JPH08275510A - スイッチモード電力コンバータおよびその制御方法 - Google Patents
スイッチモード電力コンバータおよびその制御方法Info
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- JPH08275510A JPH08275510A JP8035156A JP3515696A JPH08275510A JP H08275510 A JPH08275510 A JP H08275510A JP 8035156 A JP8035156 A JP 8035156A JP 3515696 A JP3515696 A JP 3515696A JP H08275510 A JPH08275510 A JP H08275510A
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/02—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
- H02M3/04—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/10—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M3/145—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/155—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
- H02M3/156—Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/10—Regulating voltage or current
- G05F1/46—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
- G05F1/56—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
- G05F1/575—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices characterised by the feedback circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】速い過渡応答と正確な直流動作点を有する安定
した調整された出力を得るコンバータ。 【解決手段】本発明のコンバータ(10)は入力ポート
(22)の入力電圧を出力ポート(24)の出力電圧に
変換するスイッチングセル(12)を有する。このスイ
ッチングセル(12)は加算比較器(14)からの、固
定された周期の、可変オンタイム制御信号によって制御
される。制御信号の周期は駆動回路(20)によって設
定される。オンタイムは第1と第2のフィードバック回
路(16)と(18)によってセットされる。第1のフ
ィードバック回路(16)は速いトランジェント応答を
与え、第2のフィードバック回路は(18)は安定した
直流安定状態の動作点を与える。本発明は電源にも適用
される。
した調整された出力を得るコンバータ。 【解決手段】本発明のコンバータ(10)は入力ポート
(22)の入力電圧を出力ポート(24)の出力電圧に
変換するスイッチングセル(12)を有する。このスイ
ッチングセル(12)は加算比較器(14)からの、固
定された周期の、可変オンタイム制御信号によって制御
される。制御信号の周期は駆動回路(20)によって設
定される。オンタイムは第1と第2のフィードバック回
路(16)と(18)によってセットされる。第1のフ
ィードバック回路(16)は速いトランジェント応答を
与え、第2のフィードバック回路は(18)は安定した
直流安定状態の動作点を与える。本発明は電源にも適用
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロニクス
装置の分野、特に、スイッチモード電力コンバータおよ
びその制御方法に関する。
装置の分野、特に、スイッチモード電力コンバータおよ
びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチモード電力コンバータは少なく
とも1つの入力ポートと少なくとも1つの出力ポートを
有する多ポートネットワークである。電力コンバータは
入力ポートから出力ポートへ電気エネルギーを転送する
スイッチングセルを含む。このスイッチングセルは少な
くとも1つのインダクタを有し、また1つ以上のキャパ
シタを有することもできる。このスイッチングセルはパ
ワートランジスタのような少なくとも1つの制御された
スイッチと可能なら1つ以上の整流器を有している。ス
イッチングセルは、コンバータを介して電力の流れを制
御するように、スイッチの導通期間を調整することによ
りスイッチを駆動する少なくとも1つの制御ポートをも
有している。一般に、スイッチモード電力コンバータは
電圧調整電源として用いられる。このような電源におい
て、出力電圧は出力電流と入力電圧の変動に関係なく実
質的に一定に保たれる。このような電圧調整電源の質は
負荷レギュレーションのような特性によって計られる。
電源の負荷レギュレーションは負荷電流の変動に対する
電源の直流電圧出力の感度を表している。トランジェン
トな応答がオバーシュート(あるいはアンダーシュー
ト)の大きさ及びライン電圧あるいは負荷電流のステッ
プ変化に応答して電源出力に対する整定時間を表す。良
好な負荷とラインレギュレーション、および速いトラン
ジェント応答(transient response) を有する電圧調整
電源を持つことが必要である。
とも1つの入力ポートと少なくとも1つの出力ポートを
有する多ポートネットワークである。電力コンバータは
入力ポートから出力ポートへ電気エネルギーを転送する
スイッチングセルを含む。このスイッチングセルは少な
くとも1つのインダクタを有し、また1つ以上のキャパ
シタを有することもできる。このスイッチングセルはパ
ワートランジスタのような少なくとも1つの制御された
スイッチと可能なら1つ以上の整流器を有している。ス
イッチングセルは、コンバータを介して電力の流れを制
御するように、スイッチの導通期間を調整することによ
りスイッチを駆動する少なくとも1つの制御ポートをも
有している。一般に、スイッチモード電力コンバータは
電圧調整電源として用いられる。このような電源におい
て、出力電圧は出力電流と入力電圧の変動に関係なく実
質的に一定に保たれる。このような電圧調整電源の質は
負荷レギュレーションのような特性によって計られる。
電源の負荷レギュレーションは負荷電流の変動に対する
電源の直流電圧出力の感度を表している。トランジェン
トな応答がオバーシュート(あるいはアンダーシュー
ト)の大きさ及びライン電圧あるいは負荷電流のステッ
プ変化に応答して電源出力に対する整定時間を表す。良
好な負荷とラインレギュレーション、および速いトラン
ジェント応答(transient response) を有する電圧調整
電源を持つことが必要である。
【0003】電圧調整電源の振る舞いは、スイッチング
セルのインダクタ内の電流に依存し、2つの動作モード
はこれに基づいて区別される。第1の動作モードは、連
続モードと呼ばれる。連続モードにおいて、インダクタ
の電流の一次微分係数(first derivative) は回路の各
々のトポロジカル状態(topological state) 内で連続的
である。第2の動作モードは不連続モードと呼ばれる。
この動作モードにおいて、インダクタの電流の一次微分
係数は回路の1つのトポロジカル状態内で不連続的であ
る。これは、インダクタの電流がゼロになり、ある有限
時間の間ゼロを維持することを意味している。各々の動
作モードにおいて、特別な電圧調整電源は、独立した補
償条件で個別の周波数応答を有することができる。スチ
ッチング・セルは2つのカテゴリー、即ちバック・デラ
イブドセル(buckderived cell) とブースト・デライブ
ドセル(boost derived cell)に広く分けることができ
る。バック・デライブドセルは、バック・トポロジー(b
uck topology) 、ホワード・プッシュプル・トポロジー
(forward push-pull topology)、ハーフ・ブリッジ・ト
ポロジー(half-brige topology) およびフル・ブリッジ
・トポロジー(full brige topology) を含む。ブースト
・デライブドセルは、ブースト・トポロジー(boost top
ology)、インバーティング・トポロジー(inverting top
ology)およびフライバック・トポロジー(fly-back topo
logy) を含む。連続モードにおいて、ブースト・デライ
ブドセルは安定性を非常に悪化させる右半面ゼロ(right
half plane zero) を示す。
セルのインダクタ内の電流に依存し、2つの動作モード
はこれに基づいて区別される。第1の動作モードは、連
続モードと呼ばれる。連続モードにおいて、インダクタ
の電流の一次微分係数(first derivative) は回路の各
々のトポロジカル状態(topological state) 内で連続的
である。第2の動作モードは不連続モードと呼ばれる。
この動作モードにおいて、インダクタの電流の一次微分
係数は回路の1つのトポロジカル状態内で不連続的であ
る。これは、インダクタの電流がゼロになり、ある有限
時間の間ゼロを維持することを意味している。各々の動
作モードにおいて、特別な電圧調整電源は、独立した補
償条件で個別の周波数応答を有することができる。スチ
ッチング・セルは2つのカテゴリー、即ちバック・デラ
イブドセル(buckderived cell) とブースト・デライブ
ドセル(boost derived cell)に広く分けることができ
る。バック・デライブドセルは、バック・トポロジー(b
uck topology) 、ホワード・プッシュプル・トポロジー
(forward push-pull topology)、ハーフ・ブリッジ・ト
ポロジー(half-brige topology) およびフル・ブリッジ
・トポロジー(full brige topology) を含む。ブースト
・デライブドセルは、ブースト・トポロジー(boost top
ology)、インバーティング・トポロジー(inverting top
ology)およびフライバック・トポロジー(fly-back topo
logy) を含む。連続モードにおいて、ブースト・デライ
ブドセルは安定性を非常に悪化させる右半面ゼロ(right
half plane zero) を示す。
【0004】電圧調整電源は、ネガティブフィードバッ
クの形態でスイッチングセルの出力を制御する。従来の
2つの共通制御機構は電圧モード制御と電流モード制御
と呼ばれる。各々については以下に詳細に述べられる。
電圧モード制御について、電力コンバータの出力電圧は
フィードバック回路によって感知され、コンバータを制
御するために用いられる。フィードバック回路は、出力
電圧を固定された基準電圧と比較し、エラー信号を発生
するエラー増幅器を有する。変調回路はエラー信号をス
イッチングセルの制御ポートに供給されるパルス列に変
換する。この変調回路の出力は、出力電圧を調整するよ
うにスイッチングセルの1つ以上のスイッチを制御す
る。不連続モードにおいては、バック・デライブド・ト
ポロジーに与えられた電圧モード制御ストラテジーは追
加の補正を一般的に必要としない単一ポール周波数応答
を示す。小さな値のキャパシタが雑音抑制用の高周波ポ
ールを作るためにしばしば用いられる。しかし、このポ
ールは、充分に高い周波数の所に配置され、それが単一
利得周波数以下の位相マージンを充分に下げることを妨
げる。これはかなり速いトランジェント応答ばかりでな
く良好なラインおよび負荷調整を与える。
クの形態でスイッチングセルの出力を制御する。従来の
2つの共通制御機構は電圧モード制御と電流モード制御
と呼ばれる。各々については以下に詳細に述べられる。
電圧モード制御について、電力コンバータの出力電圧は
フィードバック回路によって感知され、コンバータを制
御するために用いられる。フィードバック回路は、出力
電圧を固定された基準電圧と比較し、エラー信号を発生
するエラー増幅器を有する。変調回路はエラー信号をス
イッチングセルの制御ポートに供給されるパルス列に変
換する。この変調回路の出力は、出力電圧を調整するよ
うにスイッチングセルの1つ以上のスイッチを制御す
る。不連続モードにおいては、バック・デライブド・ト
ポロジーに与えられた電圧モード制御ストラテジーは追
加の補正を一般的に必要としない単一ポール周波数応答
を示す。小さな値のキャパシタが雑音抑制用の高周波ポ
ールを作るためにしばしば用いられる。しかし、このポ
ールは、充分に高い周波数の所に配置され、それが単一
