JPH05145492A - 光伝送方式 - Google Patents

光伝送方式

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JPH05145492A
JPH05145492A JP3308182A JP30818291A JPH05145492A JP H05145492 A JPH05145492 A JP H05145492A JP 3308182 A JP3308182 A JP 3308182A JP 30818291 A JP30818291 A JP 30818291A JP H05145492 A JPH05145492 A JP H05145492A
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JP
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emitting element
light emitting
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signal
optical
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JP3308182A
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Masao Makiuchi
正男 牧内
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、送信側に設けた発光素子アレイから
受信側に設けた受光素子アレイへ短距離光並列伝送する
光伝送方式において、発光素子アレイの発光出力の変動
を防止することにより、高速で信頼性の高い計算機等の
光インターコネクションを実現する光伝送方式を提供す
ることを目的とする。 【構成】高速パルス信号が送信側のLDアレイ18によ
って光信号に変換され、光ファイバ28a、…、28d
を介して伝送され、受信側のPDアレイ22によって再
び電気信号に変換される。このとき、モニタ用LD16
eから発せられた光信号をモニタ用PD20eで受信し
て発光出力の変動を検知し、APC信号発生器30によ
り出力変動に基づくAPC信号を発生させ、電線34を
介して送信側のAPC信号検出器32に送信し、LDア
レイ18のLD16a、…、16dのバイアス電流をコ
ントロールして出力パワーを所定の水準に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光伝送方式に係り、特に
電子計算機等のボード間、又は装置間のインターコネク
ションにおいて複数チャネルのパルスの信号を短距離並
列伝送する場合の光伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機の高速化が重要になっている
今日、この高速化の阻害要因として、ボード間、又は装
置間の電気によるインターコネクションがあげられる。
即ち、通常の電線を用いた電気インターコネクションに
おいては、クロック周波数に規定される伝送速度を高速
化していくと、電界・磁界の発生により電線間のクロス
トークや、伝送信号速度のバラツキ、いわゆるスキュー
(skew)が増加するため、計算スピードをあげるこ
とができなくなる。
【0003】このため、高速性を要求される計算機等で
は、これまでの電気インターコネクションに代えて光イ
ンターコネクションを用いること、即ち複数本の光ファ
イバで信号伝送を行い、高速化を図ることが検討され始
めており、現在、研究段階にある。従って、このような
分野での光インターコネクションに関する従来技術は存
在しないが、かかる光伝送に類似の技術として長距離の
光伝送を行う光通信技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子計算機等のボード
間又は装置間に光インターコネクションを採用する場
合、送信側に発光素子アレイを配列し、受信側に受光素
子アレイを配列し、これらの発光素子アレイと受光素子
アレイとを光結合すればよい。そして高速性が要求され
ることを考慮すれば、発光素子アレイとしては半導体レ
ーザアレイが最も有望である。
