JPH08275895A - 浴槽用手摺の取付構造 - Google Patents

浴槽用手摺の取付構造

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Publication number
JPH08275895A
JPH08275895A JP7082357A JP8235795A JPH08275895A JP H08275895 A JPH08275895 A JP H08275895A JP 7082357 A JP7082357 A JP 7082357A JP 8235795 A JP8235795 A JP 8235795A JP H08275895 A JPH08275895 A JP H08275895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
handrail
hole
attached
fixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP7082357A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Kawamura
圭三 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽に無理な力がかかることなく取り付けら
れ、しかも安全に入浴できる浴槽用手摺の取付構造を提
供することである。 【構成】 浴槽1の框3と洗い場2床面との間の側壁4
に固定具7が取り付けられ、この浴槽1の内側に設けら
れたステップ5に支持具8が取り付けられ、略逆U字形
に曲折された浴槽用手摺6の一端が前記固定具7に、他
端が前記支持具8にそれぞれ着脱自在に取り付けられて
いることを特徴とする浴槽用手摺6の取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老人、子供、妊婦、足
腰の弱いもの、身体障害者等が安心して入浴できるよう
に取り付けられる浴槽用手摺の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浴槽用手摺として、実公平6−4
788号公報及び実公平4−4630号公報に記載され
て知られている。前者の浴槽用手摺は、湾曲された手摺
棒と固定具とからなり、この固定具は基筒と、この基筒
に摺動自在に内嵌された可動筒とから構成され、この可
動筒に固定されたナットにねじ棒を螺着して可動筒を摺
動することにより、浴槽用手摺の固定具を浴槽の框に挟
み着けて着脱自在に取り付けることができるようになっ
ている。
【0003】また、後者の公報に記載の浴槽用手摺は、
直線状の支柱部とこの支柱部の上方が湾曲された湾曲部
とからなり、支柱部に固定部が設けられ、この固定部を
浴槽の框に挟み着けて取り付けることができるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術では、いずれも、浴槽の框に固定具を
挟み着けて浴槽用手摺を取り付けているので、浴槽の框
や浴槽のエプロン、浴槽の内側壁面等に局部的に過大な
力がかかり、特に合成樹脂製の浴槽に使用すると、亀裂
や割れが発生して問題となる。
【0005】また、上記の浴槽用手摺の固定具は、浴槽
面より突出した摘みやノブ等が設けられているので、こ
の固定具と人体が接触しても支障のないようにカバーを
設けるなどして設計時に配慮しなければならないので、
デザインや価格面で制約を受けるという問題がある。さ
らにまた、従来の浴槽用手摺は、高さが固定しているた
め身長の異なる人に対して適切な手摺の高さが得られな
いため問題となることがある。
【0006】本発明は、上述の従来の技術における問題
を解決するためになされたものであって、本発明の目的
は、浴槽に無理な力がかかることなく取り付けられ、し
かも安全に入浴できる浴槽用手摺の取付構造を提供する
ことである。本発明の別な目的は、高さ調節可能な浴槽
用手摺の取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の発明
は、浴槽の框と洗い場床面との間の側壁に固定具が取り
付けられ、この浴槽の内側に設けられたステップに支持
具が取り付けられ、略逆U字形に曲折された浴槽用手摺
の一端が前記固定具に、他端が前記支持具にそれぞれ着
脱自在に取り付けられていることを特徴とする浴槽用手
摺の取付構造である。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の浴槽
用手摺の取付構造において、固定具と浴槽用手摺の一端
に通孔が設けられ、この固定具の通孔と浴槽用手摺の一
端の通孔のいずれか一方が上下方向に並んで複数個設け
られ、この一方の複数個の中の選ばれた一つの通孔と他
方の通孔とに固定ピンが出入自在に挿入され、前記支持
具と浴槽用手摺の他端に通孔が設けられ、この支持具の
通孔と浴槽用手摺の他端の通孔のいずれか一方が上下方
向に並んで複数個設けられ、この一方の複数個の中の選
ばれた一つの通孔と他方の通孔とに固定ピンが出入自在
に挿入され、浴槽用手摺が高さ調節可能に取り付けられ
ていることを特徴とする浴槽用手摺の取付構造である。
【0008】
【作用】請求項1の本発明の浴槽用手摺の取付構造は、
浴槽の框と洗い場床面との間の側壁に固定具が取り付け
られ、この浴槽の内側に設けられたステップに支持具が
取り付けられ、略逆U字形に曲折された浴槽用手摺の一
端が前記固定具に、他端が前記支持具にそれぞれ取り付
けられているので、従来の浴槽用手摺の取付構造のよう
