JPH08277958A - スコッチヨーク式アクチュエータ - Google Patents

スコッチヨーク式アクチュエータ

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JPH08277958A
JPH08277958A JP10012495A JP10012495A JPH08277958A JP H08277958 A JPH08277958 A JP H08277958A JP 10012495 A JP10012495 A JP 10012495A JP 10012495 A JP10012495 A JP 10012495A JP H08277958 A JPH08277958 A JP H08277958A
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JP
Japan
Prior art keywords
lever
shaft
type actuator
scotch yoke
yoke type
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Application number
JP10012495A
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English (en)
Inventor
Sadayuki Nakanishi
定之 中西
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のものよりも、バルブを全閉位置から開
弁する時の出力が極めて大きく、コンパクトなスコッチ
ヨーク式アクチュエータを提供する。 【構成】 回動軸3に押圧部4a及び4bを有して半径
方向に伸びるレバー4を設け、この回動軸3から一定距
離離してこの回動軸3に直角に設けた往復動軸2にこれ
に直交する2組のピン5及び6を設け、往復動軸2が軸
線方向の一方へ移動する時にピンの一方5が押圧部の一
方4aを押してレバー4を一方へ回動させ、往復動軸2
が軸線方向の他方へ移動する時にピンの他方6が押圧部
の他方4bを押してレバー4を他方へ回動させるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてボールバル
ブ、バタフライバルブなどのほぼ90度回転させて開閉
するバルブに用いられるスコッチヨーク式アクチュエー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は主としてボールバルブなどのほ
ぼ90度回転させて開閉させるバルブに用いられる従来
のスコッチヨーク式アクチュエータの一例を示す横断面
図であって、このアクチュエータ51はシリンダ52と
53に空気圧又は油圧を適宜作用させ、往復動軸54を
図において左右へ往復動させ、この往復動軸54に固定
したピン55が、挿入されておりヨーク56の滑り溝5
6aの中を滑走する滑りこま57を介して、ヨーク56
を回動させ、ヨーク56が固定されている回動軸58を
回動させるようになっている。
【0003】シリンダ52及び53の外側に設けられた
調節ねじ59及び60は往復動軸54のストロークを調
節するためのものであり、これによって回動軸58の回
動角度がほぼ90度に調節されて、このスコッチヨーク
式アクチュエータ51を装着したボールバルブなどを全
開から全閉へ、また全閉から全開へ回動させる。
【0004】図14は図13に示したスコッチヨーク式
アクチュエータ51の出力の状態を解析するための部分
平面図であって、図13の一部を拡大して示してある。
【数1】 ただし、nは、図14に示したように、ピン55の位置
によって異なるとすると、
【数2】 である。したがって、
【数3】 である。
【0005】図15は、図13および図14に示した従
来のスコッチヨーク式アクチュエータ51の出力グラフ
であって、曲線T22−T23−T24は、上述の解析に従っ
た出力を示す曲線である。なお、図14に従った出力の
解析は、往復動軸54がシリンダ52及び53の作用に
よって図のように左方へ移動するときについてである
が、図の右方へ移動するときはこれと全く対称であるの
で、図15に示した曲線T22−T23−T24は、全閉から
全開へと全開から全閉への両方向での出力を共に示して
いる。
【0006】一方、ボールバルブなどのほぼ90度回動
させて開閉させるバルブは、全閉位置において流体の上
流側圧力と下流側圧力との差圧がボールなどの弁体に働
くなどのために、全閉位置から弁体を回動させるのに必
