JPH08272661A - ファイルの複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 階層構造含むファイル群の複写において、複
写対象ファイル指定のための作業量を軽減するための方
法を提供する。 【構成】 情報処理装置１は、ファイル群の複写元であ
る記憶装置２と複写先である記憶装置３を有し、記憶装
置３はその内部に複写対象ファイル群の情報を有するマ
ップファイルを持つ。情報処理装置１内部の処理ブロッ
ク５は、そのマップファイルの内容を参照して複写対象
ファイル群の自動選択およびオペレータによるファイル
の追加、変更の手動選択を行って複写元の記憶装置２か
ら複写先の記憶装置３へ複写対象ファイル群を複写する
機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置のファイ
ルの複写方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、情報処理装置が有する記憶装置内
の階層構造を含むファイル群を複写する場合、オペレー
タは複写元から複写の対象となるファイル群を一つ一つ
選択し、複写先に対してファイルの複写を行う。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような複写方法では複写作業を行う度にオペレータが複
写対象ファイルを指定する必要があり、作業量はファイ
ル数に比例して増大することになる。

【０００４】そこで本発明は、複写対象ファイルの指定
の作業量を軽減する方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、複写元記憶装置及び複写先記憶装
置を有し、複写元記憶装置のファイルを複写先記憶装置
へ複写する情報処理装置のファイルの複写方法におい
て、前記複写先記憶装置の複写対象ファイル群の最上位
に、そのファイル群を複写した日時、複写元記憶装置内
での存在位置を示すパス名、複写対象ファイル群の階層
構造、ファイル名称、ファイル属性、及びファイル作成
日時などの情報を有するマップファイルを有し、前記マ
ップファイルが既に存在する場合はマップファイルから
複写対象ファイルを自動選択を行い、マップファイルが
存在しない場合にはオペレータによる手動選択を行っ
て、複写処理を実行するとともに、複写されたファイル
からマップファイルを更新する。

【０００６】

【作用】上記本発明のファイルの複写方法によれば、オ
ペレータは複写先記憶装置の、マップファイルを指定す
れば、マップファイルから複写元記憶装置、階層、複写
対象となるファイル情報を取得できるため、複写対象フ
ァイルの指定の手間が大幅に省けることになる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明のファイルの複写方法を適用し
たシステム構成の一例を示す図である。図１において、
１は情報処理装置である。２はファイルの複写元である
記憶装置であり、３は複写先となる記憶装置である。４
は情報処理装置内に設けられている処理ブロックであ
る。５は複写先記憶装置内のマップファイルである。

【０００８】図２は本発明のフローチャートで、オペレ
ータが情報処理装置１の処理ブロック４に対して複写先
記憶装置３の任意の階層への複写の指令を行うと、処理
ブロック４は指定された階層のマップファイル５の有無
を確認する（Ｓ１）。マップファイル５が存在する場合
は、その内容を確認して（Ｓ２）、複写対象ファイルの
自動選択処理を行う（Ｓ３）。この複写対象ファイルの
自動選択処理は、マップファイル５の内容から複写元の
パス名および階層構造およびファイル名を参照し、複写
元である記憶装置２内の複写対象ファイルを選択する処
理である。複写先の階層にマップファイル５が存在しな
い場合は、複写元記憶装置２のファイル群からオペレー
タによる手動選択処理を行う（Ｓ４）。複写対象ファイ
ルが選択できたらオペレータにその内容を通知してこの
まま複写を実行するかどうかの確認を取る（Ｓ５）。こ
の時、複写先のマップファイル５に存在するファイルが
複写元に存在するか否か、および複写元の階層構造が変
更されているか否か等の点についても図示されないＣＲ
Ｔを介してオペレータに通知する。オペレータが複写対
象ファイルの選択をまだ行う場合は複写対象ファイルの
手動選択を行う（Ｓ４）。オペレータが複写を実行する
旨を示した場合は、選択されたファイル群を元に複写処
理を実行する（Ｓ６）。複写処理の実行後、選択された
ファイル群を最新のマップファイルとして複写先の階層
に記録しておき（Ｓ７）、処理を終了する。

【０００９】なお、上記実施例において複写元の階層構
造と複写先の階層構造とが重複しなければ複写元の記憶
装置２と複写先の記憶装置３とは１つのものであっても
構わない。また、複写先の指定した階層にマップファイ
ルが存在しない場合、その階層下のデータ構造からマッ
プファイルを作成して処理を行ってもよい。この場合、
オペレータにその旨を通知して確認をとる必要がある。

【００１０】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、複写先に
マップファイルが存在する場合、すなわち既に複写を行
った記憶階層に同じデータ構造を重ねて複写する場合に
は、ファイル指定作業の大幅な省力化を図ることが出来
る。これは特に固定的なデータ構造を持つ場合には非常
に有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す図である。

【図２】上記実施例のフローチャートである。

【符号の説明】

１ 情報処理装置 ２ 複写元記憶装置 ３ 複写先記憶装置 ４ 処理ブロック ５ マップファイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複写元記憶装置及び複写先記憶装置を有
   し、複写元記憶装置のファイルを複写先記憶装置へ複写
   する情報処理装置のファイルの複写方法において、 前記複写先記憶装置の複写対象ファイル群の最上位に、
   そのファイル群を複写した日時、複写元記憶装置内での
   存在位置を示すパス名、複写対象ファイル群の階層構
   造、ファイル名称、ファイル属性、及びファイル作成日
   時などの情報を有するマップファイルを有し、 前記マップファイルが既に存在する場合はマップファイ
   ルから複写対象ファイルを自動選択を行い、マップファ
   イルが存在しない場合にはオペレータによる手動選択を
   行って、複写処理を実行するとともに、複写されたファ
   イルからマップファイルを更新する、 ことを特徴とするファイルの複写方法。