に、浴槽の框に固定具を挟み着けて浴槽用手摺を取り付
けていないので、局部的に過大な力がかかることがなく
なり、浴槽に亀裂や割れが発生することはない。
【0009】また、従来の浴槽用手摺のように、固定具
に摘みやノブのような突出した部分が設けられていない
ので、安全に入浴することができる。さらにまた、本発
明の浴槽用手摺は、固定具と支持具に着脱自在に取り付
けられているので、着脱が容易となって、風呂蓋の設置
の際に浴槽用手摺の取り外しに手間がかからなくて便利
である。
【0010】請求項2の本発明の浴槽用手摺の取付構造
は、固定具と浴槽用手摺の一端に通孔が設けられ、この
固定具の通孔と浴槽用手摺の通孔のいずれか一方が上下
方向に並んで複数個設けられ、この一方の複数個の中か
ら選ばれた一つの通孔と他方の通孔とに固定ピンが挿入
され、前記支持具と浴槽用手摺の他端に通孔が設けら
れ、この支持具の通孔と浴槽用他端の通孔のいずれか一
方が上下方向に並んで複数個設けられ、この一方の複数
個の中の選ばれた一つの通孔と他方の通孔とに固定ピン
が挿入されている。
【0011】従って、浴槽用手摺を適切な高さ位置にな
るように、固定具の通孔と浴槽用手摺の一端の通孔のい
ずれか一方の複数個の中の通孔一つを選び、この通孔と
他方の通孔とに固定ピンを挿入し、また、支持具の通孔
と浴槽用手摺の他端の通孔のいずれか一方の複数個の中
の通孔一つを選び、この通孔と他方の通孔とに固定ピン
を挿入して取り付ければ、浴槽用手摺を適切な高さに調
節することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図2は、本発明の一実施例であって、
図1(イ)は浴槽用手摺が取り付けられた浴室の平面
図、(ロ)は浴槽用手摺の取付構造を示すもので、
(イ)図のX−X線における拡大断面図である。図2
(イ)は図1(ロ)のA部を分解し拡大して示した斜視
図、(ロ)は図1(ロ)のB部の拡大断面図である。
【0013】図1において、1は浴槽、2は洗い場、3
は浴槽の框、4は側壁、5はステップ、6は浴槽用手
摺、7は固定具、8は支持具である。前記浴槽1は、内
側にステップ5が設けられていて、入浴し易いようにな
っている。この浴槽1と洗い場2とはガラス繊維強化樹
脂(FRP)製であって、浴槽1の框3と洗い場2の床
面との間に側壁4が設けられている。
【0014】上記側壁4には固定具7が取り付けられて
いる。この固定具7は、ステンレススチール製であっ
て、図2(イ)に示すように、断面U字形に曲折された
縦長の板状体であって、側面に通孔71が設けられてい
る。そして、この固定具7を構成するU字形板状体の端
縁は直角に折り曲げられ、この折曲片にはビス孔72、
72が設けられている。このビス孔72、72にビス1
0、10が挿入され、固定具7が側壁4に取り付けられ
ている。
【0015】前記浴槽1の内側に設けられたステップ5
には、支持具8が取り付けられている。この支持具8
は、ステンレススチール製であって、図2(ロ)に示す
ように、断面円形の筒状体であって、側面に通孔81が
設けられている。そして、この支持具8の上端部外周に
ゴムキャップ82が取り付けられ、入浴時に接触しても
安心なように支持具8の上端縁部を保護している。ま
た、支持具8の上端部内周面にOリング83が取り付け
られ、支持具8の下端にゴムパッキン付きのフランジ8
5が取り付けられ、このフランジ85にビスが取り付け
られ、このビスがステップ5の裏面に予め取り付けられ
た補強材51に打ち込まれて、支持具8がしっかりとス
テップ5に取り付けられている。また、支持具8の下端
部には、水抜き孔84が設けられている。
【0016】前記浴槽用手摺6は、ステンレススチール
製のパイプが略逆U字形に曲折されてなっていて、上方
部が洗い場側と浴槽側に突出した形状になされている。
上記浴槽用手摺6の一端には、複数個の通孔61、61
が上下方向に並んで設けられていて、この浴槽用手摺6
の一端が前記固定具7に取り付けられ、固定具7の通孔
71と浴槽用手摺6の一端の通孔61、61の中の最適
高さの通孔61とに固定ピン9が挿入されている。
【0017】浴槽用手摺6の他端には、複数個の通孔6
2、62が上下方向に並んで設けられていて、この浴槽
用手摺6の他端が前記支持具8に取り付けられ、支持具
8の通孔81と浴槽用手摺6の他端の通孔62、62の
中の最適高さの通孔62とに固定ピン91が挿入されて
いる。
【0018】つぎに、本実施例の浴槽用手摺6の取付方
法を説明しながら作用を述べる。先ず、浴槽用手摺6の
一端を固定具7に取り付け、浴槽用手摺6の他端を支持
具8に取り付ける。ついで、この浴槽用手摺6を最適な
高さに位置決めし、固定具7の通孔71と浴槽用手摺6
の一端の複数個の中の最適高さの通孔61とに固定ピン
9を挿入し、支持具8の通孔81と浴槽用手摺6の他端
の複数個の中の最適高さの通孔62とに固定ピン91を
挿入して取り付ける。
【0019】上記のようにして取り付けられた本実施例
の浴槽用手摺6は、従来の浴槽用手摺のように、浴槽1
の框部を挟み着けて取り付けていないので、局部的に過
大な力がかかることがなくなり、浴槽1に亀裂や割れが
発生することはない。また、従来の浴槽用手摺に較べて
浴槽面から外側に突出した部分が殆どないので、安全に
入浴することができる。
【0020】さらにまた、本実施例の浴槽用手摺6は、
固定具7と支持具8とに挿入されて取り付けられている
だけなので、着脱が容易である。さらにまた、本実施例
の浴槽用手摺6の一端には、複数個の通孔61、61が
設けられ、浴槽用手摺6の他端には、同じく複数個の通
孔62、62が設けられているので、この複数個の通孔
