JP3013987B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3013987B2
JP3013987B2 JP34561597A JP34561597A JP3013987B2 JP 3013987 B2 JP3013987 B2 JP 3013987B2 JP 34561597 A JP34561597 A JP 34561597A JP 34561597 A JP34561597 A JP 34561597A JP 3013987 B2 JP3013987 B2 JP 3013987B2
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卓志 國弘
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図29) 作用 実施例 (1)全体構成 (1−1)装置本体(図1〜図5) (1−2)操作キー(図6〜図12) (2)発呼/編集(図13) (2−1)発呼 (2−1−1)電話帳リスト画面からの発呼(図13〜
図18) (2−1−2)リダイヤルリスト画面からの発呼(図1
3及び図14) (2−1−3)電話番号の入力による発呼(図13及び
図14) (2−1−4)短縮ダイヤルによる発呼(図13及び図
14) (2−1−5)登録/編集(図19〜図21) (3)メニユー画面 (3−1)項目内容(図22〜図26) (3−2)スクロール機能(図27及び図28) (4)実施例における作用効果 (5)他の実施例(図29) 発明の効果
【0003】
【産業上の利用分野】本発明は通信端末装置に関し、例
えば携帯電話装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】今日、世界各国において携帯電話システ
ムが実用化され運用されている。そしてこれらシステム
を用いた多様なサービスを実現するため通信端末装置の
多機能化が急速に進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで新たに付加し
た機能ごとに新たな操作キーを付加したのでは装置本体
に配置される操作キーの数が増大するため装置の小型化
が難しく、操作性もかえつて悪くなるおそれがある。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、少ない操作子でありながら操作性に優れた通信端末
装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、本体ケースと、本体ケースに配置
され、当該本体ケースの外面に沿つた方向に回動される
と共に当該回動軸と直交する方向に押込み動作される操
作子と、操作子の回動動作を検出して回動方向を含む第
1の検出出力を出力すると共に、操作子の押込み動作を
検出して第2の検出出力を出力する操作検出手段と、複
数の項目を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積された
複数の項目のうちの複数の項目及びカーソルを表示する
表示手段と、操作検出手段の第1の検出出力に応じて表
示手段に表示された複数の項目のうちの1つにカーソル
の位置を対応させて表示し、操作検出手段の第2の検出
出力に応じてカーソルの位置に対応する項目に関する情
報を表示し、さらにカーソルの位置に対応する項目に関
する情報を表示しているときに操作子が回動動作される
と、操作検出手段の第1の検出出力に応じて表示手段の
表示を複数の項目が表示された状態に戻す制御手段とを
設けるようにする。
【0008】
【作用】操作子の回動動作に応じてカーソルの位置を移
動し、当該操作子の押込み動作に応じてカーソルが位置
する項目に関する情報を表示し、さらに項目に関する情
報を表示しているときに操作子が回動動作されると、複
数の項目が表示された状態に戻るようにしたことによ
り、一旦項目を選択してその項目の情報を確認した後に
他の項目に関する情報を確認したいとき、操作子を回動
動作することにより複数の項目が表示される状態に戻る
ことから、そこから容易に他の項目を選択してその項目
の情報を確認することができる。
【0009】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0010】(1)全体構成 (1−1)装置本体 まず図1及び図2を用いて携帯電話装置1の全体構成及
び回路構成を説明する。この携帯電話装置1は装置本体
2とその側面に回動(開閉)自在に取り付けられたアー
ムマイク3とで構成されている。従つて使用時以外はア
ームマイク3を閉じることにより携帯電話装置1の大き
さを一段と小型化できるようになされている。
【0011】このアームマイク3には開閉動作に連動し
てオンフツク又はオフフツクを制御する機能の他、閉状
態のとき特定キー以外の操作を無効とする機能(以下、
キーロツク機能という)が設けられている。因にこのキ
ーロツク状態はアームマイク3を開くことで解除できる
ようになされている。これにより誤動作による誤発信や
誤着信を防ぐことができるようになされている。
【0012】一方、装置本体2には各種の操作キー及び
処理回路が設けられている。ここで装置本体2の表面に
はアームマイク3と対をなすスピーカ4の他、液晶デイ
スプレイ5及び各種の機能が割り当てられた複数の操作
キー6が設けられ、その内部にはこれらを入出力装置と
する中央処理ユニツト(CPU)7が内蔵されている。
【0013】CPU7は液晶デイスプレイドライバ5A
を介して液晶デイスプレイ5を制御し、操作キー6から
入力された指示に応じた情報を適切な大きさのフオント
で表示するようになされている。
【0014】ここでCPU7はROM8に記憶されてい
るプログラムに基づいて動作し、必要あればRAM9に
読み込まれたデータを読み出して各種処理を実行する。
またCPU7は送受信回路部10を制御し、これに接続
されたアンテナ11を介して他の通信端末との間で情報
を送受するようになされている。因にCPU7にはカー
ドソケツト13が接続されており、これに挿入された加
入者IDカード12(実施例の場合、SIM(Subscrib
er Identity Module)カード12)から加入者に関する
一切の管理情報を読み出して制御に用いるようになされ
ている。
【0015】因にこの実施例で用いられる液晶デイスプ
レイ5の表示面には縦横に32ドツト×97ドツトの画
