JPH08278047A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JPH08278047A
JPH08278047A JP7080225A JP8022595A JPH08278047A JP H08278047 A JPH08278047 A JP H08278047A JP 7080225 A JP7080225 A JP 7080225A JP 8022595 A JP8022595 A JP 8022595A JP H08278047 A JPH08278047 A JP H08278047A
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Norio Onishi
憲男 大西
Takeo Mizuno
毅男 水野
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H Ikeuchi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加湿器の貯水量を可能な限り少量として、細
菌の発生・繁殖を防止し、かつ、従来の加湿器に比較し
て簡単な構成とする。 【構成】 貯水室25を形成しているケーシング21内
にフロート31を収容し、ケーシングの上蓋22の取り
付ける縦型の止水弁装置29の止水弁40をフロートの
昇降に応じて上下動させて、貯水室内に液体を補給す
る。該液体は上蓋22の上面に取り付けたアダプタ26
に吸液パイプ27で吸い上げ、アダプタに供給する圧搾
空気と混合して二流体ノズルより噴霧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の湿度を常時一定
に保持するために定期的に噴霧を発生させる加湿器に関
し、農業用、工業用等のあらゆる分野において所要の湿
度が必要な場合に用いられるもので、特に、貯水室に溜
まる液体の量を少なくすると共に一定量以下になると補
給するようにし、噴霧する水に細菌が発生し繁殖するの
を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加湿器は、一般に、貯水
室あるいは貯水タンクの容量が大きく、溜まっている液
体量が多くなるため、細菌が発生し、かつ、繁殖しやす
くなる問題があった。特に、現在提供されている加湿器
の大半を占める超音波式加湿器では、貯水室内の温度が
細菌の繁殖に適した30℃前後に達するため、細菌を含
んだ水蒸気が加湿器より噴射される可能性が高い。この
ような、細菌を含んだ水蒸気を吸い込むと、呼吸困難を
伴う「加湿器肺」になり、アレルギー性の肺炎や感染症
を引き起こす問題が生じていた。
【0003】上記した問題を解消するものとして、本出
願人は先に図12及び図13に示す如き、貯水室の容量
を小さくして、溜めておく水を可能な限り少なくして、
常時水道管より新鮮な水を供給することで、細菌の発
生、増殖を100%抑えることができる加湿器を提供し
ている。(特開平5−79664号参照)
【0004】上記加湿器はケーシング1の貯水室2内に
フロート3を収容し、該フロート3の昇降で止水レバー
4を連動して、止水弁5を動作して、貯水室内の水量が
常に設定値以下の10cc〜50ccの少量にすると共
に、一定量以下となるとフロートの下降で止水弁5が開
いて自動的に貯水室に水を補給する構造とし、該貯水室
内の水を圧搾空気で吸い上げて、加湿器に設置した二流
体ノズル6より気液混合噴霧として噴射する構造として
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記加湿器は種々の利
点を有するものであるが、多種の機能を持たせているた
めに、構成が複雑となり、部品点数が多く、メンテナン
ス時に多くの部品を分解しなければならず手数がかかる
と共に、コスト高になりやすい。また、止水弁5を備え
た止水弁装置6を貯水室2を囲むケーシング1の周壁に
水平方向に設置しているため、ケーシング1の横幅が長
くなり大型化する不具合がある。
【0006】本発明は、上記した加湿器を改良して、貯
水室内の液体は少量に保持して自動的に補給できる所要
の機能は具備しながら、部品点数を少なく簡単な構成と
し、大幅なコスト低下を図ると共に、小型化し、かつ、
メンテナンスを容易とし、しかも、所要位置に加湿器を
