JP3721527B2 - 情報端末装置及び電話帳表示発呼方法 - Google Patents

情報端末装置及び電話帳表示発呼方法 Download PDF

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【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題(図14)
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)第1実施例
(1−1)全体構成(図1〜図5)
(1−2)電話帳機能(図6〜図9)
(1−3)動作及び効果
(2)第2実施例(図10〜図12)
(3)他の実施例(図13)
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報端末装置及び電話番号記憶表示方法に関し、例えば携帯電話機に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、携帯電話機の普及が著しく、それに伴つて多種多様の機能が携帯電話機に付加されるようになつてきている。その機能としては種々あるが、一例を上げれば次のようなものがある。例えば相手先の電話番号を相手先名と共にメモリに記憶しておき、相手先名等をキーワードとして入力することにより読出指示を入力すると、該当する相手先名及び電話番号を読み出して表示する、いわゆる電話帳機能がある。このような電話帳機能を携帯電話機に設けることにより、ユーザは電話番号を覚えていなくとも、相手先名を頼りに電話番号を読み出して電話を掛けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来の電話帳機能では、1つの相手先に対して1つの電話番号を登録(記憶)するようになされており、このため相手先が複数の電話番号を有する場合には(例えば自宅の電話番号と会社の電話番号、或いは自宅の電話番号と携帯電話機の電話番号等)、それぞれ別々に登録しなければならなかつた。その際、一般には、例えば図14に示すように、相手先名の後に「ジタク」や「カイシヤ」等といつた但し書きを登録し、その但し書きによつて電話の種類(すなわち接続される通信機器の種類)を識別するようになされていた。
このようにして従来の電話帳機能では、1つの相手先に対して1つの電話番号しか登録できないため、相手先に複数の電話番号がある場合には、別々に登録しなければならず、登録作業が面倒になるといつた不都合があつた。
【0005】
また従来の電話帳機能では、例えば登録されている電話帳を50音順に表示して電話番号を検索する際、上述のように電話番号を別々に登録すると、同じ相手先名が何度も表示されるので、かけたい電話番号を検索するのに時間がかかるといつた不都合もあつた。
また従来の電話帳機能では、通常、電話帳として登録し得る相手先数に上限があり(例えば 100人分)、上述のように電話番号を別々に登録すると、登録し得る実質的な相手先数が減少するといつた不都合もあつた。
このようにして従来の電話帳機能は使い勝手の面で未だ不十分なところがあり、改善の余地があると思われる。
【0006】
また携帯電話機を有する人が会社や自宅に戻つたとき、誰かに電話をする場合には、通常、会社や自宅に設置してある通話料金の安い固定電話機を使用することが多い。その際、相手先の電話番号が分からないため携帯電話機に登録されている電話帳を読み出して相手先の電話番号を調べることがある。そのときの発呼操作としては、通常、携帯電話機に表示される電話番号を見ながら固定電話機のダイヤルを操作して電話番号を入力することになる。ところで携帯電話機から電話番号情報を直接固定電話機に送出して当該固定電話機の発呼操作を行うことができれば、電話番号の入力間違いを低減し得ると共に、ユーザの発呼操作を容易にでき、電話帳機能の使い勝手を一段と向上し得ると思われる。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、従来に比して使い勝手が向上した電話帳機能を容易に提供し得る情報端末装置及び電話番号記憶表示方法を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、相手先名及び当該相手先の電話番号を電話帳として記憶手段に記憶し、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示手段に表示する情報端末装置において、電話帳登録時、1つの相手先名に対して複数の電話番号、当該複数の電話番号によつて接続される通信機器の種類を表す複数の絵文字、登録時に優先指定されている通信機器の種類を記憶する電話帳記憶手段と、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示する際、記憶手段から相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字を表示手段に一覧表示すると共に、当該複数の絵文字を指定するためのポインタを優先指定されている通信機器の種類と対応する絵文字に合わせて付随表示し、当該ポインタにより指定された絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作し、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作によりポインタを移動させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作することにより発呼指示が行われたことを認識すると当該他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼処理を行う制御手段とを設けるようにする。
これにより、一覧表示された相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字のうち、優先指定されている通信機器の種類と対応する絵文字をポインタによりデフオルト指定し、その絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作によりポインタを移動させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作させればよいため、発呼先を選択して発呼処理を実行するまでの操作性を格段に向上させることができる。
