JPH08272087A - 改良された貯蔵安定性を有するジアゾベース像形成材料 - Google Patents

改良された貯蔵安定性を有するジアゾベース像形成材料

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JPH08272087A
JPH08272087A JP8050947A JP5094796A JPH08272087A JP H08272087 A JPH08272087 A JP H08272087A JP 8050947 A JP8050947 A JP 8050947A JP 5094796 A JP5094796 A JP 5094796A JP H08272087 A JPH08272087 A JP H08272087A
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diazonium salt
diazo resin
forming material
image
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JP8050947A
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Joan Vermeersch
ジョアン・ヴェルメールシュ
Dirk Kokkelenberg
ディル・コクランベル
Guido Hauquier
ギド・オキエル
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Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/016Diazonium salts or compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された貯蔵安定性及び高印刷耐久性を有
する平版印刷版を作るため、親水性(共)重合体又は
(共)重合体混合物及び加水分解されたテトラエチルオ
ルソシリケートを含有する層を親水性層として含有する
ジアゾベース像形成材料を提供する。 【解決手段】 支持体上に、親水性(共)重合体又は
(共)重合体混合物を含有し、加水分解されたテトラア
ルキルオルソシリケートで硬化されている親水性層及び
ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩を含有する感光性
層を含有する像形成材料であり、感光性層が、置換基と
してアルキル基又はアルコキシ基を含有するp−アミノ
ジフェニルアミンのジアゾニウム塩を含有するか又はそ
れであるジアゾ樹脂又はジアゾニウム塩の少なくとも1
種を含有し、全ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩の
全量に対する置換基としてアルキル基又はアルコキシ基
を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニウム
塩を含有するか又はそれであるジアゾニウム塩及び/又
はジアゾ樹脂の重量百分率が22〜40%の範囲である
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、淡水によって平版印刷版に現像し得るジアゾ
増感像形成材料に関する。
【0002】発明の背景 平版印刷は特別に製造した面から印刷する方法であり、
その面のある領域は平版印刷インクを受容でき、一方他
の領域は水で湿潤したとき、インクを受容しない。イン
クを受容する領域は印刷像領域を形成し、インクを受容
しない領域は背景領域を形成する。
【0003】フォトリソグラフィの技術において、写真
材料は、露光された領域(ネガ作用)で又は親水性背景
上で非露光領域(ポジ作用)中で油状又はグリース状イ
ンクを像に従って受容性にされる。
【0004】普通の石版印刷版(サーフェイス平版又は
平版印刷版とも称される)の製造において、水に対し親
和性を有するか又は化学処理によってかかる親和性を得
る支持体は、感光性組成物の薄層で被覆される。そのた
めの被覆は、ジアゾ化合物、クロム酸塩増感親水性コロ
イド及び多くの種類の合成感光性重合体を含有する感光
性重合体層を含有する。
【0005】特にジアゾ増感材料が広く使用されてい
る。これらの材料はニューヨークの Wiley1965年発
行、“ Light-Sensitive Systems ”の第7章に J. Ko
sar によって広く調査されている。一般に使用されるネ
ガ作用ジアゾ増感材料は、紫外及び青放射線に露光した
とき重合体を硬化するジアゾ化合物の能力に基づいてい
る。硬化特性に基づいた平版印刷版の製造のために使用
されているジアゾ化合物には、例えば光分解生成物が重