【0005】しかし、送信側の発光素子アレイとして半
導体レーザアレイを使用した場合、周囲温度の変化によ
って発光出力が大きく変化することが大問題となる。こ
のような問題について、光通信では、送信側の発光素子
近傍に半導体レーザの発光出力をモニタする受光素子を
設置して、半導体レーザの発光出力の変動にあわせてA
PC(オートパワーコントロール)信号を発し、このA
PC信号によって半導体レーザのバイアス電流をコント
ロールする回路を設けることにより、周囲温度の変化に
よる出力変動に対する保障を行っている。
【0006】しかし、計算機等の光インターコネクショ
ンにおいて、モニタ用の受光素子を導入することは、装
置の寸法を大きくし、実装工程を複雑化する原因とな
り、コスト増加につながってしまう。また、発光素子ア
レイと受光素子アレイとの間において生じる光結合損失
に起因する変動の場合、半導体レーザの発光出力をモニ
タする受光素子を送信側に設置しても、光結合損失の変
動に対する保障を行うことは困難である。
【0007】そこで本発明は、送信側に設けた発光素子
アレイから受信側に設けた受光素子アレイへ短距離光並
列伝送する光伝送方式において、発光素子アレイの発光
出力の変動を防止することにより、高速で信頼性の高い
計算機等の光インターコネクションを実現する光伝送方
式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数チャネ
ルのパルス信号を、送信側に設けた発光素子アレイによ
って電気信号から光信号に変換し、前記発光素子アレイ
から出力された前記光信号を、光ファイバアレイを介し
て受信側に並列伝送し、受信側に並列伝送された前記光
信号を、受信側に設けた受光素子アレイによって電気信
号に変換する光伝送方式において、前記光ファイバアレ
イを介して伝送された前記光信号を受信側でモニタし
て、送信側に設けた前記発光素子アレイの出力変動に基
づく制御信号を発生させ、前記制御信号により、前記発
光素子アレイの各発光素子の出力パワーを所定の水準に
制御することを特徴とする光伝送方式によって達成され
る。
【0009】また、上記の光伝送方式において、前記発
光素子アレイのなかに、モニタ用発光素子を設け、前記
受光素子アレイのなかに、モニタ用受光素子を設け、前
記モニタ用発光素子から出力された光信号を受信した前
記モニタ用受光素子の出力により、前記発光素子アレイ
の出力変動をモニタすることを特徴とする光伝送方式に
よって達成される。
【0010】また、上記の光伝送方式において、前記受
光素子アレイのなかの選択された特定の受光素子の出力
により、前記発光素子アレイの出力変動をモニタするこ
とを特徴とする光伝送方式によって達成される。また、
上記の光伝送方式において、前記受光素子アレイの各受
光素子の出力により、前記発光素子アレイの各発光素子
の出力変動をそれぞれモニタして、前記発光素子アレイ
の各発光素子の出力変動に基づく制御信号を多重化して
発生させ、前記多重化された制御信号を送信側に伝送
し、送信側に伝送された前記多重化された制御信号を再
び各制御信号に分離して、相当する前記発光素子アレイ
の各発光素子に分配し、前記発光素子アレイの各発光素
子に分配された前記制御信号により、前記発光素子アレ
イの各発光素子の出力パワーを所定の水準に制御するこ
とを特徴とする光伝送方式によって達成される。
【0011】また、上記の光伝送方式において、前記制
御信号を電気信号によって受信側から送信側に伝送する
ことを特徴とする光伝送方式によって達成される。ま
た、上記の光伝送方式において、前記制御信号を光信号
に変換し、光信号に変換された前記制御信号を光ファイ
バによって受信側から送信側に伝送し、光信号に変換さ
れて送信側に伝送された前記制御信号を電気信号に変換
し、電気信号に変換された前記制御信号により、前記発
光素子アレイの各発光素子の出力パワーを所定の水準に
制御することを特徴とする光伝送方式によって達成され
る。
【0012】また、上記の光伝送方式において、前記複
数チャネルのパルス信号を送信側から受信側に並列伝送
する前記光ファイバアレイと前記制御信号を受信側から
送信側に伝送する前記電線又は前記光ファイバとを一体
化してリボン状ファイバを形成し、前記リボン状ファイ
バと送信側の前記発光素子アレイとの接続部及び前記リ
