JPH08273267A - ディスクカートリッジ排出機構とディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ排出機構とディスクドライブ装置

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JPH08273267A
JPH08273267A JP7073208A JP7320895A JPH08273267A JP H08273267 A JPH08273267 A JP H08273267A JP 7073208 A JP7073208 A JP 7073208A JP 7320895 A JP7320895 A JP 7320895A JP H08273267 A JPH08273267 A JP H08273267A
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disc cartridge
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Takashi Yanagisawa
孝史 柳沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でディスクカートリッジの排出量
を一定とする 【構成】 スライドホルダ14には、シャッタ24が、
ヘッド窓22を閉塞する閉塞位置Aへ常時付勢された状
態で、かつ挿入側端面18に沿って閉塞位置Aを中心と
して移動自在に挿入側端面18に取り付けられたディス
クカートリッジ10が装着される。押圧部材26はスラ
イドホルダ14に挿入されたディスクカートリッジ10
のシャッタ24端面と当接し、その当接面38がディス
クカートリッジ10の移動に伴って、当接当初の第1の
位置Fと第2の位置Hとの間を移動する。当接面38に
はシャッタ24を挿入側端面18に沿って押動する突出
片40が設けられている。第1バネ34は押圧部材26
を第2の位置Hから第1の位置Fへ常時付勢し、突出片
40の先端は押圧部材26が第1の位置Fから移動を開
始した直後にシャッタ24と挿入側端面18との間の隙
間46に侵入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカートリッジ
排出機構とディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジ排出機構の一般的
な構成について図1〜図6を用いて説明する。まず、コ
ンパクトディスク等が収納されたディスクカートリッジ
10の一般的な構造について説明する。ディスクカート
リッジ10は図2に示すようにディスクドライブ装置1
2に設けられたスライドホルダ14に装着可能であり、
スライドホルダ14は装着されたディスクカートリッジ
10を、ディスクドライブ装置12の読み取り位置まで
搬送する機能を有する。さらに詳細には、ディスクカー
トリッジ10は、図1のように薄い筐体状に形成された
カートリッジ本体16と、カートリッジ本体16の挿入
側端面18に寄った部分に略長方形状に開口され、ディ
スクドライブ装置12内に設けられた光ピックアップ2
0からカートリッジ本体16内のコンパクトディスクを
アクセス可能とするためのヘッド窓22と、カートリッ
ジ本体16内に配された不図示のコイルスプリングによ
りヘッド窓22を閉塞する閉塞位置Aへ常時付勢された
状態で、かつ挿入側端面18に沿って閉塞位置Aを中心
として両開放位置B、Cの間を移動自在に挿入側端面1
8に設けられたシャッタ24とから成る。なお、位置
A、B、Cはシャッタ24のセンターを基準としてい
る。
【0003】次に、ディスクカートリッジ排出機構26
の構造を概略動作と共に図2〜図6を用いて説明する。
このディスクカートリッジ排出機構26は、スライドホ
ルダ14に装着されたディスクカートリッジ10をスラ
イドホルダ14から排出し、一方装着時にはディスクド
ライブ装置12に内蔵された光ピックアップ20がコン
パクトディスクをアクセスできるようにヘッド窓22を
閉塞位置Aから一方の開放位置Bまで移動させるもので
ある。28は押圧部材であり、一端がスライドホルダ1
4の後端側(ディスクカートリッジ10の挿入方向の奥
側)に軸着され、他端がディスクカートリッジ10と平
行な平面内で円弧運動可能な回動アーム30と、回動ア
ーム30の他端に軸着されたシャッタアーム32と、一
例としてスライドホルダ14との軸着部分に配されて回
動アーム30を矢印D方向へ常時付勢する付勢手段とし
ての第1バネ34(一例として捩じりコイルバネ)と、
回動アーム30との軸着部分に配されてシャッタアーム
32を回動アーム30に対して矢印E方向へ常時付勢す
る第2バネ36とから成る。なお、回動アーム30は図
6に示すようにシャッタアーム32の当接面38が第1
の位置Fを越えて回転しないように不図示の規制部材に
より回転が規制されている。また、同様にシャッタアー
