JPH08279783A - 光並列通信装置 - Google Patents

光並列通信装置

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JPH08279783A
JPH08279783A JP7080166A JP8016695A JPH08279783A JP H08279783 A JPH08279783 A JP H08279783A JP 7080166 A JP7080166 A JP 7080166A JP 8016695 A JP8016695 A JP 8016695A JP H08279783 A JPH08279783 A JP H08279783A
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JP
Japan
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light emitting
optical
monitor
emitting elements
elements
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JP7080166A
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Inventor
Sukeaki Aoki
右顕 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、受信回路の特性を損ねることなく
簡単な構成で発光素子の点灯レベルのばらつきによる各
信号間のスキューを最小に抑えることができるようにす
ることを目的とする。 【構成】 この発明は、発光素子111〜11n,12
と、受光素子131〜13n,27と、増幅器281〜2
nと、識別手段301〜30nと、増幅器20,29
と、通信動作前に予め識別手段301〜30nの信号識別
レベルを増幅器281〜28nの出力信号によって発光素
子111〜11nからの光信号レベルのうち最大値と最小
値の中間値の2分の1にする制御手段31,34とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュー
タ、スキャナ、複写機等の装置間における大容量のデー
タの高速通信などに用いられる光並列通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】n(n≧2)個の発光素子からの2値の
信号を表わす光信号をn個同時に光ファイバーにより送
信してn個の受光素子で受光し、このn個の受光素子の
光信号電流をそれぞれn個の増幅器で増幅してn個の識
別器により信号識別レベルで識別する光並列通信装置に
おいて、n個の信号間に発生するスキューは、装置の性
能を決定する大きな要因である。スキューの発生する原
因の1つとしては、n個の発光素子自体が個々に持つ電
気ー光変換効率のばらつきがあげられる。つまり、n個
の発光素子の電気ー光変換効率に発光素子の個体差があ
ると、n個の発光素子に同じ電流を通電しても点灯レベ
ルが各発光素子毎に異なることになる。その場合、受信
側で受信識別により再生された信号の点灯レベルも異な
ることになるので、各識別器の信号識別レベルが同じで
あれば各信号毎に異なるパルス幅変動が起こる。そし
て、各信号毎のパルス幅変動の違いが受信側でスキュー
として観測される。
【0003】発光素子の点灯レベルのばらつきにより発
生する各信号のパルス幅変動を抑制するためには、受信
側での識別器の信号識別レベルを適正化することが必要
になってくる。従来、光並列通信装置の受信側において
識別器の信号識別レベルを適正化する技術としては、特
開平5ー152863号公報、特開平5ー152864
号公報に記載されている技術がある。これらの技術で
は、光信号を受信回路で受信して電気信号に変換して増
幅した上で識別器に入力し、その識別器の入力信号レベ
ルを検出してそのレベルの中央レベルとなる信号を作り
出し、この信号をピークホールド回路等により識別器の
信号識別レベルとすることで各信号のパルス幅変動の少
ない光受信器を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記光受信器では、識
別器の信号識別レベルを受信回路の増幅出力から作り出
すために受信回路に専用の回路を付加するので、受信回
路の帯域の劣化、構成の複雑化を招きやすい。本発明
は、上記問題点を改善し、受信回路の特性を損ねること
なく簡単な構成で発光素子の点灯レベルのばらつきによ
る各信号間のスキューを最小に抑えることができる光並
