JPH08279195A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH08279195A
JPH08279195A JP9994695A JP9994695A JPH08279195A JP H08279195 A JPH08279195 A JP H08279195A JP 9994695 A JP9994695 A JP 9994695A JP 9994695 A JP9994695 A JP 9994695A JP H08279195 A JPH08279195 A JP H08279195A
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潔 野口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 短波長域においてカー回転角が大きく、かつ
カーループの角形比が高い記録層を有し、しかも、基板
を通して再生光を入射させることが可能であり、また、
優れた繰り返し書き換え特性を有し、基板に樹脂材料を
用いることが可能な光磁気記録媒体を提供する。 【構成】 透明基板上に誘電体層および記録層を有する
光磁気記録媒体であり、誘電体層が窒化ケイ素、窒化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化アルミニ
ウムの1種以上であり、記録層の原子比組成が式 (C
1-x Ptx100-a-bab(Mは、Al、Si、
B、Zr、Hf、Ti、Y、ScおよびLaの少なくと
も1種、0.15≦x≦0.80、2≦a≦15、5≦
b≦25)で表わされる。記録層は、粒状の結晶粒子
と、各結晶粒子を包囲する結晶粒界とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な光メモリへのニーズが高ま
っており、その中で光磁気記録媒体は書き換え可能なこ
とから活発な研究開発がなされている。光磁気記録媒体
の記録材料には、カー回転角が大きいこと、カーループ
の角形比が大きいこと、垂直磁化膜であること、キュリ
ー点が200〜300℃であることが要求され、従来、
TbFeCoなどの希土類−遷移金属アモルファス合金
薄膜が一般に使用されている。光磁気記録の高密度化を
実現する手段として、光源に使用するレーザの短波長化
が検討され、波長700nm以下の半導体レーザによる記
録再生が実現されつつある。また、400〜500nm帯
の半導体レーザの室温発振も確認されている。しかしな
がら、従来使用されているTbFeCo等は短波長域で
のカー回転角が0.2°以下と小さいため、短波長域で
のカー回転角が大きい材料が望まれている。
【0003】短波長域でのカー回転角が大きい材料とし
て、Pt/Co多層膜が注目されており、0.25〜
0.4°の大きなカー回転角が報告されている。しか
し、多層膜ではPt層厚が1nm程度、Co層厚が0.2
〜0.5nm程度と非常に薄く、再現性よく同じ膜構成の
多層膜を作製するのが困難である。また、このような多
層膜を記録膜とする光磁気ディスクを実用化するための
課題のひとつに、繰り返し書き換え特性が挙げられる。
現在実用化されている希土類−遷移金属合金膜を用いた
光磁気ディスクは、106 回以上の繰り返し書き換え回
数を達成している。しかし、Pt/Co多層膜は、何度
も書き換えを行うと照射するレーザ光の熱的影響を受
け、Pt層とCo層との界面での拡散により垂直磁気異
方性が低下してしまう。そのため、書き換え回数は、せ
いぜい104 回であると報告されている。
【0004】このようなPt/Co多層膜に対し、Co
25Pt75合金膜が検討され、報告されている(文献1:
J.Magn.Soc.Jpn.,Vol.17,Su
pplement No.S1,p140(199
3))。CoPt合金膜はPt/Co多層膜と同等以上
のカー回転角を有し、しかも多層膜でないため、繰り返
し書き換え回数特性はPt/Co多層膜より優れてい
る。しかしながら、文献1に示されるように、CoPt
合金膜では成膜時の基板温度を200℃以上にしなけれ
ば、高角形比および高保磁力が得られない。このため、
ポリカーボネート等の高分子樹脂基板を用いることはで
きないという欠点がある。
【0005】室温の基板上に形成可能な垂直磁化膜につ
いては、以下のような提案がある。
【0006】特開平2−73510号公報には、Co、