ム32の回動アーム30に対する回動量も、当接面38
が第1の位置Fとなった際に当接面38と挿入方向Gと
の角度が略90度となるように規制されている。さら
に、回動アーム30を回動させる第1バネ34の付勢力
は、シャッタアーム32およびディスクカートリッジ1
0を押動させる主力となるものであるから、第2バネ3
6の付勢力に対して大きく設定されている。
【0004】さらに詳細には、シャッタアーム32に
は、スライドホルダ14に挿入されたディスクカートリ
ッジ10のシャッタ24の端面と当接する当接面38が
設けられ、当該当接面38は挿入されるディスクカート
リッジ10の移動に伴って、当接当初の第1の位置F
(図6に示す位置)と第1の位置Fに対して挿入方向G
側方に位置する第2の位置H(図4に示す位置)との間
を図6に示すような円弧状に移動する。また、当接面3
8には図2〜図6に示すように突出片40が設けられ、
上記第1の位置Fから第2の位置Hへの移動の際に、当
接面38はディスクカートリッジ10の挿入側端面18
に沿って挿入側端面18上を摺動する。
【0005】この構成により、スライドホルダ14にデ
ィスクカートリッジ10を挿入する場合には、ディスク
カートリッジ10の挿入方向Gへの移動に伴ってシャッ
タアーム32も第1の位置Fから第2の位置Hに向けて
移動を開始するが、第1の位置Fからの移動直後に突出
片40はシャッタ24と当接し、第2の位置Hへの移動
の間にコイルスプリングの付勢力に抗してシャッタ24
を挿入側端面18に沿って押動し、第2の位置Hに移動
した際にはシャッタ24を開放位置Bまで移動させ、ヘ
ッド窓22を開放させることができる。また、突出片4
0の形状は、シャッタ24を挿入側端面18に沿って押
動できればよいので、一般的に加工の容易さを考慮して
シャッタ24と当接する押動面42がディスクカートリ
ッジ10の挿入方向Gと平行(挿入側端面18と直角)
に形成されている。なお、スライドホルダ14に装着さ
れたディスクカートリッジ10は、図2に示すスライド
ホルダ14に設けられたロック部材44により、当接面
18が第2の位置Hに移動した際に保持される。
【0006】また、スライドホルダ14に装着されたデ
ィスクカートリッジ10を排出する際の排出機構26の
動作について図4〜図6を用いて説明する。ロック部材
44が解除されると、図4に示す位置にある回動アーム
30が第1バネ34により付勢されて、矢印方向Dへ回
転を開始する。回動アーム30の回転移動に伴い、図5
に示すようにシャッタアーム32の当接面38も図4に
示す第2の位置Hから次第にスライドホルダ14の排出
方向Jへ、ディスクカートリッジ10を押動しつつ移動
する。それと同時にシャッタ24も閉塞位置Aへ常時付
勢されているので閉塞位置Aに向けて矢印K方向へ移動
する。回動アーム30の回転移動は、上述したように図
6に示す位置(ディスクカートリッジ10の挿入方向に
対して平行となる手前の位置)で規制されているため、
当該位置で回転が停止する。またその時、回動アーム3
0の先端に軸着されたシャッタアーム32の当接面38
は第1の位置Fに達して停止し、シャッタアーム32に
押動されたディスクカートリッジ10の排出が完了す
る。なお、シャッタアーム32は軸着により回動アーム
30に取り付けられ、第2バネ36で常時矢印E方向へ
付勢されているので、当接面38は回動アーム30の回
転位置によらずディスクカートリッジ10のシャッタ2
4の端面に対して常時平行状態で当接する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスクカートリッジ排出機構26には次のような
課題がある。ロック部材44が解除された後は、回動ア
ーム30およびシャッタアーム32は第1バネ34や第
2バネ36の付勢力により、図4の位置から図6に示す
回転規制位置まで一気に回動して停止する。つまり、シ
ャッタアーム32の当接面38も第2の位置Hから第1
の位置Fまで移動して急激に停止する。しかしディスク
カートリッジ10には排出方向Jへ向かう慣性力が働い
ているので、ディスクカートリッジ10は急には停止で
きず、その停止位置(言い換えればディスクカートリッ
ジ10の排出量)はディスクカートリッジ10の個体差
によって、またバネ32、34の劣化によっても変化し
てしまい、使用しにくいという課題がある。また、各バ
ネ32、34の付勢力の設定も微妙であり、強ければス
ライドホルダ14、つまりディスクドライブ装置12か
らディスクカートリッジ10が飛びだし、また弱ければ
スライドホルダ14、つまりディスクドライブ装置12
から排出されないこととなり、その設定が難しいという
課題もある。このため、回動アーム30に第1バネ34
の付勢力に抗して回動アーム30の回転速度を略一様と
するダンパーをさらに装着してもよいが、製品コストが
アップしてしまうという課題がある。従って本発明は、
上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところ
