JPH08271792A - 走査型光学顕微鏡 - Google Patents

走査型光学顕微鏡

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JPH08271792A
JPH08271792A JP7886995A JP7886995A JPH08271792A JP H08271792 A JPH08271792 A JP H08271792A JP 7886995 A JP7886995 A JP 7886995A JP 7886995 A JP7886995 A JP 7886995A JP H08271792 A JPH08271792 A JP H08271792A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、標本からの光を正確に共焦点絞りに
導くことができ、しかも価格的に安価で小型な検出光学
系を有する走査型光学顕微鏡を提供する。 【構成】結像レンズ7と共焦点絞り13の間の光路に配
置される光学素子として、光軸10に対し略直交する方
向の回転軸11を中心に回転する第1の光学素子8と、
光軸10に対し略直交し且つ回転軸11に対しても直交
する回転軸12を中心に回転する第2の光学素子9のそ
れぞれを調整することによって、共焦点絞り13に対す
る光軸を平行移動し、標本からの光を正確に共焦点絞り
に導くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標本からの光を光検出
器に導く検出光学系を有する走査型光学顕微鏡に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走査型光学顕微鏡の検出光学系に
おいて、標本からの光を共焦点絞りに正確に導く手段と
して、特開平5−66349号公報、特願平6−130
492号明細書に開示されたものが知られている。
【0003】このうち、特開平5−66347号公報の
ものは、結像レンズと共焦点絞りの間に回転可能に支持
された全反射プリズムを配置し、この全反射プリズムの
回転軸からのびたロッドをマイクロメータヘッドで押す
ことにより、全反射プリズムを微小に回転させ、光軸を
偏向させるようにしている。
【0004】そして、このような機構をプリズムの反射
面が互いに直交する方向に2つ配置することにより標本
からの光を共焦点絞りに正確に導くことができるように
している。
【0005】また、特願平6−130492号明細書の
ものは、光軸に垂直な面内で、互いに直交する方向に移
動する十字動ステージ上に共焦点絞りを配置し、このス
テージをマイクロメータヘッドのスピンドルで押すこと
により、微小に共焦点絞りを移動し標本からの光を正確
に共焦点絞りに導くことができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平5−
66347号公報のものは、標本からの光は結像レンズ
により共焦点絞りの位置にスポットを結ぶが、例えば、
結像レンズの焦点距離をf=200mmとすると、使用
する対物レンズが20×,NA=0.7のとき、共焦点
絞り位置でのスポット径は、約70μmと極めて小さい
ものとなり、これを正確に共焦点絞り(共焦点効果を得
るためには絞り径は70μ以下でなければならない)に
導くには、極めて精密に光軸を偏向させる動作が要求さ
れる。
【0007】このことは、全反射プリズムの回転軸にが
たつきが許されないなど、機械的な機構部品の精度が要
求され、価格的に高価なものになり、また、このような
回転軸を駆動するマイクロメータヘッドも精度が要求さ
れ高価なものになる。
【0008】また、全反射プリズムを回転させるため回
転軸からのびているロッドは、数十mmと大きなものと
なり装置全体が大型にもなる。なぜなら、結像レンズf
=200のときスポット径が約70μmとなるので、目
安としてマイクロメータの1/5回転でスポット径分、
すなわち、70μ移動させるとすると、全反射プリズム
反射面から共焦点絞りまでの距離lは、最低30mm程
度必要となるので、マイクロメータのピッチを(1/5
回転で100μ)500μm、l=30mmとすると
2×(100μ/E)=70μ/l E=(100/70)×l×2=(100/70)×3
0×2=85mm にもなってしまう。
【0009】一方、特願平6−130492号明細書の
ものは、十字動ステージが高価なものであり、さらにマ
イクロメータも高価なものであるため、装置全体として
も高価なものになるという問題点がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、標本からの光を正確に共焦点絞りに導くことがで
