JPH08279799A - 並列データ伝送装置 - Google Patents
並列データ伝送装置Info
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- JPH08279799A JPH08279799A JP10792095A JP10792095A JPH08279799A JP H08279799 A JPH08279799 A JP H08279799A JP 10792095 A JP10792095 A JP 10792095A JP 10792095 A JP10792095 A JP 10792095A JP H08279799 A JPH08279799 A JP H08279799A
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Abstract
するデータ伝送装置において、伝送路上で生じるバース
ト誤りを訂正することを可能とする。 【構成】 送信側の2個の符号化回路1はそれぞれ4ビ
ットを1バイトとして8バイト幅の並列信号を(40,
32)SEC符号化し、10バイト幅の並列信号を出力
する。インタリーブ回路11はこれら並列信号の各々の
バイトを4個の10ビット幅の並列信号に振り分ける。
第1並列/直列変換回路2と第2の並列/直列変換回路
3とは、それそれ10:1,8:1の並列/直列変換を
行う。受信側では、第1の直列/並列変換回路7と第2
の直列/変換回路8はそれぞれ1:8,1:10の直列
/並列変換を行う。デインタリーブ回路12は8個の1
0ビット幅の並列信号のうち4個から各々1ビットずつ
を集めた4ビットを1バイトとして10バイト幅の並列
信号を作る。2個の復号回路9はこれら並列信号をバイ
ト誤り訂正し、8バイト幅の並列信号を出力する。
Description
間、ボード間インタコネクション、あるいは伝送システ
ム、交換システムの局内インタフェース等に用いられる
並列データ伝送装置に関する。
続するデータ伝送装置においては、多数の時系列デジタ
ル信号からなる並列デジタル信号をエラーフリーかつ低
遅延で伝送する必要がある。特に、近年研究開発が進め
られている並列コンピュータでは、複数のプロセッサや
メモリ間を接続する相互結合網が必要なので、ボード
間、筐体間で膨大な信号線数のデータ伝送が行われる。
従来、このようなデータ伝送では、信号線数と同じ本数
の伝送媒体を用いた並列伝送を行うのが一般的であっ
た。しかし、前述の並列コンピュータのように信号線数
が多い場合は、同軸ケーブル等の伝送媒体のコスト、実
装スペースが膨大になる。そこで、複数の信号線からな
る並列信号を時分割多重により直列信号に変換して1本
の伝送媒体で伝送する方式が考えられた。例えば、特開
昭62−65532号公報。特に、近年の光伝送技術の
進歩により、Gb/s級の高速伝送が比較的容易に実現
されるようになったため、並列/直列変換した信号を光
伝送する光インタコネクション技術が注目されている
(K.Kaminishi et al., “Small 10-Gbit/s Optical-bu
s-link Modulec with an 8-bit Multiplexer/Demultipl
exer”,Technical Digest of Conference on Optical
Fiber Communication,1993,paper FF2)。
誤り率は10-12 程度であり、何らかの誤り制御が必要
となる。誤り制御方式としては2つの方式が一般に知ら
れている。第1の方式は、巡回冗長チェック(Cycl
e RedundancyCheck,CRC)等によ
り誤り検出を行い、誤りが検出された場合にはデータを
再送する方式であり、第2の方式は、誤り訂正符号を用
いて伝送路で生じた誤りを受信側で訂正する方式であ
る。特にスーパーコンピュータのような低遅延のデータ
伝送が要求される分野では、データ再送を行う第1の方
式よりも誤り訂正符号を用いる第2の方式の方が適して
いる。
符号が実際に適用された例は現在の所あまり無いが、同
じコンピュータの分野で誤り訂正符号がしばしば用いら
れるものとして半導体記憶装置がある。半導体記憶装置
も並列データを入出力し、エラーフリーかつ低遅延であ
ることが要求されるという点で、ボード間、筐体間のデ
ータ伝送装置と似通った特徴を持ち、誤り訂正符号の適
用に関しても同様に考えることができる。半導体記憶装
置の分野では、1ビット誤り訂正2ビット誤り検出符号
