JPH0827245B2 - X線撮像方法及びその装置 - Google Patents

X線撮像方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0827245B2
JPH0827245B2 JP63130108A JP13010888A JPH0827245B2 JP H0827245 B2 JPH0827245 B2 JP H0827245B2 JP 63130108 A JP63130108 A JP 63130108A JP 13010888 A JP13010888 A JP 13010888A JP H0827245 B2 JPH0827245 B2 JP H0827245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
rays
image
transmission
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63130108A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01301154A (ja
Inventor
千弥 喜安
隆典 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63130108A priority Critical patent/JPH0827245B2/ja
Priority to US07/266,369 priority patent/US4910757A/en
Publication of JPH01301154A publication Critical patent/JPH01301154A/ja
Publication of JPH0827245B2 publication Critical patent/JPH0827245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、材質の異なる複数の物質が重なったX線透
過画像を検出し、その中の特定材質の部分を観察あるい
は検査する際に好適な、X線撮像方法およびその装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
X線透過画像は、対象物にX線を照射して透過したX
線の強度を2次元的に検出したものである。通常、X線
の像をフィルムによって直接撮影する方法や、蛍光板に
当たって発光した蛍光を間接的に撮影する方法が用いら
れるほか、イメージインテンシファイアを用いてX線の
像を光の像に変換した後、テレビカメラ等で撮像して電
気信号として検出する方法が用いられる。
このX線透過画像を用いると、外側から直接見えない
部分でも検出できる。しかし、その反面物質が3次元的
に重なって存在する場合には、すべて同一画像上で重な
って検出されるため、透過画像だけでは、重なった部分
の識別が困難になることが多かった。このようなX線透
過画像において、光子エネルギーが異なる複数のX線で
検出を行い、それらを処理して特定部分の像を抽出し、
観察を容易にする方法が、特開昭57-61937号公報に記載
されている。
いま、第2図のようなモデルで、X線の透過を考え
る。厚さxの物質X19と厚さyの物質Y20が重なった対象
に、強度I0のX線aおよびX線bが照射され、透過X線
強度IaおよびIbを得たとする。ここでX線aおよびX線
bは、光子エネルギーが異なる2つのX線である。上記
従来技術では、単波長のX線を照射することを想定し、
X線aに対する物質X19,物質Y20のX線吸収係数を
μXa,μYaとし、同様にX線bに対する物質X19,物質Y2
0のX線吸収係数をμXb,μYbとする。たとえば、第3
図は、鉛とタングステンについてX線吸収係数とX線の
光子エネルギーの関係を表したグラフであるが、鉛を物
質X19、タングステンを物質Y20とし、X線aおよびbを
第3図のように仮定すると、μXa,μXb,μYa,μYb
同図に示すようにそれぞれ異なる定数となる。このと
き、 Ia=I0exp(−μXax−μYay) ……(1) Ib=I0exp(−μXbx−μYby) ……(2) が成り立つ。これをxについて解くと、 となる。これは、物質X19の厚さを表している。したが
って、X線aおよびX線bを用いて2枚のX線透過画像
を検出し、対応するすべての点について上記の演算を行
えば、物質X19のみの厚さを表す像を検出することがで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は単波長のX線を照射することを想定
し、X線の物質透過による線質変化は無視していた。と
ころが、実際のX線透過画像検出において単波長のX線
が利用されることはまれであり、照射X線は、一定の範
囲で連続した光子エネルギースペクトルを持つ。このよ
うな場合には、X線は物質透過によって線質が変化する
ため、X線吸収係数を定数とした(1),(2)式は成
り立たない。すなわち、X線aがエネルギー束密度ψ0a
(E)で表される光子エネルギースペクトルを持つと
き、(1)式に相当する式は次のように書ける。
ここで、Eは光子エネルギーであり、μX(E),μ