は、簡単な構造でディスクカートリッジの排出量を一定
にすることができるディスクカートリッジ排出機構とデ
ィスクドライブ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を備えている。すなわち、挿入側端
面にはヘッド窓を閉塞するためのシャッタが、該ヘッド
窓を閉塞する閉塞位置へ常時付勢された状態で、かつ前
記挿入側端面に沿って前記閉塞位置を中心として移動自
在に取り付けられたディスクカートリッジを装着可能な
スライドホルダに設けられ、前記スライドホルダに挿入
された前記ディスクカートリッジの前記シャッタの端面
と当接し、該シャッタの端面との当接面がディスクカー
トリッジの移動に伴って、当接当初の第1の位置と該第
1の位置に対して挿入方向側方に位置する第2の位置と
の間を直線状または円弧状に移動可能であると共に、前
記当接面には前記シャッタを挿入側端面に沿って押動可
能な突出片が設けられた押圧部材と、該押圧部材を前記
第2の位置から前記第1の位置へ常時付勢する付勢手段
とを具備するディスクカートリッジ排出機構において、
前記突出片の先端は、前記押圧部材が前記第1の位置か
ら移動を開始した直後に、前記シャッタと前記挿入側端
面との間の隙間に侵入することを特徴とする。この構成
を採用することによって、簡単な構造でディスクカート
リッジの排出量を一定にすることができる。
【0009】また、前記押圧部材は、一端が前記スライ
ドホルダの後端側に軸着され、他端が前記ディスクカー
トリッジと平行な平面内で円弧運動可能な回動アーム
と、該回動アームの前記他端に軸着されたシャッタアー
ムとで構成し、前記当接面は前記シャッタアームに設け
るようにしても良い。
【0010】また、ディスクドライブ装置に、上記のデ
ィスクカートリッジ排出機構を設けることで、ディスク
ドライブ装置からのディスクカートリッジの排出量が一
定となり、使用しやすくなる。
【0011】
【作用】作用について図6〜図9を用いて述べる。排出
時において、図6に示すようにディスクカートリッジ1
0は、第2の位置Hから第1の位置Fに向けて移動する
押圧部材28の当接面38によりその挿入側端面18
が、シャッタ24を介して押圧されて排出方向Jへ移動
する。また、ディスクカートリッジ10に設けられたシ
ャッタ24もディスクカートリッジ10の挿入側端面1
8に沿って移動する突出片40と共に閉塞位置Aに向け
て矢印K方向へ付勢されて移動する(図7参照)。当接
面38は第1の位置Fに達すると停止するが、シャッタ
24は慣性力により閉塞位置Aを越えてさらに矢印K方
向へ若干移動した後に再度矢印L方向へ移動して(図8
参照)、図9に示す閉塞位置Aに戻る。これにより、当
接面38が完全に停止するまで、第2の位置Hから第1
の位置Fまでの移動の間と同様に、突出片40の先端が
ディスクカートリッジ10の挿入側端面18とシャッタ
24との間の隙間46に侵入し、シャッタ24に係合す
る状態が保たれる。従って、ディスクカートリッジ10
はその慣性力によりさらに排出方向Jへ移動することは
なく、常時そのシャッタ24の端面が押圧部材28の当
接面38と略当接した状態で排出されて停止することに
なる。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づ
いて詳細に説明する。なお、従来例と同様の構成につい
ては同じ符号を付し、説明は省略する。本発明に係るデ
ィスクカートリッジ排出機構と従来のディスクカートリ
ッジ排出機構26の相違点は、押圧部材28の当接面3
8に形成された突出片40の形状にある。その形状は図
7〜図9に示すように、その先端が、押圧部材28がス
ライドホルダ14に挿入されたディスクカートリッジ1
0のさらなる挿入動作に伴い図9に示す第1の位置Fか
ら矢印Kと反対方向へ移動を開始した直後に、図7に示
すようにシャッタ24と挿入側端面18との間の隙間4
6に侵入し、シャッタ24と係合するようになってい
る。
【0013】具体的には、一例として本実施例のように
図7〜図9に示すようにシャッタ24と当接し、シャッ
タ24を閉塞位置Aから開放位置Bへ向けて押動する押
動面42が、当接面38に対して矢印Kと反対方向であ
って、かつ排出方向Jへ(ディスクカートリッジ10の
シャッタ24方向へ)向かって斜めに延出する形状とな
っている。また、突出片40をフック状に形成し、押動
面42は凹状の湾曲面に形成しても良い。
【0014】上記突出片40が設けられた押圧部材28
の動作について説明する。まず、スライドホルダ14へ
のディスクカートリッジ10の挿入時について説明す
る。スライドホルダ14へディスクカートリッジ10を
挿入し、ディスクカートリッジ10のシャッタ24の端
面が押圧部材28を構成するシャッタアーム32と当接
した当初(図6の状態)の突出片40とシャッタ24と
の位置関係は図9に示すように、突出片40の先端とシ
ャッタ24の側面との間に若干の距離がある。