あるいはSEC−DED(Single bit Er
ror Correcting−Double bit
Error Detecting)符号(例えば、今
井監修、“誤り訂正符号化技術の要点”、pp.112
−142、日本工業技術センター)と呼ばれる誤り訂正
符号が広く用いられている。例えば(72,64)SE
C−DED符号は、64ビットの情報ビットに8ビット
の冗長ビットを付加した符号長72ビットの符号であ
り、72ビット中で1ビットの誤り訂正または2ビット
の誤り検出が可能である。このようなSEC−DED符
号は、符号化回路、復号回路が組み合わせ論理回路を用
いた並列回路より構成でき、遅延を小さくする上で有利
であるという長所を有する。したがって、並列データ伝
送装置に誤り訂正符号を適用する場合にもSEC−DE
D符号を用いることが1つの解となる。
を(72,64)SEC−DED符号に符号化した後、
並列/直列変換して1本の光ファイバで伝送する並列デ
ータ伝送装置の例である。同図のように、64ビット幅
の並列デジタル信号を符号化回路1において72ビット
の信号とし、これを分割して第1の並列/直列変換回路
2において8ビットの直列信号とし、更に第2の並列/
直列変換回路3において直列信号とし、光送信機4から
光ファイバ5に送出する。また、光受信機6で受信した
直列信号を第1の直列/並列変換回路7、第2の直列/
並列変換回路8で順次変換して72ビット幅の並列信号
とし、復号回路10から64ビット幅の並列デジタル信
号として出力する。本例では72:1の並列/直列変換
を8:1と9:1との2段階に分けて行っているが、こ
のように、多重数が大きい場合は何段階かに分けて並列
/直列変換や直列/並列変換を行うのが普通である。
データ伝送装置では、ランダム誤り訂正符号であるSE
C−DED符号を用いているため、伝送路上で2ビット
以上が連続して誤るバースト誤りが生じた場合には訂正
が不可能になるという問題がある。特に伝送レートが高
い場合には、短パルスの電源雑音等によっても複数ビッ
ト連続のバースト誤りが生じる可能性が高く、問題はさ
らに深刻となる。
変換してデータ伝送する際における伝送路上でのバース
ト誤りを訂正することを可能とした並列データ伝送装置
を提供することにある。
は、N×Mビット幅の並列デジタル信号を分割回路にお
いてN個のMビット幅の並列デジタル信号に分割し、符
号化回路においてランダム誤り訂正符号化してLビット
幅の並列デジタル信号とし、さらにN個の第1の並列/
直列変換回路において直列デジタル信号に変換し、それ
ぞれから出力されるNビット幅の並列デジタル信号を第
2の並列/直列変換回路において直列デジタル信号に変
換する。また、受信側では、直列デジタル信号を第1の
直列/並列変換回路においてNビット幅の並列デジタル
信号に変換し、さらに第2の直列/並列変換回路におい
て各々の直列デジタル信号をLビット幅の並列デジタル
信号に変換し、更にN個の復号回路において誤り訂正復
号してMビット幅の並列デジタル信号を出力し、統合回
路からはこれらの並列デジタル信号を統合してN×Mビ
ット幅の並列デジタル信号を出力する構成とする。
バイトとしたMバイト幅の並列デジタル信号を符号化回
路においてバイト誤り訂正符号化してLバイト幅の並列
デジタル信号を出力し、この並列デジタル信号の各々の
バイトを1個のインタリーブ回路においてN個のLビッ
ト幅の並列デジタル信号に振り分け、かつこれらをN個
の第1の並列/直列変換回路において直列デジタル信号
に変換し、かつこれらの直列デジタル信号を第2の並列
/直列変換回路にょて直列デジタル信号に変換する。受
信側では、直列デジタル信号を第1の直列/並列変換回
路においてNビット幅の並列デジタル信号に変換し、さ
らにN個の第2の直列/並列変換回路において各々の直
列デジタル信号をLビット幅の並列デジタル信号に変換
し、さらに1個のデインタリーブ回路において各並列デ
ジタル信号の各々から1ビットずつを集めたNビットを
1バイトとしてLバイト幅の並列デジタル信号を作り、
復号回路において誤り訂正復号してMバイト幅の並列デ
ジタル信号を出力する構成とする。
デジタル信号を分割回路においてK個のM×Nビット幅
の並列デジタル信号に分割し、符号化回路においてNビ
ットを1バイトとしてMバイト幅の並列デジタル信号を
バイト誤り訂正符号化してLバイト幅の並列デジタル信
号を出力し、K個のインタリーブ回路において各並列デ
ジタル信号のバイトをN個のLビット幅の並列デジタル
信号に振り分け、K×N個の第1の並列/直列変換回路