ボン状ファイバと受信側の前記受光素子アレイとの接続
部にそれぞれコネクタを設けて、脱着可能なコネクタ構
造とし、前記接続部のいずれかを分離したとき、前記発
光素子アレイの発光を停止させるか、或いは前記受光素
子アレイの受信感度を低下させることを特徴とする光伝
送方式によって達成される。
【0013】
【作用】本発明は、光ファイバアレイを介して伝送され
た光信号を受信側でモニタして、送信側に設けた発光素
子アレイからの出力変動を検知し、この出力変動に基づ
く制御信号によって発光素子アレイの出力パワーを所定
の水準に制御することができるため、周囲温度の変化の
みならず光ファイバ結合損失などを含む伝送系全体につ
いての出力変動に対する保障がなされる。
【0014】従って、計算機等の光インターコネクショ
ンにおいて、高速性と共に伝送系全体の信頼性を向上さ
せることができる。
【0015】
【実施例】以下、図示する実施例に基づいて具体的に説
明する。図1は、本発明の第1の実施例による光伝送方
式を説明するための概略図である。例えば電子計算機等
のボード間又は装置間の数m〜数10m程度の近距離の
インターコネクションにおいて、その送信側には、4本
の信号線12a、12b、12c、12d及び1本のモ
ニタ用信号線12eが、それぞれLD(レーザダイオー
ド)駆動アンプ14a、14b、14c、14d、14
eを介して、4個のLD16a、16b、16c、16
d及び1個のモニタ用LD16eに接続されている。そ
してこれらのLD16a、…、16d及び1個のモニタ
用LD16eは、1チップにモノリシック集積され、L
Dアレイ18を構成している。
【0016】また、受信側には、4個のPD(フォトダ
イオード)20a、20b、20c、20d及び1個の
モニタ用PD20eが、1チップにモノリシック集積さ
れ、PDアレイ22を構成している。そしてこれらのP
D20a、…、20dは、それぞれPD用プリアンプ2
4a、24b、24c、24dを介して、4本の信号線
26a、26b、26c、26dに接続されている。
【0017】そして送信側のLDアレイ18のLD16
a、…、16d及びモニタ用LD16eと、受信側のP
Dアレイ22のPD20a、…、20d及びモニタ用P
D20eとは、それぞれ光ファイバ28a、28b、2
8c、28d、28eを介して、光結合されている。こ
こで、LDアレイ18とPDアレイ22との組み合わせ
を用いたのは、送信側から受信側への伝送速度の超高速
化を達成するために最も有望な組み合わせだからであ
る。
【0018】また、受信側には、PDアレイ22のモニ
タ用PD20eに接続されたAPC信号発生器30が設
置されており、送信側には、LD駆動アンプ14a、
…、14eにそれぞれ接続されたAPC信号検出器32
が設置されている。そして受信側のAPC信号発生器3
0と送信側のAPC信号検出器32とは、光ファイバ2
8a、…、28eに沿って設置された電線34によって
接続されている。
【0019】次に、動作を説明する。送信側の4本の信
号線12a、…、12dに送られてきた例えば4ビット
の高速パルス信号が、それぞれLDアレイ18のLD1
6a、…、16dによって電気信号から光信号に変換さ
れ、光ファイバ28a、…、28dを介して送信側から
受信側に伝送され、受信側のPDアレイ22のPD20
a、…、20dによって再び電気信号に変換され、4本
の信号線26a、…、26dに送られる。
【0020】また、モニタ用信号線12eにはモニタ用
LD16eのバイアス点を設定するための直流信号が送
られており、LDアレイ18のモニタ用LD16eよっ
て光信号に変換され、光ファイバ28eを介して受信側
に伝送され、PDアレイ22のモニタ用PD20eによ
って再び電気信号に変換される。こうして、電子計算機
等のボード間又は装置間のインターコネクションにおい
て、送信側から受信側への4チャンネルの近距離光並列
伝送が行われる。
【0021】このとき、送信側において、装置の長時間
連続稼働等によりLDアレイ18周囲の温度に変動が生
じるとすると、この温度変動によりLD16a、…、1
6d及びモニタ用LD16eの発光出力も変動する。こ
の場合、LDアレイ18のLD16a、…、16d及び
モニタ用LD16eの動作特性が均一であることを前提
とすると、これらのLD16a、…、16d及びモニタ