吊り下げることが出来るようにすることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、内部に貯水室を形成してい
るケーシングと、上記貯水室内面に遊嵌して貯水量に応
じて昇降するフロートと、上記ケーシングの上蓋上面に
配置され、圧搾空気供給管と着脱自在に連通される空気
通路、液体通路、該液体通路と連通する吸液孔、および
空気通路と液体通路とに連通して圧搾空気と液体とを混
合して噴霧するノズルを備えたアダプタと、上記ケーシ
ングの上蓋に取り付けられ、上記貯水室と連通する液体
流路を開閉する止水弁を備えた縦型の止水弁装置と、上
記止水弁装置の液体流路の上端開口に接続させて、ケー
シング上蓋に上向きに配置される液体導入管と、上記上
蓋の内面側に回転自在に軸支されると共に先端を上記フ
ロートと当接させてフロートの昇降と連動してテコの原
理で上記止水弁を上下方向に動作させる止水レバーと、
上記アダプタの吸液孔と上端が連通されて上記貯水室内
に垂下され、上記フロートに設けた中心貫通孔を通り、
貯水室底面中央の最下端の液溜まり位置に下端を開口さ
せた吸液パイプとを備えていることを特徴とする加湿器
を提供している。
【0008】上記ケーシングの底面は中央に向かって緩
やかに下方傾斜し、中央部が最下端位置となるように設
定し、貯水室に収容するフロートはケーシングの周壁下
側部および底面に僅かな隙間をあけて沿う形状としてい
る。
【0009】上記ケーシングは、底壁および周壁を備え
た本体と、周壁の上面開口を閉鎖するように着脱自在に
取り付けられる上蓋とを備え、該上蓋の貯水室側に突設
したレバー受部で上記止水レバーが回転自在に軸支され
ると共に、上記アダプタおよび液体導入管は上蓋の上面
に着脱自在に固定されると共に周方向に間隔をあけて複
数個の上記ノズルが設けられ、かつ、上記止水弁装置は
上蓋に形成した弁装置収容部に組み込まれている。(請
求項2)なお、アダプタに取り付けるノズルは1個であ
ってもよく、複数個に限定されない。
【0010】上記加湿器のケーシングの上蓋の上面にカ
バーが着脱自在に取り付けられることが好ましい。すな
わち、ケーシング上蓋にカバーを取り付け、上記アダプ
タに設けた上向きの圧搾空気導入管部の上端部と、上記
液体導入管の上端部とが上記カバーの上面を貫通して突
出され、圧搾空気供給管および液体供給管と接続可とさ
れていると共に、上記アダプタに周方向に間隔をあけて
設けた複数個のノズルが上記カバーの周面を貫通して突
出されている構成としてもよい。(請求項3)
【0011】なお、上記カバーは必ずしも取り付ける必
要はなく、ケーシングの上蓋にアダプタおよび液体導入
管を取り付けた状態で露出させておいても問題はない。
【0012】上記ケーシングの上面に固定するアダプタ
の中央より上向きに突出させた圧搾空気導入管部の上側
外周に吊下具と係止する溝を設け、該溝に吊下具を係止
して、所要高さに加湿器を配置できる構成とすることが
好ましい。(請求項4)
【0013】
【作用】請求項1に記載の加湿器では、圧搾空気供給管
からアダプタの圧搾空気導通孔に流入した圧搾空気によ
り、連通した吸液孔に負圧が発生し、吸液パイプを通し
て、貯水室内の液体が吸い上げられ、ノズルより気液混
合の噴霧が噴射される。噴射により貯水室内の液体が減
少し、フロートが下降すると、フロート上面に当接させ
た止水レバーの先端が下降して、該止水レバーの支軸と
先端の間の上面に当接させた止水弁が下降し、該止水弁
の上端に取り付け上下方向の針弁が下降し、止水弁装置
の内部に設けた上下方向の液体流路を開口する。よっ
て、液体供給管(水道管)から液体導入管へと導入され
た液体が止水弁装置を流下して貯水室内に供給される。
貯水室内への液体の供給に伴いフロートが上昇し、連動
して止水レバーおよび止水弁が上昇し、貯水室内の水量
が設定値に達すると、止水弁の先端の針弁が液体流路を
閉じて、液体の供給を停止する。
【0014】このように、フロートの昇降に連動して昇
降する止水レバーにより止水弁を上下方向に動作させ、
先端の針弁により液体流路を開閉しているため、止水レ
バーの移動方向と針弁を含む弁体の移動方向とが一致
し、止水レバーの作動力を弱めることなく針弁に伝える
ことができる。しかも、止水レバーを用いて、テコの原
理を利用して浮力を倍増し、大きな力で弁体を上下動さ
せることができる。かつ、この力も、止水レバーの支点
からのフロートと当接する距離と、支点からの弁体に当