要なトルクが、差圧などが作用しない全開位置から弁体
を回動させるのに必要なトルクよりも大きく、図14に
示した曲線Rのように、非対称な必要トルク曲線にな
る。
【0007】図15から分かるように、スコッチヨーク
式アクチュエータの出力トルク曲線がボールバルブなど
のほぼ90度回動させて開閉させるバルブの必要トルク
曲線に比較的近似していて、比較的小さいアクチュエー
タでよいという利点があるために、ボールバルブなどに
は、従来からスコッチヨーク式アクチュエータが多く用
いられてきた。
【0008】しかし、上述のように、従来のスコッチヨ
ーク式アクチュエータの出力トルク曲線は左右対称であ
って、ボールバルブなどのバルブの必要トルクに対し
て、全開位置の近くでは大きな余裕があるが全閉位置の
近くでは余裕(安全率)が小さいので、全閉からの開弁
に必要なトルクをベースにして、どうしても全体として
は大きな出力を有するアクチュエータを選定することに
なった。
【0009】このような問題を解決するために、ヨーク
の回動角度を、回動軸の中心から往復動軸への垂線の一
方の側を他方の側よりも大きくする方法が特公昭58−
10620号公報に開示されているが、この方法では、
バルブによっては全開から閉弁するためのトルクが小さ
くなり過ぎるという課題と、アクチュエータの本体ケー
スが大きくなるという課題を有している。
【0010】なお、図13に示したアクチュエータ51
は、回動軸58の回動角度をシリンダ52及び53の端
に設けた調節ねじ59及び60によって決めているが、
図16の横断面図に示した他の従来のスコッチヨーク式
アクチュエータ61では、本体ケース62に設けられた
調節ねじ63及び64で決めている。また、図17に示
したヨーク65は、従来のスコッチヨーク式アクチュエ
ータに広く用いられているヨークの例を示した外観図で
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】スコッチヨーク式アク
チュエータは、上述のように、ボールバルブなどのほぼ
90度回動させて開閉させるバルブに好適なものではあ
るが、回動角度が左右45度ずつに振分けられたもので
は、どうしても全体として大きな出力のものになるこ
と、および、この問題を解決するために回動角度のいず
れか一方の側を大きくされたものでは、他方の側でトル
クが小さすぎるようになり、本体ケースが大きくなるこ
と、などの課題を有している。本発明のスコッチヨーク
式アクチュエータは、これらの課題を解決するためのも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のスコッチヨーク
式アクチュエータを、上記の課題を解決するために、次
のように構成した。回動軸に半径方向へ伸びるレバーを
設け、このレバーの両側を押圧部とし、この回動軸から
一定距離離してこの回動軸に直角に設けた往復動軸にこ
れに直交する2組のピンを設け、往復動軸が軸線方向の
一方へ移動する時にピンの一方が押圧部の一方を押して
レバーを一方へ回転させ、往復動軸が軸線方向の他方へ
移動する時にピンの他方が押圧部の他方を押してレバー
を他方へ回動させるようにした。
【0013】この場合、往復動軸にピンを設ける代り
に、往復動軸の2個所のピンの間に相当する部分を溝状
に切欠き、この溝にレバーを挿入するとよい。また、レ
バーを押圧部の中心線が回動軸の回動中心を通らないよ
うにいずれか一方に偏らせるのが好ましい。
【0014】
【作用】本発明のスコッチヨーク式アクチュエータは、
上記のように構成したので、回動軸に設けたレバーは押
圧部を有し、この押圧部の一方又は他方を押すための2
組のピンは往復動軸に対して直交するように設けられて
いて、これらのピンのいずれかがレバーの押圧部を押し
てレバーを回動軸と共に回動軸の周りを回るように回動
させる時、その作用点はピンの中心の位置である。この
ことは、先に解析を行った、図13および図14に示し
たような構造においても同様である。
【0015】このため、上述したような本発明のスコッ
チヨーク式アクチュエータにおいては、一般に、バルブ
の全閉の状態および全開の状態でのレバーの外方にある
ピンの中心位置すなわちこれらの状態での作用点は、こ
れらの作用点と回動軸の中心とを結ぶ直線と回動軸の中
心から往復動軸への垂線とがなす角度が45度よりも大
きな角度をなす位置にあることになる。
【0016】従って、これらの位置でのピンが往復動す
る力によって生じるレバーの回動トルクは、その回動方
向への分力も回動半径も図13の場合よりも大きくなっ
て、その積であるトルクは、図13の場合に比しはるか