用LD16eは1チップのLDアレイ18にモノリシッ
ク集積されているため、LDアレイ18周囲の温度変動
に対する出力変動は全てのLDについて同じように起こ
る。従って、モニタ用LD16eの出力変動に基づくA
PC信号を求め、そのAPC信号をLDアレイ18の他
のLD16a、…、16dに適用して、それらの出力変
動に対する保障を行うことができる。
【0022】即ち、LDアレイ18のモニタ用LD16
eから発せられた光信号をPDアレイ22のモニタ用P
D20eで受信し、温度変動による発光出力の変動を検
知する。そしてこのPD20eに接続するAPC信号発
生器30により、この発光出力の変動に基づくAPC信
号を発生させ、受信側から電線34を介して送信側のA
PC信号検出器32に送信する。更に、APC信号検出
器32からLD駆動アンプ14a、…、14eにそれぞ
れAPC信号を送り、このAPC信号によってLDアレ
イ18のLD16a、…、16d及びモニタ用LD16
eのバイアス電流をコントロールし、その出力パワーを
所定の水準に制御する。こうして、LDアレイ18の周
囲温度の変化による発光出力の変動に対する保障を行
う。
【0023】なお、このとき、APC信号は電線34を
介して受信側から送信側へ送信されるが、APC信号は
高速動作を必要としないため、電線34を使用しても全
く問題は生じない。このように第1の実施例によれば、
LDアレイ18に集積されたモニタ用LD16e及びA
PC信号検出器32が送信側に設けられ、PDアレイ2
2に集積されたモニタ用PD20e及びAPC信号発生
器30が受信側に設けられ、APC信号発生器30とA
PC信号検出器32とが電線34によって接続されてい
ることにより、モニタ用LD16eにおける発光出力の
変動をモニタ用PD20eで検知し、この発光出力の変
動に基づくAPC信号をAPC信号発生器30によって
発生させ、このAPC信号を電線34を介して送信側の
APC信号検出器32に送信し、APC信号検出器32
からのAPC信号によってLD16a、…、16dのバ
イアス電流をコントロールして出力パワーを所定の水準
に制御することができるため、LDアレイ18側にモニ
ターPDを設置することなく、周囲温度の変化等による
LDアレイ18のLD16a、…、16dの発光出力の
変動に対する保障を行うことができる。
【0024】従って、電子計算機等のボード間又は装置
間のインターコネクションにおいて、高速で信頼性の高
い光インターコネクションを実現することができる。な
お、図1では、モニタ用LD16eがLDアレイ18の
端部に設けられているが、この位置に限定される必要は
なく、モニタ用LD16eはLDアレイ18の中央部そ
の他、何処であってもよい。
【0025】また、上記第1の実施例においては、AP
C信号発生器30が受診側に設置されているが、光ファ
イバ28eを介して伝送されてきた光信号を受信側のP
D20eで受信して送信側のLDアレイ18の出力変動
を検知するものであれば、APC信号発生器30の設置
位置は送信側であってもよい。次に、本発明の第2の実
施例について、図2を用いて説明する。
【0026】なお、図2において、図1に示す構成要素
と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。送信側には、信号線12a、…、12dが、それぞ
れLD駆動アンプ14a、…、14dを介して、LDア
レイ19にモノリシック集積されたLD16a、…、1
6dに接続されている。また、受信側には、PDアレイ
23にモノリシック集積されたPD20a、…、20d
が、それぞれPD用プリアンプ24a、…、24dを介
して、信号線26a、…、26dに接続されている。
【0027】更に、受信側には、PDアレイ22のPD
用プリアンプ24dに接続されたAPC信号発生器30
が設置されており、送信側には、LD駆動アンプ14
a、…、14eにそれぞれ接続されたAPC信号検出器
32が設置されている。そして送信側のLDアレイ18
のLD16a、…、16dと受信側のPDアレイ22の
PD20a、…、20dとは、それぞれ光ファイバ28
a、…、28dによって光結合され、また受信側のAP
C信号発生器30と送信側のAPC信号検出器32と
は、電線34によって接続されている。そしてこれら光
ファイバ28a、…、28d及び電線34はリボン状に