接する距離の比を任意に設定することにより、所要の力
を簡単に得ることができる。
【0015】請求項2に記載の加湿器では、ケーシング
本体と分離した上蓋にアダプタ、液体導入管、止水弁装
置および止水レバーを取り付けているため、メンテナン
ス時に、ケーシング本体を上蓋と分離すると、フロート
を収容しただけの本体部を取り出すことができ、特に必
要とされる貯水室の清浄化を簡単に行うことができる。
また、ケーシング上蓋に上記アダプタ、吸液パイプ、液
体導入管、止水弁装置および止水レバーを取り付けてお
くと、該上蓋をケーシング本体に取り付けるだけで、簡
単に加湿器の組立を行うことができる。
【0016】請求項3に記載の加湿器では、ケーシング
の上蓋をカバーで覆っているため、外観上シンプルな構
造となる。請求項4に記載の加湿器では、天上等に沿っ
て水平方向に配管される圧搾空気供給管から下向きに分
岐させて所要長さ垂下させた枝管の下端にアダプタの圧
搾空気導入管部の上端を連結すると、加湿器の高さが所
要高さに設定でき、かつ、上記圧搾空気導入管部の上側
外周の溝に吊上具を係止して、あるいは天井に留め具を
介して吊り下げると、所要の高さ位置に安定して加湿器
を保持できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わる加湿器を図面に示す実
施例により詳細に説明する。図1乃至図9は第1実施例
を示し、該加湿器20はケーシング21の上蓋22にカ
バー23を取り付けたタイプである。ケーシング21は
上面開口の略円筒型のケーシング本体24の上面開口を
上記上蓋22で閉鎖する構成している。上蓋22にはア
ダプタ26、吸液パイプ27、液体導入管28、止水弁
装置29および止水レバー30を取り付けており、該上
蓋22をケーシング本体24と組みつけ、カバー23を
かぶせることにより、加湿器20が組立られる。よっ
て、ケーシング本体24をカバー13と共に上蓋22と
分離すると、ケーシング本体24内にはフロート31だ
けが収容されている状態で取り出され、ケーシング本体
24の内部の貯水室25の清浄化等のメンテナンスが容
易に出来るようにしている。
【0018】上記ケーシング本体24は不透光な樹脂で
成形しており、周壁24aは略円筒形状で、かつ、底壁
24bは中央に向かって僅かに下方傾斜させ、中央部に
最下端部に液溜まり24cを形成している。また、周壁
24aの下側部内面には周方向にあけてリブ24iを突
設して、該リブ24iの内周面に沿ってフロート31が
昇降するようにしている。さらに、周壁24aの上端部
近傍の内周面にL字形状の上蓋係止溝24dを形成して
いる。
【0019】上記ケーシング本体24の内部の貯水室2
5に収容するフロート31は、上記リブ24iと底壁2
4bとに僅かな隙間をあけて沿う形状としており、最下
端部の液溜まり24cと対応するフロート31の中心部
に上下に開口する貫通孔31aを設け、かつ、貫通孔3
1aの上端開口を囲む位置に突出部31bを設けてい
る。
【0020】上記上蓋22は略円板形状で、中心部に吸
液パイプを貫通させる孔22aを設けていると共に、ア
ダプタ固定用のビス孔22bを設けている。さらに、一
側部に上下方向に突出させた円筒状の止水弁装置収容部
22cを設け、該収容部22cの外周側の下面に貯水室
側に突出する止水レバー受け部22dを突設している。
また、上蓋22の外周には下方へ突出したL字形状の係
止部22eを設け、上記ケーシング本体24の上蓋係止
溝24dに挿入した後、回転させて、上蓋22をケーシ
ング本体24に組みつけるようにしている。
【0021】上記アダプタ26は図3に示すように、中
央部に軸芯部26aを備え、該軸芯部の外周から90度
間隔をあけて4方向に延在するノズル取付部26bを設
け、各ノズル取付部26bの先端にノズルチップ33を
対向して配置した二流体ノズル35を着脱自在に取り付
けている。
【0022】詳しくは、上記軸芯部26aの上部には圧
搾空気導入管部26cを上向きに突出させて設け、上端
の導入口より内周面にかけて取付ネジ26dを刻設して
いると共に、外周面に吊下具嵌合用の円環形状の溝26
eを設けている。圧搾空気導入管部26cの下端開口は
各ノズルチップ取付部26bに形成した4つの空気通路
26fの一端に連通させている。一方、軸芯部26aの
下部に底面側に開口する吸液孔26gを設け、該吸液孔
26gの上端周縁に各ノズル取付部26bに形成した4