に大きくなる。このため、回動軸に必要回動トルクを与
えるために往復動軸が軸線に働くための力を小さくする
ことができ、アクチュエータの出力源であるシリンダな
どを小さくしてアクチュエータを小型にすることができ
る。
【0017】更に、レバーは、図13や図16に示した
従来のアクチュエータのヨークとは異なり、幅が図13
や図16におけるヨークの並列する脚部の一方の幅より
幾分広い程度でよく、このためにもアクチュエータの本
体ケースが小さくてよく、小型なアクチュエータにな
る。また、レバーの回動角度は、回動軸の中心から往復
動軸への垂線の両側に等しくほぼ45度ずつにすればよ
い。このこともアクチュエータの本体ケースを小さくす
ることができる要因の一つである。
【0018】往復動軸にピンを設ける代りに、往復動軸
の2個所のピンの間に相当する部分を溝状に切欠き、こ
の溝にレバーを挿入した場合の往復動軸のレバーの力学
的関係は、先に説明したピンを設けた場合と全く同じで
あり、レバーの上下方向(厚さ方向)の寸法が短くなっ
て、本体ケースの上下方向(厚さ方向)の大きさを小さ
くすることができる。
【0019】次に、レバーの押圧部の中心線が回動軸の
回動中心を通らないようにいずれか一方に偏らせると、
偏らせた側でのピンの中心と回動軸の中心とを結ぶ直線
と回動軸の中心から往復動軸への垂線とがなす角度が更
に大きくなり、ピンの往復動する力によって生ずるレバ
ーの回動トルクは、その回動方向への分力も回動半径も
共に大きくなって、その積であるトルクも更に大きくな
る。
【0020】反対の側ではこれに反して回動トルクが小
さくなるが、ピンの中心と回動軸の中心とを結ぶ直線と
回動軸の中心から往復動軸への垂線とがなす角度が45
度以下には容易にはならないので、その側での回動トル
クも十分大きい。
【0021】
【実施例】図1は、本発明のスコッチヨーク式アクチュ
エータの一実施例を示す横断面図であって、1はアクチ
ュエータ本体、2は往復動軸、3は回動軸、4はレバ
ー、5及び6はピンであって、レバー4は回動軸3に設
けられ、半径方向に伸びる押圧部4a及び4bを有して
おり、往復動軸2は回動軸3から一定距離離してこの回
動軸3に直角に設けられており、往復動軸2にこれに直
交する2組のピン5及び6が設けられている。
【0022】このスコッチヨーク式アクチュエータ本体
1は、シリンダ7と8に空気圧又は油圧が適宜作用し
て、往復動軸2が、図において左右へ往復するようにな
っており、往復動軸2に設けられたピン5又は6が、往
復動軸2の往復動によってレバー4の押圧部4a又は4
bを押し、レバー4を回動軸3と共に回動させるように
なっている。この回動する回動軸3は、バルブのステム
であったりステムに接続されていたりする。
【0023】シリンダ7及び8の外側に設けられた調節
ねじ9及び10は往復動軸2のストロークを調節するた
めのものであり、これによってレバー4の回動角度がほ
ぼ90度になるように調節されて、このスコッチヨーク
式アクチュエータが、これを装着されたボールバルブな
どを全開から全閉へ、また、全閉から全開へほぼ90度
回動させる。
【0024】図2は、回動軸3、レバー4、往復動軸
2、及びピン5、6の関係を示した部分切断縦断面図で
あって、レバー4と往復動軸2とが直角になった時の状
態を示したものであって、図1よりは拡大して示してあ
る。図2から分かるように、レバー4は往復動軸2を挾
んで対称に設けられた2本のレバー部4c及び4dを有
しており、ピン5及び6は、往復動軸2に直角で両側に
突出るように設けられている。
【0025】図1に示した状態は、シリンダ7及び8の
作用によって往復動軸2が図の最右方に移動している状
態で、例えばボールバルブ1を全閉にした状態であっ
て、この状態からシリンダ7及び8の作用によって往復
動軸2が図の左方へ移動を開始し、ピン5がレバー4の
押圧部の一方4aを押し、レバー4及び回動軸3を反時
計回りに回動し始める。なお、往復動軸2が図の再左方
から右方へ移動する時には、ピン6がレバー4の押圧部
の他方4bを押して、レバー4及び回動軸3を時計回り
に回動させる。
【0026】図3および図4は、図1に示したスコッチ
ヨーク式アクチュエータの本体1の出力の状態を解析す
るための部分平面図であって、図1よりも拡大して示し
てある。図3は、往復動軸2が左方へ移動する場合で、
作用しないピン6は示していない。
【数4】 ただし、nは、図3に示したようにピン5の位置によっ
て異なるとすると、
【数5】 である。したがって、
【数6】 である。なお、上記の計算式に投入したαn の値は、図