合体(天然コロイド又は合成樹脂)を硬化できるジアゾ
ニウム塩及びジアゾニウム重合体である。ジアゾニウム
基を含有する重合体は、大きな構造を有するが、それら
はイオン性ジアゾニウム基の存在によって水溶性のまま
である。これらの基が光に暴露されることによって破壊
されたとき、不溶性樹脂が形成される。特に有用なジア
ゾニウム重合体には、カルボニル化合物、例えばホルム
アルデヒドの如きアルデヒドと例えばp−アミノジフェ
ニルアミンのジアゾニウム塩との縮合生成物がある。こ
れらの縮合生成物は通常ジアゾ樹脂と命名されている。
これらの材料において、重合体結合剤が所望によってジ
アゾ樹脂被覆に加えられる。
【0006】ジアゾ増感平版印刷版の製造のために、数
種類の支持体が使用できる。普通の支持体は、Al又は
Znの如き金属支持体、ポリエステルフィルム支持体及
び紙基体である。これらの支持体は、それ自体によって
充分な親水性でないときには、始めに親水性層で被覆し
て印刷版の親水性背景を形成する、そして次にジアゾ化
合物の上層を適用する(例えばDE−P190046
9,DE−P2030634及びUS−P397166
0参照)。
【0007】これらの材料において親水性層として、例
えばGB−P1419512,FR−P230035
4,US−P3971660及びUS−P428470
5に記載されている如く、ポリビニルアルコール及び加
水分解されたテトラエチルオルソシリケート及び好まし
くは二酸化ケイ素及び/又は二酸化チタンも含有する層
を使用することが知られている。この親水性層は、重合
体結合剤中のジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂を含有する
感光性層で上塗被覆される。
【0008】感光性層を像に従って露光したとき、露光
された領域は水不溶性になり、非露光領域は水溶性のま
まである。次に版は水で現像して非露光領域中のジアゾ
ニウム塩又はジアゾ樹脂を除去する。かかる現像は、例
えばEP−A450199及びEP−A601240に
記載されている如く淡水によって生起させることができ
る。
【0009】しかしながら、例えばEP−A45019
9,EP−A601240及びUS−P3971660
に記載されている如き親水性(共)重合体又は(共)重
合体混合物及び加水分解されたテトラエチルオルソシリ
ケートを含有する層を親水性層として含有するジアゾベ
ース像形成材料から得られた平版印刷版の平版印刷特性
は、像形成材料の貯蔵をしたとき低下することが見出さ
れている。
【0010】発明の概要 本発明の目的は、改良された貯蔵安定性及び高い印刷耐
久性を有する平版印刷版を作るため、加水分解されたテ
トラエチルオルソシリケート及び親水性(共)重合体又
は(共)重合体混合物を含有する層を親水性層として含
有するジアゾベース像形成材料を提供することにある。
【0011】他の目的は以下の説明から明らかになるで
あろう。
【0012】本発明によれば、支持体上に次の順序で、
親水性(共)重合体又は(共)重合体混合物を含有し、
加水分解されたテトラアルキルオルソシリケートで硬化
された親水性層、及びジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウ
ム塩を含有する感光性層を含有する像形成材料を提供
し、感光性層が、置換基としてアルキル基又はアルコキ
シ基を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニ
ウム塩を含有するかそれであるジアゾニウム塩又はジア
ゾ樹脂の少なくとも1種を含有し、ジアゾ樹脂及び/又
はジアゾニウム塩の全量に対する置換基としてアルキル
基又はアルコキシ基を含有するp−アミノジフェニルア
ミンのジアゾニウム塩を含有するかそれである前記ジア
ゾニウム塩及び/又はジアゾ樹脂の重量百分率が22〜
40%の範囲であることを特徴としている。
【0013】本発明によれば、前述した如き像形成材料
を像に従って露光する工程及び続いての前記像形成材料
の非露光又は不充分に露光された領域中の感光性層を、
前記像形成材料を水性液ですすぐか又は洗うことによっ
て除去する工程を含む平版印刷版を得る方法を提供す
る。
【0014】発明の詳述 本発明による像形成材料において、置換基としてアルキ
ル基又はアルコキシ基を含有するp−アミノジフェニル
アミンのジアゾニウム塩を含有するか又はそれであるジ
アゾ樹脂又はジアゾニウム塩の少なくとも1種を含有
し、ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩の全量に対す
る置換基としてアルキル基又はアルコキシ基を含有する
p−アミノジフェニルアミンのジアゾニウム塩を含有す
