JPH08276916A - 袋口縁起立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟な袋であっても袋口部を確実に縫着する
ことが可能で、袋が袋口部を起立支持する袋口基部挟持
バー及び袋口先端部挟持バーの端部に引っ掛って停止し
たり破れる心配のない袋口縁起立装置を提供すること。 【構成】 充填部１から袋口縫製装置に向けて袋３を移
送する移送手段７と、袋３内の充填物よりやや上方に配
置され、移送手段７と同方向及びこれに交差する方向に
移動し、袋３の幅方向略中心において接触可能な一対の
袋口基部挟持バー８と、その上方に配置され、袋口基部
挟持バー８と連動して移送方向及びこれに交差する接触
方向に移動する上下移動自在の一対の袋口先端部挟持バ
ー９を備え、袋口先端部挟持バー９をその接触した地点
から移送方向に移動するのに伴い上昇させる上下移動装
置２０を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、網袋、布袋等のきわめ
て柔軟な袋を充填部から袋口縫製装置に向けて移送する
間に、その袋口縁を起立させる袋口縁起立装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、通気性、通水性等の点から布袋あ
るいは網袋に穀類等を充填し、内容物が充填された袋を
コンベア等の搬送装置で縫製装置まで移送し、ここにお
いて袋口を縫着して封緘する技術が知られている。しか
し、このような布袋及び網袋はきわめて柔軟なので、内
容物が充填されていない袋口部が片側に垂れ下がり、こ
のため、非常に縫着し難いものである。

【０００３】そこで、充填位置と縫着装置位置の間にグ
リッパーより上方に突出する袋の上部が起立して通過で
きる一対の起立案内部材が設けてあり、一方の起立案内
部材は縫着装置位置に至るまで垂直壁面としてあり、他
の起立案内部材の上縁は、上流側がグリップ軌跡に接近
した低位とし、下流側が縫着装置位置まで達して次第に
高い傾斜上縁としてある袋口縁起立案内部材を備えた充
填袋縫着封緘装置が特公平５−４７４５４号として提案
されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
ものを更に改良し、柔軟な袋であってもその袋口部を起
立させ、袋口縫製装置に確実に受け渡して簡単に縫着す
ることができ、しかも、袋口先端部を支持する袋口基部
挟持バー及び袋口先端部挟持バーが袋と共に移送方向へ
移動することにより、袋が袋口基部挟持バー及び袋口先
端部挟持バーの端部に引っ掛かって停止したり破れる心
配のない袋口縁起立装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の袋口縁起立装置
は、上記課題を達成するために、充填部から袋口縫製装
置に向けて側方に袋を移送する移送手段と、袋内の充填
物よりやや上方に配置されると共に、前記移送手段と同
速度で同方向に移動し、且つ移送方向に交差するよう移
動して前記袋の幅方向略中心において接触可能な一対の
袋口基部挟持バーと、該袋口基部挟持バーのやや上方に
配置されると共に、袋口基部挟持バーと連動して移送方
向及びこれに交差する接触方向に移動する上下移動自在
の一対の袋口先端部挟持バーとを備え、前記袋口先端部
挟持バーをその接触した地点から前記移送方向に沿って
移動するのに伴って上昇させる上下移動装置を有する。

【０００６】前記一対の袋口先端部挟持バーは、前記袋
の幅方向中心よりも前記袋口縫製装置寄りで接触するよ
うにする。前記移送手段が、前記袋口基部挟持バーと連
動して移送方向及びこれに交差する方向に移動し、袋の
背面に当接する一対の袋押圧片を有することがある。ま
た、前記移送方向に沿って移動すると共に、該移送方向
と交差する方向に揺動する一対の平行リンクに、前記一
対の袋口基部挟持バー、袋口先端部挟持バー及び袋押圧
片がそれぞれ取付けられることは望ましい。