一体化され、電線入りリボン光ファイバ36を形成して
いる。
【0028】次に、動作を説明する。LDアレイ19周
囲の温度に変動が生じた場合、LDアレイ19のLD1
6dから発せられた光信号をPDアレイ23のPD20
dで受信し、温度変動による発光出力の変動を検知す
る。そしてこのPD20dにPD用プリアンプ24dを
介して接続するAPC信号発生器30によりAPC信号
を発生させ、電線入りリボン光ファイバ36の電線34
を介して送信側のAPC信号検出器32に送信し、LD
駆動アンプ14a、…、14d、14eを介してLD1
6a、…、16dのバイアス電流をコントロールして出
力パワーを所定の水準に制御する。こうしてLDアレイ
19の周囲温度の変化による発光出力の変動に対する保
障を行う。
【0029】このように第2の実施例によれば、PDア
レイ23に集積されたPD20dをモニタ用に兼用する
ことにより、上記第1の実施例にようにモニタ用LD1
6e及びモニタ用PD20eを付加する必要がなくな
り、上記第1の実施例と同様の効果を奏することができ
ると共に、装置の寸法が小さくなって実装が容易となる
ため、コストを低減することができる。
【0030】なお、図2では、モニタ兼用のLD16d
がLDアレイ19の端部に設けられているが、この位置
に限定される必要はなく、LDアレイ19の中央部その
他、何処であってもよい。また、上記第2の実施例にお
いては、APC信号発生器30が受診側に設置されてい
るが、光ファイバ28dを介して伝送されてきた光信号
を受信側のPD20dで受信して送信側のLDアレイ1
9の出力変動を検知するものであれば、APC信号発生
器30の設置位置は送信側であってもよい。
【0031】次に、本発明の第3の実施例について、図
3を用いて説明する。なお、図3において、図2に示す
構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して説明
を省略する。送信側には、上記第2の実施例のAPC信
号検出器32の代わりに、多重化APC信号検出・分配
器33が設置され、LD駆動アンプ14a、…、14d
にそれぞれ接続されている。また、受信側には、上記第
2の実施例のAPC信号発生器30の代わりに、多重化
APC信号発生器31が設置され、PD用プリアンプ2
4a、…、24dにそれぞれ接続されている。
【0032】そして電線入りリボン光ファイバ36と送
信側のLDアレイ19との接続部にはコネクタ38が設
けられ、また電線入りリボン光ファイバ36と受信側の
PDアレイ23との接続部にはコネクタ40が設けら
れ、それぞれ脱着可能なコネクタ構造となっている。次
に、動作を説明する。
【0033】上記第1又は第2の実施例においてはLD
アレイの各LDの動作特性が均一であることを前提とし
ているが、実際には、LDアレイ19のLD16a、
…、16dと電線入りリボン光ファイバ36の光ファイ
バ28a、…、28dとの光結合特性、または光ファイ
バ28a、…、28dとPDアレイ23のPD20a、
…、20dとの光結合特性まで均一であるとは限らな
い。
【0034】従って、温度変動による全体的な発光出力
の変動に対するのみならず、LD16a、…、16dと
光ファイバ28a、…、28dとの光結合特性、または
光ファイバ28a、…、28dとPD20a、…、20
dとの光結合特性の差異による個別的な発光出力の変動
に対する保障を行う必要がある。即ち、LDアレイ19
のLD16a、…、16dから発せられ、それぞれ光フ
ァイバ28a、…、28dを介して伝送されてきた光信
号をPDアレイ23のPD20a、…、20dで受信
し、温度変動や光結合特性の差異による発光出力の変動
を検知する。そしてこれらのPD20a、…、20dに
PD用プリアンプ24a、…、24dを介して接続する
多重化APC信号発生器31により、多重化されたAP
C信号を発生させ、電線入りリボン光ファイバ36の電
線34を介して送信側の多重化APC信号検出・分配器
33に送信する。この多重化APC信号検出・分配器3
3では、多重化されたAPC信号を取り出し、LD駆動
アンプ14a、…、14dを介して各LD16a、…、
16dに分配し、それぞれのバイアス電流をコントロー
ルして出力パワーを所定の水準に制御する。こうして周
囲温度の変化や光結合特性の差異による発光出力の変動