つの液体通路26hの一端を連通させている。該吸液孔
26gの下端開口は上蓋22にアダプタ26をビス36
で固定した時に貫通孔22aと一致させ、貫通孔22a
に上端部を挿入して固定する吸液パイプ27と上記各液
体通路26hとを連通させている。
【0023】上記各ノズル取付部26bの先端には、上
下両面にノズル係止用の突起26iを突設している。一
方、図4(a),(b)に示すように、二流体ノズル35のボ
デイ35aの取付側の上下両面に係止孔35bを形成し
ており、該係止孔35bに太幅部35b−1と細幅部3
5b−2を設けている。よって、筒形状のボデイ35a
をノズル取付部26bの先端より外嵌して押し込み、突
起26iを太巾部35b−1に挿入して後、回転させて
細巾部35b−2に位置させることにより、ノズル35
をアダプタ26にワンタッチで取り付けている。尚、逆
回転で取り外しが出来る。
【0024】上記二流体ノズル35の構造は、図4
(A)(B)および図5に示すように、アダプタ26の
空気通路26fと液体通路26hより導入される圧搾空
気と水とが、二流体ノズル35のボデイ35aで2方向
に分岐させて穿設した空気通路35c、液体通路35d
を流通して、互いに傾斜して向き合うように形成したチ
ップ取付部35eにおいて夫々混合し、各チップ取付部
35eに取り付けたノズルチップ33より噴霧してい
る。ノズルチップ33は図5に示すように、夫々中心部
に液通路33a、その外周部に環状の圧搾空気通路33
bを備え、中心から噴射する液を外周から噴射する圧搾
空気の剪断作用により微霧化して各ノズルチップ33の
噴口から噴射される。かつ、該噴射時に対向する噴口か
ら噴射される噴霧と角度を以て衝突し、3.3〜4万ヘ
ルツの超音波を発生して液滴をさらに超微粒化および均
質化している。
【0025】上記吸液パイプ27は貯水室25の軸線部
に沿ってケーシング本体24の底壁近傍まで延在させて
おり、下端開口27aを底壁の最下部の液溜まり24c
と僅かの距離をあけて近接位置させている。よって、吸
液パイプ27は底壁の最下部に貯る液体から順次吸い上
げていくように設定している。このように、吸液パイプ
27を貯水室25の中央軸線に沿って垂下すると共に、
フロート31の中心部の貫通孔31aを通ることによ
り、フロート31が吸液パイプ27とケーシング本体2
4の内面とにガイドされて真っ直ぐに昇降する構成とし
て、フロートの作動の安定性を図っている。
【0026】上記アダプタ26のノズル取付部26bに
挟まれた一箇所に上蓋22の止水弁装置収容部22cが
位置し、上下開口の円筒部の上端開口に液体導入管28
の下端部を内嵌して上向きに立設している。該液体導入
管28の上端内周面には取付ネジ28aを刻設してい
る。
【0027】止水弁装置29は図6(A)(B)に詳細
に示す構成からなり、上蓋22の止水弁装置収容部22
cに内嵌するゴム製の弁座29aをフィルタ34を取り
付けた液体導入管28の下端面に接合し、弁座29aの
中心に穿設した小径の液体流路29bに液体を流下させ
ている。該弁座29aの下部には止水弁40を収容部2
2cの内周面に沿って上下方向に摺動自在に嵌合してお
り、収容部22cの下端開口より突出する止水弁40の
下部を、上記止水レバー30で保持している。止水弁4
0は、その弁体40aの外周面に図6(B)に示すよう
に周方向に間隔をあけて切欠を設けて液体通路40bを
形成していると共に、弁体40aの上端に針弁40cを
突設して、上昇時に弁座29aに設けた液体流路29b
に挿入して流路を閉鎖するようにしている。また、弁体
40aの下部に止水レバーに載置するための大径部40
dを設けている。
【0028】止水レバー30は図7に示すように、先端
部に吸液パイプ挿通孔30aを設けると共に、他側部は
長さ方向に沿って中央部に切欠30bを設けて、左右一
対の部分30cに分けている。これら左右一対の部分3
0cには他端に近接した位置に上方へ突出した止水弁載
置用の突起30dを設け、該突起30dの上面に止水弁
40の大径部40dを載置すると共に、切欠30bに止
水弁40の軸部40eを挿入して支持している。また、
左右一対部分30cの他端に軸受部30dを設け、上蓋
22より突設した止水レバー受部22dを挟んでピン3
8で回転自在に支持している。
【0029】上記止水レバー30の先端側はフロート3
1の上面中央の突起31bに乗せられ、よって、フロー
ト31の昇降に応じてピン38を支点として回転させて