【０００７】

【作用】一対の袋口基部挟持バー及び袋口先端部挟持バ
ーがそれぞれ接近し、袋口基部挟持バーが充填物よりや
や上方において袋口基部を挟持すると共に、袋口先端部
挟持バーがそのやや上方を挟持し、移送装置が袋を袋口
縫製装置に向けて移送するのに伴い、袋口基部挟持バー
及び袋口先端部挟持バーが移送方向に移動し、同時に、
袋口先端部挟持バーが次第に上昇して袋口先端部を上方
に起立させる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１乃至図４は、合成樹脂等を素材とする
柔軟な袋３の袋口を縫着する縫着装置Ａを示し、図２及
び図３に示すように、袋３内に米、麦等の穀類を充填す
る充填部１から袋口縫製装置２の直下のやや側方を通過
して敷設され、内容物が充填された袋３を搬送するベル
トコンベア４等の搬送路を有する。なお、充填部１の上
方には図示しない充填装置が設置されている。ベルトコ
ンベア４は、基台２７に取り付けられたモータＭによっ
て回動され、その両側には、充填部１から袋口縫製装置
２の近傍に亘ってそれぞれガイドレール５，５が配置さ
れると共に、該ガイドレール５，５に袋口縁起立装置６
が摺動可能に取付けられており、袋３は充填部１から袋
口縫製装置２に向けて側方に移送されるようになってい
る。

【０００９】袋口縁起立装置６は、図１及び図４に示す
ように、袋３の背面を押圧する左右一対の袋押圧片７，
７を有する移送手段と、袋３内部の充填物よりやや上方
において袋口基部を挟持し、前記移送手段と同速度で同
方向に移動すると共にこれに交差する接触方向に移動す
る左右一対の袋口基部挟持バー８，８と、袋口基部挟持
バー８，８のやや上方に配置されて袋口先端部を挟持
し、袋口基部挟持バー８，８と連動して移送手段の移送
方向及びこれに交差する接触方向に移動する上下移動自
在の左右一対の袋口先端部挟持バー９，９と、これら左
右の袋押圧片７，７、袋口基部挟持バー８，８及び袋口
先端部挟持バー９，９をそれぞれ接離自在に支持する左
右一対の平行リンク１０，１０とを備える。一対の袋口
基部挟持バー８，８は袋３の幅方向略中心において接触
し、一対の袋口先端部挟持バー９，９は袋３の幅方向中
心よりも袋口縫製装置２寄りで接触する。

【００１０】平行リンク１０は、互いに平行な内側起立
軸１１及び外側起立軸１２を有する。内側起立軸１１及
び外側起立軸１２の下端は、ガイドレール５に回動自在
に係合されるガイド輪１３の内側面及び外側面に装着さ
れた内壁１４及び外壁１５にそれぞれ枢着される。ま
た、内側起立軸１１及び外側起立軸１２の上端間には連
結板１６が回動自在に架設されている。

【００１１】図２に示すように、この連結板１６の上面
に移送方向に長い支持軸１７が設けられ、支持軸１７の
長手方向中間部から上方及び幅方向内側に向けて挟持ア
ーム１８が張り出されると共に、挟持アーム１８の先端
に移送方向に沿って袋口基部挟持バー８が取付けられて
いる。なお、左右の挟持アーム１８，１８はほぼ同じ長
さとされ、後述するように平行リンク１０，１０の上端
が幅方向内側に揺動すると、左右の袋口基部挟持バー
８，８がベルトコンベア４の幅方向略中心で接触するよ
うになっている。

【００１２】また、支持軸１７の上流側端部に垂下軸１
９が取付けられ、垂下軸１９の下端から幅方向内側に向
けて袋押圧片７が張り出されている。図３に示すよう
に、この袋押圧片７は、袋３の背面及び側面に当接でき
るよう下流側が外向きに傾斜すると共に、外方凸に湾曲
している。

【００１３】さらに、支持軸１７の下流側端部に上方に
向けて第１のエアーシリンダー２０よりなる上下移動装
置が装着され、上下動するエアーシリンダーロッド２１
の先端に上方及び幅方向内側に延びるＬ状アーム２２
ａ，２２ｂが取付けられている。Ｌ状アーム２２ａ，２
２ｂの先端には移送方向に沿って袋口先端部挟持バー
９，９が取付けられている。従って、袋口先端部挟持バ
ー９，９がその接触した地点から移送方向に沿って移動
するのに伴ってエアーシリンダーロッド２１を昇降させ
ると、Ｌ状アーム２２ａ，２２ｂ及び袋口先端部挟持バ
ー９，９が上昇したり下降したりするようになってい
る。また、Ｌ状アーム２２ａ，２２ｂは、幅方向におい
て袋口縫製装置２の側に配置されたＬ状アーム２２ａが
やや短く、逆側に配置されたＬ状アーム２２ｂがやや長
く形成されており、平行リンク１０，１０の上端が幅方
向内側に揺動すると、左右の袋口先端部挟持バー９，９
が袋口縫製装置２の側に偏った位置で接触するようにな
っている。