Y(E)は、光子エネルギーがEであるX線に対する物
質X19および物質X20のX線吸収係数である。したがっ
て、このような場合に、(3)式に基づいた処理を行う
と誤差が生じ、物質X19およびY20の正確な厚さ算出は困
難であった。
この誤差を解消する方法として、(3)式のようにx
をln(Ia/I0)とln(Ia/I0)に関して2次式で記述す
るのではなく、より高次の多項式で記述しようとする方
法が、アイ・イー・イー・イー トランザクションズ
オン ヌクリアー サイエンス,エヌ エス27,No.2(1
980年)第961頁から第968頁(IEEE Trans.Nucl.Sci.,NS
-27,No.2(1980)PP961-968)において述べられてい
る。しかしこの方法は、2次または3次の多項式で近似
を行おうとするものであって、非線形性が大きい場合に
は、必ずしも精度良い結果が得られると限らない。
本発明の目的は、上記の問題を解決し、複数の物質が
異なったX線透過画像から特定の物質の像を高精度に分
離検出して、観察やその後の処理を容易にするX線撮像
方法及びその装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、X線透過画像をもとに、はんだ
付け部を分離検出することによって、はんだ付け部を高
精度に検査することを可能とするX線撮像方法及びその
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため以下の手段を用い
る。
(1) X線を発生するX線管の管電圧の調節と、X線
へのフィルターの挿入によって、照射X線の光子エネル
ギースペクトルを変化させ、それらを対象物に照射して
複数のX線透過画像を検出する。
(2) 光子エネルギースペクトルが異なる複数のX線
を照射して、透過X線強度の検出値がそれぞれ得られた
とき、それらが対象物中の特定物質の透過距離とどのよ
うに対応しているかを、種々の検出値の組合せに対して
あらかじめ求めておく。そして、その対応関係を数値テ
ーブルに記録しておく。
(3) 複数のX線で実際に得られた検出値の組に対応
する特定材質のX線透過距離を、数値テーブルを参照し
て算出する。
(4) 上記(3)の処理を検出画像の全点で行うこと
により、特定材質の厚さを表す像を分離検出する。
〔作用〕
上記手段では、透過X線の強度と透過距離の関係は、
前記(3)式のような式によらず数値テーブルによって
表現される。したがって、その関係が多項式等によって
解析的には表せない場合であっても、関係を表現するこ
とが可能である。そして、テーブルの刻み幅を細かくと
れば、精度を十分上げることができる。そのため、X線
の線質が物質の透過によって変化することも考慮して、
実際の現象に正確に対応した数値でテーブルを作成して
おくことにより、線質の変化に起因する誤差の発生を防
ぐことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明のX線撮像方法を実施する装置の一
実施例を示す図である。この実施例は、たとえば回路基
板において、基板内部の配線導体がタングステンなどの
金属で形成され、その上に、はんだ付部が存在する場合
において、両者が重なって検出されるX線透過画像から
はんだ像を分離検出する際に好適な装置である。第4図
は、対象となる回路基板の一例を示したもので、第5図
はその断面図である。本対象では、セラミック基板21上
にICチップ22が微小なはんだ付部24で接続されている。
はんだの主成分は、通常鉛である。セラミック基板21内
には、多層の配線パターン27や、それらを接続するスル
ーホール26が存在し、タングステンやモリブデン金属が
配線導体として用いられている。この回路基板のX線透
過画像においては、第6図に一例を示すように、X線の
減衰が大きいはんだ付部24とスルーホール26の像が重な
って検出される。そのため、はんだ像28の識別が困難に
なり、特にスルーホール像29と重なった部分ではボイド
25などの形状欠陥の確認は難しい。本実施例はこのよう
な対象に対し、はんだ像を分離検出してはんだ付部の観
察や検査を有効に行うための装置である。
第1図に示すように検出対象3は試料ステージ4上に
置かれ、ステージ駆動回路11により駆動・位置決めされ
る。X線源1で発生されたX線は、フィルター2を経て
検出対象3に照射される。X線源1としてμ−focus型
を用いると微小な対象物を拡大検出する上で有利であ
る。照射X線の光子エネルギースペクトルは、X線制御
回路9で調節される管電圧と、フィルター切替回路10が
駆動するモーター8で切り替えられるフィルター2で選
択される。
第7図は、管電圧90KV,タングステン板フィルター0.1
mm厚としたときのX線a30と、管電圧110KV,鉛板フィル
ター0.2mm厚としたときのX線b31の光子エネルギースペ
クトルを示したものである。鉛とタングステンのX線吸
収係数の特性を一緒に示してあるが、物質のX線吸収係
数にはここに見られるような吸収端と呼ばれる不連続点
が存在する。そのため、鉛とタングステンが重なったX
線画像においてX線吸収の差を利用して両者を分離しよ
うとする場合、この吸収端の前後の光子エネルギーを持
