電話帳が選択された後、活性化
された電話帳に対応するデフォルト・スピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリが活性化される。スピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリは、関連した電話帳中で最も頻繁に
使用する電話番号とか、非常用電話番号などを含むこと
のできる特定の電話帳に対応する便利な高速アクセス・
ファイルを与えることができる。然しながら、すべての
補助スピード・ダイヤル番号ディレクトリは、選択され
た電話帳と関連させて選択することができる。若し補助
電話帳が選択されなければ、デフォルト・スピード・ダ
イヤル番号ディレクトリは、活性化されたＮＡＭに関連
したデフォルト電話帳に対応したものである（ブロック
２３６参照）。若しユーザがデフォルト・スピード・ダ
イヤル番号ディレクトリを維持したいと望むならば、ス
ピード・ダイヤル番号オプションの処理はバイパスされ
る。ユーザは、ユーザの選択動作を自身で確認する応答
を、ファンクション・キーから入力することによるか、
または、適当なファンクション・キーを操作することに
よって、補助スピード・ダイヤル番号ディレクトリ・オ
プションを活性化することができ、これは、転じて、補
助スピード・ダイヤル番号ディレクトリの設定値が表示
される（ブロック２４０参照）。ユーザは、補助スピー
ド・ダイヤル番号ディレクトリの設定値の表示に基づい
て補助スピード・ダイヤル番号ディレクトリを選択する
か、またはデフォルト設定値を維持するかの決定を行な
う（ブロック２４２参照）。ユーザは、補助スピード・
ダイヤル番号ファイル・オプションの処理をバイパスす
ることによってデフォルト・スピード・ダイヤル番号デ
ィレクトリを選択するか、または単に補助スピード・ダ
イヤル番号ディレクトリを選択する。補助スピード・ダ
イヤル番号ディレクトリ・オプションを選択するため
に、ユーザは、後で、選択された補助スピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリを活性化させる適当なファンクショ
ン・キーを操作することによって補助ディレクトリ・リ
ストからスピード・ダイヤル番号ディレクトリを選択す
る。選択されたスピード・ダイヤル番号ディレクトリに
基づいて、対応する電話番号エントリは、ユーザにより
選択されるようにユーザ・インターフェース上に表示さ
れる（ブロック２４６参照）。スピード・ダイヤル番号
ディレクトリからの電話番号は、自動的に入力される
か、または手操作で入力される（ブロック２４８、２５
０参照）。スピード・ダイヤル番号は、スピード・ダイ
ヤル番号ディレクトリによって指示された適当なファン
クション・キーを押すか、または、コンピュータのアプ
リケーション・プログラムによる場合、当該スピード・
ダイヤル番号を表示装置のスクリーン上に表示し、入力
ボタンを押すことによって自動的に入力される。電話番
号を手操作で入力する場合、ユーザは、従来のように、
通信装置上の電話番号用キーパッドのボタンを押すだけ
である。電話番号が入力された後、目的の装置との通信
接続路を設定するために呼び出し信号が送られる（ブロ
ック２５２及び２５４参照）。
【００３０】従って、ユーザは、アプリケーション・プ
ログラムが活動している時の任意の時間でＮＡＭ設定値
を切り換えることができる。若しユーザがＮＡＭの設定
値を変更したならば、アプリケーション・プログラム
は、最初にプログラムされたＮＡＭの初期設定値、また
はそれら設定値の識別コードに基づいて、関連した電話
帳及び／又はスピード・ダイヤル番号ディレクトリに対
してチェックを行なう。ＮＡＭ、電話帳及びスピード・
ダイヤル番号ディレクトリの各々は、最も合理的な態様
でＮＡＭとディレクトリとを関連付けるアプリケーショ
ン・プログラムの入力か、またはファンクション・キー
の操作によって切り換えられる。然しながら、ユーザ
は、デフォルトの関連付け以外の関連付けを持たせるこ
とができる。ユーザが必要とする時に、ユーザが電話帳
ディレクトリ及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
を識別できるように、各ディレクトリは標識を持ってい
る。例えば、これらの標識は、ディレクトリと関連する
ＮＡＭを単純に含ませることができる。通信装置のユー
ザは、電話帳ディレクトリ・オプション及びスピード・
ダイヤル番号ディレクトリ・オプションの設定値表示に
対してスクロール操作を行ない、そしてＮＡＭ設定値と
特定の標識とをマッチさせることによって、最も適した
電話帳及び／又はスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
と、活性化されたＮＡＭとを相関させることができる。
電話帳オプション、またはスピード・ダイヤル番号ディ
レクトリ・オプションの処理に入るために、ユーザは、
