JPH08274844A - 電話機における受話音量制御回路 - Google Patents

電話機における受話音量制御回路

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JPH08274844A
JPH08274844A JP9944095A JP9944095A JPH08274844A JP H08274844 A JPH08274844 A JP H08274844A JP 9944095 A JP9944095 A JP 9944095A JP 9944095 A JP9944095 A JP 9944095A JP H08274844 A JPH08274844 A JP H08274844A
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JP
Japan
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amplifier
circuit
voice
control circuit
output
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Application number
JP9944095A
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English (en)
Inventor
Kenichirou Takishiro
健一郎 滝代
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電話機における受話音量制御回路に関するもの
で、特に受話音量が所定レベル以上または所定レベル以
下である場合に、所定の音量近傍まで自動的に減衰また
は増幅させるようにしたものである。 【構成】受話信号を増幅する受話信号増幅器6を備えた
電子化された電話機において、受話信号増幅器6の出力
側に、音声出力が所定レベル以上または所定レベル以下
である場合に、当該音声出力を所定レベルまで減衰また
は増幅させる音声出力調整回路31を設け、受話音量を
常に所定レベル近傍に調整するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機における受話音
量制御回路に関するもので、特に受話音量が所定レベル
以上または所定レベル以下である場合に、所定の音量近
傍まで自動的に減衰または増幅させるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電子化された電話機の一般的な回
路構成は、図4に示すように電源回路2,通話回路3,
PB信号発信回路(多周波信号発信回路)4,送話信号
増幅回路5,受話信号増幅回路6,音声レベル制御回路
7,特定ダイヤル番号記憶回路(メモリ)8,トーンリ
ンガ回路9等の機能素子から構成された1チップLSI
1、およびこれら機能素子に接続された平衡回路網1
1、送話器12と受話器13、押し釦ダイヤル14、特
定先用ダイヤルスイッチ15、サウンダ16、ダイオー
ドブリッジ17、トーンリンガの音量・音質を調整する
音量スイッチ18と音質スイッチ19、フックスイッチ
20等から構成されている。なお、端子21は公衆通信
回線や構内交換機の回線等に接続されるものである。こ
の従来の回路構成においては、受話信号は受話信号増幅
回路6で増幅とされるが、その増幅に際しては線路損失
の補正を加味して行う程度であり、送話者側の送話音声
信号は、全体的に忠実に受話側に伝送されるものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のこの種
電話機においては、送話者の音声が大きい場合は受話側
にも大きく聞こえ、また送話者の音声が小さい場合は受
話側にも小さく聞こえるものでり、この受話音量が一定
範囲を超え、或いは下回った場合は、受話者に不快感を
与えるものである。また、この様な問題に対処するため
に、送信されてくる音声信号を、必要に応じて受話側で
可変抵抗器等(図示していない)により音量の制御を行
うものもある。しかし、送話者の音声の大小によって、
その都度手動調整することは極めて繁雑であり、少しの
不快感であれば我慢して通話することになるもので、い
ずれにしても不快感を完全に払拭することは難しかっ
た。本発明は、この様な送話者の一定の大きさでない音
声により生ずる、受話者の不快感を解消するためになさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による電話機にお