において各並列デジタル信号をK×Nビット幅の直列デ
ジタル信号に変換し、第2の並列/直列変換回路におい
てこの並列デジタル信号を直列デジタル信号に変換す
る。受信側では、直列デジタル信号を第1の直列/並列
変換回路においてK×Nビット幅の並列デジタル信号に
変換し、K×N個の第2の直列/並列変換回路では各並
列デジタル信号をLビット幅の並列デジタル信号に変換
し、K個のデインタリーブ回路において各並列デジタル
信号のうちN個から1ビットずつを集めたNビットを1
バイトとしてLバイト幅の並列デジタル信号を作り、K
個の復号回路において各並列デジタル信号を誤り訂正復
号してMバイト幅の並列デジタル信号を出力し、統合回
路においてK個のM×Nビット幅の並列デジタル信号を
統合してK×M×Nビット幅の並列デジタル信号を出力
する構成とする。
回路毎にランダム誤り訂正符号化回路を設けることによ
り、伝送路における直列信号はランダム誤り訂正符号を
ビットインタリーブしたものとなる。これにより、伝送
路において符号化回路の数Nと同じ長さまでのバースト
誤りを訂正することができる。
符号ではなくバイト誤り訂正符号を用い、送信側では符
号化回路の後でインタリーブを行い、受信側では復号回
路の前でデインタタリーブを行う。そのため、伝送路に
おける直列信号はバイト誤り訂正符号をバイト多重した
ものになる。これにより、伝送路において、バイト誤り
訂正符号のバイト長に等しい長さのバイト誤りを訂正す
ることができる。バイト誤り訂正であるため、2バイト
にまたがるバースト誤りを訂正することはできないが、
本願の第1の発明と比べると、符号化回路、復号回路が
1個で済む、伝送路でのビットレートを下げることがで
きる等の利点がある。
と同様にバイト誤り訂正符号を用い、送信側でインタリ
ーブを、受信側でデインタリーブを行う。第2の発明と
の違いは、バイト誤り訂正符号のバイト長を1/Kに
し、その代わり、符号化回路、復号回路をK個ずつ用い
ることである。そのため、伝送路における直列信号はバ
イト誤り訂正符号をバイトインタリーブしつつバイト多
重にしたもの、すなわち、K個の符号化回路、復号回路
で処理されるバイトが順に並ぶ形になる。これにより、
伝送路においてKバイト連続誤りを訂正することができ
る。本願の第2の発明と比較すると、Kバイトにまたが
るバースト誤りを訂正することができる。すなわち、最
低でも(K−1)N+1ビットの長さのバースト誤りを
訂正することができるという利点がある。また、符号化
回路、復号回路の数はK倍になるが、バイト長が1/K
になることにより符号化回路、復号回路の規模は格段に
小さくなり、全体としてのハード量は削減されるという
利点もある。
する。図1に本願の第1の実施例の構成図を示す。第1
の実施例は、本願の第1の発明においてN=4,M=1
6,L=22として64ビット幅の並列デジタル信号を
伝送する並列データ伝送装置である。本実施例では誤り
訂正符号として(22,16)SEC−DED符号を、
伝送媒体として光ファイバを用いる。
で64ビット幅の並列デジタル信号が入力される。分割
回路10はこの並列信号を4個の16ビット幅の並列信
号に分割する。4個の符号化回路1(1−0〜1−3)
はそれぞれ16ビット幅の並列信号を(22,16)S
EC−DED符号化し、22ビット幅の並列信号を出力
する。4個の第1の並列/直列変換回路2(2−0〜2
−3)は、それぞれ22ビット幅の並列信号を直列信号
に変換する。第1の並列/直列変換回路2は並列/直列
変換の際に1ビットの第1のフレームパルス20(20
−0,…)(図2参照)を付加するので、出力される直
列信号のクロックレートは2.3GHzとなる。
1の並列/直列変換回路2から出力された4本の直列信
号を束ねた4ビット幅の並列信号を直列信号に変換す
る。第2の並列/直列変換回路3は並列/直列変換の際
に1ビットの第2のフレームパルス21(図2参照)を
付加するので、出力される直列信号のクロックレートは
11.5GHzとなる。光送信機4はこの直列信号を光
信号に変換する。この光信号は図2に示すようなフレー
ム構成をもち、光ファイバ5中を伝送される。
信号に変換する。第1の直列/並列変換回路7は、この
直列信号を直列/並列変換し、クロックレート2.3G
Hzで4ビット幅の並列信号を出力する。直列/並列変
換の際にサブフレームのフレーム同期をとるため、第1
の直列/並列変換回路7は第2のフレームパルス21を
検出してこれを抜き取りながら直列/並列変換を行う。
また、第1の直列/並列変換回路7は、5回以上連続で