これらのオプションの処理を活性化するために、その処
理をユーザ自身で確認する操作を行なう。然しながら、
ユーザは、これらのオプション処理の何れかか、または
両方をバイパスさせることができる。
【００３１】何れの場合でも、ユーザは、活性化されて
いるすべてのＮＡＭと関連して動作させるために、任意
の電話帳、またはスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
を交換することができる。他の実施例として、ユーザ
は、特定のＮＡＭ設定値に対応する初期電話帳設定値ま
たはスピード・ダイヤル番号ディレクトリ設定値を、何
時でも変更することができる。これは、特定のＮＡＭ設
定値と関連された電話帳及びスピード・ダイヤル番号デ
ィレクトリのデフォルト設定値を修正することによって
行なわれる。最も重要なことは、最終ユーザに対して完
全な柔軟性を与えることである。従って、使用される電
話帳またはスピード・ダイヤル番号ディレクトリと関連
させるために、最も実用的なＮＡＭの標識を持つ電話帳
オプションのメニューを、ユーザに通知することが望ま
しい。然しながら、電話帳及びスピード・ダイヤル番号
ディレクトリと特定のＮＡＭとを合致させる方法を、セ
ルラー・フォン装置に関連付けるプログラムを予め作成
することが、通常、好ましいモードである。それにも拘
わらず、活性化された任意所望のＮＡＭと合致する電話
帳及び／又はスピード・ダイヤル番号ディレクトリを選
択的に変更可能なオプションは、依然として最終ユーザ
には必要である。
【００３２】図５及び図６を参照すると、電話帳、スピ
ード・ダイヤル番号ディレクトリ及び他の電話機能と、
セルラー式ＮＡＭとを関連させるための方法をやや単純
化した形式で示した本発明の他の実施例が示されてい
る。電話帳オプション機能を別々のＮＡＭに関連させる
すべての方法と同じように、電話器、または移動式通信
装置は、ブロック４１０で示されているように動作電源
がオンされ、ブロック４１２において、ユーザは、通信
装置、またはユーザ・インターフェースにおいてアクセ
ス可能なファンクション・キー、またはアプリケーショ
ン・プログラムを介してＮＡＭオプションの処理に入
る。ＮＡＭオプションのメニューにおいて、ユーザは、
新しいＮＡＭを構成するか、デフォルトＮＡＭ設定値を
使用するか、または補助ＮＡＭ設定値を使用するかのオ
プション（選択肢）を持っている（ブロック４１４、４
１６及び４１８を参照）。他の実施例と同じように、各
ＮＡＭは、この分野のオペレーティング・ソフトウェア
またはファンクション・キーにおいて知られている識別
コードか、または表示フィールドによって識別される。
ＮＡＭ設定値を選択した時、その選択値コードは、その
識別子に従ってＮＡＭを単に選択して活性化する。その
電話番号で動作するＮＡＭを選択した後、ブロック４２
０で示されているように、ユーザは、電話帳オプション
のメニューにアクセスすることができる。ユーザは、他
のオプション処理に入るか、または電話番号アドレスを
手動で呼び出すために、電話帳オプションを直接にバイ
パスすることができる。然しながら、電話帳と活性化さ
れたＮＡＭとを関連させる電話帳オプションのメニュー
にアクセスするために、ユーザは、操作確認コマンドに
相当する応答を送る。ユーザによる上述の応答は、通
常、メニューの選択を確認するための応答か、アプリケ
ーション・プログラムからの質問に対する応答を確認す
るための応答か、または、通信装置においてアクセス可
能なファンクション・キーの操作を確認するための応答
かの何れかである（ブロック４２０及び４２２を参
照）。電話帳オプションのメニューは、新しい電話帳を
形成する選択か（ブロック４２４）、デフォルト電話帳
を活性化する選択か（ブロック４３０）、あるいは補助
電話帳を選択するために補助電話帳を表示する選択か
（ブロック４２６及び４２８）の何れかの選択操作をユ
ーザに与える。選択された実際のＮＡＭが活性化された
時のＮＡＭ識別子と、実際の電話帳識別子とが一致され
ているデフォルト電話帳は、通常、活性化されたＮＡＭ
に対応している。然しながら、新しい電話帳を形成する
ためのオプションと、活性化されたＮＡＭによって使用
される補助電話帳を選択するためのオプションとが存在
する。オプションのメニュー中に表示された電話帳は、
活性化されたＮＡＭに基づいて知らされた決定について
ユーザを援助するために、ユーザが目視できる標識を含
んでいる。電話帳が選択され、活性化された後、電話帳
中の電話番号は、大きな表示スクリーンを持つ装置の場
合にはメニュー形式で与えられ、あるいは、通常の携帯
用電話器のような小さな表示スクリーンの場合には一行
づつスクロールする形式で与えられる（ブロック４３
２）。
【００３３】図６を参照すると、ユーザは、ＮＡＭを選
択した後か、または電話帳オプションを選択した後の何
れかの時点でスピード・ダイヤル番号ディレクトリを直
接にアクセスし活性化する処理が示されている。ユーザ