列通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、n(n≧2)個の発光素子
からの2値の信号を表わす光信号をn個同時に光ファイ
バーにより送信してn個の受光素子で受光する光並列通
信装置において、前記n個の発光素子からの光信号をモ
ニターする複数のモニター用受光素子と、この複数のモ
ニター用受光素子のモニター出力電流を加算して増幅し
た電流により発光するモニター電流送信用発光素子と、
前記n個の受光素子の光信号電流を増幅するn個の増幅
器と、このn個の増幅器の出力信号を同一の信号識別レ
ベルで識別する識別手段と、受信側で前記モニター電流
送信用発光素子からの光信号を受光するモニター電流受
信用受光素子と、このモニター電流受信用受光素子の光
信号電流を増幅するモニター電流受信用増幅器と、通信
動作前に予め前記識別手段の信号識別レベルを前記モニ
ター電流受信用増幅器の出力信号によって前記n個の発
光素子からの光信号レベルのうち最大値と最小値の中間
値の2分の1にする制御手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
並列通信装置において、前記n個の発光素子と前記複数
のモニター用受光素子としてのn個のモニター用受光素
子とが同一半導体基板上に形成されたアレイデバイスを
有することを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
並列通信装置において、前記n個の発光素子と前記複数
のモニター用受光素子とが同一半導体基板上に形成され
たアレイデバイスを有し、前記n個の発光素子は前記半
導体基板上に一定間隔で形成され、前記複数のモニター
用受光素子はそれぞれ前記n個の発光素子における2つ
の隣り合う発光素子からの光信号をモニターし、かつ、
前記n個の発光素子との個々の光結合の割合が同一とな
るように前記半導体基板上に形成されていることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、n個の発光素子から
の光信号が複数のモニター用受光素子によりモニターさ
れ、モニター電流送信用発光素子が複数のモニター用受
光素子のモニター出力電流を加算して増幅した電流によ
り発光する。n個の受光素子の光信号電流がn個の増幅
器により増幅され、識別手段がn個の増幅器の出力信号
を同一の信号識別レベルで識別する。受信側でモニター
電流送信用発光素子からの光信号がモニター電流受信用
受光素子により受光され、このモニター電流受信用受光
素子の光信号電流がモニター電流受信用増幅器により増
幅される。制御手段は通信動作前に予め識別手段の信号
識別レベルをモニター電流受信用増幅器の出力信号によ
ってn個の発光素子からの光信号レベルのうち最大値と
最小値の中間値の2分の1にする。このため、受信回路
の特性を損ねることなく簡単な構成で発光素子の点灯レ
ベルのばらつきによる各信号間のスキューを最小に抑え
ることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
光並列通信装置において、n個の発光素子と複数のモニ
ター用受光素子としてのn個のモニター用受光素子とが
同一半導体基板上に形成されたアレイデバイスを有し、
複雑な調整を必要とせずにn個の発光素子とn個のモニ
ター用受光素子との光結合の度合いが一定の関係とな
る。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
光並列通信装置において、n個の発光素子と複数のモニ
ター用受光素子とが同一半導体基板上に形成されたアレ
イデバイスを有し、n個の発光素子は半導体基板上に一
定間隔で形成され、複数のモニター用受光素子はそれぞ
れn個の発光素子における2つの隣り合う発光素子から
の光信号をモニターし、かつ、n個の発光素子との個々
の光結合の割合が同一となるように半導体基板上に形成
されていることにより、取り扱う信号の数が増加しても
小型化が可能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。この第1
実施例は、請求項1記載の発明の一実施例であり、n
(n≧2)個の光信号を同時に通信する光並列通信装置
の例である。送信側には、n個の発光素子111〜11n
と1つのモニター電流送信用発光素子12が設置されて
いる。n個の発光素子111〜11nにはそれぞれn個の
発光素子111〜11nの光出力をモニターするn個のモ
ニター用受光素子131〜13nが設置されている。
【0012】n個の発光素子駆動回路181〜18nは、