るか又はそれである前記ジアゾニウム塩及び/又はジア
ゾ樹脂の重量百分率が22〜40%の範囲にある感光性
層を用いることによって、現像性及び非印刷領域による
撥インク性の如き平版印刷特性が、像形成前に像形成材
料を貯蔵したとき非常に大なる安定性を維持する。
【0015】40%より上の百分率では低い印刷耐久性
を生ぜしめ、60%より上の百分率では更に感度の許容
し得ない低下を生ぜしめる。
【0016】好ましくは前記置換基は、1〜4個の炭素
原子、更に好ましくは1個又は2個の炭素原子を含有す
る。なお、更に好ましくは前記置換基はアルコキシ基で
ある。特に好ましくは、置換基としてアルキル基又はア
ルコキシ基を含有するp−アミノジフェニルアミンのジ
アゾニウム塩を含有するか又はそれである前記ジアゾ樹
脂又はジアゾニウム塩は、3−メトキシ−ジフェニルア
ミン−4−ジアゾニウム塩である。最も好ましくは、置
換基としてアルキル基又はアルコキシ基を含有するp−
アミノジフェニルアミンのジアゾニウム塩を含有するか
又はそれである前記ジアゾ樹脂又はジアゾニウム塩は、
3−メトキシ−ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩
とホルムアルデヒドの縮合生成物の塩である。このジア
ゾ樹脂は、強力な酸媒体中でメトキシ−ジフェニルアミ
ン−4−ジアゾニウム塩とホルムアルデヒドの縮合によ
って作られる。
【0017】好ましくは前記ジアゾニウム塩又はジアゾ
樹脂は、アニオンとして硫酸の酸残基を含有する。更に
好ましくはそれらは錯化剤として塩化亜鉛も含有する。
【0018】ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩の全
量に対する前記ジアゾニウム塩及び/又はジアゾ樹脂の
重量百分率は25〜35%の範囲であるのが好ましい。
【0019】本発明との関連において像形成材料の感光
性層は、親水性結合剤も含有するのが好ましい。好適な
親水性結合剤には例えばプルランがある。
【0020】プルランは、オーレオバシジウムプルラン
種(プルラリア プルラン)の微生物により作られ、α
−1,6−グリコシド結合によって接続されたマルトト
リオース反復単位を含有するポリサッカライドである。
プルランは、部分的に加水分解した澱粉の発酵により又
はシュクロースのバクテリア発酵により工業的規模で一
般に作られる。プルランは例えば Shodex , Pharmacos
mos から市場で入手できる。
【0021】或いは、感光性層は、結合剤として少なく
とも95重量%の程度に加水分解されたポリビニルアセ
テートを含有できる。
【0022】好ましくは感光性層は更にカチオン弗素含
有界面活性剤、好ましくは過弗素化界面活性剤、更に好
ましくは過弗素化アンモニウム界面活性剤を含有する。
【0023】過弗素化アンモニウム界面活性剤の代表例
には次のものがある: n-C8F17SO2NH-(CH2)3N+(CH3)3I- (3Mからの Fluorad
FC 135 ) n-C9F19SO2NH-(CH2)4N+(CH3)3Br- n-C7F15CONH-(CH2)3N+(CH3)3I- (n-C8F17COO-(CH2)4)2N+(CH3)2I-
【0024】本発明による感光性層は、分散した水不溶
性重合体も含有するのが好ましい。水不溶性重合体の前
記水性分散液は、例えば乳化剤の結果として又は重合体
に結合したカチオン又はノニオン基を有することによっ
てカチオン性又はノニオン性の何れかであるのが好まし
い。水不溶性重合体は、直径で約100オングストロー
ム〜1μの範囲のサイズを有するのが好ましく、30℃
未満でフィルムを形成しない。一般にカチオンもしくは
ノニオン基を担持し、又はカチオンもしくはノニオン乳
化剤を用いて乳剤中に配合できる重合体を本発明におい
て使用できる。好適な重合体には、スチレン、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、ビニルアセテート、ビニルクロラ
イド、ビニリデンクロライド、ブタジエン、メチルスチ
レン、ビニルトルエン、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、アクリル酸、メタクリル酸、イソプレン、クロロ
プレン、無水マレイン酸、エチレングリコールアクリレ
ート例えばポリエチレングリコールアクリレート、ハロ
ゲン化ビニル芳香族例えばクロロスチレン及びブロモス
チレン、メチルビニルエーテル、ビニルピロリドン、ポ
リウレタン等のホモポリマー及びコポリマーを含む。
【0025】本発明において使用できるカチオン及びノ
ニオン乳化剤の中には、窒素に結合したアルキル基及び
/又はアリール基を含有する置換アミンのアンモニウム
塩、アルキル又はアリールスルホニウム塩、アルキル及
