JPH08277091A - 耐震クレーン - Google Patents
耐震クレーンInfo
- Publication number
- JPH08277091A JPH08277091A JP8269795A JP8269795A JPH08277091A JP H08277091 A JPH08277091 A JP H08277091A JP 8269795 A JP8269795 A JP 8269795A JP 8269795 A JP8269795 A JP 8269795A JP H08277091 A JPH08277091 A JP H08277091A
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- JP
- Japan
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- traveling
- hydraulic mechanism
- sea side
- crane
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 地震などにより岸壁に地滑り発生して走行軌
道が幅方向に変位したときの走行車輪の脱線や走行脚部
の損傷を防止する。 【構成】 通常のクレーン運転中は、油圧機構２７が一
定長さに保持されて、運転中の衝撃に対して衝撃緩衝機
器として働く。地震などにより岸壁１に地滑り発生し
て、海側の走行軌道２が２’位置に変位したときには、
高い水平荷重が海側の走行車輪２にかかり、圧力逃がし
弁が作動し、圧力のかかったロッド側からヘッド側へ圧
油が逃げて、油圧機構２７が伸長方向に作動して、海側
のＵ型脚２３が水平軸２４を中心に実線位置から破線位
置に追従回動して、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部
１０の損傷が防止される。また海側の走行軌道２が上記
と反対方向に変位したときには、油圧機構２７が縮み方
向に作動し、走行車輪３の脱線や走行脚部１０の損傷が
防止される。
道が幅方向に変位したときの走行車輪の脱線や走行脚部
の損傷を防止する。 【構成】 通常のクレーン運転中は、油圧機構２７が一
定長さに保持されて、運転中の衝撃に対して衝撃緩衝機
器として働く。地震などにより岸壁１に地滑り発生し
て、海側の走行軌道２が２’位置に変位したときには、
高い水平荷重が海側の走行車輪２にかかり、圧力逃がし
弁が作動し、圧力のかかったロッド側からヘッド側へ圧
油が逃げて、油圧機構２７が伸長方向に作動して、海側
のＵ型脚２３が水平軸２４を中心に実線位置から破線位
置に追従回動して、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部
１０の損傷が防止される。また海側の走行軌道２が上記
と反対方向に変位したときには、油圧機構２７が縮み方
向に作動し、走行車輪３の脱線や走行脚部１０の損傷が
防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、岸壁に設置されるコン
テナークレーン等に適用される耐震クレーンに関するも
のである。
テナークレーン等に適用される耐震クレーンに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の岸壁に設置されるコンテナークレ
ーンを図５により説明すると、１が岸壁、２、２が同岸
壁１上に敷設された走行軌道である。１０が同コンテナ
ークレーンの走行脚部で、同走行脚部１０は、紙面と直
交する方向にＵ型に形成された海側のＵ型脚４１と、陸
側のＵ型脚４２と、同Ｕ型脚４１、４２を連結する斜材
４３及び水平材４４と、上記Ｕ型脚４１、４２の下端部
に設けられて上記各走行軌道２に係合する走行車輪３、
３とにより構成されている。
ーンを図５により説明すると、１が岸壁、２、２が同岸
壁１上に敷設された走行軌道である。１０が同コンテナ
ークレーンの走行脚部で、同走行脚部１０は、紙面と直
交する方向にＵ型に形成された海側のＵ型脚４１と、陸
側のＵ型脚４２と、同Ｕ型脚４１、４２を連結する斜材