利得周波数以下の位相マージンを充分に下げることを妨
げる。これはかなり速いトランジェント応答ばかりでな
く良好なラインおよび負荷調整を与える。
【0005】しかしながら、連続モードにおいて、制御
ループを示す転送機能の一対のポールの様子は安定性を
保証する適当な位相マージンを与えるために進み−遅れ
回路網(lead-lag network) を必要とする。この形状は
良好なラインおよび負荷調整を与えるが、それは、進み
−遅れ回路網の大きな時定数のために遅いトランジェン
ト応答を有している。他の従来のコンバータは、実質的
に調整された出力電圧を与えるために出力電圧ばかりで
なくインダクタ電流のアナログ(analog)を監視する電流
モード制御法を用いる。電流モード制御の1つの形式
は、ピーク電流命令制御(peak-current-commanding con
trol) と呼ばれる。この制御の概要は、電圧モード制御
に類似しており、エラー信号を発生するために出力電圧
を固定された基準電圧と比較するエラー増幅器を用い
る。このエラー信号はインダクタ内を流れるようにされ
たピーク電流を設定するために用いられる。第2の、即
ち小さなループはインダクタ電流を計り、それを比較器
に第2の入力としてフィードバックする。この比較器は
インダクタ内で感知されたピーク電流をエラー増幅器に
よって発生されたエラー信号と比較する。この比較器は
発振器制御型フリップフロップによって、スイッチング
セルのスイッチを制御するので、スイッチは、インダク
タのピーク電流がエラー信号によって設定されたスレッ
ショルドに達すると、ディスエーブル(不能化)され
る。連続モードにおいて、この回路は電圧モード制御の
2つのポール応答特性以外の単一のポール応答特性を示
す。この回路の単一のポール応答特性はコンバータの補
償を単純化する。電流モード制御を支配するピーク電流
はスイッチングセルで得られる電力装置を保護するため
に電流制限の具現化を簡単にする。更に、小さなループ
はライン電圧のあらゆる変化に直ちに応答することによ
ってライン電圧の変化のフィードフォワード補正を与え
る。これはライン電圧変動に優れたトランジェント応答
を与える。
ループを示す転送機能の一対のポールの様子は安定性を
保証する適当な位相マージンを与えるために進み−遅れ
回路網(lead-lag network) を必要とする。この形状は
良好なラインおよび負荷調整を与えるが、それは、進み
−遅れ回路網の大きな時定数のために遅いトランジェン
ト応答を有している。他の従来のコンバータは、実質的
に調整された出力電圧を与えるために出力電圧ばかりで
なくインダクタ電流のアナログ(analog)を監視する電流
モード制御法を用いる。電流モード制御の1つの形式
は、ピーク電流命令制御(peak-current-commanding con
trol) と呼ばれる。この制御の概要は、電圧モード制御
に類似しており、エラー信号を発生するために出力電圧
を固定された基準電圧と比較するエラー増幅器を用い
る。このエラー信号はインダクタ内を流れるようにされ
たピーク電流を設定するために用いられる。第2の、即
ち小さなループはインダクタ電流を計り、それを比較器
に第2の入力としてフィードバックする。この比較器は
インダクタ内で感知されたピーク電流をエラー増幅器に
よって発生されたエラー信号と比較する。この比較器は
発振器制御型フリップフロップによって、スイッチング
セルのスイッチを制御するので、スイッチは、インダク
タのピーク電流がエラー信号によって設定されたスレッ
ショルドに達すると、ディスエーブル(不能化)され
る。連続モードにおいて、この回路は電圧モード制御の
2つのポール応答特性以外の単一のポール応答特性を示
す。この回路の単一のポール応答特性はコンバータの補
償を単純化する。電流モード制御を支配するピーク電流
はスイッチングセルで得られる電力装置を保護するため
に電流制限の具現化を簡単にする。更に、小さなループ
はライン電圧のあらゆる変化に直ちに応答することによ
ってライン電圧の変化のフィードフォワード補正を与え
る。これはライン電圧変動に優れたトランジェント応答
を与える。
【0006】しかしながら、電流モード制御はいろいろ
な困難性も示す。第1に、電流モード制御は、スイッチ
のデューティサイクルが50%を越えると、オープンル
ープの不安定性(サブ高調波発振:subharmonic oscilla
tions)を示す。更に、コストのかかる電流変換器を採用
したり、小さな値の電流感知抵抗器からかなりのノイズ
を拾う危険を冒すことなく、インダクタ内の電流を適切
に感知することは困難である。スイッチモード電力コン
バータを制御するための他の従来の装置は、直接加算電
流モード制御(direct-summing current mode control)
と呼ばれる。この構成において、エラー増幅器が直接フ
ィードバックにより加算比較器(summing comparator)の
1つの入力ポートに置き換えらえている。この加算比較
器は2対の差動入力を有している。比較器の出力は、入
力ポートの両端の差動電圧の和がゼロに等しくなると、
スイッチする。第1の差動入力は、出力電圧と固定基準
電圧間の差を受信するように接続されている。インダク
タ電流は小さな抵抗を横切って差動的に感知され、加算
比較器の第2の差動入力にフィードバックされる。エラ
ー増幅器なしに、電流利得は実質的に減少される。も
し、電流感知信号の大きさが小さく保持されるなら、電
流利得は、エラー増幅器を使用することなく、実用のレ
ベルまで増加することができる。エラー増幅器を除く
と、この要素に関連した過剰な移相を除き、補償を幾ら
か単純化する。この回路は複雑さがなく、エラー増幅器
に関連する電流消費も除かれる。ループの利得は電流感
知電圧が如何に小さくされるかによって制限されるの
で、直接加算電流モード制御は本来的に負荷調整が乏し
い。もし、この電圧が小さいと、回路は非常に雑音に敏
感になる。
な困難性も示す。第1に、電流モード制御は、スイッチ
のデューティサイクルが50%を越えると、オープンル
ープの不安定性(サブ高調波発振:subharmonic oscilla
tions)を示す。更に、コストのかかる電流変換器を採用
したり、小さな値の電流感知抵抗器からかなりのノイズ
を拾う危険を冒すことなく、インダクタ内の電流を適切
に感知することは困難である。スイッチモード電力コン
バータを制御するための他の従来の装置は、直接加算電
流モード制御(direct-summing current mode control)
と呼ばれる。この構成において、エラー増幅器が直接フ
ィードバックにより加算比較器(summing comparator)の
1つの入力ポートに置き換えらえている。この加算比較
器は2対の差動入力を有している。比較器の出力は、入
力ポートの両端の差動電圧の和がゼロに等しくなると、
スイッチする。第1の差動入力は、出力電圧と固定基準
電圧間の差を受信するように接続されている。インダク
タ電流は小さな抵抗を横切って差動的に感知され、加算
比較器の第2の差動入力にフィードバックされる。エラ
ー増幅器なしに、電流利得は実質的に減少される。も
し、電流感知信号の大きさが小さく保持されるなら、電
流利得は、エラー増幅器を使用することなく、実用のレ
ベルまで増加することができる。エラー増幅器を除く
と、この要素に関連した過剰な移相を除き、補償を幾ら
か単純化する。この回路は複雑さがなく、エラー増幅器
に関連する電流消費も除かれる。ループの利得は電流感
知電圧が如何に小さくされるかによって制限されるの
で、直接加算電流モード制御は本来的に負荷調整が乏し
い。もし、この電圧が小さいと、回路は非常に雑音に敏
感になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来開発さ
れた電力コンバータおよびその制御方法に係わる欠点お
よび問題点を実質的に減少あるいは除去したスイッチモ
ード電力コンバータおよびその制御方法を提供する。
れた電力コンバータおよびその制御方法に係わる欠点お
よび問題点を実質的に減少あるいは除去したスイッチモ
ード電力コンバータおよびその制御方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における第1の実
施の形態は、第1および第2のフィードバック回路を有
するスイッチモード電力コンバータを含む。この電力コ
ンバータは少なくとも1つの入力ポート、1つの出力ポ
ートおよび1つの制御ポートを有するスイッチングセル
(回路)を含む。このスイッチングセルは入力ポートか
ら出力ポートへ電気的エネルギーを転送する。この電力
コンバータは3つの差動入力ポートと1つの出力端子の
ある加算比較器も有する。この加算比較器の出力は、入
力ポートを横切る差動電圧の和がゼロに等しくなると、
スイッチする。出力端子はスイッチングセルの制御ポー
トに接続される。第1と第2のフィードバック回路がス
イッチングセルの出力ポートと加算比較器の2つの差動
入力ポートの間に接続される。基準電圧が第2の端子を
それぞれの差動入力ポートに供給する。最後に、駆動回
路が加算比較器の第3の差動入力対に接続され、制御信
号用のベースライン周期(base-line period)を確立す
る。本発明の教示によって構成されたスイッチモード電
力コンバータにおいて、第1のフィードバックループが
電力コンバータに対する速いトランジェント応答を与
え、第2のフィードバックループが回路の出力に対する
優れた負荷調整特性を与える。
施の形態は、第1および第2のフィードバック回路を有
するスイッチモード電力コンバータを含む。この電力コ
ンバータは少なくとも1つの入力ポート、1つの出力ポ
ートおよび1つの制御ポートを有するスイッチングセル
(回路)を含む。このスイッチングセルは入力ポートか
ら出力ポートへ電気的エネルギーを転送する。この電力
コンバータは3つの差動入力ポートと1つの出力端子の
ある加算比較器も有する。この加算比較器の出力は、入
力ポートを横切る差動電圧の和がゼロに等しくなると、
スイッチする。出力端子はスイッチングセルの制御ポー
トに接続される。第1と第2のフィードバック回路がス
イッチングセルの出力ポートと加算比較器の2つの差動
入力ポートの間に接続される。基準電圧が第2の端子を
それぞれの差動入力ポートに供給する。最後に、駆動回
路が加算比較器の第3の差動入力対に接続され、制御信
号用のベースライン周期(base-line period)を確立す
る。本発明の教示によって構成されたスイッチモード電
力コンバータにおいて、第1のフィードバックループが
電力コンバータに対する速いトランジェント応答を与
え、第2のフィードバックループが回路の出力に対する
優れた負荷調整特性を与える。
【0009】本発明の他の特徴によれば、駆動回路が予
め決められた周期的な波形、例えば鋸歯状波、を出力す
る発振器を有する。この発振器によって出力されるピー
ク−ツウ−ピーク(peak-to-peak)電圧はスイッチングセ
ルの入力ポートに供給された電圧によって制御される。
従って、この駆動回路はライン電圧変化のフィードホワ
ード補正を与える。本発明の技術的利点は、1つの実施
の形態において、二つの分離した制御ループと加算比較
器を用いるスイッチモード電力コンバータを提供し、速
いトランジェント応答と正確な直流動作点を有する安定
した調整出力を生成することである。第1の制御ループ
はコンバータの出力を高周波ポールのある簡単なR−C
ネットワークを介して加算比較器に供給する。従って、
第1の制御ループは単一のポール応答を実質的に示す。
よって、電力コンバータは速いトランジェント応答特性
を有する。第2の制御ループは正確な直流レベルに電力
コンバータの出力を維持する高利得エラー増幅器を用い
る。従って、このコンバータは速いトランジェント応答
を提供し、ラインあるいは負荷変動に実質的に耐える。
本発明の他の技術的利点は、1つの実施の形態におい
て、本発明は複雑で、困難な電流感知装置を必要とする
ことなく、フィードホワード制御のために提供すること
である。むしろ、本装置は、駆動回路によって出力され
る波形の大きさを制御するために、スイッチングセルに
入力電圧を単に用いるだけである。従って、スイッチン
グセルはライン電圧における変化に非常に速やかに反応
することができる。
め決められた周期的な波形、例えば鋸歯状波、を出力す
る発振器を有する。この発振器によって出力されるピー
ク−ツウ−ピーク(peak-to-peak)電圧はスイッチングセ
ルの入力ポートに供給された電圧によって制御される。
従って、この駆動回路はライン電圧変化のフィードホワ
ード補正を与える。本発明の技術的利点は、1つの実施
の形態において、二つの分離した制御ループと加算比較
器を用いるスイッチモード電力コンバータを提供し、速
いトランジェント応答と正確な直流動作点を有する安定
した調整出力を生成することである。第1の制御ループ
はコンバータの出力を高周波ポールのある簡単なR−C
ネットワークを介して加算比較器に供給する。従って、