いる。すなわち、貯水室25内の水量が増加してフロー
ト31が上昇すると、止水レバー31が上向きに回転
し、該回転に応じて止水弁40が上昇し、テコの原理に
より、フロート31の小さい浮力が倍増されて止水弁4
0を上昇させ、針弁40cにより液体流路29bを閉鎖
し、貯水室内への液体の導入を停止する。この水の供給
を停止する位置で、貯水室25内に溜まる最大容量は約
30ccの少量に設定している。一方、貯水室内の水量が
減少してフロート31が下降すると、止水レバー30お
よび止水弁40を自重により連動して下降し、液体流路
29bを開いて貯水室内へ液体を導入し、貯水室内に液
体が自動補給される。このようにして、貯水室25内に
供給される液体は、フロート31の外周面とケーシング
本体24の内周との間の隙間に流入して、テーパ状の底
面側の隙間に流入され、底面中央より吸液パイプ27に
より吸い上げられることにより、新陳代謝を図るように
している。
【0030】上記上蓋22に取り付けるアダプタ26、
液体導入管28、止水弁装置29を囲むカバー23は、
半球殻形状で、その周壁の下端面23aを上蓋22の外
周縁に沿った切欠段部22gに搭載し、互いに当接する
カバー23の内周面に係止爪(図示せず)を形成すると
共に、上蓋22の外周面に係止溝(図示せず)を形成
し、係止爪を係止溝に係止して取り外し可に固定してい
る。
【0031】カバー23の中央上端部にはアダプタ26
の軸芯部26aの圧搾空気導入管部26cが貫通する貫
通孔23bを設けると共に、外周部の一部に液体導入管
28を貫通する貫通孔23cを設けている。
【0032】上記貫通孔23bから突出するアダプタ2
6の圧搾空気導入管部26cには、図8に示すように、
圧搾空気供給管50の下端部を挿入して取付ネジ26d
と螺合して連結し、液体導入管28には液体供給管51
の下端部を挿入して取付ネジ28dと螺合して連結する
ようにしている。上記圧搾空気供給管50および液体供
給管51はぞれぞれ水平方向に配管される本管52、5
3より下向きに分岐させたものである。
【0033】さらに、必要に応じて、図9に示すU字形
状の吊下具60をアダプタ26の溝26eに挿入し、ボ
ルト61とナット62により固定し、該吊下具60に形
成した吊下孔60aに紐等を通して本管52より吊り下
げることができる。あるいは、天井にフック等を取り付
け、該フックに紐を介して吊り下げることができるよう
にしている。
【0034】上記構造からなる加湿器は、設置する部屋
の天井等に沿って配管した圧搾空気供給用の本管52お
よび液体供給用の本管53に対して所定間隔をあけて接
続して取り付けられる。圧搾空気供給50は本管52に
減圧弁75を介して接続され、本管52はエアフィルタ
76、コントロールボックス77等を介設して圧搾空気
源に接続している。液体供給管51にも減圧弁79を介
設し、フィルター、コントロールボックス(図示せず)等
を介設して上水道と接続している。
【0035】次に、上記構造の加湿器に作用を説明す
る。噴射時には、圧搾空気供給用の本管52および枝管
の供給管50から常時圧搾空気を供給する。各加湿器2
0では、アダプタ26の圧搾空気導入部26cを通して
ノズル取付部26bの空気通路26fに圧搾空気が流入
する。一方、液体(水)は吸液パイプ27により貯水室2
5の底部中心よりアダプタ26の吸液孔26gに吸い上
げ、液体通路26hに流入する。
【0036】二流体ノズル35では圧搾空気と水とを混
合し、圧搾空気およびノズル形状により液滴を微粒化し
て、ノズルチップ33の噴口より超微粒噴霧を発生させ
る。尚、圧搾空気圧は0〜10kg/cm2、液圧は0〜5kg
/cm2の範囲に設定している。
【0037】噴霧時において、水を貯水室25の底部中
心の液溜まりより吸い上げていく。水はフロート31の
外周よりテーパをかけた底部中心に向かって流れてくる
ため、古い液から順次噴霧していくこととなる。貯水室
25内に溜まっている液量が減少してフロート31が下
降すると、止水レバー30が回転して止水弁40を移動
し、針弁40cが液体流路29bを開いて貯水室25内
に水を導入する。
【0038】貯水室25内へ水が導入されてフロート3
1が上昇すると、止水レバー30が逆方向に回転して針
弁40cが液体流路29bを閉じて止水する。このよう
に貯水量を少量としているため、噴霧時に絶えずフロー
ト31が昇降して止水レバー30、止水弁40を作動