びアルキル−アリールポリエーテル、カチオン又はノニ
オンフルオロ界面活性剤及びポリオールがある。
【0026】本発明の材料における感光性層の厚さは、
0.1〜10μmの範囲で変えることができ、0.5〜
2.5μmが好ましい。
【0027】本発明による像形成剤で使用できる好適な
支持体には、例えば写真フィルム基体、例えば下塗した
ポリエチレンテレフタレートフィルム、セルロースアセ
テートフィルム、上に金属付着物又は金属層を有するプ
ラスチック、及びポリオレフィン(例えばポリエチレ
ン)被覆紙(そのポリオレフィン面は親水性層の接着性
を改良するためコロナ放電を受けているのがよい)があ
る。
【0028】本発明の関連において像形成材料の親水性
層中の親水性(共)重合体として、例えばビニルアルコ
ール、アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、メ
チロールメタクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、又はヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリ
マー及びコポリマーを使用できる。使用する(共)重合
体又は(共)重合体混合物の親水性度は、少なくとも6
0重量%の程度に、好ましくは80重量%の程度に加水
分解されたポリビニルアセテートの親水性度と同じか又
はそれより大であるのが好ましい。最も好ましくは、少
なくとも80重量%の程度に加水分解されたポリビニル
アルコールを本発明との関連における親水性層中で使用
する。
【0029】加水分解されたテトラアルキルオルソシリ
ケート架橋剤の例には、加水分解されたテトラエチルオ
ルソシリケート及び加水分解されたテトラメチルオルソ
シリケートがある。
【0030】本発明により使用する像形成材料中の前記
親水性層は、好ましくは層の機械的強度及び多孔度を増
大する物質も含有する。このためにはコロイドシリカを
使用できる。使用するコロイドシリカは、例えば40n
m以下、例えば20nmの平均粒度を有するコロイドシ
リカの市場で入手できる水分散液の形であることができ
る。更にコロイドシリカより大きなサイズの不活性粒
子、例えば J. Colloidand Interface Sci. 26巻
(1968年)の62〜69頁に記載されている如くSt
oeber によって作られたシリカ、又はアルミナ粒子又は
二酸化チタンもしくは他の重金属酸化物の粒子である少
なくとも100nmの平均直径を有する粒子を加えるこ
とができる。これらの粒子を加えることによって、親水
性層のパッケージの表面には、背景領域における水のた
めの貯蔵場所として作用する顕微鏡的な丘及び谷からな
る均一で粗い組織が与えられる。
【0031】本発明による材料における親水性層の厚さ
は0.2〜25μmの範囲で変えることができ、好まし
くは1〜10μmの範囲で変えるとよい。
【0032】本発明により使用するための支持体と親水
性の間で、これら二つの層間の改良された接着性を得る
ため、一つ以上の下塗層を被覆するとよい。
【0033】本発明との関連において使用するための好
ましい下塗層は、親水性結合剤及びシリカを含有する下
塗層である。
【0034】前記下塗層中の親水性結合剤として、通常
蛋白質、好ましくはゼラチンを使用できる。しかしなが
ら、ゼラチンは一部又は全面的に合成、半合成又は天然
重合体で置換できる。ゼラチンに対する合成代替物に
は、例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾ
ール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、及びそれ
らの誘導体、特にそれらの共重合体がある。ゼラチンに
対する天然代替物には、例えば他の蛋白質例えばゼイ
ン、アルブミン及びカゼイン、セルロース、サッカライ
ド、澱粉及びアルギネートがある。一般にゼラチンに対
する半合成代替物には、変性天然生成物、例えばゼラチ
ンをアルキル化剤又はアシル化剤で変換することによ
り、又はゼラチンに重合性単量体をグラフトすることに
よって得られるゼラチン誘導体、及びセルロース誘導体
例えばヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、フタロイルセルロース及びセルロースサ
ルフェートがある。
【0035】前記下塗層中の好ましいシリカは、アニオ
ン系の二酸化ケイ素である。コロイドシリカは好ましく
は少なくとも100m2 /gの表面積、更に好ましくは
少なくとも300m2 /gの表面積を有する。
【0036】コロイドシリカの表面積は、J. Amer. Che
m. Soc. 60巻(1938年)の309〜312頁にS.