き、しかも構成が簡単で価格的にも安価な検出光学系を
有する走査型光学顕微鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
標本からの光を共焦点絞りを介して光検出器に導く検出
光学系を有する走査型光学顕微鏡において、前記共焦点
絞り手前の光軸に配置されるとともに該光軸に対する傾
きを可変可能にした平行平面板状の光学素子を備えてお
り、この光学素子は、前記光軸に対し略直交する方向の
第1の回転軸を中心に回転する第1の光学素子と、前記
光軸に対し略直交しかつ前記第1の回転軸に対して直交
する第2の回転軸を中心に回転する第2の光学素子から
なっている。
【0012】請求項2記載の発明では、平行平面板状の
光学素子は、この光学素子に連結されたノブにより光軸
に対する傾きを常時調節可能にしている。
【0013】請求項3記載の発明は、光源と、この光源
から出射される光のうち特定の波長の光を選択する波長
選択素子と、この波長選択素子を切換える切換え手段
と、選択された光により標本を2次元走査する手段と、
標本からの光を共焦点絞りを介して光検出器に導く検出
光学系と、前記共焦点絞り手前の光軸に配置されるとと
もにこの光軸に対する傾きを可変可能にした平行平面板
状の光学素子とを有する走査型光学顕微鏡において、前
記切換え手段による波長選択素子の切換え動作に連動し
て、前記平行平面板状の光学素子の傾きを、選択された
波長選択素子に対応する予め定められた傾き量に調節す
る駆動手段を有している。
【0014】
【作用】この結果、請求項1記載の発明によれば、標本
からの光が共焦点絞り位置に対してずれるような場合で
も、光軸を平行移動できることから、標本からの光を正
確に共焦点絞りに導くように修正できる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、顕微
鏡の動作中に光軸のずれが生じた場合でも、ノブによっ
て速やかに光軸を調整することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、顕微
鏡光学系内に複数の波長選択素子が切換え可能に設けら
れている場合、各波長選択素子が光軸に対して微小な角
度ずれを持っていても、その角度ずれを補正するように
予め設定された傾き量に光学素子の傾きを調節すること
で、どの波長選択素子が使用されても光軸のずれが自動
的に補正された状態になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。
【0018】(第1実施例)図1は、第1の実施例の概
略構成を示している。
【0019】この場合、光源としてのレーザ発振器1か
ら出力されるレーザービームLに対応させて波長選択手
段としてのダイクロイックミラー1a、1b、1cを配
置している。これらダイクロイックミラー1a、1b、
1cは、光路に対して図示矢印方向に移動可能になって
いて、ダイクロイックミラー1a、1b、1cの切換え
ができる切換え手段を備えている。
【0020】そして、図示では、ダイクロイックミラー
1aに入射したレーザービームをミラー2の方向に反射
するようにしている。
【0021】また、ミラー2で反射したレーザービーム
をビームを走査するための2つのガルバノミラー3、4
を経て、ミラー5に入射させ、このミラー5での反射光
を瞳投影レンズ6に入射するようにしている。
【0022】そして、瞳投影レンズ6を通過したレーザ
ービームにより図示していない対物レンズの像面にスポ
ットを結ぶとともに、このスポットを2つのガルバノミ
ラー3と4の回転によって像面上で2次元走査するよう
にしている。このスポットは対物レンズによって標本に
集光され、標本上を走査する。
【0023】また、標本面からの蛍光(又は反射光)を
上述と逆の経路をたどってダイクロイックミラー1aに
入射させ、ここを透過して結像レンズ7を透過させ後、
共焦点絞り13の手前に配置される平行平面板状をした
第1の光学素子8および第2の光学素子9に入射するよ
うにしている。
【0024】ここで、第1の光学素子8は、光軸10に
対して略直交する方向の回転軸11を有していて、この
回転軸11を中心に回転可能にし、また、第2の光学素
子9は、光軸10に対して略直交するとともに、回転軸
11に対しても直交する回転軸12を有し、この回転軸
12を中心に回転可能にしていて、それぞれ光軸10に
対する傾きを変えられるようになっている。
【0025】そして、第2の光学素子9を透過した蛍光
は、共焦点絞り13を通して、光検出器14に導入され
るようになっている。
【0026】次に、このような第1および第2の光学素
