JPH08274708A - 移動無線機の自動利得制御装置および自 動利得制御方法 - Google Patents

移動無線機の自動利得制御装置および自 動利得制御方法

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JPH08274708A
JPH08274708A JP8015682A JP1568296A JPH08274708A JP H08274708 A JPH08274708 A JP H08274708A JP 8015682 A JP8015682 A JP 8015682A JP 1568296 A JP1568296 A JP 1568296A JP H08274708 A JPH08274708 A JP H08274708A
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】TDMA方式の移動無線機に用いいられる利得
制御装置において、受信誤りの発生を抑圧する 【解決手段】受信した受信信号の電解強度をRSSIに
より検出し、かつその検出結果に基づいてAGC増幅部
のAGC増幅係数を制御する手段を備える。移動無線機
の通信時以外にはAGC増幅係数を小さくすることによ
り、一方では受信信号の変動に対する充分な追従性を得
て好適な状態での受信を可能とし、かつ他法では増幅度
の大幅な変動による移動無線機の通信の誤りが発生する
ことを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重方式の
通信システムの無線選択呼出受信機や携帯電話機等の移
動無線機に関し、特に受信部に自動利得制御回路を備え
る移動無線機に関する。
【0001】
【従来の技術】一般に、移動無線機では、受信した信号
を復調、復号する場合に受信信号のレベルを所定レベル
内に制御するための自動利得制御回路が設けられる。特
に、移動無線機は、電界レベルが変化されやすい状況で
の使用が多いため、受信レベルの変動も著しく、自動利
得制御回路が必要不可欠となる。従来、このような自動
利得制御回路は、受信した信号の電界強度を検出し、こ
の電界強度に基づいて増幅度を調整し、出力レベルを所
定のレベルに保つように構成されていた。
【0002】このような自動利得制御回路を持つ無線機
として、例えば、特開昭1−170165号公報に記載
されている自動利得制御装置が知られている。
【0003】この自動利得制御装置では、バースト状の
信号を受信したときに、これに追従させて、受信とほぼ
同時に自動利得制御回路を動作させるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動利得制御装置では、バースト状の信号に適応すべく、
受信状態に応じて増幅回路の増幅度が急激に且つ大幅に
変動される状態が生じるため、この増幅度変動により無
線機後段の復調器や復号器が影響を受け、受信信号を誤
る可能性が生じるという問題が生じる。
【0005】一方、このような誤りの発生を回避するた
めに受信信号のレベルに対する追従性を小さくすると、
受信信号のレベルに追従できなくなり、バースト状の信
号を好適に受信することができなくなってしまう。
【0006】本発明の目的は、上述した課題を解決し、
自動利得制御装置本来の機能を有効に発揮させて受信誤
りを低減することができる移動無線機の自動利得制御装
置および自動利得制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明による移動無線機の自動利得制御装置
は、時分割多重方式の送信信号を受信して、受信信号の
電界強度を検出する検出手段と、電界強度に対する自動
利得制御の追従性を示す増幅係数が可変であり、制御信
号により制御された増幅係数と前記検出手段の検出結果
とに基づいて受信信号の増幅度を自動利得制御する自動
利得制御増幅手段と、前記自動利得制御増幅手段の増幅
係数を制御する前記制御信号を出力する制御手段と、を
有する また、本発明による移動無線機の自動利得制御装置は、
時間tの受信信号の電界強度RSSI(t)を検出する
工程と、検出した電界強度RSSI(t)に基づいて送
信局が信号を送信しているか否かを判断する工程と、送
信局が信号を送信していない場合、及び自己の移動無線
機の通信タイミングの場合には、増幅係数k(t)を所
定の値にセットする工程と、送信局が信号を送信してお
り、かつ自己の移動無線機の通信タイミング以外の場合
には、前記増幅係数k(t)を前記所定の値よりも大き
な値にセットする工程と、Ag(t)を時間tの増幅
値、Ag(t−1)を時間t−1の増幅値、V1を電界
強度の理想値とした場合に、Ag(t)=Ag(t−
1)−k(t)X(RSSI(t)−V1)にて表され