第1の制御ループは単一のポール応答を実質的に示す。
よって、電力コンバータは速いトランジェント応答特性
を有する。第2の制御ループは正確な直流レベルに電力
コンバータの出力を維持する高利得エラー増幅器を用い
る。従って、このコンバータは速いトランジェント応答
を提供し、ラインあるいは負荷変動に実質的に耐える。
本発明の他の技術的利点は、1つの実施の形態におい
て、本発明は複雑で、困難な電流感知装置を必要とする
ことなく、フィードホワード制御のために提供すること
である。むしろ、本装置は、駆動回路によって出力され
る波形の大きさを制御するために、スイッチングセルに
入力電圧を単に用いるだけである。従って、スイッチン
グセルはライン電圧における変化に非常に速やかに反応
することができる。
【0010】
【実施の形態】本発明と本発明の利点をより完全に理解
するために、図面と共に以下の記載が参照される。図面
において、同じ参照番号は同じ構成素子を示す。図1
は、本発明の教示によって構成される電圧モード制御ス
イッチモード電力コンバータ10の実施の形態を示す。
コンバータ10は2つのフィードバックループの組み合
わせを用いて、速いトランジェント応答を有する安定状
態の出力電圧を提供する。コンバータ10は、スイッチ
ングセル(回路)12、加算比較器14、第1のフィー
ドバック回路16、第2のフィードバック回路18およ
び駆動回路20を含む。スイッチングセル12は入力ポ
ート22から出力ポート24へ電気的エネルギーを転送
する。図1の実施の形態において、スイッチングセル1
2は、入力ポートにおける入力、即ちライン電圧Vi を
出力ポート24における低い電圧Vo に転送する。図示
されているように、スイッチングセル12は標準的なバ
ック回路(buck circuit)である。スイッチングセル12
は、またステップダウン回路あるいはチョッパー回路と
も呼ばれる。コンバータ10のスイッチングセル12
は、ホワード、プッシュプル、ハーフブリッジ、フルブ
リッジあるいは同様なトポロジーのような従来のバック
・デライブド・スイッチング・セル(buck derived swit
ching cell) のいかなるものとも置き換えらることがで
きることに留意されるべきである。更に、コンバータ1
0は単一の入力と単一の出力によって示されている。本
発明の教示は限定されるべきでなく、多入力および多出
力を有する他のコンバータに応用できる。
するために、図面と共に以下の記載が参照される。図面
において、同じ参照番号は同じ構成素子を示す。図1
は、本発明の教示によって構成される電圧モード制御ス
イッチモード電力コンバータ10の実施の形態を示す。
コンバータ10は2つのフィードバックループの組み合
わせを用いて、速いトランジェント応答を有する安定状
態の出力電圧を提供する。コンバータ10は、スイッチ
ングセル(回路)12、加算比較器14、第1のフィー
ドバック回路16、第2のフィードバック回路18およ
び駆動回路20を含む。スイッチングセル12は入力ポ
ート22から出力ポート24へ電気的エネルギーを転送
する。図1の実施の形態において、スイッチングセル1
2は、入力ポートにおける入力、即ちライン電圧Vi を
出力ポート24における低い電圧Vo に転送する。図示
されているように、スイッチングセル12は標準的なバ
ック回路(buck circuit)である。スイッチングセル12
は、またステップダウン回路あるいはチョッパー回路と
も呼ばれる。コンバータ10のスイッチングセル12
は、ホワード、プッシュプル、ハーフブリッジ、フルブ
リッジあるいは同様なトポロジーのような従来のバック
・デライブド・スイッチング・セル(buck derived swit
ching cell) のいかなるものとも置き換えらることがで
きることに留意されるべきである。更に、コンバータ1
0は単一の入力と単一の出力によって示されている。本
発明の教示は限定されるべきでなく、多入力および多出
力を有する他のコンバータに応用できる。
【0011】スイッチングセル12はNチャネルMOS
トランジスタ26、ダイオード28、インダクタ30お
よびキャパシタ32を含む。トランジスタ26のドレー
ンは入力ポート22を有している。トランジスタ26の
ゲートはスイッチングセル12のための制御ポートを有
しており、加算比較器14の出力に接続される。ダイオ
ード28のカソードはトランジスタ26のソースに接続
され、ダイオード28のアノードは接地電位に接続され
る。インダクタ30はトランジスタ26のソースとスイ
ッチングセル12の出力ポート間に接続される。更に、
キャパシタ32は出力ポート24と接地電位間に接続さ
れる。第1のフィードバック回路16がノード40と加
算比較器14の間に接続され、第1の制御ループを提供
する。以下に詳細に述べられるように、第1のフィード
バック回路16はコンバータ10のために速いトランジ
ェント応答を保証する。第1のフィードバック16は第
1と第2の抵抗34と36、およびキャパシタ38を有
する。抵抗34は出力ポート24とノード40の間に接
続される。抵抗36とキャパシタ38はノード40と接
地電位の間に接続される。ノード40は加算比較器14
の一対の差動入力の負の入力端子に接続される。基準電
圧Vrefが対応する差動入力端子対の正の端子に接続さ
れる。
トランジスタ26、ダイオード28、インダクタ30お
よびキャパシタ32を含む。トランジスタ26のドレー
ンは入力ポート22を有している。トランジスタ26の
ゲートはスイッチングセル12のための制御ポートを有
しており、加算比較器14の出力に接続される。ダイオ
ード28のカソードはトランジスタ26のソースに接続
され、ダイオード28のアノードは接地電位に接続され
る。インダクタ30はトランジスタ26のソースとスイ
ッチングセル12の出力ポート間に接続される。更に、
キャパシタ32は出力ポート24と接地電位間に接続さ
れる。第1のフィードバック回路16がノード40と加
算比較器14の間に接続され、第1の制御ループを提供
する。以下に詳細に述べられるように、第1のフィード
バック回路16はコンバータ10のために速いトランジ
ェント応答を保証する。第1のフィードバック16は第
1と第2の抵抗34と36、およびキャパシタ38を有
する。抵抗34は出力ポート24とノード40の間に接
続される。抵抗36とキャパシタ38はノード40と接
地電位の間に接続される。ノード40は加算比較器14
の一対の差動入力の負の入力端子に接続される。基準電
圧Vrefが対応する差動入力端子対の正の端子に接続さ
れる。
【0012】第2のフィードバック回路18がノード4
0と加算比較器14の間に接続されて、第2の制御ルー
プを提供する。以下に詳細に述べられるように、第2の
フィードバック回路18はコンバータのために正確な直
流動作点を保証する。第2のフィードバック回路18は
増幅器42とキャパシタ44を備えている。この増幅器
42は第1のフィードバック回路16の利得と比較され
る大きな直流電圧利得を有している。増幅器42の負入
力端子がノード40に接続される。増幅器42の正入力
端子が基準電圧Vref に接続される。更に、キャパシタ
44は増幅器42の負入力と増幅器42の出力間にミラ
ー形状(Miller-configuration)に接続される。また、増
幅器42の出力は加算比較器14の第2の差動入力対の
正入力に接続される。基準電圧Vref は対応する差動入
力対の負入力に接続される。駆動回路20が加算比較器
14の第3の差動入力対に接続され、以下に述べられる
制御の固定周期、可変オンタイム方法を確立する。駆動
回路20は加算比較器14によって発生される制御信号
の周期をきめる出力波形を生成する発振器を備える。例
えば、駆動回路20の出力は、トランジスタ26を制御
するためのベースライン周期を設定するために、鋸歯状
の傾斜信号あるいは他の適当な信号を含んでいる。
0と加算比較器14の間に接続されて、第2の制御ルー
プを提供する。以下に詳細に述べられるように、第2の
フィードバック回路18はコンバータのために正確な直
流動作点を保証する。第2のフィードバック回路18は
増幅器42とキャパシタ44を備えている。この増幅器
42は第1のフィードバック回路16の利得と比較され
る大きな直流電圧利得を有している。増幅器42の負入
力端子がノード40に接続される。増幅器42の正入力
端子が基準電圧Vref に接続される。更に、キャパシタ
44は増幅器42の負入力と増幅器42の出力間にミラ
ー形状(Miller-configuration)に接続される。また、増
幅器42の出力は加算比較器14の第2の差動入力対の
正入力に接続される。基準電圧Vref は対応する差動入
力対の負入力に接続される。駆動回路20が加算比較器
14の第3の差動入力対に接続され、以下に述べられる
制御の固定周期、可変オンタイム方法を確立する。駆動
回路20は加算比較器14によって発生される制御信号
の周期をきめる出力波形を生成する発振器を備える。例
えば、駆動回路20の出力は、トランジスタ26を制御
するためのベースライン周期を設定するために、鋸歯状
の傾斜信号あるいは他の適当な信号を含んでいる。
【0013】以下に詳細に述べるように、加算比較回路
14はスイッチングセル12のための制御信号を発生す
る。基本的に、加算比較回路14は各正入力に与えられ
た電圧のウエイトずけされた和、各負入力に与えられた
電圧のウエイトずけされた和を作り、これらのウエイト
ずけされた和を比較して、出力波形を生成する。正入力
に与えられた電圧のウエイトずけされた和が負入力に与
えられた電圧のウエイトずけされた和より大きいと、加
算比較回路14の出力はハイとなる。さもなければ、加
算比較回路14の出力はローを維持する。駆動回路20
は加算比較回路14から制御信号の周期を設定する周期
的な波形を発生する。他の2つの差動入力は加算比較回
路14をオンからオフへスイッチさせるトリップ点(tri
p point)を制御する。第1と第2のフィードバック回路
16と18は、出力ポート24における調整出力電圧を
維持するために、スイッチ26のオンタイムを設定す
る。動作において、図1のコンバータ10は、速いトラ
ンジェント応答と安定した直流動作点を有する出力ポー
トにおける調整されたステップダウンされた電圧を与え
る。更に、コンバータ10は、負荷電流あるいはライン
電圧における変動に実質的に感じない。
14はスイッチングセル12のための制御信号を発生す
る。基本的に、加算比較回路14は各正入力に与えられ
た電圧のウエイトずけされた和、各負入力に与えられた
電圧のウエイトずけされた和を作り、これらのウエイト
ずけされた和を比較して、出力波形を生成する。正入力
に与えられた電圧のウエイトずけされた和が負入力に与
えられた電圧のウエイトずけされた和より大きいと、加
算比較回路14の出力はハイとなる。さもなければ、加
算比較回路14の出力はローを維持する。駆動回路20
は加算比較回路14から制御信号の周期を設定する周期
的な波形を発生する。他の2つの差動入力は加算比較回
路14をオンからオフへスイッチさせるトリップ点(tri
p point)を制御する。第1と第2のフィードバック回路
16と18は、出力ポート24における調整出力電圧を
維持するために、スイッチ26のオンタイムを設定す
る。動作において、図1のコンバータ10は、速いトラ
ンジェント応答と安定した直流動作点を有する出力ポー
トにおける調整されたステップダウンされた電圧を与え
る。更に、コンバータ10は、負荷電流あるいはライン
電圧における変動に実質的に感じない。
【0014】加算比較器14は、制御信号をスイッチン
グセル12のトランジスタ26のゲートに与える。この
制御信号は、スイッチングセル12を2つのモードのう
ちの1つで動作するようにする。まず、加算比較器14
はハイの出力電圧でトランジスタをターンオンする。こ
のモードにおいて、トランジスタ26は、そのドレーン
からそのソースへ実質的な電流を導通する。次に、加算
比較器14はローの出力電圧でトランジスタ26をター
ンオフする。このモードにおいては、トランジスタ26
はそのドレーンからソースまでの実質的な電流の導通を
止める。トランジスタ26がターンオンすると、トラン
ジスタ26のソースの電圧はほぼ入力電圧まで増加し、
トランジスタ26のソースから出力ポートまでインダク
ト30の両端に正の電圧を発生する。従って、インダク
タ30の電流は増加する。加算比較器14がトランジス
タ26をタンオフすると、ダイオード28は導通し、ト
ランジスタ26のソースは接地電位以下のほぼ1ダイオ
ード降下である電圧レベルに減少される。これはインダ
クタ30上の電圧の極性をスイッチする。インダクタ3
0の電流の一次微分係数は負となり、従って、電流は減
少する。インダクタ30と組み合わされたキャパシタ3
2は、実質的に直流電圧出力を取り付けられた負荷46
に与えるノード24の過渡電圧変化の殆どを除去するL
Cフィルタを形成する。基本的に、トランジスタ26の
スイッチオンとオフは、加算比較器14からの制御信号