ける受話音量制御回路は、送受話信号を増幅する増幅器
を備えた電子化された電話機において、前記受話増幅器
の出力側に音声出力が所定レベル以上または所定レベル
以下である場合に、当該音声出力を所定レベルまで減衰
または増幅させる音声出力調整回路を設け、受話音量を
常に所定レベル近傍に調整するようにしたものである。
本発明による他の電話機における受話音量制御回路は、
送受話信号を増幅する増幅器を備えた電子化された電話
機において、前記受話増幅器の出力側に、第2の増幅器
と、該第2の増幅器に該第2の増幅器の出力に基づきそ
の利得を制御するFET,可変抵抗器を含む帰還回路と
からなる音声出力調整回路を設け、受話信号が所定レベ
ル以上または所定レベル以下の場合は、前記音声出力調
整回路により該受話信号を所定レベル近傍まで減衰また
は増幅せしめ、受話音量を常に所定レベル近傍に調整す
るようにしたものである。
【0005】本発明による更に他の電話機における受話
音量制御回路は、送受話音量を増幅する増幅器を備えた
電子化された電話機において、前記受話増幅器の出力側
に、第2の増幅器と,該第2の増幅器にスイッチによっ
て選択される複数の抵抗回路による帰還回路とからなる
帰還増幅回路と、前記第2の増幅器の出力レベルを検出
して基準値と比較し、該基準値との差を補正するよう前
記抵抗回路を選択する前記スイッチを制御するスイッチ
制御回路とからなる音声出力調整回路を備え、受話信号
が所定レベル以上または所定レベル以下の場合は前記ス
イッチ制御回路により最適な前記抵抗回路を選択して、
受話音量を常に所定レベル近傍に調整するようにしたも
のである。
【0006】
【実施例】図1は本発明による基本回路であり、図4に
示した従来例の受話増幅回路6と受話器13との間に音
声出力調整回路31を設けたものである。送話側の通話
音声が大きく受話信号増幅回路6を通して、過大な音声
出力が音声出力調整回路31に入力された場合は、増幅
器32と帰還回路33等による音声出力調整回路31の
帰還作用により減衰させ、出力を一定に制御するもので
ある。また、送話側の通話音声が小さく受話信号増幅回
路6を通して、過少な音声出力が音声出力調整回路31
に入力された場合は、増幅器32と帰還回路33等によ
る音声出力調整回路31の帰還作用により音声出力調整
回路31で増幅し、出力を一定に制御するものである。
【0007】図2は、図1に示した本発明の基本回路に
おける音声出力調整回路31の具体的回路構成の一例を
示すもので、32は増幅器(第2の増幅器)、34はF
ET(電界効果トランジスタ)、35は可変抵抗器等か
ら構成されている。この回路においては、1チップLS
I1の受話信号増幅器6の出力が大きくなるにしたが
い、音声出力調整回路31の利得が徐々に小さくなり、
所定の音量までに減衰されることになるものである。即
ち、FET34が動作電圧により動作時の抵抗が変化す
る特性を利用するもので、1チップLSI1の受話信号
増幅器6の出力が大きくなり増幅器32への入力信号が
大きくなると、FET34のゲート電圧が下がりその抵
抗値が増加するように、FET34は電圧可変抵抗器と
して働き、音声出力調整回路31の利得を減少させるも
のである。なお、可変抵抗器35は受話音量調整用の抵
抗である。
【0008】図3は、他の音声出力調整回路31の回路
構成例を示すものである。図3において、36は切替ス
イッチで増幅器32の帰還回路に設けられた複数の抵抗
器R1 ,R2 ,…Rn を切り替えるものである。37は
電圧検出器、38は記憶回路、39はマイクロプロセッ
サユニット(MPU)、40は音声出力設定スイッチで
ある。この回路の動作は、最初に電話機の使用者が音声
出力設定スイッチ40を投入し、MPU39がこれを認
識して、切替スイッチ36を制御し基準抵抗となる例え
ば抵抗器R2 に接続し、見掛上受話信号増幅器6の出力
が増幅器32の出力と同じレベルになるように、可変抵
抗器35により調整する。この時の増幅器32の出力レ
ベルを電圧検出器37で検出し、基準レベルとして記憶
回路38に記憶する。
【0009】そして通話状態になった場合は、増幅器3
2の出力レベルを電圧検出器37で検出し、前記の調整
時に記憶回路38に記憶されている基準レベルとMPU
39で比較し、その基準レベルとずれている場合は、M
PU39で切替スイッチ36を制御し、基準レベルに近
い増幅器32の出力レベルが基準レベルに一番近いレベ
ルになる抵抗器Rx を選択する。この場合、受話音量は