る増幅値に基づいて、受信信号を増幅する工程と、を有
する 上記構成および方法の採用によって、本発明では、受信
した受信信号の電界強度を検出し且つその検出結果に基
づいて自動利得制御増幅部の増幅係数を制御するので、
受信状態に対応して適切な増幅係数に設定して自動利得
制御増幅部を動作させることができる。そして、検出し
た電界強度が充分に小さく、基地局がOFFであると判
断したとき、及び時分割多重方式によって規定されてい
る自己の移動無線機の通信タイミングであるときは、増
幅係数を所定の値にし、また、基地局がONであり、か
つ時分割多重方式によって自己の移動無線機以外の移動
無線機に対する通信を行っている場合には、増幅係数を
所定の値よりも大きくするので、受信信号の変動に対す
る充分な追従性を得て好適な状態での受信を可能とし、
かつ増幅度の大幅な変動による移動無線機の通信の誤り
が発生することを回避することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明を無線選択呼出受信機或い
は無線受信機等の受信専用の自動無線機に適用した第1
の実施例のブロック図である。図1において、実線は信
号線、破線は制御線を示す。
【0010】移動無線機100は、アンテナ101で受
信した電波を自動利得制御増幅器102を含む受信部1
03で受信し、受信した信号を自動利得制御増幅器10
2で増幅した後、復調部104で復調する。そして、復
調した復調信号を復号部106において復号し、この復
号信号を検出部107に入力する。検出部107は自移
動無線機に対する通信信号か否かを検出し、検出信号を
制御部109に入力する。自移動無線機に対する通信信
号である場合には、制御部109は報知部108を動作
して報知させる。
【0011】一方、受信部103で受信した信号は、同
時にRSSI(電界強度検出部)105にも入力され、
受信電界強度が検出される。RSSI105の検出出力
は、自動利得制御増幅器102と制御部109にそれぞ
れ入力される。ここで、自動利得制御増幅器102はR
SSI105の検出出力に基づいて自動利得制御の動作
を行うと共に、制御回路109の制御によって増幅係数
が変化されるように構成されている。増幅係数は、電界
強度に対する自動利得制御の追従性を示す係数であり、
通常、増幅係数を大きくするほど追従性が良くなる。
【0012】制御部はRSSI105の検出信号が一定
レベルより低いため基地局が送信動作を停止している状
態(OFF)であると判断した場合、及び自己宛の通信
タイミングの場合には所定の値、例えば増幅係数を
“0”にする。尚、増幅係数が“0”とは、自動利得制
御増幅器102の増幅度が一定の増幅度に保持(固定)
されることである。
【0013】一方、RSSI105の検出信号が充分に
大きいため基地局が送信動作を行っている状態(ON)
であると判断し、且つ自己宛の通信タイミングでないと
判断した場合には、増幅係数を前述した所定の値、例え
ば増幅係数を“0”よりも大きな値、例えば”0.2
5”にする制御を行う。
【0014】図2は前述の移動無線機の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【0015】図示されない基地局は、(a)のように時
分割送信を行っているものとする。ここでOFFは基地
局が無送信の状態であり、PRは同期信号、DATAA
〜Dのそれぞれは4つの個別の移動無線機A〜Dに対す
る送信データである。各移動無線機A〜DはそれぞれP
Rを受信することで、自己宛のデータの通信タイミング
を把握することができる。この場合、必要に応じてバッ
テリセイビング等の省電力対策の受信動作を行うことが
可能である。
【0016】ここでは、移動無線機Bの動作を示してお
り、(b)移動無線機の通信タイミングを(b)に示
す。この移動無線機Bにおいて前記した受信動作を行う
と、RSSI105の検出信号は例えば(c)のように
なり、この検出出力は基地局がONのときは一定レベル
VR以上の出力となり、OFFの時は一定レベル以下の
出力となる。これにより、移動無線機Bは、基地局にお
ける送信状態を判断することが可能となる。
【0017】移動無線機Bの制御部109が前記したよ
うにRSSI105の検出出力に基づいて自動利得制御
増幅器102の増幅係数を制御するものとした場合、こ
の移動無線機Bにおいては、(d)のように、自受信機
のメッセージ受信タイミングでなく、且つ基地局が送信
OFFでないときに増幅係数を比較的に大きな値である
一定値NAに設定して自動利得制御増幅器102を動作
させ、自移動無線機の通信タイミングや、基地局が0F
Fの時は増幅係数を一定値NAより小さいNB(ここで
は“0”)にして自動利得制御増幅器の増幅値を一定に
保持する動作を行うことになる。