４３及び水平材４４と、上記Ｕ型脚４１、４２の下端部
に設けられて上記各走行軌道２に係合する走行車輪３、
３とにより構成されている。
【０００３】１１が上記走行脚部１０に取付けた主桁
で、同主桁１１は、上記走行軌道２、２に沿う移動を可
能に支持されている。１２が同主桁１１により上記走行
軌道２、２と直交する水平方向への往復移動を可能に支
持されたコンテナー搬送機、１３が船、１４がコンテナ
ーである。上記コンテナークレーンでは、コンテナー搬
送機１２により船１３上のコンテナー１４を吊り上げ、
コンテナー搬送機１２を主桁１１に沿い走行脚部１０位
置まで搬送して、地上または地上のトレーラ上へ下ろし
て、荷揚げ作業を行うようになっている。
で、同主桁１１は、上記走行軌道２、２に沿う移動を可
能に支持されている。１２が同主桁１１により上記走行
軌道２、２と直交する水平方向への往復移動を可能に支
持されたコンテナー搬送機、１３が船、１４がコンテナ
ーである。上記コンテナークレーンでは、コンテナー搬
送機１２により船１３上のコンテナー１４を吊り上げ、
コンテナー搬送機１２を主桁１１に沿い走行脚部１０位
置まで搬送して、地上または地上のトレーラ上へ下ろし
て、荷揚げ作業を行うようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記図５に示す従来の
コンテナークレーンでは、コンテナークレーンの走行脚
部１０が一体的に構成されており、地震などによる地滑
り発生時、岸壁１上の走行軌道２が２’位置へ移動し
て、走行軌道２、２の間隔が走行車輪３の遊動代以上に
変化したとき、走行脚部１０のＵ型脚４１、４２のう
ち、一方のＵ型脚の走行車輪が脱線するか、コンテナー
クレーンの走行脚部１０が損傷するという問題があっ
た。
コンテナークレーンでは、コンテナークレーンの走行脚
部１０が一体的に構成されており、地震などによる地滑
り発生時、岸壁１上の走行軌道２が２’位置へ移動し
て、走行軌道２、２の間隔が走行車輪３の遊動代以上に
変化したとき、走行脚部１０のＵ型脚４１、４２のう
ち、一方のＵ型脚の走行車輪が脱線するか、コンテナー
クレーンの走行脚部１０が損傷するという問題があっ
た。
【０００５】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、地震などにより岸壁に地
滑り発生して走行軌道が幅方向に変位したときの走行車
輪の脱線や走行脚部の損傷を防止できる耐震クレーンを
提供しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、地震などにより岸壁に地
滑り発生して走行軌道が幅方向に変位したときの走行車
輪の脱線や走行脚部の損傷を防止できる耐震クレーンを
提供しようとする点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の耐震クレーンは、下端部に地上の走行軌
道に係合する走行車輪を設けた一対のＵ型脚を一定の間
隔を置いて結合してクレーンの走行脚部を構成し、上記
一方のＵ型脚の上端部を上記他方のＵ型脚に取付けた結
合張出部に水平軸を介して走行軌道の幅方向への回動を
可能に連結し、上記走行軌道が幅方向に変位したときに
上記一方のＵ型脚を上記水平軸を中心に走行軌道の幅方
向に追従回動させる伸縮可能な油圧機構を上記各Ｕ型脚
の上下中間部間に介装している。
めに、本発明の耐震クレーンは、下端部に地上の走行軌
道に係合する走行車輪を設けた一対のＵ型脚を一定の間
隔を置いて結合してクレーンの走行脚部を構成し、上記
一方のＵ型脚の上端部を上記他方のＵ型脚に取付けた結
合張出部に水平軸を介して走行軌道の幅方向への回動を
可能に連結し、上記走行軌道が幅方向に変位したときに
上記一方のＵ型脚を上記水平軸を中心に走行軌道の幅方
向に追従回動させる伸縮可能な油圧機構を上記各Ｕ型脚
の上下中間部間に介装している。
【０００７】
【作用】本発明の耐震クレーンは前記のように構成され
ており、（１）通常のクレーン運転中は、耐震クレーン
の走行脚部が各走行車輪を介して各走行軌道に乗ってい
る。このとき、油圧機構が一定長さに保持されて、油圧