Pt、B、M(Mは、Ti、Zr、V、Cr、Nb、M
o、Ta、W、Fe、Ni、Si、Al、Ge、Ga、
In、Sn、Pb、Sb、Bi、P、Se、C、Zn、
Cu、Ag、Au、Ru、Pd、Reの1種以上)およ
びOからなる磁性薄膜が記載されている。同公報の実施
例では、磁性薄膜をガラス基板上に形成している。
【0007】特開平2−73511号公報には、CoP
t系、あるいはCoPtO系に、BまたはMI (MI
は、Ti、Zr、V、Cr、Nb、Mo、Ta、Wの1
種以上)の少なくとも一方を含む磁性薄膜を基板上に形
成する際に、基板と磁性薄膜との間に所定の金属からな
る下地膜を設けることが提案されている。同公報の実施
例では、厚さ1500 Aの金属下地膜を用いている。
【0008】特開平2−74012号公報には、Co、
Pt、BおよびOを含む磁性薄膜が記載されている。同
公報の実施例では、磁性薄膜をガラス基板上に形成して
いる。
【0009】特開平2−74013号公報には、Co、
Pt、M(Mは、Ti、Zr、V、Cr、Nb、Mo、
Ta、Wの1種以上)およびOを含む磁性薄膜が記載さ
れている。同公報の実施例では、磁性薄膜をガラス基板
上に形成している。
【0010】これら各公報に記載されている磁性薄膜
は、室温で基板上に形成した場合でも垂直磁化膜となる
ものであるが、各公報記載のM−Hカーブなどからわか
るように、これらの磁性薄膜はいずれも角形性が悪い。
垂直磁気記録媒体に適用する場合には保磁力が重要であ
るが、光磁気記録膜に適用する場合には、保磁力よりも
角形比が重要である。光磁気記録膜の角形比が低いと、
高C/Nが得られない。
【0011】J.Appl.Phys.,vol.6
7,5175(1990)(文献2)には、厚さ10nm
のPt下地層上に形成した厚さ20nmのCoPtBO膜
が、保磁力1 kOe、角形比1.0の垂直磁化膜となるこ
と、また、波長780nmにおけるカー回転角が0.2°
となることが報告されている。
【0012】しかし、Ptのような金属の下地層を10
nm以上もの厚さに設けると、基板側から再生光を入射さ
せる光磁気記録媒体の記録層に適用した場合、再生光が
遮られ、再生出力が実質的に得られないという重大な問
題が生じる。記録層側から光を入射させる構成とすれば
このような問題は生じないが、この構成では媒体の構造
が複雑になり、また、通常とは異なる機構の媒体駆動装
置が必要となる。すなわち、金属下地膜を設ける必要が
あると、光磁気記録媒体への適用は現実的ではない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、短波
長域においてカー回転角が大きく、かつカーループの角
形比が高い記録層を有し、しかも、基板を通して再生光
を入射させることが可能であり、また、優れた繰り返し
書き換え特性を有し、基板に樹脂材料を用いることが可
能な光磁気記録媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)のいずれかの構成により達成される。 (1)透明基板上に、誘電体層および記録層をこの順で
有し、誘電体層が窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化
亜鉛、酸化インジウムおよび酸化アルミニウムの少なく
とも1種を含み、記録層がCo、Pt、M(Mは、A
l、Si、B、Zr、Hf、Ti、Y、ScおよびLa
の少なくとも1種)およびOを主成分とし、主成分中の
原子比を 式 (Co1-x Ptx100-a-bab で表わしたとき、 0.15≦x≦0.80、 2≦a≦15、 5≦b≦25 である光磁気記録媒体。 (2)透明基板上に、誘電体層および記録層をこの順で
有し、記録層がCo、Pt、M(Mは、Al、Si、
B、Zr、Hf、Ti、Y、ScおよびLaの少なくと
も1種)およびOを主成分とし、主成分中の原子比を 式 (Co1-x Ptx100-a-bab で表わしたとき、 0.15≦x≦0.80、 2≦a≦15、 5≦b≦25 であり、記録層が、粒状の結晶粒子と、各結晶粒子を包
囲する結晶粒界とから構成されている光磁気記録媒体。 (3)記録層の角形比が0.95以上である上記(1)
または(2)の光磁気記録媒体。 (4)再生光の波長が600nm以下である上記(1)〜
(3)のいずれかの光磁気記録媒体。 (5)記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成され、記