は、スピード・ダイヤル番号ディレクトリの選択メニュ
ーの処理をバイパスして、図６の流れ図のブロック４５
０の処理へ直接に行くことによって、メモリから、電話
番号かまたはスピード・ダイヤル番号のダイヤル処理を
行なう選択肢を持っている。スピード・ダイヤルディレ
クトリのメニュー処理に入るために、ユーザは、前と同
じように、スピード・ダイヤル番号ディレクトリ・オプ
ションの処理に入る（ブロック４３６）。ユーザは、新
しいスピード・ダイヤル番号ディレクトリを構成するか
（ブロック４４４）、デフォルトのスピード・ダイヤル
番号ディレクトリを用いるか（ブロック４４２）、補助
スピード・ダイヤル番号ディレクトリを選択するか（ブ
ロック４４０）の何れかを選ぶことができる。デフォル
トのスピード・ダイヤル番号ディレクトリは、電話帳オ
プションが選択された場合には、両方のディレクトリの
識別子を比較することによって自動的に活性化され、電
話帳オプションが選択されない場合には、ＮＡＭ設定値
に基づいて自動的に活性化される。各スピード・ダイヤ
ルディレクトリは、電話帳及びＮＡＭ設定値と対応する
識別選択値を持っている。従って、若し電話帳オプショ
ンが選択されなければ、デフォルト電話帳がＮＡＭ設定
値に基づいて自動的に活性化され、これは転じて、対応
するスピード・ダイヤル番号ディレクトリを活性化す
る。ユーザは、補助スピード・ダイヤル番号ディレクト
リ・オプションの表示中に表示されたスピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリを選ぶことによって補助スピード・
ダイヤル番号ディレクトリを選択することができる。こ
れらについてはブロック４３０及び４４０を参照された
い。アプリケーション・プログラムか、または移動通信
装置のファンクション・キーを選択した後、選択された
ディレクトリの電話番号が表示される。次に、ディレク
トリの電話番号は、ブロック４５２及び４４８に示され
ているように手操作によるか、あるいは自動的に選択さ
れ入力される。それらの処理は、ファンクション・キー
を押すことにより自動的に行なわれるか、または移動式
通信装置の入力キーによって輝度表示された数字を入力
することにより、表示スクリーンを介して手操作で行な
われる。その後、電話番号はダイヤル動作が行なわれ、
目的の通信装置との通信路接続が設定される（ブロック
４５４及び４５６）。
【００３４】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【００３５】（１）番号割り当てモジュール（ＮＡＭ：
Number Assignment Module）が活性化された時に、ディ
レクトリが、活性化された任意のＮＡＭ設定値を同時に
使用することができるように、移動式通信装置が、電話
番号をストアするための複数個のディレクトリと複数個
のＮＡＭ設定値オプションとによりプログラムされてい
ることと、１つのＮＡＭ設定値が、デフォルトＮＡＭで
あることと、各ＮＡＭ設定値が、キャリヤで割り当てら
れた電話番号をストアしていることと、上記電話番号の
下で移動式通信装置が識別され動作されることとからな
る移動式通信装置によって定義された個々のＮＡＭ設定
値と、プログラム可能な移動式通信装置中にプログラム
された電話番号ディレクトリとを作成しかつ関連させる
方法であって、（ａ） ＮＡＭ中にストアされ、検出さ
れた割り当て番号の下で移動式通信装置を動作させるた
めに、移動式通信装置中で利用可能な上記複数個のＮＡ
Ｍ設定値オプションから、１つのＮＡＭ設定値オプショ
ンを選択するステップと、（ｂ） 選択された上記ＮＡ
Ｍ設定値を活性化するステップと、（ｃ） 活性化され
たＮＡＭによって上記活性化されたディレクトリが使用
できるように、上記複数個のディレクトリから少なくと
も１個のディレクトリを選択し活性化するためのオプシ
ョンを与えるステップと、を含む電話番号ディレクトリ
と番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連さ
せる方法。 （２）上記ＮＡＭ設定値の各々とディレクトリとを自動
的に関連させるために、上記複数個のディレクトリから
少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを各ＮＡＭ
設定値に対して個々に設定するステップと、上記選択さ
れたＮＡＭ設定値が活性化された時に、上記少なくとも
１個のデフォルト・ディレクトリを自動的に活性化する
ステップと、を含む（１）に記載の電話番号ディレクト
リと番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連
させる方法。 （３）活性化されたＮＡＭ設定値と相関された少なくと
も１個のデフォルト・ディレクトリを活性化した時に、
現在活性化されているディレクトリを不活性化するステ
ップを含む（２）に記載の電話番号ディレクトリと番号