に対する保障を行う。
【0035】また、電線入りリボン光ファイバ36と送
信側のLDアレイ19及び受信側のPDアレイ23との
接続部に、それぞれコネクタ38、40が設けられて、
脱着可能なコネクタ構造となっているのに伴い、これら
のコネクタ38、40のいずれかを分離したとき、多重
化APC信号発生器31からAPC信号がこないことを
誤認して多重化APC信号検出・分配器33がLDアレ
イ19の各LD16a、…、16dに出力増大信号を送
らないようにするために、LDアレイ19の各LD16
a、…、16dの発光を停止させるか、或いはPDアレ
イ23の各PD20a、…、20dの受信感度を低下さ
せるようになっている。
【0036】例えば、多重化APC信号発生器31から
多重化APC信号検出・分配器33へ常にクロック信号
を流しておき、そのクロック信号が途絶した場合には、
多重化APC信号検出・分配器33からLDアレイ19
の各LD16a、…、16dに発光停止信号が送られる
ようにしてもよい。また、コネクタ38の接続部の送信
側又はコネクタ40の接続部の受信側にスイッチを設
け、コネクタ38、40を分離したとき、そのスイッチ
が動作して、LDアレイ19の各LD16a、…、16
dのバイアス電流を遮断したり、或いはPDアレイ23
の各PD20a、…、20dの逆バイアス電圧を低下さ
せたりするようにしてもよい。
【0037】このように第3の実施例によれば、送信側
に多重化APC信号検出・分配器33が設けられ、受信
側にPDアレイ23の各PD20a、…、20dに接続
する多重化APC信号発生器31が設けられていること
により、周囲温度の変化や光結合特性の差異による個々
の出力変動をPDアレイ23のPD20a、…、20d
で検知し、これらの出力変動に基づくAPC信号を多重
化APC信号発生器31によって多重化APC信号とし
て発生させ、この多重化APC信号を電線入りリボン光
ファイバ36の電線34を介して送信側の多重化APC
信号検出・分配器33に送信し、この多重化APC信号
検出・分配器33によってLD駆動アンプ14a、…、
14dを介して各LD16a、…、16dに分配された
APC信号により、それぞれのバイアス電流をコントロ
ールして出力パワーを所定の水準に制御することができ
るため、各チャネルの出力変動に対する保障を行うこと
ができる。
【0038】従って、周囲温度の変化のみならず光ファ
イバ結合損失などを含む伝送系全体において、各チャネ
ルの出力変動に対する保障がなされるように各LDの出
力パワーが制御されるため、伝送系全体の信頼性を向上
させることができ、高速で高信頼性の光インターコネク
ションを実現することができる。次に、本発明の第4の
実施例について、図4を用いて説明する。
【0039】なお、図2に示す構成要素と同一の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略する。受信側にお
いては、PDアレイ22の例えばPD用プリアンプ24
dに接続されたAPC信号発生器30に接続されて、温
度特性に鈍感なAPC信号用LED(発光ダイオード)
42が設置されている。また、送信側には、LD駆動ア
ンプ14a、…、14dにそれぞれ接続されたAPC信
号検出器32に接続されて、受光面積の大きなAPC信
号用PD44が設置されている。
【0040】また、上記第2の実施例の電線34の代わ
りに、受信側のAPC信号用LED42と送信側のAP
C信号用PD44とは、光ファイバ46によって接続さ
れている。そしてこの光ファイバ46及び送信側のLD
アレイ18のLD16a、…、16dと受信側のPDア
レイ22のPD20a、…、20dとを光結合する光フ
ァイバ28a、…、28dは、リボン状に一体化され、
リボン光ファイバ48を形成している。
【0041】次に、動作を説明する。LDアレイ19周
囲の温度に変動が生じた場合、上記第2の実施例と同様
にして、APC信号発生器30から発光出力の変動に基
づくAPC信号を発生させるが、このAPC信号をAP
C信号用LED42によって光信号に変換した後、リボ
ン光ファイバ48の光ファイバ46を介して送信側のA
PC信号用PD44に送信する。このとき、APC信号
用LED42の代わりにLDを用いてもよいが、APC
信号は伝送信号に比較して非常に低速度でよいため、A