録層中において結晶粒子の占める比率が55体積%以上
である上記(1)〜(4)のいずれかの光磁気記録媒
体。 (6)記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成され、記
録層の結晶粒子の平均粒径が50〜200 Aである上記
(1)〜(5)のいずれかの光磁気記録媒体。 (7)記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成され、記
録層の結晶粒界の主成分がMの酸化物である上記(1)
〜(6)のいずれかの光磁気記録媒体。 (8)記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成され、記
録層の結晶粒界の平均幅が10〜30 Aである上記
(1)〜(7)のいずれかの光磁気記録媒体。
【0015】
【作用および効果】上記したように、CoPtにB等を
添加した合金に、さらに酸素を添加することにより垂直
磁化膜となることが知られており、また、金属下地層を
設けることにより垂直磁気異方性が向上することが知ら
れている。
【0016】酸素添加により垂直磁化膜となるのは、結
晶組織構造が柱状となって、その形状効果により膜面垂
直方向に異方性が生じるためと考えられている。上記文
献2では、垂直磁化膜の柱状構造が報告されている。垂
直磁化膜において、垂直方向の磁化曲線の角形性をよく
するためには、理想的には膜の反磁界係数N=1の単磁
区構造にすればよい。したがって、個々の結晶粒子の磁
気的結合を断ち切って、孤立した単磁区粒子のように磁
化反転が生じるようにすれば、垂直方向の保磁力は最大
となり、磁化曲線の角形性がよくなる。しかし、上記の
ように結晶粒子を柱状構造に配列させた場合、柱状晶が
膜面垂直方向に均一に成長していれば問題ないが、どう
しても膜面垂直方向から傾いて斜めに成長する柱状晶が
できてしまうため、光磁気記録媒体の記録層のように広
い面積を有する場合は均一性に問題が生じ、カーループ
の角形性の悪い部分ができてしまうという問題がある。
【0017】これに対し本発明では、カー回転角の大き
なCoPt合金に酸素との親和性の大きな元素Mを添加
して、M酸化物を主成分とする明瞭で幅の広い結晶粒界
を形成し、これにより結晶粒を粒界相で包囲された粒状
にして孤立化させる。このため、(111)配向を有す
る面心立方(fcc)構造のCoPt合金磁性微結晶が
高密度に分散し、かつ各結晶粒子が単磁区粒子のように
振る舞う角形性の極めて良好な記録層が実現する。ま
た、柱状構造の場合のような柱状晶の結晶配向や配列の
乱れによって生じる磁気的不均一性が少ないため、広い
面積にわたって均一な磁気特性が得られる。
【0018】しかも、この記録層は、短波長域における
カー回転角が大きい。一般に、添加元素Mや酸素の含有
量が多くなると飽和磁化が低くなるため、それに伴なっ
てカー回転角は小さくなる。しかし、本発明では、記録
層の組織構造を制御すると共にMや酸素の添加量を所定
範囲内とすることにより、600nm以下、特に400〜
600nmの短波長域におけるカー回転角の減少を極めて
小さく抑えることができるという新規な効果が得られ
る。このため、高密度記録に対応する短波長の再生光を
用いた場合でも、上記した高角形比と相まって高C/N
が得られる。
【0019】また、記録層を上記所定の誘電体層上に形
成することにより、記録層の結晶粒子の(111)配向
性がさらに良好となるため、垂直磁気異方性が大きくな
る。上記所定の誘電体層は光を透過するため、基板を通
してレーザ光が入射する通常の光磁気記録媒体に適用で
きる。また、この誘電体層によって、多重反射によるエ
ンハンス効果も得られる。
【0020】また、本発明では、記録層形成に際して基
板を加熱する必要がないので、安価で取り扱いの容易な
樹脂基板を用いることができる。
【0021】また、この記録層は多層膜ではないので、
106 回以上の繰り返し書き換え特性が得られる。
【0022】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0023】本発明の光磁気記録媒体の構成例を図1に
示す。この光磁気記録媒体は、透明な基板1上に、第一
誘電体層12、記録層13、第二誘電体層14、反射層
15および保護層16をこの順で有する。
【0024】記録層は、Co、Pt、M(Mは、Al、