素がマトリクス状に配列されており、これらに2種類の
フオントで情報を表示できるようになされている。1つ
は図3に示すように1文字を縦7ドツト×横5ドツトで
表示する小フオントであり、1つは図4に示すように1
文字を縦15ドツト×横8ドツトで表示する大フオント
である。従つて小フオントを用いれば縦4文字、横16
文字の文字を表示することができ、大フオントを用いれ
ば縦2文字、横10文字の文字を表示することができる
ようになされている。
【0016】ここで大フオントは原則としてユーザが入
力する文字を表示するのに用いられ、小フオントは装置
側のメツセージ等を表示するのに用いられるようになさ
れている。ただしユーザが入力する文字数が所定の文字
数(例えば20文字)を越える場合にはフオントサイズ
は大フオントから小フオントに切り換えられるようにな
されている。
【0017】表示例を図5に示す。まず入力文字数が1
0文字以下の間は上段に表示されている小フオントのメ
ツセージ「input dial No 」の下段にユーザが入力した
文字が大フオントで次々に表示される。そして入力文字
数が10文字を越えると、それまでメツセージが表示さ
れていた上段にメツセージに代えて最初の10文字が大
フオントで表示され、下段に11文字以降の文字が大フ
オントで表示される。やがて入力文字数が20文字に達
し、これを越えると、全ての入力文字が小フオントで表
示される。
【0018】このようにフオントの切換機能が設けられ
ていることにより入力文字数が少ない間は大きな文字で
入力内容を確認しながら入力でき、誤入力を減らすこと
ができるようになされている。また文字数が多い場合に
も同一項目についての入力情報を1画面上で確認できる
ことにより入力内容の把握が容易になるようになされて
いる。
【0019】(1−2)操作キー 続いて装置本体2に設けられている操作キー6について
説明する。この実施例の場合、操作キー6は次の10個
のキーでなる。電源キー6A、「0」〜「9」の数字キ
ー6B、「#」キー6C、「*」キー6D、センドキー
6E、エンドキー6F、メニユーキー6G、クリアキー
6H、録音キー6I及びジヨグダイヤル6Jの10個で
ある。このうち8個の操作キー6A〜6Hは装置本体2
の前面に配置されており、残る2個の操作キー6I及び
6Jは装置本体2の側面に配置されている。
【0020】各操作キーに割り当てられている主な機能
は次の通りである。電源キー6Aは装置本体2の内部回
路に電源を投入するのに用いられるキーであり、1度目
の押下操作で電源が投入され、2度目の押下操作で電源
の供給を切るようになされている。ただし電源キー6A
によつて電源が投入された後も30秒間に亘つてユーザ
から加入者識別番号(いわゆるパーソナルアイデンテテ
イ番号(PIN:Personal ID number))が入力されな
かつた場合には、CPU7がこれを検知して自動的に電
源を切るようになされている。これにより誤動作によつ
て電源が入つたままの状態にならないようになされてい
る。
【0021】次に10個の数字キー6Bについて説明す
る。これら10個の数字キー6Bは数字の入力や選択の
他、アルフアベツトの入力に用いられる。この実施例の
場合、「0」及び「1」キーを除く8つの数字キー
「2」〜「9」に複数のアルフアベツトがそれぞれ割り
当てられており、これらによつてアルフアベツトを入力
できるようになされている。例えば「2」には「a」〜
「c」、「3」には「d」〜「f」が割り当てられ、他
のキーにも同様にアルフアベツトが割り当てられてい
る。
【0022】アルフアベツトを入力する際には同じキー
を1回押すことにより1番目の文字を入力でき、2回押
すことにより2番目の文字を入力でき、3回押すことに
より3番目の文字を順送りに入力できるようになされて
いる。またこの数字キー6Bは表示項目の選択に用いる
ことができる他、電話帳リスト表示画面で所定時間(1
秒間)押し続けることにより数字に対応する相手先への
発呼開始を指示できる(いわゆる短縮ダイヤル機能を実
現できる)ようになされている。
【0023】センドキー6Eは電話帳リスト表示画面で
選択された相手先への発呼開始を指示するのに用いられ
る他、過去のダイヤル履歴を呼び出すのに用いられる。
【0024】エンドキー6Fは通話の終了を指示するの
に用いられる。因に通話の終了はアームマイク3を閉じ
ることによつても指示できる。
【0025】メニユーキー6Gは液晶デイスプレイ5に
表示される画面を初期画面とメニユー画面との間で切り
換えるのに用いられるキーである。例えば図6(A)に
示す画面を初期画面とすると、初期画面でメニユーキー
6Gが押されると、図6(B)に示すようなメニユー画
面の1画面に表示を切り換えることができ、さらに後述
するスクロール機能により1画面づつページをめくるよ
うに例えば図6(C)に示すような画面に切り換えるこ
とができる。これに対してメニユー画面が表示されてい
る状態でこのメニユーキー6Gを押せば、どの画面にあ
つても直ちに初期画面に戻れるようになされている。因
にクリアキー6Hを用いれば、図7に示すように1画面
づつページをめくるように前画面に戻ることができる。
【0026】またメニユーキー6Gにはキーロツク状態
を解除できる唯一の操作キーとしての機能が割り当てら
れている。すなわち図8に示すようにアームマイク3を
閉じた状態であつてもメニユーキー6Gを押せばキーロ
ツク状態を脱してキーアクテイブ状態に移行することが
できるようになされている。
【0027】これに対してアームマイク3が閉じられて
おり、かつメニユー画面が表示されている状態でメニユ
ーキー6Gが押された場合にはキーロツク状態に戻すこ
とができるようになされている。
【0028】因にメニユー画面で30秒間に亘つてユー
ザからなんら操作がなかつた場合には、CPU7がこれ
を検知した後に自動的にメニユー画面を閉じて初期画面
に戻るような機能が設けられている。このときアームマ
イク3が閉じている場合にはこの状態からキーロツク状
態に戻るようになされている。これにより誤動作を防止
できる。
【0029】録音キー6Iは通話中の会話の録音とその
再生を制御するのに用いられるキーであり、装置本体2
を保持した手でそのまま操作できるように、装置本体2
の上面のうちアームマイク3と反対側に取り付けられて
いる。
【0030】最後に10個の操作キーのうち中心的な機
能を有するジヨグダイヤル6Jについて説明する。ジヨ
グダイヤル6Jは装置本体2の側面のうちアームマイク
