JPH08278845A - 位置情報入力装置 - Google Patents
位置情報入力装置Info
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- JPH08278845A JPH08278845A JP8048595A JP8048595A JPH08278845A JP H08278845 A JPH08278845 A JP H08278845A JP 8048595 A JP8048595 A JP 8048595A JP 8048595 A JP8048595 A JP 8048595A JP H08278845 A JPH08278845 A JP H08278845A
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Abstract
度の劣化を低減することができる位置情報入力装置を提
供すること。 【構成】超音波受信機11a〜11cが超音波受信開始
時間に出力した超音波受信信号に基づいて計測部12a
が計測した時間差と、超音波受信機11a〜11cが超
音波受信終了時間に出力した超音波受信信号に基づいて
計測部12bが計測した時間差に基づいて、スタイラス
ペン10により指示されたスクリーンパネル11での位
置を演算する。
Description
報入力装置に関し、特に、入力面を構成するスクリーン
の周辺部に配設された複数の超音波受信機の超音波受信
タイミングのづれに起因する位置検出誤差を可及的に小
さくするように改善した位置情報入力装置に関する。
知られている。
(以下、「第1の先行技術」と言う。)には、入力ペン
に備えた超音波送信機から発生した超音波を、少なくと
も3つの超音波受信機のうちのいずれか1つの超音波受
信機で検出してから、該超音波を他の超音波受信機が受
信するまでの時間差に基づいて、指定された入力位置を
検出するよう構成した位置入力装置が開示されている。
下、「第2の先行技術」と言う。)には、操作卓の複数
の所定の位置に配置された音波送受信機が音波パルスを
発射してから、該音波パルスが入力ペンで反射され前記
音波送受信機で受信されるまでの時間に基づいて、入力
ペンの位置を検出するよう構成した情報認識装置が開示
されている。
1の先行技術および上記第2の先行技術のいづれの場合
でも超音波受信機の超音波受信タイミングのづれによる
位置検出誤差が発生するという問題がある。
第2の先行技術のいずれの場合でも超音波受信機で受信
する超音波波形は、図10に示すように、先頭部分、す
なわち超音波受信開始から時点t0までの間に受信レベ
ルが不安定な期間を含み、この時点経過後は、受信レベ
ルのピーク値が所定のレベルまで順次増加する波形とな
る。
2の先行技術のいずれの場合でも、超音波受信機の超音
波受信タイミングを検出するために、超音波受信機の受
信レベルを所定のスレッシュホールドレベルV0 を比較
し、この受信レベルが所定のスレッシュホールドレベル
V0 を超えた時点、すなわちt2で超音波を受信した受
信タイミングとして検出するように構成されている。
t0までの時間は、超音波受信機の特性および経験上か
ら知ることができるので、この時点t0までの時間の補
正は可能であるが、時点t0から時点t2までの時間
(t2−t0)は計算上で補正することはできない。
ッシュホールドレベルV0 との関係で、本来、時点t2
を受信タイミングとして検出すべきであるのに、時点t
2より1波長前の時点t1で超音波受信機の受信レベル
がスレッシュホールドレベルV0 を越え、この時点t1
を受信タイミングとして検出してしまう場合がある。こ
の場合、例えば、100kHzの超音波を用いた場合、
1波長に要する時間は10μsecであるので、この超
音波はこの10μsecの間に約3.4mm進むことに
なり、この結果、その値がそのまま位置検出誤差とな
る。
超音波を用いて位置検出を行う際の位置検出精度の劣化
を低減することができる位置情報入力装置を提供するこ
とを目的とする。
め、本発明は、入力面を構成するスクリーンまたは該ス
クリーンに対して位置入力を行う入力手段に設けられた
超音波送信機と、前記スクリーンの周辺部の異なる位置
に設けられた複数の超音波受信機とを具備し、前記超音
波送信機から発生された超音波を前記複数の超音波受信
機で受信し、該複数の超音波受信機のそれぞれの受信タ
イミングに基づき前記入力手段により指示された前記ス