機構が運転中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。
（２）地震などにより岸壁に地滑り発生して、各走行軌
道が幅方向に変位したときには、例えば海側の走行軌道
が海側に変位したときには、通常の運転条件よりも遙か
に高い水平荷重が海側の走行車輪にかかり、この水平荷
重により油圧機構の油圧回路が切り換えられ、同油圧機
構が伸長方向に作動して、海側のＵ型脚が水平軸を中心
に海側に追従回動して、海側の走行車輪の脱線や走行脚
部の損傷が防止される。また海側の走行軌道が上記と反
対方向に変位したときには、油圧機構が縮み方向に作動
し、海側のＵ型脚が水平軸を中心に上記と反対方向に追
従回動して、海側の走行車輪の脱線や走行脚部の損傷が
防止される。
ており、（１）通常のクレーン運転中は、耐震クレーン
の走行脚部が各走行車輪を介して各走行軌道に乗ってい
る。このとき、油圧機構が一定長さに保持されて、油圧
機構が運転中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。
（２）地震などにより岸壁に地滑り発生して、各走行軌
道が幅方向に変位したときには、例えば海側の走行軌道
が海側に変位したときには、通常の運転条件よりも遙か
に高い水平荷重が海側の走行車輪にかかり、この水平荷
重により油圧機構の油圧回路が切り換えられ、同油圧機
構が伸長方向に作動して、海側のＵ型脚が水平軸を中心
に海側に追従回動して、海側の走行車輪の脱線や走行脚
部の損傷が防止される。また海側の走行軌道が上記と反
対方向に変位したときには、油圧機構が縮み方向に作動
し、海側のＵ型脚が水平軸を中心に上記と反対方向に追
従回動して、海側の走行車輪の脱線や走行脚部の損傷が
防止される。
【０００８】
（第１実施例）次に本発明の耐震クレーンを図１〜図３
に示す第１実施例により説明する。図１は同耐震クレー
ンの側面図、図２は図１の矢視Ａ−Ａ線に沿う横断平面
図、図３は油圧機構の油圧ユニットの油圧回路図、図４
は同耐震クレーンの作用説明図である。
に示す第１実施例により説明する。図１は同耐震クレー
ンの側面図、図２は図１の矢視Ａ−Ａ線に沿う横断平面
図、図３は油圧機構の油圧ユニットの油圧回路図、図４
は同耐震クレーンの作用説明図である。
【０００９】図１の１が岸壁、２、２が同岸壁１上に敷
設された走行軌道である。図１、図２の１０が同コンテ
ナークレーンの走行脚部で、同走行脚部１０は、紙面と
直交する方向にＵ型に形成された海側のＵ型脚２３と、
陸側のＵ型脚２１と、同Ｕ型脚２１から斜め上方に延び
た斜材２２と、同斜材２２の上端部に上記海側のＵ型脚
２３の上端部を枢支する水平軸２４と、水平材２５と、
同水平材２５の一端部を上記陸側のＵ型脚２１の上下中
間部に枢支する水平軸２６と、上記水平材２５の他端部
にシリンダ部を固定した伸縮可能な油圧機構２７と、同
油圧機構２７のロッド部を上記海側のＵ型脚２３の上下
中間部に枢支する水平軸２８と、上記Ｕ型脚４１、４２
の下端部に設けられて上記各走行軌道２に係合する走行
車輪３、３とにより構成されている。
設された走行軌道である。図１、図２の１０が同コンテ
ナークレーンの走行脚部で、同走行脚部１０は、紙面と
直交する方向にＵ型に形成された海側のＵ型脚２３と、
陸側のＵ型脚２１と、同Ｕ型脚２１から斜め上方に延び
た斜材２２と、同斜材２２の上端部に上記海側のＵ型脚
２３の上端部を枢支する水平軸２４と、水平材２５と、
同水平材２５の一端部を上記陸側のＵ型脚２１の上下中
間部に枢支する水平軸２６と、上記水平材２５の他端部
にシリンダ部を固定した伸縮可能な油圧機構２７と、同
油圧機構２７のロッド部を上記海側のＵ型脚２３の上下
中間部に枢支する水平軸２８と、上記Ｕ型脚４１、４２
の下端部に設けられて上記各走行軌道２に係合する走行
車輪３、３とにより構成されている。
【００１０】１１が上記走行脚部１０により走行軌道
２、２と直交する方向に支持された主桁である。上記油
圧機構２７には、油圧シリンダが使用されており、この
油圧機構２７がＵ型脚２１、２３の両側にある。図３の
２９はこの油圧機構２７の油圧ユニットの一例を示して
いる。
２、２と直交する方向に支持された主桁である。上記油