【００１４】平行リンク１０を構成する内側起立軸１１
の下端には揺動アーム２３の一端が固定され、揺動アー
ム２３の他端は第２のエアーシリンダー２４のエアーシ
リンダーロッド２５に枢着されている。第２のエアーシ
リンダー２４は、ガイド輪１３，１３の外側面に装着さ
れた外壁１５に連結フィン２６を介して接合されると共
に、上方に向けて配置されている。

【００１５】このため、図１に示すように、エアーシリ
ンダーロッド２５を上昇させて揺動アーム２３の他端を
押し上げると、平行リンク１０，１０の上端が幅方向内
側に揺れ、左右の袋押圧片７，７、挟持アーム１８，１
８及びＬ状アーム２２ａ，２２ｂが互いに接近して左右
の袋口基部挟持バー８，８及び袋口先端部挟持バー９，
９が接触する。また、図４に示すように、エアーシリン
ダーロッド２５を下降させて揺動アーム２３の他端を押
し下げると、平行リンク１０，１０の上端が幅方向外側
に揺れ、左右の袋押圧片７，７、挟持アーム１８，１８
及びＬ状アーム２２ａ，２２ｂが互いに遠ざかって、左
右の袋口基部挟持バー８，８及び袋口先端部挟持バー
９，９が離れる。

【００１６】左右の内側壁１４，１４は、図１に示すよ
うに、幅方向に沿って架設される接続部材２８によって
連結され、接続部材２８に第３のエアーシリンダー２９
のエアーシリンダーロッド３０が固定されている。第３
のエアーシリンダー２９は、ベルトコンベア４の下方に
おいて、エアーシリンダーロッド３０の先端を搬送方向
上流に向けて配置されている。

【００１７】そして、エアーシリンダーロッド３０をい
っぱいに延ばすと、袋口縁起立装置６は充填部１の両側
に配置され、エアーシリンダーロッド３０を縮めると、
袋口縁起立装置６はベルトコンベア４に沿ってその搬送
方向下流側に移動するようになっている。

【００１８】袋口縫製装置２はその縫着位置がベルトコ
ンベア４の幅方向中心よりやや一側に偏るように配置さ
れ、図５に示すように、やや長いＬ状アーム２２ｂの側
に設置されると共に、搬送方向に沿って水平に回動する
Ｖベルト３１と、Ｖベルト３１の側方に対向して配置さ
れるフラットバー３２と、フラットバー３２の上方に配
置されて袋３の袋口先端部が載置される受け板３３と、
受け板３３の上方に設置されるミシン３４とから成る。

【００１９】Ｖベルト３１は、図３に示すように、始端
部が袋口縁起立装置６の軌道末端に臨むように設けら
れ、図５に示すように、ベルトコンベア４の幅方向略中
心に臨んで適宜間隔毎に配置されると共に、水平に回動
する複数のプーリ３５の周囲に巻回されている。また、
Ｖベルト３１は、図１に示すように、袋口先端部挟持バ
ー９の最高位置と袋口基部挟持バー８との間の高さに設
けられている。

【００２０】フラットバー３２は、短いＬ状アーム２２
ａの側に設置され、その始端部はＶベルト３１の始端部
とほぼ一致している。また、フラットバー３２のＶベル
ト３１と対向する側縁には、摩擦係数の大きい素材より
なるキャップ３６が装着されており、キャップ３６とＶ
ベルト３１との間隔はその始端部においてやや幅広く傾
斜して形成され、袋口縁起立装置６によって起立され移
送された袋口先端部がＶベルト３１とフラットバー３２
との間に受け渡されるようになっている。

【００２１】受け板３３は、フラットバー３２とほぼ同
じ長さを有すると共に、フラットバー３２に対して幅方
向外側が高くなるよう約３０度傾斜して配設される。ま
た、ミシン３４は、その針３７が受け板３３の上面に臨
んで、且つ受け板３３に対して略９０度の角度をもって
往復動するように配置される。