61と62の中から最適高さの通孔を選んで固定ピンを
挿入して取り付ければ、この浴槽用手摺6を適切な高さ
に調節することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の本発明の浴槽用手摺の取付構
造は、この浴槽用手摺の一端が固定具に、他端が支持具
にそれぞれ着脱自在に取り付けられているので、局部的
に過大な力がかかって浴槽に亀裂や割れが発生する恐れ
がなくなり、安心して使用できる。
【0022】また、従来の浴槽用手摺のような外部に突
出した部分を有する固定具を使用して取り付けていない
ので、特別なデザイン面の配慮をしなくても安心して入
浴することができる。
【0023】さらにまた、本発明の浴槽用手摺は、単に
固定具と支持具に着脱自在に挿入されて取り付けられて
いるだけなので、デザイン面から見るとすっきりして美
観が向上すると共に、着脱が容易となっていて、風呂蓋
をかぶせる場合便利である。
【0024】請求項2の本発明の浴槽用手摺は、固定具
の通孔と浴槽用手摺の一端の通孔に固定ピンを挿入し、
支持具の通孔と浴槽用手摺の他端の通孔に固定ピンを挿
入して高さ調節可能になされているので、使用者が入浴
し易い高さに浴槽用手摺を取り付けることができ、一層
安全に入浴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、(イ)は浴槽用手
摺が取り付けられた浴室の平面図、(ロ)は浴槽用手摺
の取付構造を示すもので、(イ)図のX−X線における
拡大断面図である。
【図2】(イ)は図1(ロ)のA部を分解し拡大して示
した斜視図、(ロ)は図1(ロ)のB部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 浴槽 2 洗い場 3 框 4 側壁 5 ステップ 6 浴槽用手摺 7 固定具 8 支持具 61、62、71、81 通孔 9、91 固定ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の框と洗い場床面との間の側壁に固
    定具が取り付けられ、この浴槽の内側に設けられたステ
    ップに支持具が取り付けられ、略逆U字形に曲折された
    浴槽用手摺の一端が前記固定具に、他端が前記支持具に
    それぞれ着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
    る浴槽用手摺の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の浴槽用手摺の取付構造におい
    て、固定具と浴槽用手摺の一端に通孔が設けられ、この
    固定具の通孔と浴槽用手摺の一端の通孔のいずれか一方
    が上下方向に並んで複数個設けられ、この一方の複数個
    の中の選ばれた一つの通孔と他方の通孔とに固定ピンが
    出入自在に挿入され、前記支持具と浴槽用手摺の他端に
    通孔が設けられ、この支持具の通孔と浴槽用手摺の他端
    の通孔のいずれか一方が上下方向に並んで複数個設けら
    れ、この一方の複数個の中の選ばれた一つの通孔と他方
    の通孔とに固定ピンが出入自在に挿入され、浴槽用手摺
    が高さ調節可能に取り付けられていることを特徴とする
    浴槽用手摺の取付構造。
JP7082357A 1995-04-07 1995-04-07 浴槽用手摺の取付構造 Pending JPH08275895A (ja)

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JP7082357A JPH08275895A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 浴槽用手摺の取付構造

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JP7082357A JPH08275895A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 浴槽用手摺の取付構造

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JPH08275895A true JPH08275895A (ja) 1996-10-22

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ID=13772337

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JP7082357A Pending JPH08275895A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 浴槽用手摺の取付構造

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JP (1) JPH08275895A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020065889A (ja) * 2018-10-28 2020-04-30 株式会社 シコク 浴槽用手摺装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020065889A (ja) * 2018-10-28 2020-04-30 株式会社 シコク 浴槽用手摺装置

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