JPH08278290A - 超音波検査用のテストヘッド - Google Patents
超音波検査用のテストヘッドInfo
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Abstract
るテストヘッド5の、多角形ソケットねじの円錘底面4
の底面に起因する、不正確に打ち勝ち得るようにするこ
と。 【解決手段】 接触技術に従って作動するテストヘッド
5で、円錘底面4の輪郭に適合するように構成された可
撓性を有するアダプターピース6を備えていること。ベ
ース面7上に配置されるリング構造8が、一体または複
数ピースの超音波変換器9,9aで構成されているこ
と。
Description
じに組込まれた超音波検査用のテストヘッドで、その多
角形ソケットは底面を有しており、またテストヘッドに
は、少なくとも1つの超音波変換器に対する適応部を備
えており、前記超音波変換器は前記適応部の前記底面か
ら離れた側に配置されており、かつ前記適応部は、前記
底面の輪郭を有するアダプターピースであるものに関す
る。
56,055Aに開示されている。
を有している。剛性材料からなる連結部材は、これら製
作誤差を補償することはできない。従って、連結部材と
底面の表面の全てを接触させることはできない。この結
果、不正確な測定となる。さらに、テストヘッドの案内
は、テストヘッドのハウジングと、六角形ソケットの外
面との間のセンタリングにより規定される。
ングが、連結部部材と底面との間のセンタリングを許容
しない場合には、避けられない製作誤差は、連結部材
の、例えば円錘状の底面への誤った接触をもたらすこと
になる。
検査装置用の連結部材で、その材料が水との親和力を有
するもの、従って音響上は水と類似の挙動をするものが
開示されている。使用される材料は、弾性を有するもの
でもよい。
ツ状の超音波変換器が開示されている。これは溶接シー
ムに沿ってまたは他の試料のラフな表面上を動かされる
もので、可撓メンブレンで囲まれた液充填部を有してい
る。
には、スロットされたねじに対する超音波検査装置が開
示されている。この場合、超音波テストヘッドは、スロ
ットにより画されたねじの各端部に配置されている。
には、端から近付き得る頭付きねじ用の検査装置が開示
されている。これには、超音波テストヘッドの構造につ
いては述べられていない。特に、その図2から明らかな
ように、ねじの端と超音波変換器との間の距離のため
に、検査はイマージョン技術に従ってなされている。
るところのイマージョン技術用に設計された垂直検査ヘ
ッドを用いる音の伝搬では、テストヘッドの位置決めお
よび芯合わせの不正確さに対して敏感である。
る検査では、音界の変形となる。従って、検査作業に際
して、センサー配置の制限になる。特に、イマージョン
技術による検査では、多角形ソケットの底面が、円錘穴
面になっている場合には、その形状の許容差に敏感にな
る。
の形式のテストヘッドを特定し、多角形ソケットの底面
を介して行われる検査の不正確に打ち勝ち得るようにす
ることを目的とするものである。
的は、可撓性材料からなるアダプターピース,リングと
して構成されている超音波変換器、および多角形ソケッ
ト外面とアダプターピースの周囲との間のフリースペー
スとにより達成される。
底面の許容差を補償する。超音波変換器の均質な環状構
造は、アダプターピースの可撓性のある適応動きによ
り、所望の音の方向を確保する。これにより、超音波変
換器の一定の検査感度を得ることができる。また、フリ
ースペースにより、テストヘッドのセンタリングは、ア
ダプターピースと底面との間によってのみなされる。
に、アダプターピースの前記底面に向く側の一部は音吸
収材料で構成されている。
面から離れた側は、平らな面または円錘ベース面として
構成されている。
角度を定めるのに用いられる。
器を組合わせたリング構造が望ましい。この構造によ
り、全ての超音波変換器を一緒に作動させたり、超音波
変換器のグループとして作動させたり、または個別の超
音波変換器として作動させることができる。
造を発生させることができる。こうして、ねじの特定の
部分を、高い感度で検査することができる。個々の超音
波変換器の対応するサイクリングにより、または超音波
変換器をグループを形成するように接続することによ
り、テストヘッドの感度の制御並びに感度の高いゾーン
の位置の制御を行うことができる。多くの個別の超音波
変換器の作用、または超音波変換器グループの発信およ
び受信の場合の作用により、超音波をねじの軸方向に対
し、角度を持って入射させることができる。
変換器から発信された全ての音波を重ねることにより、
軸方向に発信する音界を得ることができる。個々の超音
波変換器の全体としての操作中、または個々の超音波変
換器のサブアセンブリーとしての操作中、送信励起の適
当なライン遅れ、または個々のエレメントの受信信号の
伝達時間遅れにより、発信および受信装置の方向効果お
よび焦点特性を、計画したように制御することができ
る。
態の一例を、図面を参照して以下に説明する。
相互に接続された2つの部材1,2の断面を示してい
る。多角形ソケット15の有する底面4は、円錘形状を
なしており、所謂円錘穴を示している。ねじ3、特にね
じ軸及びねじ軸と底面4からのねじヘッドとの間の移行
部のテストのために、超音波テストヘッド5は図1〜3
に示される位置にまで動かされる。
音波テストヘッド5は、アダプターピース6を有してい
る。このアダプターピース6は、超音波の動作周波数領
域で、低い減衰の弾性材料で構成されている。アダプタ