Si、B、Zr、Hf、Ti、Y、ScおよびLaの少
なくとも1種)およびOを主成分とする。そして、主成
分中の原子比は、 式 (Co1-x Ptx100-a-bab で表わされる。上記式において、 0.15≦x≦0.80、 2≦a≦15、 5≦b≦25 であり、好ましくは 0.4≦x≦0.6、 5≦a≦10、 10≦b≦20 である。xが小さすぎるとカーループの角形性が悪くな
り、大きすぎるとカー回転角が小さくなってしまい、ま
た、高保磁力が得られない。aが小さすぎると、カー回
転角が小さくなり、高保磁力も得られない。aが大きす
ぎると、高保磁力が得られない。bが小さすぎると、高
保磁力が得られず、カーループの角形性も悪くなる。b
が大きすぎると、短波長域におけるカー回転角が著しく
小さくなってしまう。なお、記録層の組成は、EPMA
などにより測定することができる。
【0025】Mは記録層中において選択的に酸化されて
酸化物相を形成する。Mとしては、Al、Si、B、Z
r、HfおよびTiの少なくとも1種が好ましく、特
に、選択的に酸化されやすいAlおよびSiの少なくと
も1種が好ましい。
【0026】記録層は、粒状の結晶粒子と、各結晶粒子
を包囲する結晶粒界とから構成されていることが好まし
い。すなわち、記録層が柱状晶構造ではないことが好ま
しい。本明細書において粒状の結晶粒子とは、全周にわ
たって結晶粒界に包囲されているほぼ等方形状の結晶粒
子を意味する。結晶粒子の長径/短径の平均は、1〜2
であることが好ましい。
【0027】粒状の結晶粒子は、CoおよびPtを主成
分とし、(111)配向のfcc構造をもつ磁性相であ
る。粒状の結晶粒子は、実質的にCoとPtとだけから
構成されていてもよく、さらに、MやOが固溶していて
もよい。
【0028】粒状の結晶粒子を取り囲む結晶粒界は、M
およびOを主成分とし、Mの酸化物相が主体であるが、
他の元素、例えばCoが含まれていてもよく、この場
合、Coの酸化物として存在していると考えられる。結
晶粒界の酸化物は、通常、最も安定な酸化物、例えばA
23 やSiO2 等として存在するが、このような化
学量論組成から偏倚していてもよい。なお、結晶粒界の
酸化物相は、非晶質状態に近い非常に微細な結晶相とし
て存在するため、通常のX線回折などでは検出が困難で
ある。
【0029】粒状の結晶粒子の平均粒径は、好ましくは
50〜200 A、より好ましくは50〜150 Aであ
る。平均粒径が小さすぎると、超常磁性的な振る舞いが
強くなって保磁力が低くなる。平均粒径が大きすぎる
と、単磁区粒子のような磁化反転が生じなくなるので、
保磁力が低くなり、カーループの角形性も悪くなる。な
お、粒状の結晶粒子の平均粒径は、X線回折においてC
oPt(111)ピークの半値幅を測定し、シェラーの
式から求める。
【0030】結晶粒界の平均幅は、好ましくは10〜3
0 A、より好ましくは15〜25 Aである。平均幅が小
さすぎると、粒状の結晶粒子間の磁気的結合を十分に断
ち切ることができなくなるため、保磁力が低くなり、カ
ーループの角形性も悪くなる。平均幅が大きすぎる場
合、カーループの角形性は良好であるが、磁性相である
粒状の結晶粒子の体積比率が低くなってしまうため、カ
ー回転角が非常に小さくなってしまう。なお、結晶粒界
の平均幅は、透過型電子顕微鏡を用いて求める。具体的
には、隣り合う粒状の結晶粒子間の最短距離を測定し、
測定値の平均を求める。平均の算出に用いる測定値の数
は、50以上とすることが好ましい。
【0031】記録層中において粒状の結晶粒子の占める
比率は、好ましくは55体積%以上、より好ましくは6
5体積%以上である。磁性相である粒状の結晶粒子の比
率が低すぎると、カー回転角が著しく小さくなってしま
う。粒状の結晶粒子の比率は、透過型電子顕微鏡を用い
て求める。
【0032】記録層の厚さは、好ましくは10〜200
nm、より好ましくは10〜50nmである。記録層が薄す
ぎる場合、連続膜とならず島状構造となる傾向が生じる
ため、カー回転角が小さくなってしまう。一方、厚すぎ
ると、カーループの角形比が低下する傾向を示す。
【0033】記録層の特性は、以下のとおりである。角
形比として、0.95以上が容易に得られ、1.0とす
ることもできる。また、保磁力として1.0 kOe以上が
容易に得られ、1.5 kOe以上、2 kOeにも及ぶ値とす
ることもできる。また、波長600nm以下、特に、40
0〜600nmの短波長域でのカー回転角を、通常、0.