3の反対側上部であつてスピーカ4の近傍位置に設けら
れており、録音キー6Iと同様に保持した手でそのまま
操作できるようになされている。このように中心的な機
能を有するジヨグダイヤル6Jを本体2の側面かつスピ
ーカ4の近傍位置に設けることにより、この携帯電話装
置1では優れた操作性を実現している。
【0031】このジヨグダイヤル6Jは円周方向及び半
径方向についてそれぞれ独立に操作できるようになされ
ているもので、図9に示すように、回転軸Oを中心とす
る円周方向(矢印A及びB)に回動する円板状のロータ
リーエンコーダ6JXと、半径方向(矢印C及びD)に
当該ロータリーエンコーダ6JXと共にスライドし得る
スライド板(図示せず)及びスライドスイツチSWとに
よつて構成されている。ここでスライド板及びスライド
スイツチSWはC方向に付勢されている。
【0032】回転軸Oはスライド板に対して固定されて
おり、ジヨグダイヤル6Jのロータリーエンコーダ6J
Xが矢印Dの方向に押された場合にはロータリーエンコ
ーダ6JXがスライド板と一体にスライドされてスイツ
チSWを押し下げ、オン状態に制御できるようになされ
ている。CPU7はこのスイツチSWのオンオフ状態を
検出することによつてジヨグダイヤル6Jがクリツクさ
れたか否かを判別している。
【0033】スライド板と一体にスライドされるロータ
リーエンコーダ6JXは図10に示すように2枚の円板
6J1及び6J2によつて構成されている。このうち円
板6J1は円板6J2の上面に積層された可動部材であ
り、スライド板に固定された円板6J2に対して相対的
に回動し得るように取り付けられている。ここで可動側
の円板6J1には接地に接続された1組の対向電極6J
21が設けられている。この対向電極6J21は組み立
てたとき、円板6J2の円周に沿つて設けられた20組
の対向電極6J22と摺接し得るようになされている。
因に固定側の円板6J2に設けられた対向電極6J22
は内周側と外周側とで位置がわずかづつ円周方向にずれ
て形成されている。
【0034】従つてジヨグダイヤル6JをAの方向に回
すと対向電極から出力される電位は図11(A)に示す
ように内周側の電位が先に接地電位に立ち下がるのに対
し、Bの方向に回すと図11(B)に示すように外周側
の電位が先に接地電位に立ち下がり、内周側の電位と外
周側の電位のいずれが先に立ち下がるかを検出すること
によりジヨグダイヤル6Jの回動方向を検出することが
できるようになされている。またジヨグダイヤル6Jの
回転量は外周側の電極から出力されるパルスの数をカウ
ントすることにより検出することができる。
【0035】続いてジヨグダイヤル6Jを用いた代表的
な操作例を説明する。まず液晶デイスプレイ5上にリス
ト画面が表示されている場合、ジヨグダイヤル6Jを円
周方向上方又は下方に操作(以下、アツプ操作又はダウ
ン操作という)することにより液晶デイスプレイ5上に
表示されるカーソルKを上下方向に移動でき、表示項目
のうちの1つを選択できるようになされている。因にこ
の状態でジヨグダイヤル6Jを半径方向に押せば(以
下、クリツクという)、カーソルKの位置する項目に関
する詳細情報の読み出しをCPU7に指示できるように
なされている。
【0036】また電話帳リストが表示されている場合、
ジヨグダイヤル6Jを所定時間の間押し続けることによ
つて発呼開始を指示できる。因に通話中にジヨグダイヤ
ル6Jを円周方向へ回動操作することによつてボリユー
ム(受話音量)の大きさを調整することができるように
なされている。また通話中にジヨグダイヤル6Jをクリ
ツクすることによつてミユートできるようになされてい
る。
【0037】ジヨグダイヤル6Jの発呼時における代表
的な使用例をフローチヤートにまとめると図12に示す
ようになる。
【0038】すなわち電話帳やリダイヤル画面等のリス
ト画面が表示されている状態でジヨグダイヤル6Jをク
リツクすることによつて選択した項目の詳細情報を画面
上に表示でき、この状態でジヨグダイヤル6Jを所定時
間クリツクし続けると、カーソル位置に表示された相手
先に自動的に発呼を開始することができるようになされ
ている。これに対してジヨグダイヤル6Jを回動操作し
てカーソルKをアツプ操作又はダウン操作すれば元のリ
スト画面に戻ることができるようになされている。
【0039】このようにして回動操作やクリツク操作に
よつて各種指示を入力し得るジヨグダイヤル6Jを設け
たことにより、少ない操作キーでありながら多くの機能
を実行することができる操作性に優れた携帯電話装置1
を実現できる。
【0040】(2)発呼/編集 (2−1)発呼 この項では携帯電話装置1に用意されている様々な発信
方法を説明する。この携帯電話装置1には図13及び図
14に示すように5通りの発信方法が用意されている。
これらは電話帳リストを用いた発信方法、リダイヤル機
能を用いた発信方法、電話番号を直接入力する発信方
法、短縮ダイヤル機能を用いた発信方法に分類すること
ができる。まず電話帳リスト画面からの発信方法につい
て説明する。
【0041】(2−1−1)電話帳リスト画面からの発
呼 アームマイク3を開いた状態、又は外部マイクが装置本
体2に接続された状態、又はハンズフリーキツトが装置
本体2に接続された状態のいづれかの状態でジヨグダイ
ヤル6Jをクリツクすると、液晶デイスプレイ5上の表
示は図15(A)の初期画面から図15(B)に示す電
話帳リスト画面に切り換わる。
【0042】ここで電話帳リストは、図16に示すよう
に、「1」から「9」のアドレス番号と当該アドレス番
号に登録された使用頻度の高い相手先とが組として表示
される使用頻度別表示欄(図16(A)参照)と、登録
されている相手先を全て降順(例えばABC……順)に
表示する降順表示欄(すでに「1」から「9」のアドレ
ス番号に登録されているものを含む、図16(B)参
照)とでなる。
【0043】さて電話帳リストに切り換わつた直後にお
けるカーソルKの位置は液晶デイスプレイ5に表示され
る表示項目の1番上、すなわちアドレス番号「1」に位
置している。この状態でジヨグダイヤル6Jを下向きに
回転させればカーソルKを「2」、「3」……と順に移
動させることができ、その反対に上向きに回転させれば
降順表示欄の一番下から逆向き、すなわちZYX……の
順にカーソルKを移動させることができる。
【0044】因にカーソルKの移動による相手先の選択
方法にはジヨグダイヤル6Jによる操作の他、アドレス
番号の入力による選択方法やアルフアベツトの入力によ