【0009】
また本発明においては、相手先名及び当該相手先の電話番号を電話帳として記憶手段に記憶し、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示手段に表示し、発呼処理を行う電話帳表示発呼方法において、電話帳登録時、1つの相手先名に対して複数の電話番号、当該複数の電話番号によつて接続される通信機器の種類を表す複数の絵文字、登録時に優先指定されている通信機器の種類を記憶する電話帳記憶ステツプと、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示する際、記憶手段から相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字を表示手段に一覧表示すると共に、当該複数の絵文字を指定するためのポインタを優先指定されている通信機器の種類と対応する絵文字に合わせて付随表示する表示ステツプと、当該ポインタにより指定された絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作し、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作によりポインタを移動させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作することにより発呼指示が行われたことを認識すると当該他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼処理を行う発呼ステツプとを設けるようにする。
これにより、一覧表示された相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字のうち、優先指定されている通信機器の種類と対応する絵文字をポインタによりデフオルト指定し、その絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作によりポインタを移動させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作させればよいため、発呼先を選択して発呼処理を実行するまでの操作性を格段に向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0011】
(1)第1実施例
(1−1)全体構成
図1において、1は全体として本発明を適用した携帯電話機を示し、合成樹脂材料によつて形成された本体2に各種部材が取り付けられている。まず本体2の上部には送受信用のアンテナ3が引出し及び収納可能な状態で取り付けられており、この携帯電話機1ではこのアンテナ3を介して基地局装置との間で電波の送受信を行うようになされている。
【0012】
本体2の側面には電源スイツチ4が設けられており、この電源スイツチ4をオン状態にすることにより本体2の裏面に取り付けられたバツテリパツク(図示せず)から各種電気回路に電源が供給され、携帯電話機として動作可能な状態に起動するようになされている。
また本体2の正面上部には電気音響変換手段としてスピーカ5が設けられており、通話時、このスピーカ5から通話相手の音声が出力されるようになされている。また本体2の正面下部には音響電気変換手段としてマイクロホン6が設けられており、通話時、このマイクロホン6からユーザの音声を集音するようになされている。
また本体2の正面中程には表示手段として液晶デイスプレイ(LCD)7が設けられており、電波の受信状況、電池容量、電話を掛けたときの電話番号、電話帳として登録されている電話番号やその相手先の名称、発信履歴の情報等、各種情報を表示し得るようになされている。
【0013】
また本体2の正面下部には操作手段として各種操作キー8が設けられており、この操作キー8を用いて各種指示を入力し得るようになされている。この場合、具体的には操作キー8として次の10種類のキーが設けられている。すなわち「発呼」キー8A、「終話」キー8B、「リダイヤル」キー8C、「0」〜「9」の数字キー8D、「*」キー8E、「♯」キー8F、「メモリ」キー8G、「クリア」キー8H、「カナ/英」の入力文字切換キー8I、「コール」キー8Jの10種類のキーが設けられている。
【0014】
これらの各操作キー8にはそれぞれ次のような機能が割り当てられている。すなわち「発呼」キー8Aには入力された電話番号や電話帳リストから呼び出された電話番号、或いは発信履歴から呼び出された電話番号に対して発呼処理を行うときの発呼指示を入力する機能が割り当てられている。「終話」キー8Bには通話終了の指示を入力したり、その他各種動作モードの終了指示を入力する機能が割り当てられている。「リダイヤル」キー8Cには過去に電話を掛けた相手先の電話番号を日時と共に表示する発信履歴を読み出す指示を入力する機能や、文字入力モード時に濁点や半濁点等の記号を入力する機能が割り当てられている。
【0015】
10個の数字キー8Dにはそれぞれ対応する数字情報を入力する機能が割り当てられている。また数字キー8Dにはこの他にも文字入力モード時にカタカナ文字や英文字を入力する機能が割り当てられており、これにより電話帳登録時等に相手先名等を入力し得るようになされている。例えば入力文字切換キー8Iを操作して入力モードをカタカナに切り換えた場合には、「1」キーによつて「ア」〜「オ」の文字を、「2」キーによつて「カ」〜「コ」の文字を、「3」キーによつて「サ」〜「ソ」の文字を、「4」キーによつて「タ」〜「ト」の文字を、「5」キーによつて「ナ」〜「ノ」の文字を、「6」キーによつて「ハ」〜「ホ」の文字を、「7」キーによつて「マ」〜「モ」の文字を、「8」キーによつて「ヤ」、「ユ」、「ヨ」の文字を、「9」キーによつて「ラ」〜「ロ」の文字を、「0」キーによつて「ワ」、「ヲ」、「ン」の文字をそれぞれ入力し得るようになされている。
【0016】