Brunauer , P. H. Emmett 及びE. Teller によって発
表されたBET値法により測定する。
【0037】シリカ分散液は、他の物質例えばアルミニ
ウム塩、安定剤、殺菌剤等も含有できる。
【0038】かかる種類のシリカは、 KIESELSOL 100
, KIESELSOL 300 及び KIESELSOL500 (KIESELSOL
はドイツ国レファークゼンの Farbenfabriken Bayer
AGの登録商標であり、数字はm2 /gでの表面積を表
す)の名で市販されている。
【0039】下塗層中でのシリカに対する親水性結合剤
の重量比は、1未満であるのが好ましい。下限はそれ程
重要ではないが、少なくとも0.2であるのが好まし
い。シリカに対する親水性結合剤の重量比は0.25〜
0.5であるのが更に好ましい。
【0040】前記下塗層の被覆量は、200mg/m2
より大であるが、しかし750mg/m2 未満であるの
が好ましく、更に好ましくは250mg/m2 〜500
mg/m2 である。
【0041】前述した下塗層組成物の被覆は、所望によ
って界面活性剤の存在下に、水性コロイド分散液から行
うのが好ましい。
【0042】本発明との関連において、好ましい例によ
れば、親水性層と感光性層の間でカチオン基を有する有
機化合物の中間層を設ける。結果としてかかるジアゾベ
ース像形成材料の淡水での現像が改良される。
【0043】中間層中で使用するためのカチオン基を有
する有機化合物は、親水性であるのが好ましく、低分子
量化合物であることができるが、重合体であるのが好ま
しい。好ましい化合物は、一つ以上のアンモニウム基又
は、酸性媒体中でアンモニウム基に変換できるアミノ基
を有するものである。特に好ましい種類のカチオン化合
物は、アンモニウム基又はアミノ基を含有する基の一つ
以上で変性されたポリサッカライドである。
【0044】カチオン基を有する最も好ましい有機化合
物は、デキストラン又はプルランのヒドロキシ基の少な
くとも幾つかが下記の基の一つ以上に変性されているデ
キストラン又はプルランである。
【0045】−O−R1 −O−CO−R2
【0046】式中R1 はアミノ基又はアンモニウム基を
含有する有機残基、例えばアミン置換アルキル基、アミ
ン置換アルキルアリール基等を表し、R2 はR1 につい
て示した意義の一つを有し、又は−OR3 又は−N(R
4 )R5 を表す、R3 はR1について示した意義の一つ
を有し、R4 及びR5 の各々は、同じであっても異なっ
てもよく、R1 について示した意義の一つを有する。
【0047】本発明により使用できるデキストラン又は
プルランの例には、ヒドロキシ基の幾つかが下記表1に
示す基の一つで変性されているデキストラン又はプルラ
ンである:
【0048】 表 1 No. 変 性 基 1 -O-CH2-CH2-NH2 2 -O-CO-NH-CH2-CH2-NH2 3 -O-CO-NH-CH2-CH2-N(CH2-CH2-NH2)2 4 -O-CH2-CH2-NH-CH2-CH2-NH2 5 -O-CH2-CH2-NH-CH2-CHOH-CH2-N+(CH3)3Cl- 6 -O-(CH2-CH2-O)n-CH2-CH2-NH2 (nは1〜50の整数を表す) 7 -O-CO-NH-CH2-CH2-NH-CH2-CHOH-CH2-N+(CH3)3Cl- 8 -O-CH2-CH2-N(CH2-CH3)2 .HCl 9 -O-CH2-CH2-N(CH2-CH2-NH2)2 10 -O-CONH-CH2-CH2-N(CH2-CH2-NH2)2 11 -O-CONH-(CH2-CH2-O)n-CH2-CH2-NH2
【0049】変性されたデキストラン又はプルランは、
例えばアルキル化剤、クロロホルメート、酸ハライド、
カルボン酸等とデキストランの反応によって作ることが
できる。
【0050】一つ以上のカチオン基を有する有機化合物
を含有する中間層は、5〜500mg/m2 の量で設け
るのが好ましく、10〜200mg/m2 の量が更に好
ましい。
【0051】本発明との関連において像形成材料は、有
利には、水溶性染料、例えばローダミン、スーダンブル
ー、メチレンブルー、エオシン又はトリフェニルメタン
染料例えばクリスタルバイオレット、ビクトリアピュア
ブルー、マラカイトグリーン、メチルバイオレット及び
フクシン又は染料顔料を含有する。これらの着色剤は、
感光性層及び/又は硬化した親水性層中に混入できる。
【0052】本発明による像形成材料から平版印刷版を
得るため、前記像形成材料は、像に従って露光し、続い
て水性液、好ましくは淡水ですすぎ又は洗って、像形成
材料の非露光部分又は不充分に露光された部分にあるジ
アゾ樹脂又はジアゾニウム塩を除去する。
【0053】本発明において使用する像形成材料の露光
は、250〜500nmの波長範囲での所望によって青
色光と組合せた紫外光で有利に進行する。有用な光源に