圧機構２７には、油圧シリンダが使用されており、この
油圧機構２７がＵ型脚２１、２３の両側にある。図３の
２９はこの油圧機構２７の油圧ユニットの一例を示して
いる。
【００１１】図３の３０ａが油圧機構２７のヘッド側油
圧管路、３０ｂが油圧機構２７のロッド側油圧管路、３
０ａ’がヘッド側油圧管路３０ａのバイパス管路、３０
ｂ’がロッド側油圧管路３０ｂのバイパス管路、３１が
ヘッド側油圧管路３０ａ及びロッド側油圧管路３０ｂに
接続した電磁切換弁、３２が油タンク、３３が油圧ポン
プ、３４が同油圧ポンプ３３を駆動するモータである。
圧管路、３０ｂが油圧機構２７のロッド側油圧管路、３
０ａ’がヘッド側油圧管路３０ａのバイパス管路、３０
ｂ’がロッド側油圧管路３０ｂのバイパス管路、３１が
ヘッド側油圧管路３０ａ及びロッド側油圧管路３０ｂに
接続した電磁切換弁、３２が油タンク、３３が油圧ポン
プ、３４が同油圧ポンプ３３を駆動するモータである。
【００１２】３５ａが上記ヘッド側油圧管路３０ａに設
けたヘッド側圧力逃がし弁、３５ｂが上記ロッド側油圧
管路３０ｂに設けたロッド側圧力逃がし弁、３６ａが上
記バイパス管路３０ａ’に設けたヘッド側圧力供給弁、
３６ｂが上記バイパス管路３０ｂ’に設けたロッド側圧
力供給弁、３７が電磁切換弁３１の戻し管側に設けた回
路圧保持用圧力設定弁である。
けたヘッド側圧力逃がし弁、３５ｂが上記ロッド側油圧
管路３０ｂに設けたロッド側圧力逃がし弁、３６ａが上
記バイパス管路３０ａ’に設けたヘッド側圧力供給弁、
３６ｂが上記バイパス管路３０ｂ’に設けたロッド側圧
力供給弁、３７が電磁切換弁３１の戻し管側に設けた回
路圧保持用圧力設定弁である。
【００１３】上記圧力逃がし弁３５ａ、３５ｂの設定圧
は、耐震クレーンが運転に支障のない最大風荷重条件下
で伸縮可能な油圧機構２７内に発生する圧力を一定量超
える圧力値に保持して、油圧機構２７のヘッド側からロ
ッド側へ及びそれとは反対のロッド側からヘッド側へ逃
がすように設定している。また回路圧保持用圧力設定弁
３７の設定圧も、同様と同様の必要圧に設定している。
は、耐震クレーンが運転に支障のない最大風荷重条件下
で伸縮可能な油圧機構２７内に発生する圧力を一定量超
える圧力値に保持して、油圧機構２７のヘッド側からロ
ッド側へ及びそれとは反対のロッド側からヘッド側へ逃
がすように設定している。また回路圧保持用圧力設定弁
３７の設定圧も、同様と同様の必要圧に設定している。
【００１４】次に前記図１〜図３に示す耐震クレーンの
作用を具体的に説明する。通常のクレーン運転中は、耐
震クレーンの走行脚部１０が各走行車輪３を介して各走
行軌道２に乗っている。このとき、図２、図３に示す油
圧ユニット２９の電磁切換弁３１はＯＦＦであり、油圧
機構２７が一定長さに保持されて、油圧機構２７が運転
中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。
作用を具体的に説明する。通常のクレーン運転中は、耐
震クレーンの走行脚部１０が各走行車輪３を介して各走
行軌道２に乗っている。このとき、図２、図３に示す油
圧ユニット２９の電磁切換弁３１はＯＦＦであり、油圧
機構２７が一定長さに保持されて、油圧機構２７が運転
中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。
【００１５】また地震などにより岸壁１に地滑り発生し
て、各走行軌道２が幅方向に変位したときには、例えば
海側の走行軌道２が２’位置に変位したときには、通常
の運転条件よりも遙かに高い水平荷重が海側の走行車輪
２にかかり、圧力逃がし弁３５ａ及び３５ｂが作動し、
圧力のかかったロッド側からヘッド側へ圧油が逃げて、
油圧機構２７が伸長方向に作動して、海側のＵ型脚２３
が水平軸２４を中心に実線位置→破線位置に追従回動し
て、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部１０の損傷が防
止される。
て、各走行軌道２が幅方向に変位したときには、例えば
海側の走行軌道２が２’位置に変位したときには、通常
の運転条件よりも遙かに高い水平荷重が海側の走行車輪