る選択方法がある。例えば相手先の電話番号がすでに
「1」〜「9」キーのいずれかのアドレス番号に登録さ
れており、かつそのアドレス番号が分かつている場合に
はその番号のキーを押せばカーソルKを一足飛びに移動
させることができる。図17がその一例である。
【0045】またリスト画面がアルフアベツト順の表示
画面の場合には、「1」〜「9」の数字キーによつて対
応するアルフアベツトへカーソルKを移動させることが
できる。例えば「2」を押せば「a」にカーソルKを移
動させることができ、また「3」を押せば「d」にカー
ソルKを移動させることができる。因に「d」から始ま
る名前がない場合には「e」から始まる名前にカーソル
Kを移動させて表示し、さらに「e」から始まる名前が
ない場合にはそれ以降に存在する名前であつて最も近い
名前にカーソルKを移動させて表示させるようになされ
ている。
【0046】ここでは図15(C)に示すように、アド
レス番号「5」に登録されている「Jack」の位置に
カーソルKを移動させたものとして、続く発呼手順を説
明する。この状態からの発呼手順には複数の方法があ
る。ここではジヨグダイヤル6Jを用いる方法を説明す
る。
【0047】この状態でジヨグダイヤル6Jをクリツク
すると、表示画面は図15(D)に示すように詳細情報
表示欄に切り換わる。そしてこの状態でジヨグダイヤル
6Jを1秒間クリツクし続けると、発呼が開始される。
なお、発呼が開始されると、液晶デイスプレイ面は図1
5(E)に示すように点滅する。
【0048】因に図15(D)のように詳細情報が表示
された状態で発呼先を変更したい場合にはジヨグダイヤ
ル6Jを上方向又は下方向に回転操作すれば良い。例え
ば図18(B)の表示画面でジヨグダイヤル6Jを上側
に回転操作すると、表示画面は詳細情報の画面から1つ
上の階層に属するリスト画面に戻すことができる。ただ
しカーソルKの位置は詳細情報が表示されていた相手先
に対して1項目上の項目に移動する。すなわち図18
(C)に示すように、カーソルKはアドレス番号「5」
の「Ellis」に代えてアドレス番号「4」の「Jo
hn」の部分に移動する。
【0049】因に図15(D)のように詳細情報が表示
された状態のまま所定時間(30秒)に亘つてなんらの
操作がない場合には、発呼されないものとして電話帳リ
ストを閉じて図15(A)に示す初期画面に戻る機能も
設けられている。これにより詳細表示画面のまま携帯電
話装置1を鞄等に入れて持ち運ぶような場合にたまたま
発呼を開始し得るキーが押下されることがあつても誤発
信しないようになされている。因にこの機能はリスト画
面が表示されている場合にも同様に機能する。なお電話
帳リスト画面からの発呼を開始する方法にはこれらの
他、図15(D)に示す表示画面においてセンドキー6
Eを押す発呼方法もある。これらは相手先の詳細情報を
表示させた後に発呼を開始する方法であるが、この携帯
電話装置1にはリスト画面から直接発呼を開始する機能
も設けられている。例えば図15(C)に示す表示画面
の状態でセンドキー6Eを押せばカーソルKの位置する
通信先に直ちに発呼を開始することができる。同様に通
信先に対応する数字キーを1秒間押し続けることによつ
ても直ちに発呼を開始させることができる。
【0050】(2−1−2)リダイヤルリスト画面から
の発呼 続いて図13(G)〜図14(J)にリダイヤルリスト
画面からの発信操作を説明する。このリダイヤルリスト
画面は初期画面の状態でセンドキー6Eを押すと開くこ
とができる。すなわち図13(A)の画面でセンドキー
6Eを押すと、過去の発呼先である相手先名(電話帳リ
ストから発呼した場合)や電話番号(電話番号を直接手
入力した場合)が図13(G)に示すように表示され
る。この状態から発呼先を選択する操作や発呼するとき
の操作は電話帳リストから発呼する場合と同様である。
【0051】因に図13(G)のリストが表示された状
態のまま所定時間(30秒)に亘つてなんらの操作がな
い場合には、発呼しないものとして電話帳リストを閉じ
て図13(A)に示す初期画面に戻る機能も設けられて
いる。これにより詳細表示画面のまま携帯電話装置1を
鞄等に入れて持ち運ぶような場合にたまたま発呼を開始
し得るキー入力があつた場合にも誤発信されないように
なされている。
【0052】またこの携帯電話装置1には通信先に対し
て前回どれくらいの間通話したかの情報や今回の通話時
間を表示する機能が設けられている。例えば図13
(H)に示すように前回の通話時間を「4:25」として表
示し、また図14(J)に示すように今回の通話時間を
「0:00:55 」として表示している。
【0053】(2−1−3)電話番号の入力による発呼 この場合には図13(A)の初期画面の段階で相手先の
電話番号をそのまま入力すれば良い。すると表示画面は
図13(A)の状態から図13(K)の状態に移り、ユ
ーザが入力した電話番号が大フオントで表示されること
になる。この番号で良ければ、センドキー6Eの押下操
作によつて図14(L)の画面のように画面の点滅が開
始し始め、相手先への発呼が開始される。
【0054】(2−1−4)短縮ダイヤルによる発呼 この発信方法には2種類の発信方法が用意されている。
一方は数字キー6Bを所定時間の間押し続けることによ
る発信方法であり、他方は数字キー6Bと「#」キー6
Cを用いる発信方法である。
【0055】まず数字キー6Bだけを用いる場合(図1
4(O)〜図14(P))について説明する。ユーザは
表示画面が図13(A)の状態で発信しようとする相手
先のアドレス番号に対応する数字キー6Bを例えば1秒
間押し続ける。このようにすると液晶デイスプレイ5に
表示される画面は直ちに詳細表示画面に切り換わつてそ
のまま発呼が開始される。
【0056】次に数字キー6Bと「#」キー6Cを用い
る場合(図13(Q)〜図14(S))について説明す
る。ユーザは図13(A)に示す表示画面で発信しよう
とする相手先のアドレス番号に対応する数字キー6Bを
押した後、「#」キー6Cを押すことにより詳細表示画
面に画面を切り換える。そしてこの状態でセンドキー6
Eを押すことによつて発呼を開始するようになされてい
る。
【0057】(2−1−5)登録/編集 次にこれら電話帳リストに電話番号等を登録する方法及
び編集方法を説明する。まずメニユーキー6Gを押して
メニユー画面を開き、この画面上で「Telbookedit」を
選択することにより電話番号等を登録できる状態にす
る。ここからの登録方法には2通りある。まず1つ目は