30°以上とすることが容易であり、0.35°以上、
0.5°にも及ぶ値とすることもできる。
【0034】記録層の形成には、蒸着法、スパッタ法、
イオンプレーティング法、CVD法などの各種気相法を
用いることが好ましいが、特にスパッタ法を用いること
が好ましい。
【0035】スパッタ法を用いる場合、Co、Ptおよ
びM酸化物を含む焼結体からなるターゲットを用いても
よく、CoPt合金ターゲットとM酸化物ターゲットと
を用い、同時にスパッタを行なってもよい。また、Co
PtM合金ターゲットや、CoPt合金ターゲット+M
ターゲットなどを用い、Ar−O2 混合ガス雰囲気中で
反応性スパッタを行なってもよい。反応性スパッタ法に
おける分圧比O2 /(Ar+O2 )は、0.2〜2.5
体積%程度とすることが好ましい。スパッタ圧力は、R
Fスパッタの場合には、通常、5×10-3〜5×10-2
Torr、好ましくは1×10-2〜5×10-2Torrである。
スパッタ圧力が高いほうが結晶粒子を小さくできるから
である。イオンビームスパッタでは、スパッタ粒子エネ
ルギーが通常のスパッタ法よりも高いため結晶粒子が小
さくなりやすいので、スパッタ圧力は1.5×10-3
4×10-3Torr程度とすればよい。スパッタ法における
他の各種条件は、スパッタ方式の種類に応じて適宜決定
すればよい。
【0036】本発明の光磁気記録媒体の基板には、通常
の樹脂基板を用いることができ、耐熱性の低い安価なポ
リカーボネート基板を用いることもできる。記録層形成
時に200℃を超える基板温度が必要とされる場合には
高価な耐熱性樹脂の基板を使う必要があるが、本発明で
は記録層形成時に、通常、基板を加熱せず、基板を水冷
等により冷却してもよい。本発明において、200℃を
超える温度の基板上に記録層を形成した場合には、結晶
粒子が成長して保磁力が低くなってしまう。また、媒体
ノイズが高くなるため、C/Nが低くなってしまう。
【0037】記録光および再生光は基板を通して照射さ
れるため、基板は樹脂やガラスなどの透明材質から構成
されるが、本発明では前述したようにポリカーボネート
基板を用いることができる。基板の表面には、トラッキ
ング信号検出用グルーブやアドレスなどを示すピットな
どがあらかじめ形成されている。
【0038】第一誘電体層および第二誘電体層は、各種
酸化物、炭化物、窒化物、硫化物あるいはこれらの混合
物(LaSiONなど)等からなる誘電体物質から構成
され、C/Nの向上および記録層の信頼性向上のため
に、好ましくは少なくとも一方、より好ましくは両方が
設けられるが、本発明では、Si34 等の窒化ケイ
素、AlN等の窒化アルミニウム、ZnO等の酸化亜
鉛、In23 等の酸化インジウムおよびAl23
の酸化アルミニウムの少なくとも1種を含む第一誘電体
層を設けることが特に好ましい。なお、これらのうち、
酸化亜鉛(ZnO)は六方晶系結晶であり、酸化インジ
ウム(In23 )は立方晶系結晶であり、他は非晶質
である。このような第一誘電体層上に上記記録層を形成
することにより、記録層の(111)配向性がさらに良
好となる。すなわち、上記した従来のCoPtBO膜の
ような金属下地層を設けることなく、垂直磁気異方性の
大きな記録層が実現する。このため、基板を通して再生
光を入射しても信号を読み出すことができる。しかも、
多重反射によるエンハンス効果を利用して見掛けのカー
回転角を大きくすることができるため、大きな再生出力
を得ることが可能である。第一誘電体層の厚さは特に限
定されないが、記録層の結晶配向性向上のためには5nm
以上とすることが好ましく、エンハンス効果を利用する
ためには20〜200nm程度とすることが好ましい。第
一誘電体層の具体的厚さは、媒体を構成する各層の光学
定数や厚さなどを考慮して最適なエンハンス効果が得ら
れるように決定すればよい。なお、第二誘電体層の厚さ
は10〜100nm程度であることが好ましい。各誘電体
層は、スパッタ法等の気相法により形成されることが好
ましい。
【0039】反射層は、C/N向上のために設けられ
る。反射層を構成する材質は、Au、Ag、Pt、A