し、水の供給を断続し、新しい水を貯水室25に供給し
ている。
【0039】また、上記フロート31、止水レバー30
および止水弁40の作動は安定かつ正確に為される。即
ち、フロート31は中央を吸液パイプ27により、外周
がケーシング本体24の周壁内面によりガイドされて真
っすぐに昇降する。さらに、止水弁40は止水レバー3
0により回転される時、上下方向に移動するように規制
されており、しかも、その針弁40cがゴム製の弁座2
9に形成した液体流路29bを開閉するため、閉鎖時に
密着させることができ、確実な止水が為される。
【0040】一方、メンテナンス時、圧搾空気供給管5
0および液体供給管51より加湿器20を取り外し、上
蓋22を本体ケーシング24より回転させて抜き取るだ
けで上蓋22と該上蓋22と一体のカバー23を本体ケ
ーシング24より取り外して分解できる。特に、加湿器
20では水が溜まるフロート31の底面及び周面とケー
シング本体24の底面及び内周面との隙間を洗浄する必
要があり、上蓋22を取り除いたケーシング本体24に
はフロート31だけが収容された状態であるため、上記
洗浄を簡単に行うことができる。
【0041】図10は第1実施例の変形例を示し、ケー
シング本体24の形状を若干変更しており、周壁24a
の上側部を下側部より拡径させた形状とし、縮径した下
側部の内周面とフロート31との間に僅かな隙間をあけ
て、フロート31が下側部内周面に沿って昇降するよう
にしている。
【0042】図11は第2実施例を示し、カバー23を
除いたタイプである。該第2実施例の他の構成は第1実
施例と同一であるため、同一符号を付して説明を省略す
る。また、カバー23を取り付けていないため、上蓋2
2の上面に取り付けるアダプタ26、液体導入管28が
露出しているが、作用上は第1実施例と同一であり、説
明を省略する。該第2実施例の構成とすると、カバーを
取付ないため、縦方向の長さを小さくでき、小型化がは
かれると共に、部品点数及び取付手数を減少できる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる加湿器では、下記の列挙する効果を有する。ま
ず、請求項1の加湿器では、貯水室に蓄める液体の容量
を可能な限り少量とし、噴霧時に古い液から噴射して、
液体を常時補給しているため、貯水室内の液体内に細菌
が発生し、かつ、繁殖することを100%近く防止する
ことが出来る。また、細菌対策でタンク容量およびフロ
ートの小型化を図っているため、大きな浮力を得ること
が出来ないが、その補償として止水レバーを用いて、浮
力を倍増して大きなトルクを得ている。かつ、このトル
クも止水レバーの支点と両端の間の距離差を任意に設定
することにより、所要のトルクを簡単に得ることが出来
る。
【0044】特に、止水弁の弁体を上下方向に移動さ
せ、フロートおよび止水レバーの作動方向と止水弁との
移動方向とを一致させているため、止水レバーの作動方
向を変換して止水弁の弁体に伝える必要がなく直接に作
動させることができるため、止水弁装置の構成を簡単に
できる。しかも、ケーシングの周壁に止水弁装置を取り
付けているのではなく、上蓋に止水弁装置を取り付けて
いるため、貯水室を設けるケーシング本体を周壁と底壁
のみからなる簡単な形状にできると共に、ケーシングの
横幅を小さくでき、その分、加湿器の小型化がはかれ
る。
【0045】請求項2の加湿器では、ケーシング本体と
分離した上蓋にアダプタ、吸液管、液体導入管、止水弁
装置および止水レバーを取り付ける構成としているた
め、メンテナンス時に、ケーシング本体を上蓋と分離す
ると、フロートを収容しただけの本体部を取り出すこと
ができ、特に必要とされる貯水室の洗浄を簡単に行うこ
とができる。
【0046】請求項3の加湿器では、ケーシングの上蓋
をカバーで覆っているため、外観上シンプルな構造とな
り、加湿器の縦方向の長さを短くでき、より小型化でき
ると共に、部品点数の減少および取付手数の軽減が図れ
る。
【0047】請求項4の加湿器では、吊下具で加湿器を
吊り下げることができるため、仮に、圧搾空気供給管お
よび液体供給管との接続部のネジが緩んでも、加湿器を
確実に吊り下げておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる第1実施例の加湿器の垂直断
面図である。
【図2】 上記加湿器の平面図である。
【図3】 上記加湿器に用いるアダプタを示し、(A)