の周期にわたって、インダクタ30によって供給された
電力を平均化することにより、キャパシタ34が出力ポ
ートで実質的に一定の出力電圧を維持するようにする。
グセル12のトランジスタ26のゲートに与える。この
制御信号は、スイッチングセル12を2つのモードのう
ちの1つで動作するようにする。まず、加算比較器14
はハイの出力電圧でトランジスタをターンオンする。こ
のモードにおいて、トランジスタ26は、そのドレーン
からそのソースへ実質的な電流を導通する。次に、加算
比較器14はローの出力電圧でトランジスタ26をター
ンオフする。このモードにおいては、トランジスタ26
はそのドレーンからソースまでの実質的な電流の導通を
止める。トランジスタ26がターンオンすると、トラン
ジスタ26のソースの電圧はほぼ入力電圧まで増加し、
トランジスタ26のソースから出力ポートまでインダク
ト30の両端に正の電圧を発生する。従って、インダク
タ30の電流は増加する。加算比較器14がトランジス
タ26をタンオフすると、ダイオード28は導通し、ト
ランジスタ26のソースは接地電位以下のほぼ1ダイオ
ード降下である電圧レベルに減少される。これはインダ
クタ30上の電圧の極性をスイッチする。インダクタ3
0の電流の一次微分係数は負となり、従って、電流は減
少する。インダクタ30と組み合わされたキャパシタ3
2は、実質的に直流電圧出力を取り付けられた負荷46
に与えるノード24の過渡電圧変化の殆どを除去するL
Cフィルタを形成する。基本的に、トランジスタ26の
スイッチオンとオフは、加算比較器14からの制御信号
の周期にわたって、インダクタ30によって供給された
電力を平均化することにより、キャパシタ34が出力ポ
ートで実質的に一定の出力電圧を維持するようにする。
【0015】コンバータ10は、2つの制御ループをを
用いて、出力ポート24において実質的に一定の安定状
態の直流出力電圧を維持する。コンバータ10の第1の
制御ループは、出力電圧を第1のフィードバック回路1
6を介して加算比較器14に供給する。第1のフィード
バック回路16は速い時定数を有しており、出力電圧の
変化に速いトランジェント応答を可能にする。キャパシ
タ38は、単独で雑音抑制素子として用いられる。従っ
て、キャパシタ38は、それが生成するポールがコンバ
ータ10の低周波ダイナミックスに支障をきたすことが
ないような大きさにつくられる。連続モード動作にける
コンバータ10の安定性を保証するために、キャパシタ
32の等価直列抵抗(equivalent series resistance:
ESR)に関連するゼロが、インダクタ30とキャパシタ3
2の相互作用によって作られるポール対の1つによって
生じる移相を打ち消すように位置される。この方法にお
いて、スイッチングセル12の伝達関数は単一ポール応
答に近似して単純化される。第1の制御ループについて
の利得は低いので、それは、寄生振動が不安定さの原因
となる充分な移相を生じる前に1(unity) を通過する。
これは、本質的に補償されないフィードバック回路16
の使用が速いトランジェント応答を与えることを可能に
する。
用いて、出力ポート24において実質的に一定の安定状
態の直流出力電圧を維持する。コンバータ10の第1の
制御ループは、出力電圧を第1のフィードバック回路1
6を介して加算比較器14に供給する。第1のフィード
バック回路16は速い時定数を有しており、出力電圧の
変化に速いトランジェント応答を可能にする。キャパシ
タ38は、単独で雑音抑制素子として用いられる。従っ
て、キャパシタ38は、それが生成するポールがコンバ
ータ10の低周波ダイナミックスに支障をきたすことが
ないような大きさにつくられる。連続モード動作にける
コンバータ10の安定性を保証するために、キャパシタ
32の等価直列抵抗(equivalent series resistance:
ESR)に関連するゼロが、インダクタ30とキャパシタ3
2の相互作用によって作られるポール対の1つによって
生じる移相を打ち消すように位置される。この方法にお
いて、スイッチングセル12の伝達関数は単一ポール応
答に近似して単純化される。第1の制御ループについて
の利得は低いので、それは、寄生振動が不安定さの原因
となる充分な移相を生じる前に1(unity) を通過する。
これは、本質的に補償されないフィードバック回路16
の使用が速いトランジェント応答を与えることを可能に
する。
【0016】第2の制御ループは出力電圧をエラー増幅
器42を介して加算比較器14に供給する。エラー増幅
器42の大きな電圧利得は、第2の制御ループが出力電
圧に対して非常に正確な動作点を生じるようにする。ま
た、それがコンバータ10の安定状態の出力電圧のみを
制御するようにされており、トランジェント応答でない
ので、第2のフィードバック回路18は比較的低い単一
の利得バンド幅を有している。キャパシタ44は、第2
の制御ループを安定にするために低周波のドミナントポ
ール(dominant pole) を与える。このドミナントポール
は、このフィードバックループが無条件に安定すること
を保証し、第2の制御ループのバンド幅は実質的に第1
の制御ループ以下であることを保証する。コンバータ1
0の全体システムの応答は第1および第2のフィードバ
ック回路16と18の応答の和である。例えば、もし、
負荷電流のステップ変化が生じると、第1のフィードバ
ック回路16が直ぐに応答し、コンバータ10が直ぐに
所望の動作点に達するようにし、したがって過渡的なオ
ーバシュートを制限する。第2のフィードバック回路1
8は非常にゆっくり応答する。しかしながら、第2のフ
ィードバック回路18の電圧利得は、それが第1のフィ
ードバック回路16を無視するようにし、またゆっくり
コンバータ10の動作点が出力ポート24において正確
な、期待された出力電圧を与えるために必要とされる状
態に達するようにする。従って、コンバータ10は、過
渡状態に速やかに応答し、速いトランジェント応答と同
様に、コンバータ10に優れたラインおよび負荷特性を
与える、要求された正確な出力電圧に非常にゆっくりお
ちつく。
器42を介して加算比較器14に供給する。エラー増幅
器42の大きな電圧利得は、第2の制御ループが出力電
圧に対して非常に正確な動作点を生じるようにする。ま
た、それがコンバータ10の安定状態の出力電圧のみを
制御するようにされており、トランジェント応答でない
ので、第2のフィードバック回路18は比較的低い単一
の利得バンド幅を有している。キャパシタ44は、第2
の制御ループを安定にするために低周波のドミナントポ
ール(dominant pole) を与える。このドミナントポール
は、このフィードバックループが無条件に安定すること
を保証し、第2の制御ループのバンド幅は実質的に第1
の制御ループ以下であることを保証する。コンバータ1
0の全体システムの応答は第1および第2のフィードバ
ック回路16と18の応答の和である。例えば、もし、
負荷電流のステップ変化が生じると、第1のフィードバ
ック回路16が直ぐに応答し、コンバータ10が直ぐに
所望の動作点に達するようにし、したがって過渡的なオ
ーバシュートを制限する。第2のフィードバック回路1
8は非常にゆっくり応答する。しかしながら、第2のフ
ィードバック回路18の電圧利得は、それが第1のフィ
ードバック回路16を無視するようにし、またゆっくり
コンバータ10の動作点が出力ポート24において正確
な、期待された出力電圧を与えるために必要とされる状
態に達するようにする。従って、コンバータ10は、過
渡状態に速やかに応答し、速いトランジェント応答と同
様に、コンバータ10に優れたラインおよび負荷特性を
与える、要求された正確な出力電圧に非常にゆっくりお
ちつく。
【0017】加算比較器14は、固定された周期と可変
オンタイムを有するスイッチングセル12のために制御
信号を生成する。加算比較器14は、第1のフィードバ
ック回路16、第2のフィードバック回路18および駆
動回路20からの入力を受信する。駆動回路20は、例
えば鋸歯状波を加算比較器14に与えることによって制
御信号の周期を設定する。代わりに、駆動回路20は、
加算比較回路14の出力電圧波形を得るために、三角波
あるいは他の全ての適当な波形を与えてることができ
る。第1と第2のフィードバック回路16と18からの
入力は、加算比較器14の出力をスイッチするトリップ
点(trip point)を確立する。例えば、加算比較器14は
出力ポート24に所望の出力電圧を与えるために50%
のデューティサイクルを有する出力制御信号を生成する
必要がある。もし、駆動回路20によって与えられたピ
ーク−ツー−ピーク電圧は50ミリボルトであり、加算
比較器14のためのトリップ点はほぼ25ミリボルトで
ある。これは、第1と第2のフィードバック回路16と
18に対応する正と負の端子の重みづけされた和の差が
25ミリボルトに等しいと、加算比較器14の出力が変
化することを意味している。
オンタイムを有するスイッチングセル12のために制御
信号を生成する。加算比較器14は、第1のフィードバ
ック回路16、第2のフィードバック回路18および駆
動回路20からの入力を受信する。駆動回路20は、例
えば鋸歯状波を加算比較器14に与えることによって制
御信号の周期を設定する。代わりに、駆動回路20は、
加算比較回路14の出力電圧波形を得るために、三角波
あるいは他の全ての適当な波形を与えてることができ
る。第1と第2のフィードバック回路16と18からの
入力は、加算比較器14の出力をスイッチするトリップ
点(trip point)を確立する。例えば、加算比較器14は
出力ポート24に所望の出力電圧を与えるために50%
のデューティサイクルを有する出力制御信号を生成する
必要がある。もし、駆動回路20によって与えられたピ
ーク−ツー−ピーク電圧は50ミリボルトであり、加算
比較器14のためのトリップ点はほぼ25ミリボルトで
ある。これは、第1と第2のフィードバック回路16と
18に対応する正と負の端子の重みづけされた和の差が
25ミリボルトに等しいと、加算比較器14の出力が変
化することを意味している。
【0018】駆動回路20によって与えられた鋸歯状波
の傾斜が、その最小の値から増加するにつれて、加算比
較器14の出力が、ハイの制御信号をスイッチングセル
12に最初に出力する。傾斜が25ミリボルトに達する
と、加算比較器14はトリップし、そしてローの制御信
号をスイッチングセル12に出力する。もし、出力ポー
ト24の出力が、必要なレベル以下に下がると、第1と
第2のフィードバック回路16と18は、加算比較器1
4のためのトリップ点が増加するようにする。従って、
加算比較器14の出力はハイの電圧レベルを長く維持す
る。このようにして、第1と第2のフィードバック回路
16と18は、加算比較器14の出力のために可変オン
タイムを与える。第1と第2のフィードバック回路16
と18が動作する速さは、加算比較器14がスイッチン
グセル12を制御する方法に影響を与える。最初に、第
1のフィードバック回路16が第2のフィードバック回
路18より速いスピードで動作する。従って、第1のフ
ィードバック回路16は、スイッチングセル12に対す
る適切なデューティサイクルを確立する加算比較回路1
4に、フィードバック回路の差動入力を横切って電圧降
下を生じる。
の傾斜が、その最小の値から増加するにつれて、加算比
較器14の出力が、ハイの制御信号をスイッチングセル
12に最初に出力する。傾斜が25ミリボルトに達する
と、加算比較器14はトリップし、そしてローの制御信
号をスイッチングセル12に出力する。もし、出力ポー
ト24の出力が、必要なレベル以下に下がると、第1と
第2のフィードバック回路16と18は、加算比較器1
4のためのトリップ点が増加するようにする。従って、
加算比較器14の出力はハイの電圧レベルを長く維持す
る。このようにして、第1と第2のフィードバック回路
16と18は、加算比較器14の出力のために可変オン
タイムを与える。第1と第2のフィードバック回路16
と18が動作する速さは、加算比較器14がスイッチン
グセル12を制御する方法に影響を与える。最初に、第
1のフィードバック回路16が第2のフィードバック回
路18より速いスピードで動作する。従って、第1のフ
ィードバック回路16は、スイッチングセル12に対す
る適切なデューティサイクルを確立する加算比較回路1
4に、フィードバック回路の差動入力を横切って電圧降
下を生じる。
【0019】都合の悪いことに、これは出力ポート24
における出力の僅かな降下を起こす。時間が経つに従っ
て、第2のフィードバック回路18は、加算比較器14
に対するその入力ポートの適当な電圧差が出力電圧にお
けるこの降下のために修正するようにする。第2の制御
ループは加算比較器14にその制御電圧を徐々に増加す
るので、第1の制御ループはその制御電圧を減少する。
従って、コンバータ10への過渡への初期の応答は第1
の制御ループによって、殆ど全て決定される。充分な時
間が経過すると、第1の制御ループはその制御への寄与