l、Ti、Cr、Ni、Co等の金属、あるいはこれら
を含む合金、あるいはこれらを含む化合物であることが
好ましい。反射層は、スパッタ法等の気相法により形成
することが好ましい。反射層の厚さは、30〜200nm
程度とすることが好ましい。
【0040】保護層は、反射層までの積層膜の保護のた
めに設けられる樹脂層である。保護層を構成する樹脂は
特に限定されないが、放射線硬化型化合物の硬化物であ
ることが好ましい。放射線硬化型化合物としてはアクリ
ル基を有するものが好ましく、これと光重合増感剤ない
し開始剤とを含有する塗膜を、紫外線や電子線により硬
化して保護層とすることが好ましい。保護層の厚さは、
通常、1〜30μm 、好ましくは2〜20μm である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0042】<実施例1>多元高周波マグネトロンスパ
ッタ装置を用いて、直径4インチ、厚さ5mmのSi3
4 焼結ターゲットを下記条件にてスパッタし、水冷した
コーニング7059ガラス基板上に厚さ100nmの誘電
体層を形成した。
【0043】誘電体層スパッタ条件 到達圧力 :7×10-7Torr スパッタガス:Ar−10体積%N2 スパッタ圧力:1×10-2Torr 投入電力 :2.4W/cm2 成膜速度 :10nm/min
【0044】その後、連続して、直径4インチ、厚さ3
mmのCo55Pt45(原子%)合金ターゲット上に5mm角
のAlチップを対称性良く配置した複合ターゲットを下
記条件にてスパッタし、厚さ30nmの記録層を形成し
た。スパッタに際しては、Alチップの数を変えること
により記録層中のAl含有量を制御した。また、スパッ
タガス中のO2 比率を変えることにより記録層中の酸素
含有量を制御した。なお、基板はこのときも水冷を続け
た。
【0045】記録層スパッタ条件 スパッタガス:Ar−0.1体積%O2 〜Ar−2.5
体積%O2 スパッタ圧力:3×10-2Torr 投入電力 :4.0W/cm2 成膜速度 :10nm/min
【0046】このようにして形成した記録層について、
以下の測定および評価を行なった。結果を表1に示す。
【0047】記録層組成 EPMAにより測定した。ただし、組成測定用のサンプ
ルは、誘電体層を設けずに上記条件にて厚さ1μm の記
録層だけを形成したものである。
【0048】垂直方向の保磁力(Hc⊥)、カー回転角
(θk)、カーループの角形比(θkr/θks) 日本分光社製カー効果測定装置を用い、最大磁場5 kO
e、波長400nmにおけるカーループを測定し、これか
ら求めた。
【0049】結晶粒子の平均粒径(D) X線回折法を用いてCoPt(111)ピークの半値幅
から求めた。
【0050】結晶粒子の体積比率および結晶粒界厚さ 透過型電子顕微鏡を用いて求めた。
【0051】
【表1】
【0052】表1に示されるように、本発明のサンプル
No. 101〜103では、Hcが高く、θkが大きく、
カーループの角形性も良好である。これに対し、M含有
量が本発明範囲を上回るサンプルNo. 104では、カー
ループの角形性は良好であるが、Hcが低い。サンプル
No. 104の結晶粒界平均幅は15 Aなので、結晶粒子
間の磁気的結合は十分に断ち切られている。しかし、サ
ンプルNo. 104では酸素に対するMの比率が高いた
め、酸素と結合しなかったM原子が結晶粒子中に多く固
溶して結晶粒子の磁気特性が悪くなり、これによりHc
が低くなったと考えられる。サンプルNo. 105では酸
素が少ないため、結晶粒界平均幅が小さくなって結晶粒
子間の磁気的結合が存在するため、Hcが低くカールー
プの角形性が悪くなっている。サンプルNo. 106では
Mが少ないため、結晶粒界にCoの酸化物も析出して磁
性結晶粒子の組成がPtリッチになり、これによりθk
が小さくなり、Hcも低くなったと考えられる。
【0053】なお、表1に示すサンプルでは、結晶粒子
の長径/短径の平均が1〜1.5であった。
【0054】日本分光社製カー効果測定装置を用い、最