一定ではないため、電圧検出器37の出力は変動する
が、この変動をMPU39で所定時間観察し、その情報
を記憶回路38に記憶する。MPU39では、この記憶
回路38に記憶されている情報を平均レベルとして換算
するが、受話音声の有無は音声レベルに大きな差がある
ため、音声レベルが低いものつまり無音は無視し、音声
レベルの高いものつまり有音を対象として換算する。こ
の所定時間の有音レベルの平均化を繰り返した後、記憶
回路38に記憶されている基準レベルと比較する。この
ため、この基準レベルとの比較による抵抗器Rx の切り
替えは、学習機能による処理時間を経過した後になる。
従って、受話信号増幅器6の出力が所定のレベルよりも
大きい場合でも、音声出力調整回路31の作用により所
定の音量に減衰されて出力されることになる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、送話者の声が受話者にとって必要以上の大きさであ
った場合でも、自動的に所定の音量以下に減衰されるた
め、送話者の声が必要以上の大きさであることによる不
快感を払拭することができるという効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受話音量制御回路を実施した電子化電
話機の回路図である。
【図2】本発明の受話音量制御回路の実施例を示す回路
図である。
【図3】本発明の受話音量制御回路の他の実施例を示す
回路図である。
【図4】従来の一般的電子化電話機の回路図である。
【符号の説明】
1 1チップLSI 2 電源回路 3 通話回路 4 PB信号発信回路 5 送話信号増幅回路 6 受話信号増幅回路 7 音声レベル制御回路 8 特定ダイヤル番号記憶回路 9 トーンリンガ回路 11 平衡回路網 12 送話器 13 受話器 14 押し釦ダイヤル 15 特定先用ダイヤルスイッチ 16 サウンダ 17 ダイオードブリッジ 18 音量スイッチ 19 音質スイッチ 20 フックスイッチ 21 端子 31 音声出力調整回路 32 増幅器 33 帰還回路 34 電界効果トランジスタ 35 可変抵抗器 36 切替スイッチ 37 電圧検出器 38 記憶回路 39 マイクロプロセッサユニット 40 音声出力設定スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受話音量を増幅する増幅器を備えた電
    子化された電話機において、前記受話増幅器の出力側に
    音声出力が所定レベル以上または所定レベル以下である
    場合に、当該音声出力を所定レベルまで減衰または増幅
    させる音声出力調整回路を設け、受話音量を常に所定レ
    ベル近傍に調整するようにしたことを特徴とする電話機
    における受話音量制御回路。
  2. 【請求項2】 送受話信号を増幅する増幅器を備えた電
    子化された電話機において、前記受話増幅器の出力側
    に、第2の増幅器と、該第2の増幅器に該第2の増幅器
    の出力に基づきその利得を制御するFET,可変抵抗器
    を含む帰還回路とからなる音声出力調整回路を設け、受
    話信号が所定レベル以上または所定レベル以下の場合
    は、前記音声出力調整回路により該受話信号を所定レベ
    ル近傍まで減衰または増幅せしめ、受話音量を常に所定
    レベル近傍に調整するようにしたことを特徴とする電話
    機における受話音量制御回路。
  3. 【請求項3】 送受話音量を増幅する増幅器を備えた電
    子化された電話機において、前記受話増幅器の出力側
    に、第2の増幅器と、該第2の増幅器にスイッチによっ
    て選択される複数の抵抗回路による帰還回路とかなる帰
    還増幅回路と、前記第2の増幅器の出力レベルを検出し
    て基準値と比較し、該基準値との差を補正するよう前記
    抵抗回路を選択する前記スイッチを制御するスイッチ制
    御回路とからなる音声出力調整回路を備え、受話信号が
    所定レベル以上または所定レベル以下の場合は、前記ス
    イッチ制御回路により最適な前記抵抗回路を選択して、
    受話音量を常に所定レベル近傍に調整するようにしたこ
    とを特徴とする電話機における受話音量制御回路。
JP9944095A 1995-04-03 1995-04-03 電話機における受話音量制御回路 Pending JPH08274844A (ja)

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