を殆どゼロに減少させ、第2の制御ループはコンバータ
10の動作点を決定する。第2のフィードバック回路1
8の大きな利得とゆっくりした応答は第2の制御ループ
がデューティサイクルを最終的に制御することを可能に
して、適切な直流安定状態の動作点を確立する。図2は
図1のコンバータ10と共に用いる、本発明の教示によ
って構成された加算比較器14を示す。加算比較器14
は6つのトランジスタ48a−48fを含む。トランジ
スタ48a−48fは3つの整合された差動装置対48
a−48b、48c−48dおよび48e−48fを形
成するために接続される。トランジスタ48aのエミッ
タはトランジスタ48bのエミッタに接続される。電流
源50はトランジスタ48aと48b、および接地電位
間に接続される。トランジスタ48aと48bのベース
は加算比較器14に対して差動入力ポートを与える。同
様に、トランジスタ48cと48dは加算比較器14に
対してトランジスタ48cと48dのベースに第2の差
動入力対を与えるために電流源52と組み合わされて接
続される。最後に、トランジスタ48e−48fは加算
比較器14に対して第3の差動入力対を与えるために電
流原54と同様な方法で接続される。
における出力の僅かな降下を起こす。時間が経つに従っ
て、第2のフィードバック回路18は、加算比較器14
に対するその入力ポートの適当な電圧差が出力電圧にお
けるこの降下のために修正するようにする。第2の制御
ループは加算比較器14にその制御電圧を徐々に増加す
るので、第1の制御ループはその制御電圧を減少する。
従って、コンバータ10への過渡への初期の応答は第1
の制御ループによって、殆ど全て決定される。充分な時
間が経過すると、第1の制御ループはその制御への寄与
を殆どゼロに減少させ、第2の制御ループはコンバータ
10の動作点を決定する。第2のフィードバック回路1
8の大きな利得とゆっくりした応答は第2の制御ループ
がデューティサイクルを最終的に制御することを可能に
して、適切な直流安定状態の動作点を確立する。図2は
図1のコンバータ10と共に用いる、本発明の教示によ
って構成された加算比較器14を示す。加算比較器14
は6つのトランジスタ48a−48fを含む。トランジ
スタ48a−48fは3つの整合された差動装置対48
a−48b、48c−48dおよび48e−48fを形
成するために接続される。トランジスタ48aのエミッ
タはトランジスタ48bのエミッタに接続される。電流
源50はトランジスタ48aと48b、および接地電位
間に接続される。トランジスタ48aと48bのベース
は加算比較器14に対して差動入力ポートを与える。同
様に、トランジスタ48cと48dは加算比較器14に
対してトランジスタ48cと48dのベースに第2の差
動入力対を与えるために電流源52と組み合わされて接
続される。最後に、トランジスタ48e−48fは加算
比較器14に対して第3の差動入力対を与えるために電
流原54と同様な方法で接続される。
【0020】加算比較器14は、更に従来の電圧比較器
56、および第1と第2の整合された抵抗58と60を
含んでいる。抵抗60は電源62、トランジスタ48
a、48cと48eのコレクタおよび比較器56の負端
子間に接続される。更に、抵抗58は電源62、トラン
ジスタ48b、48dと48fのコレクタおよび比較器
56の正端子間に接続される。動作ついて、加算比較器
14はトランジスタ48a−48b、48c−48dお
よび48e−48fの各対によって得られる差動出力を
重畳して、差動の、ウエイトづけされた和を比較器56
に与える。もし、トランジスタ48a−48fのエミッ
タ領域が等しいと、各対の差動入力は等しいウエイトを
有している。もし、トランジスタの1つの差動対が大き
な、あるいは小さなエミッタ領域を有していると、ウエ
イトづけされた和に対応する入力の寄与は比例して大き
いか、あるいは小さい。従って、比較器56は出力電圧
波形を発生して、スイッチ26を制御する。トランジス
タ対48a−48b、48c−48dおよび48e−4
8fは動作の比較的小さな直線領域を有していることを
留意すべきである。しかしながら、この応用において
は、加算比較器14は入力の差動対の全てに与えられる
べき大きな電圧振動を必要としない。従って、差動対4
8a−48b、48c−48dおよび48e−48fは
実質的に直線的な方法で動作し、比較器56に適切な差
動の、ウエイトづけされた和を与える。
56、および第1と第2の整合された抵抗58と60を
含んでいる。抵抗60は電源62、トランジスタ48
a、48cと48eのコレクタおよび比較器56の負端
子間に接続される。更に、抵抗58は電源62、トラン
ジスタ48b、48dと48fのコレクタおよび比較器
56の正端子間に接続される。動作ついて、加算比較器
14はトランジスタ48a−48b、48c−48dお
よび48e−48fの各対によって得られる差動出力を
重畳して、差動の、ウエイトづけされた和を比較器56
に与える。もし、トランジスタ48a−48fのエミッ
タ領域が等しいと、各対の差動入力は等しいウエイトを
有している。もし、トランジスタの1つの差動対が大き
な、あるいは小さなエミッタ領域を有していると、ウエ
イトづけされた和に対応する入力の寄与は比例して大き
いか、あるいは小さい。従って、比較器56は出力電圧
波形を発生して、スイッチ26を制御する。トランジス
タ対48a−48b、48c−48dおよび48e−4
8fは動作の比較的小さな直線領域を有していることを
留意すべきである。しかしながら、この応用において
は、加算比較器14は入力の差動対の全てに与えられる
べき大きな電圧振動を必要としない。従って、差動対4
8a−48b、48c−48dおよび48e−48fは
実質的に直線的な方法で動作し、比較器56に適切な差
動の、ウエイトづけされた和を与える。
【0021】図3は、本発明の教示によって構成された
電流モードの制御スイッチモード電力コンバータの実施
の形態を示す。コンバータ70は、速いトランジェント
応答を有する正確な直流安定状態の出力電圧を与えるた
めに組み合わされた3つの制御ループを用いる。コンバ
ータ70はスイッチングセル72、フリップフロップ7
4、加算比較器76、第1のフィードバック回路78、
第2のフィードバック回路80、ランプ発生器82およ
び発振器84を有する。スイッチングセル72は、図1
のスイッチングセル12と同様に電気的エネルギーを、
入力ポート86から出力ポート88へ転送する。スイッ
チングセルについて、スイッチングセル72は従来のす
べてのバック・デライブド・スイッチングセルで置き換
えることができる。スイッチングセル72はNチャネル
MOSトランジスタ90、ダイオード92、インダクタ
94およびキャパシタ96を有している。これらの素子
はスイッチングセルについて上述したと同じ方法で接続
される。更に、スイッチングセル72は電流感知素子9
8を有する。例えば、電流感知素子98はインダクタ9
4に直列に小さな抵抗を含む。
電流モードの制御スイッチモード電力コンバータの実施
の形態を示す。コンバータ70は、速いトランジェント
応答を有する正確な直流安定状態の出力電圧を与えるた
めに組み合わされた3つの制御ループを用いる。コンバ
ータ70はスイッチングセル72、フリップフロップ7
4、加算比較器76、第1のフィードバック回路78、
第2のフィードバック回路80、ランプ発生器82およ
び発振器84を有する。スイッチングセル72は、図1
のスイッチングセル12と同様に電気的エネルギーを、
入力ポート86から出力ポート88へ転送する。スイッ
チングセルについて、スイッチングセル72は従来のす
べてのバック・デライブド・スイッチングセルで置き換
えることができる。スイッチングセル72はNチャネル
MOSトランジスタ90、ダイオード92、インダクタ
94およびキャパシタ96を有している。これらの素子
はスイッチングセルについて上述したと同じ方法で接続
される。更に、スイッチングセル72は電流感知素子9
8を有する。例えば、電流感知素子98はインダクタ9
4に直列に小さな抵抗を含む。
【0022】第1のフィードバック回路78は、第1の
制御ループを与えるために、出力ポート88と加算比較
器76間に接続される。第1のフィードバック回路78
は、第1と第2の抵抗100と102、およびキャパシ
タ104を有する。これらの素子は図1の第1のフィー
ドバック回路16の素子と同じ形状に接続される。図1
の第1のフィードバック回路16について詳細に述べら
れたように、第1のフィードバック回路78はコンバー
タ70に対して速いトランジェント応答を保証する。第
2のフィードバック回路80は、第2の制御ループを与
えるために、ノード101と加算比較器76の間に接続
される。この第2のフィードバック回路80は増幅器1
06とキャパシタ108を有する。増幅器106は第1
のフィードバック回路78と比較される大きな直流電圧
利得を有している。増幅器106とキャパシタ108は
図1の第2のフィードバック回路18の素子と同様に接
続される。図1の第2のフィードバック回路18につい
て詳細に述べたように、第2のフィードバック80はコ
ンバータ70に対して正確な直流動作点を保証する。ラ
ンプ発生回路82はサブ高調波発振を避けるために、ス
ロープの補正を与える。ランプ発生回路82の機能を無
視して、加算比較76の機能は以下のように理解され
る。第1と第2のフィードバック回路78と80によっ
て与えられた差動入力は加算比較器76内で一緒に加え
られて、インダクタ94を通して流れるべきピーク電流
レベルを設定する。周期的に、発振器84はトランジス
タ90をターンオンするフリップフロップ74をセット
し、インダクタ94の電流が上方に傾斜するようにす
る。インダクタ94の電流が、フィードバック回路78
と80によって設定されたピーク電流レベルを越える
と、加算比較器76への電流感知入力は他の入力を上回
る。従って、加算比較器76の出力はハイになり、フリ
ップフロップ74がリセットされるようにする。これは
トランジスタ90をターンオフする。
制御ループを与えるために、出力ポート88と加算比較
器76間に接続される。第1のフィードバック回路78
は、第1と第2の抵抗100と102、およびキャパシ
タ104を有する。これらの素子は図1の第1のフィー
ドバック回路16の素子と同じ形状に接続される。図1
の第1のフィードバック回路16について詳細に述べら
れたように、第1のフィードバック回路78はコンバー
タ70に対して速いトランジェント応答を保証する。第
2のフィードバック回路80は、第2の制御ループを与
えるために、ノード101と加算比較器76の間に接続
される。この第2のフィードバック回路80は増幅器1
06とキャパシタ108を有する。増幅器106は第1
のフィードバック回路78と比較される大きな直流電圧
利得を有している。増幅器106とキャパシタ108は
図1の第2のフィードバック回路18の素子と同様に接
続される。図1の第2のフィードバック回路18につい
て詳細に述べたように、第2のフィードバック80はコ
ンバータ70に対して正確な直流動作点を保証する。ラ
ンプ発生回路82はサブ高調波発振を避けるために、ス
ロープの補正を与える。ランプ発生回路82の機能を無
視して、加算比較76の機能は以下のように理解され
る。第1と第2のフィードバック回路78と80によっ
て与えられた差動入力は加算比較器76内で一緒に加え
られて、インダクタ94を通して流れるべきピーク電流
レベルを設定する。周期的に、発振器84はトランジス
タ90をターンオンするフリップフロップ74をセット
し、インダクタ94の電流が上方に傾斜するようにす
る。インダクタ94の電流が、フィードバック回路78
と80によって設定されたピーク電流レベルを越える
と、加算比較器76への電流感知入力は他の入力を上回
る。従って、加算比較器76の出力はハイになり、フリ
ップフロップ74がリセットされるようにする。これは
トランジスタ90をターンオフする。
【0023】加算比較器76は上述した加算比較器14
と同じ機能を達成する。従って、加算比較回路14は、
第4のセットの入力を受信するために、差動対に接続さ
れた追加のトランジスタ対で、図2の加算比較器14と
同じように構成されることができる。コンバータ70の
最後のフィードバックループは電流感知ループを有す
る。電流感知素子98の出力は加算比較器76に差動入
力を与えるために接続される。この形状はピーク電流を
指示する電流モード制御を具現化するために必要な小さ
なループを具備する。電流感知素子98はインダクタ内
の電流を感知し、比例した電圧を加算比較器76の入力
端子に与える。動作について、図3のコンバータ70
は、速いトランジェント応答と安定な直流動作点を有す
る、調整された、ステップダウン電圧を出力ポートに与
える。更に、コンバータ70は負荷電流あるいはライン
電圧における変動に実質的に影響されない。コンバータ
70は、出力ポート88における実質的に一定の直流安
定状態の出力電圧を維持するために、3つの制御ループ
を用いる。コンバータ70の第1の制御ループは、第1