は平面図、(B)は断面図である。
【図4】 上記アダプタに取り付けるノズルを示し、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】 図4のアダプタに取り付けるノズルチップの
断面図である。
【図6】 (A)は図1の止水弁装置の部分を示す拡大
図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図7】 上記加湿器に用いる止水レバーの分解斜視図
である。
【図8】 上記加湿器を配管に取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図9】 (A)は上記加湿器に取り付ける吊下具の分
解斜視図、(B)は吊下具を加湿器に取り付けた状態の
斜視図である。
【図10】 第1実施例の変形例を示す加湿器の垂直断
面図である。
【図11】 第2実施例の加湿器の垂直断面図である。
【図12】 従来の加湿器の垂直断面図である。
【図13】 図12の加湿器を配管に取り付けた状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
20 加湿器 21 ケーシング 22 上蓋 24 ケーシング本体 25 貯水室 26 アダプタ 27 吸液パイプ 28 液体導入管 29 止水弁装置 30 止水レバー 31 フロート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に貯水室を形成しているケーシング
    と、 上記貯水室内面に遊嵌して貯水量に応じて昇降するフロ
    ートと、 上記ケーシングの上蓋上面に配置され、圧搾空気供給管
    と着脱自在に連通される空気通路、液体通路、該液体通
    路と連通する吸液孔、および空気通路と液体通路とに連
    通して圧搾空気と液体とを混合して噴霧するノズルを備
    えたアダプタと、 上記ケーシングの上蓋に取り付けられ、上記貯水室と連
    通する液体流路を開閉する止水弁を備えた縦型の止水弁
    装置と、 上記止水弁装置の液体流路の上端開口に接続させて、ケ
    ーシング上蓋に上向きに配置される液体導入管と、 上記上蓋の内面側に回転自在に軸支されると共に先端を
    上記フロートと当接させてフロートの昇降と連動してテ
    コの原理で上記止水弁を上下方向に動作させる止水レバ
    ーと、 上記アダプタの吸液孔と上端が連通されて上記貯水室内
    に垂下され、上記フロートに設けた中心貫通孔を通り、
    貯水室底面中央の最下端の液溜まり位置に下端を開口さ
    せた吸液パイプとを備えていることを特徴とする加湿
    器。
  2. 【請求項2】 上記ケーシングは、底壁および周壁を備
    えた本体と、周壁の上面開口を閉鎖するように着脱自在
    に取り付けられる上蓋とからなり、該上蓋の貯水室側に
    突設したレバー受部で上記止水レバーが回転自在に軸支
    されると共に、上記アダプタおよび液体導入管は上蓋の
    上面に着脱自在に固定されると共に周方向に間隔をあけ
    て複数個の上記ノズルが設けられ、かつ、上記止水弁装
    置は上蓋に形成した弁装置収容部に組み込まれている請
    求項1に記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 上記上蓋の上面にカバーが着脱自在に取
    り付けられ、上記アダプタに設けた上向きの圧搾空気導
    入管部の上端部と、上記液体導入管の上端部とが上記カ
    バーの上面を貫通して突出され、圧搾空気供給管および
    液体供給管と接続可とされていると共に、上記アダプタ
    に周方向に間隔をあけて設けた複数個のノズルが上記カ
    バーの周面を貫通して突出されている請求項1あるいは
    請求項2に記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 上記ケーシングの上面に固定するアダプ
    タの中央より上向きに突出させた圧搾空気導入管部の上
    側外周に吊上具と係止する溝を設けている請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の加湿器。
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