【0018】したがって、基地局がOFFの時には自動
利得制御増幅器102の動作が不要であるため増幅係数
を“0”にすることは勿論であるが、自移動無線機が受
信を開始する直前までは増幅係数を比較的に大きな値の
一定値NA、例えば”0.25”とすることで、自移動
無線機の受信が開始されたときには増幅値が比較的大き
な値で自動利得制御増幅器が動作されるため、受信信号
が入力された際の信号レベルの変動に対応することがで
き、その際に好適な受信レベルでの受信が可能となる。
【0019】そして、自無線受信機での受信が開始され
た後は、増幅係数を“0”とすることで、自動利得制御
増幅器102の増幅値を受信開始時に設定された値に固
定した状態での受信が継続されるため、増幅度の大幅な
変動の発生を防止し、かつ受信信号の信号レベルの変動
を防止する。
【0020】これにより、受信信号レベルの変動に伴う
受信誤りが生じることを防止する。
【0021】このように、本移動無線機では、自移動無
線機の通信時以外のタイミングで増幅係数を比較的大き
な値にし、自己の通信時には増幅係数を小さくすること
により、一方では受信信号の変動に対する充分な追従性
を得て好適な状態での受信を可能とし、且つ他方では増
幅度の大幅な変動による移動無線機の通信の誤りが発生
することを回避することが可能とされる。
【0022】なお、上述の実施例において、自移動無線
機の受信タイミングの直前の所定時間のみ自動利得制御
を動作させるようにしても良い。
【0023】例えば、移動無線機Bは、RSSIが一定
レベルより低い場合、すなわち基地局が送信OFFの場
合には増幅係数を“0”にして自動利得制御の増幅度を
一定に保つ。一方、RSSIが一定レベルより高く、基
地局が送信ONの場合であっても、自移動無線機の通信
タイミングでなく、かつ自移動無線機の通信タイミング
の直前の所定時間でない場合は増幅係数を“0”に設定
して自動利得制御動作を行う。
【0024】図2(e)の場合は、移動無線機Bの通信
タイミングの直前の所定時間、すなわち同期信号、移動
無線機AのDATAを受信する時間のみ増幅係数を“N
A”に設定して自動利得制御動作を行う。そして、移動
無線機Bの通信タイミング時に増幅係数を“0”にして
自動利得制御の増幅度を一定に保つ。
【0025】この動作は制御部109に含まれる内蔵カ
ウンタにより行われる。すなわち移動無線機Bは、同期
確立後には次の自移動無線機の通信タイミングを知るこ
とができるので、カウントする一定時間を、自移動無線
機の通信タイミングから次の自移動無線機の通信タイミ
ングまでの時間より若干短い時間に設定する。そして、
自移動無線機Bの通信タイミングからカウントを開始
し、一定時間は増幅係数が“0”とする。次に一定時間
が経過し、カウントアップすると、増幅係数が一定値N
Aとなり、これが自移動無線機の通信タイミングの直前
まで継続されることになる。この動作によって、増幅係
数が変化される際の動作時間を短くし、この動作に伴う
消費電力を小さくすることができる。
【0026】図3は本発明を携帯電話機の移動無線機に
適用した第2の実施例のブロック図である。同図におい
て、実線は信号線、破線は制御線を示す。
【0027】移動無線機300は、マイク301に入力
された音声を電気信号に変換した後、A/D変換器30
2でデジタル信号に変えて符号化部303で符号化し、
変調部304で変調して送信部305から、アンテナ3
07の送受信共用のためのデュプレクサ306を通して
送信する。
【0028】一方、基地局200が出力した電波をアン
テナ307で受信し、デュプレクサ306を通して受信
部310で受信する。受信部310では、先ず自動利得
制御増幅部308で増幅し、さらにスーパーへテロダイ
ン等その他の増幅部309を経て信号を出力し、復調部
311で復調する。復調したデータは更に復調部314
で復号し、D/A変換器315でアナログ音声信号に変
換した後、スピーカ316より、音声として出力され
る。
【0029】前記受信部310からの出力信号は、同時
にRSSI312にも入力され、受信電界強度が検出さ
れる。そして、このRSSI312の出力を自動利得制
御増幅部308に入力し、自動利得制御動作を行わせ
る。また、RSSI312の出力はコンパレータ318
で一定値VRと比較され、この結果がCPU317に入
力される。
【0030】更に、復調部311からの復調信号は検出
部313に入力され、この検出部313で同期が検出さ
れる。この同期検出の結果は復調された自移動無線機の
受信データと共にCPU317に入力される。CPU3
17は、同期検出と自移動無線機の受信データとRSS
I312の出力に基づいて、自移動無線機に対する状況
の判断を行い、自己宛の通信タイミングであるとき、も
しくは、RSSI312の出力がVRより低いため基地