のフィードバック回路78を介して、出力電圧を出力ポ
ート88から加算比較器76供給する。第1のフィード
バック回路78は速い時定数を有し、出力電圧の変化に
速いトランジェント応答を可能にする。キャパシタ10
4は単独で雑音抑制素子として用いられる。従って、キ
ャパシタ104は、それが生成するポールがコンバータ
10の低周波ダイナミックスに支障をきたすことがない
ような大きさにつくられる。電流感知ループの存在のた
めに、またキャパシタ96が低いESRを有しているこ
とを仮定すると、スイッチングセル72に関する伝達関
数は実質的に単一のポール応答である。第1の制御ルー
プについての利得は低いので、コンバータ70の利得
は、寄生振動が不安定を生じる充分な移相を生成する前
に、1を通過する。これは実質的に補正されないフィー
ドバック回路78が速いトランジェント応答を与えるこ
とを可能にする。もし、キャパシタ96が実質的なES
Rを有しているならば、導入されたゼロは、補正ポール
を与えるために、適当な大きさのキャパシタ104によ
って打ち消すことができる。
と同じ機能を達成する。従って、加算比較回路14は、
第4のセットの入力を受信するために、差動対に接続さ
れた追加のトランジスタ対で、図2の加算比較器14と
同じように構成されることができる。コンバータ70の
最後のフィードバックループは電流感知ループを有す
る。電流感知素子98の出力は加算比較器76に差動入
力を与えるために接続される。この形状はピーク電流を
指示する電流モード制御を具現化するために必要な小さ
なループを具備する。電流感知素子98はインダクタ内
の電流を感知し、比例した電圧を加算比較器76の入力
端子に与える。動作について、図3のコンバータ70
は、速いトランジェント応答と安定な直流動作点を有す
る、調整された、ステップダウン電圧を出力ポートに与
える。更に、コンバータ70は負荷電流あるいはライン
電圧における変動に実質的に影響されない。コンバータ
70は、出力ポート88における実質的に一定の直流安
定状態の出力電圧を維持するために、3つの制御ループ
を用いる。コンバータ70の第1の制御ループは、第1
のフィードバック回路78を介して、出力電圧を出力ポ
ート88から加算比較器76供給する。第1のフィード
バック回路78は速い時定数を有し、出力電圧の変化に
速いトランジェント応答を可能にする。キャパシタ10
4は単独で雑音抑制素子として用いられる。従って、キ
ャパシタ104は、それが生成するポールがコンバータ
10の低周波ダイナミックスに支障をきたすことがない
ような大きさにつくられる。電流感知ループの存在のた
めに、またキャパシタ96が低いESRを有しているこ
とを仮定すると、スイッチングセル72に関する伝達関
数は実質的に単一のポール応答である。第1の制御ルー
プについての利得は低いので、コンバータ70の利得
は、寄生振動が不安定を生じる充分な移相を生成する前
に、1を通過する。これは実質的に補正されないフィー
ドバック回路78が速いトランジェント応答を与えるこ
とを可能にする。もし、キャパシタ96が実質的なES
Rを有しているならば、導入されたゼロは、補正ポール
を与えるために、適当な大きさのキャパシタ104によ
って打ち消すことができる。
【0024】第2の制御ループは出力電圧をエラー増幅
器106を介して加算比較器76へ供給する。エラー増
幅器106の大きな電圧利得は、第2の制御ループが出
力電圧のための非常に正確な動作点を発生するようにす
る。第2のフィードバック回路80はコンバータ70の
安定状態の出力電圧のみを制御するようにしており、ト
ランジェント応答ではないので、第2のフィードバック
回路80も比較的低い単一利得のバンド幅を有してい
る。キャパシタ108は第2の制御ループを安定にする
ために低周波のドミナントポールを与える。このドミナ
ントモードは、このフィードバックループが無条件に安
定することを保証し、且つ第2の制御ループのバンド幅
が実質的に第1の制御ループのバンド幅以下であること
を保証する。最後に、電流感知素子98はコンバータ用
の最後の制御ループを与える。上述のように、電流感知
素子98は電流モード制御を指示するピーク電流を具現
化するために必要な小さなループを与える。この制御モ
ードはコンバータ70の伝達関数を単純にし、入力電圧
の固有のフィードホワード補正を与え、且つパルス電流
制限によるパルスを与える。
器106を介して加算比較器76へ供給する。エラー増
幅器106の大きな電圧利得は、第2の制御ループが出
力電圧のための非常に正確な動作点を発生するようにす
る。第2のフィードバック回路80はコンバータ70の
安定状態の出力電圧のみを制御するようにしており、ト
ランジェント応答ではないので、第2のフィードバック
回路80も比較的低い単一利得のバンド幅を有してい
る。キャパシタ108は第2の制御ループを安定にする
ために低周波のドミナントポールを与える。このドミナ
ントモードは、このフィードバックループが無条件に安
定することを保証し、且つ第2の制御ループのバンド幅
が実質的に第1の制御ループのバンド幅以下であること
を保証する。最後に、電流感知素子98はコンバータ用
の最後の制御ループを与える。上述のように、電流感知
素子98は電流モード制御を指示するピーク電流を具現
化するために必要な小さなループを与える。この制御モ
ードはコンバータ70の伝達関数を単純にし、入力電圧
の固有のフィードホワード補正を与え、且つパルス電流
制限によるパルスを与える。
【0025】コンバータ10の全システムの応答は第1
と第2のフィードバック回路78と80、変調機能の一
部と通常考えられている電流感知素子98を含むループ
の応答の和である。例えば、もし、負荷電流のステップ
変化が起きると、第1のフィードバック回路78は素早
く応答し、コンバータ70が所望の動作点に素早く達す
るようにし、従って、過渡のオーバーシュートを制限す
る。第2のフィードバック回路80は非常にゆっくりと
応答する。しかしながら、第2のフィードバック回路8
0の電圧利得はそれが第1のフィードバック回路78を
無視すること可能にし、コンバータ70の動作点が出力
88の正確な、予期された出力電圧を与えるために必要
な状態に達するようにする。従って、コンバータ70は
過渡に対して素早く応答し、且つ速いトランジェント応
答と同様に、コンバータ70に優れたラインおよび負荷
調整特性を与える要求された正確な出力電圧にゆっくり
と落ちつく。本発明について詳細に述べたが、特許請求
の範囲に規定された発明の思想および範囲から逸脱する
ことなく、いろいろな変更や置き換えができることを理
解すすべきである。例えば、スイッチングセル12のト
ランジスタ26、およびスイッチングセル72のトラン
ジスタ90はバイポーラ接合トランジスタ、あるいは他
のすべての適当な半導体スイッチング素子で置き換える
ことができる。同様に、スイッチングセル12のダイオ
ード28、およびスイッチングセル72のトランジスタ
92は他の適当な同期整流回路で置き換えることができ
る。キャパシタ44と108は補償コンバータ10と7
0のそれぞれにおいて更に柔軟性を与えるために受動素
子のネットワークで置き換えることができる。加算比較
器14と76も図2の加算比較器14と機能的に類似し
ている、しかしより簡単な回路で置き換えることができ
る。
と第2のフィードバック回路78と80、変調機能の一
部と通常考えられている電流感知素子98を含むループ
の応答の和である。例えば、もし、負荷電流のステップ
変化が起きると、第1のフィードバック回路78は素早
く応答し、コンバータ70が所望の動作点に素早く達す
るようにし、従って、過渡のオーバーシュートを制限す
る。第2のフィードバック回路80は非常にゆっくりと
応答する。しかしながら、第2のフィードバック回路8
0の電圧利得はそれが第1のフィードバック回路78を
無視すること可能にし、コンバータ70の動作点が出力
88の正確な、予期された出力電圧を与えるために必要
な状態に達するようにする。従って、コンバータ70は
過渡に対して素早く応答し、且つ速いトランジェント応
答と同様に、コンバータ70に優れたラインおよび負荷
調整特性を与える要求された正確な出力電圧にゆっくり
と落ちつく。本発明について詳細に述べたが、特許請求
の範囲に規定された発明の思想および範囲から逸脱する
ことなく、いろいろな変更や置き換えができることを理
解すすべきである。例えば、スイッチングセル12のト
ランジスタ26、およびスイッチングセル72のトラン
ジスタ90はバイポーラ接合トランジスタ、あるいは他
のすべての適当な半導体スイッチング素子で置き換える
ことができる。同様に、スイッチングセル12のダイオ
ード28、およびスイッチングセル72のトランジスタ
92は他の適当な同期整流回路で置き換えることができ
る。キャパシタ44と108は補償コンバータ10と7
0のそれぞれにおいて更に柔軟性を与えるために受動素
子のネットワークで置き換えることができる。加算比較
器14と76も図2の加算比較器14と機能的に類似し
ている、しかしより簡単な回路で置き換えることができ
る。
【0026】異なるバック・デライブド・スイッチング
セルの使用によって、入力電圧をステップアップし、あ
るいは入力電圧の極性を反転するコンバータ10内で、
同じ技術的が得られる。同様な変更をコンバータ70に
対して行うことができる。更に、幾らかのバック・デラ
イブド・トポロジーが、本発明の利点を有している限
り、分離および多出力を与える。多出力トポロジーの場
合、本発明の教示は一次の出力調整を与えるために用い
られることが期待される。クロス調整(cross regulatio
n)が二次の出力の充分な調整を与えない場合、ポスト調
整(post regulation) のある形態、例えば、低ドロップ
アウトのリニヤーレギュレータ(low dropout linear re
gulator) あるいは磁気増幅器が用いられる。更に、ブ
ースト・デライブド・スイッチングセル12あるいは7
2が、低周波ポールあるいはゼロを導入することなく第
1のフィードバック回路16あるいは78によって形成
されたループについての安定性を保証するように、不連
続モードで動作する限り、本発明の教示はブースト・デ
ライブド・スイッチングセル12あるいは72に適用す
ることができる。更に、本発明の教示は図3に示された
形式以外の電流モード制御の形態に適用することができ
る。このような電流モード制御の機構は、2つの独立し
た制御ループを介してコンバータの出力からフィードバ
ックを受ける制御回路内に加算比較器を有している。第
1のループはトランジェント応答を制御し、第2のルー
プは直流安定状態の動作点を制御する。
セルの使用によって、入力電圧をステップアップし、あ
るいは入力電圧の極性を反転するコンバータ10内で、
同じ技術的が得られる。同様な変更をコンバータ70に
対して行うことができる。更に、幾らかのバック・デラ
イブド・トポロジーが、本発明の利点を有している限
り、分離および多出力を与える。多出力トポロジーの場
合、本発明の教示は一次の出力調整を与えるために用い
られることが期待される。クロス調整(cross regulatio
n)が二次の出力の充分な調整を与えない場合、ポスト調
整(post regulation) のある形態、例えば、低ドロップ
アウトのリニヤーレギュレータ(low dropout linear re
gulator) あるいは磁気増幅器が用いられる。更に、ブ
ースト・デライブド・スイッチングセル12あるいは7
2が、低周波ポールあるいはゼロを導入することなく第
1のフィードバック回路16あるいは78によって形成
されたループについての安定性を保証するように、不連
続モードで動作する限り、本発明の教示はブースト・デ
ライブド・スイッチングセル12あるいは72に適用す
ることができる。更に、本発明の教示は図3に示された
形式以外の電流モード制御の形態に適用することができ
る。このような電流モード制御の機構は、2つの独立し
た制御ループを介してコンバータの出力からフィードバ
ックを受ける制御回路内に加算比較器を有している。第
1のループはトランジェント応答を制御し、第2のルー
プは直流安定状態の動作点を制御する。
【0027】以上の記載に関連して、以下の各項を開示
する。 (1)スイッチモード電力コンバータにおいて、少なく
とも1つの入力ポート、少なくとも1つの出力ポートお
よび少なくとも1つの制御ポートを有するスイッチング
回路であって、電気的エネルギーを前記入力ポートから
前記出力ポートに伝送するスイッチング回路、第1、第
2と第3の差動入力、および出力端子を有する加算比較
器であって、前記出力端子は、制御信号を前記スイッチ
ング回路の制御ポートに与えるために接続している加算
比較器、基準電圧を前記第1と第2の差動入力の各端子
に与えるための基準電源、コンバータのトランジェント
応答を制御するために、前記出力ポートと前記第1の差
動入力の端子間に接続され、前記加算比較器と前記スイ