クリーン上の位置を検出して該検出位置を示す位置情報
を入力する位置情報入力装置において、前記超音波受信
機の受信レベルが所定のスレッシュホールドレベルを最
初に越えた第1のタイミングと最後に越えた第2タイミ
ングに基づき前記入力手段により指示された前記スクリ
ーン上の位置を検出する位置検出手段(図1の12)を
具備することを特徴とする。
するスクリーンまたは該スクリーンに対して位置入力を
行う入力手段に設けられた超音波送信機から発生された
超音波を、スクリーンの周辺部の異なる位置に設けられ
た複数の超音波受信機が受信した受信レベルが所定のス
レッシュホールドレベルを最初に越えた第1のタイミン
グと、最後に越えた第2タイミングに基づき前記入力手
段により指示された前記スクリーン上の位置を検出す
る。
際に位置検出精度の劣化を低減することが可能となる。
て説明する。
の構成を示すブロック図である。
は、超音波送信機を内蔵したスタイラスペン10と、超
音波受信機を実装したスクリーンパネル11と、入力位
置を検出する位置検出部12とから構成される。
11に対して位置を指示する指示手段であり、超音波を
送信する超音波送信機10aを内蔵する。すなわち、こ
のスタイラスペン10の側面に設けたスイッチ10bを
押すと、超音波送信機10aから全周に対して一定時間
超音波が送信される。
を表示する表示部であり、そのパネル面の周辺部に3つ
の超音波受信機11a〜11cが実装される。
スペン10の超音波送信機10aから送信された超音波
13の受信レベルが所定のスレッシュホールドを超えた
際に、超音波受信信号を位置検出部12に出力する。
11上に3つの超音波受信機11a〜11cを設ける場
合について説明するが、この超音波受信機の数は、スク
リーンパネルの大きさ及び要求される位置検出精度に応
じて定めることができ、また超音波受信機の設置場所
は、任意に設定することができる。
スクリーンパネル11上での入力位置を検出する処理部
であり、計測部12a及び12bと、位置演算部12c
からなる。
11cから出力される超音波受信信号のうち、各超音波
受信機11a〜11cごとに超音波受信信号が最初に発
生した時間(以下、「超音波受信開始時間」と言う。)
の時間差を位置演算部12cに出力する処理部である。
11cから出力される超音波受信信号のうち、各超音波
受信機11a〜11cごとに超音波受信信号が最後に発
生した時間(以下、「超音波受信終了時間」と言う。)
の時間差を位置演算部12cに出力する処理部である。
け取った時間差と、計測部12bから受け取った時間差
に基づいて、入力位置を演算して出力する処理部であ
る。
の超音波受信機11a〜11cがそれぞれ超音波の受信
を開始した受信開始時間の時間差と、3つの超音波受信
機11a〜11cがそれぞれ超音波の受信を終了した受
信終了時間の時間差に基づいて、スタイラスペン10に
よる入力位置を検出している。
についてさらに具体的に説明する。
細部構成を示す図である。
スイッチ10bが押し下げられない状態、すなわちオフ
状態の場合には、スイッチ接点21が解放され、タイミ
ングパルス生成回路22により生成されるタイミングパ
ルスが、マスク回路23でマスクされるため、超音波発
生機10aからは超音波は送信されない。
bが押し下げられ、スイッチ接点21が接触すると、O
N状態となり、タイミングパルス生成回路22により生
成されるタイミングパルスが超音波送信機10aに出力
され、これをトリガとして超音波送信機10aから超音
波が一定時間送信される。
11上で、スタイラスペン10を用いて所望の操作を行
う前に、スタイラスペン10のスイッチ10bを押下す
ることにより、一定時間ペン先から全周に対して超音波
を送信することができる。
操作により、超音波送信機10aのオン/オフを切り換
える場合について説明したが、スイッチ10bをペン先
に設けおき、該スタイラスペン10がスクリーンパネル
11に触れた時に超音波を送信するよう構成することも
可能である。
波の受信レベルと超音波受信信号の出力タイミングの関
係について説明する。
11b又は11cが位置検出部12に対して超音波受信
信号を出力する出力タイミングを示す図である。
入力する超音波の波形30aは、その先頭部分と最終部
分がなまった状態であり、時刻t2から時刻t3の所定の
タイミングでスレッシュホールドレベルV0を超える受
信レベルを保持している。
波波形30aが上記受信レベルを有する場合には、超音