局がOFFであると判断した場合は、自動利得制御増幅
部308の増幅係数を予め定めておいた比較的に小さな
値NB(ここでは“0”)に設定する。
【0031】これに対し、RSSI312の出力がVR
より大きいため、基地局がONであると判断し、かつ自
己の通信タイミングでない場合は、自動利得制御増幅部
308の増幅係数を予め定めておいたNAに設定する。
このとき、NAはNBより大きい値に設定してある。な
お、これらの値NA,NBは例えばCPU317に設け
た内蔵メモリ部等に予め記憶されてあるものとする。
【0032】図4は図3の移動無線機の動作を示すフロ
ーチャートである。電源ON後、先ずCPU317は自
動利得制御増幅部308における増幅係数をNAに設定
する。このとき、受信信号の電界を検出した結果、RS
SI312の出力が一定値VRより大きく、且つ自移動
無線機の通信タイミングでなければ増幅係数はNAのま
まとする。
【0033】一方、RSSI312の出力が一定値VR
より小さい場合は、CPU317は自動利得制御増幅部
308の増幅係数を“NB(=“0”)”にし、自動利
得制御増幅部308の増幅値をその時の値に保持する。
また、RSSI312の出力が一定値VRより大で、且
つ自移動無線機の通信タイミングであった場合は、増幅
係数を“0”にし、自動利得制御増幅部308の増幅値
をその時の値に保持した後、CPU317に内蔵のタイ
マを駆動して一定時間タイムカウントし、次の自移動無
線機の通信タイミングの少し前までこの状態を保持させ
る。
【0034】移動無線機は、同期確立後、次の自移動無
線機の通信タイミングを知っているので、このときカウ
ントする一定時間は、移動無線機の通信タイミングか
ら、次の自移動無線機の通信タイミングまでの時間より
小さい。したがって、次の自移動無線機の通信タイミン
グの少し前になって、RSSI312の出力が一定値V
Rより大きければ、増幅係数をNAにして自動利得制御
増幅部308は再び動作を開始させる。
【0035】したがって、この実施例においても、図1
の実施例及び図2に示したそのタイミング動作と同様
に、自移動無線機が受信を開始する直前には増幅係数を
比較的大きな値NAに設定し、受信が開始した後は増幅
係数を“0”にして固定された増幅係数での受信を行う
ため、受信開始時には瞬時に受信レベルを好適に設定で
き、その後は増幅度の大きな変動による受信レベルの変
動を回避することができ、受信誤りが生じることがない
受信が実現できる。
【0036】ここで、自動利得制御増幅部308におけ
る増幅係数と増幅度の関係の一例を図5に示す。ここで
は、増幅係数(図中のk(t))と自動利得制御増幅器
の増幅値(図中のAg(t−1),Ag(t))の関係
を示している。時間tにおけるRSSI312の出力値
をRSSI(t)とし、増幅係数をk(t)とする。こ
のとき、時間tにおける自動利得制御増幅器308の増
幅値Ag(t)と、時間t−1における自動利得制御増
幅器308の増幅値Ag(t−1)の関係は以下のよう
になる。
【0037】Ag(t)=Ag(t−1)−k(t)×
〔RSSI(t)−V1〕 但し、V1:RSSIの理想値 このとき、増幅係数k(t)が大きいときは急速に、小
さいときはゆっくりとRSSI(t)は理想値V1に近
づく。また、k(t)=“0”の時は自動利得制御増幅
器の増幅値は一定の値を保持する。k(t)は、NA又
はNBである(NA>NB)。
【0038】ここで、前記各実施例では、増幅係数を小
さくしたときの値として、増幅係数を“0”に設定して
いるが、これらに限られるものではなく、“0”に近い
小さな値に設定するようにしても良い。また、増幅係数
を大きくする場合には、その最大値に設定するようにし
ても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による移動
無線機の利得制御装置および利得制御方法は、受信した
受信信号の電界強度を検出し且つその検出結果に基づい
て自動利得制御増幅部の増幅係数を制御するので、受信
状態に対応して適切な増幅係数に設定して自動利得制御
増幅部を動作させることができる。そして、検出した電
界強度が充分に小さく、基地局がOFFであると判断し
たとき、及び時分割多重方式によって規定されている自
己の移動無線機の通信タイミングであるときは、増幅係
数を所定の値にし、また、基地局がONであり、かつ時
分割多重方式によって自己の移動無線機以外の移動無線
機に対する通信を行っている場合には、増幅係数を所定
の値よりも大きくするので、受信信号の変動に対する充
分な追従性を得て好適な状態での受信を可能とし、かつ
増幅度の大幅な変動による移動無線機の通信の誤りが発
生することを回避することができる。
【0040】また、AGC増幅係数を小さくしたときに