つ2つのX線で検出すると、検出値の差を大きくとるこ
とができる。よって分離検出の処理精度を向上させる上
で有利である。ところでこのとき、鉛やタングステンを
フィルターとして利用すれば、X線吸収係数の特性によ
り第7図のように鉛およびタングステンの吸収端以下の
光子エネルギーを中心としたX線が選択できる。また、
吸収端がない場合に比べ、スペクトルの端を狭くするこ
とができる。以上の理由により、対象物の材質に鉛また
はタングステンが含まれ、これらを分離する目的で検出
を行うときには、鉛が含まれるときには鉛板フィルター
を、タングステンが含まれるときにはタングステン板フ
ィルターを用いると有利である。以上を考慮して、本実
施例では2種のX線の選択に前記の条件を用いた。
X線透過画像の検出及び処理の手順は、全体制御部14
により制御される。全体制御部14は、制御手順をプログ
ラムしたマイクロコンピュータで構成される。第8図に
その制御手順を示す。全体制御部14は、まずX線制御回
路9とフィルター切替回路10を作動させてX線aを選択
し、検出対象3に照射する。対象を透過したX線は、X
線グリッド5により散乱X線が除かれた後、イメージイ
ンテンシファイア6とテレビカメラ7の組合せによる検
出部で画像として検出される。そして増幅器12で増幅さ
れ、さらに全体制御部14の指令でAD変換器13で変換さ
れ、画像メモリ15aに記憶される。次に同様の手順でX
線bにより画像が検出され、画像メモリ15bに記憶され
る。次に全体制御部14は、画像分離処理部16を起動す
る。画像分離処理部16は処理手順をプログラムしたマイ
クロコンピュータで構成され、画像メモリ15a及び15bに
記憶された画像をもとに参照テーブル17を用いながらは
んだ像の分離処理を行う。なおこの部分は、全体制御部
14とマイクロコンピュータを共用することも可能であ
る。
画像分離処理部16における処理の内容を以下で説明す
る。第2図に示したモデルにおいて、物質Xを鉛、物質
Yをタングステンとして考える。強度I0のX線a及びb
を照射したとき、透過X線強度Ia及びIbを得たとする。
このとき、IaとIbを与える鉛の厚さxとタングステンの
厚さyの値は1通りしか存在しない。そこで種々のIa
Ibの組合せに対応する鉛の厚さxをあらかじめ求めてお
けば、検出されたIa,Ibよりxを算出することができ
る。そこでIaとIbに対応するxの値を記録するため、第
9図に示す数値テーブルを作成しておく。このとき、Ia
及びIbが透過距離に対して指数関数的に減衰することを
考慮し、精度向上のため−ln(Ia/I0)と−ln(Ib
I0)に関して、たとえば1から5までを0.1刻みで分割
して作成する。第1図の参照テーブル17は画像分離処理
部16のマイクロコンピュータで読み出し可能なメモリに
よって構成し、この数値テーブルをあらかじめ記憶させ
ておく。画像分離処理部16の処理手順を第10図に示す。
まず画像メモリ15a及び15bから対応する画素の値iaとib
を読み出し、−ln(ia/I0)と−ln(ib/I0)を計算す
る。そして、参照テーブル17のデータを補間して対応す
るxの値を計算する。補間は、たとえば次のように行
う。テーブルに記録された点の中から自分に最も近い4
点を取ったとき、その値が第11図のようにA,B,C,Dであ
ったとする。ここでテーブルに記録した格子状のサンプ
リング点の間隔を1とおき、α,βを第11図のように定
めたとすると、求める値xは線形な補間によって x=A(1−α)(1−β)+Bα(1−β)+C(1
−α)β+Dαβ ……(5) のように求められる。以上の処理を画像メモリ15a及び1
5b上の(N×M)画素について順次行い、画像メモリ15
c上の対応する点に結果を書き込むと、鉛を材質とする
はんだの像が得られる。
次にここで、参照テーブル17の数値の設定法について
述べる。実際にはこの数値を実験的に計測することは困
難であるため、計算機シミュレーションによって設定す
る方法が実用的である。まず第1段階として、照射され
るX線aのスペクトルψ0a(E)を求める。これにはま
ず、管電圧E0で決まるX線源のスペクトルψ(E)をKr
amersの論理式で近似し、 ψ(E)=K(E0−E) ……(6) とする。ここでKは定数、E0は管電圧、Eは光子エネル
ギーである。すると、タングステンの吸収係数をμ
W(E)としフィルター厚さをtとして、X線aのスペ
クトルは、 ψ0a(E)=ψ(E)exp(−μW(E)t)……(7) となる。次に第2段階として、照射X線ψ0a(E)が厚
さxの鉛と厚さyのタングステンを透過した後の透過X
線強度Iaを、xとyの種々の組合せに対して次のように
計算する。
計算機による実際の計算では、光子エネルギーEを微小
区間に分割して次のように数値計算を行う。
ここでμPb(E),μW(E)は、鉛とタングステンの
光子エネルギーEのX線に対する吸収係数である。さて
ここで透過X線強度Iaと照射X線強度I0a の比、Ia/I0aをxとyの関数として表示すると、第12
図(a)のような曲面35aができる。同様にX線bにつ
いて計算を行うと、第12図(b)のような曲面35bが得
られる。計算機による数値計算でこの曲面をx,yの関数
として求めるためには、xy平面を格子状の区面に分割