割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
法。 （４）上記活性化されたＮＡＭ設定値と相関させるため
にプログラムされた上記少なくとも１個のデフォルト・
ディレクトリを検出するために、上記複数個のディレク
トリと上記活性化されたＮＡＭ設定値とを比較するステ
ップを含む（２）に記載の電話番号ディレクトリと番号
割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
法。 （５）ＮＡＭ設定値が選択される上記複数個のＮＡＭ設
定値オプションの表示を与えるステップを含む（４）に
記載の電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール
設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （６）ＮＡＭ選択値オプションを選択する前に、デフォ
ルトＮＡＭが活性化されるように、上記携帯式通信装置
の動作電源がオンにされた時に上記デフォルトＮＡＭを
自動的に活性化するステップと、活性化されたデフォル
ト・ディレクトリ中の電話番号を使用するためのアクセ
スができるように、活性化された上記デフォルトＮＡＭ
オプションと相関させる上記少なくとも１個のデフォル
ト・ディレクトリを自動的に活性化するステップと、を
含む（２）に記載の電話番号ディレクトリと番号割り当
てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （７）上記活性化されたディレクトリと活性化されたＮ
ＡＭ設定値とを関連させるために、上記複数個のディレ
クトリから少なくとも１つのディレクトリを選択し、か
つ活性化するステップを含む（１）に記載の電話番号デ
ィレクトリと番号割り当てモジュール設定値とを作成し
かつ関連させる方法。 （８）上記活性化されたディレクトリと活性化されたＮ
ＡＭ設定値とを関連させるために、上記複数個のディレ
クトリから少なくとも１つのディレクトリを選択しかつ
活性化するステップと、上記選択されたディレクトリを
選択しかつ活性化した時に少なくとも１個のデフォルト
・ディレクトリを不活性化するステップと、を含む
（２）に記載の電話番号ディレクトリと番号割り当てモ
ジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （９）ＮＡＭ設定値オプションを検査するために、ＮＡ
Ｍを選択する前に上記複数個のＮＡＭ設定値オプション
のメニューをプログラムの中に入れるステップと、上記
活性化されたＮＡＭと関連した上記デフォルト・ディレ
クトリが活性化された後で、かつ上記活性化されたＮＡ
Ｍ設定値と関連した少なくとも１個のディレクトリを選
択する時に、上記複数個のディレクトリのメニューをプ
ログラムの中に入れるステップと、を含む（７）に記載
の電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール設定
値とを作成しかつ関連させる方法。 （１０）番号割り当てモジュール（ＮＡＭ）が活性化さ
れた時にディレクトリが、活性化された任意のＮＡＭに
対して同時に使用できるように、移動式セルラー通信装
置が、電話番号をストアするための複数個のディレクト
リと、複数個のＮＡＭ設定値オプションとでプログラム
されていることと、１個のＮＡＭ設定値がデフォルトＮ
ＡＭであり、かつ他のＮＡＭ設定値オプションが補助Ｎ
ＡＭオプションであることと、各ＮＡＭ設定値はキャリ
ヤで割り当てられた電話番号をストアしており、該電話
番号の下で移動式セルラー通信装置が識別されかつ動作
されることとを含む移動式セルラー通信装置によって定
義された個々のＮＡＭ設定値と、プログラム可能な上記
移動式セルラー通信装置中にプログラムされた電話番号
ディレクトリ及びスピード・ダイヤル番号ディレクトリ
とを作成しかつ関連させる方法であって、（ａ） 移動
式セルラー通信装置の動作電源がオンになった時、移動
式セルラー通信装置によって定義された上記デフォルト
ＮＡＭ設定値を自動的に活性化するステップと、（ｂ）
上記複数個のディレクトリから少なくとも１個のデフ
ォルト・ディレクトリを、各ＮＡＭ設定値に対して個々
に設定するステップと、（ｃ） 定義されたように、少
なくとも１個のデフォルト・ディレクトリ中の電話番号
が上記活性化されたデフォルトＮＡＭ設定値の下で使用
するため同時にアクセス可能となるように、上記活性化
されたデフォルトＮＡＭ設定値と相関させる上記デフォ
ルト・ディレクトリを自動的に活性化するステップと、
（ｄ） 上記デフォルトＮＡＭではない補助ＮＡＭの下
で移動式セルラー通信装置を動作するように、上記複数
個のＮＡＭ設定値オプションによって定義されたように
補助ＮＡＭオプションを選択しかつ活性化するオプショ
ンを与えるステップと、（ｅ） 上記選択された補助Ｎ
ＡＭ中にストアされ検出されたキャリヤで割り当てられ
た番号の下で移動式セルラー通信装置を動作するため