波波形30aのうち点アにおいて受信レベルが最初にス
レッシュホールドレベルV0を超え、また所定の時間間
隔でスレッシュホールドレベルV0を超えたか否かの判
定が行われることから、時刻t2が超音波受信開始時刻
とみなされる。
て受信レベルがスレッシュホールドレベルV0以下に下
がり、また所定の時間間隔でスレッシュホールドレベル
V0を超えたか否かの判定が行われることから、時刻t3
が超音波受信終了時刻とみなされる。
12に対して超音波受信信号を出力するタイミングを示
す図である。
超音波受信機に到来する超音波の受信レベルがスレッシ
ュホールドレベルV0を超えたタイミング、すなわち、
超音波の受信レベルが最初にスレッシュホールドレベル
V0を超えた超音波受信開始時間だけでなく、超音波の
受信レベルがスレッシュホールドレベルV0を超える限
り、超音波受信信号を出力するよう構成している。
シュホールドレベルV0を超える時刻t2〜t3の間で超
音波受信信号p1〜p4が発生されるとともに、超音波
受信信号p1のアップエッジにて超音波の受信が開始さ
れ、超音波受信信号p4のダウンエッジにて超音波の受
信が終了したものとみなされる。
ールドレベルV0を超えたタイミングで順次超音波受信
信号を出力することとした理由は、本発明が超音波受信
開始時間だけでなく、超音波受信終了時間をも加味して
スタイラスペン10の位置検出を行うためである。
すれば、上述した誤差を回避することができないため、
超音波受信終了時間を考慮することにより、上記誤差の
低減を図っているのである。
に起因して、スポット的に受信レベルがスレッシュホー
ルドレベルV0を超える場合に、超音波受信開始時間の
みに着目すれば、かかる超音波開始時刻に基づいて入力
位置を算定するため、大きな誤差が生ずる結果となる。
時間と超音波受信終了時間に大きな隔たりがある場合に
は入力ミスと認識することにより、かかる大きな誤差を
回避することとしている。
位置を決定する位置検出部12の細部構成について説明
する。
構成を示すブロック図である。
は、基本クロック生成回路40a及び基本クロック制御
回路40bと、計測部12a及び12bと、位置演算部
12cとからなる。
ックを基本クロック制御回路40bに出力する処理部で
あり、また基本クロック制御回路40bは、各超音波受
信機11a〜11cが超音波受信開始時間に出力した超
音波受信信号に対応して、計測部12aに基本クロック
を出力し、各超音波受信機11a〜11cが超音波受信
終了時間に出力した超音波受信信号に対応して、計測部
12bに基本クロックを出力する。
のうち、最も早く超音波受信信号を出力した出力元の超
音波受信機を判別し、該出力元の超音波受信機以外の超
音波受信機に対応するカウンタに対して基本クロックを
出力するとともに、各超音波受信機からの超音波受信信
号を受け取った時点で基本クロックの出力を停止する。
ウンタ41a、41b及び41cと、計測部12bに設
けた3つのカウンタ42a、42b及び42cは、それ
ぞれ超音波受信機11a、11b及び11cに対応して
設けたものであり、例えば、超音波受信開始時間に対応
して超音波受信機11aから出力された超音波受信信号
を最初に受け取ったとすると、該超音波受信機11aに
対応するカウンタ41a以外のカウンタ41b及び41
cに対して基本クロックの出力を開始する。
信信号を受け取った時点で、超音波受信機11bに対応
するカウンタ41bに対する基本クロックの出力を停止
し、超音波受信機11cから超音波受信信号を受け取っ
た時点で、超音波受信機11cに対応するカウンタ41
cに対する基本クロックの出力を停止する。
音波受信機11aから出力された超音波受信信号を最初
に受け取ったとすると、カウンタ42b及び42cに対
する基本クロックの出力を開始し、超音波受信機11b
から超音波受信信号を受け取った時点でカウンタ42b
に対する基本クロックの出力を停止し、超音波受信機1
1cから超音波受信信号を受け取った時点でカウンタ4
2cに対する基本クロックの出力を停止する。
11cが超音波の受信を開始した受信開始時間に出力し
た超音波受信信号に基づいて超音波受信時間の時間差を
出力する処理部であり、カウンタ41a、41b及び4
1cと、受信時間差保持回路41d、41e及び41f
とから構成される。
れぞれ超音波受信機11a、11b及び11cに対応し
て設けたカウンタであり、他の超音波受信機のいずれか
が最初に超音波を受信してから、各カウンタに対応する