は、例えば1000Wの高圧又は中圧ハロゲン水銀蒸気
ランプがある。大部分の平版印刷はオフセット法で行わ
れるから、像形成材料は、その上に得られた像が正しく
読めるような方法で露光するのが好ましい。露光は光学
機械を用いる露光か又は接触露光であることができる。
【0054】ジアゾ樹脂又はジアゾニウム塩は、露光し
たとき、水溶性から水不溶性に変換される(ジアゾニウ
ム基の分解による)、そして更にジアゾの光分解生成物
が重合体結合剤又はジアゾ樹脂の架橋の程度の向上誘起
でき、これによって像パターンの形で、表面を水溶性か
ら水不溶性に選択的に変換する。非露光領域は変化しな
いまま、即水溶性のままで残る。
【0055】下記実施例は本発明を示すが、それに限定
するものではない。百分率は他に特記せぬ限り重量によ
る。
【0056】実施例 1
【0057】石版印刷基体の製造 脱イオン水中21.5%のTiO2 (平均粒度0.3〜
0.5μm)及び2.5%のポリビニルアルコールを含
有する分散液440gに、撹拌しつつ続けて、水中5%
のポリビニルアルコール溶液250g、水中22%の加
水分解したテトラメチルオルソシリケート乳濁液105
g、及び湿潤剤の10%溶液12gを加えた。
【0058】この混合物に脱イオン水193gを加え、
pHを4に調整した。
【0059】得られた分散液を、親水性接着剤層で被覆
した厚さ275μm(382g/m2 )を有するポリエ
チレンテレフタレートフィルム支持体上に、50g/m
2 の湿潤被覆厚さに被覆し、30℃で乾燥し、続けてそ
れを1週間57℃の温度曝して硬化させた。
【0060】この基体に、更に Dormacid ( Pfeifer
& Langen から入手できるジエチルアミノエチル基で変
性したデキストラン)及びカチオン湿潤剤の水性溶液
(pH5)を、1m2 について Dormacid 30mgの乾
燥被覆厚さで設けた。次に得られた材料を57℃で1週
間加熱した。
【0061】像形成材料1の製造 感光性被覆の製造:脱イオン水中のセチルトリメチルア
ンモニウムブロマイドで安定化したポリメチルメタクリ
レート(粒子直径40nm)の20%分散液63gに、
撹拌しながら続けて、水中98%の加水分解したポリビ
ニルアセテート( Wacker から入手できる POLYVIOL W
48/20 )の5%溶液120g及び水中の HELIOGEN BLU
E (BASF )の10%分散液15gを加えた。次に NEGA
LUX N11 ( PCAS によって市販されている水中のp−
ジフェニルアミンジアゾニウム硫酸水素塩とホルムアル
デヒドの縮合生成物)の15%溶液66gを徐々に加え
た。最後に水中のカチオン弗素含有界面活性剤(3Mか
ら入手できる Fluorad FC135 )の1.6%溶液30g
及び水726mlを加えた。
【0062】像形成材料1は、前述した石版印刷基体
に、前述した感光性組成物を35g/m2 の量(湿潤被
覆量)で被覆し、それを30℃で乾燥して作った。
【0063】像形成材料2,3及び4を、像形成材料1
と同じ方法で、ジアゾ樹脂 NEGALUXN11 を、 DIAZO N
o.8(Fairmount によって市販されている水中の3−メ
トキシ−ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム硫酸水素
塩とホルムアルデヒドの縮合生成物)の重量で10%
(像形成材料2)、20%(像形成材料3)及び25%
(像形成材料4)で置換したことを変えて作った。
【0064】得られた像形成材料を、24時間40%相
対湿度で25℃で調湿し、これらの条件の下でそれぞれ
の像形成材料の二つの片を水に対し不透過性である閉じ
たアルミニウムバッグ中に包装した。パッケージを次い
で57℃で種々な時間貯蔵した。
【0065】像形成材料をそれぞれ1000Wの高圧ハ
ロゲン水銀蒸気ランプに70cmの距離で90秒間露光
した。
【0066】続いて像形成材料を淡水で洗って現像し
た。得られた結果を表2に示す。
【0067】
【0068】a) Dev:段階光学楔の最後の段階とし
て表示した現像性度、これによって現像後感光性層が版
から完全に除去されない。数13は像形成材料の非照射
領域においてさえも、感光性層が現像によって版から除
去できないことを示す。
【0069】b) Fog:これは相対評価を示し、これ
により数11は版が完全にかぶりのないことを示し、そ
して数0は完全かつひどいかぶりを示し、これによって
11から6の範囲の数が許容しうるかぶりを示す。
【0070】評価:像形成材料1,2及び3(比較材
料)は、低い貯蔵安定性を示すことが明らかである。5
7℃で3日間保存した後、それらはもはや現像できな
い、このことは像に従って露光し、淡水で現像した後版
上にもはや像が形成できず、版が完全にかつひどいかぶ
り形成していることを意味する。他方像形成材料4(本
発明による像形成材料)は、57℃で3日間それを保存