ッチング回路で第1の制御ループを与えるための第1の
フィードバック回路、出力ポートの直流安定状態の動作
点を制御するために、前記出力ポートと前記第2の差動
入力の端子間に接続され、前記加算比較器と前記スイッ
チング回路で第2の制御ループを与えるための第2のフ
ィードバック回路、および前記加算比較器の第3の差動
入力に接続され、前記制御信号のためのベースライン周
期を確立するための駆動回路、を有するコンバータ。 (2)前記駆動回路は、予め決められた、周期的波形を
出力する発振器を含むことを特徴とする前記(1)に記
載のコンバータ。 (3)前記駆動回路は、固定された周期で鋸歯状の傾斜
波形電圧を発生する発振器を含むことを特徴とする前記
(1)に記載のコンバータ。 (4)前記駆動回路は、予め決められた、周期の波形を
出力する発振器と、前記コンバータの入力電圧の変化の
フィードホワード補正を与えるように、スイッチング回
路の入力ポートに供給された電圧によって制御された前
記発振器によりピーク−ツー−ピーク電圧出力を含むこ
とを特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (5)前記第1のフィードバック回路は、前記加算比較
回路の出力ポートと前記加算比較回路の第1の差動入力
の負端子間に接続された第1の抵抗、前記加算比較回路
の第1の差動入力の負端子と接地電位間に接続された第
2の抵抗を具備し、前記第1と第2の抵抗は抵抗分割器
を形成し、および第1の差動入力の負端子と接地電位間
に接続された雑音フィルターキャパシタであって、前記
キャパシタは、コンバータの低周波ダイナミックスに妨
げとならないように選択されることを特徴とする前記
(1)に記載のコンバータ。 (6)前記第2のフィードバック回路は、前記スイッチ
ング回路の出力ポートと前記加算比較器の第2の差動入
力の正端子間に接続された予め決められた電圧利得を有
するエラー増幅器、前記エラー増幅器の負端子と前記第
2の差動入力の正端子間に接続されたキャパシタであっ
て、前記第2の制御ループを安定し、且つ実質的に第1
の制御ループの周波数以下の前記第2の制御ループのた
めの単一利得周波数を与えるようにドミナント低周波ポ
ールを確立するために選択されたキャパシタ、を有する
ことを特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (7)前記スイッチング回路は、バックスイッチング回
路と実質的に等価な伝達関数を有していることを特徴と
する前記(1)に記載のコンバータ。 (8)前記スイッチング回路は、単一の入力と単一の出
力を有していることを特徴とする前記(1)に記載のコ
ンバータ。 (9)前記スイッチング回路は、多入力と多出力を有し
ていることを特徴とする前記(1)に記載のコンバー
タ。 (10)前記スイッチング回路は、加算比較器の出力に
接続された制御入力と入力電圧を受けるための入力ポー
トを有するスイッチ、前記スイッチと前記スイッチ回路
の出力ポート間に接続され、エネルギーを蓄えるインダ
クタンス素子、前記出力ポートの予め定められた出力電
圧を維持するために、前記出力ポートと接地電位間に接
続されたキャパシタンス素子、および前記スイッチと前
記インダクタンス素子に接続されたカソード、および接
地電位に接続されたアノードを有するキャッチダイオー
ド、を有していることを特徴とする前記(1)に記載の
コンバータ。 (11)前記スイッチング回路は、加算比較器の出力に
接続された制御入力と入力電圧を受けるための入力ポー
トを有するN−MOSトランジスタ、前記トランジスタ
と前記スイッチング回路の出力ポート間に接続され、エ
ネルギーを蓄積するインダクタンス素子、前記出力ポー
トの予め定められた出力電圧を維持するために、前記出
力ポートと接地電位間に接続されたキャパシタンス素
子、および前記トランジスタと前記インダクタンス素子
に接続されたカソード、および接地電位に接続されたア
ノードを有するキャッチダイオード、を有していること
を特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (12)前記スイッチング回路の電流を感知し、前記感
知された電流に比例する電圧を発生するために接続され
た電流感知素子を有し、前記感知素子は更に前記加算比
較器の第4の入力に接続されており、前記加算比較器と
前記スイッチング回路間に接続されたフリップフロッ
プ、および電流モード制御を与えるように、前記駆動回
路とフリップフロップを制御するために接続された発振
器、を有していることを特徴とする前記(1)に記載の
コンバータ。 (13)スイッチモード電力コンバータを制御する方法
において、スイッチング回路は加算比較器の出力に接続
された制御端子を有しており、スイッチング回路の電気
的エネルギーを入力ポートから出力ポートへ転送し、前
記スイッチング回路、第1のフィードバック回路および
前記加算比較回路を含む第1の制御ループを介して、出
力ポートの電圧値をフィードバックして、スイッチング
回路のトランジェント応答を制御し、前記スイッチング
回路、第2のフィードバック回路および前記加算比較回
路を含む第2の制御ループを介して、出力ポートの電圧
値をフィードバックして、前記出力ポートの直流安定状
態の動作点を制御し、前記加算比較器に接続された駆動
回路で制御信号のためのベースライン周期を確立し、且
つ出力ポートに実質的に一定の出力を与えるためにスイ
ッチング回路の動作を制御する制御信号を発生するため
に、前記第1のフィードバック回路、前記第2のフィー
ドバック回路、および前記駆動の出力を加算し、且つ比
較することを特徴とする方法。 (14)電気的エネルギーを転送する前記ステップはバ
ック・デライブド・スイッチング回路で電気的エネルギ
ーを転送するステップを有することを特徴とする前記
(13)に記載の方法。 (15)ベースライン周期を確立する前記ステップは加
算比較器の差動入力に接続された発振回路でベースライ
ン周期を確立するステップを有していることを特徴とす
る前記(13)に記載の方法。 (16)ベースライン周期を確立する前記ステップは鋸
歯状の電圧波形を生じる発振器でベースライン周期を確
立するステップを有していることを特徴とする前記(1
3)に記載の方法。 (17)更に、駆動回路のための発振器を用いることに
よって、入力電圧の変動のフィードワード補正を与えス
テップを有し、前記発振器のピーク−ツー−ピーク電圧
は前記スイッチング回路の入力電圧に対して予め決めら
れた比を有していることを特徴とする前記(13)に記
載の方法。 (18)第1の制御ループを介して出力ポートの電圧値
をフィードバックする前記ステップは、前記出力電圧値
を、抵抗分割器とフィルターキャパシタを有する制御ル
ープを介して、加算比較器へフィードバックするステッ
プを有し、前記キャパシタはコンバータの低周波ダイナ
ミックスを妨害しないて選択されることを特徴とする前
記(13)に記載の方法。 (19)第2の制御ループを介して出力ポートの電圧値
をフィードバックする前記ステップは、前記出力電圧値
を、前記第2の制御ループを安定するように、ドミナン
ト低周波ポールを確立するために選択されたキャパシタ
を有するエラー増幅器を介して、加算比較器にフィード
バックするステップを有することを特徴とする前記(1
3)に記載の方法。 (20)電圧調整された電源において、前記出力ポート
に予め決められた出力電圧を維持するために、制御ポー
トと入力ポートのあるスイッチ、前記スイッチに接続さ
れたインダクタ、出力ポート、および前記出力ポートと
接地電位間に接続され、キャパシタを有するバック・デ
ライブド・スイッチング回路、第1、第2と第3の差動
入力、および制御信号を前記スイッチング回路の制御端
子に与えるために接続された出力端子を有する加算比較
器、基準電圧を前記第1と第2の差動入力の各端子に与
えるための基準電源、トランジェント応答を制御するた
めに、前記出力ポートと前記第1の差動入力の端子間に
接続され、前記加算比較器と前記スイッチング回路を有
する第1の制御ループ、出力ポートの動作点を制御する
ために、第1のフィードバック回路の直流電圧利得と比
較される大きな直流電圧利得を有し、前記出力と前記第
2の差動入力間に接続され、加算比較器と前記スイチン
グセルを有する第2の制御ループを与える第2のフィー
ドバック回路、前記加算比較器の第3の差動入力対に接
続され、前記制御信号に対してベースライン周期を確立
する駆動回路、を有することを特徴とする電源。 (21)前記駆動回路は予め決められた、周期的波形を
出力するための発振器を有することを特徴とする前記
(20)に記載の電源。 (22)前記駆動回路は固定された周期の鋸歯状の傾斜
波形電圧を発生するための発振器を有することを特徴と
する前記(20)に記載の電源。 (23)前記駆動回路は予め決められた、周期的波形を
出力するための発振器、前記スイッチング回路の入力電
圧変動のフィードホワード補正を与えるように前記スイ
ッチング回路の入力ポートに供給された電圧によって制
御された発振器によって出力されたピーク−ツー−ピー
ク電圧を有することを特徴とする前記(20)に記載の
電源。 (24)前記第1のフィードバック回路は、前記加算比
較器の出力ポートと前記加算比較器の第1の差動入力の
負端子間に接続された第1の抵抗、前記第1の差動入力
の負端子と接地電位間に接続された第2の抵抗、第1と
第2の抵抗は抵抗分割器を形成し、且つ前記第1の差動
入力の負端子と接地電位間に接続されたフィルターキャ
パシタであって、コンバータの低周波ダイナミックスを
妨害しないように選択されたキャパシタ、を有すること
を特徴とする前記(20)に記載の電源。 (25)前記第2のフィードバック回路は、前記スイッ
チング回路の出力ポートと前記加算比較器の第2の差動
入力の正端子間に接続された予め決められた電圧利得を
有するエラー増幅器、および前記エラー増幅器の負端子
と前記第2の差動入力の正端子間に接続されたキャパシ
タであって、前記第2の制御ループを安定し、且つ実質
的に第1の制御ループの周波数以下の前記第2の制御ル
ープのための単一利得周波数を与えるようにドミナント
低周波ポールを確立するために選択されたキャパシタ、
を有することを特徴とする前記(20)に記載の電源。 (26)前記スイッチング回路は単一の入力と単一の出
力を有することを特徴とする前記(20)に記載の電
源。 (27)前記スイッチング回路は多入力と多出力を有す
ることを特徴とする前記(20)に記載の電源。 (28)更に、前記スイッチング回路の電流を感知し、
前記感知された電流に比例する電圧を発生するために接
続された電流感知素子を有し、前記感知素子は更に前記
加算比較器の第4の入力に接続されており、前記加算比
較器と前記スイッチング回路間に接続されたフリップフ
ロップ、および電流モード制御を与えるように、前記駆
動回路とフリップフロップを制御するために接続された
発振器、を有していることを特徴とする前記(20)に
記載の電源。
する。 (1)スイッチモード電力コンバータにおいて、少なく
とも1つの入力ポート、少なくとも1つの出力ポートお
よび少なくとも1つの制御ポートを有するスイッチング
回路であって、電気的エネルギーを前記入力ポートから
前記出力ポートに伝送するスイッチング回路、第1、第
2と第3の差動入力、および出力端子を有する加算比較
器であって、前記出力端子は、制御信号を前記スイッチ
ング回路の制御ポートに与えるために接続している加算
比較器、基準電圧を前記第1と第2の差動入力の各端子
に与えるための基準電源、コンバータのトランジェント
応答を制御するために、前記出力ポートと前記第1の差
動入力の端子間に接続され、前記加算比較器と前記スイ
ッチング回路で第1の制御ループを与えるための第1の
フィードバック回路、出力ポートの直流安定状態の動作
点を制御するために、前記出力ポートと前記第2の差動
入力の端子間に接続され、前記加算比較器と前記スイッ
チング回路で第2の制御ループを与えるための第2のフ
ィードバック回路、および前記加算比較器の第3の差動
入力に接続され、前記制御信号のためのベースライン周
期を確立するための駆動回路、を有するコンバータ。 (2)前記駆動回路は、予め決められた、周期的波形を
出力する発振器を含むことを特徴とする前記(1)に記
載のコンバータ。 (3)前記駆動回路は、固定された周期で鋸歯状の傾斜
波形電圧を発生する発振器を含むことを特徴とする前記
(1)に記載のコンバータ。 (4)前記駆動回路は、予め決められた、周期の波形を
出力する発振器と、前記コンバータの入力電圧の変化の
フィードホワード補正を与えるように、スイッチング回
路の入力ポートに供給された電圧によって制御された前
記発振器によりピーク−ツー−ピーク電圧出力を含むこ
とを特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (5)前記第1のフィードバック回路は、前記加算比較
回路の出力ポートと前記加算比較回路の第1の差動入力
の負端子間に接続された第1の抵抗、前記加算比較回路