し、各格子点の値を計算し、それを折れ線で連結して曲
面を近似すればよい。第3段階では、この2つの曲面よ
り任意のIa/I0aとIb/I0bの値の組に対応するxとyの
組を算出する。第12図(a)において、ある特定のIa
I0aに対応するxとyの組は曲線36a上に存在する。同様
に特定のIb/I0bに対応するxとyの組は、第12図
(b)の曲線36b上に存在する。この2つの曲線はxy平
面上では1点37で交差する。この点がIa,Ibに対応する
xとyの唯一の組を表している。以上の第3段階の演算
を数値的に種々のIa,Ibについて行い、得られたxの値
をテーブルに登録していくことにより、参照テーブルを
作成することができる。以上で述べた数値計算による設
定方法は、光子エネルギーを微小区間に分割してX線透
過のシミュレーションを行うものであるため、透過に伴
う線質の変化も考慮することができる。
以上で述べた手順により画像メモリ15cには、はんだ
像が得られる。これをモニタ等に表示して観察すること
により、はんだ付検査を高精度に行うことが可能にな
る。また、この画像を欠陥認識アルゴリズムを持った処
理装置に入力すれば、はんだ欠陥の自動検査システムを
構成することができる。
以上の第1の実施例は、管電圧の制御とフィルターの
切り替えを同時に行ってX線を選択するものであるが、
この方法はX線選択の自由度が比較的大きいので、照射
X線を最適なスペクトルに近づけやすい。その結果、2
つのX線による検出値の差を大きくとれるため、分離処
理精度を上げられる点が有利である。
第13図に第2の実施例を示す。フィルター切替回路10
などのフィルター切替手段を持たないこと以外は、第1
の実施例と同一である。本実施例では、照射X線の選択
は管電圧の調節のみによって行われる。機械的なフィル
ター切替機構が不要になるため、構造が簡単になるとい
う利点がある。
第14図に第3の実施例を示す。本実施例は、管電圧の
切り替えを行わずにX線の選択をフィルターのみによっ
て行うこと以外は、第1の実施例と同一である。照射X
線の切り替えにおいて管電圧を変化させる必要がないた
め、X線源の定常動作が可能であり、管電圧切り替えに
伴う焦点調節も不要となる。そのため、X線発生の安定
性,再現性が向上する点が有利である。
第15図に第4の実施例を示す。本実施例は、X線グリ
ッド5のかわりにスリット38a,bを使用し、検出器にCCD
ラインセンサ39を用いる点が第1の実施例と異なる。ス
リット38a,bには、X線をさえぎるように鉛などの金属
を使用する。本実施例では、対象に照射されるX線がス
リット38aによって細い帯状に絞られ、またスリット38b
により検出器へ入射する不要なX線も除かれるため、散
乱X線の影響を大幅に減少させることができる。そのた
め、高精度な検出が可能になるという効果がある。本実
施例では、試料ステージ4が検出対象3をスリット38a,
bと垂直な方向に走査し、スリット38a,bと平行に設置さ
れたCCDラインセンサ39がそれに同期して検出を行うこ
とにより画像を検出する。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明によれば、複数の物質が重
なって検出されたX線透過画像から、特定の材質の像を
高精度に分離検出することができる。これを用いた場
合、X線透過画像中の特定の部分を選択的に検出できる
ため、観察や検査が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線撮像方法を実施する装置の一実施
例を示す構成図、第2図はX線透過のモデルを示す図、
第3図は鉛とタングステンのX線吸収係数と照射X線の
光子エネルギーの関係を説明した図、第4図は回路基板
の一例を示す斜視図、第5図は第4図の回路基板の断面
図、第6図はX線透過画像の検出例を示す模式図、第7
図は照射X線の光子エネルギースペクトルと、鉛とタン
グステンのX線吸収係数の特性を示すグラフ、第8図は
全体制御部で制御される制御手順を示した図、第9図は
数値テーブルの説明図、第10図は画像分離処理部におい
て処理される処理手順を示した図、第11図は参照テーブ
ルの補間法の説明図、第12図はシミュレーションによる
テーブルの設定法を説明する図、第13図から第15図まで
は本発明の他の実施例を示す構成図である。 1……X線源、2……フィルター、3……検出対象、4
……試料ステージ、5……X線グリッド、6……イメー
ジインテンシファイア、7……テレビカメラ、9……X
線制御回路、10……フィルター切替回路、11……ステー
ジ駆動回路、14……全体制御部、15a,b,c……画像メモ
リ、16……画像分離処理部、17……参照テーブル、18…
…分離画像、21……セラミック基板、22……ICチップ、
24……はんだ付部、26……スルーホール、28……はんだ
像、29……スルーホール像、34……補間結果、38a,b…
…スリット、39……CCDラインセンサ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線を用いて対象物を撮像する方法であっ
    て、 光子エネルギースペクトルが異なる複数のX線を対象物