ーピース6のねじヘッドに向く側の形状は、底面4の輪
郭に対応している。アダプターピース6の、底面4と反
対側のベース面7は、この例では僅かに円錘状をなして
いる。しかし、水平方向からみて、一直線に平らに合わ
せてもよい。
された底面から離れた、ベース面7の上に、図5に示さ
れる、一体リング8が配置されており、これが一体超音
波変換器9を形成している。リング8はアダプターピー
ス6に、底面4の現実の輪郭に対応して動けるように、
接続されている。アダプターピース6の、多かれ少なか
れ厳密に円錘状に構成されたベース面7は、音を伝える
方向に影響を及ぼす。
ース6の周囲18との間には、フリースペース16があ
る(図4)。こうして、アダプターピース6と多角形ソ
ケット15の外面との間に形成されたスペースは、アダ
プターピース6と底面4の円錘領域との間を完全に接触
させるために必要な、センタリングプロセスを阻害する
ことはない。
ロー11と、多角形ソケット15の外面との間に同様に
スペースがある。従って、超音波テストヘッド5のセン
タリングは、可撓性を有して構成されているアダプター
ピース6を介して、妨害なく行われる。
インライン10は、制御及び評価装置(図示せず)に通
じている。
属するベロー11が、テストヘッド5をねじヘッドに対
して相対的に動かすために、連結されている。
外径より小さいか、精々等しくなっている。
は、好ましくは、その頂点部及び/又は円錘部に、音吸
収材料からなるインサート12を備えていることが望ま
しい。これらにより、テスト結果に悪影響を及ぼすであ
ろうところの好ましくない音波を減衰させることができ
る。
に配置される、複数のセグメント状の超音波変換器9a
からなるリング構造8aを示している。超音波変換器の
間にはダンピング層17が配置されている。ダンピング
層17を含む、個別的の超音波変換器9aは、接続され
て剛性を有するリング構造8aを形成している。このリ
ング構造8aは、センタリング及び適応プロセスの操作
中、底面4とアダプターピース6との間で、一体とし
て、必要な動きをする。個々の超音波変換器9aには、
制御及び評価装置(図示せず)への供給及びドレインラ
インが、接続されている。
に規定される音界を変えることができる。各変形のタイ
プは、例えば、全ての超音波変換器9aが同時に働く
か、あるいはグループとして働くかにより、異なる。図
2に模式的に示す状態では、全ての超音波変換器9aが
同時に働いている。その結果、多角形ソケットねじ3の
軸方向に発信される、矢印13で示される音界が得られ
る。若し、ねじ軸に対して傾斜する(図3の矢印14、
即ちベース面7により規定される音界方向の変更を示
す)音界を発生させようとする場合は、超音波変換器グ
ループの超音波変換器9aが相次いで励起される。
を用いて、発信及び受信信号の方向効果及び焦点合せ特
性を計画的に制御できる。また、図4に見られるよう
に、アダプターピースの周囲と多角形ソケット15の外
面との間にフリースペース16がある。
置された2つのリング構造8aが示されている。これら
リング構造は、超音波変換器9aに関しては、図2〜5
に記載のものと同様にして、構成される。この構造は、
細かい検査結果を得るためのものである。そして、相互
に同心でなく配置されたリング構造にしてもよい。
検査の不正確に打ち勝つことができる。
えた多角形ソケットねじの説明図。
形ソケットねじの音伝搬プロセス中の説明図。
形ソケットねじの、他の音伝搬プロセス中の説明図。
印III 方向の、拡大説明図。
ストヘッドの説明図。
の説明図。
ッド、6…アダプターピース、7…ベース面、8…リン
グ,8a…リング構造、9、9a…超音波変換器,15
…多角形ソケット、16…フリースペース。
Claims (5)
- 【請求項1】 多角形ソケットねじ(3)に組込まれた
超音波検査用のテストヘッドで、その多角形ソケット
(15)は底面(4)を有しており、またテストヘッド
(5)は、少なくとも1つの超音波変換器(9)に対す
る適応部を備えており、前記超音波変換器(9)は前記
適応部の前記底面から離れた側に配置されており、かつ
前記適応部は前記底面(4)の輪郭を有するアダプター
ピース(6)であるものにおいて、 前記アダプターピース(6)は可撓性材料から構成さ
れ、また前記超音波変換器(9)はリング(8)として
構成され、かつ前記多角形ソケット(15)の外面と前
記アダプターピース(6)の周囲(18)との間にはフ
リースペース(16)があることを特徴とする超音波検
査用のテストヘッド。 - 【請求項2】 前記アダプターピース(6)の、前記底
面(4)に向く側の一部は音吸収材料で構成されている
請求項1に記載の超音波検査用のテストヘッド。 - 【請求項3】 前記アダプターピース(6)の、前記多
角形計ソケットの底面(4)から離れた側に、平らなベ
ース面(7)が形成されている請求項1に記載の超音波
検査用のテストヘッド。 - 【請求項4】 前記アダプターピース(6)の、前記多
角形ソケットの底面(4)から離れた側は、円錘ベース
面として構成されている請求項1に記載の超音波検査用
のテストヘッド。 - 【請求項5】 前記リング(8)は、個別的な超音波変
換器(9a)からなるリング構造(8a)で、これは全
ての超音波変換器を一緒に、超音波変換器をグループと
して、または個別に作動できるようになっている請求項
1に記載の超音波検査用のテストヘッド。
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