PC信号用LED42とAPC信号用PD44との組み
合わせで十分であり、温度などの環境変化に強いこと、
実装が容易なこと、低コストであること等を考慮すると
かえって望ましいといえる。
【0042】そしてAPC信号用PD44によってAP
C信号を再び電気信号に変換した後、上記第2の実施例
と同様にして、APC信号検出器32からLD駆動アン
プ14a、…、14dにそれぞれAPC信号を送り、こ
のAPC信号によってLD16a、…、16dのバイア
ス電流をコントロールして出力パワーを所定の水準に制
御する。こうしてLDアレイ19の周囲温度の変化によ
る発光出力の変動に対する保障を行う。
【0043】このように第4の実施例によれば、受信側
にAPC信号発生器30に接続されたAPC信号用LE
D42が設置され、また送信側にAPC信号検出器32
に接続されたAPC信号用PD44が設置され、これら
APC信号用LED42とAPC信号用PD44とが光
ファイバ46によって光結合されていることにより、上
記第2の実施例の電線入りリボン光ファイバ36の代わ
りにリボン光ファイバ48を用いることができるため、
電線を使用することなく、送信側と受信側との完全な光
コネクションを実現することができる。
【0044】なお、上記第4の実施例においても、上記
第2の実施例の場合と同様に、モニタ兼用のLD16d
の位置は、LDアレイ19の中央部その他、何処であっ
てもよい。また、上記第3の実施例の場合と同様に、受
信側のAPC信号発生器30の代わりに、PD用プリア
ンプ24a、…、24dにそれぞれ接続される多重化A
PC信号発生器31を設置し、送信側のAPC信号検出
器32の代わりに、多重化APC信号検出・分配器33
を設置し、光ファイバ46を介して受信側から送信側へ
多重化APC信号を送信することにより、上記第3の実
施例と同様の効果を奏することができる。
【0045】また、上記第3の実施例の場合と同様に、
リボン光ファイバ48と送信側のLDアレイ19及び受
信側のPDアレイ23との接続部にそれぞれコネクタを
設け、脱着可能なコネクタ構造とすることも可能であ
る。更に、上記第1乃至第4の実施例においては、送信
側から受信側への4チャンネルの光並列伝送が行われる
場合について説明したが、勿論、4チャンネルに限定さ
れることはなく、電子計算機等の装置間の多チャネルの
光インターコネクションを実現することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数チャ
ネルのパルス信号を送信側に設けた発光素子アレイによ
って電気信号から光信号に変換し、その光信号を光ファ
イバアレイを介して受信側に並列伝送し、受信側に設け
た受光素子アレイによって電気信号に変換する光伝送方
式において、光ファイバアレイを介して伝送された光信
号を受信側でモニタして、送信側に設けた発光素子アレ
イの出力変動に基づく制御信号を発生させ、この制御信
号により、発光素子アレイの各発光素子の出力パワーを
所定の水準に制御することにより、発光素子アレイの出
力変動を防止することができるため、高速性と共に高い
信頼性をもつ計算機等の光インターコネクションを実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光伝送方式を説明
するための概略図である。
【図2】本発明の第2の実施例による光伝送方式を説明
するための概略図である。
【図3】本発明の第3の実施例による光伝送方式を説明
するための概略図である。
【図4】本発明の第4の実施例による光伝送方式を説明
するための概略図である。
【符号の説明】
12a、12b、12c、12d…信号線 12e…モニタ用信号線 14a、14b、14c、14d、14e…LD駆動ア
ンプ 16a、16b、16c、16d…LD 16e…モニタ用LD 18、19…LDアレイ 20a、20b、20c、20d…PD 20e…モニタ用PD 22、23…PDアレイ 24a、24b、24c、24d…PD用プリアンプ 26a、26b、26c、26d…信号線 28a、28b、28c、28d、28e、46…光フ