それぞれトランジスタ141〜14n,151〜15n、電
流源161〜16n、抵抗171〜17n及び増幅器191
〜19nにより構成され、n個の発光素子111〜11n
を駆動して発光させる。ここに、トランジスタ141
14nのベースには増幅器191〜19nの非反転出力信
号が入力されてトランジスタ151〜15nのベースには
増幅器191〜19nの反転出力信号が入力され、発光素
子111〜11nは電流源161〜16nにより一定の電流
がトランジスタ151〜15nを通して供給されることに
より発光して光信号を出力する。
【0013】n個の受光素子131〜13nはそれぞれn
個の発光素子111〜11nからの光信号を受光してモニ
ター光信号電流を出力し、この受光素子131〜13n
らのモニター光信号電流は増幅器20により加算増幅さ
れる。トランジスタ21及び抵抗22からなる発光素子
駆動回路23は増幅器20の出力信号によりモニター電
流送信用発光素子12を駆動して発光させる。このモニ
ター電流送信用発光素子12からの光信号は光ファイバ
ー24により受信側に送信され、n個の発光素子111
〜11nからの光信号がそれぞれ光ファイバー251〜2
nにより受信側に送信される。
【0014】受信側にはn個の受光素子261〜26n
1つのモニター電流受信用受光素子27が設置されてい
る。n個の受光素子261〜26nはそれぞれ光ファイバ
ー251〜25nからの光信号を受光して光信号電流に変
換し、受光素子261〜26nの光信号電流が増幅器28
1〜28nにより増幅されて所定レベルの電圧信号に変換
される。モニター電流受信用受光素子27は光ファイバ
ー24からの光信号を受光して光信号電流に変換し、モ
ニター電流受信用受光素子27の光信号電流がモニター
電流受信用増幅器29により増幅されて所定レベルの電
圧信号に変換される。
【0015】増幅器281〜28nの出力信号はそれぞれ
識別器301〜30nにて制御回路31からの信号識別レ
ベルで2値化されて通信信号として制御回路31へ出力
される。送信側及び受信側には制御手段としての制御回
路31,34が設置されている。送信側の制御回路34
は、外部から2値の信号である通信信号DATA1〜D
ATANが入力される入力端子351〜35nが設けら
れ、発光素子駆動回路181〜18nの入力端子361
36nが接続されている。受信側の制御回路31は、識
別器301〜30nの出力端子331〜33nと、識別器3
1〜30nへ信号識別レベルを与える信号識別レベル端
子32と、通信信号OUT1〜OUTNを出力する信号
出力端子371〜37nと、増幅器29の出力信号が入力
される入力端子38とを有する。
【0016】ここで、送信側は図4に示すように動作
し、受信側は図5に示すように動作する。送信側の制御
回路34は、送信側の電源がオンされると、受信側にレ
ベル調整を行わせる動作を行うように設定される。例え
ば制御回路34は送信部の電源がオンになると、n個の
発光素子111〜11nが1つづつ順次に一定時間づつ発
光するような出力信号を発光素子駆動回路181〜18n
へ出力するように設定され、それから一定時間待機した
後に通常の通信状態となるように設定される。この待機
時間は受信側で信号識別レベルの調整がなされるまでの
時間に予め設定される。また、受信側では送信部よりも
先に電源がオン状態になるようにしておき、制御回路3
1は上記待機状態で信号識別レベルの調整が実行される
まで信号出力端子371〜37nから信号を出力しないよ
うに設定しておく。
【0017】送信側の電源がオンされると、発光素子駆
動回路181〜18nが制御回路34の出力信号によりn
個の発光素子111〜11nを1つづつ順次に一定時間づ
つ発光させ、n個の受光素子131〜13nがそれぞれn
個の発光素子111〜11nからの光信号を受光してモニ
ター光信号電流に変換する。この受光素子131〜13n
のモニター光信号電流は増幅器20により加算増幅さ
れ、発光素子駆動回路23が増幅器20の出力信号によ
りモニター電流送信用発光素子12を駆動して発光させ
る。このモニター電流送信用発光素子12からの光信号
は光ファイバー24により受信側に送信される。
【0018】受信側ではモニター電流受信用受光素子2
7が光ファイバー24からの光信号を受光して光信号電
流に変換し、モニター電流受信用受光素子27の光信号
電流が増幅器29により増幅されて所定レベルの電圧信
号に変換される。制御回路31は増幅器29の出力信号
レベル(モニター出力レベル)から各受光素子261
26nが点灯レベルの光信号を光ファイバー251〜25
nより受信したときの識別器301〜30nの入力信号レ
ベルを求め、そのうちの最大値と最小値との中間値の2