フレームパルスが検出されない場合にのみ同期外れとみ
なす前方保護機能を備えているので、第2のフレームパ
ルス21に4回連続以下の誤りが生じてもフレーム同期
は外れない。
−3)は、第1の直列/並列変換回路7から出力された
4ビット幅の並列信号を分割した4本の直列信号をさら
に直列/並列変換し、クロックレート100MHzで2
2ビット幅の並列信号を出力する。ここでもフレーム同
期をとるため、第2の直列/並列変換回路8は第1のフ
レームパルス20を検出してこれを抜き取りながら直列
/並列変換を行う。また、第2の直列/並列変換回路8
も第1の直列/並列変換回路7と同様に前方保護機能を
備えているので、第1のフレームパルス20に4回連続
以下の誤りが生じてもフレーム同期は外れない。復号回
路9(9−0〜9−3)は、第2の直列/並列変換回路
8から出力された22ビット幅の並列信号を誤り訂正復
号し、16ビット幅の並列信号を出力する。統合回路1
1は4個の復号回路9から出力されたそれぞれ16ビッ
ト幅の並列信号を統合し、クロックレート100MHz
で64ビット幅の並列信号を出力する。
2,3のビットはそれぞれ異なる復号回路9−0,9−
1,9−2,9−3により誤り訂正が行われるので、伝
送路においてフレームパルス以外のデータ部分に4ビッ
ト以下の長さのバースト誤りが生じても、これを訂正す
ることができる。また、前述の通り、第1の直列/並列
変換回路7および第2の直列/並列変換回路8が前方保
護機能を備えており、フレームパルスにある程度の誤り
が生じても問題はない。したがって、本実施例では、伝
送路においてバースト誤りが生じた場合、誤りがフレー
ムのどの部分に発生しても、その長さが4ビット以下で
あれば完全に訂正することが可能である。
す。第2の実施例は、本願の第2の発明においてM=
8,N=8,L=10として64ビット幅の並列デジタ
ル信号を伝送する並列データ伝送装置である。本実施例
では誤り訂正符号としてバイト長8ビットの(80,6
4)1バイト誤り訂正(Single 8−bit E
rror Correcting,S8EC)符号を、
伝送媒体として光ファイバを用いる。
で64ビット幅の並列デジタル信号が入力される。符号
化回路1は64ビット幅すなわち8ビットを1バイトと
して8バイト幅の並列信号を(80,64)S8EC符
号化し、80ビット幅すなわち10バイト幅の並列信号
を出力する。インタリーブ回路12は、符号化回路1か
ら出力された10バイト幅の並列信号の各々のバイトを
8個の10ビット幅の並列信号に振り分けるようにイン
タリーブを行う。8個の第1の並列/直列変換回路2
(2−0〜2−7)は、それぞれ10ビット幅の並列信
号を直列信号に変換する。第1の並列/直列変換回路2
は並列/直列変換の際に1ビットの第1のフレームパル
ス20を付加するので、出力される直列信号のクロック
レートは1.1GHzとなる。
1の並列/直列変換回路2から出力された8本の直列信
号を束ねた8ビット幅の並列信号を直列信号に変換す
る。第2の並列/直列変換回路3は並列/直列変換の際
に1ビットの第2のフレームパルス21を付加するの
で、出力される直列信号のクロックレートは9.9GH
zとなる。光送信機4は、この直列信号を光信号に変換
する。この光信号は図4に示すようなフレーム構成をも
ち、光ファイバ5中を伝送される。
信号に変換する。第1の直列/並列変換回路7は、この
直列信号を直列/並列変換し、クロックレート1.1G
Hzで8ビット幅の並列信号を出力する。直列/並列変
換の際にサブフレームのフレーム同期をとるため、第1
の直列/並列変換回路7は第2のフレームパルス21を
検出してこれを抜き取りながら直列/並列変換を行う。
また、第1の直列/並列変換回路7は、5回以上連続で
フレームパルスが検出されない場合にのみ同期外れとみ
なす前方保護機能を備えているので、第2のフレームパ
ルス21に4回連続以下の誤りが生じてもフレーム同期
は外れない。
−7)は、第1の直列/並列変換回路7から出力された
8ビット幅の並列信号を分割した8本の直列信号をさら
に直列/並列変換し、クロックレート100MHzで1
0ビット幅の並列信号を出力する。ここでもフレーム同
期をとるため、第2の直列/並列変換回路8は第1のフ
レームパルス20を検出してこれを抜き取りながら直列
/並列変換を行う。また、第2の直列/並列変換回路8
も第1の直列/並列変換回路7と同様に前方保護機能を
備えているので、第1のフレームパルス20に4回連続
以下の誤りが生じてもフレーム同期は外れない。