子8、9について詳細に説明する。図2は、図1におけ
るダイクロイックミラーから光検出器14までの光路を
示しており、ダイクロイックミラー1aが光路に入って
いて、標本からの光が共焦点絞り13に導かれている状
態を示している。
【0027】図3は、ダイクロイックミラー1bを光路
に入れたときの状態を示しており、この場合、製造上の
バラツキによりダイクロイックミラー1bの傾きがダイ
クロイックミラー1aと完全に同じではないので、標本
からの光は共焦点絞り13を完全には通過しないことに
なる。(この図では、説明を簡単にするために、ダイク
ロイックミラー1bは、紙面に垂直な回転軸15の回り
にのみ傾いているものとする。) しかして、ダイクロイックミラー1a(1b)から共焦
点絞り13までの距離をD=200mmとすると、ダイ
クロイックミラー1aと1bの角度差が1分ずれただけ
でl=200×tan1′=58μmもずれることにな
る。
【0028】このことは、例えば、結像レンズの焦点距
離をf=200mmとすると、使用する対物レンズが2
0×,NA=0.7のとき、共焦点絞り13位置でのス
ポット径は、約70μmとなることから、ダイクロイッ
クミラー1aと1bの角度差が1分程度のレベルでも、
標本からの光は共焦点絞り13から外れ、光検出器14
への光量を大きくロスすることになる。
【0029】ちなみに、結像レンズの焦点距離と、標本
からの光スポット径はほとんど比例関係にあるので、ダ
イクロイックミラー1a(1b)の角度ズレと、共焦点
絞り13での光量ロスの関係は、結像レンズの焦点距離
にほとんど依存しない。例えば焦点距離f=100のと
き、同じ条件でスポット径は35μmと小さくなるが、
ダイクロイックミラー1a(1b)から共焦点絞り13
の位置までの距離Dも半減できるので、D=100mm
とすると、l′=100×tan1′=29μmだけず
れるようになる。
【0030】そこで、第1実施例では、図4に示すよう
に第1の光学素子8を、光軸10に対して略直交する方
向の回転軸11を中心に回転させると、結像レンズ7を
透過した光路は、その光軸が平行移動されるようにな
り、これにより図3に示すように標本からの光が共焦点
絞り13位置に対してずれるような場合も、光軸の平行
移動により、正確に共焦点絞り13に導くように修正す
ることができる。
【0031】この説明では、ダイクロイックミラー1a
に対して、ダイクロイックミラー1bが回転軸15の回
りにのみ傾いているものとしたが、図3に示すように、
さらにダイクロイックミラー1bが回転軸15に直交す
る回転軸16の回りにも傾いているような場合は、第1
の光学素子8だけでなく、第2の光学素子9について
も、さらに回転軸12を中心に回転させるようにすれ
ば、標本からの光が、正確に共焦点絞り13に導くよう
に修正することができる。
【0032】また、ダイクロイックミラー1cを光路に
入れた場合も同様であり、光検出器14の検出光量が最
大になるように第1および第2の光学素子8、9の回転
を調整すればよい。
【0033】この場合、第1および第2の光学素子8、
9の板厚tをt=1mmとすると、共焦点絞り13位置
で標本からの光スポットを、上述の58μmだけ移動さ
せるには、第1の光学素子8を約8°傾ければよい。ま
た、光学素子8、9の板厚tは各ダイクロイックミラー
1a〜1cの角度のバラツキと光学素子8、9の傾き角
による光スポットの移動量(つまり回転に対する感度)
により設定すればよい。ただし、図5に示すように回転
角θが第1の光学素子8の屈折率で決まる全反射角より
も大きいと全反射してしまい、光スポットが共焦点絞り
13に導かれなくなるので、光学素子8の回転角を制限
する必要はある。
【0034】なお、この第1実施例では、ダイクロイッ
クミラー1a,1b,1cを3段階に切替えできるよう
な構成としているが、ダイクロイックミラーを取換える
ような構成のものにも適用できることは勿論である。
【0035】また、ダイクロイックミラーやビームスプ
リッターが光路に固定されていて、取換えることがない
ような場合であっても、共焦点絞り13をμmオーダー
で正確に調整するのは極めて困難で、組立調整などに多
大な時間がかかり、コスト高となる。また、図1に示す
光学系は、図示しないフレームなどに機械的に固定され
るが、環境温度の変化や発熱部品(例えば、光検出器と
してのフォトマルチプライヤー)による熱の影響等で標
本からの光スポットと共焦点絞り13の相対位置にずれ
を生じることもある。
【0036】しかして、このような場合でも、第1実施
例によれば、第1の光学素子8と第2の光学素子9の回
転を調整することにより、標本からの光を確実に共焦点
絞り13に導くような修正を行うことができる。