また入力文字切換キー8Iを操作して入力モードを英文字に切り換えた場合には、「2」キーによつて「A」〜「C」の文字を、「3」キーによつて「D」〜「F」の文字を、「4」キーによつて「G」〜「I」の文字を、「5」キーによつて「J」〜「L」の文字を、「6」キーによつて「M」〜「O」の文字を、「7」キーによつて「P」〜「S」の文字を、「8」キーによつて「T」〜「V」の文字を、「9」キーによつて「W」〜「Z」の文字をそれぞれ入力し得るようになされている。
因みに、各数字キー8Dとも、1回押せば最初の文字を入力でき、2回押せば2番目の文字を入力でき、以下同様に押す回数によつて入力文字を切り換え得るようになされている。
【0017】
「*」キー8Eには「*(アスタリスク)」文字を入力する機能の他、カーソル表示を左方向に移動する指示を入力する機能が割り当てられている。「♯」キー8Fには「♯」文字を入力する機能の他、カーソル表示を右方向に移動する指示を入力する機能が割り当てられている。「メモリ」キー8Gには電話番号を電話帳として登録する際に登録指示等を入力する機能が割り当てられている。「クリア」キー8Hには表示内容や登録内容を消去する指示を入力する機能が割り当てられている。入力文字切換キー8Iには上述したように入力モードをカタカナ又は英文字に切り換える指示を入力する機能が割り当てられている。「コール」キー8Jには電話帳として登録されている電話番号を呼び出す指示を入力する機能が割り当てられている。
【0018】
また本体2の側面上部には同じく操作手段としてジヨグダイアル9が設けられており、このジヨグダイアル9を円周方向に回動させることにより液晶デイスプレイ7に表示されている発信履歴リストや電話帳リスト等、各種表示項目をスクロール表示させる指示を入力し得るようになされている。またこのジヨグダイアル9を半径方向に押す(以下、この動作をクリツクと呼ぶ)ことにより表示されている項目を選択確定する指示を入力し得るようになされている。因みに、このジヨグダイアル9のクリツク操作には「発呼」キー8Aと同様に発呼指示を入力する機能やフアンクシヨンキーとしての機能も割り当てられている。
【0019】
ここで図2を用いて回路構成について説明する。この携帯電話機1の本体2には図2に示すような回路が設けられている。まず上述した各種操作キー8やジヨグダイアル9から入力された指示情報は制御手段であるCPU(Central Processing Unit )10に入力される。CPU10は入力される指示情報に基づいてLCDドライバ回路7Aを制御することにより指示情報に応じた各種情報(例えば入力される電話番号やメニユー項目、或いは発信履歴や電話帳等)を液晶デイスプレイ7に表示する。またCPU10は入力される指示情報に基づいて送受信回路部11を制御することにより発呼処理や終話処理等、指示情報に応じた各種処理を実行する。またCPU10は第1の記憶手段であるRAM(Random Access Memory)12をアクセスして所定の情報を記憶したり、或いは第2の記憶手段であるEEPROM(Electorically Erasable and Programable Read Only Memory )13をアクセスして発信履歴や電話帳等、電源を切つても消したくないような各種情報を記憶するようになされている。
因みに、このような制御動作を行うCPU10はROM(Read Only Memory)14に格納されているプログラムコードに基づいて制御動作を行うようになされている。
【0020】
送受信回路11はCPU10の制御によりアンテナ3を介して制御信号を送出して発呼処理を行つたり、或いは基地局装置からの着信信号をアンテナ3を介して受け、CPU10に対して着信通知を行うようになされている。また送受信回路部11は通話時にマイクロホン6から入力される音声信号を所定の信号処理を施して送信したり、或いは受信信号に所定の信号処理を施して音声信号を復調し、これをスピーカ5に出力するようにもなされている。
【0021】
ここで上述したジヨグダイアル9について以下に具体的に説明する。ジヨグダイアル9は装置本体2の側面のうち左側側面の上部に設けられており、左手で本体2を保持したときに丁度左手の親指位置にくるようになされている。これにより本体2を保持した状態でも左手親指で回動操作やクリツク操作を容易に行え、片手で簡単に操作し得るようになされている。
このジヨグダイアル9は上述したように円周方向及び半径方向についてそれぞれ独立に操作できるようになされたもので、図3に示すように、回転軸Oを中心とする円周方向(矢印A及び矢印B)に回動する円板状の部材(ロータリーエンコーダを構成する)と、半径方向(矢印C及び矢印D)にスライドし得るスライド板(図示せず)と、スライドスイツチSWとによつて構成されている。
【0022】
因みに、スライド板及びスライドスイツチSWは矢印Cの方向に付勢されている。また回転軸Oはスライド板に対して固定されており、ジヨグダイアル9が矢印Dの方向に押された場合にはロータリーエンコーダがスライド板と一体にスライドしてスライドスイツチSWを押し下げ、オン状態に制御できるようになされている。CPU10はこのスライドスイツチSWのオンオフ状態を検出することによりジヨグダイアル9がクリツクされたか否かを判別している。
【0023】
スライド板と一体にスライドするロータリーエンコーダは、図4に示すように、2枚の円板9A及び9Bによつて構成されている。このうち円板9Bは円板9Aの上面に積層された可動部材であり、スライド板に固定された円板9Aに対して相対的に回動し得るように取り付けられている。ここで可動側の円板9Bには1組の対向電極9Cが設けられている。この対向電極9Cは組み立てたとき、円板9Aの円周に沿つて設けられた20組の対向電極9Dと摺接し得るようになされている。因みに、固定側の円板9Aに設けられた対向電極9Dは内周側と外周側とで位置がわずかづつずれて形成されている。
【0024】
従つてジヨグダイアル9を矢印Aの方向に回すと対向電極9Dから出力される電位は、図5(A)に示すように、内周側の電位が先に接地電位に立ち下がるのに対し、矢印Bの方向に回すと、図5(B)に示すように、外周側の電位が先に接地電位に立ち下がる。これを利用して内周側の電位と外周側の電位のいずれが先に接地電位に立ち下がるかを検出することにより、ジヨグダイアル9では回動方向を検出するようになされている。またジヨグダイアル9の回転量は外周側の電極から出力されるパルスの数をカウントすることにより検出し得るようになされている。