の第1の差動入力の負端子と接地電位間に接続された第
2の抵抗を具備し、前記第1と第2の抵抗は抵抗分割器
を形成し、および第1の差動入力の負端子と接地電位間
に接続された雑音フィルターキャパシタであって、前記
キャパシタは、コンバータの低周波ダイナミックスに妨
げとならないように選択されることを特徴とする前記
(1)に記載のコンバータ。 (6)前記第2のフィードバック回路は、前記スイッチ
ング回路の出力ポートと前記加算比較器の第2の差動入
力の正端子間に接続された予め決められた電圧利得を有
するエラー増幅器、前記エラー増幅器の負端子と前記第
2の差動入力の正端子間に接続されたキャパシタであっ
て、前記第2の制御ループを安定し、且つ実質的に第1
の制御ループの周波数以下の前記第2の制御ループのた
めの単一利得周波数を与えるようにドミナント低周波ポ
ールを確立するために選択されたキャパシタ、を有する
ことを特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (7)前記スイッチング回路は、バックスイッチング回
路と実質的に等価な伝達関数を有していることを特徴と
する前記(1)に記載のコンバータ。 (8)前記スイッチング回路は、単一の入力と単一の出
力を有していることを特徴とする前記(1)に記載のコ
ンバータ。 (9)前記スイッチング回路は、多入力と多出力を有し
ていることを特徴とする前記(1)に記載のコンバー
タ。 (10)前記スイッチング回路は、加算比較器の出力に
接続された制御入力と入力電圧を受けるための入力ポー
トを有するスイッチ、前記スイッチと前記スイッチ回路
の出力ポート間に接続され、エネルギーを蓄えるインダ
クタンス素子、前記出力ポートの予め定められた出力電
圧を維持するために、前記出力ポートと接地電位間に接
続されたキャパシタンス素子、および前記スイッチと前
記インダクタンス素子に接続されたカソード、および接
地電位に接続されたアノードを有するキャッチダイオー
ド、を有していることを特徴とする前記(1)に記載の
コンバータ。 (11)前記スイッチング回路は、加算比較器の出力に
接続された制御入力と入力電圧を受けるための入力ポー
トを有するN−MOSトランジスタ、前記トランジスタ
と前記スイッチング回路の出力ポート間に接続され、エ
ネルギーを蓄積するインダクタンス素子、前記出力ポー
トの予め定められた出力電圧を維持するために、前記出
力ポートと接地電位間に接続されたキャパシタンス素
子、および前記トランジスタと前記インダクタンス素子
に接続されたカソード、および接地電位に接続されたア
ノードを有するキャッチダイオード、を有していること
を特徴とする前記(1)に記載のコンバータ。 (12)前記スイッチング回路の電流を感知し、前記感
知された電流に比例する電圧を発生するために接続され
た電流感知素子を有し、前記感知素子は更に前記加算比
較器の第4の入力に接続されており、前記加算比較器と
前記スイッチング回路間に接続されたフリップフロッ
プ、および電流モード制御を与えるように、前記駆動回
路とフリップフロップを制御するために接続された発振
器、を有していることを特徴とする前記(1)に記載の
コンバータ。 (13)スイッチモード電力コンバータを制御する方法
において、スイッチング回路は加算比較器の出力に接続
された制御端子を有しており、スイッチング回路の電気
的エネルギーを入力ポートから出力ポートへ転送し、前
記スイッチング回路、第1のフィードバック回路および
前記加算比較回路を含む第1の制御ループを介して、出
力ポートの電圧値をフィードバックして、スイッチング
回路のトランジェント応答を制御し、前記スイッチング
回路、第2のフィードバック回路および前記加算比較回
路を含む第2の制御ループを介して、出力ポートの電圧
値をフィードバックして、前記出力ポートの直流安定状
態の動作点を制御し、前記加算比較器に接続された駆動
回路で制御信号のためのベースライン周期を確立し、且
つ出力ポートに実質的に一定の出力を与えるためにスイ
ッチング回路の動作を制御する制御信号を発生するため
に、前記第1のフィードバック回路、前記第2のフィー
ドバック回路、および前記駆動の出力を加算し、且つ比
較することを特徴とする方法。 (14)電気的エネルギーを転送する前記ステップはバ
ック・デライブド・スイッチング回路で電気的エネルギ
ーを転送するステップを有することを特徴とする前記
(13)に記載の方法。 (15)ベースライン周期を確立する前記ステップは加
算比較器の差動入力に接続された発振回路でベースライ
ン周期を確立するステップを有していることを特徴とす
る前記(13)に記載の方法。 (16)ベースライン周期を確立する前記ステップは鋸
歯状の電圧波形を生じる発振器でベースライン周期を確
立するステップを有していることを特徴とする前記(1
3)に記載の方法。 (17)更に、駆動回路のための発振器を用いることに
よって、入力電圧の変動のフィードワード補正を与えス
テップを有し、前記発振器のピーク−ツー−ピーク電圧
は前記スイッチング回路の入力電圧に対して予め決めら
れた比を有していることを特徴とする前記(13)に記
載の方法。 (18)第1の制御ループを介して出力ポートの電圧値
をフィードバックする前記ステップは、前記出力電圧値
を、抵抗分割器とフィルターキャパシタを有する制御ル
ープを介して、加算比較器へフィードバックするステッ
プを有し、前記キャパシタはコンバータの低周波ダイナ
ミックスを妨害しないて選択されることを特徴とする前
記(13)に記載の方法。 (19)第2の制御ループを介して出力ポートの電圧値
をフィードバックする前記ステップは、前記出力電圧値
を、前記第2の制御ループを安定するように、ドミナン
ト低周波ポールを確立するために選択されたキャパシタ
を有するエラー増幅器を介して、加算比較器にフィード
バックするステップを有することを特徴とする前記(1
3)に記載の方法。 (20)電圧調整された電源において、前記出力ポート
に予め決められた出力電圧を維持するために、制御ポー
トと入力ポートのあるスイッチ、前記スイッチに接続さ
れたインダクタ、出力ポート、および前記出力ポートと
接地電位間に接続され、キャパシタを有するバック・デ
ライブド・スイッチング回路、第1、第2と第3の差動
入力、および制御信号を前記スイッチング回路の制御端
子に与えるために接続された出力端子を有する加算比較
器、基準電圧を前記第1と第2の差動入力の各端子に与
えるための基準電源、トランジェント応答を制御するた
めに、前記出力ポートと前記第1の差動入力の端子間に
接続され、前記加算比較器と前記スイッチング回路を有
する第1の制御ループ、出力ポートの動作点を制御する
ために、第1のフィードバック回路の直流電圧利得と比
較される大きな直流電圧利得を有し、前記出力と前記第
2の差動入力間に接続され、加算比較器と前記スイチン
グセルを有する第2の制御ループを与える第2のフィー
ドバック回路、前記加算比較器の第3の差動入力対に接
続され、前記制御信号に対してベースライン周期を確立
する駆動回路、を有することを特徴とする電源。 (21)前記駆動回路は予め決められた、周期的波形を
出力するための発振器を有することを特徴とする前記
(20)に記載の電源。 (22)前記駆動回路は固定された周期の鋸歯状の傾斜
波形電圧を発生するための発振器を有することを特徴と
する前記(20)に記載の電源。 (23)前記駆動回路は予め決められた、周期的波形を
出力するための発振器、前記スイッチング回路の入力電
圧変動のフィードホワード補正を与えるように前記スイ
ッチング回路の入力ポートに供給された電圧によって制
御された発振器によって出力されたピーク−ツー−ピー
ク電圧を有することを特徴とする前記(20)に記載の
電源。 (24)前記第1のフィードバック回路は、前記加算比
較器の出力ポートと前記加算比較器の第1の差動入力の
負端子間に接続された第1の抵抗、前記第1の差動入力
の負端子と接地電位間に接続された第2の抵抗、第1と
第2の抵抗は抵抗分割器を形成し、且つ前記第1の差動
入力の負端子と接地電位間に接続されたフィルターキャ
パシタであって、コンバータの低周波ダイナミックスを
妨害しないように選択されたキャパシタ、を有すること
を特徴とする前記(20)に記載の電源。 (25)前記第2のフィードバック回路は、前記スイッ
チング回路の出力ポートと前記加算比較器の第2の差動
入力の正端子間に接続された予め決められた電圧利得を
有するエラー増幅器、および前記エラー増幅器の負端子
と前記第2の差動入力の正端子間に接続されたキャパシ
タであって、前記第2の制御ループを安定し、且つ実質
的に第1の制御ループの周波数以下の前記第2の制御ル
ープのための単一利得周波数を与えるようにドミナント
低周波ポールを確立するために選択されたキャパシタ、
を有することを特徴とする前記(20)に記載の電源。 (26)前記スイッチング回路は単一の入力と単一の出
力を有することを特徴とする前記(20)に記載の電
源。 (27)前記スイッチング回路は多入力と多出力を有す
ることを特徴とする前記(20)に記載の電源。 (28)更に、前記スイッチング回路の電流を感知し、
前記感知された電流に比例する電圧を発生するために接
続された電流感知素子を有し、前記感知素子は更に前記
加算比較器の第4の入力に接続されており、前記加算比
較器と前記スイッチング回路間に接続されたフリップフ
ロップ、および電流モード制御を与えるように、前記駆
動回路とフリップフロップを制御するために接続された
発振器、を有していることを特徴とする前記(20)に
記載の電源。
【図1】本発明の教示によって構成されたスイッチモー
ド電力コンバータの実施の形態を示す。
ド電力コンバータの実施の形態を示す。
【図2】本発明の教示によって構成された加算比較器の
実施の形態を示す。
実施の形態を示す。
【図3】本発明の教示によって構成されたスイッチモー
ド電力コンバータの他の実施の形態を示す。
ド電力コンバータの他の実施の形態を示す。
10 コンバータ 12 スイッチングセル(回路) 14 加算比較器 16 第1のフィードバック回路 18 第2のフィードバック回路 20 駆動回路 26 スイッチ 42 エラー増幅器 70 コンバータ 72 スイッチングセル 74 フリップフロップ 76 加算比較器 78 第1のフィードバック回路 80 第2のフィードバック回路 82 ランプ発生器 84 発振器 98 電流感知素子 Vref 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム シー ジョンストン アメリカ合衆国 テキサス州 75044 ガ ーランド トーリー パインズ 602
Claims (2)
- 【請求項1】スイッチモード電力コンバータにおいて、 少なくとも1つの入力ポート、少なくとも1つの出力ポ
ートおよび少なくとも1つの制御ポートを有するスイッ
チング回路であって、電気的エネルギーを前記入力ポー
トから前記出力ポートに伝送するスイッチング回路、 第1、第2と第3の差動入力、および出力端子を有する
加算比較器であって、前記出力端子は、制御信号を前記
スイッチング回路の制御ポートに与えるために接続して
いる加算比較器、 基準電圧を前記第1と第2の差動入力の端子に与えるた
めの基準電源、 コンバータのトランジェント応答を制御するために、前
記出力ポートと前記第1の差動入力の端子間に接続さ
れ、前記加算比較器と前記スイッチング回路で第1の制
御ループを与えるための第1のフィードバック回路、 出力ポートの直流安定状態の動作点を制御するために、
前記出力ポートと前記第2の差動入力の端子間に接続さ
れ、前記加算比較器と前記スイッチング回路で第2の制
御ループを与えるための第2のフィードバック回路、お
よび前記加算比較器の第3の差動入力に接続され、前記
制御信号のためのベースライン周期を確立するための駆
動回路、を有するコンバータ。 - 【請求項2】スイッチモード電力コンバータを制御する
方法において、 スイッチング回路が加算比較器の出力に接続された制御
端子を有していて、スイッチング回路の電気的エネルギ
ーを入力ポートから出力ポートへ伝送し、 前記スイッチング回路、第1のフィードバック回路およ
び前記加算比較回路を含む第1の制御ループを介して、
出力ポートの電圧値をフィードバックして、スイッチン
グ回路のトランジェント応答を制御し、 前記スイッチングセル、第2のフィードバック回路およ
び前記加算比較回路を含む第2の制御ループを介して、
出力ポートの電圧値をフィードバックして、前記出力ポ
ートの直流安定状態の動作点を制御し、 前記加算比較器に接続された駆動回路で制御信号のため
のベースライン周期を確立し、且つ出力ポートに実質的
に一定の出力を与えるためにスイッチング回路の動作を
制御する制御信号を発生するために、前記第1のフィー
ドバック回路、前記第2のフィードバック回路、および
前記駆動の出力を加算し、且つ比較することを特徴とす
る方法。
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