２にかかり、圧力逃がし弁３５ａ及び３５ｂが作動し、
圧力のかかったロッド側からヘッド側へ圧油が逃げて、
油圧機構２７が伸長方向に作動して、海側のＵ型脚２３
が水平軸２４を中心に実線位置→破線位置に追従回動し
て、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部１０の損傷が防
止される。
【００１６】また海側の走行軌道２が上記と反対方向に
変位したときには、油圧機構２７が縮み方向に作動し、
海側のＵ型脚２３が水平軸２４を中心に上記と反対方向
に追従回動して、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部１
０の損傷が防止される。 （第２実施例）図４は、本発明の耐震クレーンの第２実
施例を示している。この実施例では、陸側のＵ型脚２１
に斜材２２を固定し、同斜材２１と陸側のＵ型脚２１と
の間にＬ型固定梁３８を設け、同Ｌ型固定梁３８の水平
部と海側のＵ型脚２３の上下中間部との間に水平軸を介
して油圧機構２７を設けており。この実施例でも、前記
と同様の作用が行われる。
変位したときには、油圧機構２７が縮み方向に作動し、
海側のＵ型脚２３が水平軸２４を中心に上記と反対方向
に追従回動して、海側の走行車輪３の脱線や走行脚部１
０の損傷が防止される。 （第２実施例）図４は、本発明の耐震クレーンの第２実
施例を示している。この実施例では、陸側のＵ型脚２１
に斜材２２を固定し、同斜材２１と陸側のＵ型脚２１と
の間にＬ型固定梁３８を設け、同Ｌ型固定梁３８の水平
部と海側のＵ型脚２３の上下中間部との間に水平軸を介
して油圧機構２７を設けており。この実施例でも、前記
と同様の作用が行われる。
【００１７】なお本耐震クレーンは、コンテナークレー
ンの他に、アンローダ等のクレーンにも適用可能であ
る。
ンの他に、アンローダ等のクレーンにも適用可能であ
る。
【００１８】
【発明の効果】本発明の耐震クレーンは前記のように
（１）通常のクレーン運転中は、耐震クレーンの走行脚
部が各走行車輪を介して各走行軌道に乗っている。この
とき、油圧機構は一定長さに保持されて、油圧機構が運
転中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。（２）地
震などにより岸壁に地滑り発生して、各走行軌道が幅方
向に変位したときには、例えば海側の走行軌道が海側に
変位したときには、通常の運転条件よりも遙かに高い水
平荷重が海側の走行車輪にかかり、この水平荷重により
油圧機構の油圧回路が切り換えられ、同油圧機構が伸長
方向に作動して、海側のＵ型脚が水平軸を中心に海側に
追従回動する。また海側の走行軌道が上記と反対方向に
変位したときには、油圧機構が縮み方向に作動し、海側
のＵ型脚が水平軸を中心に上記と反対方向に追従回動す
るので、海側の走行車輪の脱線や走行脚部の損傷を防止
できる。
（１）通常のクレーン運転中は、耐震クレーンの走行脚
部が各走行車輪を介して各走行軌道に乗っている。この
とき、油圧機構は一定長さに保持されて、油圧機構が運
転中の衝撃に対して衝撃緩衝機器として働く。（２）地
震などにより岸壁に地滑り発生して、各走行軌道が幅方
向に変位したときには、例えば海側の走行軌道が海側に
変位したときには、通常の運転条件よりも遙かに高い水
平荷重が海側の走行車輪にかかり、この水平荷重により
油圧機構の油圧回路が切り換えられ、同油圧機構が伸長
方向に作動して、海側のＵ型脚が水平軸を中心に海側に
追従回動する。また海側の走行軌道が上記と反対方向に
変位したときには、油圧機構が縮み方向に作動し、海側
のＵ型脚が水平軸を中心に上記と反対方向に追従回動す
るので、海側の走行車輪の脱線や走行脚部の損傷を防止
できる。
【図１】本発明の耐震クレーンの第１実施例を示す側面
図である。
図である。
【図２】図１の矢視Ａ−Ａ線に沿う横断平面図である。
【図３】同耐震クレーンの油圧機構の油圧ユニットを示
す系統図である。
す系統図である。
【図４】本発明の耐震クレーンの第２実施例を示す側面
図である。
図である。
【図５】従来のコンテナークレーンを示す側面図であ
る。
る。