【0025】
続いてジヨグダイアル9を用いた代表的な操作例を説明する。まず液晶デイスプレイ7に各種項目が表示される状態でジヨグダイアル9を円周方向にアツプ又はダウン操作すると、当該液晶デイスプレイ7に表示されているカーソル表示を上下方向に移動することができる。この場合、この状態でジヨグダイアル9をクリツク操作すれば、カーソル表示の位置する項目に関する詳細情報やクリツクした項目の下位階層の項目の読み出しをCPU10に指示することができる。また発信履歴や電話帳が表示されている状態でジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作すると、ページスクロールの指示をCPU10に指示することができ、ページをめくるようにして前画面又は次画面を表示させることができる。この場合、所望の電話番号が表示されている状態でクリツク操作を行えば、その電話番号を確定して電話をかけることができる。
【0026】
(1−2)電話帳機能
この項では、この携帯電話機1に設けられている電話帳機能について説明する。まずこの携帯電話機1の場合には、例えば100人分の電話帳を記憶し得るだけの記憶容量がEEPROM13に確保されており、操作キー8の操作によつて入力された相手先名及びその電話番号を当該EEPROM13に格納して電話帳として登録(記憶)し得るようになされている。
またこの携帯電話機1の場合には、相手先名の階層下に電話番号を登録することにより1つの相手先に対して複数の電話番号を登録し得るようになされており、これにより相手先が複数の電話番号を有している場合でも別々に登録することを避けて実質的な登録件数を減らさないようになされている。
【0027】
例えば図6(A)に示すように、相手先「ナカニシコウスケ」に対して自宅の電話番号「0356662100」、会社の電話番号「0334587175」、携帯電話機の電話番号「0501103858」及びフアクシミリの電話番号「0334587300」という具合に複数の電話番号を登録し得るようになされている。因みに、電話番号の左側に表示される絵文字(又は英文字)15はピクトと呼ばれ、右側に表示されている電話番号によつてどうような通信機器に接続されるのかを表すものである(以下、これを電話の種類と呼ぶ)。このピクト15は上から順に自宅の電話、会社の電話、携帯電話機、フアクシミリを表しており、この他にも図6(B)に示すように、例えば電子メールのメールアドレスやポケベル(いわゆる無線呼出端末)、或いはPHS端末(いわゆる簡易型携帯電話機)を表すものなどが用意されている。因みに、自宅の電話番号を表わすものとして別のピクトも用意されているが、これはフアクシミリやパソコン通信などのため自宅に複数の電話回線が導入されている場合があるのでそれに対応するためである。
このようにして複数登録した電話番号を表示する際には、電話番号と共に電話の種類を表すピクト15を表示するようにしたことにより、ユーザはこの表示を見て各電話番号がどのような通信機器のものであるかを容易に知ることができる。
【0028】
因みに、相手先名の左側に表示されている数字「01」は、電話帳として登録したときの登録番号であり、読み出す際にはこの登録番号を入力しても当該登録番号をキーワードとして該当する電話帳を読み出すことができる。またこれに限らず、相手先名を入力しても、これをキーワードとして該当する電話帳を読み出すことができる。
【0029】
ここで電話帳を登録する際の手順(新規登録の場合)を図7を用いて説明する。まず入力文字切換キー8Iを操作して入力モードをカタカナ又は英文字に設定する。例えばこの例では入力モードをカタカナに設定したので、液晶デイスプレイ7にはカタカナ入力であることを示す「カナ」が表示される。このようにして入力モードを設定した後、今度は数字キー8D又は「リダイヤル」キー8Cを操作して電話帳として登録する相手先名を入力する。その際、液晶デイスプレイ7にはキー操作による文字入力に合わせて入力された文字が順次表示される。これにより相手先名が確実に入力されているかどうかを容易に確認することができる。
【0030】
相手先名の入力が全て終了し、「メモリ」キー8Gを操作すると、入力した相手先名が確定され、電話帳の相手先名として登録される。またこの「メモリ」キー8Gの操作を受けて液晶デイスプレイ7にはこれから登録しようとする電話番号の種類を入力する画面が表示される。この画面においては、「シユルイヲセンタクシテクダサイ」という文字を表示することにより、ユーザに対して種類の入力を促すようになされている。また「UP」及び「DOWN」の文字を表示することにより、ジヨグダイアル9を操作することによつて種類の入力を行えることを明示するようになされている。さらにピクト15を表示することにより、電話の種類としてどのようなものが用意されているかを明示するようになされている。因みに、ピクト15の隣にはポインタ16が表示され、現在どの種類が選択されているかを明示するようになされている。
【0031】
この状態でユーザはジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作することにより、これから登録しようとする電話の種類のところにポインタ16を合わせる。そしてポインタ16が合わせ終わつたら、今度はジヨグダイアル9をクリツク操作する。これにより電話の種類が確定され、記憶される。またこのときクリツク操作に応じて画面上から「シユルイヲセンタクシテクダサイ」といつた文字等を消すようになされており、これによりユーザは電話の種類が確定されたことを容易に確認し得るようになされている。
【0032】
その後、暫くすると画面上に「ニユウリヨク」の文字を表示してユーザに対して電話番号の入力を促すようになつている。このとき入力モードは自動的に文字入力モードから数字入力モードに切り換わる。この表示に応じて数字キー8Dを操作し、登録しようとする電話番号を入力すると、その入力操作に合わせて入力された数字が順次画面上に表示される。これによりユーザは電話番号が確実に入力できたか否かを容易に確認することができる。因みに、電子メールのメールアドレスを入力する場合には、その都度入力文字切換キー8Iを操作して入力モードを文字入力に切り換えれば良い。