並列変換回路8から出力された8個の10ビット幅の並
列信号の各々から1ビットずつを集めた8ビットを1バ
イトとして、10バイト幅の並列信号を作るようにデイ
ンタリーブを行う。復号回路9は、デインタリーブ回路
12から出力された10バイト幅の並列信号をバイト誤
り訂正復号し、クロックレート100MHzで8バイト
幅すなわち64ビット幅の並列信号を出力する。
数字0,1,2,…9はそれぞれ異なるバイトを示し、
図3中の符号化回路1の出力部あるいは復号回路9の入
力部に示されている数字と対応している。
り訂正が行われるので、伝送路においてフレームパルス
以外のデータ部分にバースト誤りが生じても、それが0
から9の各バイトのうち1バイト内に含まれていればこ
れを訂正することができる。また、前述の通り、第1の
直列/並列変換回路7および第2の直列/並列変換回路
8が前方保護機能を備えており、フレームパルスにある
程度の誤りが生じても問題はない。したがって、本実施
例では、伝送路においてバースト誤りが生じた場合、誤
りが2バイトにまたがらない限り完全に訂正することが
でき、最大ではフレームパルスも含めて9ビットまでの
長さのバースト誤りを訂正することが可能である。
す。第3の実施例は、本願の第3の発明においてK=
2,M=8,N=4,L=10として64ビット幅の並
列デジタル信号を伝送する並列データ伝送装置である。
本実施例では誤り訂正符号としてバイト長4ビットの
(40,32)1バイト誤り訂正(Single 4−
bit Error Correcting,S4E
C)符号を、伝送媒体として光ファイバを用いる。
で64ビット幅の並列デジタル信号が入力される。分割
回路10はこの並列信号を2個の32ビット幅の並列信
号に分割する。2個の符号化回路1はそれぞれ32ビッ
ト幅すなわち4ビットを1バイトとして8バイト幅の並
列信号を(40,32)S4EC符号化し、40ビット
幅すなわち10バイト幅の並列信号を出力する。
ら出力された10バイト幅の並列信号の各々のバイトを
4個の10ビット幅の並列信号に振り分けるようにイン
タリーブを行う。8個の第1の並列/直列変換回路2
(2−0〜2−7)は、それぞれ10ビット幅の並列信
号を直列信号に変換する。第1の並列/直列変換回路2
は並列/直列変換の際に1ビットの第1のフレームパル
ス20を付加するので、出力される直列信号のクロック
レートは1.1GHzとなる。
1の並列/直列変換回路2から出力された8本の直列信
号を束ねた8ビット幅の並列信号を直列信号に変換す
る。第2の並列/直列変換回路3は並列/直列変換の際
に1ビットの第2のフレームパルス21を付加するの
で、出力される直列信号のクロックレートは9.9GH
zとなる。光送信機4はこの直列信号を光信号に変換す
る。この光信号は図6に示すようなフレーム構成をも
ち、光ファイバ5中を伝送される。
信号に変換する。第1の直列/並列変換回路7は、この
直列信号を直列/並列変換し、クロックレート1.1G
Hzで8ビット幅の並列信号を出力する。直列/並列変
換の際にサブフレームのフレーム同期をとるため、第1
の直列/並列変換回路7は第2のフレームパルス21を
検出してこれを抜き取りながら直列/並列変換を行う。
また、第1の直列/並列変換回路7は、5回以上連続で
フレームパルスが検出されない場合にのみ同期外れとみ
なす前方保護機能を備えているので、第2のフレームパ
ルス21に4回連続以下の誤りが生じてもフレーム同期
は外れない。
−7)は、第1の直列/並列変換回路7から出力された
8ビット幅の並列信号を分割した8本の直列信号をさら
に直列/並列変換し、クロックレート100MHzで1
0ビット幅の並列信号を出力する。ここでもフレーム同
期をとるため、第2の直列/並列変換回路8は第1のフ
レームパルス20を検出してこれを抜き取りながら直列
/並列変換を行う。また、第2の直列/並列変換回路8
も第1の直列/並列変換回路7と同様に前方保護機能を
備えているので、第1のフレームパルス20に4回連続
以下の誤りが生じてもフレーム同期は外れない。
並列変換回路8から出力された8個の10ビット幅の並
列信号のうち4個から各々1ビットずつを集めた4ビッ
トを1バイトとして、10バイト幅の並列デジタル信号
を作るようにデインタリーブを行う。復号回路9は、デ
インタリーブ回路13から出力された10バイト幅の並
列信号をバイト誤り訂正復号し、8バイト幅の並列信号
を出力する。統合回路11は、2個の復号回路9が出力
したそれぞれ8バイト幅すなわち32ビット幅の並列信
号を統合してクロックレート100MHzで64ビット