分の1(最大値と最小値との平均の値)を信号識別レベ
ルとして設定して端子32に出力した後に通常の通信状
態になる。このように信号識別レベルの調整が行われて
通常の通信が可能となる。
【0019】通常の通信状態では、送信側の制御回路3
4は外部から入力端子351〜35nに入力された通信信
号DATA1〜DATANを発光素子駆動回路181
18に転送し、発光素子駆動回路18〜18nがn
個の発光素子111〜11nをそれぞれ制御回路34から
の通信信号により駆動して光信号に変換させる。n個の
発光素子111〜11nからの光信号はそれぞれ光ファイ
バー251〜25nにより受信側に送信される。
【0020】受信側では受光素子261〜26nがそれぞ
れ光ファイバー251〜25nからの光信号を受信して光
信号電流に変換し、受光素子261〜26nの光信号電流
がそれぞれ増幅器281〜28nにより増幅されて所定レ
ベルの電圧信号に変換される。この増幅器281〜28n
の出力信号はそれぞれ識別器301〜30nにて制御回路
31からの同一の信号識別レベルで2値化されて通信信
号として制御回路31へ出力され、制御回路31は識別
器301〜30nからの通信信号を出力端子371〜37n
より出力する。
【0021】この第1実施例は、請求項1記載の発明で
あって、n(n≧2)個の発光素子111〜11nからの
2値の信号を表わす光信号をn個同時に光ファイバー2
1〜25nにより送信してn個の受光素子261〜26n
で受光する光並列通信装置において、n個の発光素子1
1〜11nからの光信号をモニターする複数のモニター
用受光素子131〜13nと、この複数のモニター用受光
素子131〜13nのモニター出力電流を加算して増幅し
た電流により発光して光信号を受信側へ送信するモニタ
ー電流送信用発光素子12と、n個の受光素子261
26nの光信号電流を増幅するn個の増幅器281〜28
nと、このn個の増幅器281〜28nの出力信号を同一
の信号識別レベルで識別する識別手段301〜30nと、
受信側でモニター電流送信用発光素子12からの光信号
を受光するモニター電流受信用受光素子27と、このモ
ニター電流受信用受光素子27の光信号電流を増幅する
モニター電流受信用増幅器29と、通信動作前に予め識
別手段301〜30nの信号識別レベルをモニター電流受
信用増幅器29の出力信号によってn個の発光素子11
1〜11nからの光信号レベルのうち最大値と最小値の中
間値の2分の1にする制御手段31,34とを備えたの
で、発光素子111〜11nの点灯レベルのばらつきによ
って起こる信号間のスキューの値が発光素子111〜1
nの点灯レベルのうちの最大値と最小値で通信される
信号間で最も大きいが、信号識別レベルをその最大値と
最小値との平均値となる中間値の2分の1に調整するこ
とにより、信号識別レベルを発光素子111〜11nの点
灯レベルのばらつきを抑制できる最良値とすることがで
き、発光素子の点灯レベルのばらつきによる各信号間の
スキューを最小に抑えることができる。しかも、信号識
別レベルの調整では受信回路の通信信号検出を行わない
ので、受信部の帯域を劣化させることがなくて受信回路
の特性を損ねることがなく、簡単な構成にできる。
【0022】図2は本発明の第2実施例におけるアレイ
デバイスを示す。この第2実施例は、請求項2記載の発
明の実施例であり、上記第1実施例において、上記発光
素子111〜11n,12及びモニター用受光素子131
〜13nを有するデバイスとして図2に示すアレイデバ
イスを用いたものである。このアレイデバイスは半導体
基板40上に上記発光素子111〜11n,12として端
面発光型の発光素子が集積されている。基板40に電源
電圧がバイアスされて各発光素子111〜11n,12に
設置されている電極411〜41n,42に発光素子駆動
回路181〜18n,23から通電されることにより、発
光素子111〜11n,12が発光する。
【0023】さらに、基板40上には上記モニター用受
光素子131〜13nとして各発光素子111〜11nの出
力をそれぞれモニターできるように受光素子が設置さ
れ、この受光素子131〜13nに電極431〜43nが設
置されている。発光素子111〜11n,12は端面発光
型であるので、xy平面に平行にpn接合を持つように
作成して図2に示すように受光素子131〜13nを配置
すれば発光素子111〜11nの光出力をモニター用受光
素子131〜13nでモニターすることが可能となる。各
デバイス111〜11n,12,131〜13nは同一の半
導体基板40上に同一条件で作成されるので、発光素子
111〜11n,12の電気ー光変換効率、モニター用受