電話番号の入力が全て終了し、「メモリ」キー8Gを操作すると、電話番号が確定され、電話帳の電話番号として記憶される。この後、別の種類の電話番号を登録するのであれば、再びジヨグダイアル9を操作してポインタ16を登録したいピクト15のところに合わせ、以下同様の操作を繰り返す。
【0033】
登録したい電話番号を全て入力し終え、再び「メモリ」キー8Gを操作すると、今度は登録番号の入力状態に入る。この状態で2桁の所望の番号を入力すれば、その入力した番号が登録番号として登録される。この後、再度「メモリ」キー8Gを操作すると、図8に示すように、検索時に優先的に表示される電話番号を指定する画面に切り換わる。因みに、2桁の番号を入力せずに「メモリ」キー8Gを操作すると、登録番号は空いている番号の中から自動的に割り振られる。
【0034】
この優先指定画面においては、「ユウセンハ」といつた文字を表示することにより優先表示を指定するモードであることをユーザに知らしめる。この表示に応じてジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作すると、ポインタ16が上方又は下方に移動する。このときポインタ16の位置するところのピクト15及び電話番号は点滅する。これによりユーザは現在どれが選択されているかを容易に確認し得る。
【0035】
検索時に優先的に表示したい電話のところにポインタ16を合わせた後、ジヨグダイアル9をクリツク操作すると、その電話が確定され、優先表示の番号として記憶される。このとき画面上に「トウロクシマシタ」といつた文字を表示することにより登録が完了したことを明示する。これによりユーザは登録完了を容易に確認し得る。
【0036】
この後、暫くすると液晶デイスプレイ7の画面は自動的に初期画面に戻るようになつている。
因みに、既に登録されている電話帳に対して新たに別の電話番号を登録する際には、その電話帳を読み出した後、ジヨグダイアル9を操作してポインタ16を所望のピクト15のところに合わせて電話番号を入力すれば、同様にして登録することができる。
【0037】
このようにしてこの携帯電話機1の場合には、1つの相手先に対して複数の電話番号を登録することができるので、相手先が複数の電話番号を有する場合でも従来のように電話帳として別々に登録しなくても良くなる。従つて登録件数の低減を回避して従来に比して使い勝手を向上することができる。
またこの携帯電話機1の場合には、登録時、所望のピクト15の所にポインタ16を合わせて電話の種類を指定し、電話番号を入力するだけで登録動作が行えるので、相手先名をその都度入力しなくても良い分、従来のように別々に登録する場合に比べて登録操作を簡易にすることができる。
【0038】
次にこの携帯電話機1における電話帳の読み出し手順について説明する。まずこの携帯電話機1の場合には、電話帳を読み出すときの操作として大きく分けて3つの操作方法がある。第1の方法としては登録番号をキーワードとして電話帳を読み出す方法であり、第2の方法としては相手先名をキーワードとして電話帳を読み出す方法である。但し、相手先名をキーワードとする場合には、相手先名を全部入力しなくても頭文字を入力するだけ、該当する電話帳を読み出すことができる。例えば「ア」を入力すれば、相手先名の頭に「ア」が付く電話帳を順に読み出すことができる。
【0039】
また第3の方法としては単に読み出し指示を入力するだけで(すなわち「コール」キー8Jを操作するだけ)、キーワードを入力せずに読み出す方法である。この場合、電話帳としては登録番号順又は相手先名を基準にして50音順に読み出される。因みに、登録番号順に読み出すか、又は50音順に読み出すかはユーザ設定によつて決定される。
また電話帳の表示方法としては、1画面に1件分の電話帳を表示する方法と、ピクト15の表示を消すことによつて1画面中に電話帳の相手先名をリスト表示する方法の2つがある。因みに、1件分表示するか、又はリスト表示するかはユーザ設定によつて決定される。
【0040】
ここで図9を用いて、電話番号が複数登録された電話帳を読み出して発呼処理する場合について説明する。但し、この図9においては、キーワードを指定せずに電話帳を読み出したものとして説明する。
まず「コール」キー8Jを操作して電話帳を読み出す。この場合、ユーザ設定により1件分の表示を行うと共に登録番号順に読み出すようになされているので、画面上には登録番号「01」に登録されている電話帳の相手先名だけが表示される。因みに、ユーザ設定によりリスト表示するようになされている場合には、図9の破線で示すように、5件分の相手先名が1画面上にリスト表示される。
【0041】
この状態でジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作することにより希望する相手先名を表示させる。例えば登録番号「01」の相手に対して発呼処理を行いたい場合には、図9に示すように、登録番号「01」の電話帳を表示させる。この状態でジヨグダイアル9をクリツク操作すれば相手先決定の指示を入力し得、それに応じてその電話番号が表示される。その際、登録時に優先指定されている電話番号が始めに表示される。この例では、登録時に携帯電話機の電話番号を優先的に表示するように設定されているので、ポインタ16が丁度携帯電話機のピクト15のところに位置し、その携帯電話機の電話番号が表示される。この優先表示されている携帯電話機に対して発呼処理するのであれば、この状態でジヨグダイアル9をクリツク操作することにより発呼指示を入力し得、当該携帯電話機に発呼処理することができる。
【0042】
これに対して他の電話に発呼処理するのであれば、ジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作することによりポインタ16を希望する電話のところに移動する。このときポインタ16の移動に合わせて画面上には当該ポインタ16が指し示す電話の電話番号が表示される。例えば自宅の電話に掛けるのであれば、図9に示すように、ポインタ16を自宅の電話を示すピクト15のところに移動する。これにより画面上には自宅の電話番号が表示される。この状態でジヨグダイアル9をクリツク操作すれば相手先決定指示と共に発呼指示を入力し得、自宅の電話に発呼処理することができる。