した後、現像可能性の普通の損失のみを示し、かぶりの
非常に許容できる程度を示している。
【0071】実施例 2
【0072】像形成材料1を、実施例1に記載した如く
製造し、貯蔵し、露光し、現像した。
【0073】像形成材料5,6及び7は、像形成材料1
と同じ方法で、但しジアゾ樹脂 NEGALUX N11 を、DIAZ
O No.8 の重量で、30%(像形成材料5)、35%
(像形成材料6)及び40%(像形成材料7)で置換し
て作り、貯蔵し、露光し、現像した。得られた結果を表
3に示す。
【0074】
【0075】a),b)は表2を参照せよ。
【0076】評価:像形成材料1(比較材料)は悪い貯
蔵安定性を示すことは明らかである。57℃で3日間保
存した後、それはもはや現像できない、このことは、像
に従って露光し、淡水で現像した後版上にもはや像が形
成できず、版は完全にかつひどいかぶり形成しているこ
とを意味する。他方像形成材料5,6および7(本発明
による像形成材料)は、それらを57℃で3日間及び4
日間も保存した後、現像可能性の普通の損失のみを示
し、かぶりは示さない。本発明によるジアゾ樹脂FAIRMO
UNT No.8 の最高量を用いた像形成材料7は、像形成材
料5及び6よりも僅かに良好な現像可能性に対する結果
さえ示している。像形成材料5,6及び7の感度は像形
成材料1の感度より非常に僅か低いだけである。
【0077】実施例 3
【0078】像形成材料1を、実施例1に記載した如く
して作り、貯蔵し、露光し、現像した。
【0079】像形成材料8,9,10及び11は、像形
成材料1と同じ方法で、但し、ジアゾ樹脂 NEGALUX N1
1 を、3MDS(Siber Hegner によって市販されてい
る3−メトキシ−ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム
硫酸水素塩)の重量で10%(像形成材料8)、20%
(像形成材料9)、30%(像形成材料10)及び40
%(像形成材料11)で置換して作り、貯蔵し、露光
し、現像した。得られた結果を表4に示す。
【0080】
【0081】a),b)は表2を参照せよ。
【0082】評価:像形成材料1及び8(比較材料)は
低い貯蔵安定性を示すことは明らかである。それらを5
7℃で3日間保存した後、それらはもはや現像できな
い、これは像に従って露光し、淡水で現像した後版上に
もはや像が形成できないことを意味し、版は完全にかつ
ひどいかぶり形成していた。像形成材料9(比較材料)
は境界線の場合を示す。それはなお現像できる、しかし
それはかろうじてしかできず、かぶりは事実上許容でき
ない。像形成材料10及び11(本発明による像形成材
料)は、57℃で3日間保存した後、良好な現像可能性
であり、像形成材料9(比較材料)のそれより良好であ
るかぶりレベルを有する。像形成材料10及び11の感
度は、像形成材料1の感度より非常に僅か低いだけであ
る。
【0083】実施例 4
【0084】像形成材料2,3,5,7及び11を前記
各実施例に記載した如く作った。
【0085】像形成材料12及び13は、像形成材料1
と同じ方法で、但し、ジアゾ樹脂 NEGALUX N11 を、DI
AZO No.8 の45重量%で(像形成材料12)又は3M
DSの45重量%で(像形成材料13)置換して作っ
た。
【0086】これらの像形成材料を、実施例1と同じ方
法で微細な線を含む階段光学楔を介して露光し、現像し
た。
【0087】かくして得られた印刷版II,III ,V,VI
I ,XI,XII ,及びXIIIを同じオフセット印刷機( HEI
DELBERG GTO-46 )に装着し、同じ条件の下で印刷のた
めに使用した。吸湿溶液として市販の Rotomatic 100
を使用し、インクとしてドイツ国の Kast and Ehinge
r ,A. G. より市販されている K+E 125 を使用した。
非圧縮性ゴムブランケットを使用した。
【0088】3000枚のコピー後、なお印刷される最
小の線として表示したこれらの印刷版の印刷耐久性を下
表5に示す。
【0089】
【0090】これらの結果から、ジアゾ樹脂として Neg
alux N11 を含む像形成材料から得られた印刷版は、前
記 Negalux N11 を、DIAZO No.8 によって10重量%
(印刷版II)、20重量%(印刷版III )、30重量%
(印刷版V)又は40重量%(印刷版VII )で置換し、
又は3MDSによって40重量%置換すると(印刷版X
I)、良好ないし非常に良好な印刷耐久性を示すことが
明らかである。事実、3000枚までのコピーを印刷す
ることによって線が消失せず(印刷版II,III ,V)又
は非常に小さい線のみが消失する(印刷版VII 及びX
I)。
【0091】ジアゾ樹脂として Negalux N11 を含む像
形成材料から得られた印刷版は、前記 Negalux N11