超音波受信機が超音波を受信するまでの基本クロック数
をカウントする。
のうち、最初に超音波を受信した超音波受信機に対応す
るカウンタは、カウント動作を行わない。
1fは、それぞれカウンタ41a、41b及び41cに
対応して設けられた保持回路であり、各カウンタがカウ
ント動作を停止した時点で、該カウント値を対応するカ
ウンタから受け取って保持する。
波受信機に対応する受信時間保持回路は’0’のまま保
持され、それ以外の超音波受信機に対応する受信回路保
持回路には、当該超音波受信機が超音波を受信した時間
と、最も早く超音波を受信した超音波受信機の受信時間
との時間差に対応するカウント値が格納されることにな
る。
11cが超音波の受信を終了した超音波受信終了時間に
基づいて入力位置を演算する処理部であり、カウンタ4
2a、42b及び42cと、受信時間差保持回路42
d、42e及び42fと、演算部42gとから構成され
る。なお、各部はそれぞれ計測部12aの構成部位と同
様の役割を果たす。
測部12bからそれぞれ出力された時間差に基づいて、
スタイラスペン10の入力位置を決定する処理部であ
る。
持回路41d〜41fから出力された時間差から、スタ
イラスペン10から各超音波受信機11a〜11cまで
の距離の差を求めるとともに、計測部12bの受信時間
差保持回路42d〜42fから出力された時間差から、
スタイラスペン10から各超音波受信機11a〜11c
までの距離の差を求め、それぞれの距離の差の平均値等
を用いて入力位置を求める。
差と、計測部12bから出力された時間差とがかけ離れ
ている場合には、測定誤りと認識する。
れた時間差と、計測部12bから出力された時間差は、
超音波の1波長に対応する程度の違いとなるはずである
が、例えば超音波開始当初のように超音波の受信レベル
が不安定である場合に、一時的に超音波の受信レベルが
スレッシュホールドレベルを超えることがある。
力された時間差と、計測部12bから出力された時間差
とがかけ離れる結果となるため、かかる場合を測定ミス
として認識する。
と、計測部12bから受け取ったデータの位置演算部1
2cにおける処理内容は異なるため、この点について以
下説明する。
信信号をあるスレッシュホールドレベルで2値化した信
号を示しているが、この受信信号が’H’レベルとなる
個数は超音波受信機から超音波受信機までの距離に応じ
て変動する場合がある。ちなみに、図3(b)に示す信
号が’H’になる個数はp1〜p4の4個である。
の’H’になる個数をあらかじめ測定してデータとして
保持しておき、位置演算部12cが計測部12bからの
データを処理する際に、該データを参考にしなければな
らない。以下、その具体例を示す。
ッジにて、計測部12aからデータが位置演算部12c
に送られてくる。先述したように、このデータにより超
音波受信機から受信機までの距離を算出することが可能
であり(この距離に対してその精度を向上させるのが本
発明の目的である。)、このデータに基づいて位置演算
部12c内の所定のメモリ領域にあらかじめ保持した
「2値化された受信信号の’H’になる個数」を検索す
る。
エッジに応答して、計測部12bからデータが位置演算
部12cに送られてくるたため、このデータを先程検索
した情報を用いて補正する。
形波を出力するものとし、また、ある距離yを介してそ
の送信機から出力された超音波を受信機にて受信する際
における、「2値化された受信信号の’H’になる個
数」が10個であるとする。この2つのデータは、演算
部12cが内部メモリ等に保持することにより参照可能
となる。このとき、補正データをH(μsec)とし、
また超音波の周波数が100kHzの場合には、H=5
×10(μsec)となる。
れてくるデータは、本来算出したい時間に上記のHを含
んだ形で送られてくる。よって、演算部12cにてその
補正を行う。
づいて入力位置を求める処理について具体的に説明す
る。
最初に超音波受信開始時間に対応する超音波受信信号を
出力し、そのt1秒後に、超音波受信機11a及び11
cが超音波受信開始時間に対応する超音波受信信号を出
力した場合を考えると、スタイラスペン10から超音波
受信機11bまでの距離Lbと、スタイラスペン10か
ら超音波受信機11cまでの距離Lcとの距離の差L1
は、 L1 = C × t1 の関係式から求める。
り、例えば温度が20度の空中においては、このCが3
44m/sとなる。
波受信終了時間に対応する超音波受信信号を出力し、そ