はAGC増幅係数を”0”にして、AGC増幅部の増幅
度を一定に保持することで、特に受信時における受信レ
ベルの安定化を図り、誤りの発生を防止する。
【0041】さらに、自己の移動無線機が受信する直前
のタイミング時にAGC増幅係数を大きくすることで、
前記した効果が得られる一方で、不要なAGC増幅係数
の制御動作が不要とされ、低消費電力の点で好ましいも
のとなる。
【0042】また、タイマ動作によりAGC増幅係数を
小さくするタイミングを設定することで、移動無線機の
受信タイミングに正確に対応したAGC増幅係数の制御
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を受信専用の移動無線機に適用した実施
例の機能ブロック図。
【図2】図1の実施例の動作を説明するためのタイミン
グ図。
【図3】本発明を通信機に適用した実施例の機能ブロッ
ク図。
【図4】図3の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】AGC増幅係数とAGC増幅度との関係を示す
【符号の説明】
100 ・・・ 移動無線機 102 ・・・ AGC増幅器 103 ・・・ 受信部 104 ・・・ 復調部 105 ・・・ RSSI 106 ・・・ 複合部 107 ・・・ 検出部 108 ・・・ 報知部 109 ・・・ 制御部 200 ・・・ 基地局 300 ・・・ 移動無線機 310 ・・・ 受信部 311 ・・・ 復調部 312 ・・・ RSSI 313 ・・・ 検出部 314 ・・・ 複合部 317 ・・・ CPU

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重方式の送信信号を受信して、
    受信信号の電界強度を検出する検出手段と、 電界強度に対する自動利得制御の追従性を示す増幅係数
    が可変であり、制御信号により制御された増幅係数と前
    記検出手段の検出結果とに基づいて受信信号の増幅度を
    自動利得制御する自動利得制御増幅手段と、 前記自動利得制御増幅手段の増幅係数を制御する前記制
    御信号を出力する制御手段と、を有する移動無線機の自
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段の検出結
    果に基づいて送信局が信号を送信していなと判断した場
    合、及び/又は自己の移動無線機の通信タイミングと判
    断した場合には、前記増幅係数を所定の値にセットし、 前記検出手段の検出結果に基づいて送信局が信号を送信
    していると判断し、かつ自己の移動無線機の通信タイミ
    ング以外であると判断した場合には、前記増幅係数を前
    記所定の値よりも大きな値にセットする手段であること
    を特徴とする請求項1の移動無線機の自動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の値が0であることを特徴とす
    る請求項2の移動無線機の自動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、自己の通信タイミング
    を検出する手段を有することを特徴とする請求項2の移
    動無線機の自動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記検出手段の検出結
    果に基づいて送信局が信号を送信していなと判断した場
    合、及び/又は自己の移動無線機の通信タイミング前の
    予め定められた所定時間以外の場合には、前記増幅係数
    を所定の値にセットし、 前記検出手段の検出結果に基づいて送信局が信号を送信
    していると判断し、かつ前記所定時間のみ前記増幅係数
    を前記所定の値よりも大きな値にセットする手段である
    ことを特徴とする請求項1の移動体無線機の自動制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記所定の値が0であることを特徴とす
    る請求項5の移動無線機の自動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、自己の通信タイミング
    を検出する手段を有することを特徴とする請求項5の移
    動無線機の自動制御装置。
  8. 【請求項8】 時分割多重方式の送信信号を受信して、
    受信信号の電界強度を検出する検出手段と、 電界強度検出に対する自動利得制御の追従性を示す増幅
    係数が可変であり、制御信号により制御された増幅係数
    と前記検出手段の検出結果とに基づいて受信信号の増幅
    度を自動利得制御する自動利得制御増幅手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて送信局が信号を送信