    に照射し、 前記対象物を透過した前記複数のX線の透過X線強度に
    基づく透過X線画像を検出し、 該検出した複数のX線の透過X線画像と、予め求めた前
    記対象物中の特定物質に対する前記複数のX線の透過X
    線強度と透過距離との関係から、前記特定物質のX線透
    過距離を求め、 該求めた特定物質のX線透過距離に基づいて前記透過X
    線画像から前記特定物質の像を分離して検出する ことを特徴とするX線撮像方法。
  2. 【請求項2】X線を用いてはんだ付け部を有する試料を
    撮像する方法であって、 光子エネルギースペクトルが異なる複数のX線を前記試
    料に照射し、 該試料を透過した前記複数のX線の透過X線強度に基づ
    く透過X線画像を検出し、 該検出した複数のX線の透過X線画像と、予め求めた前
    記試料のはんだ付け部のはんだに対する前記複数のX線
    の透過X線強度と透過距離との関係から、前記はんだ付
    け部のX線透過距離を求め、 該求めた特定物質のX線透過距離に基づいて前記透過X
    線画像から前記はんだ付け部のはんだの像を分離して検
    出する ことを特徴とするX線撮像方法。
  3. 【請求項3】前記光子エネルギースペクトルが異なる複
    数のX線を、X線を発生するX線源の管電圧を制御する
    ことにより選択することを特徴とする請求項1または2
    の何れかに記載のX線撮像方法。
  4. 【請求項4】前記光子エネルギースペクトルが異なる複
    数のX線を、X線を発生するX線源と前記対象物との間
    に挿入したフィルタにより選択することを特徴とする請
    求項1または2の何れかに記載のX線撮像方法。
  5. 【請求項5】前記フィルタが鉛により構成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載のX線撮像方法。
  6. 【請求項6】X線を発生するX線源と、 該X線源で発生させた光子エネルギースペクトルが異な
    る複数のX線を対象物に照射するX線照射手段と、 前記対象物を透過した前記X線による前記対象物のX線
    像を検出するX線像検出手段と、 予め求めた前記対象物中の特定物質に対する前記複数の
    X線の透過X線強度と透過距離との関係のデータを記憶
    しておくデータ記憶手段と、 前記X線撮像手段で検出した前記対象物のX線像と、前
    記データ記憶手段に記憶した前記対象物中の特定物質に
    対する前記複数のX線の透過X線強度と透過距離との関
    係とに基づいて、前記透過X線画像から前記特定物質の
    像を分離して検出する画像処理手段と を有することを特徴とするX線撮像装置。
  7. 【請求項7】X線を発生するX線源と、 該X線源で発生させた光子エネルギースペクトルが異な
    る複数のX線をはんだ付け部を有する試料に照射するX
    線照射手段と、 前記試料を透過した前記X線による前記試料のX線像を
    検出するX線像検出手段と、 予め求めた前記試料のはんだ付け部のたはんだに対する
    前記複数のX線の透過X線強度と透過距離との関係のデ
    ータを記憶しておくデータ記憶手段と、 前記X線撮像手段で検出した前記試料のX線像と、前記
    データ記憶手段に記憶した前記試料のはんだ付け部のた
    はんだに対する前記複数のX線の透過X線強度と透過距
    離との関係とに基づいて、前記透過X線画像から前記は
    んだ付け部のはんだの像を分離して検出する画像処理手
    段と を有することを特徴とするX線撮像装置。
  8. 【請求項8】前記X線源が、管電圧の切換が可能である
    ことを特徴とする請求項6又は7の何れかに記載のX線
    撮像装置。
  9. 【請求項9】前記X線照射手段が切り替え可能なフィル
    ター部を備え、前記X線現で発生させたX線から光子エ
    ネルギースペクトルが異なる複数のX線を選択して透過
    させ、前記対象物に照射することを特徴とする請求項6
    又は7の何れかに記載のX線撮像装置。
JP63130108A 1987-11-06 1988-05-30 X線撮像方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0827245B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63130108A JPH0827245B2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 X線撮像方法及びその装置
US07/266,369 US4910757A (en) 1987-11-06 1988-11-02 Method and apparatus for X-ray imaging

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63130108A JPH0827245B2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 X線撮像方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01301154A JPH01301154A (ja) 1989-12-05