に、上記補助ＮＡＭオプションの内の１つのオプション
を選択するステップと、（ｆ） 上記選択された補助Ｎ
ＡＭオプションを活性化するステップと、（ｇ） 上記
ＮＡＭ設定値の各々と自動的に関連付けるために上記複
数個のディレクトリから少なくとも１個のデフォルト・
ディレクトリを各ＮＡＭ設定値に対して個々に設定する
ステップと、（ｈ） 上記選択されたＮＡＭ設定値を活
性化した時、上記少なくとも１個のデフォルト・ディレ
クトリを自動的に活性化するステップと、（ｉ） 上記
活性化されたＮＡＭによって上記少なくとも１個のディ
レクトリを使用可能にするように、上記複数個のディレ
クトリから少なくとも１個のディレクトリを選択しかつ
活性化するオプションを与えるステップと、を含む電話
番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り当てモジュ
ール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （１１）選択された上記少なくとも１個のディレクトリ
が活性化された時、活性化されたディレクトリを不活性
化するステップを含む（１０）に記載の電話番号及びス
ピード・ダイヤル番号と番号割り当てモジュール設定値
とを作成しかつ関連させる方法。 （１２）上記活性化されたＮＡＭと相関させるようにプ
ログラムされた上記少なくとも１個のデフォルト・ディ
レクトリを検出するために、上記複数個のディレクトリ
と上記活性化されたＮＡＭとを比較するステップを含む
（１０）に記載の電話番号及びスピード・ダイヤル番号
と番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連さ
せる方法。 （１３）上記補助ＮＡＭオプションを選択するための、
上記補助ＮＡＭオプションの表示を与えるステップを含
む（１０）に記載の電話番号及びスピード・ダイヤル番
号と番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連
させる方法。 （１４）上記補助ＮＡＭオプションを選択する前に、上
記補助ＮＡＭ設定値オプションのメニューをプログラム
中に入れるステップと、上記少なくとも１個のデフォル
ト・ディレクトリが活性化された後に上記複数個のディ
レクトリのメニューをプログラムの中に入れるステップ
と、を含む（１２）に記載の電話番号及びスピード・ダ
イヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成し
かつ関連させる方法。 （１５）上記活性化されたディレクトリと上記活性化さ
れたＮＡＭオプションとを関連させるように上記複数個
のディレクトリから少なくとも１個のディレクトリを選
択しかつ活性化するステップを含む（１４）に記載の電
話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り当てモジ
ュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （１６）上記活性化されたディレクトリと上記活性化さ
れたＮＡＭオプションとを関連させるように上記複数個
のディレクトリから少なくとも１個のディレクトリを選
択しかつ活性化するステップを含む（１０）に記載の電
話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り当てモジ
ュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （１７）上記少なくとも１個のディレクトリを選択し活
性化する時に上記少なくとも１個のデフォルト・ディレ
クトリを不活性化するステップを含む（１５）に記載の
電話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り当てモ
ジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。 （１８）上記補助ＮＡＭオプションを選択する前に、上
記補助ＮＡＭ設定値オプションのメニューをプログラム
中に入れるステップと、上記少なくとも１個のデフォル
ト・ディレクトリが活性化された後に、上記複数個のデ
ィレクトリのメニューをプログラム中に入れるステップ
と、を含む（１０）に記載の電話番号及びスピード・ダ
イヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成し
かつ関連させる方法。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に従って、電話帳及びスピード・ダイヤ
ル番号ディレクトリと、個々のＮＡＭ設定値とを設定す
る処理及び両者を関連させる処理方法を説明するための
図である。
【図２】ディレクトリ及びＮＡＭの間の関連を切り換え
るのに使用される本発明の基本的な処理方法を説明する
ための図である。
【図３】コンピュータ・プログラムを実行できる能力を