【0043】
このようにして電話帳を読み出して発呼処理する際には、まずはじめに相手先名を表示して相手先を決定させ、次に相手先を決定したら電話の種類を決定させるようにしたことにより、電話番号の検索作業を違和感なく容易に行わせることができる。通常、人間が電話を掛けるときには誰に電話をするかを始めに決め、次にその相手のどの電話にかけるのかを決める。従つて上述のような手順は人間の思考手順に則しており、このため違和感なく容易に検索作業を行うことができる。
【0044】
またこの電話帳機能の場合には、相手先を決定した後、最初に表示する電話番号を指定し得るようにしたことにより(すなわち優先表示の指定を行えるようにしたことにより)、かける頻度の高い電話を優先指定しておけば、電話の種類を選択する操作を省いて速やかに発呼処理することができる。
【0045】
(1−3)動作及び効果
以上の構成において、この携帯電話機1の場合には、1つの相手先に対して複数の電話番号を登録し得るようにしたことにより、相手先が複数の電話番号を持つている場合でも従来のように別々に登録しなくても済み、電話帳として登録し得る登録件数を低減させないようにできる。またこのようにしたことにより、従来のように別々に登録する場合に比して登録作業を簡易にすることができる。なぜなら別々に登録した場合には、その都度相手先名を入力しなければならないが、このように1つの相手先の階層下に複数の電話番号を登録し得れば、相手先名の登録作業は1回で済むからである。
【0046】
またこのように1つの相手先に対して複数の電話番号を登録し得るようにしたことにより、電話帳読み出し時には、同じ相手先が何度も表示されることはないので目的の相手の電話帳を速やかに検索することができ、検索作業も容易に行うことができる。因みに、従来のように別々に登録した場合には、同じ名称の相手先が何度も表示されるので、表示される電話番号や予め入力しておいた但し書きを見て所望の電話帳であるか否か判断しなければならず、検索作業に時間がかかつてしまつたが、この携帯電話機1のような電話帳機能であればこのような問題は生じない。
【0047】
またこの携帯電話機1の場合には、ピクト15を選択することにより電話の種類を指定し得るようにしたことにより、従来のように但し書きを入力する場合に比して登録作業を容易にすることができる。また表示の際にもピクト15を表示するようにしたことにより、表示されている電話番号がいずれの通信機器に接続されるものであるかを容易に明示することができる。また発呼処理のときにも、所望のピクト15のところにポインタ16を移動するだけで所望の電話に容易にかけることができる。
【0048】
かくするにつき以上の構成によれば、相手先名及びその相手先の電話番号を電話帳として記憶する記憶手段(EEPROM13)と、1つの相手先に対して複数の電話番号を登録するように記憶手段の記憶動作を制御する制御手段(CPU10)を設けるようにしたことにより、電話帳の登録作業を容易にできると共に、電話帳の検索作業を容易にでき、使い勝手を従来に比して向上し得る。
【0049】
(2)第2実施例
図2との対応部分に同一符号を付して示す図10において、20は全体として第2実施例による携帯電話機の回路構成を示し、第1実施例に比して新たにトーン信号発生手段としてダイヤラ21が設けられている。
この実施例の場合には、EEPROM13に電話帳として記憶されている電話番号を読み出したとき、所定操作を行うと、その電話番号情報をCPU10からダイヤラ21に供給して当該ダイヤラ21を駆動し得るようになされており、これにより当該ダイヤラ21から電話番号に応じたトーン信号(具体的にはDTMF(Dual Tone Multi-Frequency )によるPBトーン信号)を発生し得るようになされている。またダイヤラ21によつて発生されたトーン信号はスピーカ5に供給されるようになされており、これにより当該トーン信号をスピーカ5から音として送出し得るようになされている。
【0050】
このように電話番号に対応するトーン信号をスピーカ5から送出し得るようにすると、当該スピーカ5をオフフツク状態にある固定電話機(図示せず)のマイクロホンに近づければ、当該マイクロホンを介してトーン信号を公衆回線網の交換機に送ることができ、携帯電話機20によつて固定電話機の発呼処理を行うことができる。すなわち携帯電話機20の電話帳機能によつて読み出した電話番号を使用して固定電話機の発呼処理を行うことができる。従つて携帯電話機の電話帳を使用して相手の電話番号を調べ、固定電話機を使つて電話を掛けるような場合でも、ユーザは携帯電話機20を固定電話機のマイクロホンに近づけるだけ良く、簡易な操作で固定電話機から発呼することができる。またこの場合には、ユーザが携帯電話機20に表示される電話番号を見てダイヤル操作するわけではないので、ダイヤルを押し違えて間違い電話をかけるようなことも防止し得る。
【0051】
ここでこの携帯電話機20の場合には、このようなトーン信号送出モード(以下、ダイヤラモードと呼ぶ)をユーザにより自由に設定し得るようになされている。このモード設定はメニユー項目に用意されており、ジヨグダイアル9を操作することよつて容易に設定し得るようになされている。この点について図11を用いて以下に説明する。
【0052】
まずジヨグダイアル9を1回クリツク操作することによりメニユー項目を読み出す。これにより液晶デイスプレイ7の画面上には各種メニユー項目がリスト表示される。次にジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作することによりメニユー項目をスクロールさせ、ダイヤラモード(F**)を表示させる。カーソル表示がこのダイヤラモードのところにある状態でジヨグダイアル9をクリツク操作すると、ダイヤラモードが確定され、その設定画面に切り換わる。
【0053】
この設定画面においては、現在設定されているモードが表示されるようになつており、これを見ることによりユーザは現在どのモードが設定されているかを容易に確認し得る。設定に関しては「0」を入力すると電話モードが設定され、「1」を入力するとダイヤラモードが設定されるようになつている。従つてダイヤラモードに設定する場合には、ここで数字キー8Dを操作して「1」を入力すればダイヤラモードの設定が完了する。