JPH0827245B2 true JPH0827245B2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=15026145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63130108A Expired - Lifetime JPH0827245B2 (ja) 1987-11-06 1988-05-30 X線撮像方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0827245B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03191850A (ja) * 1989-12-20 1991-08-21 Aloka Co Ltd X線を用いた成分分析装置
JP2011232226A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Ihi Inspection & Instrumentation Co Ltd X線発生装置及びx線検査装置
JP2013156172A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 X-Ray Precision Inc X線検査装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743329B2 (ja) * 1986-05-21 1995-05-15 株式会社日立製作所 内部欠陥検査方法及びその装置
JPH0692944B2 (ja) * 1986-07-30 1994-11-16 株式会社日立製作所 X線断層撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01301154A (ja) 1989-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3636651B2 (ja) 放射線検査システム及び検査方法
Arndt et al. A computer-linked cathode-ray tube microdensitometer for x-ray crystallography
DE19951793A1 (de) Verbesserte Dickenkalibrierung und Schattierungskorrektur für eine automatische Röntgeninspektion
JPH0252246A (ja) X線検査装置
US4910757A (en) Method and apparatus for X-ray imaging
US11119059B2 (en) Semiconductor defect inspection apparatus and semiconductor defect inspection method
JPH06331571A (ja) 基板半田付け状態検査装置
KR960012331B1 (ko) 시료표면 분석에 있어서 백그라운드 보정을 위한 방법 및 장치
JPH0827245B2 (ja) X線撮像方法及びその装置
JP2000121579A (ja) X線撮像方法、x線撮像装置およびx線撮像制御プログラムを記録した媒体
JP3320463B2 (ja) X線検査装置およびx線検査方法
JPH01265145A (ja) X線検査装置
JP3933548B2 (ja) X線検査装置、x線検査方法およびx線検査制御プログラム
US7073941B2 (en) Radiographic apparatus and radiation detection signal processing method
JPH0692944B2 (ja) X線断層撮影装置
JPH0375548A (ja) 結晶欠陥検査装置
KR100781393B1 (ko) 결정격자를 갖는 피검체의 방사선 촬영 제어
JP4357923B2 (ja) X線検査装置、x線検査方法およびx線検査装置の制御プログラム
JPH01190337A (ja) X線エネルギー差分像撮影装置
JPH08146137A (ja) 差分画像処理を用いた放射線透視法
JP4636500B2 (ja) X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム
JP4340373B2 (ja) 接合検査装置、方法、及び接合検査方法を実行するプログラムを記録した記録媒体
JP2968460B2 (ja) X線分析方法
JP2853854B2 (ja) 検査装置
JP2685462B2 (ja) エネルギー差分像撮影装置。

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090321

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090321

Year of fee payment: 13