大磁場15 kOeでサンプルNo. 101の波長400〜6
00nmにおけるθkを測定した。比較のために、純Ar
雰囲気中でスパッタして形成した酸素を含まない記録層
についても、同様な測定を行なった。酸素を含まない記
録層に対するサンプルNo. 101のθkの比率を、各波
長において求めたところ、下記の結果が得られた。
【0055】波長(nm) θk(%) 400 94 450 95 500 90 550 80 600 67
【0056】この結果から、サンプルNo. 101では酸
素添加によるθkの低下が短波長域において極めて小さ
いことがわかり、特に、将来実現するであろう青色レー
ザの波長帯域である400〜500nmでの低下がほとん
どみられないことがわかる。なお、純Ar雰囲気中でス
パッタして形成した記録層は、垂直磁化膜にはならなか
った。
【0057】誘電体層を設けなかった以外はサンプルN
o. 102と同様にして形成した記録層サンプルと、サ
ンプルNo. 102とについて、保磁力の比較を行なっ
た。この結果、窒化ケイ素誘電体層上に記録層を形成す
ることにより、Hcおよび角形性が高くなることがわか
った。また、両サンプルについてX線回折により結晶性
の評価を行なったところ、サンプルNo. 102のほうが
CoPt(111)ピークの強度が大きく、結晶性が良
好であることがわかった。Hcおよび角形性の向上は、
結晶性の向上によると考えられる。なお、誘電体層を、
窒化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化インジウムまたは酸
化アルミニウムから構成した場合でも、同等の結果が得
られた。
【0058】<実施例2>多元高周波マグネトロンスパ
ッタ装置を用いて、直径4インチ、厚さ5mmのAlN焼
結ターゲットを下記条件にてスパッタし、水冷したコー
ニング7059ガラス基板上に厚さ60nmの誘電体層を
形成した。
【0059】誘電体層スパッタ条件 到達圧力 :7×10-7Torr スパッタガス:Ar−10体積%N2 スパッタ圧力:1×10-2Torr 投入電力 :2.4W/cm2 成膜速度 :15nm/min
【0060】その後、連続して、直径4インチ、厚さ3
mmのCoPt合金ターゲット上に5mm角のSiチップを
対称性良く配置した複合ターゲットを下記条件にてスパ
ッタし、厚さ30nmの記録層を形成した。CoPt合金
ターゲットとしては、Co50Pt50(原子%)、Co15
Pt85(原子%)、Co90Pt10(原子%)の3種を用
いた。スパッタに際しては、Siチップの数を変えるこ
とにより記録層中のSi含有量を制御した。また、スパ
ッタガス中のO2 比率を変えることにより記録層中の酸
素含有量を制御した。なお、基板はこのときも水冷を続
けた。
【0061】記録層スパッタ条件 スパッタガス:Ar−0.2体積%O2 〜Ar−3.0
体積%O2 スパッタ圧力:3×10-2Torr 投入電力 :4.0W/cm2 成膜速度 :18nm/min
【0062】このようにして形成した記録層について、
実施例1と同様な測定および評価を行なった。結果を表
2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】表2に示されるように、本発明のサンプル
No. 201〜203では、Hcが高く、θkが大きく、
カーループの角形性も良好である。これに対し、酸素含
有量が本発明範囲を上回るサンプルNo. 204では、カ
ーループの角形性は良好であるが、Hcが低くθkが小
さい。Hcが低いのは結晶粒径が小さいためで、θkが
小さいのは、結晶粒界の平均幅が35 Aと大きく、結晶
粒子の比率が40体積%と低いためと考えられる。サン
プルNo. 204では、Mに対する酸素の比率が高いの
で、Mと結合しなかった酸素がCoと結合して結晶粒界
に析出し、これにより結晶粒子中のCo濃度が減少した
と考えられ、また、酸素が結晶粒子中にも固溶している
と考えられる。サンプルNo. 205ではPtが多すぎる
ため、Hcが低くなりθkが小さくなっている。サンプ