3を実測して得たおよその値である。
【0027】図4は、往復動軸2が右方へ移動する場合
で、作用しないピン5は示していない。
【数7】 ただし、nは、図4に示したようにピン6の位置によっ
て異なるとすると、
【数8】 である。したがって、
【数9】 である。なお、上記の計算式に投入したαn の値は、図
4を実測して得たおよその値であって、上記の図3を実
測して得た値と同じ値を用いた。
【0028】図5は、図1に示したスコッチヨーク式ア
クチュエータの本体1の出力グラフであって、曲線T2
−T3 −T4 は、前述の図3についての解析に従った出
力を示す曲線であり、破線で示した曲線T7 −T8 −T
9 は、前述の図4についての解析に従った出力を示す曲
線である。ただし、図1に示したアクチュエータにおい
てはF1 =F6 と見なしてもよいので、それを前提にし
たが、F1 ≠F6 の場合には、曲線T2 −T3 −T4
曲線T7 −T8 −T9 とは、図5のような対称にはなら
ない。
【0029】なお、図5に示した曲線Rは、先に従来の
技術の説明において図15に示した曲線Rと同じく、ボ
ールバルブなどのほぼ90度回動して開閉するバルブの
一般的な必要トルク曲線(ただし、T2 −T3 −T4
線に相当する方向での)であって、アクチュエータの出
力トルク曲線T2 −T3 −T4 の曲線Rに対する余裕
は、図15における出力トルク曲線T22−T23−T24
曲線Rに対する余裕とは異なり、全ストロークに渡って
大きく、このバルブに対してはもっと出力の小さい小型
のアクチュエータが使えることになり、又はこのアクチ
ュエータが必要トルクが更に大きいバルブに使うことが
できることになる。従って、アクチュエータをコンパク
トにすることができる。
【0030】図1に示したスコッチヨーク式アクチュエ
ータの本体1は、回動軸3の回動角度をシリンダ7及び
8の外端に設けた調節ねじ9及び10によって決めてい
るが、図6の横断面図に示した本発明のスコッチヨーク
式アクチュエータの他の実施例では、本体ケース11に
設けられた調節ねじ12及び13によって決めるように
なっている。
【0031】図1に示した実施例では、図7に拡大して
示したように往復動軸2にピン5及び6が所要の間隔を
持って設けられているが、これに代えて、図8に示した
ように図7における2個所のピン5及び6の間に相当す
る部分を溝状に切欠いて、この溝14を形成した部分の
断面形状を図に2点鎖線を用いて示したようにし、図9
に示したようにレバー4のレバー部4c及び4dを溝1
4に挿入して、これらレバー部によって往復動軸の溝1
4を形成した部分を挾むようにしてもよい。
【0032】この場合の往復動軸2と回動軸3との間の
力学的関係は、図3、図4、および図5について説明し
たのと全く同じである。このような構造は、レバー4の
上下方向(図9では左右方向)の寸法が図2に示した構
造より短くなり、本体ケースの上下方向(厚さ方向)の
大きさを小さくすることができる。
【0033】次に、図1乃至図4について説明したスコ
ッチヨーク式アクチュエータの本体1では、レバー4の
押圧部4a及び4bの中心線が回動軸3の回動中心(図
3および図4におけるO)を通っているが、回動中心O
を通らないようにいずれか一方に偏らせると一層大きな
効果が得られる。図10および11は、そのような場合
の出力の状態を解析するための部分平面図であって、レ
バー4の押圧部の一方4bの延長線が回動軸3の回動中
心Oを通るようにレバー4を偏らせた場合を示してい
る。
【0034】図10は、往復動軸2が左方へ移動する場
合で、作用しないピン6は示していない。
【数10】 ただし、nは、図10に示したようにピン5の位置によ
って異なるとすると、
【数11】 である。したがって、
【数12】 である。なお、上記の計算式に投入したαn の値は、図
10を実測して得たおよその値である。
【0035】図11は、往復動軸2が右方へ移動する場
合で、作用しないピン5は示していない。
【数13】 ただし、nは、図11に示したようにピン6の位置によ
って異なるとすると、
【数14】 である。したがって、
【数15】 である。なお、上記の計算式に投入したαn の値は、図
11を実測して得たおよその値である。
【0036】図12は、図10および図11について解
析した出力T12−T13−T14およびT17−T18−T19
示した出力グラフである。ただし、F11=F16として示
した。このグラフから明らかなように、図10および図
11に示したような形状のレバーを有するアクチュエー
タは、出力グラフが図5である図1に示したアクチュエ