１ 岸壁 ２ 走行軌道 ３ 走行車輪 １０ 走行脚部 １１ クレーン主桁 ２１ 陸側のＵ型脚 ２２ 斜材 ２３ 海側のＵ型脚 ２４ 水平軸 ２５ 水平材 ２６ 水平軸 ２７ 油圧機構 ２８ 水平軸 ２９ 油圧ユニット
Claims (1)
- 【請求項１】 下端部に地上の走行軌道に係合する走行
車輪を設けた一対のＵ型脚を一定の間隔を置いて結合し
てクレーンの走行脚部を構成し、上記一方のＵ型脚の上
端部を上記他方のＵ型脚に取付けた結合張出部に水平軸
を介して走行軌道の幅方向への回動を可能に連結し、上
記走行軌道が幅方向に変位したときに上記一方のＵ型脚
を上記水平軸を中心に走行軌道の幅方向に追従回動させ
る伸縮可能な油圧機構を上記各Ｕ型脚の上下中間部間に
介装したことを特徴とする耐震クレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08269795A JP3241232B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 耐震クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08269795A JP3241232B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 耐震クレーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08277091A true JPH08277091A (ja) | 1996-10-22 |
| JP3241232B2 JP3241232B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=13781610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08269795A Expired - Fee Related JP3241232B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 耐震クレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241232B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001335282A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン |
| US6367390B1 (en) | 1998-12-25 | 2002-04-09 | Mitsubishi Heavy Industries, Inc. | Seismic isolation system for a crane |
| CN100413774C (zh) * | 2005-03-21 | 2008-08-27 | 中船第九设计研究院 | 双梁门式起重机上小车车架与支腿连接结构 |
| JP2011102194A (ja) * | 2011-01-24 | 2011-05-26 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | クレーン |
| JP2011111288A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 岸壁クレーン及びその制御方法 |
| JP2012176834A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 岸壁クレーン |
| JP2015193463A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 三井造船株式会社 | クレーン |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP08269795A patent/JP3241232B2/ja not_active Expired - Fee Related
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