ルNo. 206ではPtが少なすぎるため、カーループの
角形性が悪くなっている。
【0065】なお、表2に示すサンプルでは、結晶粒子
の長径/短径の平均が1〜1.5であった。
【0066】<実施例3>トラッキング信号検出用のグ
ルーブを形成した直径130mmのポリカーボネート基板
上に、厚さ60nmの第一誘電体層、厚さ20nmの記録
層、厚さ70nmの第二誘電体層および厚さ50nmの反射
層をこの順で形成し、光磁気ディスクを得た。記録層は
実施例1のサンプルNo. 103と同様にして形成し、第
一誘電体層および第二誘電体層は実施例1の誘電体層と
同様にして形成し、反射層はAlのスパッタにより形成
した。この光磁気ディスクの記録再生特性を、波長48
8nmのArレーザを用いて調べたところ、0.64μm
のピット長で45 dB という良好なC/Nが得られた。
【0067】以上の実施例の結果から、本発明の効果が
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気記録媒体の断面構造を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 12 第一誘電体層 13 記録層 14 第二誘電体層 15 反射層 16 保護層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、誘電体層および記録層を
    この順で有し、誘電体層が窒化ケイ素、窒化アルミニウ
    ム、酸化亜鉛、酸化インジウムおよび酸化アルミニウム
    の少なくとも1種を含み、記録層がCo、Pt、M(M
    は、Al、Si、B、Zr、Hf、Ti、Y、Scおよ
    びLaの少なくとも1種)およびOを主成分とし、主成
    分中の原子比を 式 (Co1-x Ptx100-a-bab で表わしたとき、 0.15≦x≦0.80、 2≦a≦15、 5≦b≦25 である光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 透明基板上に、誘電体層および記録層を
    この順で有し、記録層がCo、Pt、M(Mは、Al、
    Si、B、Zr、Hf、Ti、Y、ScおよびLaの少
    なくとも1種)およびOを主成分とし、主成分中の原子
    比を 式 (Co1-x Ptx100-a-bab で表わしたとき、 0.15≦x≦0.80、 2≦a≦15、 5≦b≦25 であり、記録層が、粒状の結晶粒子と、各結晶粒子を包
    囲する結晶粒界とから構成されている光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録層の角形比が0.95以上である請
    求項1または2の光磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 再生光の波長が600nm以下である請求
    項1〜3のいずれかの光磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成
    され、記録層中において結晶粒子の占める比率が55体
    積%以上である請求項1〜4のいずれかの光磁気記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成
    され、記録層の結晶粒子の平均粒径が50〜200 Aで
    ある請求項1〜5のいずれかの光磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成
    され、記録層の結晶粒界の主成分がMの酸化物である請
    求項1〜6のいずれかの光磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 記録層が結晶粒子と結晶粒界とから構成
    され、記録層の結晶粒界の平均幅が10〜30 Aである
    請求項1〜7のいずれかの光磁気記録媒体。
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