を、DIAZO No.8 により45重量%置換し(印刷版XII
)又は3MDSで45重量%置換すると(印刷版XII
I)低い印刷耐久性を示す。事実非常に広い線を除いて
殆どの線が3000枚のコピーまで印刷して消失する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/11 G03F 7/11 503 503 (72)発明者 ディル・コクランベル ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ギド・オキエル ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、次の順序で、親水性(共)
    重合体又は(共)重合体混合物を含有し、加水分解され
    たテトラアルキルオルソシリケートで硬化された親水性
    層及びジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩を含有する
    感光性層を含有する像形成材料において、感光性層が、
    置換基としてアルキル基又はアルコキシ基を含有するp
    −アミノジフェニルアミンのジアゾニウム塩を含有する
    かそれであるジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂の少なくと
    も1種を含有し、ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩
    の全量に対する置換基としてアルキル基又はアルコキシ
    基を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニウ
    ム塩を含有するかそれである前記ジアゾニウム塩及び/
    又はジアゾ樹脂の重量百分率が22〜40%の範囲であ
    ることを特徴とする像形成材料。
  2. 【請求項2】 前記置換基が1個又は2個の炭素原子を
    含有することを特徴とする請求項1の像形成材料。
  3. 【請求項3】 前記置換基がアルコキシ基であることを
    特徴とする請求項1又は2の像形成材料。
  4. 【請求項4】 置換基としてアルキル基又はアルコキシ
    基を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニウ
    ム塩を含有するかそれである前記ジアゾ樹脂又はジアゾ
    ニウム塩が、3−メトキシ−ジフェニルアミン−4−ジ
    アゾニウム塩であることを特徴とする請求項1の像形成
    材料。
  5. 【請求項5】 置換基としてアルキル基又はアルコキシ
    基を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニウ
    ム塩を含有する前記ジアゾ樹脂又はジアゾニム塩が、ホ
    ルムアルデヒドと3−メトキシ−ジフェニルアミン−4
    −ジアゾニウム塩の縮合生成物であることを特徴とする
    請求項1の像形成材料。
  6. 【請求項6】 ジアゾ樹脂及び/又はジアゾニウム塩の
    全量に対する置換基としてアルキル基又はアルコキシ基
    を含有するp−アミノジフェニルアミンのジアゾニウム
    塩を含有するか又はそれである前記ジアゾニウム塩及び
    /又はジアゾ樹脂の重量百分率が25〜35%であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れか1項の像形成材
    料。
  7. 【請求項7】 支持体と、親水性結合剤及びシリカを含
    有する親水性層の間に下塗層を被覆することを特徴とす
    る請求項1〜6の何れか1項の像形成材料。
  8. 【請求項8】 前記親水性層と前記感光性層の間にカチ
    オン基を有する有機化合物を含有する中間層を設けるこ
    とを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の像形成材
    料。
  9. 【請求項9】 前記感光性層が、親水性結合剤として少
    なくとも95重量%の程度に加水分解されたポリビニル
    アセテートを含有し、更にカチオン弗素含有界面活性剤
    を含有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項
    の像形成材料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項の像形成材
    料を像に従って露光する工程、及び続いてかくして得ら
    れた像に従って露光した像形成材料を水性液で洗うこと
    によって現像する工程を含むことを特徴とする平版印刷
    版の製造方法。
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