【0015】続いて、ディスクカートリッジ10が図5
のようにさらに挿入方向Gへ移動すると、それに伴いシ
ャッタアーム32も第1の位置Fから第2の位置Hに向
けて移動を開始するが、シャッタ24の側面と当接する
突出片40の押動面42がシャッタ24方向へ向かって
斜めに延出する形状となっているので、第1の位置Fか
らの移動直後に突出片40の先端は図7に示すように、
シャッタ24と挿入側端面18との間の隙間46に侵入
してシャッタ24と係合し、また押動面42はシャッタ
24の端部と当接して第2の位置Hへの移動の間にコイ
ルスプリングの付勢力に抗してシャッタ24を矢印Kと
反対方向へ挿入側端面18に沿って押動し、当接面38
が第2の位置Hに移動した際には図4に示すようにシャ
ッタ24を開放位置Bまで移動させる。
【0016】次に、スライドホルダ14に装着されたデ
ィスクカートリッジ10を排出する際の排出機構26の
動作について説明する。図4に示す位置にある回動アー
ム30が第1バネ34により付勢されて、矢印方向Dへ
回動を開始すると従来例と同様に、回動アーム30の回
転移動に伴い、シャッタアーム32はディスクカートリ
ッジ10をシャッタ24を介してその当接面38で押動
しつつ、装着時とは逆に図5、図6と順次排出方向Jへ
移動して次第にディスクカートリッジ10を排出してい
く。回動アーム30の回転移動は、図6に示す位置(デ
ィスクカートリッジ10の挿入方向に対して平行となる
手前の位置)で規制されているため、当該位置で回転が
停止し、また回動アーム30の先端に軸着されたシャッ
タアーム32の当接面38も第1の位置Fに達して停止
する。
【0017】この後、ディスクカートリッジ10は慣性
力によりさらに排出方向Jへ移動しようとするが、閉塞
位置Aに達した後も図8に示すように同じく慣性力によ
り閉塞位置Aを越えてさらに反対側に若干移動するシャ
ッタ24が、シャッタ24方向へ向かって斜めに延出す
る形状となっている突出片40の押動面42と係合して
いるので、ディスクカートリッジ10の移動はシャッタ
アーム32と共に停止する。なお、一旦反対側に若干移
動したシャッタ24は付勢されて再度閉塞位置Aへ戻
り、シャッタ24と突出片40とは図9に示す位置関係
となるので、シャッタ24と突出片40の先端との係合
状態は解除され、ディスクカートリッジ10の挿入当初
の位置関係に戻る。よって、ディスクカートリッジ10
はシャッタアーム32と共に挿入当初の位置で常に停止
することができ、ディスクカートリッジ10のスライド
ホルダ14、またはディスクドライブ装置12からの突
出量を一定とすることができる。
【0018】なお、上述した実施例での押圧部材28
は、回動アーム30とシャッタアーム32とで構成し、
回動アーム30の一端をスライドホルダ14の後端側に
軸着し、他端にシャッタアーム32を軸着して、シャッ
タアーム32を図6のように回動アーム30の一端に対
してスライドホルダ14の前端側(排出方向J側)で円
弧運動させる構成としたが、この構成に代えて図10に
示すようにシャッタアーム32を回動アーム30の一端
に対してスライドホルダ14の後端側(挿入方向G側)
で円弧運動させる構成としても良いし、また図11に示
すように回動アーム30を用いずに、シャッタアーム3
2を排出方向Jに対して斜め方向へ直線的に移動させる
構成としても良い。以上のように本発明の好適な実施例
について説明してきたが、本発明では上述する実施例に
限定されるものでないことはいうまでもなく、発明の精
神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得ることはも
ちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るディスクカートリッジ排出
機構を用いると、閉塞位置へ付勢されているシャッタが
設けられたディスクカートリッジの挿入側端面をシャッ
タを介して押動する押圧部材の当接面に設けられた突出
片の先端が、押圧部材が第1の位置から移動を開始した
直後に、シャッタと挿入側端面との間の隙間に侵入して
シャッタと係合可能であるため、当接面が第1の位置に
達した後も慣性力により挿入側端面に沿って閉塞位置を
越えて反対側に若干移動するシャッタと係合し続けるこ
とができ、当接面からディスクカートリッジの挿入側端
面が離間するのを防止でき、ディスクカートリッジのス
ライドホルダからの排出量を略一定にすることが可能と
なる。また、このディスクカートリッジ排出機構をディ
スクドライブ装置に使用すれば、常にディスクカートリ
ッジの排出量が一定となるために、ディスクカートリッ
ジをディスクドライブ装置から取り出しやすくなり、操
作性が向上するという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカートリッジ排出機構に使用されるデ
ィスクカートリッジの構成を示す平面図
【図2】ディスクカートリッジ排出機構およびこれを使
用するディスクドライブ装置の構成を示す要部斜視図