「新規登録」の項を指定して新たな電話番号を入力する
方法である。ユーザは新たに発信先を登録したい場合、
ジヨグダイヤル6Jを操作してカーソルKを「新規登
録」の項に移動させ、その状態でジヨグダイヤル6Jを
クリツクする(図19(B))。
【0058】すると表示画面は図19(C)に切り換わ
り、名前の入力を促す文字が表示される。この状態でユ
ーザが数字キー6Bを操作すると入力された文字が大フ
オントのアルフアベツトで表示される。ここで入力した
文字を登録して良ければユーザはジヨグダイヤル6Jを
クリツクし、続く電話番号の登録画面に移る。そして入
力した電話番号を登録して良ければ再度ジヨグダイヤル
6Jをクリツクすれば良い。すると新たに入力された名
前等が図19(D)に示すように電話帳リストの空きエ
リアに登録される。
【0059】もう1つの方法は未登録のアドレス番号を
選択して名前を登録する方法である。この場合、図20
(A)及び(B)に示すように、カーソルKを未登録ア
ドレス番号に移動させる。この例の場合は「7」であ
る。
【0060】この状態でジヨグダイヤル6Jをクリツク
すると、液晶デイスプレイ5上には名前の入力を促す文
字が表示される。
【0061】この後は、先に説明した登録手順と同様に
対応する数字キー6Bを操作することによつて相手先名
を入力し、正しければジヨグダイヤル6Jをクリツクし
て登録する。続いて図20(D)のように画面上に表示
される指示に従い電話番号を入力し、同じくジヨグダイ
ヤル6Jをクリツクすると、入力された電話番号を登録
することができる。これらが電話帳リストの登録手順で
ある。
【0062】一方、編集時には図21(A)及び(B)
に示すように編集しようとする名前の上にカーソルKを
移動させてジヨグダイヤル6Jをクリツクすれば良い。
このように既に登録済みの項目が選択されたときには編
集モードに入るようになされている。編集モードに入る
と画面上には編集しようとする相手先名と編集内容(変
更(edit)、削除(delete)、入換(swap))が表示さ
れる。ユーザはここでジヨグダイヤル6Jを操作するこ
とにより編集内容を選択する。
【0063】例えば「削除」が選択された場合、表示画
面は図21(D)のように登録内容を消去して良いか否
かを再度確認する画面となる。このとき「Yes 」が選択
されると消去動作が実行される。
【0064】これに対して「入換」が選択された場合、
表示画面は図21(F)に切り換わり、どのアドレス番
号の登録内容と入れ換えるかの入力を促す表示画面とな
る。ここで入れ換えるアドレス番号が入力されてジヨグ
ダイヤル6Jがクリツクされると、入換動作が実行さ
れ、入換後の登録内容が図21(G)のように表示され
る。この例は「8」と「6」とを入れ換える場合であ
る。
【0065】また「変更」が選択された場合、相手先名
及び電話番号のいずれについても変更できるよう各項目
についての変更を受け付ける画面が図21(H)及び
(I)に示すように順次表示される。この状態でジヨグ
ダイヤル6Jをクリツクして変更内容を確定すると、表
示画面は図21(J)に切り換わる。
【0066】(3)メニユー画面 (3−1)項目内容 最後にメニユーキー6Gが押下されたときに表示される
メニユー画面について説明する。メニユー画面は階層的
に構成されており、ジヨグダイヤル6Jのクリツク操作
によつて下位階層の画面(サブメニユー画面)に降りる
ことができるようになされている。ここで図22は携帯
電話装置1に用意されている最上位階層のメニユー画面
W1〜W10を示し、図23〜図26はその下位階層に
属するサブメニユー画面を示している。
【0067】まず第1のメニユー画面W1は「電話帳
(Telbook )」の編集用および「モード(mode)」の設
定用である。「電話帳」の項を選択することによつて新
たな電話番号等を登録したり登録内容を編集できるよう
になされている。一方、「モード」の項を選択すると図
23(A)に示すメニユー画面に表示が切り換わり、使
用環境に適した設定条件を選択できるようになされてい
る。この例の場合、選択できる使用環境は「ノーマルモ
ード」、「ポケツトモード」、「サイレントモード」、
「ドライビングモード」の4つである。
【0068】例えばポケツトモードを選択すると、呼出
音を最大にでき(リンガオン)、かつキーロツク機能を
能動状態にすることができる。これにより呼出音が聞こ
え難い状況下で使用する場合にも呼出音を確実に聞き取
ることができ、また操作と無関係なキー入力を受け付け
ないようにすることができる。
【0069】またサイレントモードを選択すると、呼出
音を聞こえないようにでき(リンガオフ)、その代わり
に液晶デイスプレイ5を点滅させて着呼を知らせるよう
にできる。これにより電車等に乗つている場合にも周囲
の人に迷惑をかけずに着呼を知ることができる。またこ
のモード時には無応答時に回線を自動的に切る機能が設
定される。
【0070】またドライビングモードを選択すると、着
呼時に自動的に通話を開始することができる。
【0071】第2のメニユー画面W2は「シヨートメツ
セージ機能(SMS)」の設定用である。このメニユー
画面には「消去(Delete)」、「送信(Make Send
)」、「読込(Read)」の3つの項が表示される。こ
こで「送信」を選択すれば、さらに下位のメニユー画面
において、送信する文章を新規に作成するか、パターン
文章を使用するか、以前送信した文章でストアしている
ものを利用するか、又は以前受信した文章でストアして
いるものを利用するかを選択することができる。
【0072】これに対して「読込」を選択すれば、同様
に下位のメニユー画面において、読み込んだ内容をスト
アするか、消去するか、電話でリプライするか、シヨー
トメツセージをリプライするか選択できる。
【0073】第3のメニユー画面W3は「時間機能(Ti
me)」の設定用である。このメニユー画面によつて「設
定(set )」、「アラーム(alarm )」、「スリープ
(sleep )」、「ウエイクアツプ(wake up )」をおの
おの選択することによつて現在時刻の設定やアラームを
鳴らす時間及びオン/オフの設定等をそれぞれ設定でき
るようになされている。
【0074】第4のメニユー画面W4は「パブリツク・
ランデイツト・モービル・ネツトワーク(PLMN)機
能」の設定用である。このメニユー画面では「選択モー
ド(Sel mode)」と「サーチ(Search)」の項が表示さ
れる。前者はネツトワークをマニユアル設定とするか自