幅の並列信号を出力する。
数字00,01,02,…09は符号化回路1−0から
出力され復号回路9−0に入力される信号の各バイトを
示し、10,11,12,…19は符号化回路1−1か
ら出力され復号回路9−1に入力される信号の各バイト
を示している。
されるバイトと復号回路9−1により訂正されるバイト
とが光信号に交互に現れるので、2バイトにまたがるバ
ースト誤りを訂正することができる。また、前述の通
り、第1の直列/並列変換回路7および第2の直列/並
列変換回路8が前方保護機能を備えており、フレームパ
ルスにある程度の誤りが生じても問題はない。したがっ
て、本実施例では、伝送路においてバースト誤りが生じ
た場合、その長さがフレームパルスも含めて6ビット以
下であれば必ず訂正することができる。最大ではフレー
ムパルスも含めて9ビットまでの長さのバースト誤りを
訂正することが可能である。
用いたが、同軸ケーブル、より対線、無線などの電気伝
送や光空間伝送などを用いても良い。また、伝送する並
列デジタル信号のデータ幅、クロックレート、K,L,
M,N等の数は一例に過ぎず、任意に定めることができ
る。
正符号として(22,16)SEC−DED符号を用い
たが、符号長は多重数などに応じて任意に選択すること
ができるし、訂正誤り数、検出誤り数も任意に選ぶこと
ができる。例えば2ビット誤り検出を行わない1ビット
誤り訂正(SEC)符号や2ビット誤り訂正3ビット誤
り検出符号等が考えられる。また、ハミング符号、BC
H符号、Golay符号など他のランダム誤り訂正符号
を用いることもできる。
り訂正符号として(80,64)S8EC符号と(4
0,32)S4EC符号を用いたが、符号長、バイト長
は多重数などに応じて任意に選択することができるし、
訂正誤り数、検出誤り数も任意に選ぶことができる。例
えばバイト長4ビットの1バイト誤り訂正2バイト誤り
検出(Single 4−bit Error Cor
recting Double 4−bit Erro
r Detecting,S4EC−D4ED)符号や
バイト長8ビットの1バイト誤り訂正2バイト誤り検出
(Single8−bit Error Correc
ting Double 8−bitError De
tecting,S8EC−D8ED)符号、あるいは
バイト長4ビットの2バイト誤り訂正(Double
4−bit Error Correcting,D4
EC)符号やバイト長8ビットの2バイト誤り訂正(D
ouble 8−bit Error Correct
ing,D8EC)符号等が考えられる。また、リード
・ソロモン(Reed−Solomon)符号など他の
バイト誤り訂正符号を用いることもできる。
願の第1の発明、第2の発明、第3の発明は何れも並列
デジタル信号を直列信号に変換して伝送するデータ伝送
装置において、伝送路上で生じるバースト誤りを訂正す
る効果を有する。第1の発明では、伝送路において符号
化回路の数Mと同じ長さまでのバースト誤りを訂正する
ことができる。
り訂正符号のバイト長Nに等しい長さのバイト誤りを訂
正することができる。バイト誤り訂正であるため、2バ
イトにまたがるバースト誤りを訂正することはできない
が、本願の第1の発明と比べると、符号化回路、復号回
路が1個で済む、伝送路でのビットレートを下げること
ができる等の効果がある。
連続誤りを訂正することができる。本願の第2の発明と
比較すると、Kバイトにまたがるバースト誤りを訂正す
ることができる、すなわち、最低でも(K−1)N+1
ビットの長さのバースト誤りを訂正することができると
いう更なる効果がある。また、符号化回路、復号回路の
数は第2の発明と比べてK倍になるが、バイト長が1/
Kになることにより符号化回路、復号回路の規模は格段
に小さくなり、全体としてのハード量は削減されるとい
う効果や、インタリーブ、デインタリーブに参加する並
列/直列変換回路、直列/並列変換回路の数が1/Kに
なることにより配線が簡単になるという効果もある。
る。
る。
る。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 送信側には、入力されたN×M(Nは2
以上の整数、Mは自然数、以下同じ)ビット幅の並列デ
ジタル信号をN個のMビット幅の並列デジタル信号に分
割する分割回路と、この分割回路から出力されたMビッ
ト幅の並列デジタル信号をランダム誤り訂正符号化して
L(LはMより大きい整数、以下同じ)ビット幅の並列
デジタル信号を出力するN個の符号化回路と、この符号