【0037】なお、いわゆるスリットスキャン方式(受
光部にピンホールの代わりにスリットを設ける方式)の
場合は、光軸の補正は、スリットに対し直交する1方向
でよく、平行平面板1つでもよい。
【0038】次に、図6(a)(b)は、第1の光学素
子8を回転調整するための機構について示している。
【0039】この場合、第1の光学素子8は、枠21に
取り付けられ、この枠21は、水平方向の軸22先端が
ねじ込まれている。この軸22は、直立して設けられた
フレーム30の直立部に軸受25を介して回転可能に支
持されている。この場合、軸22は、軸受25に対して
摩擦部材23、24をはさんでナット26で締め付けら
れ適当な回転力量に設定されている。また、軸22に
は、回転ノブ29が止めねじ27で固定されている。こ
の回転ノブ29は、溝29aを有し、フレーム30に打
ち込まれたピン28によって回転範囲が制限されるよう
になっている。ここで、溝29aとピン28により制限
される回転範囲は、第1の光学素子8が全反射しない範
囲である。
【0040】しかして、このようにすると、回転ノブ2
9により回転力量を加えながら軸22を回転させること
で、第1の光学素子8を回転軸11を中心に回転させる
ことができるようになる。
【0041】なお、図6は、第1の光学素子8を回転調
整するための機構について述べたが、第2の光学素子9
を回転調整するための機構についても、同様に構成でき
る。
【0042】従って、このような第1実施例によれば、
結像レンズ7と共焦点絞り13の間の光路に配置される
光学素子として、光軸10に対し略直交する方向の回転
軸11を中心に回転する第1の光学素子8と、光軸10
に対し略直交し且つ回転軸11に対しても直交する回転
軸12を中心に回転する第2の光学素子9のそれぞれを
調整することによって、共焦点絞り13に対する光軸を
平行移動できるようになるので、標本からの光を正確に
共焦点絞りに導くような最適な修正を行うことができ
る。この場合、光学素子8、9による調整は、従来のマ
イクロメータのような精密なものを必要としないことか
ら価格的に安価にでき、構成も極めて簡単で小形化が可
能である。しかも、第1の光学素子8の調整後、第2の
光学素子9を調整し、その後に再度、第1の光学素子8
を調整し直すような必要がないことから操作も簡単にで
きる。なお、回転ノブ29は、顕微鏡の動作中でも操作
可能であるから、動作中に前述した熱の影響による光軸
のずれが発生して像の状態が悪化しても、操作者は、回
転ノブの操作により速やかに像を最良の常態に戻すこと
ができる。
【0043】(第2実施例)図7は、第2実施例の概略
構成を示すもので、図2と同一部分には同符号を付して
いる。
【0044】この場合、第2の光学素子9と共焦点絞り
13の間の光路に、第1および第2の光学素子8、9よ
りも板厚tの小さい第3および第4の光学素子41、4
3を介挿し、それぞれの光学素子41、43を回転軸4
2、44の回りで回転可能にしている。そして、第1お
よび第2の光学素子8および9は、ダイクロイックミラ
ー1a、1b、1cの角度差を吸収できるように、その
厚さtを設定し、第3および第4の光学素子41、43
は、微調整ができるように、それぞれの板厚tを小さく
設定している。
【0045】このような第2実施例によれば、ダイクロ
イックミラー1a、1b、1cの角度誤差を厳しく管理
しなくても、調整ができ、極めて正確に標本からの光を
共焦点絞り13に導くことが可能になる。
【0046】(第3実施例)図8は、第3実施例の概略
構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付して
いる。
【0047】この場合、第1の光学素子8は、パルスモ
ータ52により回転軸11の回りを回転可能に構成さ
れ、第2の光学素子は、同様に、パルスモータ53によ
り回転軸12の回りを回転可能に構成されている。そし
て、これらパルスモータ52、53は、コントローラ5
0により制御されるようになっている。
【0048】また、各ダイクロイックミラー1a〜1c
の切換えを検出器51により検出し、この検出出力をコ
ントローラ50に与えるようにもしている。
【0049】しかして、コントローラ50は、各ダイク
ロイックミラー1a〜1cの角度誤差を補正するため第
1の光学素子8および第2の光学素子9を回転させるに
必要な基準パルス値を図示しないメモリに記憶してお
り、各ダイクロイックミラー1a〜1cの切換えを検出
器51が検出し、この検出出力をコントローラ50に与
えると、ダイクロイックミラー1a〜1cの切換えに対
応して、第1の光学素子8および第2の光学素子9を回
転させるに必要な基準パルス値がメモリより読み出し、