【００２２】本実施例の縫着装置Ａは次のように使用さ
れる。予め、第３のエアーシリンダー２９のエアーシリ
ンダーロッド３０を搬送方向上流側に延ばして、袋口縁
起立装置６を充填部１の側方に配置し、第２のエアーシ
リンダー２４のエアーシリンダーロッド２５を下げて平
行リンク１０の上端を幅方向外側に揺動させ、左右の袋
押圧片７，７、袋口基部挟持バー８，８及び袋口先端部
挟持バー９，９を離しておく。また、第１のエアーシリ
ンダー２０のエアーシリンダーロッド２１を下げて袋口
先端部挟持バー９を袋口基部挟持バー８に接近する位置
まで下げておく。

【００２３】次いで、図示しない袋取出し装置によって
多数積み重ねられている袋３を１枚づつ取出し、充填部
１に起立した状態で載せると共に、その袋口部３８をク
ランプ等で開口して支持する。この袋３に充填部１の上
方に設けられた充填装置によって予め設定された量の穀
類等を充填する。なお、その充填量は、充填物の上面が
袋口基部挟持バー８，８よりやや低くなるように設定さ
れている。

【００２４】充填が終了した後、袋口部３８を開口支持
しているクランプ等を外すのと同時に、第２のエアーシ
リンダー２４のエアーシリンダーロッド２５を押し上げ
て平行リンク１０の上端を幅方向内側に揺動させ、左右
の袋押圧片７，７を接近させると共に、袋口基部挟持バ
ー８，８及び袋口先端部挟持バー９，９を接触させる。

【００２５】この時、袋口基部挟持バー８，８は、ベル
トコンベア４の幅方向中心部で接触されるので袋口部３
８の基部を充填物よりやや上方においてその略中心で挟
持する。また、袋口先端部挟持バー９，９はこれよりや
や上方において幅方向一側に偏った位置で袋口部３８を
挟持する。さらに、袋押圧片７，７は袋３の背面及び側
面に当接される。

【００２６】次に、第３のエアーシリンダー２９のエア
ーシリンダーロッド３０を搬送方向下流側に引いて、袋
口縁起立装置６を図２の矢印ａの方向に移動させ、袋口
縫製装置２に接近させる。この結果、袋３は袋押圧片
４，４に押されてベルトコンベア４の上面に移され、ベ
ルトコンベア４の回動と袋押圧片４，４の押圧とによっ
て、充填部１から袋口縫製装置２に向けて搬送される。

【００２７】また、袋口縁起立装置６が袋口縫製装置２
に向けて移動するのと同時に、第１のエアーシリンダー
２０のエアーシリンダーロッド２１を押し上げて袋口先
端部挟持バー９を上昇させる。すると、図１に示すよう
に、袋口部３８は下方から扱き上げられ、先端がフラッ
トバー３２の側に傾いて起立した状態で支持される。

【００２８】袋口縁起立装置６がＶベルト３１の始端部
に達すると、袋口部３８はフラットバー３２とＶベルト
３１との間に受け渡される。同時に、図４に示すよう
に、第２のエアーシリンダー２４のエアーシリンダーロ
ッド２５を押し下げて平行リンク１０の上端を幅方向外
側に揺動させ、左右の袋押圧片７，７、袋口基部挟持バ
ー８，８及び袋口先端部挟持バー９，９を遠ざけ、この
結果、袋口部３８は袋口縁起立装置６から解放される。
その後、第３のエアーシリンダー２９のエアーシリンダ
ーロッド３０を上流側に延ばして、袋口縁起立装置６を
再度充填部１の側方まで移動する。

【００２９】フラットバー３２とＶベルト３１との間に
挟持された袋口部３８は、前もってフラットバー３２の
側に傾いて支持されているので、挟持位置より上の部分
がフラットバー３２の側に倒れ込み、図５に示すよう
に、受け台３３の上に載置される。この状態で、袋３が
ベルトコンベア４によって搬送されると共に、袋口部３
８がＶベルト３１で搬送方向下流側に送られ、袋口部３
８がミシン３４の下方に達すると、針３７が揺動して受
け台３３に載置された袋口部３８が搬送方向に沿って縫
着される。袋口部３８が縫着された袋３はフラットバー
３２とＶベルト３１との間から脱し、ベルトコンベア４
の末端まで搬送される。

【００３０】なお、上記袋口縁起立装置６においては、
袋押圧片７を移送手段としたが、充填部１に袋３をベル
トコンベア４に向けて押し出す押圧手段を設ければ、そ
の後はベルトコンベア４が移送手段となるので、必ずし
も袋口縫製装置２まで移動する袋押圧片７を設ける必要
はない。また、水平に配置されたフラットバーの上面に
袋口部を載置し、垂直方向に揺動する針を有するミシン
で袋口部を縫着することもできる。