ァイバ 30…APC信号発生器 32…APC信号検出器 34…電線 36…電線入りリボン光ファイバ 33…多重化APC信号検出・分配器 31…多重化APC信号発生器 38、40…コネクタ 42…APC信号用LED 44…APC信号用PD 48…リボン光ファイバ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルのパルス信号を、送信側に
    設けた発光素子アレイによって電気信号から光信号に変
    換し、前記発光素子アレイから出力された前記光信号
    を、光ファイバアレイを介して受信側に並列伝送し、受
    信側に並列伝送された前記光信号を、受信側に設けた受
    光素子アレイによって電気信号に変換する光伝送方式に
    おいて、 前記光ファイバアレイを介して伝送された前記光信号を
    受信側でモニタして、送信側に設けた前記発光素子アレ
    イの出力変動に基づく制御信号を発生させ、 前記制御信号により、前記発光素子アレイの各発光素子
    の出力パワーを所定の水準に制御することを特徴とする
    光伝送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光伝送方式において、 前記発光素子アレイのなかに、モニタ用発光素子を設
    け、 前記受光素子アレイのなかに、モニタ用受光素子を設
    け、 前記モニタ用発光素子から出力された光信号を受信した
    前記モニタ用受光素子の出力により、前記発光素子アレ
    イの出力変動をモニタすることを特徴とする光伝送方
    式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光伝送方式において、 前記受光素子アレイのなかの選択された特定の受光素子
    の出力により、前記発光素子アレイの出力変動をモニタ
    することを特徴とする光伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光伝送方式において、 前記受光素子アレイの各受光素子の出力により、前記発
    光素子アレイの各発光素子の出力変動をそれぞれモニタ
    して、前記発光素子アレイの各発光素子の出力変動に基
    づく制御信号を多重化して発生させ、 前記多重化された制御信号を送信側に伝送し、 送信側に伝送された前記多重化された制御信号を再び各
    制御信号に分離して、相当する前記発光素子アレイの各
    発光素子に分配し、 前記発光素子アレイの各発光素子に分配された前記制御
    信号により、前記発光素子アレイの各発光素子の出力パ
    ワーを所定の水準に制御することを特徴とする光伝送方
    式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の光伝
    送方式において、 前記制御信号を電気信号によって受信側から送信側に伝
    送することを特徴とする光伝送方式。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかに記載の光伝
    送方式において、 前記制御信号を光信号に変換し、 光信号に変換された前記制御信号を光ファイバによって
    受信側から送信側に伝送し、 光信号に変換されて送信側に伝送された前記制御信号を
    電気信号に変換し、 電気信号に変換された前記制御信号により、前記発光素
    子アレイの各発光素子の出力パワーを所定の水準に制御
    することを特徴とする光伝送方式。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の光伝
    送方式において、 前記複数チャネルのパルス信号を送信側から受信側に並
    列伝送する前記光ファイバアレイと前記制御信号を受信
    側から送信側に伝送する前記電線又は前記光ファイバと
    を一体化してリボン状ファイバを形成し、 前記リボン状ファイバと送信側の前記発光素子アレイと
    の接続部及び前記リボン状ファイバと受信側の前記受光
    素子アレイとの接続部にそれぞれコネクタを設けて、脱
    着可能なコネクタ構造とし、 前記接続部のいずれかを分離したとき、前記発光素子ア
    レイの発光を停止させるか、或いは前記受光素子アレイ
    の受信感度を低下させることを特徴とする光伝送方式。
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