のt2秒後に、超音波受信機11a及び11cが超音波
受信開始時間に対応する超音波受信信号を出力したとす
ると、スタイラスペン10から超音波受信機11bまで
の距離Lbと、スタイラスペン10から超音波受信機1
1cまでの距離Lcとの距離の差L2を求める。
信機11bまでの距離Lbと、スタイラスペン10から
超音波受信機11cまでの距離Lcとの距離の差の平均
Lは、 L = (L1+L2)/2 の関係式を用いて算定する。
受信機11b及び超音波受信機11cからの距離の差が
Lとなる軌跡5a上のいずれかに位置することが分か
る。
11cは、同時刻に超音波を受信したことになるので、
スタイラスペン10から超音波受信機11aまでの距離
Laと、スタイラスペン10から超音波受信機11cま
での距離Lcとは等しくなる。
信機11a及び超音波受信機11cからの距離の差が’
0’の点列を示すものであり、スタイラスペン10は、
同図の軌跡5b上のいずれかに位置することが分かる。
に位置する位置Pをスタイラスペン10による入力位置
を判断する。
均を算出した後の処理を図6を用いてさらに詳細に説明
する。
るスクリーンパネル11の左下に座標原点(0,0)を
設け、スタイラスペン10から超音波受信機11bまで
の距離と、スタイラスペン10から超音波受信機11a
までの距離との差の平均を’a’とし、スタイラスペン
10から超音波受信機11bまでの距離と、スタイラス
ペン10から超音波受信機11cまでの距離との差の平
均を’b’とすると、ピラゴラスの定理より、 x^2 + y^2 = (z+a)^2 (X−x)^2 + y^2 = z^2 (X−x)^2 + (Y−y)^2 = (z+b)^2 という3つの独立した2次式が得られる。なお、^はべ
き乗を意味する。
は位置検出部において計測できるため、x,y,zの3
変数を3式を用いて解くと、スタイラスペン10の座標
P(x、y)を容易に算出することができる。
0、b=0であれば、この連立方程式を解くと、2つの
解が得られ、a>0の時にx>50であることを考え合
わせると、 x=55.6、y=25 が得られる。
算部12cは、各超音波受信機11a〜11cが超音波
の受信を開始した超音波受信開始時間と、各超音波受信
機11a〜11cが超音波の受信を終了した超音波受信
終了時間とに基づいて、スクリーンパネル11上でのス
タイラスペン10の位置を特定して、位置演算部12c
に出力できる。
超音波受信機11a〜11cが超音波受信開始時間に出
力した超音波受信信号に基づいて計測部12aが計測し
た時間差と、超音波受信機11a〜11cが超音波受信
終了時間に出力した超音波受信信号に基づいて計測部1
2bが計測した時間差に基づいて、スタイラスペン10
により指示されたスクリーンパネル11での位置を演算
するよう構成したので、超音波を用いた位置検出を行う
際に位置検出精度の劣化を低減することが可能となる。
おいて計測部12aの計測結果と、計測部12bの計測
結果を比較しうるよう構成したので、両者の計測結果が
かけ離れている場合、すなわち大きな誤差があった場合
には、該測定ミスを検出することができる。
けた場合を示す第1の実施例について説明した。
超音波送受信機を設けた位置情報入力装置を示す第2の
実施例について説明する。
力装置の構成を示すブロック図である。
は、スタイラスペン70と、2つの超音波送受信機を実
装したスクリーンパネル71と、入力位置を検出する位
置検出部72とから構成される。
バイスであり、超音波が反射しやすい硬質な材質からな
り、超音波の進入角度に対して直角な面となるように、
ペン先が球面状に構成されている。
を表示する表示部であり、そのパネル面の周辺部に2つ
の超音波送受信機73及び74が実装されている。
aと超音波受信機73bの対からなり、超音波送信機7
3aが送信した超音波の反射波を超音波受信機73bで
受信し、また超音波送受信機74は、超音波送信機74
aと超音波受信機74bの対からなり、超音波送信機7
4aが送信した超音波の反射波を超音波受信機74bで
受信する。
1に示す超音波受信機11a〜11cと同様の機能を有
し、図3で示したタイミングで位置検出部72に対して
超音波受信信号を出力する。
スクリーンパネル11上での指示位置を検出する検出部
であり、具体的には、2つの超音波送受信機73及び7
4が、それぞれ超音波を送信してから反射波を受信する
までの時間を用いて入力位置を特定する。ただし、この