動設定とするかの選択に用いられ、また後者は現在使用
できるネツトワークを自動検索して表示する機能であ
る。
【0075】第5のメニユー画面W5は「パーソナルI
Dナンバー(PIN)機能」の設定用である。このメニ
ユー画面では「コントロール(control )」と「チエン
ジ(change)」の項が表示される。前者によつてIDナ
ンバーの入力を使用時の必須条件とするか否かを設定で
きる。これにより特定の人しか使用できないようにする
か否かを設定できる。また後者によつてIDナンバーを
変更できるようになされている。
【0076】第6のメニユー画面W6は「転送(Forwar
d)機能」の設定用である。このメニユー画面では「照
会(Intrro)」、「解除(Erase)」、「設定(Regis
t)」の項が表示される。最初の項の「照会」は転送サ
ービスをネツトワーク側に問い合わせる機能であり、
「解除」と「設定」はそれぞれ転送先等の解除と設定に
用いられる。
【0077】第7のメニユー画面W7は「発信(BarOu
t)機能」の設定用である。このメニユー画面では「自
PLMN外の国際呼の制限(BOIC-exHC:Barring of Out
goingInternational Calls except those directed to
the HPLMN Coutry )」、「国際呼の制限(BOIC:Barrin
g of Outgoing International Calls)」、「発信制限
(BAOC:Barring of All Outgoing Calls)」の項が表示
される。各項目の選択により発信機能が設定される。
【0078】第8のメニユー画面W8は「着信(BarCom
e )機能」の設定用である。このメニユー画面では「自
PLMN外でローミング時の着信制限」、「着信制限
(BAIC)」の項が表示される。やはり各項目の選択
により着信機能を設定できる。
【0079】第9のメニユー画面W9は「課金(Charg
e)情報」の設定用である。このメニユー画面では「リ
セツト(Reset )」と「チエツク(Check )」の項が表
示される。例えば前者は課金情報のリセツト用であり、
また後者は総料金を表示する機能である。
【0080】第10のメニユー画面W10は「設定用リ
スト(Setting List)」画面であり、図24に示す各種
項目について設定できるようになされている。因にこの
メニユー画面の次の画面を指示すると、第1のメニユー
画面W1に戻るようになされている。
【0081】この設定用リストの下位には5個のサブメ
ニユー画面が用意されているため順に説明する。まず第
1のサブメニユー画面SW1には「Call ID PRESENT
」、「Language select 」、「ANY KEY ANSWER」、「1
Min BEEP」の4つの項目が表示される。ここで「Call
ID PRESENT 」は相手先に自己の電話番号を伝送する機
能の設定用であり、また「ANY KEY ANSWER」は着信時に
どのキーを押しても通話できる機能の設定用である。さ
らに「1 Min BEEP」は通話1分ごとにビープ音を出して
時間の経過を知らせる機能の設定用である。
【0082】第2のサブメニユー画面SW2には「呼出
音選択(Ringer Select )」、「低信号レベル警告(Lo
wSignal Warn)機能」、「低バツテリー警告(LowBatte
ry Warn )機能」、「呼出音量(Ringer Volume )機
能」の4つが表示される。ここで「呼出音選択」は図2
5に示すように3つの呼出音の中から1つの呼出音を選
択する機能であり、また「呼出音量機能」は図26に示
すように3段階の音量の中から適切な音量を設定するの
に用いる機能である。
【0083】第3のサブメニユー画面SW3には輝度の
設定に用いられる「LCD Density 」、パーソナルIDナ
ンバーの変更に用いられる「Change PIN2 」、背景ノイ
ズが多いとき音声を自動的に大きくする「AutoVolume C
TRL 」、「Noise Reduction」の4つの項が表示され
る。
【0084】第4のサブメニユー画面SW4には液晶デ
イスプレイ5に時刻を表示するか否かを設定するのに用
いる「Clock Display 」、サービスセンタのアドレス変
更に用いられる「SMS ServCenter」、メツセージが相手
方に付いたか否かを表示するかどうかを設定する「SMS
Enquiry 」、シヨートメツセージをフアツクスに送るか
どうかを設定する「SMS Telmatic」の4つの項目が表示
される。
【0085】第5のサブメニユー画面SW5にはシヨー
トメツセージに対して重要度に応じた重みを付けるため
の「SMS Class 」、付加サービス内における発着信を規
制するパスワードの変更に用いられる「Chage Passwor
d」、上限を越える発着を制限する機能の設定に用いる
「Charge ACMM 」の3つの項目が表示される。
【0086】(3−2)スクロール機能 続いて同階層に属する複数枚のメニユー画面又はサブメ
ニユー画面を高速にページめくりするため携帯電話装置
1に採用されているスクロール機能を図27及び図28
を用いて説明する。
【0087】このスクロール機能はカーソルKが各ペー
ジの1番上の項目に位置しているときにカーソルKのア
ツプが指示されると、1つ前のページに表示が切り換わ
ると共に、表示される項目のうち1番上の項目にカーソ
ルKを移動させることができる機能であり、またカーソ
ルKが各ページの1番下の項目に位置しているときにカ
ーソルKのダウンが指示されると、次のページに表示が
切り換わると共に、表示される項目のうち1番下にカー
ソルKを移動させることができる機能である。これによ
り遠く離れたメニユー画面に表示されている項目を選択
する場合にも、すばやくカーソルKを移動できるように
なされている。
【0088】(4)実施例における作用効果 以上の構成において、この携帯電話装置1では、図1に
示すように、本体2の側面にジヨグダイヤル6Jが設け
られている。このジヨグダイヤル6Jは、図9に示すよ
うに、円周方向及び半径方向にそれぞれ独立に操作し得
るようになされており、各操作はそれぞれCPU7によ
つて検出されるようになつている。
【0089】ここでこのジヨグダイヤル6Jを使用した
代表的な操作として、例えば図15に示すような発呼操
作がある。この場合、まずジヨグダイヤル6Jをクリツ
クすると、図15(B)に示すように、電話帳リスト画