【0054】
因みに、電話モードに設定した場合には、電話帳を読み出して所望相手の電話番号を表示したとき、ジヨグダイアル9をクリツク操作すると、その電話番号に対して発呼処理するようになつている(すなわちその電話番号を使用して基地局装置に向けて発呼処理を行う)。これに対してダイヤラモードに設定した場合には、電話帳を読み出して所望相手の電話番号を表示したとき、ジヨグダイアル9をクリツク操作すると、発呼処理を行わず(すなわち基地局装置に向けての発呼処理を行わず)、その電話番号に対応したトーン信号をスピーカ5から出力するようになつている。
このようにしてトーン信号をスピーカ5から出力するダイヤラモードは、ジヨグダイアル9を使用したメニユー項目の選択操作によつて容易に設定することができる。
【0055】
次に図12を用いてトーン信号を送出させる際の操作手順について説明する。まず「コール」キー8Jを操作することによつて登録されている電話帳を読み出し、液晶デイスプレイ7に表示させる。次にジヨグダイアル9をアツプ又はダウン操作することによりこれから発呼しようとする相手先の電話帳を探し、それを液晶デイスプレイ7に表示させる。そして相手先の電話帳が表示できたらジヨグダイアル9をクリツク操作して相手先を決定する。次に携帯電話機20のスピーカ5をオフフツク状態にある固定電話機のマイクロホン(すなわち送話口)に近づけ、準備が完了したらジヨグダイアル9を再びクリツク操作する。これによりトーン信号の送信指示が入力され、表示されている電話番号に応じたトーン信号がスピーカ5から出力される。このトーン信号は固定電話機のマイクロホンを介して交換機に送られ、かくして固定電話機の発呼処理が行われる。
このようにして電話帳を読み出してジヨグダイアル9を操作するだけで簡単にトーン信号を送出することができる。
【0056】
以上の構成において、この実施例の携帯電話機20では、電話帳として読み出した電話番号に応じたトーン信号をダイヤラ21によつて発生し得るようにすると共に、当該トーン信号をスピーカ5から送出し得るようにしたことにより、携帯電話機20のスピーカ5を固定電話機のマイクロホンに近づけるだけで当該固定電話機の発呼処理を行うことができる。すなわち携帯電話機20の電話帳を使用して固定電話機の発呼処理を行うことができる。従つて携帯電話機に設けられた電話帳機能を固定電話機の発呼にも利用することができ、電話帳機能の使い勝手を一段と向上することができる。
【0057】
またこのような携帯電話機20があれば、固定電話機の電話帳を使用しなくても良くなるので、仮に登録されている電話番号に変更が生じた場合でも、携帯電話機20に登録されている電話帳の電話番号さえ修正すれば良く、固定電話機の電話帳を修正しなくても良くなる。またこのような携帯電話機20を使用すれば、固定電話機の電話帳やその他の機器の電話帳を使用しなくても良いので、電話番号情報の一元管理も可能となる。
【0058】
以上の構成によれば、供給される電話番号に応じたトーン信号を発生してスピーカ5から出力するトーン信号発生手段(ダイヤラ21)と、電話帳として登録されている電話番号を読み出してトーン信号発生手段に供給することにより当該トーン信号発生手段からトーン信号を発生させる制御手段とを設けるようにしたことにより、携帯電話機20の電話帳を使用して固定電話機の発呼処理を行うことができ、携帯電話機20に設けられた電話帳機能の使い勝手を一段と向上させることができる。
【0059】
(3)他の実施例
なお上述の第1実施例においては、絵文字からなるピクト15を表示することにより電話の種類を表した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図13に示すように、カタカナや英文字、或いは記号を表示して電話の種類を表すようにしても上述の場合と同様の効果を得ることができる。また図13に示すように、電話の種類を表す文字の後に別の文字を入力し得るようにしても良い。例えば「カイシヤ」の後にその会社名を入力し得るようにすれば、いずれの会社に勤務しているかを容易に理解し得、一段と使い勝手が向上する。
【0060】
また上述の第1実施例においては、「メモリ」キー8Gを設け、電話帳登録時には当該「メモリ」キー8Gによつて登録指示を入力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばジヨグダイアル9のクリツク操作等によつて登録指示を入力し得るようにしても良く、要は、電話帳登録時に所定の方法で登録指示を入力し得るようにすれば良い。
【0061】
また上述の第2実施例においては、電話帳を読み出してトーン信号を発生する際の説明として、従来のように別々に登録された電話帳から電話番号を読み出してトーン信号を発生させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1実施例のように1つの相手先に対して複数登録された電話番号を読み出してトーン信号を発生させるようにしても良い。要は、電話帳として登録されている電話番号を読み出し、当該電話番号に対応したトーン信号を発生するようにすれば良い。
【0062】
また上述の実施例においては、携帯電話機1又は20に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれる情報端末機器等に適用しても良く、要は、相手先名及び電話番号を電話帳として記憶する電話帳機能を備えた情報端末装置であれば広く適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、一覧表示された相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字のうち、優先指定されている通信機器の種類と対応する絵文字をポインタによりデフオルト指定し、その絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作によりポインタを移動させ、他の絵文字に対応する通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作させればよいため、発呼先を選択して発呼処理を実行するまでの操作性を格段に向上させることができ、かくして電話番号の選択及び発呼処理までの一連の操作性を簡便化し得る使い勝手の優れた情報端末装置及び電話帳表示発呼方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯電話機の外観を示す略線図である。