位置検出部72は、図1に示す位置検出部12と同様に
超音波受信開始時間及び超音波受信終了時間の両者に基
づく位置演算を行う。
いて、さらに詳細に説明する。
構成を示す図である。
本クロック発生回路80a及び基本クロック制御回路8
0bと、送信制御部81a及び81bと、4つのカウン
タ82a、82b、83a及び83bと、4つの受信時
間保持回路84a、84b、85a及び85bと、位置
演算部86とからなる。
超音波送信機73a及び73bに対して超音波の送信指
示を行うとともに、送信指示を行った旨を基本クロック
制御回路80bに出力する。
部81aが出力した指示信号に応答してカウンタ82a
及び83aに対する基本クロックの出力を開始し、また
送信制御部81bが出力した指示信号に応答してカウン
タ82b及び83bに対する基本クロックの出力を開始
する。
音波受信信号を受け取った時点でカウンタ82aに対す
る基本クロックの出力を停止し、該超音波受信機73b
から最後の超音波受信信号を受け取った時点でカウンタ
83aに対する基本クロックの出力を停止する。
音波受信信号を受け取った時点でカウンタ82bに対す
る基本クロックの出力を停止し、該超音波受信機74b
から最後の超音波受信信号を受け取った時点でカウンタ
83bに対する基本クロックの出力を停止する。
図4のカウンタ41a〜41cと同様に超音波受信開始
時間における超音波の受信時間をカウントしており、カ
ウンタ83a及び83bは、図4のカウンタ42a〜4
2cと同様に超音波受信終了時間における超音波の受信
時間をカウントする。
及び83bにそれぞれ対応する受信時間保持回路が保持
したカウント値に基づいて、位置演算部86が入力位置
の演算を行う。
示す位置演算部12cと同様に超音波受信開始時間及び
超音波受信終了時間におけるスタイラスペン10から超
音波送受信機73及び74までのそれぞれの距離の平均
等を用いて入力位置を算定する。
超音波送機73a及び74aがそれぞれ超音波を送信し
てから超音波受信機73b及び74bが超音波受信開始
時間に出力した超音波受信信号を受け取るまでのそれぞ
れの時間と、超音波送機73a及び74aがそれぞれ超
音波を送信してから超音波受信機73b及び74bが超
音波受信終了時間に出力した超音波受信信号を受け取る
までのそれぞれの時間とに基づいて、スタイラスペン1
0により指示されたスクリーンパネル11での位置を演
算するよう構成したので、超音波を用いた位置検出を行
う際に位置検出精度の劣化を低減することが可能とな
る。
例の場合と同様に計測時間がかけ離れている場合、すな
わち大きな誤差があった場合には、該測定ミスを検出す
ることができる。
内に、超音波受信開始時間に基づいて入力位置を演算す
る計測部12aと、超音波受信終了時間に基づいて入力
位置を演算する計測部12bとを別個に設けた場合を示
したが、両者を1つの計測部で兼用することも可能であ
る。ただし、この場合には、超音波受信開始時間に基づ
く入力位置の演算と、超音波受信終了時間に基づく入力
位置の演算とを独立に行い得るように、スタイラスペン
10から超音波を送信する送信時間を長くする必要があ
る。
は、超音波受信開始時間及び超音波受信終了時間の両者
に基づいて入力位置を算定する場合について説明した
が、超音波受信終了時間のみに基づいて入力位置を算定
することも可能である。
は、1つのスレッシュホールドレベルのみを用いる場合
について説明したが、複数のスレッシュホールドレベル
を用いることも可能である。
を用いた場合の一例を示す図である。
先頭部分の検出にはスレッシュホールドレベルV0を用
い、超音波の最終部分の検出にはスレッシュホールドレ
ベルV0とは異なるスレッシュホールドレベルV1を用い
る場合を示している。
に異なるスレッシュホールドを用いることにより、制御
基板の電源ノイズ、使用する超音波センサの特性等を踏
まえたうえで使用する超音波センサ等に最も適合したス
レッシュホールドレベルを先頭部分及び最終部分に対し
て別個に設定することが可能となる。
入力面を構成するスクリーンまたは該スクリーンに対し
て位置入力を行う入力手段に設けられた超音波送信機か
ら発生された超音波を、スクリーンの周辺部の異なる位
置に設けられた複数の超音波受信機により受信された際
の受信レベルが所定のスレッシュホールドレベルを最初
に越えた第1のタイミングと最後に越えた第2タイミン
グに基づき前記入力手段により指示された前記スクリー