面が液晶デイスプレイ5に表示される。電話帳リスト画
面が表示された直後においては、選択されている項目を
示すカーソルKは表示項目の1番上、すなわちアドレス
番号「1」のところに位置している。この状態でジヨグ
ダイヤル6Jを下向きに回転させればカーソルKをアド
レス番号「2」、「3」、……のところに順に移動する
ことができ、その反対にジヨグダイヤル6Jを上向きに
回転させればカーソルKを表示項目の一番下から順に上
方向に移動することができる。
【0090】このジヨグダイヤル6Jの回動操作によ
り、例えば図15(C)に示すようにアドレス番号
「5」の「Jack」のところにカーソルKを合わせた
状態でジヨグダイヤル6Jをクリツク操作すると、表示
画面は図15(D)に示すようにカーソルKが位置して
いた表示項目についての詳細情報表示欄に切り換わる。
この場合、詳細情報表示欄に表示される情報としては、
この図15(C)に示すように、通信先名やその通信先
の電話番号等である。次にこの状態でジヨグダイヤル6
Jを所定時間クリツクし続けると、図15(E)に示す
ように、表示されている通信先に対して発呼が開始され
る。なお、図15(D)に示すように、表示項目につい
ての詳細情報が表示されている状態でジヨグダイアル6
Jを回動操作すると、図18(C)に示すように、表示
項目が複数表示される元の状態に戻るようになされてい
る。その際、例えば上方向に回動操作すれば、先程詳細
情報を見ていた項目の1つ上の項目にカーソルが移動す
るようになされている。
【0091】このようにしてこの携帯電話装置1では、
ジヨグダイヤル6Jの回動操作によつてカーソルKを移
動して項目の選択を指示し得、ジヨグダイヤル6Jのク
リツク操作によつてカーソルKが位置していた項目を確
定して詳細情報の表示を指示し得、また詳細情報を表示
している状態からジヨグダイアル6Jを回動操作する
と、元の状態に戻すことを指示し得る。これにより少な
い操作子でありながら操作性に優れた携帯電話装置1を
実現することができる。
【0092】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、カーソルKの移動と項目
の確定に用いる入力装置として回転機構及びクリツク機
構を有するジヨグダイヤル6Jを用いる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、カーソルKの移動を入
力する操作方向と選択された項目を確定する操作方向と
が異なる入力装置であれば他の構造の入力装置を広く適
用し得る。
【0093】例えば回転角が所定角度に制限されたいわ
ゆるジヨグシヤトルを用いても良い。またクリツク機構
付きのトラツクボールやジヨイステイツクを用いても良
い。またクリツク機構付きのスライドスイツチを用いて
も良い。これらを用いても上述の実施例の場合と同様、
操作キー数の少ない携帯性に優れた通信端末装置を実現
することができる。
【0094】また上述の実施例においては、可動マイク
3を装置本体2に装着して用いる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、マイク固定式の携帯電話装
置に広く適用し得る。
【0095】さらに上述の実施例においては、ジヨグダ
イヤル6Jのアツプダウン操作をカーソルKの上下移動
に用いて使い勝手の優れた携帯電話装置1を実現した場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ジヨグダ
イヤル6Jのアツプダウン操作をカーソルKの左右方向
への移動に用いて使い勝手に優れた通信端末装置を実現
するようにしても良い。
【0096】さらに上述の実施例においては、電話帳の
詳細情報が表示されている画面でジヨグダイヤル6Jが
アツプ操作された場合には、表示画面を上位階層のメニ
ユー画面、すなわち相手先名のリスト画面に切り換え、
かつカーソルを詳細情報が表示されていた相手先の上に
表示されている欄に移動させる場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、図29に示すようにアツプ操作
された場合には1つ上の項目の詳細情報を表示し、また
ダウン操作された場合には1つ下の項目の詳細情報を表
示するようにしても良い。この場合、リスト画面に戻る
にはクリアキー6Hを用いれば良い。
【0097】さらに上述の実施例においては、電話帳リ
ストに相手先名をアルフアベツトで入力する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、片仮名で入力でき
るようにしても良い。
【0098】さらに上述の実施例においては、使用頻度
の高い相手先名を表示する使用頻度別欄から相手先名を
アルフアベツトの降順に表示する降順表示欄への切換え
にはジヨグダイヤル6Jを用いる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、専用の操作キーや既存の操
作キー(例えば「#」キー)を兼用して表示を切り換え
るようにしても良い。
【0099】さらに上述の実施例においては、液晶デイ
スプレイ5上に表示される文字や数字を2種類のフオン
トを用いて表示する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、大フオント及び小フオントの2種類の他に
中間的なフオントを用意しても良い。
【0100】さらに上述の実施例においては、加入者に
関する一切の管理情報を記憶するIDカードとしてSI
Mカードを用いる場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、他の規格を満たすIDカードを用いても良
い。
【0101】さらに上述の実施例においては、カーソル
Kがページの1番上の項目に位置するときにアツプ操作
があるとカーソルKを前ページの1番上までジヤンプさ
せると共に、カーソルKがページの1番下の項目に位置
するときにダウン操作があるとカーソルKを次ページの
1番下までジヤンプさせる場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、アツプ操作の場合のみこのスクロー
ル機能が動作するようにしても良く、またダウン操作の
場合のみこのスクロール機能が動作するようにしても良
い。
【0102】またこれに限らず、カーソルKがページ上
のどの位置にあつてもダウン操作があると次ページにカ