化回路から出力されたLビット幅の並列デジタル信号を
直列デジタル信号に変換するN個の第1の並列/直列変
換回路と、このN個の第1の並列/直列変換回路から出
力されたN本の直列デジタル信号をNビット幅の並列デ
ジタル信号と見なしてこのNビット幅の並列デジタル信
号を直列デジタル信号に変換する第2の並列/直列変換
回路とを備え、受信側には、直列デジタル信号をNビッ
ト幅の並列デジタル信号に変換する第1の直列/並列変
換回路と、この第1の直列/並列変換回路から出力され
たNビット幅の並列デジタル信号をN本の直列デジタル
信号と見なして各々の直列デジタル信号をLビット幅の
並列デジタル信号に変換するN個の第2の直列/並列変
換回路と、この第2の直列/並列変換回路から出力され
たLビット幅の並列デジタル信号を誤り訂正復号してM
ビット幅の並列デジタル信号を出力するN個の復号回路
と、この復号回路から出力されたN個のMビット幅の並
列デジタル信号を統合してN×Mビット幅の並列デジタ
ル信号を出力する統合回路とを備える並列データ伝送装
置。 - 【請求項2】 送信側には、入力されたN×Mビット幅
の並列デジタル信号であるNビットを1バイトとしたM
バイト幅の並列デジタル信号をバイト誤り訂正符号化し
てLバイト幅の並列デジタル信号を出力する1個の符号
化回路と、この符号化回路から出力されたLバイト幅の
並列デジタル信号の各々のバイトをN個のLビット幅の
並列デジタル信号に振り分ける1個のインタリーブ回路
と、前記Lビット幅の並列デジタル信号を直列デジタル
信号に変換するN個の第1の並列/直列変換回路と、前
記N個の第1の並列/直列変換回路から出力されたN本
の直列デジタル信号をNビット幅の並列デジタル信号と
見なしてこのNビット幅の並列デジタル信号を直列デジ
タル信号に変換する第2の並列/直列変換回路とを備
え、受信側には、直列デジタル信号をNビット幅の並列
デジタル信号に変換する第1の直列/並列変換回路と、
この第1の直列/並列変換回路から出力されたNビット
幅の並列デジタル信号をN本の直列デジタル信号と見な
して各々の直列デジタル信号をLビット幅の並列デジタ
ル信号に変換するN個の第2の直列/並列変換回路と、
この第2の直列/並列変換回路から出力されたN個のL
ビット幅の並列デジタル信号の各々から1ビットずつを
集めたNビットを1バイトとしてLバイト幅の並列デジ
タル信号を作る1個のデインタリーブ回路と、このデイ
ンタリーブ回路から出力されたLバイト幅の並列デジタ
ル信号を誤り訂正復号してMバイト幅であるN×Mビッ
ト幅の並列デジタル信号を出力する1個の復号回路とを
備える並列データ伝送装置。 - 【請求項3】 送信側には、入力されたK×M×N(K
は2以上の整数、以下同じ)ビット幅の並列デジタル信
号をK個のM×Nビット幅の並列デジタル信号に分割す
る分割回路と、Nビットを1バイトとしてMバイト幅の
並列デジタル信号をバイト誤り訂正符号化してLバイト
幅の並列デジタル信号を出力するK個の符号化回路と、
この符号化回路から出力されたLバイト幅の並列デジタ
ル信号の各々のバイトをN個のLビット幅の並列デジタ
ル信号に振り分けるK個のインタリーブ回路と、前記L
ビット幅の並列デジタル信号を直列デジタル信号に変換
するK×N個の第1の並列/直列変換回路と、このK×
N個の第1の並列/直列変換回路から出力されたK×N
本の直列デジタル信号をK×Nビット幅の並列デジタル
信号と見なしてこのK×Nビット幅の並列デジタル信号
を直列デジタル信号に変換する第2の並列/直列変換回
路とを備え、受信側には、直列デジタル信号をK×Nビ
ット幅の並列デジタル信号に変換する第1の直列/並列
変換回路と、この第1の直列/並列変換回路から出力さ
れたK×Nビット幅の並列デジタル信号をK×N本の直
列デジタル信号と見なして各々の直列デジタル信号をL
ビット幅の並列デジタル信号に変換するK×N個の第2
の直列/並列変換回路と、この第2の直列/並列変換回
路から出力されたK×N個のLビット幅の並列デジタル
信号のうちN個から1ビットずつを集めたNビットを1
バイトとしてLバイト幅の並列デジタル信号を作るK個
のデインタリーブ回路と、このデインタリーブ回路から
出力されたLバイト幅の並列デジタル信号を誤り訂正復
号してMバイト幅の並列デジタル信号を出力するK個の
復号回路と、このK個の復号回路から出力されたK個の
M×Nビット幅の並列デジタル信号を統合してK×M×
Nビット幅の並列デジタル信号を出力する統合回路とを