ン上の位置を検出するよう構成したので、下記に示す効
果が得られる。
置検出精度の劣化を低減することが可能となる。
がかけ離れている場合を測定ミスとして検出することが
可能となる。
を示す図。
図。
力するタイミングを示す図。
る説明図。
を示す図。
の一例を示す図。
例を示す図。
0b スイッチ、11 スクリーンパネル、 11a,
11b,11c 超音波受信機、12 位置検出部、
12a,12b 計測部、12c 位置演算部、 21
スイッチ接点、22 タイミングパルス発生回路、
23 マスク回路、40a 基本クロック生成回路、
40b 基本クロック制御回路、70 スタイラスペ
ン、 72 位置検出部、73,74 超音波送受信
機、 73a,74a 超音波送信機、73b,74b
超音波受信機、 80a 基本クロック生成回路、8
0b 基本クロック制御回路、 81a,81b 送信
制御部、82a,82b,83a,83b カウンタ、
84a,84b,85a,85b 受信時間保持回路、
86 位置演算部
Claims (1)
- 【請求項1】 入力面を構成するスクリーンまたは該ス
クリーンに対して位置入力を行う入力手段に設けられた
超音波送信機と、 前記スクリーンの周辺部の異なる位置に設けられた複数
の超音波受信機とを具備し、前記超音波送信機から発生
された超音波を前記複数の超音波受信機で受信し、該複
数の超音波受信機のそれぞれの受信タイミングに基づき
前記入力手段により指示された前記スクリーン上の位置
を検出して該検出位置を示す位置情報を入力する位置情
報入力装置において、 前記超音波受信機の受信レベルが所定のスレッシュホー
ルドレベルを最初に越えた第1のタイミングと最後に越
えた第2タイミングに基づき前記入力手段により指示さ
れた前記スクリーン上の位置を検出する位置検出手段を
具備することを特徴とする位置情報入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08048595A JP3513969B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 位置情報入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08048595A JP3513969B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 位置情報入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08278845A true JPH08278845A (ja) | 1996-10-22 |
JP3513969B2 JP3513969B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=13719598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08048595A Expired - Fee Related JP3513969B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 位置情報入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3513969B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100326756B1 (ko) * | 1999-04-29 | 2002-03-12 | 이호균 | 초음파를 이용한 위치 및 제어신호 입력 시스템 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP08048595A patent/JP3513969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100326756B1 (ko) * | 1999-04-29 | 2002-03-12 | 이호균 | 초음파를 이용한 위치 및 제어신호 입력 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3513969B2 (ja) | 2004-03-31 |
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