ーソルKを移動させ、アツプ操作があると1項目づつカ
ーソルKの位置を上げるようにしても良い。またこれと
は逆にアツプ操作があつた場合にはカーソルKのページ
上の位置によらず前ページにカーソルKを移動させ、ダ
ウン操作があつた場合には1項目づつカーソルKを下げ
るようにしても良い。
【0103】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、操作子の
回動動作に応じてカーソルの位置を移動し、当該操作子
の押込み動作に応じてカーソルが位置する項目に関する
情報を表示し、さらに項目に関する情報を表示している
ときに操作子が回動動作されると、複数の項目が表示さ
れた状態に戻るようにしたことにより、一旦項目を選択
してその項目の情報を確認した後に他の項目に関する情
報を確認したいとき、操作子を回動動作することにより
複数の項目が表示される状態に戻ることから、そこから
容易に他の項目を選択してその項目の情報を確認するこ
とができ、かくして少ない操作子でありながら操作性に
優れた通信端末装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信端末装置の一実施例を示す略
線的正面図である。
【図2】通信端末装置の内部に設けられる回路構成を示
すブロツク図である。
【図3】小フオントの説明に供する略線図である。
【図4】大フオントの説明に供する略線図である。
【図5】入力文字数の違いによるフオントの切換えの説
明に供する状態遷移図である。
【図6】メニユーキーを用いた表示画面の切換えを示す
略線図である。
【図7】クリアキーを用いた表示画面の切換えを示す略
線図である。
【図8】可動式のアームマイクが閉じられた状態でのメ
ニユーキーを用いたモードの切換えを示す略線図であ
る。
【図9】ジヨグダイヤルの概略機構を示す略線的平面図
である。
【図10】ロータリーエンコーダの構成を示す平面図で
ある。
【図11】ロータリーエンコーダからの出力波形を示す
信号波形図である。
【図12】ジヨグダイヤルを用いた表示画面の切換えを
示す状態遷移図である。
【図13】各種の発呼手順の説明に供する状態遷移図で
ある。
【図14】各種の発呼手順の説明に供する状態遷移図で
ある。
【図15】電話帳リストからの発呼手順を示す状態遷移
図である。
【図16】電話帳リストにおける文字配列を示す配列図
である。
【図17】数字キーを用いた検索の説明に供する状態遷
移図である。
【図18】詳細情報表示画面からリスト表示画面への復
帰の様子を示す状態遷移図である。
【図19】電話帳リスト画面での新規登録手順の一例を
示す状態遷移図である。
【図20】電話帳リスト画面での新規登録手順の一例を
示す状態遷移図である。
【図21】電話帳リスト画面に表示されている表示画面
の編集手順を示す状態遷移図である。
【図22】メニユーリスト画面を示す状態遷移図であ
る。
【図23】モード設定画面の詳細表示画面を示す状態遷
移図である。
【図24】各種モードの設定用リスト画面の詳細表示画
面を示す状態遷移図である。
【図25】リンガ設定画面の詳細表示画面を示す状態遷
移図である。
【図26】ボリユーム設定画面の詳細表示画面を示す状
態遷移図である。
【図27】スクロール機能の説明に供する状態遷移図で
ある。
【図28】スクロール機能の説明に供する状態遷移図で
ある。
【図29】詳細情報表示画面から他の画面への切換え例
を示す状態遷移図である。
【符号の説明】
1……携帯電話装置、2……装置本体、3……アームマ
イク、4……スピーカ、5……液晶デイスプレイ、6…
…操作キー、7……CPU、10……送受信回路部、1
2……カードソケツト、13……SIMカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/32 H04B 7/26 109T 7/38 G06F 3/023 310L (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 - 1/57 H04Q 7/38 G06F 3/00 654 G06F 3/023

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースと、 上記本体ケースに配置され、当該本体ケースの外面に沿
    つた方向に回動されると共に当該回動軸と直交する方向
    に押込み動作される操作子と、 上記操作子の上記回動動作を検出して回動方向を含む第
    1の検出出力を出力すると共に、上記操作子の上記押込
    み動作を検出して第2の検出出力を出力する操作検出手
    段と、 複数の項目を蓄積する蓄積手段と、 上記蓄積手段に蓄積された上記複数の項目のうちの複数
    の項目及びカーソルを表示する表示手段と、 上記操作検出手段の上記第1の検出出力に応じて上記表
    示手段に表示された上記複数の項目のうちの1つに上記
    カーソルの位置を対応させて表示し、上記操作検出手段
    の上記第2の検出出力に応じて上記カーソルの位置に対
    応する項目に関する情報を表示し、さらに上記カーソル
    の位置に対応する項目に関する上記情報を表示している
    ときに上記操作子が上記回動動作されると、上記操作検
    出手段の上記第1の検出出力に応じて上記表示手段の表
    示を上記複数の項目が表示された状態に戻す制御手段と
    を具えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 上記カーソルの位置に対応する項目に関する上記情報を
    表示しているときに上記操作子が一側に回動動作される
    と、上記操作検出手段の上記第1の検出出力に応じて上
    記表示手段の表示を上記複数の項目が表示された状態に
    戻すと共に上記カーソルの位置に対応する項目の一側隣
    の項目に当該カーソルの位置を移動し、上記操作子が他
    側に回動動作されると、上記操作検出手段の上記第1の
    検出出力に応じて上記表示手段の表示を上記複数の項目
    が表示された状態に戻すと共に上記カーソルの位置に対
    応する項目の他側隣の項目に当該カーソルの位置を移動
    することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
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