【図3】従来の突出片の形状と、当接面が第1の位置に
ある場合の突出片とシャッタとの位置関係を示す要部拡
大平面図
【図4】押圧部材の当接面が第2の位置にある場合の回
動アーム、シャッタアーム、およびディスクカートリッ
ジの位置関係を示す平面図
【図5】押圧部材の当接面が第2の位置と第1の位置と
の中間にある場合の回動アーム、シャッタアーム、およ
びディスクカートリッジの位置関係を示す平面図
【図6】押圧部材の当接面が第1の位置にある場合の回
動アーム、シャッタアーム、およびディスクカートリッ
ジの位置関係を示す平面図
【図7】本発明に係るディスクカートリッジ排出機構の
突出片の形状と、当接面が第1の位置に達する直前の突
出片とシャッタとの位置関係を示す要部拡大平面図
【図8】本発明に係るディスクカートリッジ排出機構の
当接面が第1の位置にあり、シャッタが慣性力により閉
塞位置を越えて反対側に移動した際の、突出片とシャッ
タとの位置関係を示す要部拡大平面図
【図9】本発明に係るディスクカートリッジ排出機構が
ディスクカートリッジの排出動作を完了した際の、およ
びディスクカートリッジが挿入され、シャッタと押圧部
材の当接面とが当接した当初の、突出片とシャッタとの
位置関係を示す要部拡大平面図
【図10】本発明に係るディスクカートリッジ排出機構
の押圧部材の他の実施例を示す説明図
【図11】本発明に係るディスクカートリッジ排出機構
の押圧部材の他の実施例を示す説明図であり、当接面の
移動が直線的に行われるものの説明図
【符号の説明】
10 ディスクカートリッジ 14 スライドホルダ 18 挿入側端面 22 ヘッド窓 24 シャッタ 26 押圧部材 30 回動アーム 32 シャッタアーム 34 第1バネ 36 第2バネ 38 当接面 40 突出片 46 隙間 A 閉塞位置、F 第1の位置、G 挿入方向、H
第2の位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入側端面にはヘッド窓を閉塞するため
    のシャッタが、該ヘッド窓を閉塞する閉塞位置へ常時付
    勢された状態で、かつ前記挿入側端面に沿って前記閉塞
    位置を中心として移動自在に取り付けられたディスクカ
    ートリッジを装着可能なスライドホルダに設けられ、 前記スライドホルダに挿入された前記ディスクカートリ
    ッジの前記シャッタの端面と当接し、該シャッタの端面
    との当接面がディスクカートリッジの移動に伴って、当
    接当初の第1の位置と該第1の位置に対して挿入方向側
    方に位置する第2の位置との間を直線状または円弧状に
    移動可能であると共に、前記当接面には前記シャッタを
    挿入側端面に沿って押動可能な突出片が設けられた押圧
    部材と、 該押圧部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ常時
    付勢する付勢手段とを具備するディスクカートリッジ排
    出機構において、 前記突出片の先端は、前記押圧部材が前記第1の位置か
    ら移動を開始した直後に、前記シャッタと前記挿入側端
    面との間の隙間に侵入することを特徴とするディスクカ
    ートリッジ排出機構。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は、 一端が前記スライドホルダの後端側に軸着され、他端が
    前記ディスクカートリッジと平行な平面内で円弧運動可
    能な回動アームと、 該回動アームの前記他端に軸着されたシャッタアームと
    を具備し、 前記当接面は前記シャッタアームに設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ排出
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディスクカート
    リッジ排出機構を有するディスクドライブ装置。
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CN109041474A (zh) * 2018-08-01 2018-12-18 湖州吴兴道场城乡建设发展有限公司 一种微波通信射频器

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JPH05234220A (ja) * 1992-02-20 1993-09-10 Funai Electric Co Ltd ディスクプレーヤのキャディー排出装置

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CN109041474A (zh) * 2018-08-01 2018-12-18 湖州吴兴道场城乡建设发展有限公司 一种微波通信射频器

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