この基準パルス値によりパルスモータ52、53を回転
制御することにより、第1の光学素子8および第2の光
学素子9の回転角度を設定するようにしている。
【0050】このような第3実施例によれば、ダイクロ
イックミラー1a〜1cの切換えに連動して、基準パル
ス値によりパルスモータ52、53が回転制御されるだ
けなので、速やかに各光学素子8、9の回転角度が設定
され、使用するダイクロイックミラーに応じて最適な角
度誤差補正ができる。
【0051】(第4実施例)図9は、第4実施例の概略
構成を示すもので、図8と同一部分には同符号を付して
いる。
【0052】この場合、光検出器14もコントローラに
接続されている。また、コントローラ50は、各ダイク
ロイックミラー1a〜1cの角度誤差を補正するため第
1の光学素子8および第2の光学素子9を回転させるに
必要な基準パルス値を図示しないメモリに記憶してお
り、各ダイクロイックミラー1a〜1cの切換えを検出
器51が検出し、この検出出力をコントローラ50に与
えると、ダイクロイックミラー1a〜1cの切換えに対
応して、第1の光学素子8および第2の光学素子9を回
転させるに必要な基準パルス値がメモリより読み出し、
この基準パルス値によりパルスモータ52、53を回転
制御し、第1の光学素子8および第2の光学素子9の回
転角度を設定するようにしている。
【0053】しかして、コントローラ50は、まず、パ
ルスモータ52を回転制御し、第1の光学素子80回転
軸11を中心に回転させるとともに、光検出器14の検
出出力より共焦点絞り13を通過する光量を監視し、光
量が最大になる位置でパルスモータ52に停止信号を発
生する。次いで、コントローラ50は、パルスモータ5
3を回転制御し、第2の光学素子9を回転軸12を中心
に回転させ、光検出器14により、共焦点絞り13を通
過する光量を監視し、光量が最大になる位置でパルスモ
ータ53に停止信号を発生する。これにより、標本から
の光は、正確に共焦点絞り13に導かれることになる。
【0054】このような第4実施例によれば、環境温度
等の変化があり、熱膨張であらかじめ認定された基準パ
ルス値で各光学素子8、9を回転させると、標本からの
光スポット位置と共焦点絞り13位置がずれることがあ
るが、検出器14により共焦点絞り13を通過する光量
を監視し、光量をフィードバックして光量最大の位置で
パルスモータ52、53を停止するようになるので、極
めて正確に標本からの光を共焦点絞り13に導くことが
できる。
【0055】(第5実施例)図10、図11は、第5実
施例の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符
号を付している。
【0056】この場合、結像レンズ7の後に位置される
光学素子60は、平行平面板状をなすもので、球状部材
63を中心に回転できるようになっている。
【0057】光学素子60は、図11に示すように枠6
1を介して球状部材63に固定されている。この枠61
は、光学素子60に対応する部分に透明な窓部611を
有している。そして、この球状部材63は、フレーム6
6の中空部に位置され、受部材64によりバネ65を介
して周面の一部が支持されるとともに、フレーム66よ
り突出される操作軸67の一端が固定され、この操作軸
67を上下左右に操作することで、球状部材63を、そ
の中心点を軸にして、つまり、球状部材63の中心を軸
にして回転可能になっていて、光学素子60に上述した
回転軸11および12を中心とした回転と同様な動作を
得られるようになる。
【0058】なお、フレーム66には、円状の穴(φ
D)が設けられていて、この穴の範囲内で操作軸67を
操作するようにしている。この範囲は、光学素子60が
全反射しない範囲になるように設定されている。また、
68はミラーである。
【0059】このような第5実施例によれば、1枚の光
学素子60により上述した第1および第2の光学素子
8、9に対応することができる。
【0060】(第6実施例)図12、図13(a)
(b)は、第6実施例の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には同符号を付している。
【0061】この場合、結像レンズ7の後に位置される
光学素子60は、平行平面板状をなすもので、三角板状
の支持部材70の第1の頂点部分に取付けている。
【0062】この支持部材70は、図13(a)(b)
に示すように中心部に透孔701を有し、この透孔70
1部をバネ74によりフレーム75側に引っ張るように
して取付けている。
【0063】支持部材70の第1の頂点部分aの前記光
学素子60の回転軸76の延長線上に円錐状の凹部70
aを形成し、この凹部70aにフレーム74にねじ込ま