持つマイクロプロセッサを有する通信装置において実施
される本発明の方法の実施例を示した図である。
【図４】コンピュータ・プログラムを実行できる能力を
持つマイクロプロセッサを有する通信装置において実施
される本発明の方法の実施例を示した図である。
【図５】コンピュータ・プログラムを実行できる能力を
持つマイクロプロセッサを有する通信装置において実施
される本発明の方法の他の実施例を示した図である。
【図６】コンピュータ・プログラムを実行できる能力を
持つマイクロプロセッサを有する通信装置において実施
される本発明の方法の他の実施例を示した図である。
【図７】本発明に従ったマイクロプロセッサ及びメモリ
装置間の相対的な通信接続を説明するためのブロック図
である。
【符号の説明】
１０ セルラー・フォン装置 ２０ 番号割り当てモジュール（ＮＡＭ） ３０ 電話帳ディレクトリ ４０ スピード・ダイヤル番号ディレクトリ ５０ マイクロプロセッサ ６０ ユーザ・インターフェース

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 番号割り当てモジュール（ＮＡＭ：Numb
    er Assignment Module）が活性化された時に、ディレク
    トリが、活性化された任意のＮＡＭ設定値を同時に使用
    することができるように、移動式通信装置が、電話番号
    をストアするための複数個のディレクトリと複数個のＮ
    ＡＭ設定値オプションとによりプログラムされているこ
    とと、１つのＮＡＭ設定値が、デフォルトＮＡＭである
    ことと、各ＮＡＭ設定値が、キャリヤで割り当てられた
    電話番号をストアしていることと、上記電話番号の下で
    移動式通信装置が識別され動作されることとからなる移
    動式通信装置によって定義された個々のＮＡＭ設定値
    と、プログラム可能な移動式通信装置中にプログラムさ
    れた電話番号ディレクトリとを作成しかつ関連させる方
    法であって、 （ａ） ＮＡＭ中にストアされ、検出された割り当て番
    号の下で移動式通信装置を動作させるために、移動式通
    信装置中で利用可能な上記複数個のＮＡＭ設定値オプシ
    ョンから、１つのＮＡＭ設定値オプションを選択するス
    テップと、 （ｂ） 選択された上記ＮＡＭ設定値を活性化するステ
    ップと、 （ｃ） 活性化されたＮＡＭによって上記活性化された
    ディレクトリが使用できるように、上記複数個のディレ
    クトリから少なくとも１個のディレクトリを選択し活性
    化するためのオプションを与えるステップと、 を含む電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール
    設定値とを作成しかつ関連させる方法。
  2. 【請求項２】 上記ＮＡＭ設定値の各々とディレクトリ
    とを自動的に関連させるために、上記複数個のディレク
    トリから少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを
    各ＮＡＭ設定値に対して個々に設定するステップと、 上記選択されたＮＡＭ設定値が活性化された時に、上記
    少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを自動的に
    活性化するステップと、 を含む請求項１に記載の電話番号ディレクトリと番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  3. 【請求項３】 活性化されたＮＡＭ設定値と相関された
    少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを活性化し
    た時に、現在活性化されているディレクトリを不活性化
    するステップを含む請求項２に記載の電話番号ディレク
    トリと番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関
    連させる方法。
  4. 【請求項４】 上記活性化されたＮＡＭ設定値と相関さ
    せるためにプログラムされた上記少なくとも１個のデフ
    ォルト・ディレクトリを検出するために、上記複数個の
    ディレクトリと上記活性化されたＮＡＭ設定値とを比較
    するステップを含む請求項２に記載の電話番号ディレク
    トリと番号割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関
    連させる方法。
  5. 【請求項５】 ＮＡＭ設定値が選択される上記複数個の
    ＮＡＭ設定値オプションの表示を与えるステップを含む
    請求項４に記載の電話番号ディレクトリと番号割り当て
    モジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。