ータよりも、全閉から開弁する時に一層大きな出力を出
し、全開から閉弁する時には必要以上の大きな出力を出
さない、ボールバルブなどのバルブに最適なスコッチヨ
ーク式アクチュエータである。なお、上記したレバーの
両側の押圧部は、平行2面の側を示したが、これに限る
ことなく、レバーの両側を凸状又は凹状の円弧面に形成
することによって、途中の変換速度を変えることも可能
である。
【0037】
【発明の効果】本発明のスコッチヨーク式アクチュエー
タは、すでに詳細に説明したように、ボールバルブなど
のほぼ90度回動して開閉するバルブの必要トルク曲線
に近似した出力トルク曲線を有し、回動軸の回動角度が
回動軸の中心から往復動軸への垂線に対して左右へほぼ
45度であっても、バルブを全閉位置から開弁するため
の出力トルクが極めて大きく、また、全開位置から閉弁
するための出力トルクも十分に大きく、これらのために
従来のスコッチヨーク式アクチュエータよりもコンパク
トなアクチュエータにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスコッチヨーク式アクチュエータの一
実施例を示す横断面図である。
【図2】図1に示したスコッチヨーク式アクチュエータ
の回動軸、レバー、往復動軸、およびピンの関係を示す
部分切断縦断面図である。
【図3】図1に示したスコッチヨーク式アクチュエータ
の出力の状態を解析するための部分平面図である。
【図4】図1に示したスコッチヨーク式アクチュエータ
の出力の状態を解析するための部分平面図である。
【図5】図1に示したスコッチヨーク式アクチュエータ
の出力グラフである。
【図6】本発明のスコッチヨーク式アクチュエータの他
の実施例を示す横断面図である。
【図7】図1に示した実施例の往復動軸とピンを示した
部分平面図である。
【図8】図1に示した実施例において、ピンの代りに往
復動軸の一部を溝状に切り欠いた場合の往復動軸の部分
平面図である。
【図9】図8に示した往復動軸、この場合のレバー、お
よび回動軸の関係を示す部分外観図である。
【図10】図1に示した実施例とはレバーの形状が異な
る実施例の場合の出力の状態を解説するための部分平面
図である。
【図11】図1に示した実施例とはレバーの形状が異な
る実施例の場合の出力の状態を解説するための部分平面
図である。
【図12】図10および11に基づく出力グラフであ
る。
【図13】従来のスコッチヨーク式アクチュエータの一
例を示す横断面図である。
【図14】図13に示したスコッチヨーク式アクチュエ
ータの出力の状態を解析するための部分平面図である。
【図15】図13に示したスコッチヨーク式アクチュエ
ータの出力グラフである。
【図16】従来のスコッチヨーク式アクチュエータの他
の例を示す横断面図である。
【図17】従来のスコッチヨーク式アクチュエータに広
く用いられるヨークの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータの本体 2 往復動軸 3 回動軸 4 レバー 4a,4b 押圧部 5,6 ピン 14 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸に半径方向へ伸びるレバーを設
    け、このレバーの両側を押圧部とし、この回動軸から一
    定距離離してこの回動軸に直角に設けた往復動軸にこれ
    に直交する2組のピンを設け、この往復動軸が軸線方向
    の一方へ移動する時にピンの一方が押圧部の一方を押し
    て前記レバーを一方へ回動させ、この往復動軸が軸線方
    向の他方へ移動する時にピンの他方が押圧部の他方を押
    してレバーを他方へ回動させるようにしたことを特徴と
    するスコッチヨーク式アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 上記した往復動軸にピンを設ける代り
    に、往復動軸の2個所のピンの間に相当する部分を溝状
    に切欠き、この溝にレバーを挿入したことを特徴とする
    請求項1記載のスコッチヨーク式アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 レバーを両側押圧部の中心線が回動軸の
    回転中心を通らないようにいずれか一方に偏芯させたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のスコッチヨーク式
    アクチュエータ。
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