れた支点ビス71先端を嵌入している。
【0064】また、支持部材70の第2および第3の頂
点部分b、cにフレーム74にそれぞれねじ込まれた押
ビス72、73先端を押し付けるようにしている。な
お、68はミラーである。
【0065】しかして、押しビス72先端により支持部
材70の第2の頂点部分bを押圧すると、支持部材70
は、光学素子60の回転軸76の延長線上に位置する頂
点部分aとcを結ぶ軸の回りに回転するので、光学素子
60は軸76を中心に回転し、同様に、押しビス73先
端により支持部材70の第3の頂点部分cを押圧する
と、支持部材70は、頂点部分aとbを結ぶ軸の回りに
回転するので、光学素子60は軸76と直交する軸77
を中心に回転するようになり、光学素子60に上述した
回転軸11および12を中心とした回転と同様な動作を
得られるようになる。
【0066】この場合、光学素子60の回転角は、フレ
ーム75の面から押しビス72,73の首元までの距離
Dと、支持部材70とフレーム75までの距離Dで制限
される。
【0067】このような第6実施例によっても、1枚の
光学素子60により上述した第1および第2の光学素子
8、9に対応することができる。この場合、押しビス7
2、73を、それぞれ検出光量が最大になるように調整
するだけで、最適な調整ができる。また、押しビス7
2、73は、従来のマイクロメータのような精密なもの
である必要はなく普通のビスで十分であり、価格的に安
価にでき、しかも、押しビス72を調整した後、押しビ
ス73を調整するが、再度押しビス72を調整し直すよ
うな必要がないことから操作も簡単である。
【0068】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。
【0069】(1)標本からの光を共焦点絞りを介して
光検出器に導く検出光学系を有する走査型光学顕微鏡に
おいて、前記共焦点絞り手前の光軸に配置されるととも
に該光軸に対する傾きを可変可能にした平行平面板状の
光学素子を備えており、この光学素子は、前記光軸に対
し略直交する方向の第1の回転軸を中心に回転する第1
の光学素子と、前記光軸に対し略直交しかつ前記第1の
回転軸に対して直交する第2の回転軸を中心に回転する
第2の光学素子からなることを特徴とする走査型光学顕
微鏡。
【0070】このようにすれば、標本からの光が共焦点
絞り位置に対してずれるような場合でも、光軸を平行移
動できることから、標本からの光を正確に共焦点絞りに
導くように修正でき、これにより光学素子による調整
は、従来のマイクロメータのような精密なものを必要と
しないことから価格的に安価にでき、構成も極めて簡単
にできる。
【0071】(2)(1)記載の走査型光学顕微鏡にお
いて、平行平面板状の光学素子は、この光学素子に連結
されたノブにより光軸に対する傾きを常時調節可能にし
ている。
【0072】このようにすれば、顕微鏡の動作中に光軸
のずれが生じた場合でも、ノブによって速やかに光軸を
調整することができる。
【0073】(3)光源と、この光源から出射される光
のうち特定の波長の光を選択する波長選択素子と、この
波長選択素子を切換える切換え手段と、選択された光に
より標本を2次元走査する手段と、標本からの光を共焦
点絞りを介して光検出器に導く検出光学系と、前記共焦
点絞り手前の光軸に配置されるとともにこの光軸に対す
る傾きを可変可能にした平行平面板状の光学素子とを有
する走査型光学顕微鏡において、前記切換え手段による
波長選択素子の切換え動作に連動して、前記平行平面板
状の光学素子の傾きを、選択された波長選択素子に対応
する予め定められた傾き量に調節する駆動手段を有する
ことを特徴とする走査型光学顕微鏡。
【0074】このようにすれば、各波長選択素子が光軸
に対して微小な角度ずれを持っていても、その角度ずれ
を補正するように予め設定された傾き量に光学素子の傾
きを調節することで、どの波長選択素子が使用されても
光軸のずれが自動的に補正された状態を得られる。
【0075】(4)(1)記載の走査型光学顕微鏡にお
いて、光学素子と共焦点絞りの間の光路に微調整用の光
学素子を介挿している。
【0076】このようにすれば、光軸の角度誤差を厳し
く管理しなくても、微調整により、極めて正確に標本か
らの光を共焦点絞りに導くことができる。
【0077】(5)(1)記載の走査型光学顕微鏡にお
いて、光学素子手前の光軸上に挿入されるダイクロイッ
クミラーに応じて光学素子を駆動するパルスモータの基
準パルス値を制御するようにしている。
【0078】このようにすれば、ダイクロイックミラー
に応じて、基準パルス値によりパルスモータが回転制御
されるだけなので、速やかに光学素子の傾きを設定する
