JPH08279100A - 道路のカーブ地点での警告装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 死角側の道路に対向車があればカーブ地点に
設置した警告装置から発せられる光や音によってドライ
バーが容易に認識することができるようにし、これによ
り安全に運転することのできる警告装置を提供する 【構成】 カーブ地点での左右道路に向かって夫々電波
又は超音波による探知波Ｂ、Ｂ’を夫々投射する左右一
対の探知波投射器１、１’を備えた車両検知器２と、カ
ーブ地点で夫々左右の道路に向かって設置された左右一
対の警告信号発生機３、３’とから成り、前記左側の道
路に向かって投射された探知波Ｂによって車両検知器が
車両を検知したときに右側の警告信号発生機３’が作動
し、右側の道路に向かって投射された探知波Ｂ’によっ
て車両検知器が車両を検知したときに左側の警告信号発
生機３が作動するように形成されている構造。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、道路の見通しの悪い急
カーブ地点において、死角側にある対向車の存在を警告
ランプや音によってドライバーに知らせる警告装置に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、見通しの悪い急カーブ地点には、
対向車を確認するためのカーブミラーが設置されてい
る。しかしこのカーブミラーは大変見にくくて、かなり
接近しないことには対向車をはっきり確認することがで
きない。加えて、道路脇に設置されたカーブミラーを確
認する動作はドライバーの前方注意力を阻害し大変危険
である、といった問題点がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、死角
側の道路に対向車があればカーブ地点に設置した警告装
置から発せられる光や音によってドライバーが容易に認
識することができるようにし、これにより安全に運転す
ることのできる警告装置を提供することを主たる目的と
するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る警告装置にあっては、カーブ地点での左右道路
に向かって夫々電波又は超音波による探知波Ｂ、Ｂ’を
夫々投射する左右一対の探知波投射器１、１’を備えた
車両検知器２と、カーブ地点で夫々左右の道路に向かっ
て設置された左右一対の警告信号発生機３、３’とから
成り、前記左側の道路に向かって投射された探知波Ｂに
よって車両検知器が車両を検知したときに右側の警告信
号発生機３’が作動し、右側の道路に向かって投射され
た探知波Ｂ’によって車両検知器が車両を検知したとき
に左側の警告信号発生機３が作動するように形成されて
いる構造としたものである。

【０００５】

【作用】上記のごとく構成された警告装置にあっては、
道路のカーブ地点で死角側の道路に対向車Ｄがあれば探
知波によってこれを検知してカーブ地点に設置した警告
装置が音や光によって警告信号を発生し、これによりド
ライバーが容易に対向車の存在を認識することができて
これに対処することができ、カーブ地点での事故の発生
を未然に防止することができるものである。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
ずき説明する。図１乃至図３は本発明の一実施例を示す
ものであって、この実施例では、超短波等の電波又は超
音波による探知波Ｂ，Ｂ’を投射する左右一対の探知波
投射器１、１’を備えた車両検知器２と、道路のカーブ
地点でそれぞれ左右の道路に向かって設置された二つの
警告信号発生機３、３’とから構成される。本実施例で
は警告信号発生機３はランプで形成されている。

【０００７】前記探知波Ｂ、Ｂ’は左右道路の全域を網
羅するように投射され、左側の道路に向かって投射され
た探知波Ｂによって車両検知器２が車両を検知したとき
に右側の警告信号発生機３’が作動し、右側の道路に向
かって投射された探知波Ｂ’によって車両検知器が車両
を検知したときに左側の警告信号発生機３が作動するよ
うに設定されている。本実施例では、検知器２にマイク
ロコンピューターを組み込んでキャッチした反射波の時
間を継続して数回計測することにより進行してくる車両
と走り去る車両とを識別するように形成されているが、
走り去る車は短時間で探知波の検知領域から外れるの
で、この進行車のみを選別検知することを省略して実施
しても問題はない。

【０００８】上記した本発明に係る警告装置は、予め道
路のカーブ地点に設置されているカーブミラーＣのポー
ル４に取り付けて使用されるものであるが、別途独立し
て設置するようにしてもよい。また警告装置を作動させ
るための電源は100ボルトＡＣ電源が好ましいが、これ
に変えてソーラー電池や蓄電池等を利用することも可能
である。

【０００９】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものでない。例えば、死角となる対向
車線その構成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、
下記の効果を奏する範囲内において適宜改変して実施で
きるものである。

【００１０】

【発明の効果】上記のごとく本発明警告装置にあって
は、道路のカーブ地点で死角側の道路に対向車があれば
カーブ地点に設置した警告装置が音や光によって警告信
号を発生し、これによりドライバーが容易に対向車の存
在を認識することができてこれに対処することができ、
カーブ地点での事故の発生を未然に防止することができ
る。加えて本発明ではその構成要素が、探知波投射器を
備えた検知器とランプ等の警告信号発生機による簡素な
構造であるから、低コストで製作できると共に、既存の
カーブミラーのポール等に簡単に取り付けることができ
るといった顕著な効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る警告装置の一実施例を示す説明
図。

【図２】上記警告装置をカーブミラーに取り付けた状態
を示す正面図。

【図３】上記装置の動作を示すブロック図。

【符号の説明】

１、１’ 探知波投射器 ２ 検知器 ３、３’ 警告信号発生機 Ａ 道路 Ｂ、Ｂ’ 探知波 Ｃ カーブミラー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カーブ地点での左右道路に向かって夫々
   電波又は超音波による探知波Ｂ、Ｂ’を夫々投射する左
   右一対の探知波投射器１、１’を備えた車両検知器２
   と、カーブ地点で夫々左右の道路に向かって設置された
   左右一対の警告信号発生機３、３’とから成り、前記左
   側の道路に向かって投射された探知波Ｂによって車両検
   知器が車両を検知したときに右側の警告信号発生機３’
   が作動し、右側の道路に向かって投射された探知波Ｂ’
   によって車両検知器が車両を検知したときに左側の警告
   信号発生機３が作動するように形成されている道路のカ
   ーブ地点での警告装置。