  6. 【請求項６】 ＮＡＭ選択値オプションを選択する前
    に、デフォルトＮＡＭが活性化されるように、上記携帯
    式通信装置の動作電源がオンにされた時に上記デフォル
    トＮＡＭを自動的に活性化するステップと、 活性化されたデフォルト・ディレクトリ中の電話番号を
    使用するためのアクセスができるように、活性化された
    上記デフォルトＮＡＭオプションと相関させる上記少な
    くとも１個のデフォルト・ディレクトリを自動的に活性
    化するステップと、 を含む請求項２に記載の電話番号ディレクトリと番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  7. 【請求項７】 上記活性化されたディレクトリと活性化
    されたＮＡＭ設定値とを関連させるために、上記複数個
    のディレクトリから少なくとも１つのディレクトリを選
    択し、かつ活性化するステップを含む請求項１に記載の
    電話番号ディレクトリと番号割り当てモジュール設定値
    とを作成しかつ関連させる方法。
  8. 【請求項８】 上記活性化されたディレクトリと活性化
    されたＮＡＭ設定値とを関連させるために、上記複数個
    のディレクトリから少なくとも１つのディレクトリを選
    択しかつ活性化するステップと、 上記選択されたディレクトリを選択しかつ活性化した時
    に少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを不活性
    化するステップと、 を含む請求項２に記載の電話番号ディレクトリと番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  9. 【請求項９】 ＮＡＭ設定値オプションを検査するため
    に、ＮＡＭを選択する前に上記複数個のＮＡＭ設定値オ
    プションのメニューをプログラムの中に入れるステップ
    と、 上記活性化されたＮＡＭと関連した上記デフォルト・デ
    ィレクトリが活性化された後で、かつ上記活性化された
    ＮＡＭ設定値と関連した少なくとも１個のディレクトリ
    を選択する時に、上記複数個のディレクトリのメニュー
    をプログラムの中に入れるステップと、 を含む請求項７に記載の電話番号ディレクトリと番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  10. 【請求項１０】 番号割り当てモジュール（ＮＡＭ）が
    活性化された時にディレクトリが、活性化された任意の
    ＮＡＭに対して同時に使用できるように、移動式セルラ
    ー通信装置が、電話番号をストアするための複数個のデ
    ィレクトリと、複数個のＮＡＭ設定値オプションとでプ
    ログラムされていることと、１個のＮＡＭ設定値がデフ
    ォルトＮＡＭであり、かつ他のＮＡＭ設定値オプション
    が補助ＮＡＭオプションであることと、各ＮＡＭ設定値
    はキャリヤで割り当てられた電話番号をストアしてお
    り、該電話番号の下で移動式セルラー通信装置が識別さ
    れかつ動作されることとを含む移動式セルラー通信装置
    によって定義された個々のＮＡＭ設定値と、プログラム
    可能な上記移動式セルラー通信装置中にプログラムされ
    た電話番号ディレクトリ及びスピード・ダイヤル番号デ
    ィレクトリとを作成しかつ関連させる方法であって、 （ａ） 移動式セルラー通信装置の動作電源がオンにな
    った時、移動式セルラー通信装置によって定義された上
    記デフォルトＮＡＭ設定値を自動的に活性化するステッ
    プと、 （ｂ） 上記複数個のディレクトリから少なくとも１個
    のデフォルト・ディレクトリを、各ＮＡＭ設定値に対し
    て個々に設定するステップと、 （ｃ） 定義されたように、少なくとも１個のデフォル
    ト・ディレクトリ中の電話番号が上記活性化されたデフ
    ォルトＮＡＭ設定値の下で使用するため同時にアクセス
    可能となるように、上記活性化されたデフォルトＮＡＭ
    設定値と相関させる上記デフォルト・ディレクトリを自
    動的に活性化するステップと、 （ｄ） 上記デフォルトＮＡＭではない補助ＮＡＭの下
    で移動式セルラー通信装置を動作するように、上記複数
    個のＮＡＭ設定値オプションによって定義されたように
    補助ＮＡＭオプションを選択しかつ活性化するオプショ
    ンを与えるステップと、 （ｅ） 上記選択された補助ＮＡＭ中にストアされ検出
    されたキャリヤで割り当てられた番号の下で移動式セル
    ラー通信装置を動作するために、上記補助ＮＡＭオプシ
    ョンの内の１つのオプションを選択するステップと、 （ｆ） 上記選択された補助ＮＡＭオプションを活性化
    するステップと、 （ｇ） 上記ＮＡＭ設定値の各々と自動的に関連付ける