ことができる。
【0079】(6)(1)記載の走査型光学顕微鏡にお
いて、共焦点絞りを通過する光量を監視し、光量が最大
になる位置で光学素子を駆動するパルスモータの動作を
停止させる。
【0080】このようにすれば、環境温度等の変化など
により標本からの光スポット位置と共焦点絞り位置がず
れることがあっても、共焦点絞りを通過する光量をフィ
ードバックして光量最大の位置でパルスモータの動作を
停止するようになるので、極めて正確に標本からの光を
共焦点絞りに導くことができる。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、標本
からの光を正確に共焦点絞りに導くことができ、しかも
構成が簡単で価格的にも安価な検出光学系を有する走査
型光学顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施例を説明するための図。
【図3】第1の実施例を説明するための図。
【図4】第1の実施例を説明するための図。
【図5】第1の実施例を説明するための図。
【図6】第1の実施例の光学素子を回転調整するための
機構を示す図。
【図7】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図8】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図9】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図10】本発明の第5実施例の概略構成を示す図。
【図11】第5実施例の細部の概略構成を示す図。
【図12】本発明の第6実施例の概略構成を示す図。
【図13】第6実施例の細部の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…レーザ発振器、1a、1b、1c…ダイクロイック
ミラー、2…ミラー、3、4…ガルバノミラー、5…ミ
ラー、6…瞳投影レンズ、7…結像レンズ、8…第1の
光学素子、9…第2の光学素子、10…光軸、11、1
2…回転軸、13…共焦点絞り、14…光検出器、21
…枠、22…軸、23、24…摩擦部材、25…軸受、
26…ナット、27…止めねじ、28…ピン、29…回
転ノブ、29a…溝、30…フレーム、41…第3の光
学素子、43…第4の光学素子、42、44…回転軸、
50…コントローラ、51…検出器、52…パルスモー
タ、53…パルスモータ、60…光学素子、61…枠、
611…窓部、63…球状部材、64…受部材、65…
バネ、66…フレーム、67…操作軸、68…ミラー、
70…支持部材、701…透孔、71…支点ビス、7
2、73…押ビス、74…バネ、75…フレーム、7
6、77…軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本からの光を共焦点絞りを介して光検
    出器に導く検出光学系を有する走査型光学顕微鏡におい
    て、 前記共焦点絞り手前の光軸に配置されるとともに該光軸
    に対する傾きを可変可能にした平行平面板状の光学素子
    を備えており、この光学素子は、前記光軸に対し略直交
    する方向の第1の回転軸を中心に回転する第1の光学素
    子と、前記光軸に対し略直交しかつ前記第1の回転軸に
    対して直交する第2の回転軸を中心に回転する第2の光
    学素子からなることを特徴とする走査型光学顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記平行平面板状の光学素子は、この光
    学素子に連結されたノブにより光軸に対する傾きを常時
    調節可能であることを特徴とする請求項1記載の走査型
    光学顕微鏡。
  3. 【請求項3】 光源と、この光源から出射される光のう
    ち特定の波長の光を選択する波長選択素子と、この波長
    選択素子を切換える切換え手段と、選択された光により
    標本を2次元走査する手段と、標本からの光を共焦点絞
    りを介して光検出器に導く検出光学系と、前記共焦点絞
    り手前の光軸に配置されるとともにこの光軸に対する傾
    きを可変可能にした平行平面板状の光学素子とを有する
    走査型光学顕微鏡において、 前記切換え手段による波長選択素子の切換え動作に連動
    して、前記平行平面板状の光学素子の傾きを、選択され
    た波長選択素子に対応する予め定められた傾き量に調節
    する駆動手段を有することを特徴とする走査型光学顕微
    鏡。
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