光素子131〜13nの光ー電気変換効率、発光素子11
1〜11nとモニター用受光素子131〜13nとの光結合
などの素子間での相対精度は良いといえる。このため、
各デバイス111〜11n,12,131〜13nとして個
別素子を用いた場合に比べて装置の精度を高くすること
が容易に行える。
【0024】このように第2実施例は、請求項2記載の
発明の実施例であって、第1実施例において、n個の発
光素子111〜11nと複数のモニター用受光素子として
のn個のモニター用受光素子131〜13nとが同一半導
体基板40上に形成されたアレイデバイスであるので、
複雑な調整を必要とせずにn個の発光素子とn個のモニ
ター用受光素子との光結合の度合いが一定の関係とな
る。
【0025】図3は本発明の第3実施例におけるアレイ
デバイスを示す。この第3実施例は、請求項3記載の発
明の実施例であり、上記第1実施例において、上記発光
素子111〜11n,12及びモニター用受光素子131
〜13nを有するデバイスとして図3に示すアレイデバ
イスを用いたものである。このアレイデバイスは半導体
基板50上に上記発光素子111〜11n,12としてn
+1個の発光素子が集積されている。基板50に電源電
圧がバイアスされて各発光素子111〜11n,12に設
置されている電極511〜51n,52に発光素子駆動回
路181〜18n,23から通電されることにより、発光
素子111〜11n,12が発光する。
【0026】また、基板50上の各発光素子111〜1
n,12は一定間隔に集積されており、各発光素子1
1〜11nの光出力をモニターする受光素子531〜5
n/2は発光素子111〜11nにおける2つづつの発光
素子の光出力を1つの受光素子で受光できるように2つ
づつの発光素子の各間に2個の発光素子対1個の受光素
子の割合で集積されている。さらに、この受光素子53
1〜53n/2は発光素子111〜11nとの個々の光結合の
割合が同一となるように集積され、上記モニター用受光
素子131〜13nの代りに用いられて受光素子531
53n/2のモニター光信号電流が増幅器20により加算
増幅される。
【0027】このアレイデバイスは、各発光素子111
〜11n,12、受光素子531〜53n/2の形状を同一
にし、その位置関係を受光素子531〜53n/2の受光面
がその両側の発光素子から等距離となるようにすること
で容易に作成が可能である。第3実施例は、第1実施例
と同様に動作するが、図3に示すアレイデバイスを用い
ることで取り扱う信号の数が多くても、n個の信号と同
じ数だけモニター用受光素子131〜13nを用いた場合
に比べてモニター用受光素子の数が少ない分だけ配線の
数が少なくなるので、小型化がその分可能となる。
【0028】このように第3実施例は、請求項3記載の
発明の実施例であって、上記第1実施例において、n個
の発光素子111〜11nと複数のモニター用受光素子5
1〜53n/2とが同一半導体基板50上に形成されたア
レイデバイスであり、n個の発光素子111〜11nは半
導体基板50上に一定間隔で形成され、複数のモニター
用受光素子531〜53n/2はそれぞれn個の発光素子1
1〜11nにおける2つの隣り合う発光素子からの光信
号をモニターし、かつ、n個の発光素子111〜11n
の個々の光結合の割合が同一となるように半導体基板5
0上に形成されているので、取り扱う信号の数が増加し
ても小型化が可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、n(n≧2)個の発光素子からの2値の信号を表わ
す光信号をn個同時に光ファイバーにより送信してn個
の受光素子で受光する光並列通信装置において、前記n
個の発光素子からの光信号をモニターする複数のモニタ
ー用受光素子と、この複数のモニター用受光素子のモニ
ター出力電流を加算して増幅した電流により発光するモ
ニター電流送信用発光素子と、前記n個の受光素子の光
信号電流を増幅するn個の増幅器と、このn個の増幅器
の出力信号を同一の信号識別レベルで識別する識別手段
と、受信側で前記モニター電流送信用発光素子からの光
信号を受光するモニター電流受信用受光素子と、このモ
ニター電流受信用受光素子の光信号電流を増幅するモニ
ター電流受信用増幅器と、通信動作前に予め前記識別手
段の信号識別レベルを前記モニター電流受信用増幅器の
出力信号によって前記n個の発光素子からの光信号レベ
ルのうち最大値と最小値の中間値の2分の1にする制御
手段とを備えたので、受信回路の特性を損ねることなく
簡単な構成で発光素子の点灯レベルのばらつきによる各