    ために上記複数個のディレクトリから少なくとも１個の
    デフォルト・ディレクトリを各ＮＡＭ設定値に対して個
    々に設定するステップと、 （ｈ） 上記選択されたＮＡＭ設定値を活性化した時、
    上記少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリを自動
    的に活性化するステップと、 （ｉ） 上記活性化されたＮＡＭによって上記少なくと
    も１個のディレクトリを使用可能にするように、上記複
    数個のディレクトリから少なくとも１個のディレクトリ
    を選択しかつ活性化するオプションを与えるステップ
    と、 を含む電話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り
    当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方法。
  11. 【請求項１１】 選択された上記少なくとも１個のディ
    レクトリが活性化された時、活性化されたディレクトリ
    を不活性化するステップを含む請求項１０に記載の電話
    番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割り当てモジュ
    ール設定値とを作成しかつ関連させる方法。
  12. 【請求項１２】 上記活性化されたＮＡＭと相関させる
    ようにプログラムされた上記少なくとも１個のデフォル
    ト・ディレクトリを検出するために、上記複数個のディ
    レクトリと上記活性化されたＮＡＭとを比較するステッ
    プを含む請求項１０に記載の電話番号及びスピード・ダ
    イヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成し
    かつ関連させる方法。
  13. 【請求項１３】 上記補助ＮＡＭオプションを選択する
    ための、上記補助ＮＡＭオプションの表示を与えるステ
    ップを含む請求項１０に記載の電話番号及びスピード・
    ダイヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成
    しかつ関連させる方法。
  14. 【請求項１４】 上記補助ＮＡＭオプションを選択する
    前に、上記補助ＮＡＭ設定値オプションのメニューをプ
    ログラム中に入れるステップと、 上記少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリが活性
    化された後に上記複数個のディレクトリのメニューをプ
    ログラムの中に入れるステップと、 を含む請求項１２に記載の電話番号及びスピード・ダイ
    ヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成しか
    つ関連させる方法。
  15. 【請求項１５】 上記活性化されたディレクトリと上記
    活性化されたＮＡＭオプションとを関連させるように上
    記複数個のディレクトリから少なくとも１個のディレク
    トリを選択しかつ活性化するステップを含む請求項１４
    に記載の電話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  16. 【請求項１６】 上記活性化されたディレクトリと上記
    活性化されたＮＡＭオプションとを関連させるように上
    記複数個のディレクトリから少なくとも１個のディレク
    トリを選択しかつ活性化するステップを含む請求項１０
    に記載の電話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号割
    り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  17. 【請求項１７】 上記少なくとも１個のディレクトリを
    選択し活性化する時に上記少なくとも１個のデフォルト
    ・ディレクトリを不活性化するステップを含む請求項１
    ５に記載の電話番号及びスピード・ダイヤル番号と番号
    割り当てモジュール設定値とを作成しかつ関連させる方
    法。
  18. 【請求項１８】 上記補助ＮＡＭオプションを選択する
    前に、上記補助ＮＡＭ設定値オプションのメニューをプ
    ログラム中に入れるステップと、 上記少なくとも１個のデフォルト・ディレクトリが活性
    化された後に、上記複数個のディレクトリのメニューを
    プログラム中に入れるステップと、 を含む請求項１０に記載の電話番号及びスピード・ダイ
    ヤル番号と番号割り当てモジュール設定値とを作成しか
    つ関連させる方法。
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