    していなと判断した場合、及び/又は自己の移動無線機
    の通信タイミングと判断した場合には、前記増幅係数を
    所定の値にセットし、前記検出手段の検出結果に基づい
    て送信局が信号を送信していると判断し、かつ自己の移
    動無線機の通信タイミング以外であると判断した場合に
    は、前記増幅係数を前記所定の値よりも大きな値にセッ
    トする制御信号を出力する制御手段とを有することを特
    徴とする移動無線機の自動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の値が0であることを特徴とす
    る請求項8の移動無線機の自動制御装置。
  10. 【請求項10】 時分割多重方式の送信信号を受信する
    移動無線機であって、 受信信号の電界強度を検出する検出手段と、 電界強度検出に対する自動利得制御の追従性を示す増幅
    係数が可変であり、制御信号により制御された前記増幅
    係数と前記検出手段の検出結果とに基づいて受信信号の
    増幅度を自動利得制御する自動利得制御増幅手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて送信局が信号を送信
    していなと判断した場合、及び/又は自己の移動無線機
    の通信タイミング前の予め定められた所定時間以外の場
    合には、前記増幅係数を所定の値にセットし、前記検出
    手段の検出結果に基づいて送信局が信号を送信している
    と判断し、かつ前記所定時間のみ前記増幅係数を前記所
    定の値よりも大きな値にセットする制御信号を出力する
    制御手段とを有することを特徴とする移動体無線機の自
    動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の値が0であることを特徴と
    する請求項10の移動無線機の自動制御装置。
  12. 【請求項12】 時間tの受信信号の電界強度RSSI
    (t)を検出する工程と、 検出した電界強度RSSI(t)に基づいて送信局が信
    号を送信しているか否かを判断する工程と、 送信局が信号を送信していない場合、及び/又は自己の
    移動無線機の通信タイミングの場合には、増幅係数k
    (t)を所定の値にセットする工程と、 送信局が信号を送信しており、かつ自己の移動無線機の
    通信タイミング以外の場合には、前記増幅係数k(t)
    を前記所定の値よりも大きな値にセットする工程と、 Ag(t)を時間tの増幅値、Ag(t−1)を時間t
    −1の増幅値、V1を電界強度の理想値とした場合に、
    Ag(t)=Ag(t−1)−k(t)X(RSSI
    (t)−V1)にて表される増幅値に基づいて、受信信
    号を増幅する工程と、を有することを特徴とする移動体
    無線機の自動利得制御方法。
  13. 【請求項13】 前記所定の値が0であることを特徴と
    する請求項12の移動体無線機の自動利得制御方法。
  14. 【請求項14】 時間tの受信信号の電界強度RSSI
    (t)を検出する工程と、 検出した電界強度RSSI(t)に基づいて送信局が信
    号を送信しているか否かを判断する工程と、 送信局が信号を送信していない場合、及び自己の移動無
    線機の通信タイミング前の予め定められた所定時間以外
    の場合には、増幅係数k(t)を所定の値にセットする
    工程と、 送信局が信号を送信しており、かつ予め定められた所定
    時間のみ前記増幅係数k(t)を前記所定の値よりも大
    きな値にセットする工程と、 Ag(t)を時間tの増幅値、Ag(t−1)を時間t
    −1の増幅値、V1を電界強度の理想値とした場合に、
    Ag(t)=Ag(t−1)−k(t)X(RSSI
    (t)−V1)にて表される増幅値に基づいて、受信信
    号を増幅する工程と、を有することを特徴とする移動体
    無線機における自動利得制御方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の値が0であることを特徴と
    する請求項14の移動体無線機の自動利得制御方法。
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CN100361549C (zh) * 2003-07-28 2008-01-09 凯明信息科技股份有限公司 时分双工无线通信系统的自动增益控制方法及其装置

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