【００３１】

【発明の効果】請求項１によれば、充填部から袋口縫製
装置に向けて袋を移送する間に、袋口部が一対の袋口基
部支持バーで挟持されると共に、その上部が一対の袋口
先端部支持バーで挟持されたまま袋口先端部支持バーが
上方に移動するので、網袋、布袋等のように極めて柔軟
な袋であっても皺になったり曲がったりすること無くそ
の口縁を上方に起立させることができ、このため、袋の
口部を確実に縫着して封緘することができる。また、袋
口部を起立支持する袋口基部支持バー及び袋口先端部支
持バーが袋と共にその搬送方向に移動するので、袋が袋
口基部支持バー及び袋口先端部支持バーの端部に引っ掛
かって停止したり、破れたりする心配がない。

【００３２】請求項２によれば、袋が移送される間に、
袋口が袋口縫製装置の側に傾いて起立されるため、袋口
縫製装置に確実に受け渡される。請求項４によれば、平
行リンクを揺動するだけで、袋押圧片、袋口基部支持バ
ー及び袋口先端部支持バーが同時に接離するので、装置
の構造及び操作がきわめて簡単で済む。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る縫着装置の上流側端面図

【図２】同上の正面図

【図３】同上の平面図

【図４】同上の下流側端面図

【図５】袋口縫製装置の上流側端面図

【符号の説明】

Ａ 縫着装置 Ｍ モータ １ 充填部 ２ 袋口縫製装置 ３ 袋 ４ ベルトコンベア ５ ガイドレール ６ 袋口縁起立装置 ７ 袋押圧片 ８ 袋口基部挟持バー ９ 袋口先端部挟持バー １０ 平行リンク １１ 内側起立軸 １２ 外側起立軸 １３ ガイド輪 １４ 内壁 １５ 外壁 １６ 連結板 １７ 支持軸 １８ 挟持アーム １９ 垂下軸 ２０ 第１のエアーシリンダー ２１ 第１のエアーシリンダーのエアーシリンダーロッ
ド ２２ａ，２２ｂ Ｌ状アーム ２３ 揺動アーム ２４ 第２のエアーシリンダー ２５ 第２のエアーシリンダーのエアーシリンダーロッ
ド ２６ 連結フィン ２７ 基台 ２８ 接続部材 ２９ 第３のエアーシリンダー ３０ 第３のエアーシリンダーのエアーシリンダーロッ
ド ３１ Ｖベルト ３２ フラットバー ３３ 受け台 ３４ ミシン ３５ プーリ ３６ キャップ ３７ 針 ３８ 袋口部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 充填部から袋口縫製装置に向けて側方に
   袋を移送する移送手段と、袋内の充填物よりやや上方に
   配置されると共に、前記移送手段と同速度で同方向に移
   動し、且つ移送方向に交差するよう移動して前記袋の幅
   方向略中心において接触可能な一対の袋口基部挟持バー
   と、該袋口基部挟持バーのやや上方に配置されると共
   に、該袋口基部挟持バーと連動して移送方向及びこれに
   交差する接触方向に移動する上下移動自在の一対の袋口
   先端部挟持バーとを備え、前記袋口先端部挟持バーをそ
   の接触した地点から前記移送方向に沿って移動するのに
   伴って上昇させる上下移動装置を有することを特徴とす
   る袋口縁起立装置。
2. 【請求項２】 前記一対の袋口先端部挟持バーが前記袋
   の幅方向中心よりも前記袋口縫製装置寄りで接触する請
   求項１に記載された袋口縁起立装置。
3. 【請求項３】 前記移送手段が、前記袋口基部挟持バー
   と連動して移送方向及びこれに交差する方向に移動し、
   袋の背面に当接する一対の袋押圧片を有することを特徴
   とする請求項１又は２に記載された袋口縁起立装置。
4. 【請求項４】 前記移送方向に沿って移動すると共に、
   該移送方向と交叉する方向に揺動する一対の平行リンク
   に、前記一対の袋口基部挟持バー、袋口先端部挟持バー
   及び袋押圧片がそれぞれ取付けられたことを特徴とする
   請求項３に記載された袋口縁起立装置。