備える並列データ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10792095A JP2822922B2 (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 並列データ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10792095A JP2822922B2 (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 並列データ伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08279799A true JPH08279799A (ja) | 1996-10-22 |
JP2822922B2 JP2822922B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=14471406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10792095A Expired - Fee Related JP2822922B2 (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 並列データ伝送装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822922B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087792A1 (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-24 | Fujitsu Limited | 符号化装置及び符号化方法 |
US7555695B2 (en) | 2004-06-09 | 2009-06-30 | Fujitsu Limited | Data transmitting apparatus, data receiving apparatus, data transmitting method, and data receiving method |
JP2010130193A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 誤り訂正復号装置 |
JP2014099939A (ja) * | 2014-02-28 | 2014-05-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 誤り訂正復号装置 |
US10917116B2 (en) | 2017-03-09 | 2021-02-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Error correction device and error correction method |
CN117650870A (zh) * | 2023-12-06 | 2024-03-05 | 北京荷智科技有限公司 | 一种基于纵向编码纠错的通信方法、系统、设备及介质 |
-
1995
- 1995-04-08 JP JP10792095A patent/JP2822922B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8904259B2 (en) | 2008-11-26 | 2014-12-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Error correcting decoding apparatus for decoding low-density parity-check codes |
US9203433B2 (en) | 2008-11-26 | 2015-12-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Error correcting decoding apparatus for decoding low-density parity-check codes |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2822922B2 (ja) | 1998-11-11 |
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