信号間のスキューを最小に抑えることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光並列通信装置において、前記n個の発光素子と前
記複数のモニター用受光素子としてのn個のモニター用
受光素子とが同一半導体基板上に形成されたアレイデバ
イスを有するので、複雑な調整を必要とせずにn個の発
光素子とn個のモニター用受光素子との光結合の度合い
が一定の関係となる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の光並列通信装置において、前記n個の発光素子と前
記複数のモニター用受光素子とが同一半導体基板上に形
成されたアレイデバイスを有し、前記n個の発光素子は
前記半導体基板上に一定間隔で形成され、前記複数のモ
ニター用受光素子はそれぞれ前記n個の発光素子におけ
る2つの隣り合う発光素子からの光信号をモニターし、
かつ、前記n個の発光素子との個々の光結合の割合が同
一となるように前記半導体基板上に形成されているの
で、取り扱う信号の数が増加しても小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例におけるアレイデバイスを
示す斜視図である。
【図3】上記第1実施例における送信側の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】上記第1実施例における送信側の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】上記第1実施例における受信側の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
111〜11n 発光素子 12 モニター電流送信用発光素子 131〜13n,531〜53n/2 モニター用受光素
子 181〜18n,23 発光素子駆動回路 20 増幅器 24,251〜25n 光ファイバー 261〜26n 受光素子 27 モニター電流受信用受光素子 281〜28n 増幅器 29 モニター電流受信用増幅器 301〜30n 識別器 31,34 制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/28 10/26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(n≧2)個の発光素子からの2値の信
    号を表わす光信号をn個同時に光ファイバーにより送信
    してn個の受光素子で受光する光並列通信装置におい
    て、前記n個の発光素子からの光信号をモニターする複
    数のモニター用受光素子と、この複数のモニター用受光
    素子のモニター出力電流を加算して増幅した電流により
    発光するモニター電流送信用発光素子と、前記n個の受
    光素子の光信号電流を増幅するn個の増幅器と、このn
    個の増幅器の出力信号を同一の信号識別レベルで識別す
    る識別手段と、受信側で前記モニター電流送信用発光素
    子からの光信号を受光するモニター電流受信用受光素子
    と、このモニター電流受信用受光素子の光信号電流を増
    幅するモニター電流受信用増幅器と、通信動作前に予め
    前記識別手段の信号識別レベルを前記モニター電流受信
    用増幅器の出力信号によって前記n個の発光素子からの
    光信号レベルのうち最大値と最小値の中間値の2分の1
    にする制御手段とを備えたことを特徴とする光並列通信
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光並列通信装置において、
    前記n個の発光素子と前記複数のモニター用受光素子と
    してのn個のモニター用受光素子とが同一半導体基板上
    に形成されたアレイデバイスを有することを特徴とする
    光並列通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光並列通信装置において、
    前記n個の発光素子と前記複数のモニター用受光素子と
    が同一半導体基板上に形成されたアレイデバイスを有
    し、前記n個の発光素子は前記半導体基板上に一定間隔
    で形成され、前記複数のモニター用受光素子はそれぞれ
    前記n個の発光素子における2つの隣り合う発光素子か
    らの光信号をモニターし、かつ、前記n個の発光素子と
    の個々の光結合の割合が同一となるように前記半導体基
    板上に形成されていることを特徴とする光並列通信装
    置。
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