【図2】携帯電話機の回路構成を示すブロツク図である。
【図3】ジヨグダイアルの構造説明に供する略線図である。
【図4】ジヨグダイアルの構造説明に供する略線図である。
【図5】ジヨグダイアルの構造説明に供する出力波形図である。
【図6】電話番号の複数登録の説明に供する略線図である。
【図7】電話番号の登録手順の説明に供する略線図である。
【図8】優先表示の登録の説明に供する略線図である。
【図9】電話帳の読み出し手順の説明に供する略線図である。
【図10】第2実施例による携帯電話機の回路構成を示すブロツク図である。
【図11】ダイヤラモードの設定手順の説明に供する略線図である。
【図12】電話帳を使用したトーン信号送出の説明に供する略線図である。
【図13】他の実施例による電話の種類表示の説明に供する略線図である。
【図14】従来の電話帳機能の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1、20……携帯電話機、2……本体、3……アンテナ、4……電源スイツチ、5……スピーカ、6……マイクロホン、7……液晶デイスプレイ、8……操作キー、9……ジヨグダイアル、10……CPU、11……送受信回路部、12……RAM、13……EEPROM、14……ROM、15……ピクト、16……ポインタ、21……ダイヤラ。

Claims (4)

  1. 相手先名及び当該相手先の電話番号を電話帳として記憶手段に記憶し、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示手段に表示する情報端末装置において、
    電話帳登録時、1つの相手先名に対して複数の電話番号、当該複数の電話番号によつて接続される通信機器の種類を表す複数の絵文字、登録時に優先指定されている上記通信機器の種類を記憶する電話帳記憶手段と、
    上記読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示する際、上記記憶手段から上記相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字を上記表示手段に一覧表示すると共に、当該複数の絵文字を指定するためのポインタを上記優先指定されている上記通信機器の種類と対応する絵文字に合わせて付随表示し、
    当該ポインタにより指定された上記絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作し、他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作により上記ポインタを移動させ、上記他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作することにより発呼指示が行われたことを認識すると当該他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して上記発呼処理を行う制御手段と
    具えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 上記制御手段は、複数の絵文字を上記表示手段に一覧表示する際、上記ポインタにより指定された上記絵文字に対応する上記通信機器の電話番号のみを表示し、上記ポインタにより指定されていない上記他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号については表示しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 相手先名及び当該相手先の電話番号を電話帳として記憶手段に記憶し、読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示手段に表示し、発呼処理を行う電話帳表示発呼方法において、
    電話帳登録時、1つの相手先名に対して複数の電話番号、当該複数の電話番号によつて接続される通信機器の種類を表す複数の絵文字、登録時に優先指定されている上記通信機器の種類を記憶する電話帳記憶ステツプと、
    上記読出指示に応じて該当する電話帳を読み出して表示する際、上記記憶手段から上記相手先名に対応付けて登録されている複数の絵文字を上記表示手段に一覧表示すると共に、当該複数の絵文字を指定するためのポインタを上記優先指定されている上記通信機器の種類と対応する絵文字に合わせて付随表示する表示ステツプと、
    当該ポインタにより指定された上記絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはそのままジヨグダイヤルをクリツク操作し、他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して発呼する場合にはジヨグダイヤルのアツプ操作又はダウン操作により上記ポインタを移動させ、上記他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対してジヨグダイヤルをクリツク操作することにより発呼指示が行われたことを認識すると当該他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号に対して上記発呼処理を行う発呼ステツプと
    具えることを特徴とする電話帳表示発呼方法
  4. 上記表示ステツプでは、複数の絵文字を上記表示手段に一覧表示する際、上記ポインタにより指定された上記絵文字に対応する上記通信機器の電話番号のみを表示し、上記ポインタにより指定されていない上記他の絵文字に対応する上記通信機器の電話番号については表示しない
    ことを特徴とする請求項3に記載の電話帳表示発呼方法。
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